JPH08239487A - ポリスルホンを含む積層体 - Google Patents

ポリスルホンを含む積層体

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JPH08239487A
JPH08239487A JP34148595A JP34148595A JPH08239487A JP H08239487 A JPH08239487 A JP H08239487A JP 34148595 A JP34148595 A JP 34148595A JP 34148595 A JP34148595 A JP 34148595A JP H08239487 A JPH08239487 A JP H08239487A
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JP
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polysulfone
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laminates
mixture
weight
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JP34148595A
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Fredric Neil Cogswell
ネイル コッグスウエル フレドリック
Michael Kenneth Cox
ケネス コックス マイケル
David Colin Leach
コリン リーチ ディビッド
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Imperial Chemical Industries Ltd
Fiberite Inc
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Imperial Chemical Industries Ltd
ICI Composites Inc
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L81/00Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing sulfur with or without nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of polysulfones; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L81/06Polysulfones; Polyethersulfones
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J5/00Manufacture of articles or shaped materials containing macromolecular substances
    • C08J5/04Reinforcing macromolecular compounds with loose or coherent fibrous material
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    • C08J5/042Reinforcing macromolecular compounds with loose or coherent fibrous material with inorganic fibres with carbon fibres
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温においても改良された機械的特性の保持
性を有する組成物からの積層体を提供する。 【解決手段】 繰返し単位−Ph−SO2 −Ph−Ph
−SO2 −Ph− I及び−Ph−SO2 −Ph− II
(但し、Phはパラフェニレンである)からなり、前記
単位はエーテル結合を介していっしょに結合されてお
り、25:75〜60:40の範囲の相対的モル比I:
IIで存在する少なくとも1種の芳香族ポリスルホンを含
む成分a)、及び積層体が240℃までの温度において
23℃で測定された30%未満の屈曲弾性率の劣化を示
すように、成分a)及びb)の合計に基づいて計算して
5〜80重量%の繊維状補強材である成分b)を含む重
合体組成物から形成された積層体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリスルホンと繊
維状補強材を含む積層体に関する。
【0002】
【従来の技術】良好な高温特性を有するポリアリールエ
ーテル誘導体の中で、ポリアリールエーテルスルホン類
は一般的に非晶質であるが、しかし、200℃を越える
ガラス転移温度を有し、及びポリアリールエーテルケト
ン類は一般的に結晶性であるが、しかし典型的に200
℃未満例えば140℃〜165℃のガラス転移温度を有
する。ポリアリールエーテルケトンのあるものは約20
0℃のガラス転移温度を有するが、しかし、典型的には
これらは約400℃に近い、或いはそれを越える融点を
有し、従って迅速な劣化が生ずる温度に近い温度で加工
されなければならない。
【0003】例えばEP−A 31198に記載されて
いる繊維状補強材を含有するポリアリールエーテル誘導
体組成物は高屈曲弾性率及び高熱変形温度を有するが、
しかし、ガラス転移温度を越える温度で顕著な劣化を示
し、多くのその様なポリアリールエーテルケトン類に基
づく組成物は200℃より相当に低温、典型的には14
0℃〜165℃で劣化を示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】我々は特別の範囲の共
重合体に基づく重合体組成物が200℃を越える温度に
おいて改良された機械的特性の保持率を有することを見
出した。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、繰返し
単位 −Ph−SO2 −Ph−Ph−SO2 −Ph− I 及び −Ph−SO2 −Ph− II (但し、Phはパラフェニレンである)からなり、前記
単位はエーテル結合を介していっしょに結合されてお
り、25:75〜60:40の範囲の相対的モル比I:
IIで存在する少なくとも1種の芳香族ポリスルホンを含
む成分a)、及び積層体が240℃までの温度において
23℃で測定された30%未満の屈曲弾性率の劣化を示
すように、成分a)及びb)の合計に基づいて計算して
5〜80重量%の繊維状補強材である成分b)を含む重
合体組成物から形成された積層体が提供される。
【0006】
【発明の実施の形態】組成物の成分a)がポリスルホン
類の混合物である場合には、それは一方が単位IIのみを
含有し、他方が両単位を含有するそれらの二種類より構
成されることが好ましく、且つ混合物はやはり単位I及
びIIをそれぞれ25:75〜60:40の範囲の相対的
モル比で含有すべきである。この様に混合物は例えば各
々50%モル濃度の単位IIのみを含有する重合体および
単位I及びIIを50:50の相対モル比で含有する重合
体を含有する。ポリスルホン類の混合物が成分a)とし
て用いられる場合には、それは単位IIのみ(好ましくは
20重量%未満)を含む重合体と単位I及びIIを含む重
合体の25:75〜60:40の相対モル比I:IIの混
合物であるか或いはその各々が単位I及びIIを25:7
5〜60:40の範囲の相対モル比I:IIで含有する重
合体の混合物のいずれかである。その様な系のいずれに
おいても好ましい系の範囲は25:72〜50:50で
ある。
【0007】成分a)が単位I及びIIを等モル割合で含
有する単一ポリスルホンである場合に有用な結果が得ら
れた。ポリスルホン或いは混合物はN,N−ジメチルホ
ルムアミド中の1重量%溶液として25℃で測定された
少なくとも0.05及び好ましくは2.0以下の還元粘
度(RV)を有するのが好ましい。特に好ましいポリス
ルホン類は0.2〜1.0、特に0.3〜0.8の範囲
のRVを有する。
【0008】繊維状補強材は有機或いは無機のいづれで
もよく例えばポリ−パラフェニレンテレフタルアミド繊
維、ガラス繊維或いは好ましくは炭素繊維である。それ
は典型的には数cm特に2cm以下、例えば約6mmの平均繊
維長を有する短繊維或いはチョップド繊維として添加さ
れる。その様な繊維を用いて、組成物は典型的に5〜3
5、好ましくは少なくとも20重量%の繊維状補強材を
含有する。構造的応用に対しては、連続的繊維状材料、
例えばガラス或いは炭素を特にその30〜70、より特
別に50〜70容量%用いるのが好ましい。
【0009】本発明の組成物は一種以上のその他の材料
例えばポリテトラフルオロエチレン、黒鉛、窒化ホウ
素、マイカ、タルク、及びバーミキュライトなどの有機
及び無機充填剤、核形成剤及びリン酸塩などの安定化剤
を含有してよい。その様な材料及び繊維状補強材の合計
は組成物が少なくとも20容量%のポリスルホン或いは
混合物を含有するようなものであるべきである。
【0010】本発明の組成物はポリスルホン或いは混合
物を繊維状補強材及び必要に応じて他の材料と例えば粒
子或いは溶融体ブレンドにより混合することにより作ら
れる。具体的には乾燥粉末或いは顆粒状のポリスルホン
或いは混合物を繊維状補強材及び必要に応じてその他の
材料と転倒ブレンド或いは高速ミキサーなどの技術を用
いて混合することができる。かくして得られたブレンド
をレース状に押出し、それを切断して顆粒が得られる。
これらの顆粒を用いて例えば射出成形或いは押出により
成形品を製造することができる。
【0011】或いは又組成物は繊維状補強材を例えばガ
ラス或いは炭素の実質的に連続した繊維としてポリスル
ホン或いは混合物から形成された溶融体に接触させて通
過させることにより作られる。このポリスルホン或いは
混合物で含浸された繊維状補強材のフィラメント(繊
維)の形状とされた組成物は単独で或いはその他の材
料、例えば更に同一或いは異ったポリスルホン或いは混
合物と共に用いられて成形品が形成される。この技術は
EP−A 56703、102158及び102159
により詳細に説明されている。
【0012】更にもう一つの組成物の製造技術はポリス
ルホン或いは混合物の溶液を作り、それと繊維状補強材
を接触させることよりなるものである。適当な溶媒とし
てはジクロロメタン、N,N−ジメチルホルムアミド、
ジメチルスルホキシド、及びN−メチル−2−ピロリド
ンなどが挙げられる。繊維状補強材は溶液と攪拌され、
分離され乾燥されて溶媒を除去する。実質的に連続した
繊維を溶液を含有する容器を通過させ、次いで加熱領域
を通過させて溶媒を留去させればよい。この溶液は典型
的に各100cm3 の溶液当り1〜20g、好ましくは2
〜10gのポリスルホンを含有する。これは溶媒を完全
に除去することが困難であり、又溶媒の存在が組成物の
特性に悪影響を及ぼし得るので特に好ましい技術ではな
い。
【0013】更にもう一つの方法においては、フィルム
状のポリスルホン或いは混合物が比較的短繊維の不織マ
ット、織布或いは実質的に連続した繊維の形状である繊
維状補強材に積層される。このフィルムは溶液からのキ
ャスティングにより形成されてよいが、しかしより好ま
しくは溶融押出し例えばスロット台から押出されたフィ
ルムをローラー上で延伸させることにより形成される。
その様な繊維へのフィルムの積層はポリスルホン或いは
混合物を流し、繊維を含浸させるのに十分な温度及び圧
力の条件下で、好ましくは少なくとも320℃、典型的
には340℃〜420℃の温度及び少なくとも0.1、
好ましくは少なくとも10MN/m2の圧力において行われ
る。積層は少なくとも一対の加熱ローラーを用いて行う
のが便利である。
【0014】本発明の組成物の成分a)のポリスルホン
は求電子方法によって調製することができるが、しかし
求核方法により調製するのが便利である。その様なポリ
スルホン類を製造するための求核方法は特にGB−A
1078234,1153053,1397260,1
558671,1569602及び1586972及び
カナダ特許847963号の各明細書に記載されてい
る。単位Iを含有するポリスルホン類及びその製造方法
はGB−A 1397260及びポリマー(Polym
er)、18(1977)359〜364頁及び369
〜374頁に記載されている。
【0015】ポリスルホン類は好ましくは少なくとも一
種のジハロゲン化アリールと少なくとも一種のビスフェ
ノール、或いは少なくとも二種の異ったハロフェノール
類の重縮合により調製される。この重縮合は金属フェネ
ート特にアルカリ金属フェネートを例えば水酸化アルカ
リ金属との反応により、ジハロゲン化物を添加し、その
後反応液を重縮合温度典型的には少なくとも150℃に
加熱することにより行うことができる。この重縮合はア
ルカリ金属炭酸塩、或いは重炭酸塩或いはその混合物の
存在下で行われるのが好ましい。又それは溶媒例えばジ
フェニルスルホン或いはその置換誘導体の存在下におい
て行われるのが好ましい。温度は150℃〜400℃の
間が便利であり、最終温度は280℃〜320℃の範囲
が好ましい。
【0016】ポリスルホン類は下記一般式の化合物を2
5:72〜60:40のIII :IVのモル比で重縮合によ
り製造するのが便利である: X1 −Ph−SO2 −Ph−Ph−SO2 −Ph−X2 III 及び X3 −Ph−SO2 −Ph−X4 IV 上記式中Phは前記と同義であり、及びX1 、X2 、X
3 及びX4 は各々ハロゲン或いは−OHであり、III 及
びIVの割合及びX1 、X2 、X3 及びX4 の性質はハロ
ゲンおよび−OHが本質的に化学量論的割合であるよう
なものである。X3 及び/又はX4 がハロゲンである場
合にはそれらは−SO−、−SO2 −或いは−CO−基
によりそれに対してオルト−或いは好ましくはパラ−位
に活性化される。好ましいポリスルホン類は化合物III
として4,4’−ビス(4−クロロフェニルスルホニ
ル)ビフェニル(A)および化合物IVとして4,4’−
ジヒドロキシジフェニル−スルホン(B)或いは(B)
と4,4’−ジクロロジフェニル−スルホン(C)の混
合物を用いて調製される。化合物(A),(B)および
(C)の割合は1:2:2〜2:2:0である。実質的
に化学量論的な割合としては例えば5%モル程度の少過
剰のジハロゲン化物或いはビスフェノールも包含するも
のであり、特に過剰のジハロゲン化物を用いることは好
ましい。
【0017】ポリスルホン或いは混合物で含浸された繊
維状補強材のフィラメント(繊維)、特にEP−A 5
6703,102158及び102159の1以上の方
法により作られたものは熱及び圧力をかけることにより
例えば圧縮成形或いは加熱ローラーによりポリスルホン
或いは混合物のガラス転移温度を越える温度便利には少
なくとも320℃、典型的には約400℃において及び
特に少なくとも0.1、好ましくは少なくとも5MN/m2
の圧力において一緒に積層することができる。
【0018】本発明の組成物特に実質的に連続した繊維
状補強材を用いて得られたものは多層積層体に形成され
てよい。これは繊維が本質的に相互に平行して配勾され
ている異方性であるか或いは各層において繊維が上層或
いは下層繊維に対して殆んど準−等方性積層体における
ように便利には45°、しかしおそらくは例えば30°
或いは60°或いは90°或いはそれらの中間の角度で
配勾している準−等方性のものであってよい。異方性及
び準−等方性の中間の配向、及び組合わせ積層体も又提
供される。適当な積層体は少なくとも4層好ましくは少
なくとも8層を含有する。層の数は積層体の用途例えば
必要とされる強度に応じて異り、32或いは更にそれ以
上例えば数百の層を含有する積層体が望ましいことがあ
る。
【0019】特に好ましい組成物において、ポリスルホ
ンは繰返し単位I及びIIを実質的に等モル割合で含有
し、及び繊維状補強材が実質的に連続した炭素繊維であ
る。それから作られた成形体即ち特に積層体は240℃
までの温度において23℃で測定された30%未満の屈
曲弾性率の劣化を示すにすぎない。更に、このポリスル
ホンは非晶質であるにも拘らず、この組成物は多くのそ
の他の非晶質重合体のそれよりも優れた環境耐性を有す
る。即ち、100℃における14日間の水の曝露後その
様な組成物は5%未満の重量増加、実質的に影響を及ぼ
されない横方向の屈曲強度及び短−ビーム剪断強度を示
した。更に70℃において14日間の油圧流体に曝露
後、同様な組成物は僅かな重量損失(0.2重量%未
満)、実質的に影響を及ぼされなかった短−ビーム剪断
強度及び30%未満減少した横方向の屈曲強度を示し
た。
【0020】
【実施例】以下本発明を実施例により更に詳細に例示す
る。実施例1 上記単位I及びIIを実質的に等モル割合でエーテル結合
を介して結合して含有し、及びN,N−ジメチルホルム
アミド中の100cm3 の溶液中において1.0重量%の
溶液を用いて25℃で測定された0.37の還元粘度を
有するポリスルホンをジフェニルスルホンと1:1重量
比で閉ざされた容器内で転倒させてドライブレンドし
た。
【0021】25本の各々約12000本の個々のフィ
ラメントを含有する連続炭素繊維(Magnamite
AS−4,Hercules社製、米国デラウエア
州)のトウを一連の静置案内棒上を300mm/分の速度
で延伸し、約50kgの張力を有する約150mm幅の帯状
物を得た。これらの繊維を隣接させて案内した際に、そ
れらは一連の4本の390℃に維持された12.6mm直
径の固定された加熱円筒棒上に引上げられた。重合体及
びジフェニルスルホンの粉末混合物は炭素繊維帯状物と
第一の固定円筒棒の間に形成されたニップに供給され
た。この粉末は迅速に溶融し、ニップ内に溶融物のプー
ルを与え、それが棒上を通過する繊維帯状物を含浸させ
た。この構造物を更に重合体混合物を添加することなく
更に三本の加熱棒上及び下を通過させた。発生したジフ
ェニルスルホンの煙を抽出するための設備が設けられ
た。得られた生成物は重合体で良く湿潤された60重量
%(53容量%)の炭素繊維を含有する。150mm幅及
び0.125mm厚の連続テープであった。異方性積層体形成 テープから切断された部分を10MN/m2の圧力において
400℃で5分間圧縮成形により積層し、次いで未だプ
レス内に加圧下にある状態で約80℃に空気及び次いで
水を用いて冷却し、約毎分15℃の冷却速度を与えた。
16個の厚みのテープを積層して約2mmの厚みのカーボ
ン繊維積層体の1軸配列を得た。機械的特性 表1に各種温度における機械的試験の結果を示す。
【0022】
【表1】
【0023】注) (a)縦方向の屈曲性はASTM試験法D790−80
の技術により100mmスパンを用いて測定した。NDは
未測定を意味する。 (b)横方向の屈曲性はASTM試験法D790−80
の技術により40mmスパンを用いて測定した。
【0024】(c)SBSSは短−ビーム剪断強度であ
りASTM試験法D−2344−72の技術により5:
1のスパン対試料厚み比を用いて測定した。環境耐性 熱水に曝され積層体の試料、その他は油圧流体(Sky
drol等級LD4、Monsanto Chemic
al製)に曝された。その前後の積層体及びそれらの機
械的特性が測定された。結果を表2に示す。
【0025】
【表2】
【0026】注) (b)及び(c)は共に表1の注の通りである。 (d)水は100℃における14日間の水を意味する。
Skydrolは70℃における14日間の油圧流体
(Skydrol等級LD4)を意味する。 (e)重量変化は元の重量の100分率として与えられ
ている。+は重量増加を示す。−は重量損失を示す。
【0027】(f)保持率は元の測定値の100分率と
して表わされている。比較例 実施例1の方法を用いて、単位IIのみを有するポリスル
ホン即ち「Victrex」(登録商標)PES(ポリ
アリールエーテルスルホン)芳香族重合体5200P等
級(Imperial Chemical Industries PLC製、還元粘度
0.52)から組成物を形成した。重合体対ジフェニル
スルホン比は1:1重量比であった。
【0028】実施例1で説明されたそれから作られた幾
つかの積層体の試料を水に曝し、その他の試料をSky
drolに曝した。試験結果を表3に示す。
【0029】
【表3】
【0030】注) (b)及び(c)は共に表1と同様である。 (d),(e)及び(f)は全て表2と同様である。 表2と表3に示された結果の比較より実施例1の組成物
は比較例の組成物のそれよりも優れた水及び油圧流体に
対する耐性を示すことが判る。これは特に重合体組成物
における如何なる欠陥に対しても最も感受性である性質
の横方向の屈曲強度の保持率の点において明らかであ
る。実施例2 重合体対ジフェニルスルホンの重量比を1:2とし組成
物が73重量%(65容量%)の炭素繊維を含んだ他は
実施例1と同様の方法を繰返した。実施例3 準−等方積層体を実施例1からの16個の厚みのテープ
を順次それぞれの層の間に45°の角度をもたせ、次い
でそれらを実施例1と同様に圧縮成形により合一して作
製した。それを各種温度においてC.J.フーリー
(C.J.Hooley)及びS.ターナー(S.Tu
rner)の方法(Mechanical Testing Plastics, Ins
titute of Mechanical Engineers, 6月/7月1979年、
Automotive Engineer )により直径12.7mmの落下重
量ダート及び50mm支持リング上にクランプされずにお
かれた75mm平方の試料を用いて耐衝撃性の試験を行っ
た。標準面積の損傷を起こす際に吸収されたエネルギー
のレベルを表4に示す。
【0031】
【表4】
【0032】実施例4 異ったバッチの重合体及び68 w/w %の繊維を用いて
実施例1で説明した積層体の製造を繰返した。生成物を
同一方法で各種温度においてしかし横方向の屈曲弾性率
は除いて、試験した。更に40層の異方性積層体パネル
を作製し、パネルを繊維に対して垂直方向に1mm厚の中
央平面領域を残して各側に6mm幅の直方体溝を機械加工
し、次いでパネルに繊維方向に力をかけることにより圧
縮強度を測定することを含むことを特徴とするASTM
D695−85の方法により試験した。結果を表5に
示す。
【0033】
【表5】
【0034】注) (a),(b),及び(c)は表1におけると同一意味
を有する。
フロントページの続き (72)発明者 マイケル ケネス コックス イギリス国,クリーブランド,ミドルスブ ラ,ウィルトン ピー.オー.ボックス 90 (72)発明者 ディビッド コリン リーチ イギリス国,クリーブランド,ミドルスブ ラ,ウィルトン ピー.オー.ボックス 90

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繰返し単位 −Ph−SO2 −Ph−Ph−SO2 −Ph− I 及び −Ph−SO2 −Ph− II (但し、Phはパラフェニレンである)からなり、前記
    単位はエーテル結合を介していっしょに結合されてお
    り、25:75〜60:40の範囲の相対的モル比I:
    IIで存在する少なくとも1種の芳香族ポリスルホンを含
    む成分a)、及び積層体が240℃までの温度において
    23℃で測定された30%未満の屈曲弾性率の劣化を示
    すように、成分a)及びb)の合計に基づいて計算して
    5〜80重量%の繊維状補強材である成分b)を含む重
    合体組成物から形成された積層体。
JP34148595A 1986-01-30 1995-12-27 ポリスルホンを含む積層体 Pending JPH08239487A (ja)

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GB8602332 1986-01-30
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