JPH082396B2 - ミシンの押え上げ制御装置 - Google Patents

ミシンの押え上げ制御装置

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JPH082396B2
JPH082396B2 JP33952791A JP33952791A JPH082396B2 JP H082396 B2 JPH082396 B2 JP H082396B2 JP 33952791 A JP33952791 A JP 33952791A JP 33952791 A JP33952791 A JP 33952791A JP H082396 B2 JPH082396 B2 JP H082396B2
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JP
Japan
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presser foot
signal
sewing machine
presser
needle
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俊春 保坂
正人 小沢
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ジューキ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はミシンの押え上げ制御装
置、特に縫製工程に応じて押えの上げ量を自動的に変え
得るミシンの押え上げ制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にミシンの押えの上昇量は布の出し
入れを必要とするときは布の厚さを考慮して最大量と
し、布の方向を変えるとき等にはその上昇量を必要最小
限とするのが能率的であるため、従来は操作者のヒザで
操作されるヒザレバーを用い、この操作量で押えの上昇
量をコントロールしている。
【0003】然しながらヒザレバーを用いるのはある程
度の熟練を要すると共に、わずらわしいためソレノイド
を利用して作業者がヒザスイッチあるいはペダルを操作
すれば押えが所定量上昇するようにしたものも知られて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら上記ソレノ
イドを用いる方法では押えの上昇量が常に一定となるた
め、対象とされる縫製物の最大の厚さに合わせて上記上
昇量をあらかじめ大きく設定しておく必要があり、単に
縫製の途中で布の方向を変えるため操作したときでも押
えが必要以上に上昇し、従って時間のロスが大きく、作
業性が悪くなる欠点があった。
【0005】本発明は上記の欠点を除くようにしたもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のミシンの押え上
げ制御装置はミシンの押えの上下駆動手段と、この上下
駆動手段を制御して針上停止の位置で押え上げ信号が加
えられたとき押えを最大上昇位置ならしめ、針下停止の
位置で押え上げ信号が加えられたとき押えを中間上昇位
置とする制御手段とより成ることを特徴とする。
【0007】
【実施例】以下図面によって本発明の実施例を説明す
る。
【0008】本発明においては図1に示すように押え1
をヒザスイッチやペダルによって作動されるモータ2に
よって駆動せしめるようにする。即ちモータ2によって
進退ねじ軸3を直線往復動せしめ、この進退ねじ軸3の
水平運動が回動軸5に枢着した回動腕4と回動板6を回
動させ、さらに連結ロッド7、揺動リンク8、引き上げ
リンク9を介して押え棒10の上部に上下運動として伝
達され、この押え棒10の下端に固定されている押え1
が上下動されるようにする。
【0009】なお、11はミシンボディ、12は針上下
位置検出器内蔵のプーリ、13はこのプーリ12をミシ
ンの主モータ(図示せず)に連結するベルトである。
【0010】図2は上記モータ2の回転を直線往復動に
変換して進退ねじ軸3に伝達する手段の詳細を示し、モ
ータ2の回転軸14には雌ねじを有する回転ナット体1
5が固定されこの回転ナット体15の雌ねじに上記進退
ねじ軸3の雄ねじが螺合されている。またこの進退ねじ
軸3は回転止め板16によって回転を阻止されており、
上記モータ2の回転軸14と共に回転ナット体15が回
転すれば、その回転方向に応じて上記進退ねじ軸3が回
転することなく右または左に直線往復移動されるように
なっている。
【0011】本発明においては更に上記進退ねじ軸3の
水平移動によって係合ピン17を介して変位される摺動
子を有する可変抵抗18と、針が上位置であるか下位置
であるかを判別して信号を送る手段(図示せず)と、押
え上げ信号発生手段と、これら手段からの信号と上記可
変抵抗18の摺動子からの制御信号、即ち押え1の位置
信号とによって上記モータ2の回転方向及び回転量を調
節する制御手段19とを用いる。図3は上記制御手段1
9の回路図を示す。
【0012】本発明の上記制御手段19においては上記
モータ2の回転量、即ち押え1の上昇位置に対応する上
記可変抵抗18の摺動子からの電圧vx を第1のコンパ
レータIC1の正の入力端子及び第2のコンパレータI
C2の負の入力端子に夫々保護抵抗R1 ,R4 を介して
加え、上記第1のコンパレータIC1の負の入力端子と
第2のコンパレータIC2の正の入力端子には夫々保護
抵抗R2 ,R3 を介して比較電圧vを加え、上記第1、
第2のコンパレータIC1,IC2の出力によってモー
タ駆動回路21を介してモータ2を制御せしめる。
【0013】なおR5 ,R6 は夫々第1,第2のコンパ
レータIC1,IC2のヒステリシス作成用の抵抗であ
る。
【0014】上記比較電圧vは例えば下記のようにして
得る。
【0015】即ち図3に示すように針が上位置のときの
電位レベルがL、上位置以外のときHとなる針位置信号
を第1のインバータゲートIC3を介してオープンコレ
クタ型の第1のNANDゲートIC4の第1の入力端子
に加えると共に、上記針位置信号をオープンコレクタ型
の第2のNANDゲートIC5の第1の入力端子に加え
る。
【0016】また針が上位置または下位置かの何れかに
あるときにおいてミシンが停止されている時押え上げ指
令が加えられれば(押え上げ指令はミシンの制御部より
入力されミシン停止中以外は入力されないものとする)
電位レベルがLとなり、加えられていないときはHとな
る押え上げ信号を第2のインバータゲートIC6を介し
て上記第1及び第2のNANDゲートIC4,IC5の
第2の入力端子に加えると共に、上記押え上げ信号をオ
ープンコレクタ型の第3のインバータゲートIC7の入
力端子に加え、上記第1,第2のNANDゲートIC
4,IC5及び第3のインバータゲートIC7の出力端
子を夫々可変抵抗器VR1,VR2 ,VR3 を介して互
に接続し、この接続点20と電源Vcc間を抵抗R7
介して接続し、この接続点20から上記比較電圧vを取
り出すようにする。
【0017】なお、R8 は可変抵抗18の接地側端子に
接続した摺動子の最小電位設定抵抗である。
【0018】本発明の制御手段19は上記のような構成
であるから図4に示すように針が上位置停止の状態でヒ
ザスイッチまたはペダル操作による指令に応じて押え上
げ信号が入力されると第2,第3のインバータゲートI
C6,IC7の入力端子の電位レベルはLとなり、第1
のインバータゲートIC3の入力端子と、第2のNAN
DゲートIC5の第1の入力端子の電位レベルは上停止
のためLであり、その結果第1のNANDゲートIC4
の第1,第2の入力端子の電位レベルは共にHとなりこ
の第1のNANDゲートIC4は導通状態となるから可
変抵抗VR1 と抵抗R7 の分圧比によって定まる電圧v
aが上記接続点20に生ずる。
【0019】一方、第2のNANDゲートIC5の第
1,第2の入力端子の電位レベルは夫々L,Hとなり、
この第2のNANDゲートIC5は非導通状態となる。
また第3のインバータゲートIC7の入力端子の電位レ
ベルはLであり従ってその出力端子の電位レベルはHと
なり上記接続点20の電圧va に影響を及ぼすことがな
い。
【0020】次に作業者が縫製を始めるため針が上位置
の状態で押えを下げるべく、押え上げ指令を解除すれば
図5に示すように押え上げ信号の電位レベルはHとな
り、従って、第1のインバータゲートIC3の入力端子
と、第2のNANDゲートIC5の第1の入力端子の電
位レベルはL、第2,第3のインバータゲートIC6,
IC7の入力端子の電位レベルはHとなる。その結果第
1のNANDゲートIC4の第1,第2の入力端子の電
位レベルは夫々H,Lとなりこの第1のNANDゲート
IC4は非導通状態となる。
【0021】一方、第2のNANDゲートIC5の第
1,第2の入力端子の電位レベルは共にLとなり、この
第2のNANDゲートIC5も非導通状態となる。また
第3のインバータゲートIC7の入力端子の電位レベル
はHであり従ってその出力端子の電位レベルはLとなり
上記接続点20の電圧は可変抵抗VR3と抵抗R7 の分
圧比によって定まる電圧vc となる。
【0022】次に作業者が縫製の途中において布の向き
を変えるため針が下位置停止の状態でミシンを止め、押
え上げ指令を加えると図6に示すように第1のインバー
タゲートIC3の入力端子と、第2のNANDゲートI
C5の第1の入力端子の電位レベルはHとなり、第2,
第3のインバータゲートIC6,IC7の入力端子の電
位レベルはLとなる。その結果第1のNANDゲートI
C4の第1,第2の入力端子の電位レベルは共に夫々
L,Hとなりこの第1のNANDゲートIC4は非導通
状態となる。
【0023】一方、第2のNANDゲートIC5の第
1,第2の入力端子の電位レベルは共にHとなり、この
第2のNANDゲートIC5は導通状態となる。従って
可変抵抗VR2 と抵抗R7 の分圧比によって定まる電圧
b が上記接続点20に生ずる。
【0024】また第3のインバータゲートIC7の入力
端子の電位レベルはLのままであり従ってその出力端子
の電位レベルはHとなり上記接続点20の電位に影響を
及ぼすことがない。
【0025】本発明においては上記各電圧va ,vb
c
【0026】va >vb >vc
【0027】となるよう各可変抵抗VR1 〜VR3 を調
節しておく。
【0028】上記のようにミシンの針が上位置停止の状
態で押え上げ指令が加えられると上記接続点20の電圧
がva となるが、このときは、この電圧がva と可変抵
抗18の摺動子における電圧vx とが第1,第2のコン
パレータIC1,IC2によって比較され、摺動子の電
圧vx がva より低い場合、即ち押えの上昇量が小さい
ときには第1のコンパレータIC1の出力レベルがLに
なりモータ駆動回路21を介してモータ2に押え上昇の
指令を出し、押えが上昇され、その結果摺動子の位置が
変化してvx の値が上昇し、vx >va となる迄押え上
昇が続く。
【0029】vx >va となると第1のコンパレータI
C1の出力レベルはHとなり、モータ2は停止する。
【0030】次に押え指令を解除すれば接続点20には
電圧vc を生ずるが、可変抵抗18の摺動子の電圧vx
は押えが上昇位置にあるためva となっており、vc
り高い。従って第2のコンパレータIC2の出力レベル
がLとなりモータ2にはモータ駆動回路21を介して押
え下降信号が加えられ、vx がvc より低くなる迄モー
タ2が逆転し、押えが下降される。
【0031】vx <vc となれば第2のコンパレータI
C2の出力レベルがHとなりモータ2は停止する。
【0032】次に作業者が布の向きを変えるため針下位
置でミシンを止め、押え上げ指令を加えると、接続点2
0に電圧vb が生ずるが、電圧vx は押えが下降位置に
あるためvc となっており、vb より低い。従って上記
と同様電圧vx がvb を越えるようになる迄モータ2が
駆動されて押えが中間位置に上昇する。
【0033】なお、上記電圧va ,vb ,vc の値は夫
々可変抵抗VR1 ,VR2 ,VR3 を調節することによ
って容易に変えることができる。例えばvb による上昇
位置を布厚に対応するように調整可能である。
【0034】
【発明の効果】上記のように本発明によれば押えの上昇
量が自動的に針下停止のときには小さな中間位置とな
り、針上停止のときには最大となるから作業者は特に意
識せずに布の出し入れ時には押えが高く上がり、布の向
きを変えるときには必要最小限の押え上昇量となるので
操作のわずらわしさもなく、無駄な押えの上昇、下降時
間も省けるので作業性が良くなる等種々の利益がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のミシンの押え上げ制御装置における押
え駆動手段の説明図である。
【図2】上記押え駆動手段の一部の詳細図である。
【図3】本発明のミシンの押え上げ制御装置の回路図で
ある。
【図4】本発明のミシンの押え上げ制御装置の動作説明
図である。
【図5】本発明のミシンの押え上げ制御装置の動作説明
図である。
【図6】本発明のミシンの押え上げ制御装置の動作説明
図である。
【符号の説明】
1 押え 2 モータ 3 進退ねじ軸 4 回動腕 5 回動軸 6 回動板 7 連結ロッド 8 揺動リンク 9 引き上げリンク 10 押え棒 11 ミシンボディ 12 プーリ 13 ベルト 14 回転軸 15 回転ナット体 16 回転止め板 17 係合ピン 18 可変抵抗 19 制御手段 20 接続点 21 モータ駆動回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも上下停止針機能を有する電動
    ミシンにおいて、ミシンの押えの上下駆動手段と、この
    上下駆動手段を制御して針上停止の位置で押え上げ信号
    が加えられたとき押えを最大上昇位置ならしめ、針下停
    止の位置で押え上げ信号が加えられたとき押えを中間上
    昇位置とする制御手段とより成ることを特徴とするミシ
    ンの押え上げ制御装置。
  2. 【請求項2】 上記制御手段が針の上位置又は下位置を
    判別して異なるレベルの信号を発生する手段と、押え上
    げ信号の有無によって異なるレベルの信号を発生する手
    段と、上記2つの手段から所定の比較信号を発生せしめ
    る手段と、押えの位置信号発生手段と、この位置信号と
    上記比較信号を比較し、その結果により押えの上下移動
    方向及び移動量を定める手段とを含む請求項1記載のミ
    シンの押え上げ制御装置。
JP33952791A 1991-11-29 1991-11-29 ミシンの押え上げ制御装置 Expired - Fee Related JPH082396B2 (ja)

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JPH0730977U (ja) * 1993-11-09 1995-06-13 ジューキ株式会社 ミシンの押え上げ装置
JP2003093773A (ja) * 2001-09-20 2003-04-02 Juki Corp ボタン穴かがり縫いミシン
JP6603525B2 (ja) * 2015-09-18 2019-11-06 Juki株式会社 ミシン
CN108411504B (zh) * 2017-02-10 2022-01-07 Juki株式会社 缝纫机

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