JPH08241179A - プリンタシステム - Google Patents

プリンタシステム

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Publication number
JPH08241179A
JPH08241179A JP7042730A JP4273095A JPH08241179A JP H08241179 A JPH08241179 A JP H08241179A JP 7042730 A JP7042730 A JP 7042730A JP 4273095 A JP4273095 A JP 4273095A JP H08241179 A JPH08241179 A JP H08241179A
Authority
JP
Japan
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printer
print data
data
unit
network
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7042730A
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English (en)
Inventor
Keishin Ogiso
敬信 小木曽
Makoto Honda
真 本多
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ネットワークと、このネットワークに接続さ
れた複数のユーザ端末および複数のプリンタとを具備す
るプリンタシステムの全プリンタを効率良く利用するこ
と。 【構成】 各プリンタ30の印刷状況を監視し、この印
刷状況に応じてユーザ端末10から入力された印刷デー
タを各プリンタ30に振り分けるプリンタマネジャ50
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ネットワークに接続さ
れた複数のユーザ端末から入力された印刷データを、前
記ネットワークに接続された複数のプリンタのいずれか
に振り分けて印刷処理を行なわせるプリンタシステムに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ネットワークに接続された複数の
ユーザ端末それぞれから入力された印刷データは、その
ネットワークを介し、予め決められたプリンタに送出さ
れていた。また、プリンタ側では、印刷データを単純
に、与えられた順番に処理していた。また、ユーザ端末
側からの指示に応じて、プリンタ側で例えば目印をつけ
たり、搬送するなど印刷物に所望の付加的な処理を施す
ものは無かった。また従来、あるプリンタに異常が生じ
た場合、そのプリンタにすでに割り当てられた印刷デー
タはそのままの状態とさてていた。また、プリンタが印
刷を行なう際、ユーザ端末側からはプリンタの状態を把
握することはできなかった。また従来、プリンタの保守
は保守要員が実際に見回るか、他のユーザからの通知に
より行なっていた。さらに、複数のネットワークが存在
する場合、それぞれは独立しており、一方のネットワー
クに接続されたユーザ端末から入力された印刷データを
他方のネットワークに接続されたプリンタで処理するこ
とはできなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、印刷データは予
め決められたプリンタに送出されていたので、その決め
られたプリンタが混んでおり、他のプリンタが空いてい
るときであっても次に処理すべき印刷データはその混ん
でいるプリンタに送出されるという事態が生じていた。
さらに従来、プリンタ側では印刷データを単純に、与え
られた順番に処理していたので、各プリンタ側において
あるユーザ端末から新たに印刷データが与えられたと
き、そのデータの順番が例えば極端に長い印刷データの
次となれば全ユーザ端末の平均印刷待ち時間は極端に長
くなる。また従来、ユーザ端末側からの指示に応じて、
プリンタ側で印刷物に所望の付加的な処理を施すものは
無かったので、ユーザはプリンタ側まで行って印刷物の
内容を目視して自分に必要な印刷物を取り出すという不
便さがあった。また従来、あるプリンタに異常が生じた
場合、そのプリンタにすでに割り当てられている印刷デ
ータは不完全な印刷処理がなされるかまたは全く印刷処
理されることがなかった。また従来、ユーザ端末側から
はプリンタの状態を把握することができないので、プリ
ンタに異常が生じた場合ユーザはプリンタ側まで行って
みなければその状態を把握できないという不便さがあっ
た。また従来、プリンタの保守は保守要員が実際に見回
るか、他のユーザからの通知により行なっていたのでプ
リンタが故障してから復旧するまでに長時間を要してい
た。さらに、複数のネットワークが存在する場合、それ
ぞれは独立しており、一方のネットワークに接続された
ユーザ端末から入力された印刷データを他方のネットワ
ークに接続されたプリンタで処理することはできなかっ
た。このため、一方のネットワークに接続されたプリン
タで処理すべき印刷データが多量であり、他方のネット
ワークに接続されたプリンタで処理すべき印刷データが
少量である場合、システム全体の有効活用が図れないと
いう欠点があった。
【0004】本発明は、これら従来技術の欠点に鑑みな
されたものであり、その目的は、全部のプリンタの印刷
状態に応じて効率良く印刷データを処理することであ
り、また他の目的は、全ユーザ端末の平均印刷待ち時間
の短縮化を図ることであり、また他の目的は、プリンタ
から出力された所望の印刷物をユーザが容易に手にする
ことができるようにすることであり、また他の目的は、
あるプリンタに異常が生じた場合、そのプリンタに与え
られた印刷データをいずれかのプリンタで完全に印刷処
理することであり、また他の目的は、各ユーザが各ユー
ザ端末でプリンタの異常を知ることができるようにする
ことであり、また他の目的は、プリンタの保守要員に迅
速にプリンタの異常を知らせることであり、また他の目
的は、複数のネットワークが存在する場合、資源全体の
有効活用を図ることができるようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明で
は、ネットワークと、このネットワークに接続された複
数のユーザ端末と、前記ネットワークに接続された複数
のプリンタサーバと、これら複数のプリンタサーバそれ
ぞれに接続されたプリンタと、前記ネットワークに接続
され前記複数のユーザ端末から与えられる印刷データを
前記複数のプリンタのいずれかに振り分けるプリンタマ
ネジャとを具備するプリンタシステムにおいて、前記プ
リンタマネジャは、前記ユーザ端末から与えられる印刷
データを受信する受信手段と、前記複数のプリンタそれ
ぞれの印刷状況を監視する監視手段と、この監視手段が
監視した印刷状況に基づいて前記受信手段が受信した印
刷データを送出すべき先のプリンタを選択する選択手段
とを有することを特徴とする。
【0006】請求項2に係る発明では、請求項1に係る
発明において、監視手段は、各プリンタについて現在の
印刷処理すべき件数を監視する手段であり、選択手段
は、現在の印刷処理すべき件数が最も少ないプリンタを
選択する手段であることを特徴とする。
【0007】請求項3に係る発明では、請求項1に係る
発明において、監視手段は、いずれのユーザ端末から送
出されたいかなる長さの印刷データがいずれのプリンタ
サーバにどのような順序で蓄積されているかを監視する
手段であり、選択手段は、前記受信手段が受信した印刷
データを順次いずれのプリンタの何番目の印刷データと
すれば全ユーザ端末の平均印刷待ち時間が最も短くなる
かを判断し、その選択したプリンタのプリンタサーバに
何番目とすべきであることを示す番号データと共にその
印刷データを送出する手段であり、プリンタサーバは、
番号データと共に印刷データを与えられるとその印刷デ
ータを現在保持している印刷データのその番号データが
示す位置に挿入するデータ挿入手段を有することを特徴
とする。
【0008】請求項4に係る発明では、ネットワーク
と、このネットワークに接続された複数のユーザ端末
と、前記ネットワークに接続された複数のプリンタサー
バと、これら複数のプリンタサーバそれぞれに接続され
たプリンタと、前記ネットワークに接続され前記複数の
ユーザ端末から与えられる印刷データを前記複数のプリ
ンタのいずれかに振り分けるプリンタマネジャとを具備
するプリンタシステムにおいて、前記プリンタマネジャ
は、前記ユーザ端末から与えられる印刷データを受信す
る受信手段と、前記複数のユーザ端末それぞれについて
最も近いプリンタを記憶する記憶手段と、前記受信手段
が印刷データを受信したときにその印刷データを送出し
たユーザ端末に対応したプリンタを前記記憶手段の記憶
内容に基づいて選択する選択手段とを有することを特徴
とする。
【0009】請求項5に係る発明では、ネットワーク
と、このネットワークに接続された複数のユーザ端末
と、前記ネットワークに接続された複数のプリンタサー
バと、これら複数のプリンタサーバそれぞれに接続され
たプリンタと、前記ネットワークに接続され前記複数の
ユーザ端末から与えられる印刷データを前記複数のプリ
ンタのいずれかに振り分けるプリンタマネジャとを具備
するプリンタシステムにおいて、前記プリンタマネジャ
は、前記ユーザ端末から与えられる印刷データを受信す
る受信手段と、前記複数のユーザ端末および前記複数の
プリンタそれぞれの位置のデータを入力するための入力
手段と、この入力手段から与えられるデータに基づいて
計算を行ない前記複数のユーザ端末それぞれについて最
も近いプリンタを求める計算手段と、この計算手段が求
めた前記複数のユーザ端末それぞれについて最も近いプ
リンタを記憶する記憶手段と、前記受信手段が受信した
印刷データを送出したユーザ端末に対応するプリンタを
前記記憶手段の記憶内容に基づいて選択する選択手段と
を具備することを特徴とするプリンタシステム。
【0010】請求項6に係る発明では、ネットワーク
と、このネットワークに接続された複数のユーザ端末
と、前記ネットワークに接続された複数のプリンタサー
バと、これら複数のプリンタサーバそれぞれに接続され
たプリンタと、前記ネットワークに接続され前記複数の
ユーザ端末から与えられる印刷データを前記複数のプリ
ンタのいずれかに振り分けるプリンタマネジャとを具備
するプリンタシステムにおいて、前記複数のプリンタそ
れぞれに設けられ印刷物に対しそれぞれ異なる処理を施
す付加処理手段を具備し、前記複数のユーザ端末それぞ
れは、印刷物に対し施される処理を指示する指示データ
を入力するための入力手段と、前記入力手段から与えら
れる指示データを印刷データに付加するデータ付加手段
を有し、前記プリンタマネジャは、前記ユーザ端末から
送出され前記指示データを付加された印刷データを受信
する受信手段と、前記複数のプリンタとそれぞれが印刷
物に対して施す処理とを対応づけて記憶する記憶手段
と、この記憶手段の記憶内容と前記受信手段が受信した
印刷データに付加された指示データに基づいてその印刷
データを送出すべき先のプリンタを選択する選択手段と
を有することを特徴とする。
【0011】請求項7に係る発明では、請求項6に係る
発明において、付加処理手段は、複数の用紙からなる印
刷物を綴じる手段であることを特徴とする。
【0012】請求項8に係る発明では、請求項6に係る
発明において、付加処理手段は、1の印刷物に対し他と
は異なる目印を付加する手段であることを特徴とする。
【0013】請求項9に係る発明では、請求項6に係る
発明において、付加処理手段は、前記指示データ付加手
段により指示データが付加された印刷データに基づく印
刷物が前記選択手段により選択されたプリンタから排出
されると、この印刷物をその指示データが指示する位置
に搬送する手段であることを具備することを特徴とす
る。
【0014】請求項10に係る発明では、請求項6に係
る発明において、付加処理手段は、プリンタから出力さ
れた1の印刷物に対し複数種の処理を施すことを特徴と
する。
【0015】請求項11に係る発明では、ネットワーク
と、このネットワークに接続された複数のユーザ端末
と、前記ネットワークに接続された複数のプリンタサー
バと、これら複数のプリンタサーバそれぞれに接続され
たプリンタと、前記ネットワークに接続され前記複数の
ユーザ端末から与えられる印刷データを前記複数のプリ
ンタのいずれかにに振り分けるプリンタマネジャとを具
備するプリンタシステムにおいて、前記プリンタそれぞ
れの印刷状況を監視する監視手段と、前記複数のプリン
タそれぞれに設けられ印刷物に対しそれぞれ異なる処理
を施す付加処理手段を具備し、前記複数のユーザ端末そ
れぞれは、印刷データの処理時間に関する要求を指示す
る第1の指示データと印刷物に対し施される処理を指示
する第2の指示データを入力するための入力手段と、前
記入力手段から与えられる指示データを印刷データに付
加する指示データ付加手段を有し、前記プリンタマネジ
ャは、前記ユーザ端末から送出され指示データを付加さ
れた印刷データを受信する受信手段と、前記受信手段が
受信した印刷データに付加されている指示データを検出
する検出手段と、この検出手段が何ら指示データを検出
しない場合は所定のプリンタを選択し、前記検出手段が
第1の指示データを検出した場合は前記監視手段の監視
内容に基づいてその指示に応じてプリンタを選択し、前
記検出手段が第2の指示データを検出した場合はその指
示データに応じた処理を施すプリンタを選択する選択手
段とを有することを特徴とする。
【0016】請求項12に係る発明では、ネットワーク
と、このネットワークに接続された複数のユーザ端末
と、前記ネットワークに接続された複数のプリンタサー
バと、これら複数のプリンタサーバそれぞれに接続され
たプリンタと、前記ネットワークに接続され前記複数の
ユーザ端末から与えられる印刷データを前記複数のプリ
ンタのいずれかに振り分けるプリンタマネジャとを具備
するプリンタシステムにおいて、前記ユーザ端末それぞ
れは、表示手段を有し、前記プリンタの状態を監視する
監視手段と、この監視手段の監視内容に基づいて前記プ
リンタの状態の変化を検出し、この変化を示す表示デー
タを作成して前記ユーザ端末の表示手段に送出する表示
データ作成手段とを具備することを特徴とする。
【0017】請求項13に係る発明では、ネットワーク
と、このネットワークに接続された複数のユーザ端末
と、前記ネットワークに接続された複数のプリンタサー
バと、これら複数のプリンタサーバそれぞれに接続され
たプリンタと、前記ネットワークに接続され前記複数の
ユーザ端末から与えられる印刷データを前記複数のプリ
ンタのいずれかに振り分けるプリンタマネジャとを具備
するプリンタシステムにおいて、前記プリンタの状態ま
たは前記プリンタそれぞれと前記プリンタマネジャ間の
回線状態を監視する監視手段と、この監視手段の監視内
容に基づいて前記プリンタの状態または前記回線状態が
異常となったことを検出し、その状態が異常になったプ
リンタのプリンタサーバまたは回線状態が異常となった
プリンタサーバに保持されている印刷データを他のプリ
ンタサーバに送出する送出先変更手段を具備することを
特徴とする。
【0018】請求項14に係る発明では、ネットワーク
と、このネットワークに接続された複数のユーザ端末
と、前記ネットワークに接続された複数のプリンタサー
バと、これら複数のプリンタサーバそれぞれに接続され
たプリンタと、前記ネットワークに接続され前記複数の
ユーザ端末から与えられる印刷データを前記複数のプリ
ンタのいずれかに振り分けるプリンタマネジャとを具備
するプリンタシステムにおいて、前記複数のユーザ端末
の中の所定のユーザ端末は表示手段を有し、前記プリン
タそれぞれについて障害の有無を検出する障害検出手段
と、この障害検出手段の検出結果を前記所定のユーザ端
末の表示手段に送出する障害データ送出手段とを具備す
ることを特徴とする。
【0019】請求項15に係る発明では、複数のネット
ワークと、これらのネットワークそれぞれに接続された
複数のユーザ端末と、前記ネットワークそれぞれに接続
された複数のプリンタサーバと、これら複数のプリンタ
サーバそれぞれに接続されたプリンタと、前記ネットワ
ークそれぞれに接続され前記複数のユーザ端末から与え
られる印刷データを前記複数のプリンタのいずれかに振
り分けるプリンタマネジャとを具備するプリンタシステ
ムにおいて、前記複数のネットワークを相互に接続する
接続手段を具備し、前記プリンタマネジャは、自己のネ
ットワークに接続されたユーザ端末から与えられる印刷
データを受信する受信手段と、前記自己のネットワーク
に接続された複数のプリンタそれぞれの印刷状況を監視
する監視手段と、前記監視手段の監視内容に基づき前記
自己のネットワークに接続されたプリンタ全体で処理す
べき印刷データ量が所定量を超えているかを判断する判
断手段と、この判断手段が前記所定量を超えていると判
断した場合に他のネットワークに接続されているプリン
タマネジャに印刷を依頼する旨の依頼データを送出する
依頼データ送出手段と、前記他のネットワークに接続さ
れているプリンタマネジャから依頼データを受け取り前
記判断手段が前記所定量以下であると判断した場合その
依頼を承諾する旨のデータをそのプリンタマネジャに対
し送出する承諾データ送出手段と、他のネットワークに
接続されたプリンタマネジャから承諾データを与えられ
ると前記受信手段が受信した印刷データを前記他のネッ
トワークに接続されているプリンタマネジャに送出する
他ネットワーク用データ送出手段とを有することを特徴
とする。
【0020】
【作用】請求項1に係る発明において、監視手段は各プ
リンタの印刷状況を監視し、選択手段はこの監視手段の
監視内容に基づいて、受信手段が受信した印刷データを
送出すべき先のプリンタを選択する。
【0021】請求項2に係る発明において、監視手段は
各プリンタについて印刷処理すべき件数を監視し、選択
手段はその印刷処理すべき件数が最も少ないプリンタを
選択する。
【0022】請求項3に係る発明において、監視手段
は、いずれのユーザ端末から送出されたいかなる長さの
印刷データがいずれのプリンタサーバにどのような順序
で蓄積されているかを監視する。選択手段は、受信手段
が受信した印刷データを順次いずれのプリンタの何番目
の印刷データとすれば全ユーザ端末の平均印刷待ち時間
が最も短くなるかを判断し、その選択したプリンタのプ
リンタサーバに何番目とすべきであることを示す番号デ
ータと共にその印刷データを送出する。プリンタサーバ
のデータ挿入手段は、番号データと共に印刷データを与
えられるとその印刷データを現在保持している印刷デー
タのその番号データが示す位置に挿入する。
【0023】請求項4に係る発明において、選択手段
は、受信手段が印刷データを受信したときにその印刷デ
ータを送出したユーザ端末に対応したプリンタを前記記
憶手段の記憶内容に基づいて選択する。
【0024】請求項5に係る発明において、計算手段
は、入力手段から複数のプリンタそれぞれの位置のデー
タ与えられるとこれに基づいて計算を行ない複数のユー
ザ端末それぞれについて最も近いプリンタを求める。記
憶手段は、計算手段が求めた前記複数のユーザ端末それ
ぞれについて最も近いプリンタを記憶する。選択手段は
受信手段が受信した印刷データを送出したユーザ端末に
対応するプリンタを前記記憶手段の記憶内容に基づいて
選択する。
【0025】請求項6に係る発明において、ユーザ端末
のデータ付加手段は、入力手段から与えられる指示デー
タを印刷データに付加する。プリンタマネジャの受信手
段はユーザ端末から送出され前記指示データを付加され
た印刷データを受信する。プリンタマネジャの選択手段
は記憶手段の記憶内容と受信手段が受信した印刷データ
に付加された指示データに基づいてその印刷データを送
出すべき先のプリンタを選択する。このため、プリンタ
において、指示データが指示する処理が付加処理手段に
よってなされる。
【0026】請求項7に係る発明において、付加処理手
段は、複数の用紙からなる印刷物を綴じる。
【0027】請求項8に係る発明において、付加処理手
段は、1の印刷物に対し他とは異なる目印を付加する。
【0028】請求項9に係る発明において、付加処理手
段は、指示データ付加手段により指示データが付加され
た印刷データに基づく印刷物が前記選択手段により選択
されたプリンタから排出されると、この印刷物をその指
示データが指示する位置に搬送する。
【0029】請求項10に係る発明において、付加処理
手段は、プリンタから出力された1の印刷物に対し複数
種の処理を施す。
【0030】請求項11に係る発明において、ユーザ端
末の入力手段から第1の指示データが与えられると、指
示データ付加手段はこの指示データを印刷データに付加
する。プリンタマネジャでは、受信手段はユーザ端末か
ら送出され指示データを付加された印刷データを受信
し、検出手段は印刷データに付加されている第1の指示
データを検出する。選択手段は監視手段の監視内容に基
づいてその第1の指示データに応じてプリンタを選択す
る。ユーザ端末の入力手段から第2の指示データが与え
られると、指示データ付加手段はこの指示データを印刷
データに付加する。プリンタマネジャでは、受信手段は
ユーザ端末から送出され指示データを付加された印刷デ
ータを受信し、検出手段は印刷データに付加されている
第2の指示データを検出する。選択手段はその第2の指
示データに応じた処理を施すプリンタを選択する。選択
されたプリンタでは印刷データを処理して印刷物とし、
さらに付加処理手段はその印刷物に付加処理を施す。ユ
ーザ端末の入力手段から何ら指示データが与えられない
場合、プリンタマネジャの選択手段は所定のプリンタを
選択する。
【0031】請求項12に係る発明では、監視手段は、
プリンタの状態またはプリンタそれぞれとプリンタマネ
ジャ間の回線状態を監視しており、表示データ作成手段
はこの監視手段の監視内容に基づいて前記プリンタの状
態または前記回線状態の変化を検出し、この変化を示す
表示データを作成して前記ユーザ端末の表示部に送出す
る。このため、ユーザ端末の表示手段はプリンタの状態
または回線状態の変化を表示する。
【0032】請求項13に係る発明において、監視手段
は、プリンタの状態を監視する。この監視手段の監視内
容に基づいて送出先変更手段はプリンタの状態が異常と
なったことを検出し、その状態が異常になったプリンタ
のプリンタサーバに保持されている印刷データを他のプ
リンタサーバに送出する。
【0033】請求項14に係る発明において、障害検出
手段は、プリンタそれぞれについて障害の有無を検出す
る。障害データ送出手段は、この障害検出手段の検出結
果を前記所定のユーザ端末の表示手段に送出する。
【0034】請求項15に係る発明において、プリンタ
マネジャの判断手段は、監視手段の監視内容に基づき前
記自己のネットワークに接続されたプリンタ全体で処理
すべき印刷データ量が所定量を超えているかを判断す
る。この判断結果が「所定量を超えている」であれば依
頼データ送出手段は他のネットワークに接続されている
プリンタマネジャに印刷を依頼する旨の依頼データを送
出する。他のネットワークに接続されているプリンタマ
ネジャがこの依頼データを受け取った場合でかつ自己の
判断手段の上記判断結果が「所定量以下」である場合、
このプリンタマネジャの承諾データ送出手段はその依頼
を承諾する旨のデータを依頼元のプリンタマネジャに対
し送出する。この依頼元のプリンタマネジャはこれを受
け取ると、他ネットワーク用データ送出手段により印刷
データを依頼を承諾したプリンタマネジャに送出する。
【0035】
【実施例】第1の実施例を説明する。図2に示すよう
に、本実施例のプリンタシステムはネットワーク60を
有し、このネットワーク60に複数のユーザ端末10
と、複数のプリンタサーバ20と、1のプリンタマネジ
ャ50が接続されている。プリンタサーバ20にはそれ
ぞれプリンタ30が接続されている。
【0036】図1に各部の詳細を示す。ユーザ端末10
は、印刷データ13を与えられるとこの印刷データをプ
リンタマネジャ50に送出して印刷要求をする印刷要求
部11と、この印刷要求部11に接続されネットワーク
60を介して他の各部と信号の授受を行なう送受信部1
2とを備えている。
【0037】プリンタマネジャ50は、ネットワーク6
0を介して他の各部と信号の授受を行なう送受信部12
と、この送受信部12から与えられるデータを監視デー
タと印刷データに分けるデータ分別部23と、このデー
タ分別部23から与えられる印刷データを蓄積する印刷
データ蓄積部21と、データ分別部23から与えられる
監視データに基づいて印刷データ蓄積部21に蓄積され
た印刷データ13を各プリンタ用に振り分けて送受信部
12に出力する印刷データ振り分け部51とを備えてい
る。印刷データ振り分け部51は、データ分別部23か
ら与えられる全てのプリンタ30の印刷状況を監視する
監視部8と、この監視部8が監視した印刷状況に基づい
て1のプリンタ30を選択する選択部9とを備えてい
る。
【0038】プリンタサーバ20は、ネットワーク60
を介して他の各部と信号の授受を行なう送受信部12
と、この送受信部12から与えられるデータを蓄積する
印刷データ蓄積部21と、この印刷データ蓄積部21に
蓄積された印刷データ13を取り出してプリンタ30に
送出するプリンタ出力制御部22と、印刷データ蓄積部
21の内容を一定時間毎に監視してプリンタマネジャ5
0に送出する監視データ送出部24とを備えている。
【0039】ユーザ端末10、プリンタマネジャ50、
プリンタサーバ20は、いずれもハードウェア的には図
4に示す構成となっている。すなわち、CPU100を
有し、このCPU100に主メモリ101、表示制御部
102、キーボード制御部104、マウスインタフェー
ス106、ネットワークインタフェース108、外部記
憶制御部109が接続されている。表示制御部102に
は表示器103が接続されており、キーボード制御部1
04にはキーボード105が接続されており、マウスイ
ンタフェース106にはマウス107が接続されてお
り、ネットワークインタフェース108にはネットワー
ク60が接続されており、外部記憶制御部109には外
部記憶装置110が接続されている。主メモリ101に
はプログラムが格納されており、CPU100はこのプ
ログラムに基づいて各部とデータの授受を行ないこのユ
ーザ端末10全体を統括制御する。
【0040】プリンタ30は、プリンタ出力制御部22
から与えられる印刷データに基づいて用紙に印刷するプ
リンタ出力部31と、排紙口32とを備えている。
【0041】次に、この第1の実施例システムの動作を
説明する。あるユーザ端末10に印刷データ13が入力
されると、印刷要求部11はプリンタマネジャ50に対
し印刷データ13を送出する。この印刷データ13は送
受信部12、ネットワーク60を介してプリンタマネジ
ャ50の送受信部12に至り、印刷データ蓄積部21に
蓄積される。ここで監視部8は、各プリンタサーバ20
の監視データ送出部24から得た監視データに基づく各
プリンタ30についての印刷状況の表を有している。こ
の表の1例を図3に示す。この図に示す例ではプリンタ
30は全部で3台あるとし、それぞれをプリンタA、プ
リンタB、プリンタCとしている。選択部9は監視部8
が監視した印刷状況において処理すべき件数すなわち印
刷要求の件数が最も少ないプリンタを選択する。この図
に示す例ではプリンタBの印刷要求の件数が最も少ない
ので、このプリンタBが選択される。
【0042】選択部9は、選択したプリンタ30のプリ
ンタサーバ20に印刷データ13を送出する。一方、プ
リンタサーバ20はこの印刷データ13を送受信部12
により受け取り、印刷データ21に蓄積する。プリンタ
出力制御部22は、この印刷データ蓄積部21に蓄積さ
れた印刷データ13を順次取り出してプリンタ30に送
出する。プリンタ出力制御部22から送出された印刷デ
ータは、プリンタ30のプリンタ出力部31により印刷
物とされ、排紙口32から排出される。
【0043】本実施例によれば、各プリンタサーバに蓄
積されている印刷データから各プリンタの印刷状況を監
視しているので正確に印刷状況を把握できる。
【0044】次に、第2の実施例を説明する。本実施例
のプリンタシステムは図5に示すように、ネットワーク
60Aを有し、このネットワーク60Aに複数のユーザ
端末10Aと、複数のプリンタサーバ20Aと、1のプ
リンタマネジャ50Aが接続されている。プリンタサー
バ20Aにはそれぞれプリンタ30Aが接続されてい
る。
【0045】図6に各部の詳細を示す。ユーザ端末10
Aは、第1の実施例のユーザ端末10と同様であるので
その説明は省略する。プリンタマネジャ50Aは、ネッ
トワーク60Aを介して他の各部と信号の授受を行なう
送受信部12と、この送受信部12から与えられるデー
タを監視データと印刷データに分けるデータ分別部23
と、このデータ分別部23から与えられる印刷データを
蓄積する印刷データ蓄積部21と、データ分別部23か
ら与えられる監視データに基づいて印刷データ蓄積部2
1に蓄積された印刷データ13を各プリンタ用に振り分
けて送受信部12に出力する印刷データ振り分け部51
Aとを備えている。印刷データ振り分け部51Aは、デ
ータ分別部23から与えられる全てのプリンタ30Aの
印刷状況を監視する監視部7と、この監視部7が監視し
た印刷状況に基づいて1のプリンタ30Aを選択する選
択部6とを備えている。
【0046】監視部7は、図7に示すように、いずれの
ユーザ端末から送出されたいかなる長さ(バイト数)の
印刷データがいずれのプリンタサーバにどのような順序
で蓄積されているかを監視するものである。この図に示
す例では、本システムは4つのユーザ端末ア、イ、ウ、
エと3つのプリンタA、B、Cを備えており、例えばプ
リンタAが最初に印刷処理すべき印刷データは、ユーザ
端末イから印刷要求されたデータであり、次に印刷処理
すべき印刷データは、ユーザ端末アから印刷要求された
データであることを示している。ここで全プリンタの印
刷処理速度が同じであるとする。この場合、印刷データ
の長さをその印刷データの印刷処理時間に容易に置き換
えることができる。監視部7は、各印刷データの長さを
その印刷データの印刷処理時間に置き換え、この印刷処
理時間を監視するものである。図7に示す例では縦軸方
向を印刷処理時間とした。
【0047】選択部6は、印刷データ蓄積部21に蓄積
されている印刷データ13を順次取り出し監視部7が監
視している印刷状況に基づいて各印刷データについて送
出すべき先のプリンタと、そのプリンタの何番目の印刷
処理データとすべきかを決定し、その宛先のデータと印
刷データと何番目を示す番号データを送受信部12に出
力するものである。
【0048】このプリンタマネジャ50Aのハードウエ
ア構成は第1の実施例の図4で説明したものと同様であ
るのでその説明は省略する。
【0049】プリンタサーバ20Aは、ネットワーク6
0を介して他の各部と信号の授受を行なう送受信部12
と、印刷データを蓄積する印刷データ蓄積部21と、送
受信部12から印刷データと番号データを与えられると
印刷データ蓄積部21内にそのとき蓄積されているデー
タのその番号データが示す位置にその印刷データを挿入
する印刷データ挿入部5と、印刷データ蓄積部21に蓄
積された印刷データ13を取り出してプリンタ30に送
出するプリンタ出力制御部22と、印刷データ蓄積部2
1の内容を一定時間毎に監視してプリンタマネジャ50
Aに送出する監視データ送出部24とを備えている。こ
のプリンタサーバ20Aのハードウエア構成は第1の実
施例の図4で説明したものと同様であるのでその説明は
省略する。
【0050】プリンタ30は、プリンタ出力制御部22
から与えられる印刷データに基づいて用紙に印刷するプ
リンタ出力部31と、排紙口32とを備えている。
【0051】次に、この第2の実施例システムの動作を
説明する。あるユーザ端末10Aに印刷データ13が入
力されると、印刷要求部11は、送信元がこのユーザ端
末10Aであることを示すデータを印刷データ13に含
ませ、プリンタマネジャ50Aに対しその印刷データ1
3を送出する。この印刷データ13は送受信部12、ネ
ットワーク60Aを介してプリンタマネジャ50Aの送
受信部12に至る。データ分別部23は送受信部12が
受け取った印刷データを分別して印刷データ蓄積部21
に与える。印刷データ蓄積部21はこれを蓄積する。選
択部6は、印刷データ蓄積部21から印刷データ13を
順次取り出すと、取り出した印刷データ13をいずれの
プリンタ30Aに送出しそのプリンタサーバ20Aに蓄
積されている印刷処理データのどこに挿入すれば全ユー
ザ端末10Aの平均印刷待ち時間が最も短くなるのかを
監視部7が監視した印刷状況に基づいて判断する。
【0052】このときの印刷状況が例えば図7のようで
あるとし、処理すべきデータが、ユーザ端末アから入力
されその長さは処理時間1分の印刷データであるとす
る。選択部6は、挿入できるすべての箇所a,b,c,
d,e,f,gそれぞれに新たな印刷データを挿入した
とした場合の全ユーザ端末の平均印刷待ち時間を計算す
る。ここで図7に示す挿入前の状態を例に採り、平均印
刷待ち時間について説明する。ユーザ端末アについて
は、プリンタAに1つの印刷データがあり、そのデータ
が処理終了となるのが8分後であるので、その平均印刷
待ち時間は8/1分である。ユーザ端末イについては、
プリンタA、プリンタB、プリンタCにそれぞれ1つの
印刷データがあり、そのデータが処理終了となるのがそ
れぞれ6分後、4分後、7分後であるので、その平均印
刷待ち時間は(6+4+7)/3分である。同様にして
ユーザ端末ウの平均印刷待ち時間は、(5+1)/2分
であり、ユーザ端末ウの平均印刷待ち時間は、3/1分
である。従って、全ユーザ端末の平均印刷待ち時間T
は、 T={8/1}+{(6+4+7)/3}+{(5+
1)/2}+{3/1} となる。
【0053】選択部6は、図7に示すa,b,c,d,
e,f,gそれぞれに新たな印刷データを挿入した場合
の全ユーザ端末の平均印刷待ち時間を計算する。この計
算結果は図9に示すようになる。選択部6は、全ユーザ
端末の平均印刷待ち時間が最も短くなる挿入箇所gを選
択する。ここで送信先はプリンタCであり、送信先のプ
リンタで処理される順番は2番目であることが決定され
る。プリンタCの印刷データの2番目にユーザ端末アか
らの印刷データを挿入した状態を図8に示す。次に選択
部6は、この新たな印刷データに送信先のプリンタを示
す送信先データ、送信先のプリンタで処理される順番を
示す番号データを含ませてこれを送受信部12に出力す
る。この印刷データを受け取った送受信部12は、その
データ中の送信先データが示すプリンタのプリンタサー
バ20Aにその印刷データを送出する。
【0054】このデータが与えられたプリンタサーバ2
0Aの送受信部12は、このデータを受け取り、印刷デ
ータ挿入部5に送出する。次に印刷データ挿入部5は印
刷データ蓄積部21に蓄積されているデータ中、上記番
号データが示す位置にその印刷データを挿入する。プリ
ンタ出力制御部22は、この印刷データ蓄積部21に蓄
積された印刷データ13を順次取り出してプリンタ30
Aに送出する。プリンタ出力制御部22から送出された
印刷データは、プリンタ30のプリンタ出力部31によ
り印刷物とされ、排紙口32から排出される。
【0055】上記の例では、全てのプリンタ30Aの印
刷処理速度は同じであるとしたが、異なる場合には、図
7に示す表を作成する場合において、監視部7は各印刷
データの長さをその印刷データが割り当てられたプリン
タの印刷処理速度を参照して印刷待ち時間に変更する。
そして選択部6は、図7に示す表において新たな印刷デ
ータの挿入箇所を決定する際には、その新たな印刷デー
タの長さを各プリンタについて印刷処理速度を参照して
印刷待ち時間に変更し、これを用いる。
【0056】本実施例によれば、各プリンタサーバに蓄
積されている印刷データから各プリンタの印刷状況を監
視しているので正確に印刷状況を把握できる。
【0057】次に、第3の実施例を説明する。本実施例
のプリンタシステムは図10に示すように、ネットワー
ク60Bを有し、このネットワーク60Bに複数のユー
ザ端末10Bと、複数のプリンタサーバ20Bと、1の
プリンタマネジャ50Bが接続されている。プリンタサ
ーバ20Bにはそれぞれプリンタ30が接続されてい
る。
【0058】図11に各部の詳細を示す。ユーザ端末1
0Bは、第1の実施例のユーザ端末10と同様であるの
でその説明は省略する。
【0059】プリンタマネジャ50Bは、ネットワーク
60Bを介して他の各部と信号の授受を行なう送受信部
12と、この送受信部12から与えられるデータを監視
データと印刷データに分けるデータ分別部23と、この
データ分別部23から与えられる印刷データを蓄積する
印刷データ蓄積部21と、各ユーザ端末10Bおよび各
プリンタ30Bの位置のデータを入力するための入力部
4と、この入力部4から入力されたデータとデータ分別
部23から与えられる監視データに基づいて印刷データ
蓄積部21に蓄積された印刷データ13を各プリンタ用
に振り分けて送受信部12に出力する印刷データ振り分
け部51Bとを備えている。印刷データ振り分け部51
Bは、データ分別部23から与えられる全てのプリンタ
30Bの印刷状況を監視する監視部56と、入力部4か
ら与えられるデータから各ユーザ端末10Bについて最
も近いプリンタ30Bと2番目に近いプリンタ30Bを
求めるデータ作成部53と、このデータ作成部53が作
成したデータを記憶する記憶部54と、監視部7が監視
した印刷状況と記憶部54が記憶したデータとに基づい
て1のプリンタ30Bを選択する選択部6とを備えてい
る。このプリンタマネジャ50Bのハードウエア構成は
第1の実施例の図4で説明したものと同様であるのでそ
の説明は省略する。
【0060】プリンタサーバ20Bおよびプリンタ30
Bの構成は、第1の実施例で説明したものと同じである
のでその説明は省略する。
【0061】次に、この第3の実施例システムの動作を
説明する。まず操作者は、入力部4から図12に示すよ
うなユーザ端末10B、プリンタ30Bおよび通路90
の位置のデータを入力する。これに応じてデータ作成部
53は、図13に示すように各ユーザ端末10Bについ
て通路90を通って最も近いプリンタ30Bと2番目に
近いプリンタ30Bを求める。この図に示す例ではユー
ザ端末アについては、第1候補としてプリンタBが求め
られ、第2候補としてプリンタAが求められている。一
方、監視部56は各プリンタサーバ20Bの監視データ
送出部24から一定時間毎送られてくる監視データを受
け取り、各プリンタの印刷状況を監視している。
【0062】次に、あるユーザ端末10Bに印刷データ
13が入力されると、印刷要求部11は、送信元がこの
ユーザ端末10Bであることを示すデータを印刷データ
13に含ませ、プリンタマネジャ50Bに対しその印刷
データ13を送出する。この印刷データ13は送受信部
12、ネットワーク60Bを介してプリンタマネジャ5
0Bの送受信部12に至る。データ分別部23は送受信
部12が受け取った印刷データを分別して印刷データ蓄
積部21に与える。印刷データ蓄積部21はこれを蓄積
する。選択部55は、印刷データ蓄積部21から印刷デ
ータ13を順次取り出すと、データ記憶部54が有して
いる図13に示したような表からその印刷データの送信
元のユーザ端末10Bについて第1候補のプリンタを選
択し、次に監視部56が監視しているプリンタの印刷状
況に基づきその第1候補のプリンタが処理すべき印刷デ
ータが所定量以下か否かを判断し、所定量以下であれば
その第1候補のプリンタへその印刷データを送出し、所
定量を超える場合は第2候補のプリンタを選択する。次
に選択部51Bは、監視部56が監視しているプリンタ
の印刷状況に基づきその第2候補のプリンタが処理すべ
き印刷データが所定量以下か否かを判断し、所定量以下
であればその第2候補のプリンタへその印刷データを送
出し、所定量を超える場合は監視部56が監視している
プリンタの印刷状況に基づきその第1候補のプリンタが
処理すべき印刷データが第2候補のプリンタが処理すべ
き印刷データよりも少ないか同じである場合はその第1
候補のプリンタへその印刷データを送出し、多い場合は
その第2候補のプリンタへその印刷データを送出する。
【0063】送出先のプリンタ30Bのプリンタサーバ
20Bはこの印刷データ13を送受信部12により受け
取り、印刷データ蓄積部21に蓄積する。プリンタ出力
制御部22は、この印刷データ蓄積部21に蓄積された
印刷データ13を順次取り出してプリンタ30Bに送出
する。プリンタ出力制御部22から送出された印刷デー
タは、プリンタ30Bのプリンタ出力部31により印刷
物とされ、排紙口32から排出される。こうして、ある
ユーザ端末10Bから送出された印刷データは、そのデ
ータ送出元のユーザ端末10Bに最も近いか、2番目に
近いプリンタ30Bで印刷物とされ、排出されることに
なる。
【0064】本実施例によれば、印刷データ送出先のプ
リンタ30Bとして2つの候補を選出し、それぞれの印
刷状況に応じていずれかを選択するようにしたので、ユ
ーザは印刷物を近い場所で受け取ることができると共に
早く受け取ることができるという効果を有する。
【0065】次に、第4の実施例を説明する。本実施例
のプリンタシステムは図14に示すように、ネットワー
ク60Cを有し、このネットワーク60Cに複数のユー
ザ端末10Cと、複数のプリンタサーバ20−i(i=
1,2,…)と、1のプリンタマネジャ50Cが接続さ
れている。プリンタサーバ20−i(i=1,2,…)
にはそれぞれプリンタ30−i(i=1,2,…)が接
続されている。各プリンタ30−i(i=1,2,…)
から排出される印刷物は搬送部27により各ユーザ端末
10Cの近傍に搬送されるようになっている。搬送制御
部26はプリンタサーバ20−i(i=1,2,…)か
らの指示に応じて搬送部27を制御するものである。
【0066】次に図15を参照して各部を詳細に説明す
る。ユーザ端末10Cは、例えば「印刷物に付箋紙を貼
付せよ」、「印刷物をユーザ端末Xに搬送せよ」等の指
示データを入力するための入力部15と、この入力部1
5から与えられる指示データを印刷データ13に付加す
る指示データ付加部16と、指示データが付加された印
刷データ13を与えられると、このデータをプリンタマ
ネジャ50Cに送出して印刷要求をする印刷要求部11
と、この印刷要求部11に接続されネットワーク60C
を介して他の各部と信号の授受を行なう送受信部12と
を備えている。
【0067】プリンタマネジャ50Cは、ネットワーク
60Cを介して他の各部と信号の授受を行なう送受信部
12と、この送受信部12から与えられるデータを監視
データと印刷データに分けるデータ分別部23と、この
データ分別部23から与えられる印刷データを蓄積する
印刷データ蓄積部21と、データ分別部23から与えら
れる監視データに基づいて印刷データ蓄積部21に蓄積
された印刷データ13を各プリンタ用に振り分けて送受
信部12に出力する印刷データ振り分け部51Cとを備
えている。印刷データ振り分け部51Cは、印刷データ
蓄積部21に蓄積された印刷データ13を順次取り出
し、そのデータに付加されている指示データを検出する
指示データ検出部61と、各ユーザ端末10Cについて
最も近いプリンタの番号を記憶する第1の記憶部64
と、各種指示データとそれに対応した機能を有するプリ
ンタの番号を記憶する第2の記憶部65と、データ分別
部23から与えられる全てのプリンタ30−i(i=
1,2,…)の印刷状況を監視する監視部63と、この
監視部63が監視した印刷状況または第1の記憶部6
4、第2の記憶部65それぞれの記憶内容に基づいて指
示データ検出部61が検出した指示データに応じて1の
プリンタ30Cを選択する選択部62とを備えている。
【0068】プリンタサーバ20−i(i=1,2,
…)はそれぞれ、ネットワーク60Cを介して他の各部
と信号の授受を行なう送受信部12と、この送受信部1
2から与えられる印刷データを蓄積する印刷データ蓄積
部21と、印刷データ蓄積部21内に蓄積されている印
刷データ13を順次取り出し、その印刷データ13に付
加されている搬送先データを検出して搬送制御部26に
送出する搬送先検出部25と、この搬送先検出部25か
ら与えられる印刷データ13をプリンタ30−i(i=
1,2,…)に送出するプリンタ出力制御部22と、印
刷データ蓄積部21の内容を一定時間毎に監視してプリ
ンタマネジャ50Cに送出する監視データ送出部24と
を備えている。ユーザ端末10C、プリンタマネジャ5
0C、プリンタサーバ20−i(i=1,2,…)のハ
ードウェア構成は第1の実施例の図4で説明したものと
同様であるのでその説明は省略する。
【0069】プリンタ30−i(i=1,2,…)はそ
れぞれプリンタサーバ20−i(i=1,2,…)のプ
リンタ出力制御部22から与えられる印刷データ13に
対し印刷処理を行ない印刷物を排出するものである。更
にプリンタ30−i(i=1,2,…)はそれぞれが作
成した印刷物に対して付加的な処理を行なう付加処理手
段40−i(i=1,2,…)を有している。例えばプ
リンタ30−1は印刷物に付箋紙を貼付する付箋紙貼付
部40−1を有し、プリンタ30−2は印刷物をクリッ
プで止めるクリップ止め部40−2を有し、プリンタ3
0−3は印刷物をホッチキスで止めるホッチキス止め部
40−3を有している。これら各付加処理手段40−i
(i=1,2,…)は印刷データに含まれた付加処理要
求データにより要求があった場合のみ動作するものであ
る。
【0070】搬送部27は、ユーザ端末10C、プリン
タ30−i(i=1,2,…)に沿って設けられた1本
のレール上を印刷物を受ける受け皿27aが移動するよ
うになっている。搬送制御部26は、各プリンタと各ユ
ーザ端末間の距離を記憶しており、搬送先検出部25か
ら搬送先データと発送元データを受け取ると受け皿27
aをその発送元のプリンタの排紙口まで移動させ、所定
時間後その受け皿27aをそのプリンタとそのユーザ端
末間の距離分移動させるものである。
【0071】次に、この第4の実施例システムの動作を
説明する。まず、操作者がなんら指示データを入力しな
い場合について説明する。ある端末10Cに印刷データ
13が与えられると、印刷要求部11は、プリンタマネ
ジャ50Cに対しその印刷データ13を送出する。この
印刷データ13は送受信部12、ネットワーク60Cを
介してプリンタマネジャ50Cの送受信部12に至る。
データ分別部23は送受信部12が受け取った印刷デー
タを分別して印刷データ蓄積部31に与える。印刷デー
タ蓄積部21はこれを蓄積する。指示データ検出部61
は、印刷データ蓄積部21に蓄積された印刷データ13
を順次取り出し、印刷データ13に指示データが付加さ
れていればこれを検出する。このとき指示データは何ら
付加されていないので印刷データ13のみ選択部62に
至る。選択部62は、予め定められたプリンタ30−k
のプリンタサーバ20−kにその印刷データ13を送受
信部12により送出する。送出先のプリンタ20−kの
プリンタサーバ20−kはこの印刷データ13を送受信
部12により受け取り、印刷データ21に蓄積する。搬
送先検出部25は印刷データ蓄積部21に蓄積された印
刷データ13を順次取り出し、印刷データ13に搬送先
データが付加されているならばこれを検出する。この場
合、付加されていないので、搬送先検出部25は搬送制
御部26にはなんら出力せず、印刷データ蓄積部21か
ら取り出した印刷データ13をプリンタ出力制御部22
に出力する。プリンタ出力制御部22から送出された印
刷データは、プリンタ30−kにより印刷物とされ、排
紙口から排出される。
【0072】次に、ある端末10Cに印刷データ13が
与えられ、ここで操作者が、「印刷をなるべく早く行な
う」の指示データを入力部15により入力した場合につ
いて説明する。この指示データは指示データ付加部16
によって印刷データ13に付加される。指示データを付
加された印刷データは印刷要求部11、送受信部12に
よってプリンタマネジャ50Cに送出される。プリンタ
マネジャ50Cではこのデータを送受信部12、データ
分別部23を介して印刷データ蓄積部21に蓄積する。
指示データ検出部61は、印刷データ蓄積部21に蓄積
された印刷データ13を順次取り出し、印刷データ13
に指示データが付加されていればこれを検出する。この
検出された指示データにより選択部62は監視部63の
内容に基づき現在蓄積されている印刷データ量が最も少
ないプリンタ30−mを選択し、そのプリンタ30−m
のプリンタサーバ20−mにその印刷データを送出す
る。プリンタサーバ20−mでは、その印刷データを送
受信部12で受け取り、印刷データ蓄積部21に蓄積す
る。搬送先検出部25は印刷データ蓄積部21に蓄積さ
れた印刷データ13を順次取り出し、印刷データ13に
搬送先データが付加されているならばこれを検出する。
この場合、付加されていないので、搬送先検出部25は
搬送制御部26にはなんら出力せず、印刷データ蓄積部
21から取り出した印刷データ13をプリンタ出力制御
部22に出力する。プリンタ出力制御部22から送出さ
れた印刷データは、プリンタ30−mにより印刷物とさ
れ、排紙口から排出される。こうしてあるユーザ端末1
0Cから「印刷をなるべく早く行なう」の指示データと
共に送出された印刷データ13は、そのとき蓄積されて
いる印刷データ量が最も少ないプリンタ30−mで処理
されることになるのでこのような指示の無い場合よりも
早く処理される。
【0073】次に、ある端末10Cに印刷データ13が
与えられ、ここで操作者が、「印刷物をユーザの近くの
プリンタから出力する」の指示データを入力部15によ
り入力した場合について説明する。この指示データは指
示データ付加部16によって印刷データ13に付加され
る。印刷要求部11は指示データを付加された印刷デー
タに、送信元がこのユーザ端末10Cであることを示す
データを含ませ、送受信部12によってプリンタマネジ
ャ50Cに送出する。プリンタマネジャ50Cではこの
データを送受信部12、データ分別部23を介して印刷
データ蓄積部21に蓄積する。指示データ検出部61
は、印刷データ蓄積部21に蓄積された印刷データ13
を順次取り出し、印刷データ13に指示データが付加さ
れていればこれを検出する。この検出された指示データ
により選択部62は第1の記憶部64の内容に基づきこ
の印刷データを送出した送信元のユーザ端末100に最
も近いプリンタ30−jを選択し、そのプリンタ30−
jのプリンタサーバ20−jにその印刷データを送出す
る。プリンタサーバ20−jでは、その印刷データを送
受信部12で受け取り、印刷データ蓄積部21に蓄積す
る。搬送先検出部25は印刷データ蓄積部21に蓄積さ
れた印刷データ13を順次取り出し、印刷データ13に
搬送先データが付加されているならばこれを検出する。
この場合、付加されていないので、搬送先検出部25は
搬送制御部26にはなんら出力せず、印刷データ蓄積部
21から取り出した印刷データ13をプリンタ出力制御
部22に出力する。プリンタ出力制御部22から送出さ
れた印刷データは、プリンタ30−jにより印刷物とさ
れ、排紙口から排出される。こうして、あるユーザ端末
10Cから「印刷をユーザの近くのプリンタから出力す
る」の指示データと共に送出された印刷データ13は、
その送信元のユーザ端末10Cに最も近いプリンタ30
−jで処理されることになる。
【0074】次に、ある端末10Cに印刷データ13が
与えられ、ここで操作者が、「印刷物の端に付箋紙を貼
付する」の指示データを入力部15により入力した場合
について説明する。この指示データは指示データ付加部
16によって印刷データ13に付加される。印刷要求部
11は指示データを印刷データに付加し、これを送受信
部12によってプリンタマネジャ50Cに送出する。プ
リンタマネジャ50Cではこのデータを送受信部12、
データ分別部23を介して印刷データ蓄積部21に蓄積
する。指示データ検出部61は、印刷データ蓄積部21
に蓄積された印刷データ13を順次取り出し、印刷デー
タ13に指示データが付加されていればこれを検出す
る。ここで検出された指示データにより選択部62は第
2の記憶部65の内容に基づき付箋貼付部40−1を有
するプリンタ30−1を選択し、そのプリンタ30−1
のプリンタサーバ20−1に付加処理を要求する旨の付
加処理要求データを含ませた印刷データを送出する。プ
リンタサーバ20−1では、その印刷データを送受信部
12で受け取り、印刷データ蓄積部21に蓄積する。搬
送先検出部25は印刷データ蓄積部21に蓄積された印
刷データ13を順次取り出し、印刷データ13に搬送先
データが付加されているならばこれを検出する。この場
合、付加されていないので、搬送先検出部25は搬送制
御部26にはなんら出力せず、印刷データ蓄積部21か
ら取り出した印刷データ13をプリンタ出力制御部22
に出力する。プリンタ出力制御部22から送出された印
刷データは、プリンタ30−1により印刷物とされる。
ここで印刷データには、付加処理要求が含まれているの
でプリンタ30−1はこれを検出し、付箋紙貼付部40
−1によってその印刷物の端に付箋紙を貼付し、これを
排紙口から排出する。こうしてあるユーザ端末10Cか
ら「印刷物の端に付箋紙を貼付する」の指示データと共
に送出された印刷データ13は、付箋紙貼付部40−1
を有するプリンタ30−1で処理され、その結果物には
付箋が貼付されることになる。
【0075】各印刷結果物を他と区別するために行なう
このような処理を指示する指示データには、この「印刷
物の端に付箋紙を貼付する」指示データの他「ホッチキ
ス止めをする」指示データ、「各印刷結果物毎90度交
互に回転させる」指示データ等がある。本システムには
これらの指示データそれぞれに対応した付加処理手段を
有するプリンタが備えられており、ユーザ端末10Cか
らそれらの指示を入力されると上記の付箋紙を貼付する
処理と同様にしてそれらの指示に応じた処理がなされ
る。
【0076】次に、ある端末10Cに印刷データ13が
与えられ、ここで操作者が、「印刷物をユーザの近くま
で搬送する」の指示データを入力部15により入力した
場合について説明する。この指示データは指示データ付
加部16によって印刷データ13に付加される。印刷要
求部11は指示データを付加された印刷データ13に、
送信元がこのユーザ端末10Cであることを示すデータ
すなわちここでは搬送先データを含ませ、送受信部12
によってプリンタマネジャ50Cに送出する。3プリン
タマネジャ50Cではこのデータを送受信部12、デー
タ分別部23を介して印刷データ蓄積部21に蓄積す
る。指示データ検出部61は、印刷データ蓄積部21に
蓄積された印刷データ13を順次取り出し、印刷データ
13に指示データが付加されていればこれを検出する。
この検出された指示データにより選択部62は、予め定
められたプリンタ30−pのプリンタサーバ20−pに
その印刷データ13を送受信部12により送出する。送
出先のプリンタ30−pのプリンタサーバ20−pはこ
の印刷データ13を送受信部12により受け取り、印刷
データ21に蓄積する。搬送先検出部25は印刷データ
蓄積部21に蓄積された印刷データ13を順次取り出
し、印刷データ13に搬送先データが付加されているな
らばこれを検出する。この場合、付加されているので搬
送先検出部25は、検出した搬送先データと発送元のプ
リンタを示す発送元データを搬送制御部26に出力する
と共に印刷データ13をプリンタ出力制御部22に出力
する。
【0077】プリンタ出力制御部22から送出された印
刷データは、プリンタ30−pにより印刷物とされる。
一方、搬送制御部26は、搬送先検出部25から搬送先
データと発送元データを受け取ると受け皿27aを発送
元のプリンタの排紙口まで移動させ、所定時間後その受
け皿27aをそのプリンタとそのユーザ端末間の距離分
移動させる。印刷物は上記所定時間内にプリンタ30−
pの排紙口から排出されるようになっているので、印刷
物は受け皿27aに載置された状態でその搬送先データ
が指示するユーザ端末10Cまで搬送される。こうし
て、あるユーザ端末10Cから「印刷物をユーザの近く
まで搬送する」の指示データと共に送出された印刷デー
タ13は、印刷処理されその結果物はそのデータ送信元
のユーザ端末10Cの近傍に搬送される。
【0078】次に、ある端末10Cに印刷データ13が
与えられ、ここで操作者が、「印刷物の端に付箋紙を貼
付する」「印刷物をユーザの近くまで搬送する」の2つ
の指示データを入力部15により入力した場合について
説明する。これらの指示データは指示データ付加部16
によって印刷データ13に付加される。印刷要求部11
は2つの指示データを付加された印刷データに、送信元
がこのユーザ端末10Cであることを示すデータすなわ
ちここでは搬送先データを含ませ、送受信部12によっ
てプリンタマネジャ50Cに送出する。プリンタマネジ
ャ50Cではこのデータを送受信部12、データ分別部
23を介して印刷データ蓄積部21に蓄積する。指示デ
ータ検出部61は、印刷データ蓄積部21に蓄積された
印刷データ13を順次取り出し、印刷データ13に指示
データが付加されていればこれを検出する。ここでは上
記2つの指示データが検出される。この検出された指示
データにより選択部62は第2の記憶部65の内容に基
づき付箋貼付部40−1を有するプリンタ30−1を選
択し、そのプリンタ30−1のプリンタサーバ20−1
に付加処理を要求する旨の付加処理要求データを含ませ
た印刷データを送出する。プリンタサーバ20−1で
は、その印刷データを送受信部12で受け取り、印刷デ
ータ蓄積部21に蓄積する。搬送先検出部25は印刷デ
ータ蓄積部21に蓄積された印刷データ13を順次取り
出し、印刷データ13に搬送先データが付加されている
ならばこれを検出する。この場合、付加されているので
搬送先検出部25は、検出した搬送先データと発送元の
プリンタを示す発送元データを搬送制御部26に出力す
ると共に印刷データ13をプリンタ出力制御部22に出
力する。プリンタ出力制御部22から送出された印刷デ
ータは、プリンタ30−1により印刷物とされる。ここ
で印刷データには、付加処理要求が含まれているのでプ
リンタ30−1はこれを検出し、付箋紙貼付部40−1
によってその印刷物の端に付箋紙を貼付し、これを排紙
口から排出する。一方、搬送制御部26は、搬送先検出
部25から搬送先データと発送元データを受け取ると受
け皿27aを発送元のプリンタ30−1の排紙口まで移
動させ、所定時間後その受け皿27aをそのプリンタ3
0−1とそのユーザ端末10C間の距離分移動させる。
印刷物は上記所定時間内にプリンタ30−1の排紙口か
ら排出されるようになっているので、印刷物は受け皿2
7aに載置された状態でその搬送先データが指示するユ
ーザ端末10Cまで搬送される。こうして、あるユーザ
端末10Cから「印刷物の端に付箋紙を貼付する」「印
刷物をユーザの近くまで搬送する」の2つの指示データ
と共に送出された印刷データ13は、印刷処理されその
結果物は付箋が貼付されてそのデータ送信元のユーザ端
末10Cの近傍に搬送される。
【0079】第5の実施例を説明する。図16に示すよ
うに、本実施例のプリンタシステムはネットワーク60
Dを有し、このネットワーク60Dに複数のユーザ端末
10Dと、複数のプリンタサーバ20Dと、1のプリン
タマネジャ50Dが接続されている。プリンタサーバ2
0Dにはそれぞれプリンタ30Dが接続されている。
【0080】図17に各部の詳細を示す。ユーザ端末1
0Dは、印刷データ13を与えられるとこの印刷データ
13をプリンタマネジャ50Dに送出して印刷要求をす
る印刷要求部11と、この印刷要求部11に接続されネ
ットワーク60Dを介して他の各部と信号の授受を行な
う送受信部12と,送受信部12から与えられるデータ
を表示する表示部18と、ユーザの操作によって種々の
指示をプリンタマネジャ50Dに与えるための入力部1
5を備えている。
【0081】プリンタマネジャ50Dは、ネットワーク
60Dを介して他の各部と信号の授受を行なう送受信部
12と、この送受信部12から与えられるデータを各部
に振り分けるデータ分別部23と、データ分別部23か
ら与えられる印刷データを蓄積する印刷データ蓄積部2
1と、送受信部12に接続されこのプリンタマネジャ5
0Dに対する全プリンタサーバ20Dの各回線の状態を
検出する回線状態検出部71と、この回線状態検出部7
1から与えられる回線状態データ、分別部23から与え
られる監視データおよびプリンタ状態データに基づいて
印刷データ蓄積部21に蓄積された印刷データ13を各
プリンタ用に振り分けて送受信部12に出力する印刷デ
ータ振り分け部51Dとを備えている。印刷データ振り
分け部51Dは、データ分別部23から与えられる全て
のプリンタ30Dの印刷状況と、同じくデータ分別部2
3から与えられる全てのプリンタ30Dの状態と、回線
状態検出部71から与えられる全てのプリンタサーバ2
0Dに対する回線状態とを監視する監視部66と、この
監視部66が監視した各状態に基づいて1のプリンタ3
0Dを選択する選択部67と、監視部66の監視内容に
基づいてあるプリンタに異常が生じた場合またはあるプ
リンタサーバ20Dに対する回線に異常が生じた場合、
そのプリンタサーバ20Dに蓄積されている印刷データ
を他のプリンタサーバ20Dに送出することを指示する
送出先指示データを出力する送出先指示部68を備えて
いる。更にプリンタマネジャ50Dは、監視部66の監
視内容からプリンタに関する情報であって全ユーザに通
知すべき情報を作成する全ユーザ通知用データ作成部6
9と、同じく監視部66の監視内容からプリンタに関す
る情報であって問い合わせがあったユーザに通知すべき
情報、あるいは印刷データを入力したユーザに対してそ
の後の印刷状況についての情報を作成する個別通知用デ
ータ作成部70とを備えている。
【0082】プリンタサーバ20Dは、ネットワーク6
0Dを介して他の各部と信号の授受を行なう送受信部1
2と、この送受信部12から与えられるデータを各部に
振り分けるデータ分別部23と、データ分別部23から
与えられる印刷データを蓄積する印刷データ蓄積部21
と、この印刷データ蓄積部21に蓄積された印刷データ
13を取り出してプリンタ30Dに送出するプリンタ出
力制御部22と、印刷データ蓄積部21の内容を一定時
間毎に監視してプリンタマネジャ50Dに送出する監視
データ送出部24と、データ分別部23から与えられる
送出先指示データにより印刷データ蓄積部21が蓄積し
ている印刷データを他のプリンタサーバ20Dに送出す
る印刷データ送出部29とを備えている。
【0083】ユーザ端末10D、プリンタマネジャ50
D、プリンタサーバ20Dのハードウェア構成は第1の
実施例の図4で説明したものと同様であるのでその説明
は省略する。
【0084】プリンタ30Dは、プリンタ出力制御部2
2から与えられる印刷データに基づいて用紙に印刷する
プリンタ出力部31と、印刷物を排出する排紙口32
と、このプリンタ各部の状態を検出する状態検出部35
とを備えている。
【0085】次に、この第5の実施例システムの動作を
説明する。各プリンタサーバ20Dの監視データ送出部
24は、そのプリンタサーバ20Dの印刷データ蓄積部
21に蓄積されている印刷データの蓄積状況を一定時間
毎、プリンタマネジャ50Dの監視部66に向けて送出
している。同様に、プリンタ30Cの状態検出部35
も、このプリンタ30Dの状態を一定時間毎、プリンタ
マネジャ50Dの監視部66に向けて送出している。こ
こでプリンタ30Dの状態とは、用紙の有無、排紙口3
2が満杯か否か、トナーの有無、紙詰まりが生じたか否
か、ハードウェア障害が生じたか否か、である。これら
の状態は監視部66で監視される。
【0086】全ユーザ通知用データ作成部69は、監視
部66の監視内容を参照して、プリンタ30Dに異常が
生じた場合、その異常を通知するデータを作成し、これ
を全ユーザ端末10Dに送出する。その通知用のデータ
とは、例えば「XX番のプリンタは用紙切れです」「O
O番のプリンタはそろそろトナーがなくなります」「現
在プリンタ使用者が多数のため印刷までに時間がかかり
ます」等である。これらのデータは、全ユーザ端末10
Dに送出され、全ユーザ端末10Dの表示部18で表示
される。
【0087】個別通知用データ作成部70は、監視部6
6の監視内容を参照して、印刷データを入力したユーザ
のユーザ端末10Dに対し、印刷状況を示すデータを作
成しこれを送出する。この場合のデータとは、例えば
「印刷中です(残りXX%)」「印刷が終了しました」
「印刷が中断しました」「回線に異常が生じました」等
である。また、個別通知用データ作成部70は、ユーザ
端末10Dから印刷状況について問い合わせがあった場
合、監視部66の監視内容を参照して、印刷の予想待ち
時間、印刷を開始した旨、印刷終了時間、等のデータを
作成し、これを問い合わせがあったユーザ端末10Dに
送出する。これらのデータはユーザ端末10Dの表示部
18で表示される。
【0088】全プリンタについてハードウェア障害が無
く、また全プリンタサーバ20Dについて回線障害が無
い場合には次のようになる。あるユーザ端末10Dに印
刷データ13が入力されると、印刷要求部11はプリン
タマネジャ50Dに対し印刷データ13を送出する。こ
の印刷データ13は送受信部12、ネットワーク60D
を介してプリンタマネジャ50Dの送受信部12に至
り、データ分別部23で分別されて印刷データ蓄積部2
1に蓄積される。選択部67は監視部66が監視した印
刷状況に基づいて現在蓄積されている印刷データ量が最
も少ないプリンタ30Dを選択し、送受信部12により
そのプリンタ30Dのプリンタサーバ20Dにその印刷
データを送出する。プリンタサーバ20Dでは、その印
刷データを送受信部12で受け取り、データ分別部23
で分別して印刷データ蓄積部21に蓄積する。プリンタ
出力制御部22は、この印刷データ蓄積部21に蓄積さ
れた印刷データ13を順次取り出してプリンタ30Dに
送出する。プリンタ出力制御部22から送出された印刷
データは、プリンタ30Dのプリンタ出力部31により
印刷物とされ、排紙口32から排出される。
【0089】いずれかのプリンタについてハードウェア
障害が生じた場合、またはいずれかのプリンタサーバ2
0Dについて回線障害が生じた場合には次のようにな
る。あるユーザ端末10Dに印刷データ13が入力さ
れ、この印刷データ13がプリンタマネジャ50Cの印
刷データ蓄積部21に蓄積されるまでは上記の動作と同
じである。次に、選択部67は監視部66が監視した印
刷状況に基づいて現在蓄積されている印刷データ量が最
も少ないプリンタ30Dを選択するのであるが、その選
択したプリンタ30Dがハードウェア障害が生じている
プリンタ30Dである場合、またはそのプリンタ30D
のプリンタサーバ20Dについて回線障害が生じている
場合、選択部67は次に印刷データ量が少ないプリンタ
30Dを選択する。
【0090】一方、送出先指示部68は、監視部66の
監視内容に基づき、いずれかのプリンタについてハード
ウェア障害が生じた場合、これを検知し、そのハードウ
ェア障害が生じたプリンタのプリンタサーバ20Dに対
し、その印刷データ蓄積部21に蓄積されている印刷デ
ータを、そのとき蓄えている印刷データ量が最も少ない
プリンタ30Dのプリンタサーバ20Dに転送するよう
に指示する送出先指示データを送出する。ここでユーザ
から「XXのプリンタから」という指示データを与えら
れるならば、その指示されたプリンタ30Dのプリンタ
サーバ20Dに送出先指示データを送出する。この送出
先指示データを与えられたプリンタサーバ20Dでは、
送受信部12、データ分別部23を介して印刷データ送
出部29で受け取る。印刷データ送出部29は、印刷デ
ータ蓄積部21に蓄積されている印刷データを、この送
出先指示データが指示する送出先のプリンタサーバ20
Dに送出する。
【0091】本実施例によれば、問い合わせがあったユ
ーザ端末に対して詳しい印刷状況を知らせるのでユーザ
は印刷に要する時間を簡単に知ることができ、時間を有
効に活用することができる。また本実施例によればプリ
ンタに障害が生じ、プリンタサーバに蓄積された印刷デ
ータを他のプリンタサーバに転送する場合、その転送先
をそのとき各プリンタサーバに蓄えられている印刷デー
タの量により決定しているので、印刷待ち時間の短縮化
を図ることができる。
【0092】第6の実施例を説明する。図18に示すよ
うに、本実施例のプリンタシステムはネットワーク60
Eを有し、このネットワーク60Eに複数の一般用ユー
ザ端末10Eと、1の保守部門用ユーザ端末100E
と、複数のプリンタサーバ20Eと、1のプリンタマネ
ジャ50Eが接続されている。プリンタサーバ20Eに
はそれぞれプリンタ30Eが接続されている。
【0093】図19に各部の詳細を示す。一般用ユーザ
端末10Eと、保守部門用ユーザ端末100Eは、いず
れも同じ構成である。これらは印刷データ13を与えら
れるとこの印刷データをプリンタマネジャ50Eに送出
して印刷要求をする印刷要求部11と、この印刷要求部
11に接続されネットワーク60Eを介して他の各部と
信号の授受を行なう送受信部12と,送受信部12から
与えられるデータを表示する表示部19と、ユーザの操
作によって種々の指示をプリンタマネジャ50Eに与え
るための入力部15を備えている。
【0094】プリンタマネジャ50Eは、ネットワーク
60Eを介して他の各部と信号の授受を行なう送受信部
12と、この送受信部12から与えられるデータを各部
に振り分けるデータ分別部23と、データ分別部23か
ら与えられる印刷データを蓄積する印刷データ蓄積部2
1と、分別部23から与えられるデータに基づいて印刷
データ蓄積部21に蓄積された印刷データ13を各プリ
ンタ用に振り分けて送受信部12に出力する印刷データ
振り分け部51Eとを備えている。印刷データ振り分け
部51Eは、データ分別部23から与えられる全てのプ
リンタ30Eの印刷状況と、同じくデータ分別部23か
ら与えられる全てのプリンタ30Eの状態とを監視する
監視部73と、この監視部73の監視内容に基づいて1
のプリンタ30Eを選択する選択部74と、監視部73
の監視内容に基づいてあるプリンタに障害が生じた場
合、そのプリンタサーバ20Eに蓄積されている印刷デ
ータを他のプリンタサーバ20Eに送出することを指示
する送出先指示データを出力する送出先指示部75を備
えている。更にプリンタマネジャ50Eは、データ分別
部23から与えられるデータから全ユーザに通知すべき
情報を作成する全ユーザ通知用データ作成部77と、同
じくデータ分別部23から与えられる異常データから保
守部門用ユーザ端末100Eに対してあるプリンタ30
Eに障害が生じている旨のデータを作成する保守部門通
知用データ作成部76とを備えている。
【0095】プリンタサーバ20Eは、ネットワーク6
0Eを介して他の各部と信号の授受を行なう送受信部1
2と、この送受信部12から与えられるデータを各部に
振り分けるデータ分別部23と、データ分別部23から
与えられる印刷データを蓄積する印刷データ蓄積部21
と、この印刷データ蓄積部21に蓄積された印刷データ
13を取り出してプリンタ30Eに送出するプリンタ出
力制御部22と、印刷データ蓄積部21の内容を一定時
間毎に監視してプリンタマネジャ50Eに送出する監視
データ送出部24と、データ分別部23から与えられる
送出先指示データにより印刷データ蓄積部21が蓄積し
ている印刷データを他のプリンタサーバに送出する印刷
データ送出部29とを備えている。
【0096】プリンタ30Eは、プリンタ出力制御部2
2から与えられる印刷データに基づいて用紙に印刷する
プリンタ出力部31と、印刷物を排出する排紙口32
と、このプリンタに障害が生じたことを検出する障害検
出部36とを備えている。
【0097】ユーザ端末10E、プリンタマネジャ50
E、プリンタサーバ20Eのハードウェア構成は第1の
実施例の図4で説明したものと同様であるのでその説明
は省略する。
【0098】次に、この第6の実施例システムの動作を
説明する。各プリンタサーバ20Eの監視データ送出部
24は、そのプリンタサーバ20Eの印刷データ蓄積部
21に蓄積されている印刷データの蓄積状況を一定時間
毎、プリンタマネジャ50Eの監視部73に向けて送出
している。プリンタ30Eの障害検出部36も、このプ
リンタ30Eについて障害発生の有無を一定時間毎、プ
リンタマネジャ50Eの監視部73に向けて送出してい
る。
【0099】全プリンタについて障害が無い場合には次
のようになる。ある一般用ユーザ端末10Eに印刷デー
タ13が入力されると、印刷要求部11はプリンタマネ
ジャ50Eに対し印刷データ13を送出する。この印刷
データ13は送受信部12、ネットワーク60Eを介し
てプリンタマネジャ50Eの送受信部12に至り、デー
タ分別部23で分別されて印刷データ蓄積部21に蓄積
される。選択部74は監視部73が監視した印刷状況に
基づいて現在蓄積されている印刷データ量が最も少ない
プリンタ30Eを選択し、送受信部12によりそのプリ
ンタ30Eのプリンタサーバ20Eにその印刷データを
送出する。プリンタサーバ20Eでは、その印刷データ
を送受信部12で受け取り、データ分別部23で分別し
て印刷データ蓄積部21に蓄積する。プリンタ出力制御
部22は、この印刷データ蓄積部21に蓄積された印刷
データ13を順次取り出してプリンタ30Eに送出す
る。プリンタ出力制御部22から送出された印刷データ
は、プリンタ30Eのプリンタ出力部31により印刷物
とされ、排紙口32から排出される。
【0100】いずれかのプリンタについて障害が生じた
場合は次のようになる。障害が生じたプリンタ30Eの
障害検出部36はその旨を示す障害検出データをプリン
タマネジャ50Eに送出する。このデータは送信部1
2、データ分別部23を経て監視部73と、保守部門通
知用データ作成部76に至る。保守部門通知用データ作
成部76はこのデータに基づき「OO番のプリンタが故
障しました」を示すデータを保守部門ユーザ端末100
Eに送出する。このデータを受け取った保守部門ユーザ
端末100Eの表示部19はこれを表示する。
【0101】一方、選択部74は監視部73が監視した
印刷状況に基づいて現在蓄積されている印刷データ量が
最も少ないプリンタ30Eを選択するのであるが、その
選択したプリンタ30Eが障害が生じているプリンタ3
0Eである場合、選択部74は次に印刷データ量が少な
いプリンタ30Eを選択する。
【0102】また一方、送出先指示部75は、監視部7
3の監視内容に基づき、いずれかのプリンタについて障
害が生じた場合これを検知し、その障害が生じたプリン
タ30Eのプリンタサーバ20Eに対し、その印刷デー
タ蓄積部21に蓄積されている印刷データを、そのとき
印刷データ量が最も少ないプリンタサーバ20Eに転送
するように指示する送出先指示データを送出する。この
送出先指示データを与えられたプリンタサーバ20Eの
印刷データ送出部29は、印刷データ蓄積部21に蓄積
されている印刷データを、この送出先指示データが指示
する送出先のプリンタサーバ20Eに送出する。
【0103】また、「OO番のプリンタが故障しまし
た」の情報を保守部門ユーザ端末100Eの表示部19
を目視して認識した保守要員は、保守部門ユーザ端末1
00Eの入力部15を操作して「修理予定日O月O日」
のデータを入力する。このデータはプリンタマネジャ5
0Eの全ユーザ通知用データ作成部77に至る。全ユー
ザ通知用データ作成部77は、このデータを全ての一般
用ユーザ端末10Eに向けて送出する。全ての一般用ユ
ーザ端末10Eの表示部18はこれを表示する。
【0104】本実施例によれば、プリンタシステムを利
用して保守要員からも情報を全ユーザ端末に伝達できる
ので各ユーザは保守に関する情報を容易に得ることがで
きる。
【0105】第7の実施例を説明する。図20に示すよ
うに、本実施例のプリンタシステムは2つのネットワー
ク60F、60Gを有し、このネットワーク60F、6
0Gにそれぞれ複数のユーザ端末10F、10Gと、複
数のプリンタサーバ20F、20Gと、1のプリンタマ
ネジャ50F、50Gが接続されている。プリンタサー
バ20F、20Gにはそれぞれプリンタ30F、30G
が接続されている。ネットワーク60Fとネットワーク
60Gはルータ80によって接続されている。
【0106】図21に各部の詳細を示す。ユーザ端末1
0Fは、印刷データ13を与えられるとこの印刷データ
13をプリンタマネジャ50Fに送出して印刷要求をす
る印刷要求部11と、この印刷要求部11に接続されネ
ットワーク60Fを介して他の各部と信号の授受を行な
う送受信部12を備えている。
【0107】プリンタマネジャ50Fは、ネットワーク
60Fを介して他の各部と信号の授受を行なう送受信部
12と、この送受信部12から与えられるデータを各部
に振り分けるデータ分別部23と、データ分別部23か
ら与えられる印刷データを蓄積する印刷データ蓄積部2
1と、分別部23から与えられるデータに基づいて印刷
データ蓄積部21に蓄積された印刷データ13を各プリ
ンタ用に振り分けて送受信部12に出力する印刷データ
振り分け部51Fとを備えている。印刷データ振り分け
部51Fは、データ分別部23から与えられる全てのプ
リンタ30Fの印刷状況を監視する監視部81と、この
監視部81が監視した印刷状況に基づいて1のプリンタ
30Eを選択する選択部82と、データ分別部23から
与えられるデータに基づいて選択部81が印刷データを
送出する先を他のネットワーク60Fとする他ネットワ
ーク用データ送出部83とを有している。またプリンタ
マネジャ50Fは、監視部81の監視内容からこのネッ
トワーク60Fのシステムにおいて全ユーザ端末10F
の平均印刷待ち時間が所定時間を超えたか否かを判断す
る判断部86と、この判断部86が前記所定時間を超え
たと判断した場合他のネットワーク60Fに対して印刷
を依頼する依頼データ送出部87と、他のネットワーク
60Gから依頼データを与えられたときに判断部86の
内容を参照してその依頼を承諾する場合にはその旨を示
すデータを他のネットワーク60Gに送出する承諾デー
タ送出部88とを有している。
【0108】プリンタサーバ20Fは、ネットワーク6
0Fを介して他の各部と信号の授受を行なう送受信部1
2と、この送受信部12から与えられる印刷データを蓄
積する印刷データ蓄積部21と、この印刷データ蓄積部
21に蓄積された印刷データ13を取り出してプリンタ
30Fに送出するプリンタ出力制御部22と、印刷デー
タ蓄積部21の内容を一定時間毎に監視してプリンタマ
ネジャ50Fに送出する監視データ送出部24とを備え
ている。
【0109】ユーザ端末10F、10G,プリンタマネ
ジャ50F、50G,プリンタサーバ20F,20Gの
ハードウェア構成は第1の実施例の図4で説明したもの
と同様であるのでその説明は省略する。プリンタ30F
は、プリンタ出力制御部22から与えられる印刷データ
に基づいて用紙に印刷するプリンタ出力部31と、印刷
物を排出する排紙口32とを備えている。
【0110】図20に示すネットワーク60Gに接続さ
れているプリンタマネジャ50G、ユーザ端末10G、
プリンタサーバ20Gと、このプリンタサーバ20Gに
接続されているプリンタ30Gの構成は、それぞれ上記
のプリンタマネジャ50F、ユーザ端末10F、プリン
タサーバ20F、プリンタ30Fの構成と同じであるの
でその説明は省略する。
【0111】次に、この第7の実施例システムの動作を
説明する。各プリンタサーバ20Fの監視データ送出部
24は、そのプリンタサーバ20Fの印刷データ蓄積部
21に蓄積されている印刷データの蓄積状況を一定時間
毎、プリンタマネジャ50Fの監視部81に向けて送出
している。プリンタマネジャ50Fの監視部81は全プ
リンタサーバ20Fの印刷データにより、各プリンタ3
0Fの印刷状況を監視している。ここで監視部81が監
視している内容は,いずれのプリンタ30Fにどのユー
ザ端末10Fから送出されたいかなる長さの印刷データ
が割り当てられているかであって、各印刷データの長さ
はプリンタの処理速度に応じて処理時間に変換されたも
のである。この監視内容の1例は図7に示したものと同
じである。判断部86は監視部81の監視内容に基づい
て全ユーザ端末10Fの平均印刷待ち時間を一定時間毎
に計算し、この平均印刷待ち時間が所定時間を超えたか
否かを判断する。
【0112】判断部86が所定時間を超えていないと判
断しているときは本システムの動作は次のようになる。
あるユーザ端末10Fに印刷データ13が入力される
と、印刷要求部11はプリンタマネジャ50Fに対し印
刷データ13を送出する。この印刷データ13は送受信
部12、ネットワーク60Fを介してプリンタマネジャ
50Fの送受信部12に至り、データ分別部23で分別
されて印刷データ蓄積部21に蓄積される。選択部82
は監視部81が監視した印刷状況に基づいて現在蓄積さ
れている印刷データの処理時間が最も少ないプリンタ3
0Eを選択し、送受信部12によりそのプリンタ30F
のプリンタサーバ20Fにその印刷データを送出する。
プリンタサーバ20Fでは、その印刷データを送受信
部12で受け取り、印刷データ蓄積部21に蓄積する。
プリンタ出力制御部22は、この印刷データ蓄積部21
に蓄積された印刷データ13を順次取り出してプリンタ
30Fに送出する。プリンタ出力制御部22から送出さ
れた印刷データは、プリンタ30Fのプリンタ出力部3
1により印刷物とされ、排紙口32から排出される。
【0113】判断部86が所定時間を超えたと判断した
ときは本システムの動作は次のようになる。プリンタマ
ネジャ50Fの依頼データ送出部87は他のネットワー
ク60Gのプリンタマネジャ50Gに対し依頼データを
送出する。この依頼データはプリンタマネジャ50Fの
送受信部12、ネットワーク60F、ルータ80、ネッ
トワーク60G、プリンタマネジャ50Gの送受信部1
2、データ分別部23を経てプリンタマネジャ50Gの
承諾データ送出部88に至る。プリンタマネジャ50G
の承諾データ送出部88は、判断部86が全ユーザ端末
の平均印刷待ち時間は所定時間を超えたと判断している
場合は何らデータを出力せず、判断部86がその待ち時
間は所定時間以下であると判断している場合は承諾デー
タをネットワーク60Fのプリンタマネジャ50Fに出
力する。
【0114】プリンタマネジャ50Fの他ネットワーク
用データ送出部83はこの承諾データを受け取ると選択
部82が順次取り出している印刷データ13を他のネッ
トワーク60Gのプリンタマネジャ50Gに出力する。
他ネットワーク用データ送出部83は判断部86が全ユ
ーザ端末の平均印刷待ち時間は所定時間以下であると判
断すると、印刷データ13を他のネットワーク60Gの
プリンタマネジャ50Gに出力することを止める。これ
により、選択部82は元の動作に戻る。
【0115】ネットワーク60Fから印刷データを受け
取ったネットワーク60Gのプリンタマネジャ50G
は、その印刷データ13を自己のネットワーク60Gに
接続されたユーザ端末10Gから入力された印刷データ
13と同様に印刷データ蓄積部21に蓄積して処理す
る。
【0116】本実施例では、2つのネットワークを例に
して説明したが、3つ以上のネットワークであっても同
様にして印刷データを処理することができる。
【0117】本実施例によれば、各ネットワークにおけ
る全ユーザ端末の平均印刷待ち時間に基づいて他のネッ
トワークに印刷を依頼するか否かを判断しているので、
各ネットワークに接続された全プリンタを極めて有効に
利用することができる。
【0118】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、プリンタ
それぞれの印刷状態を監視して印刷データを送出すべき
先のプリンタを選択するようにしたので、全プリンタを
効率良く使用することができる。
【0119】請求項2に係る発明によれば、各プリンタ
について印刷処理すべき件数が最も少ないプリンタを選
択するようにしたので、印刷要求がなされてから印刷処
理されるまでの時間すなわち待ち時間の短縮化を図るこ
とができる。
【0120】請求項3に係る発明によれば、新たな印刷
データを、プリンタサーバがすでに保持している印刷デ
ータの中に挿入し、印刷データの処理順序を変えて全ユ
ーザ端末の平均印刷待ち時間が最も短くなるようにした
ので、各ユーザの平均印刷待ち時間が極めて短くなると
共に、極めて効率良く全プリンタを使用することができ
る。
【0121】請求項4に係る発明によれば、特に指定が
なくとも、印刷データを入力したユーザ端末に最も近い
プリンタからその印刷結果物が出力されるので、ユーザ
は容易に印刷結果物を手にとることができる。
【0122】請求項5に係る発明によれば、プリンタマ
ネジャに、各ユーザ端末および各プリンタの位置のデー
タを入力すれば各ユーザ端末について最も近いプリンタ
が求められるので、各ユーザ端末および各プリンタの位
置が変更になっても本システムをそれに容易に対応させ
ることができる。
【0123】請求項6に係る発明によれば、ユーザ端末
で指示した処理がプリンタで作成された印刷物に施され
るので、ユーザはプリンタから印刷物を回収した後にそ
の処理を施すという手間がなくなる、あるいは印刷回収
が便利になるといった効果が生じる。
【0124】請求項7に係る発明によれば、プリンタで
作成された印刷物は綴じられているのでユーザは印刷物
回収後にその綴じるという処理が不要となるばかりでな
く、印刷物を印刷データ毎に区分することが容易とな
る。
【0125】請求項8に係る発明によれば、プリンタで
作成された印刷物は目印が付加されているのでユーザは
印刷物回収後にその目印を付加するという処理が不要と
なるばかりでなく、印刷物を印刷データ毎に区分するこ
とが容易となる。
【0126】請求項9に係る発明によれば、ユーザ端末
で指示した位置にプリンタで作成された印刷物が搬送さ
れるので、ユーザは印刷物の回収が極めて便利になる。
【0127】請求項10に係る発明によれば、ユーザ端
末で指示した複数種の処理がプリンタで作成された印刷
物に施されるので、ユーザはプリンタから印刷物を回収
した後にその複数種の処理を施すという手間がなくな
る、あるいは印刷回収が極めて便利になるといった効果
が生じる。
【0128】請求項11に係る発明によれば、ユーザ端
末で印刷データの処理時間に関する要求あるいは印刷物
に施される処理が指示されると、それぞれに応じた処理
がなされるので、ユーザの要求にきめ細かく対応するこ
とができる。
【0129】請求項12に係る発明によれば、プリンタ
の状態または回線状態がユーザ端末の表示手段に表示さ
れるのでユーザはプリンタの状態をプリンタの設置場所
まで行かなくても十分把握することができ、プリンタに
よる印刷に異常が生じたときに迅速に対応することがで
きる。
【0130】請求項13に係る発明によれば、異常状態
となったプリンタのプリンタサーバに保持されている印
刷データは他のプリンタサーバに送出されるので、ユー
ザは改めて印刷データを入力し直すという手間が省ける
と共に、システム全体を有効に利用することができる。
【0131】請求項14に係る発明によれば、プリンタ
に障害が生じたときにその障害データは所定のユーザ端
末の表示部に表示されるので、その所定のユーザ端末を
保守部門のユーザ端末とすれば保守要員は容易にこれを
認識し、プリンタの障害に対し迅速に対応することがで
きる。
【0132】請求項15に係る発明によれば、1のネッ
トワークのプリンタシステムで印刷データを処理しきれ
なくなった場合、他のネットワークのプリンタシステム
に依頼してそこで処理するようにしたので、全システム
の有効活用を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の各部の詳細を示す図。
【図2】第1の実施例の全体構成を示す図。
【図3】第1の実施例の動作を説明するための図。
【図4】第1の実施例のユーザ端末、プリンタマネジ
ャ、プリンタサーバの具体的なハードウェア構成を示す
図。
【図5】第2の実施例の全体構成を示す図。
【図6】第2の実施例の各部の詳細を示す図。
【図7】第2の実施例の動作を説明するための図。
【図8】第2の実施例の動作を説明するための図。
【図9】第2の実施例の動作を説明するための図。
【図10】第3の実施例の全体構成を示す図。
【図11】第3の実施例の各部の詳細を示す図。
【図12】第3の実施例の動作を説明するための図。
【図13】第3の実施例の動作を説明するための図。
【図14】第4の実施例の全体構成を示す図。
【図15】第4の実施例の各部の詳細を示す図。
【図16】第5の実施例の全体構成を示す図。
【図17】第5の実施例の各部の詳細を示す図。
【図18】第6の実施例の全体構成を示す図。
【図19】第6の実施例の各部の詳細を示す図。
【図20】第7の実施例の全体構成を示す図。
【図21】第7の実施例の各部の詳細を示す図。
【符号の説明】
60、60A、…、60G ネットワーク 10、10A,…、10G ユーザ端末 50、50A、…、50G プリンタマネジャ 20、20A、20B、20D、20E、20F、20
G、20−i(i=1,2,…) プリンタサーバ 30、30A、30B、30D、30E、30F、30
G、30−i(i=1,2,…) プリンタ 51、51A,…、51G 印刷データ振り分け部 11 印刷要求部 12 送受信部 16 指示データ付加部 21 印刷データ蓄積部 22 プリンタ出力制御部 23 データ分別部2 4 監視データ送出部 25 搬送先検出部 27 搬送部 26 搬送制御部 29 印刷データ送出部 7、8、56、63、66、73、81 監視部 6、9、55、62、67、74、82 選択部 4、15 入力部 61 指示データ検出部 68、75 送出先指示部 69、77 全ユーザ通知用データ作成部 70 個別通知用データ作成部 35 状態検出部 76 保守部門用データ作成部 36 障害検出部 83 他ネットワーク用データ送出部 86 判断部 87 依頼データ送出部 88 承諾データ送出部 5 印刷データ挿入部 64 第1の記憶部 65 第2の記憶部 40−i(i=1,2,…) 付加処理手段 80 ルータ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネットワークと、このネットワークに接続
    された複数のユーザ端末と、前記ネットワークに接続さ
    れた複数のプリンタサーバと、これら複数のプリンタサ
    ーバそれぞれに接続されたプリンタと、前記ネットワー
    クに接続され前記複数のユーザ端末から与えられる印刷
    データを前記複数のプリンタのいずれかに振り分けるプ
    リンタマネジャとを具備するプリンタシステムにおい
    て、 前記プリンタマネジャは、前記ユーザ端末から与えられ
    る印刷データを受信する受信手段と、前記複数のプリン
    タそれぞれの印刷状況を監視する監視手段と、この監視
    手段が監視した印刷状況に基づいて前記受信手段が受信
    した印刷データを送出すべき先のプリンタを選択する選
    択手段とを有することを特徴とするプリンタシステム。
  2. 【請求項2】監視手段は、各プリンタについて印刷処理
    すべき件数を監視する手段であり、選択手段は、その印
    刷処理すべき件数が最も少ないプリンタを選択する手段
    であることを特徴とする請求項1記載のプリンタシステ
    ム。
  3. 【請求項3】監視手段は、いずれのユーザ端末から送出
    されたいかなる長さの印刷データがいずれのプリンタサ
    ーバにどのような順序で蓄積されているかを監視する手
    段であり、選択手段は、前記受信手段が受信した印刷デ
    ータを順次いずれのプリンタの何番目の印刷データとす
    れば全ユーザ端末の平均印刷待ち時間が最も短くなるか
    を判断し、その選択したプリンタのプリンタサーバに何
    番目とすべきであることを示す番号データと共にその印
    刷データを送出する手段であり、 プリンタサーバは、番号データと共に印刷データを与え
    られるとその印刷データを現在保持している印刷データ
    のその番号データが示す位置に挿入するデータ挿入手段
    を有することを特徴とする請求項1記載のプリンタシス
    テム。
  4. 【請求項4】ネットワークと、このネットワークに接続
    された複数のユーザ端末と、前記ネットワークに接続さ
    れた複数のプリンタサーバと、これら複数のプリンタサ
    ーバそれぞれに接続されたプリンタと、前記ネットワー
    クに接続され前記複数のユーザ端末から与えられる印刷
    データを前記複数のプリンタのいずれかに振り分けるプ
    リンタマネジャとを具備するプリンタシステムにおい
    て、 前記プリンタマネジャは、前記ユーザ端末から与えられ
    る印刷データを受信する受信手段と、前記複数のユーザ
    端末それぞれについて最も近いプリンタを記憶する記憶
    手段と、前記受信手段が印刷データを受信したときにそ
    の印刷データを送出したユーザ端末に対応したプリンタ
    を前記記憶手段の記憶内容に基づいて選択する選択手段
    とを有することを特徴とするプリンタシステム。
  5. 【請求項5】ネットワークと、このネットワークに接続
    された複数のユーザ端末と、前記ネットワークに接続さ
    れた複数のプリンタサーバと、これら複数のプリンタサ
    ーバそれぞれに接続されたプリンタと、前記ネットワー
    クに接続され前記複数のユーザ端末から与えられる印刷
    データを前記複数のプリンタのいずれかに振り分けるプ
    リンタマネジャとを具備するプリンタシステムにおい
    て、 前記プリンタマネジャは、前記ユーザ端末から与えられ
    る印刷データを受信する受信手段と、前記複数のユーザ
    端末および前記複数のプリンタそれぞれの位置のデータ
    を入力するための入力手段と、この入力手段から与えら
    れるデータに基づいて計算を行ない前記複数のユーザ端
    末それぞれについて最も近いプリンタを求める計算手段
    と、この計算手段が求めた前記複数のユーザ端末それぞ
    れについて最も近いプリンタを記憶する記憶手段と、前
    記受信手段が受信した印刷データを送出したユーザ端末
    に対応するプリンタを前記記憶手段の記憶内容に基づい
    て選択する選択手段とを具備することを特徴とするプリ
    ンタシステム。
  6. 【請求項6】ネットワークと、このネットワークに接続
    された複数のユーザ端末と、前記ネットワークに接続さ
    れた複数のプリンタサーバと、これら複数のプリンタサ
    ーバそれぞれに接続されたプリンタと、前記ネットワー
    クに接続され前記複数のユーザ端末から与えられる印刷
    データを前記複数のプリンタのいずれかに振り分けるプ
    リンタマネジャとを具備するプリンタシステムにおい
    て、 前記複数のプリンタそれぞれに設けられ印刷物に対しそ
    れぞれ異なる処理を施す付加処理手段を具備し、 前記複数のユーザ端末それぞれは、印刷物に対し施され
    る処理を指示する指示データを入力するための入力手段
    と、前記入力手段から与えられる指示データを印刷デー
    タに付加するデータ付加手段を有し、 前記プリンタマネジャは、前記ユーザ端末から送出され
    前記指示データを付加された印刷データを受信する受信
    手段と、前記複数のプリンタとそれぞれが印刷物に対し
    て施す処理とを対応づけて記憶する記憶手段と、この記
    憶手段の記憶内容と前記受信手段が受信した印刷データ
    に付加された指示データに基づいてその印刷データを送
    出すべき先のプリンタを選択する選択手段とを有するこ
    とを特徴とするプリンタシステム。
  7. 【請求項7】付加処理手段は、複数の用紙からなる印刷
    物を綴じる手段であることを特徴とする請求項6記載の
    プリンタシステム。
  8. 【請求項8】付加処理手段は、1の印刷物に対し他とは
    異なる目印を付加する手段であることを特徴とする請求
    項6記載のプリンタシステム。
  9. 【請求項9】付加処理手段は、前記指示データ付加手段
    により指示データが付加された印刷データに基づく印刷
    物が前記選択手段により選択されたプリンタから排出さ
    れると、この印刷物をその指示データが指示する位置に
    搬送する手段であることを具備することを特徴とする請
    求項6記載のプリンタシステム。
  10. 【請求項10】付加処理手段は、プリンタから出力され
    た1の印刷物に対し複数種の処理を施すことを特徴とす
    る請求項6記載のプリンタシステム。
  11. 【請求項11】ネットワークと、このネットワークに接
    続された複数のユーザ端末と、前記ネットワークに接続
    された複数のプリンタサーバと、これら複数のプリンタ
    サーバそれぞれに接続されたプリンタと、前記ネットワ
    ークに接続され前記複数のユーザ端末から与えられる印
    刷データを前記複数のプリンタのいずれかに振り分ける
    プリンタマネジャとを具備するプリンタシステムにおい
    て、 前記プリンタそれぞれの印刷状況を監視する監視手段
    と、前記複数のプリンタそれぞれに設けられ印刷物に対
    しそれぞれ異なる処理を施す付加処理手段を具備し、 前記複数のユーザ端末それぞれは、印刷データの処理時
    間に関する要求を指示する第1の指示データと印刷物に
    対し施される処理を指示する第2の指示データを入力す
    るための入力手段と、前記入力手段から与えられる指示
    データを印刷データに付加する指示データ付加手段を有
    し、 前記プリンタマネジャは、前記ユーザ端末から送出され
    指示データを付加された印刷データを受信する受信手段
    と、前記受信手段が受信した印刷データに付加されてい
    る指示データを検出する検出手段と、この検出手段が何
    ら指示データを検出しない場合は所定のプリンタを選択
    し、前記検出手段が第1の指示データを検出した場合は
    前記監視手段の監視内容に基づいてその指示に応じてプ
    リンタを選択し、前記検出手段が第2の指示データを検
    出した場合はその指示データに応じた処理を施すプリン
    タを選択する選択手段とを有することを特徴とするプリ
    ンタシステム。
  12. 【請求項12】ネットワークと、このネットワークに接
    続された複数のユーザ端末と、前記ネットワークに接続
    された複数のプリンタサーバと、これら複数のプリンタ
    サーバそれぞれに接続されたプリンタと、前記ネットワ
    ークに接続され前記複数のユーザ端末から与えられる印
    刷データを前記複数のプリンタのいずれかに振り分ける
    プリンタマネジャとを具備するプリンタシステムにおい
    て、 前記ユーザ端末それぞれは、表示手段を有し、 前記プリンタの状態または前記プリンタそれぞれと前記
    プリンタマネジャ間の回線状態を監視する監視手段と、
    この監視手段の監視内容に基づいて前記プリンタの状態
    または前記回線状態の変化を検出し、この変化を示す表
    示データを作成して前記ユーザ端末の表示手段に送出す
    る表示データ作成手段とを具備することを特徴とするプ
    リンタシステム。
  13. 【請求項13】ネットワークと、このネットワークに接
    続された複数のユーザ端末と、前記ネットワークに接続
    された複数のプリンタサーバと、これら複数のプリンタ
    サーバそれぞれに接続されたプリンタと、前記ネットワ
    ークに接続され前記複数のユーザ端末から与えられる印
    刷データを前記複数のプリンタのいずれかに振り分ける
    プリンタマネジャとを具備するプリンタシステムにおい
    て、 前記プリンタの状態を監視する監視手段と、この監視手
    段の監視内容に基づいて前記プリンタの状態が異常とな
    ったことを検出し、その状態が異常になったプリンタの
    プリンタサーバに保持されている印刷データを他のプリ
    ンタサーバに送出する送出先変更手段を具備することを
    特徴とするプリンタシステム。
  14. 【請求項14】ネットワークと、このネットワークに接
    続された複数のユーザ端末と、前記ネットワークに接続
    された複数のプリンタサーバと、これら複数のプリンタ
    サーバそれぞれに接続されたプリンタと、前記ネットワ
    ークに接続され前記複数のユーザ端末から与えられる印
    刷データを前記複数のプリンタのいずれかに振り分ける
    プリンタマネジャとを具備するプリンタシステムにおい
    て、 前記複数のユーザ端末の中の所定のユーザ端末は表示手
    段を有し、 前記プリンタそれぞれについて障害の有無を検出する障
    害検出手段と、この障害検出手段の検出結果を前記所定
    のユーザ端末の表示手段に送出する障害データ送出手段
    とを具備することを特徴とするプリンタシステム。
  15. 【請求項15】複数のネットワークと、これらのネット
    ワークそれぞれに接続された複数のユーザ端末と、前記
    ネットワークそれぞれに接続された複数のプリンタサー
    バと、これら複数のプリンタサーバそれぞれに接続され
    たプリンタと、前記ネットワークそれぞれに接続され前
    記複数のユーザ端末から与えられる印刷データを前記複
    数のプリンタのいずれかに振り分けるプリンタマネジャ
    とを具備するプリンタシステムにおいて、 前記複数のネットワークを相互に接続する接続手段を具
    備し、 前記プリンタマネジャは、自己のネットワークに接続さ
    れたユーザ端末から与えられる印刷データを受信する受
    信手段と、前記自己のネットワークに接続された複数の
    プリンタそれぞれの印刷状況を監視する監視手段と、前
    記監視手段の監視内容に基づき前記自己のネットワーク
    に接続されたプリンタ全体で処理すべき印刷データ量が
    所定量を超えているかを判断する判断手段と、この判断
    手段が前記所定量を超えていると判断した場合に他のネ
    ットワークに接続されているプリンタマネジャに印刷を
    依頼する旨の依頼データを送出する依頼データ送出手段
    と、前記他のネットワークに接続されているプリンタマ
    ネジャから依頼データを受け取り前記判断手段が前記所
    定量以下であると判断した場合その依頼を承諾する旨の
    データをそのプリンタマネジャに対し送出する承諾デー
    タ送出手段と、他のネットワークに接続されたプリンタ
    マネジャから承諾データを与えられると前記受信手段が
    受信した印刷データを前記他のネットワークに接続され
    ているプリンタマネジャに送出する他ネットワーク用デ
    ータ送出手段とを有することを特徴とするプリンタシス
    テム。
JP7042730A 1995-03-02 1995-03-02 プリンタシステム Withdrawn JPH08241179A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7885864B2 (en) 1996-11-18 2011-02-08 Fujifilm Corporation Network photograph service system
JP2013086309A (ja) * 2011-10-14 2013-05-13 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成システム
JP2014170294A (ja) * 2013-03-01 2014-09-18 Ricoh Co Ltd 出力制御システム、出力制御装置及びプログラム

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