JPH0823978A - ポプラ属植物の硝酸還元酵素遺伝子 - Google Patents
ポプラ属植物の硝酸還元酵素遺伝子Info
- Publication number
- JPH0823978A JPH0823978A JP6162197A JP16219794A JPH0823978A JP H0823978 A JPH0823978 A JP H0823978A JP 6162197 A JP6162197 A JP 6162197A JP 16219794 A JP16219794 A JP 16219794A JP H0823978 A JPH0823978 A JP H0823978A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- leu
- val
- lys
- glu
- plant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Enzymes And Modification Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ポプラ属植物の硝酸還元酵素及びそれをコー
ドする遺伝子の提供。 【構成】 配列番号:1に示すアミノ酸配列を有するポ
プラ属植物の硝酸還元酵素、及びそれをコードする遺伝
子、例えば配列番号:1に示される塩基配列を有する遺
伝子。 【効果】 窒素酸化物の吸収・浄化能が強化された植
物、特に樹木の創成のために有用である。
ドする遺伝子の提供。 【構成】 配列番号:1に示すアミノ酸配列を有するポ
プラ属植物の硝酸還元酵素、及びそれをコードする遺伝
子、例えば配列番号:1に示される塩基配列を有する遺
伝子。 【効果】 窒素酸化物の吸収・浄化能が強化された植
物、特に樹木の創成のために有用である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大気汚染物質であるN
O2 を吸収・代謝する能力を有する硝酸還元酵素をコー
ドする遺伝子に関する。さらに詳細にはポプラ属植物の
硝酸還元酵素cDNA遺伝子に関し、大気中のNO2 浄
化能の優れた樹木を育成することに利用可能なものであ
る。
O2 を吸収・代謝する能力を有する硝酸還元酵素をコー
ドする遺伝子に関する。さらに詳細にはポプラ属植物の
硝酸還元酵素cDNA遺伝子に関し、大気中のNO2 浄
化能の優れた樹木を育成することに利用可能なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】硝酸還元酵素は電子供与体としてNAD
HまたはNADPHを利用し、硝酸イオンを亜硝酸イオ
ンに還元する反応を触媒する酵素である。NADHある
いはNADPHから由来した2個の電子は酵素分子内を
FAD→ヘム→モリブデンコファクターの順に伝達され
て最終的には硝酸が還元される。硝酸還元酵素はFA
D、ヘム、及びモリブデン・コファクターの3つのドメ
インからなり、幾つかの植物由来の酵素についてその一
次構造は解明されている(岩波講座−分子生物科学12
植物の機能)。
HまたはNADPHを利用し、硝酸イオンを亜硝酸イオ
ンに還元する反応を触媒する酵素である。NADHある
いはNADPHから由来した2個の電子は酵素分子内を
FAD→ヘム→モリブデンコファクターの順に伝達され
て最終的には硝酸が還元される。硝酸還元酵素はFA
D、ヘム、及びモリブデン・コファクターの3つのドメ
インからなり、幾つかの植物由来の酵素についてその一
次構造は解明されている(岩波講座−分子生物科学12
植物の機能)。
【0003】本酵素は植物界に広く存在し、植物細胞内
に吸収した大気中のNO2 を、根から吸収された無機態
窒素と同様にして代謝する能力を有している(植物細胞
工学、Vol.5, No.4,1993)既にトウモ
ロコシ(Plant Physiol.90:792−
798(1989))、シロイヌナズナ(Proc.N
atl.Acad.Sci.USA 85:5006−
5010(1988))、トマト(Gene 85:3
71−380(1989))、タバコ(Plant M
ol.Biol.12:597−600(198
9))、イネ(Plant Mol.Biol.13:
731−733(1989))、ホウレンソウ(Pla
nt Mol.Biol.15:187−190(19
90))、カボチャ(J.Biol.Chem.26
6:23542−23547(1991))、オオムギ
(Mol.Gen.Genet.227:411−41
6(1991)),マメ(Physiol.Plant
arum 825:197−204(1991))、シ
ラカンバ(Mol.Gen.Genet.227:97
−105(1991))から遺伝子がクローニングされ
ている。また、硝酸あるいは光照射により誘導される調
節酵素としてその発現調節のメカニズムが研究されつつ
ある。
に吸収した大気中のNO2 を、根から吸収された無機態
窒素と同様にして代謝する能力を有している(植物細胞
工学、Vol.5, No.4,1993)既にトウモ
ロコシ(Plant Physiol.90:792−
798(1989))、シロイヌナズナ(Proc.N
atl.Acad.Sci.USA 85:5006−
5010(1988))、トマト(Gene 85:3
71−380(1989))、タバコ(Plant M
ol.Biol.12:597−600(198
9))、イネ(Plant Mol.Biol.13:
731−733(1989))、ホウレンソウ(Pla
nt Mol.Biol.15:187−190(19
90))、カボチャ(J.Biol.Chem.26
6:23542−23547(1991))、オオムギ
(Mol.Gen.Genet.227:411−41
6(1991)),マメ(Physiol.Plant
arum 825:197−204(1991))、シ
ラカンバ(Mol.Gen.Genet.227:97
−105(1991))から遺伝子がクローニングされ
ている。また、硝酸あるいは光照射により誘導される調
節酵素としてその発現調節のメカニズムが研究されつつ
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ポプラを起源とする硝
酸還元酵素について遺伝子レベル、蛋白レベルでの研究
はほとんど報告されていない。従って、本発明の目的
は、ポプラの硝酸還元酵素遺伝子を単離し、植物のNO
2 浄化能を向上させる上で効果のある硝酸還元酵素遺伝
子及び硝酸還元酵素を提供することにある。
酸還元酵素について遺伝子レベル、蛋白レベルでの研究
はほとんど報告されていない。従って、本発明の目的
は、ポプラの硝酸還元酵素遺伝子を単離し、植物のNO
2 浄化能を向上させる上で効果のある硝酸還元酵素遺伝
子及び硝酸還元酵素を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、樹木の中で
NO2 浄化能力の優れているポプラ(トヨタ自動車・岡
村ら、日本植物生理学会1994年度年会講演要旨集)
に着眼し、そのcDNAライブラリーより硝酸還元酵素
遺伝子をクローニングし、塩基配列を決定し、本発明を
完成させた。従って、本発明は、配列番号:1で表わさ
れるアミノ酸配列から実質上成るポプラ属硝酸還元酵素
をコードする遺伝子に関し、その一例として配列番号:
1に示す塩基配列を有する遺伝子に関する。本発明はさ
らに、配列番号:1で示されるアミノ酸配列から実質上
成るポプラ属硝酸還元酵素に関する。
NO2 浄化能力の優れているポプラ(トヨタ自動車・岡
村ら、日本植物生理学会1994年度年会講演要旨集)
に着眼し、そのcDNAライブラリーより硝酸還元酵素
遺伝子をクローニングし、塩基配列を決定し、本発明を
完成させた。従って、本発明は、配列番号:1で表わさ
れるアミノ酸配列から実質上成るポプラ属硝酸還元酵素
をコードする遺伝子に関し、その一例として配列番号:
1に示す塩基配列を有する遺伝子に関する。本発明はさ
らに、配列番号:1で示されるアミノ酸配列から実質上
成るポプラ属硝酸還元酵素に関する。
【0006】
【具体的な説明】本発明のポプラ属硝酸還元酵素は配列
番号:1に示すアミノ酸配列から実質上成る。本発明の
ポプラ属硝酸還元酵素は典型的には配列番号:1に示さ
れるアミノ酸配列を有する。しかしながらポプラ属植物
中でも、その種又は品種の相違によりアミノ酸配列がわ
ずかに異る場合があり得る。また、同一種類の植物にお
いても、突然変異により少数のアミノ酸が変化している
場合がある。従って、本発明は、配列番号:1に示すア
ミノ酸配列に対して、少数個、例えば1〜10個、例え
ば1〜5個のアミノ酸が置換、欠失及び/又は付加され
ているアミノ酸配列を有し、なお硝酸還元酵素活性を維
持している酵素を包含する。
番号:1に示すアミノ酸配列から実質上成る。本発明の
ポプラ属硝酸還元酵素は典型的には配列番号:1に示さ
れるアミノ酸配列を有する。しかしながらポプラ属植物
中でも、その種又は品種の相違によりアミノ酸配列がわ
ずかに異る場合があり得る。また、同一種類の植物にお
いても、突然変異により少数のアミノ酸が変化している
場合がある。従って、本発明は、配列番号:1に示すア
ミノ酸配列に対して、少数個、例えば1〜10個、例え
ば1〜5個のアミノ酸が置換、欠失及び/又は付加され
ているアミノ酸配列を有し、なお硝酸還元酵素活性を維
持している酵素を包含する。
【0007】本発明はさらに、上記の酵素をコードする
遺伝子、特にDNAを提供する。本発明の遺伝子は、典
型的には配列番号:1に示す塩基配列を有する遺伝子で
あるが、これに限定されるものではなく、配列番号:1
で示されるアミノ酸配列をコードするすべての遺伝子を
包含する。本発明はさらに、配列番号:1に示すアミノ
酸配列から実質上成る、例えば配列番号:1に示すアミ
ノ酸配列に対して少数の、例えば1〜10、例えば1〜
5個のアミノ酸配列が置換、欠失及び/又は付加されて
いるアミノ酸配列を有する酵素をコードする遺伝子をも
包含する。
遺伝子、特にDNAを提供する。本発明の遺伝子は、典
型的には配列番号:1に示す塩基配列を有する遺伝子で
あるが、これに限定されるものではなく、配列番号:1
で示されるアミノ酸配列をコードするすべての遺伝子を
包含する。本発明はさらに、配列番号:1に示すアミノ
酸配列から実質上成る、例えば配列番号:1に示すアミ
ノ酸配列に対して少数の、例えば1〜10、例えば1〜
5個のアミノ酸配列が置換、欠失及び/又は付加されて
いるアミノ酸配列を有する酵素をコードする遺伝子をも
包含する。
【0008】本発明の遺伝子は、典型的には、ポプラ属
植物から抽出したmRNAに対するcDNAとして得る
ことができる。mRNAの抽出及び精製、並びにcDN
Aライブラリーの作製は常法に従って行うことができ、
その具体的な一例を実施例1に示す。cDNAライブラ
リーから目的とする遺伝子を選択するには、例えば、ア
ミノ酸配列が既知である複数個の硝酸還元酵素遺伝子を
比較し、そのホモロジーの高い領域のアミノ酸配列に基
いて設計したオリゴヌクレオチドプライマーを用いてポ
リメラーゼ連鎖反応を行い、この増幅産物をプローブと
して用いることができる。
植物から抽出したmRNAに対するcDNAとして得る
ことができる。mRNAの抽出及び精製、並びにcDN
Aライブラリーの作製は常法に従って行うことができ、
その具体的な一例を実施例1に示す。cDNAライブラ
リーから目的とする遺伝子を選択するには、例えば、ア
ミノ酸配列が既知である複数個の硝酸還元酵素遺伝子を
比較し、そのホモロジーの高い領域のアミノ酸配列に基
いて設計したオリゴヌクレオチドプライマーを用いてポ
リメラーゼ連鎖反応を行い、この増幅産物をプローブと
して用いることができる。
【0009】一旦cDNAがクローニングされれば、そ
れがコードしているの同じアミノ酸配列をコードしてい
る異るDNA、又は少数個のアミノ酸の置換、欠失及び
/又は付加の修飾を有するアミノ酸配列をコードするD
NAは、常法に従って、部位特定的突然変異誘発により
作製することができる。
れがコードしているの同じアミノ酸配列をコードしてい
る異るDNA、又は少数個のアミノ酸の置換、欠失及び
/又は付加の修飾を有するアミノ酸配列をコードするD
NAは、常法に従って、部位特定的突然変異誘発により
作製することができる。
【0010】本発明の遺伝子は、例えば、細胞性宿主、
例えば微生物、例えばサッカロミセス属等の酵母、大腸
菌(Escherichia coli);バチルス
(Bacillus)属等の細菌、又は動植物細胞に導
入することにより硝酸還元酵素を製造するために使用す
ることができ、あるいは、ポプラ属植物等の植物に導入
して窒素酸化物の吸収浄化力の強化された植物、例えば
樹木、特に街路樹を得ることができる。
例えば微生物、例えばサッカロミセス属等の酵母、大腸
菌(Escherichia coli);バチルス
(Bacillus)属等の細菌、又は動植物細胞に導
入することにより硝酸還元酵素を製造するために使用す
ることができ、あるいは、ポプラ属植物等の植物に導入
して窒素酸化物の吸収浄化力の強化された植物、例えば
樹木、特に街路樹を得ることができる。
【0011】
【実施例】以下に実施例をあげて本発明を具体的に説明
するが、本発明は以下の実施例にのみ限定されるもので
はない。実施例1. 1)ポプラ根mRNAの抽出、精製およびcDNAの合
成 バーミキュライトで20cm程度に生育させたポプラ(P
opulus nigra L.)をmRNA調製の2
日前から10,000Lxの光で連続照射し、さらに調
製の2時間前に60mM KNO3 を与えた後、mRNA
の調製に供した。液体窒素中で1.5gの根を破砕し、
10mlのCTAB(臭化セチルトリメチルアンモニウ
ム)抽出溶液(50mM Tris−HCl pH8.0,
0.7MNaCl,10mM EDTA,2% CTA
B,1%メルカプトエタノール)を加え室温で10分激
しく振とうした。
するが、本発明は以下の実施例にのみ限定されるもので
はない。実施例1. 1)ポプラ根mRNAの抽出、精製およびcDNAの合
成 バーミキュライトで20cm程度に生育させたポプラ(P
opulus nigra L.)をmRNA調製の2
日前から10,000Lxの光で連続照射し、さらに調
製の2時間前に60mM KNO3 を与えた後、mRNA
の調製に供した。液体窒素中で1.5gの根を破砕し、
10mlのCTAB(臭化セチルトリメチルアンモニウ
ム)抽出溶液(50mM Tris−HCl pH8.0,
0.7MNaCl,10mM EDTA,2% CTA
B,1%メルカプトエタノール)を加え室温で10分激
しく振とうした。
【0012】10mlのクロロホルム:イソアミルアルコ
ール(24:1)を加え室温で5分間振とうし、950
0rpm 、10分遠心し上清に1ml当たり1.1g塩化セ
シウムを加えた。48000rpm 、16℃、16時間超
遠心し沈殿をTE緩衝液(10mM Tris−HCl
pH8.0,1mM EDTA)に溶解した。全RNAより
mRNAを精製するためmRNA Purificat
ion Kit(Pharmacia)を用いて、得ら
れたRNA全量からmRNAを精製した。
ール(24:1)を加え室温で5分間振とうし、950
0rpm 、10分遠心し上清に1ml当たり1.1g塩化セ
シウムを加えた。48000rpm 、16℃、16時間超
遠心し沈殿をTE緩衝液(10mM Tris−HCl
pH8.0,1mM EDTA)に溶解した。全RNAより
mRNAを精製するためmRNA Purificat
ion Kit(Pharmacia)を用いて、得ら
れたRNA全量からmRNAを精製した。
【0013】その結果、12μgのmRNAが得られ、
そのうち5μgをcDNAの合成に使用した。cDNA
の合成には、mRNAからcDNAを合成するためのZ
AP−cDNA(登録商標)Synthesis Ki
t(STRATAGENE)を使い、EcoRI−Xh
oIサイトを持つ2本鎖cDNA 500ngが得られ
た。
そのうち5μgをcDNAの合成に使用した。cDNA
の合成には、mRNAからcDNAを合成するためのZ
AP−cDNA(登録商標)Synthesis Ki
t(STRATAGENE)を使い、EcoRI−Xh
oIサイトを持つ2本鎖cDNA 500ngが得られ
た。
【0014】2)cDNAライブラリーの作製 前記1)項で調製したcDNA 100ngをベクターλ
ZAP II アーム1μgに連結させ、この反応液5μl
のうち1μlを、パッケージング用キットであるGig
apack(登録商標)II Gold Packagi
ng Extract(STRATAGENE)を用
い、λファージにパッケージングした。宿主E.col
i SURE株に感染させプラークを形成させ、ライブ
ラリーのタイターを測定した結果、1.74×106 p
fu(plaque forming unit)/ml
であった。
ZAP II アーム1μgに連結させ、この反応液5μl
のうち1μlを、パッケージング用キットであるGig
apack(登録商標)II Gold Packagi
ng Extract(STRATAGENE)を用
い、λファージにパッケージングした。宿主E.col
i SURE株に感染させプラークを形成させ、ライブ
ラリーのタイターを測定した結果、1.74×106 p
fu(plaque forming unit)/ml
であった。
【0015】3)硝酸還元酵素遺伝子スクリーニングの
ためのプローブの作製 PCR法を用いてRNA発現レベルでの検出および解析
を行うためのキット、GeneAmp(商標登録)RN
A PCR Kit(Perkin−Elmer Ce
tus)に従い、Master Mix(最終濃度 5
mM MgCl2,1×PCR BufferII,1mM
dGTP,1mM ATP,1mM TTP,1mM CT
P,1U/μl RNase Inhibitor,
2.5U/μl Reverse Transcrip
tase)17μlに、1)項で調製したmRNA(2
5ng)2μlとキット内に含まれるプライマーRand
omHexamers(最終濃度2.5μM)1μlを
加えた後、サーマルサイクラー(Perkin−Elm
er Cetus)を用いて、42℃−15分、99℃
−5分、5℃−5分で逆転写酵素反応を行った。
ためのプローブの作製 PCR法を用いてRNA発現レベルでの検出および解析
を行うためのキット、GeneAmp(商標登録)RN
A PCR Kit(Perkin−Elmer Ce
tus)に従い、Master Mix(最終濃度 5
mM MgCl2,1×PCR BufferII,1mM
dGTP,1mM ATP,1mM TTP,1mM CT
P,1U/μl RNase Inhibitor,
2.5U/μl Reverse Transcrip
tase)17μlに、1)項で調製したmRNA(2
5ng)2μlとキット内に含まれるプライマーRand
omHexamers(最終濃度2.5μM)1μlを
加えた後、サーマルサイクラー(Perkin−Elm
er Cetus)を用いて、42℃−15分、99℃
−5分、5℃−5分で逆転写酵素反応を行った。
【0016】この反応液20μlにPCR反応液(最終
濃度2mM MgCl2 、1×PCRBuffer II ,
0.025U/μl AmpliTaq DNA Po
limerase)78μlを添加し、次に、配列表の
配列番号3および4で示されるアミノ酸配列が既知の複
数個の硝酸還元酵素遺伝子を比較し、そのホモロジーの
高い領域のアミノ酸配列に基いて設計された一対の合成
プライマー(最終濃度0.4〜0.5μM)を各1μl
ずつ加え、PCR反応を行った。
濃度2mM MgCl2 、1×PCRBuffer II ,
0.025U/μl AmpliTaq DNA Po
limerase)78μlを添加し、次に、配列表の
配列番号3および4で示されるアミノ酸配列が既知の複
数個の硝酸還元酵素遺伝子を比較し、そのホモロジーの
高い領域のアミノ酸配列に基いて設計された一対の合成
プライマー(最終濃度0.4〜0.5μM)を各1μl
ずつ加え、PCR反応を行った。
【0017】反応条件は95℃−2分を1サイクル、9
5℃−1分→60℃−1分を35サイクル、60℃−7
分を1サイクルとした。PCR反応により増幅された遺
伝子断片は予想された長さ(716bp)と一致してお
り、このDNA配列に対応するアミノ酸配列は既に公知
である他の植物の硝酸還元酵素と80%以上のホモロジ
ーを有していた。この遺伝子断片を、ノンラジオシステ
ムでDNAを標識するためのDIG DNA Labe
ling Kit(ベーリンガーマンハイム山之内)を
用い、ランダムプライマ法によりDIG(ジゴキシゲニ
ン)標識し、プローブとした。
5℃−1分→60℃−1分を35サイクル、60℃−7
分を1サイクルとした。PCR反応により増幅された遺
伝子断片は予想された長さ(716bp)と一致してお
り、このDNA配列に対応するアミノ酸配列は既に公知
である他の植物の硝酸還元酵素と80%以上のホモロジ
ーを有していた。この遺伝子断片を、ノンラジオシステ
ムでDNAを標識するためのDIG DNA Labe
ling Kit(ベーリンガーマンハイム山之内)を
用い、ランダムプライマ法によりDIG(ジゴキシゲニ
ン)標識し、プローブとした。
【0018】4)cDNAライブラリーのスクリーニン
グ 前記2)項で作製したファージcDNAライブラリーを
宿主E.coli SURE株に感染させプラークを形
成させ、3)項で調製したプローブによりプラークハイ
ブリダイゼーションを行い、目的遺伝子を含むクローン
を選択した。約3000個のプラークをプレート上に形
成させ、これにナイロン膜(Amersham,Hyb
ond−N)を1分間付着させた。次に変性溶液(1.
5M NaCl,0.5M NaOH)で7分間変性さ
せ、中和溶液(1.5M NaCl,0.5M Tri
s−HCl pH7.2,0.001M Na2 EDT
A)で6分間中和させた後、2×SSC液(0.3M
NaCl,0.03M Na−citrate,pH.
7.0)で洗浄し、濾紙上で風乾した。
グ 前記2)項で作製したファージcDNAライブラリーを
宿主E.coli SURE株に感染させプラークを形
成させ、3)項で調製したプローブによりプラークハイ
ブリダイゼーションを行い、目的遺伝子を含むクローン
を選択した。約3000個のプラークをプレート上に形
成させ、これにナイロン膜(Amersham,Hyb
ond−N)を1分間付着させた。次に変性溶液(1.
5M NaCl,0.5M NaOH)で7分間変性さ
せ、中和溶液(1.5M NaCl,0.5M Tri
s−HCl pH7.2,0.001M Na2 EDT
A)で6分間中和させた後、2×SSC液(0.3M
NaCl,0.03M Na−citrate,pH.
7.0)で洗浄し、濾紙上で風乾した。
【0019】UV照射を5分間行いDNAを固定した。
この膜をハイブリダイゼーション溶液(5×SSC、
0.5%w/vブロッキング試薬、0.1%w/v N
−ラウリルサルコシンNa塩、0.02%w/v SD
S(ドデシル硫酸ナトリウム))で68℃、4時間プレ
ハイブリダイゼーションを行った。次に溶液を、直前に
変性させたDIG標識プローブを加えたハイブリダイゼ
ーション溶液と交換した。この溶液の量は膜100cm2
あたり2.5mlとした。68℃で一晩インキュベートし
た後、室温で2×SSC、0.1%w/v SDSを用
いて膜を5分間2回洗浄し、続いて68℃で0.1×S
SC、0.1%w/v SDSを用いて15分間2回洗
浄した。
この膜をハイブリダイゼーション溶液(5×SSC、
0.5%w/vブロッキング試薬、0.1%w/v N
−ラウリルサルコシンNa塩、0.02%w/v SD
S(ドデシル硫酸ナトリウム))で68℃、4時間プレ
ハイブリダイゼーションを行った。次に溶液を、直前に
変性させたDIG標識プローブを加えたハイブリダイゼ
ーション溶液と交換した。この溶液の量は膜100cm2
あたり2.5mlとした。68℃で一晩インキュベートし
た後、室温で2×SSC、0.1%w/v SDSを用
いて膜を5分間2回洗浄し、続いて68℃で0.1×S
SC、0.1%w/v SDSを用いて15分間2回洗
浄した。
【0020】プローブの免疫学的検出は、DNA La
beling and Detection Kit
(ベーリンガーマンハイム山之内)を用い、抗DIGア
ルカリ性ホスファターゼ標識抗体を使用してX−リン酸
(5−Bromo−4−chloro−3−indol
yl−phosphate)溶液とNBT(4−Nit
roblue tetrazoliumchlorid
e)溶液の発色反応によって検出した。約8万個のプラ
ークをスクリーニングし、3個の陽性プラークを得た。
これらのプラークを500μl SM液(50mM Tr
is−HCl(pH7.5),0.1M NaCl,7mM
MgSO4 ,0.01%ゼラチン)と20μlクロロ
ホルムに溶かし、4℃で一晩放置した。
beling and Detection Kit
(ベーリンガーマンハイム山之内)を用い、抗DIGア
ルカリ性ホスファターゼ標識抗体を使用してX−リン酸
(5−Bromo−4−chloro−3−indol
yl−phosphate)溶液とNBT(4−Nit
roblue tetrazoliumchlorid
e)溶液の発色反応によって検出した。約8万個のプラ
ークをスクリーニングし、3個の陽性プラークを得た。
これらのプラークを500μl SM液(50mM Tr
is−HCl(pH7.5),0.1M NaCl,7mM
MgSO4 ,0.01%ゼラチン)と20μlクロロ
ホルムに溶かし、4℃で一晩放置した。
【0021】このファージ溶液200μlとヘルパーフ
ァージR408 1μlを宿主E.coli XL1−
Blue株(O.D600 =1.0)200μlに37℃
で15分感染させ、5mlの2×YT培地(1.6% B
acto Tripton,1% Yeast Ext
ract,0.5% NaCl,1.5%Agar)を
加え、37℃で3時間振とう培養した。70℃で20分
間熱処理後、4000gで5分間遠心し、上清を希釈し
XL1−Blue(O.D600 =1.0)200μlに
37℃15分感染させ、アンピシリンを含むLB培地
(1% Bacto Tripton,0.5% Ye
ast Extract,1% NaCl,1.5%
Agar)にプレーティングした。出現コロニーは目的
のcDNAを含む2本鎖のpBluescriptを有
するため、EcoRIおよびXhoIで消化することに
よりインサートDNAを切り出し、全長を含んでいると
思われるcDNA由来のDNA断片を1クローン得た。
ァージR408 1μlを宿主E.coli XL1−
Blue株(O.D600 =1.0)200μlに37℃
で15分感染させ、5mlの2×YT培地(1.6% B
acto Tripton,1% Yeast Ext
ract,0.5% NaCl,1.5%Agar)を
加え、37℃で3時間振とう培養した。70℃で20分
間熱処理後、4000gで5分間遠心し、上清を希釈し
XL1−Blue(O.D600 =1.0)200μlに
37℃15分感染させ、アンピシリンを含むLB培地
(1% Bacto Tripton,0.5% Ye
ast Extract,1% NaCl,1.5%
Agar)にプレーティングした。出現コロニーは目的
のcDNAを含む2本鎖のpBluescriptを有
するため、EcoRIおよびXhoIで消化することに
よりインサートDNAを切り出し、全長を含んでいると
思われるcDNA由来のDNA断片を1クローン得た。
【0022】これをさらにHindIII で消化し、pB
luescript(商標登録)IISK(−)(東洋紡
績)にサブクローニングし、サーマルサイクラーを利用
してシーケンス反応を行うためのTaq Dye De
oxyTM Terminator Cycle Seq
uencing Kit(アプライドバイオシステム
ズ)を用い、DNAシーケンサー(アプライドバイオシ
ステムズ、373A)で塩基配列を決定した。また、決
定した塩基配列をもとに合成プライマーを作製し、クロ
ーンの全塩基配列を配列番号1のように決定した。な
お、前述プローブは配列表の配列番号1の塩基番号75
7〜1472を認識するプローブであった。
luescript(商標登録)IISK(−)(東洋紡
績)にサブクローニングし、サーマルサイクラーを利用
してシーケンス反応を行うためのTaq Dye De
oxyTM Terminator Cycle Seq
uencing Kit(アプライドバイオシステム
ズ)を用い、DNAシーケンサー(アプライドバイオシ
ステムズ、373A)で塩基配列を決定した。また、決
定した塩基配列をもとに合成プライマーを作製し、クロ
ーンの全塩基配列を配列番号1のように決定した。な
お、前述プローブは配列表の配列番号1の塩基番号75
7〜1472を認識するプローブであった。
【0023】
配列番号:1 配列の長さ:2982 配列の型:核酸 鎖の数:2本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to mRNA 起源:Populus nigar L. 配列の特徴: 64−2760 ポプラ硝酸還元酵素 757−777 Primer binding 1447−1472 Primer binding 2945−2950 Polyadenylation signal 2965−2982 poli A site 配列:
【0024】 CTCGAGCTCG TGCCGAATTC GGCACGAGAT TTCCTTTTCT TTCTTTCTTT 50 TTAGGCGCTT CTA ATG GCG GCT TCC GTC GAC AAC CGC CAA TTC CAC 96 Met Ala Ala Ser Val Asp Asn Arg Gln Phe His 1 5 10 CTC GAG CCC AAT CTA AAC GGG GTG GTT CGT TCC TTC AAA TCC GTC 141 Leu Glu Pro Asn Leu Asn Gly Val Val Arg Ser Phe Lys Ser Val 15 20 25 CCA ACC CAC CAG GCC AAC TCT CCG GTT AGA ACC TTC AAC TTC TCG 186 Pro Thr His Gln Ala Asn Ser Pro Val Arg Thr Phe Asn Phe Ser 30 35 40 AAC CAG GAC TTC ACT CGC TCC GAC CAG AAA CCA GTC CCA ACA TTG 231 Asn Gln Asp Phe Thr Arg Ser Asp Gln Lys Pro Val Pro Thr Leu 45 50 55 GAG GAA GAA GAT TGT TCA AGT GAC GAT GAA GCT GAT TAT AAG GAT 276 Glu Glu Glu Asp Cys Ser Ser Asp Asp Glu Ala Asp Tyr Lys Asp 60 65 70 CTG ATC CGC AAA ACC AAC AGT GAA TTA GAG CCG TCG GTT ATT GAC 321 Leu Ile Arg Lys Thr Asn Ser Glu Leu Glu Pro Ser Val Ile Asp 75 80 85 CCA CGA GAT GAA GGA ACT GCT GAC AAC TGG ATC GAA CGC AAC CCT 366 Pro Arg Asp Glu Gly Thr Ala Asp Asn Trp Ile Glu Arg Asn Pro 90 95 100 TCC ATG GTC CGT CTT ACA GGG AAA CAT CCC TTT AAC TCT GAA CCG 411 Ser Met Val Arg Leu Thr Gly Lys His Pro Phe Asn Ser Glu Pro 105 110 115 CCA TTG GCT CGT CTC ATG CAC CAC GGG TTC ATT ACA CCG GTC CCC 456 Pro Leu Ala Arg Leu Met His His Gly Phe Ile Thr Pro Val Pro 120 125 130 CTT CAC TAT GTT CGT AAC CAT GGT CCT GTC CCA AAG GCC ACA TGG 501 Leu His Tyr Val Arg Asn His Gly Pro Val Pro Lys Ala Thr Trp 135 140 145 CAA GAC TGG ACA GTT GAG GTT TGC GGT CTG GTT AAA AGG CCA GCC 546 Gln Asp Trp Thr Val Glu Val Cys Gly Leu Val Lys Arg Pro Ala 150 155 160 CGT TTC ACC ATG GAT AAG CTA GTC AAT GAA TTC CCA GCC CGT GAA 591 Arg Phe Thr Met Asp Lys Leu Val Asn Glu Phe Pro Ala Arg Glu 165 170 175
【0025】 CTA CCT GTT ACT CTA GTT TGC GCA GGT AAC AGA CGC AAA GAG CAA 636 Leu Pro Val Thr Leu Val Cys Ala Gly Asn Arg Arg Lys Glu Gln 180 185 190 AAC ATG GTA AAA CAG ACA ATT GGC TTC AAC TGG GGT TCT GCC GGG 681 Asn Met Val Lys Gln Thr Ile Gly Phe Asn Trp Gly Ser Ala Gly 195 200 205 GTG TCT ACT TCA GTG TGG CGT GGT GTA CCA TTG CAT TTG CTG CTC 726 Val Ser Thr Ser Val Trp Arg Gly Val Pro Leu His Leu Leu Leu 210 215 220 AAG AAG TGT GGG ATC TAT AGC CGT AAA AAA GGG GCC CTC AAT GTT 771 Lys Lys Cys Gly Ile Tyr Ser Arg Lys Lys Gly Ala Leu Asn Val 225 230 235 TGT TTT GAA GGT GCT GAG GAT CTG CCA GGT GGC GGT GGG TCC AAG 816 Cys Phe Glu Gly Ala Glu Asp Leu Pro Gly Gly Gly Gly Ser Lys 240 245 250 TAC GGG ACC AGT ATC AAG CAA GAG TTC GCT ATG GAT CCA TCT CGA 861 Tyr Gly Thr Ser Ile Lys Gln Glu Phe Ala Met Asp Pro Ser Arg 255 260 265 GAT ATT ATT TTA GCC TAT ATG CAA AAC GGT GAG CCT TTG GCC CCG 906 Asp Ile Ile Leu Ala Tyr Met Gln Asn Gly Glu Pro Leu Ala Pro 270 275 280 GAC CAT GGG TTT CCG GTG AGG ATG ATC ATA CCA GGT TTT ATT GGT 951 Asp His Gly Phe Pro Val Arg Met Ile Ile Pro Gly Phe Ile Gly 285 290 295 GGG CGT ATG GTG AAA TGG TTA AAG AGA ATA ATT GTT ACC AGT GTA 996 Gly Arg Met Val Lys Trp Leu Lys Arg Ile Ile Val Thr Ser Val 300 305 310 GAG TCA GAT AAT TAT TAC CAC TAC AAG GAC AAC AGA GTA CTG CCC 1041 Glu Ser Asp Asn Tyr Tyr His Tyr Lys Asp Asn Arg Val Leu Pro 315 320 325 TCT CAT GTA GAT GCA GAG CTA GCC AAT GCC GAA GCC TGG TGG TAC 1086 Ser His Val Asp Ala Glu Leu Ala Asn Ala Glu Ala Trp Trp Tyr 330 335 340 AAG CCA GAG TAT ATC ATC AAT GAG CTG AAT ATA AAC TCG GTG ATA 1131 Lys Pro Glu Tyr Ile Ile Asn Glu Leu Asn Ile Asn Ser Val Ile 345 350 355 ACG ACG CCG TGT CAT GAA GAG ATA CTG CCG ATT AAC TCA TGG ACA 1176 Thr Thr Pro Cys His Glu Glu Ile Leu Pro Ile Asn Ser Trp Thr 360 365 370 ACT CAG ACC CCG TAC ACG CTG AGG GGT TAC GCA TAT TCT GGT GGT 1221 Thr Gln Thr Pro Tyr Thr Leu Arg Gly Tyr Ala Tyr Ser Gly Gly 375 380 385 GGG AAA AAA GTG ACG CGC GTA GAG GTG ACT CTG GAT GGT GGA GAA 1266 Gly Lys Lys Val Thr Arg Val Glu Val Thr Leu Asp Gly Gly Glu 390 395 400 ACG TGG CAA GTC TGC AGC TTG GAC CAT GAA GAG AAG CCC AAC AAG 1311 Thr Trp Gln Val Cys Ser Leu Asp His Glu Glu Lys Pro Asn Lys 405 410 415 TAC GGC AAA TAC TGG TGT TGG TGC TTC TGG TCC CTG GAG GTG GAG 1356 Tyr Gly Lys Tyr Trp Cys Trp Cys Phe Trp Ser Leu Glu Val Glu 420 425 430
【0026】 GTG CTA GAG CTC CTC GGA GCC AAA GAG ATT GCC GTC CGG GCC TGG 1401 Val Leu Glu Leu Leu Gly Ala Lys Glu Ile Ala Val Arg Ala Trp 435 440 445 GAC GAA ACC CTT AAT ACC CAG CCG GAG AAG CTC AAT TGG AAT ATC 1446 Asp Glu Thr Leu Asn Thr Gln Pro Glu Lys Leu Asn Trp Asn Ile 450 455 460 ATG GGA ATG ATG AAC AAC TGC TGG TTC CGG GTA AAA ACA AAT GTC 1491 Met Gly Met Met Asn Asn Cys Trp Phe Arg Val Lys Thr Asn Val 465 470 475 TGC AAA CGT CAC AAG GGT GAG ATA GGG ATT GTT TGT GAG CAC CCC 1536 Cys Lys Arg His Lys Gly Glu Ile Gly Ile Val Cys Glu His Pro 480 485 490 ACC GTG CCA GGC AAC CAG TCC GGT GGG TGG ATG GCC AAG CAA AGG 1581 Thr Val Pro Gly Asn Gln Ser Gly Gly Trp Met Ala Lys Gln Arg 495 500 505 CAC CTA GAG AAA TCA TTG GAG AAT ATC CAA GCT CTG AAG AAA AGT 1626 His Leu Glu Lys Ser Leu Glu Asn Ile Gln Ala Leu Lys Lys Ser 510 515 520 GTT TCA ACC CCC TTC ATG AAC ACT TCT TCA AAA ACT TTT TCA ATG 1671 Val Ser Thr Pro Phe Met Asn Thr Ser Ser Lys Thr Phe Ser Met 525 530 535 GCT GAA GTC AAG AAA CAT AAT TCG GCG GAT TCA GCA TGG ATA ATT 1716 Ala Glu Val Lys Lys His Asn Ser Ala Asp Ser Ala Trp Ile Ile 540 545 550 GTT CAT GGT CAC GTC TAT GAT TGC ACT CGC TTC CTT AAA GAC CAT 1761 Val His Gly His Val Tyr Asp Cys Thr Arg Phe Leu Lys Asp His 555 560 565 CCC GGT GGC ACT GAC AGC ATT TTA ATC AAT GCC GGT ACT GAT TGC 1806 Pro Gly Gly Thr Asp Ser Ile Leu Ile Asn Ala Gly Thr Asp Cys 570 575 580 ACT GAA GAA TTT GAT GCT ATA CAC TCT GAT AAA GCC AAG AAA ATG 1851 Thr Glu Glu Phe Asp Ala Ile His Ser Asp Lys Ala Lys Lys Met 585 590 595 CTT GAG GAT CAT CGG ATC GGA GAG TTG GTT AAT TCA TCA GCT TAC 1896 Leu Glu Asp His Arg Ile Gly Glu Leu Val Asn Ser Ser Ala Tyr 600 605 610 ACA TCT GAT TCA AAC GCT TCC TCT CCT AAT AAC TCA GTA CAT TTG 1941 Thr Ser Asp Ser Asn Ala Ser Ser Pro Asn Asn Ser Val His Leu 615 620 625 GCT CCT ATC AAA GAA ATT GCC TCA ATA AGA AAT GTT GCT CTT GTT 1986 Ala Pro Ile Lys Glu Ile Ala Ser Ile Arg Asn Val Ala Leu Val 630 635 640 CCA CGT GAA AAA ATC CCA TGC AAG CTT ATT AAA AAG GAA ATT CTC 2031 Pro Arg Glu Lys Ile Pro Cys Lys Leu Ile Lys Lys Glu Ile Leu 645 650 655 TCT CAT GAT GTG CGT CTC TTT CGA TTT GCA TTG CCA TCA GAG GAT 2076 Ser His Asp Val Arg Leu Phe Arg Phe Ala Leu Pro Ser Glu Asp 660 665 670 CAG GTG CTG GGA TTG CCG GTG GGG AAG CAC ATA TTC TTA TGT GCT 2121 Gln Val Leu Gly Leu Pro Val Gly Lys His Ile Phe Leu Cys Ala 675 680 685
【0027】 ACT GTT AAT GAC AAG TTG TGC ATG CGA GCT TAT ACG CCA ACT AGC 2166 Thr Val Asn Asp Lys Leu Cys Met Arg Ala Tyr Thr Pro Thr Ser 690 695 700 ACC GTC GAC GTG GTG GGG TAC TTT GAT CTT GTG ATC AAG GTT TAT 2211 Thr Val Asp Val Val Gly Tyr Phe Asp Leu Val Ile Lys Val Tyr 705 710 715 TTC AAA GGC GTG CAT CCA AAG TTC CCT AAT GGA GGG CAA ATG TCA 2256 Phe Lys Gly Val His Pro Lys Phe Pro Asn Gly Gly Gln Met Ser 720 725 730 CAG TAC CTT AAC TCA CTA TCG CTG GGG TCT GTG ATA GAC GTG AAG 2301 Gln Tyr Leu Asn Ser Leu Ser Leu Gly Ser Val Ile Asp Val Lys 735 740 745 GGT CCG TTG GGT CAC ATT GAA TAT GTT GGT CGT GGT AAG TTT TTG 2346 Gly Pro Leu Gly His Ile Glu Tyr Val Gly Arg Gly Lys Phe Leu 750 755 760 GTC CAT GAC AAG CCC AAG TTT GCC AAG AAA CTG ACT ATA CTG TCT 2391 Val His Asp Lys Pro Lys Phe Ala Lys Lys Leu Thr Ile Leu Ser 765 770 775 GGT GGG ACA GGA ATC ACA CCA ATC TAT CAA CTG ATT CAA GCC ATT 2436 Gly Gly Thr Gly Ile Thr Pro Ile Tyr Gln Leu Ile Gln Ala Ile 780 785 790 TTA AAA GAT CCA GAA GAC GAT ACC GAA ATG TAT TTG GTC TAT GCG 2481 Leu Lys Asp Pro Glu Asp Asp Thr Glu Met Tyr Leu Val Tyr Ala 795 800 805 AAC CGC ACT GAG GAC GAT ATT TTG TTG AGG GAC GAA CTT GAT TCT 2526 Asn Arg Thr Glu Asp Asp Ile Leu Leu Arg Asp Glu Leu Asp Ser 810 815 820 TGG GCT AAG GAA CAT GAG AGA TTA AAG GTG TGG CAT GTC ATT CAA 2571 Trp Ala Lys Glu His Glu Arg Leu Lys Val Trp His Val Ile Gln 825 830 835 GAA TCT ATT AAG GAA GGC TGG CAA TAC AGT GTT GGG TTC ATT ACC 2616 Glu Ser Ile Lys Glu Gly Trp Gln Tyr Ser Val Gly Phe Ile Thr 840 845 850 GAG AGT ATC CTG CGA GAG CAT GTG CCA GAA GGA TCA GAT GAT ACT 2661 Glu Ser Ile Leu Arg Glu His Val Pro Glu Gly Ser Asp Asp Thr 855 860 865 CTG GCT TTG GCT TGT GGT CCT CCA CCA ATG ATT CAA TTT GCC GTG 2706 Leu Ala Leu Ala Cys Gly Pro Pro Pro Met Ile Gln Phe Ala Val 870 875 880 CAG CCA AAC TTG GAG AAG ATG AAC TAT GAC ATC AAG GAT TCC TTG 2751 Gln Pro Asn Leu Glu Lys Met Asn Tyr Asp Ile Lys Asp Ser Leu 885 890 895 CTA GTT TTT TAGATGAGAG AGGAGCGGAT CTATTTAAAA TAATATGAGG 2800 Leu Val Phe TTGTACATAT GTTAGCTTGA TCGATCGATG CATGTGTTAC TCCATTCGTT 2850 TCTTTGATAA GAACAGGAAA AAGAGAGGCT GTTTCCCATA TGTATTATTA 2900 TCAAGTTGGA GCAACAGTTG CTTAATGTAG ACTCACTTTG TAGAATAAAT 2950 GAAAGGTTTT TCCCAAAAAA AAAAAAAAAA AA 2982
【0028】配列番号:2 配列の長さ:29 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸(合成DNA) アンチセンス:NO 配列の特徴: 3−8 EcoRI site 9−29 binding site 14,15,23,26 混合物 配列: GGGAATTCGG GGCYYTCAAC GTKTGYTTT 29
【0029】配列番号:3 配列の長さ:34 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸(合成DNA) アンチセンス:YES 配列の特徴: 1−26 binding site 27−32 Pstl site 6 混合物 配列: ATGGGWATGA TGAACAACTG CTGGTTCTGC AGGG 34
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梶野 勉 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 平井 正名 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 木谷 重和 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 島田 友香子 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 森川 弘道 広島県東広島市鏡山一丁目3番
Claims (3)
- 【請求項1】 配列番号:1に示すアミノ酸配列から実
質上成るポプラ属植物の硝酸還元酵素をコードする遺伝
子。 - 【請求項2】 配列番号:1に示す塩基配列を有する請
求項1に記載の遺伝子。 - 【請求項3】 配列番号:1に示すアミノ酸配列から実
質上成るポプラ属植物の硝酸還元酵素。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6162197A JPH0823978A (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | ポプラ属植物の硝酸還元酵素遺伝子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6162197A JPH0823978A (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | ポプラ属植物の硝酸還元酵素遺伝子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0823978A true JPH0823978A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=15749841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6162197A Pending JPH0823978A (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | ポプラ属植物の硝酸還元酵素遺伝子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0823978A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003100068A1 (en) * | 2002-05-29 | 2003-12-04 | Aresa Biodetection Aps | Reporter system for plants |
CN113897373A (zh) * | 2021-10-18 | 2022-01-07 | 江苏省中国科学院植物研究所 | 珠眉海棠MzASMT 1基因在调控杨树根系发育中的应用 |
-
1994
- 1994-07-14 JP JP6162197A patent/JPH0823978A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003100068A1 (en) * | 2002-05-29 | 2003-12-04 | Aresa Biodetection Aps | Reporter system for plants |
CN113897373A (zh) * | 2021-10-18 | 2022-01-07 | 江苏省中国科学院植物研究所 | 珠眉海棠MzASMT 1基因在调控杨树根系发育中的应用 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Tsai et al. | Dark‐induced and organ‐specific expression of two asparagine synthetase genes in Pisum sativum. | |
KR100243996B1 (ko) | 이미다졸리논-특이적 내성 ahas 서열 및 상기 내성을 수여하는 방법 | |
Kim et al. | cDNA cloning and characterization of buforin I, an antimicrobial peptide: a cleavage product of histone H2A | |
JPH07509606A (ja) | フラボノールシンターゼ酵素をコードする遺伝子配列およびその用途 | |
Wu et al. | Poladenylated H3 histone transcripts and H3 histone vairants in alfalfa | |
Guo et al. | Molecular cloning and expression of alfalfa (Medicago sativa L.) vestitone reductase, the penultimate enzyme in medicarpin biosynthesis | |
Chaboute et al. | Polyadenylation of histone H3 and H4 mRNAs in dicotyledonous plants | |
CN111187779B (zh) | 抗病基因OsRLR1、转录因子OsWRKY19以及在水稻抗白叶枯病育种中的应用 | |
JPH0823978A (ja) | ポプラ属植物の硝酸還元酵素遺伝子 | |
JP2686025B2 (ja) | ブラストサイジンsデアミナーゼ遺伝子 | |
US7232940B2 (en) | Polynucleotide sequences from rice | |
HUT62333A (en) | Process ofr producing herbicide-resistant mutants of acetohydroxy acid synthesis enzyme | |
JPH08196281A (ja) | 水生成型nadhオキシダーゼをコードするdna | |
AU674294B2 (en) | Nucleotide sequences coding an endopolygalacturonase inhibitor | |
CN115261363A (zh) | Apobec3a的rna脱氨酶活性测定方法及rna高活性的apobec3a变体 | |
CN112708603A (zh) | 水稻are2基因在植物氮代谢调控中的应用 | |
JPH07236486A (ja) | ポプラ属植物の亜硝酸還元酵素遺伝子 | |
Chye et al. | A cDNA clone encoding Brassica calmodulin | |
JPH09224671A (ja) | 新規なチトクロームp450をコードするdna | |
CA2301257A1 (en) | The ire gene regulating the root-hair growth in arabidopsis | |
AU2003210956A1 (en) | Compositions and methods for altering biosynthesis taxanes and taxane-related compounds | |
Fani et al. | Phylogenetic studies of the genus Azospirillum | |
JP3232619B2 (ja) | システイン合成酵素をコードする遺伝子 | |
JP2001157586A (ja) | プロモーター遺伝子 | |
KR20010071128A (ko) | 플라본 신타제를 암호화하는 유전자 |