JPH08238539A - アルミニウム合金の連続鋳造方法 - Google Patents

アルミニウム合金の連続鋳造方法

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JPH08238539A
JPH08238539A JP4162795A JP4162795A JPH08238539A JP H08238539 A JPH08238539 A JP H08238539A JP 4162795 A JP4162795 A JP 4162795A JP 4162795 A JP4162795 A JP 4162795A JP H08238539 A JPH08238539 A JP H08238539A
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JP
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aluminum alloy
continuous casting
flow
casting machine
molten metal
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JP4162795A
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Toshiya Ikeda
利哉 池田
Takeshi Miyazaki
健史 宮崎
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 連続鋳造機の生産性を低下させることなく鍛
造性の改善されたアルミニウム合金鋳塊を得ることがで
きる連続鋳造方法を提供する。 【構成】 アルミニウム合金の連続鋳造方法は、アルミ
ニウム合金溶湯の凝固が進行する方向を横切る方向の成
分を含む流動を溶湯に付与しながら凝固させることを特
徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアルミニウム合金の連続
鋳造方法に関し、特に、鍛造性の優れたアルミニウム鋳
造合金を提供し得る連続鋳造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近の輸送機器においては、その軽量化
の要求から、アルミニウム合金部品の採用が多くなって
いる。このような部品の製造方法の1つとして、アルミ
ニウム合金棒材を鍛造によって部品に成形するものがあ
る。アルミニウム合金棒材の製造方法は、連続鋳造によ
って作製された鋳塊に塑性加工や熱処理を施して棒材に
するものが一般的である。
【0003】従来、アルミニウム合金の連続的鋳造方法
には、半連続鋳造機としての縦型のDC鋳造機や、連続
鋳造機としてのプロペルチ鋳造機,SCR鋳造機,ツイ
ンベルト鋳造機などが用いられている。
【0004】図32において、DC鋳造機の一例が概略
的な断面図で示されている。このDC鋳造機において
は、溶湯1が樋2,ディップ・チューブ3,およびフロ
ート分配器4を介してアルミニウム合金製または銅製の
固定の水冷鋳型5内に導入される。水冷鋳型5は、冷却
水5Aによって冷却されている。水冷鋳型溝内に導入さ
れたアルミニウム合金溶湯6は、水冷鋳型5に接する部
分において凝固殻7を形成して収縮し、凝固したアルミ
ニウム合金鋳塊7Aは下型9によって水冷鋳型5から下
方に引出される。このとき、アルミニウム合金鋳塊7A
は水冷鋳型5から供給される水冷ジェット8によってさ
らに冷却されて、完全に凝固させられる。下型9が動き
得る下端部に達すれば、鋳塊7Aは所定の位置で切断さ
れて取出される。
【0005】図33は、プロペルチ鋳造機の一例を概略
的に図解している。このプロペルチ鋳造機は、外周部に
溝12を有するホイール状の銅製鋳型である鋳造輪11
を備えている。鋳造輪11の溝12は鋼製のベルト13
によって覆われており、ベルト13の張力はベルト張力
調整輪14とピンチローラ15によって調整される。鋳
造輪11は、複数の水冷却ノズル16によって冷却され
る。同様に、鋼製のベルト13も、複数の水冷却ノズル
17によって冷却される。アルミニウム合金溶湯は、湯
溜め18から、鋳造輪11の溝12とベルト13によっ
て形成される移動鋳型内に鋳込まれ、凝固されたアルミ
ニウム合金の鋳塊19は連続的に取出される。なお、S
CR鋳造機はプロペルチ鋳造機と同様な鋳造輪を備えて
おり、鋼製のベルトの張り方のみが主要な相違点であ
る。
【0006】図34は、ツインベルト鋳造機の一例を概
略的に示している。このツインベルト鋳造機は、たとえ
ば銅製の1対のベルト21と22を備えている。下側の
ベルト21は1対のプーリ21Aと21Bの間に張られ
ており、上側のベルト22は他の1対のベルト22Aと
22Bの間に張られている。1対のベルト21と22に
挟まれた空間部の両側縁部の各々は、複数の銅製のブロ
ック(図示せず)によって閉じられている。この複数の
銅製のブロックはキャタピラ状に連結されており、1対
のベルト21と22のいずれかとともに移動する。その
結果、1対のベルト21と22および1対の銅製ブロッ
クのキャタピラによって移動式の鋳型26が形成され
る。その移動式の鋳型26内には湯溜め25からアルミ
ニウム合金の溶湯が注入される。このとき、下側のベル
ト21は複数の水冷ノズル23によって冷却され、上側
のベルト22は他の複数の水冷ノズル24によって冷却
される。その結果、移動式の鋳型26からアルミニウム
合金の鋳塊26Aが連続的に押出される。
【0007】なお、プロペルチ鋳造機,SCR鋳造機,
ツインベルト鋳造機などの連続鋳造機は、DC鋳造機の
ような半連続鋳造機に比べて、同一断面積の鋳塊を生産
する能力が優れている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】近年、アルミニウム合
金鍛造部品の利用の拡大に伴い、そのような鍛造部品用
の素材であるアルミニウム合金棒の大型化と高性能化が
要求されるようになってきた。アルミニウム合金棒の大
型化に関しては、従来のように鋳塊に熱間加工,冷間加
工,熱処理などを施すことなく鋳塊をそのまま鍛造する
ことが経済上の理由から検討されている。
【0009】しかし、プロペルチ鋳造機,SCR鋳造
機,およびツインベルト鋳造機においては、鋳塊を直接
水冷するDC鋳造機とは異なって鋳塊は水冷された鋳型
のみによって冷却されるので、鋳塊が凝固する際の収縮
によって鋳塊と鋳型との間にエアギャップが生じて冷却
効率が低下する。したがって、プロペルチ鋳造機,SC
R鋳造機,またはツインベルト鋳造機によって作製され
た鋳塊は、表面近傍の結晶粒は細かいが内部に入るに従
って結晶粒が大きくなるという特性を有し、DC鋳造機
によって作製された鋳塊に比較して結晶粒の均一性が劣
るとともに鋳塊内部の結晶粒がかなり大きくなってい
る。従来、このような連続鋳造機による鋳塊と半連続鋳
造機による鋳塊との差異は、熱間加工,冷間加工,およ
び熱処理によって消去され、鍛造性の差として影響を及
ぼすことはなかった。しかし、鍛造部品の大型化に伴っ
て鋳塊にほとんど前処理を与えない状態では、鋳塊の差
異に起因して、連続鋳造機で作製したアルミニウム合金
棒材は半連続鋳造機で作製したものに比べて鍛造性の低
いことが明らかになってきた。
【0010】鍛造部品の高性能化に関しては、7000
系や2000系の高濃度アルミニウム合金の利用が望ま
れている。しかし、これらの系統の合金においては、合
金溶湯の凝固時に溶質元素が粒界に晶出物として晶出し
やすい傾向にある。また、その晶出の度合は、冷却速度
が遅いほどかつ溶質濃度が高いほど大きくなる。このよ
うな粒界における晶出物は、粒界の強度を低下させて鍛
造性を低下させる。さらに、連続鋳造機にて作製された
鋳塊においては、DC鋳造機による鋳塊に比べて、晶出
物の晶出状態の均一性が劣るとともに鋳塊内部の晶出粒
子径が大きく、これが鋳塊の鍛造性の低下を大きくする
要因となっている。
【0011】以上のような先行技術によるアルミニウム
合金の連続鋳造方法における課題に鑑み、本発明は、前
処理を施さなくても優れた鍛造性を有するアルミニウム
合金鋳塊を得ることができる連続鋳造方法を提供するこ
とを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によるアルミニウ
ム合金の連続鋳造方法は、アルミニウム合金溶湯の凝固
が進行する方向を横切る方向の成分を含む流動を合金溶
湯に付与しながら凝固させることを特徴としている。
【0013】合金溶湯の流動は、その溶湯の質量移動の
軸に沿った軸を中心とする回転成分を含んでいることが
好ましい。
【0014】凝固が進行する方向を横切る方向の成分を
含む流動は、合金溶湯を連続鋳造機の鋳型内に供給する
溶湯流れ内に挿入された障害物によって流動成分が変更
されることによって生ぜられ得る。
【0015】溶湯の流動成分を変更させる障害物は、外
部駆動力によって回転駆動されてもよい。
【0016】合金溶湯の流動には、超音波振動と電磁撹
拌の少なくとも一方がさらに付与されてもよい。
【0017】連続鋳造機としては、プロペルチ型,SC
R型,またはツインベルト型のいずれかの連続鋳造機を
用いることができる。
【0018】合金溶湯は、結晶粒を微細化するための添
加剤が付与されることなく凝固させられてもよい。
【0019】
【作用】アルミニウム合金溶湯の凝固が進行する方向を
横切る方向の成分(以下、「横断方向成分」ともいう)
を含む流動をその合金溶湯に付与しながら凝固させるこ
とによって、以下のような作用(1)〜(3)を生じ得
る。
【0020】(1) アルミニウム合金溶湯が凝固する
とき、温度勾配の方向にデンドライト成長して凝固する
性質がある。すなわち、アルミニウム合金溶湯は鋳型か
ら鋳塊の中心に向かって凝固してデンドライト成長しよ
うとするが、この凝固が進行する方向を横切る方向の成
分を含む流動を溶湯に付与すれば、デンドライト成長が
抑制されて微細な結晶粒を得ることができる。
【0021】(2) 凝固合金と溶融合金の境界近傍に
おいて、溶融合金の流動によって凝固合金の一部が分断
されて溶融合金中に持ち来たらされる。このように分断
された凝固合金粒子は、再溶解させて溶融合金中の熱を
奪うと同時に、再溶解せずに生残った凝固粒子は溶融合
金中に分散して新たな凝固核となり、鋳塊の組織および
晶出粒子を均一かつ微細にするように働く。
【0022】(3) 溶融合金の流動は横断方向成分を
含んでいるので、分断された凝固粒子は溶融合金中に分
散させられ、溶融合金の温度分布を均一化するように作
用する。横断方向成分の流動がない場合、溶融合金は凝
固界面から鋳型の中心に向かって比較的均一で大きな温
度勾配を有することになる。他方、横断方向成分を含む
流動を与えた場合、温度勾配は凝固界面近傍において特
に大きくなるので、凝固界面近傍における冷却速度が大
きくなって、鋳塊の組織や晶出粒子を均一かつ微細化す
ることが可能となる。
【0023】流動の横断方向成分として、溶湯の質量移
動の軸に沿った軸を中心とする回転成分を含むことが好
ましい。なぜならば、このような流動の回転成分は、乱
流などに含まれる横断方向成分に比べて持続性が高いか
らである。
【0024】横断方向成分の流動は、溶湯の質量流れ内
に障害物を挿入することによって生じさせることができ
る。その障害物は外部から駆動力を与えることによって
回転駆動などさせてもよいが、固定の障害物と溶湯の質
量流れとの相互作用によって横断方向成分の流動を生じ
させる方が経済的により好ましい。障害物としては、棒
に複数の板状のフィンが固定されたものまたは棒にプロ
ペラが固定されたものなどを用いることができる。な
お、横断方向成分の流動を生じさせるに際しては、酸化
物などが溶融合金中に巻込まれないように留意する必要
がある。
【0025】障害物によって横断方向成分の流動を生じ
させることに加えて、超音波振動または電磁撹拌の少な
くとも1つをさらに付与することも好ましい。超音波振
動は、それのみによっては大きな横断方向成分の流動を
生じさせることを期待できないが、凝固核の数を増加さ
せるという効果が期待できるので、補助手段として用い
ることが好ましい。このとき、超音波振動を付与する方
法として、振動子を溶融合金中に浸漬する方法と振動子
から鋳型を介して振動を伝える方法があるが、振動子の
保護の面からは後者の方が好ましい。
【0026】電磁撹拌の場合、それ単独では大きな横断
方向成分の流動を生じることは困難である。すなわち、
鋳型が銅や鋼などの金属材料で構成されているために、
電磁エネルギが鋳型でロスを生じるので、有効な横断方
向成分の流動を生じるためには非常に大きなエネルギを
必要とするからである。しかし、電磁撹拌は溶湯の外部
から非接触で溶湯の撹拌作用を生じ得るという能力を有
している。したがって、電磁撹拌は、横断方向成分の流
動を生じさせるための前述の障害物に付加される補助的
な手段として用いることが好ましい。
【0027】以上のように横断方向成分を含む流動を与
えることによって連続鋳造による鋳塊の組織や晶出粒子
を均一かつ微細化する機構は、従来のようにTiまたは
TiとBの化合物を微細化剤として添加してこれらを凝
固核として利用する方法と機構が異なっている。すなわ
ち、本発明では微細化剤の添加を必要とすることなく鋳
塊の組織や晶出粒子の均一化と微細化を図ることができ
るが、微細化剤を加えた場合には微細化剤による鋳塊の
組織や晶出粒子の均一化と微細化をさらに高める効果を
発揮し得る。
【0028】
【実施例】以下に説明される本発明の種々の実施例にお
いては、特に断りのない場合にはいずれの実施例におい
ても微細化剤が用いられている。
【0029】図1は、本発明の一実施例において用いら
れるプロペルチ型鋳造機の主要部が概略的に図解されて
いる。この連続鋳造機は、周囲に溝32を有するホイー
ル31を備えている。溝32は、ベルト33とともに移
動鋳型を形成する。移動鋳型32には、スパウト(給湯
口)34を介してアルミニウム合金溶湯が注入される。
そのスパウト34内には、溶湯流れ内に横断方向成分の
流動を生じさせるための障害物35が設けられている。
【0030】図2は、図1中の溝32とベルト33によ
って構成される移動鋳型の横断面形状と寸法が示されて
いる。すなわち、移動鋳型横断面32Aは、10000
mm 2 の断面積を有している。
【0031】図3は、図1中の障害物35の詳細を示し
ている。図3(A)は溶湯の流れに平行な障害物の側面
を示しており、図3(B)は溶湯の流れが対面する障害
物の正面図を示している。すなわち、図3の障害物は、
支柱41とその支柱に固定されていて少し曲面付けられ
た2枚の板状のフィン42と43を含んでいる。したが
って、アルミニウム合金溶湯の質量流れが図3の障害物
と相互作用することによって、図4中の矢印で示されて
いるように溶湯の質量流れの横断面において回転成分を
含む流動を生じることになる。この回転成分を含む流動
は、溶湯の凝固が進行する方向に対して横切る方向の流
動成分を含んでいる。
【0032】図4に示されているような横断方向成分の
流動を生じ得る図1の連続鋳造機を用いて、2014ア
ルミニウム合金が鋳造され、試料2014aと名付けら
れた。
【0033】試料2014aの鋳塊におけるデンドライ
ト2次枝間隔と結晶粒径が図5に示された鋳塊断面32
Bの半分の高さ位置にある断面32Cにおいて測定され
た。
【0034】図6と図7は、それぞれ測定された2次枝
間隔と結晶粒径を示すグラフである。すなわち、図6に
おいては、横軸は図5の測定断面32Cにおける鋳塊表
面から鋳塊中心までの距離(mm)を表わし、縦軸は2
次枝間隔(μm)を表わしている。同様に、図7におい
ても横軸は鋳塊表面から鋳塊中心までの距離(mm)を
表わしているが、縦軸は結晶粒径(μm)を表わしてい
る。
【0035】図6において、曲線6aは本発明の実施例
によって得られた試料2014aの測定結果を示してい
る。他方、曲線6bと6cは、比較試料2014bと2
014cの測定結果を示している。比較試料2014b
は、図1のプロペルチ鋳造機において障害物35を除去
した状態で鋳造された2014合金鋳塊であり、試料2
014cはDC鋳造機で作製された直径100mmの鋳
塊である。デンドライト2次枝間隔は、それが小さいほ
ど冷却速度が大きいことを表わしている。すなわち、図
6から、本発明の試料2014aにおいては、比較試料
2014bと2014cに比べて冷却速度が大きいこと
がわかる。
【0036】図7においては、図6の場合に類似して、
曲線7a,7b,7cは、それぞれ本発明の試料201
4aおよび比較試料2014bと2014cにおける結
晶粒径を示している。図7から明らかなように、本発明
の試料2014aにおいては、比較試料2014bと2
014cに比べて冷却速度が向上したことに伴って結晶
粒径も微細化されて均一化されていることがわかる。な
お、本発明試料2014aにおいては、晶出粒子も微細
化されていた。
【0037】図8は、本発明のもう1つの実施例におい
て用いられる図1の連続鋳造機における障害物35の詳
細を図解している。図8の障害物は図3のものに類似し
ているが、2本の支柱51と52を備えており、それら
の支柱に固定された3枚のフィン53,54および56
を含んでいる。図8に示されているような障害物は、図
9の鋳型断面32A中の溶湯内に2つの矢印で示されて
いるような1対の回転成分を含む流動を生じる。
【0038】7075アルミニウム合金を用いて、図9
に示されているような横断方向成分の流動を与えながら
試料7075aが作製された。さらに、図10で示され
ているように鋳型に超音波振動32Sを付加しながら試
料7075bが作製された。すなわち、図10の連続鋳
造機は図1のものに類似しているが、障害物35として
図8の障害物を含むとともに、流動鋳型の影付けされた
部分に超音波振動32Sが加えられている。得られた本
発明の試料7075aと7075bは、図5に関連して
説明されたのと同様に2次枝間隔と結晶粒径が測定され
た。それらの結果は、図6および図7に類似した図11
および図12において示されている。すなわち、図11
において、曲線11aと11bは、それぞれ本発明の試
料7075aと7075bにおける2次枝間隔を表わし
ている。曲線11cと11dは、それぞれ7075合金
を用いて図1のプロペルチ鋳造機において障害物35な
しで得られた鋳塊とDC鋳造機によって得られた鋳塊に
おける2次枝間隔を示している。他方、図12における
曲線12a,12b,12cおよび12dは、それぞれ
本発明の試料7075aと7075bおよび比較試料7
075cと7075dにおける結晶粒径を示している。
【0039】図11と図12においても、図6と図7の
場合と同様に、本発明による試料7075aと7075
bにおいては、比較試料7075cと7075dに比べ
て冷却速度が向上しており、結晶粒径が均一化されて小
さくなっていることがわかる。また、試料7075aと
7075bを比較すれば、超音波振動を併用することに
よって結晶粒径の均一化と微細化がさらに促進されるこ
とがわかる。なお、本発明による試料7075aと70
75bにおいては、比較試料7075cと7075dに
比べて晶出粒子の粒径も微細化されていた。
【0040】図13は、本発明のさらに他の実施例にお
いて用いられるツインベルト型鋳造機を概略的に図解し
ている。この連続鋳造機は、1対のベルト61と62を
備えている。下側のベルト61は、1対のプーリ61A
と61Bの間に張られている。上側のベルト62は、他
の1対のプーリ62Aと62Bの間に張られている。2
つのベルト61と62の間に挟まれた空間の両側辺の各
々は、キャタピラ状に連結された複数のブロック(図示
せず)によって閉じられており、これによって2つのベ
ルト61と62とともに移動する鋳型63が形成され
る。その移動鋳型63内には、スパウト64からアルミ
ニウム合金溶湯が注入される。スパウト64内には、障
害物65が設けられている。
【0041】図14は、図13の連続鋳造機における移
動鋳型63の横断面形状64Aと寸法を示している。
【0042】図15は、図13中の障害物65の詳細を
示している。すなわち、図15の障害物は、1本の支柱
15aに固定されたプロペラ15bを備えている。図1
5の障害物を図13中のスパウト64内の障害物65と
して設置することによって、図16の移動鋳型の横断面
63A中のアルミニウム合金溶湯内に矢印で示されてい
るような回転成分を有する流動を生じさせることができ
る。
【0043】5056アルミニウム合金を用いて、図1
6に示されているような回転流動を与えながら、試料5
056aが鋳造された。さらに、同一の合金を用いて、
図17で示されているように超音波振動66を加えなが
ら試料5056bが鋳造された。さらに、超音波振動6
6のみならず電磁撹拌67をも付与しながら試料505
6cが鋳造された。この電磁撹拌のためには、60Hz
の交流磁界が移動鋳型63内へ印加された。こうして得
られた各試料におけるデンドライトの2次枝間隔と結晶
粒径は、図18に示された鋳塊の横断面63Bにおける
高さの半分の位置における断面63Cにおいて測定され
た。
【0044】測定されたデンドライトの2次枝間隔と結
晶粒径は、図11と図12に類似した図19と図20に
おいて示されている。図19において、曲線19a,1
9b,および19cは、それぞれ本発明の試料5056
a,5056b,および5056cにおける2次枝間隔
を示している。他方、曲線19dと19eは、5056
アルミニウム合金を用いて図13のツインベルト鋳造機
で障害物65を除去して鋳造された比較試料5056d
とDC鋳造機で作製された比較試料5056eにおける
2次枝間隔を示している。同様に、図20における曲線
20a,20b,20cは、それぞれ本発明の試料50
56a,5056b,5056cにおける結晶粒径を示
しており、曲線20dと20eは、それぞれ比較試料5
056dと5056eにおける結晶粒径を示している。
【0045】図19と図20から明らかなように、本発
明による試料5056a,5056b,および5056
cは、比較試料5056dおよび5056eに比べて結
晶粒径が均一化されて微細化されていることがわかる。
また、本発明による試料5056a,5056b,およ
び5056cの比較から、図15の障害物による横断方
向成分の粒度に加えて超音波振動を付加すれば結晶粒の
均一化と微細化がさらに促進され、超音波振動のみなら
ず電磁撹拌を付加すれば結晶粒径の均一化と微細化はさ
らにまた促進されることがわかる。なお、本発明の試料
5056a,5056bおよび5056cにおいては、
比較試料5056dおよび5056eに比べて晶出粒子
の粒径も微細化されていた。
【0046】図21は、本発明のさらに他の実施例にお
いて用いられる障害物を図解している。この実施例にお
いては、図13と同様なツインベルト型連続鋳造機が用
いられるが、障害物65として図15の障害物に代えて
図21に示されているような1対の障害物が用いられ
る。この1対の障害物は2本の支柱21aと21bを備
え、それらの支柱のそれぞれにプロペラ21cと21d
が固定されている。
【0047】図21に示されているような障害物によっ
て、図22に示されているように移動鋳型の横断面63
A中の溶湯内に矢印で示されているような1対の回転成
分を含む流動が生ぜられる。3003アルミニウム合金
を用いて、図20に示されているような横断方向成分の
流動を与えながら、本発明による試料3003aが作製
された。さらに、同じ合金を用いて電磁撹拌をも付与し
ながら本発明による試料3003bが鋳造された。これ
らの試料における2次枝間隔と結晶粒径は、それぞれ図
23と図24に示されている。
【0048】図23において、曲線23aと23bは、
それぞれ本発明による試料3003aと3003bにお
ける2次枝間隔を示している。他方、曲線23cと23
dは図13のツインベルト鋳造機で障害物65なしで鋳
造された比較試料3003cとDC鋳造機による比較試
料3003dにおける2次枝間隔を示している。同様
に、図24における曲線24aと24bは、それぞれ本
発明による試料3003aと300bの試料における結
晶粒径を示している。他方、曲線24cと24dは比較
試料3003cと3003dにおける結晶粒径を示して
いる。
【0049】図23と図24から明らかなように、本発
明による試料3003aと3003bは、比較試料30
03cと3003dに比べて結晶粒径が均一化されて微
細化されていることがわかる。また、本発明による試料
3003aと3003bとの比較から、図21の障害物
による流動に加えて電磁撹拌を付与しながら鋳造するこ
とによって、結晶粒の均一化と微細化がさらに促進され
ることがわかる。なお、本発明による試料3003aと
3003bにおいては、比較試料3003cと3003
dに比べて晶出粒子の粒径も微細化していた。
【0050】図25は、本発明のさらに他の実施例にお
いて用いられるSCR型連続鋳造機を概略的に図解して
いる。この連続鋳造機は、周囲に溝72を有するホイー
ル71を備えている。溝72は、ベルト73とともに移
動鋳型を形成する。ベルト73は、4つのプーリ73
a,73b,73cおよび73dの周囲に張られてい
る。移動鋳型72内には、スパウト74を介してアルミ
ニウム合金溶湯が注入される。スパウト74中には、障
害物75が設けられている。この実施例においては、障
害物75として、図3の障害物が用いられている。
【0051】6151アルミニウム合金を用いて、図2
5のSCR型鋳造機によって結晶粒の微細化剤を用いる
ことなく本発明による試料6151aが鋳造された。ま
た、結晶粒の微細化剤を用いたことのみが試料6151
aと異なる本発明による試料6151bも作製された。
これらの試料において測定された2次枝間隔と結晶粒径
が、それぞれ図26と図27において示されている。
【0052】図26において、曲線26aと26bは本
発明による試料6151aと6151bにおける2次枝
間隔を示している。他方、曲線26cと26dは、それ
ぞれ図25のSCR鋳造機において障害物75なしで鋳
造された比較試料6151cとDC鋳造機による比較試
料6151dにおける2次枝間隔を示している。同様
に、図27における曲線27aと27bは、それぞれ本
発明試料6151aと6151bにおける結晶粒径を示
している。他方、曲線27cと27dは、それぞれ比較
試料6151cと6151dにおける結晶粒径を示して
いる。
【0053】図26bと図27から明らかなように、本
発明による試料6151aにおいては、結晶粒の微細化
剤が用いられていないにもかかわらず、DC鋳造機を用
いて微細化剤の添加された比較試料6151dと同等な
結晶粒径の均一化と微細化が得られていることがわか
る。もちろん、微細化剤の添加された本発明による試料
6151bにおいては、結晶粒の均一化と微細化がさら
に改善されていることがわかる。なお、本発明の試料6
151aと6151bにおいては、比較試料6151c
と6151dに比べて、晶出粒子の粒径も微細化されて
いた。
【0054】図28は、本発明のさらに他の実施例にお
いて用いられる障害物を図解している。この実施例にお
いては、図25に示されたSCR型連続鋳造機が用いら
れるが、障害物75として、図28の障害物が用いられ
る。図28(A)は溶湯の流れ方向に沿った障害物の側
面を示しており、図28(B)は溶湯が対面する障害物
の正面図を表わしている。すなわち、図28の障害物は
歯車状の形状を有しており、この障害物は外部から回転
駆動力が与えられる。図28の障害物の回転によって、
図29の移動鋳型の横断面72A中の溶湯内において矢
印で示されているような回転成分を有する流動が生じ得
る。
【0055】4032合金を用いて図28の障害物によ
って生ぜられる回転成分を有する流動を付与しながら、
本発明による試料4032aが鋳造された。この試料4
032aにおける2次枝間隔と結晶粒径は、それぞれ図
30と図31において示されている。
【0056】図30において、曲線30aは本発明の試
料4032aにおける2次枝間隔を表わしている。他
方、曲線30bと30cは、それぞれ図15のSCR鋳
造機において障害物75なしで鋳造された比較試料40
32bとDC鋳造機による比較試料4032cにおける
2次枝間隔を示している。同様に、図31における曲線
31aは本発明による試料4032aにおける結晶粒径
を示しており、曲線31bと31cはそれぞれ比較試料
4032bと4032cにおける結晶粒径を示してい
る。
【0057】図30と図31から明らかなように、本発
明の試料4032aにおいては、比較試料4032bと
4032cに比べて、冷却効率が向上して結晶粒径が均
一化されて微細化されていることがわかる。なお、本発
明による試料4032aにおいては、比較試料4032
bと4032cに比べて晶出粒子の粒径も微細化されて
いた。
【0058】
【表1】
【0059】表1は、以上のような本発明の種々の実施
例によって得られた試料における可能な最大の鍛造率
と、種々の比較試料における可能な最大の鍛造率を示し
ている。表1中の鍛造率は、円柱状の各試料を圧縮し、
その外表面に剪断割れが生じる圧下によって示されてい
る。なお、円柱試料は、鋳塊に塑性加工や熱処理のよう
な前処理を施さない状態で比較するために、各鋳塊から
80mmの直径と120mmの高さを有する円柱が切出
されて作製された。
【0060】表1から明らかなように、本発明によって
得られた種々の系列の鋳造合金試料においては、同一系
列の合金において先行技術によって得られた種々の比較
試料に比べて優れた鍛造性を有していることがわかる。
【0061】なお、本発明による鋳塊組織の改良は、結
晶粒の微細化剤の添加と異なる機構によって得られるも
のであるので、有効な微細化剤が存在しない銅合金の連
続鋳造の組織の改善にも有効であると考えられる。
【0062】
【発明の効果】以上のように、本発明の連続鋳造方法に
よれば、合金溶湯の凝固が進行する方向を横切る方向の
成分を含む流動を溶湯に付与しながら凝固させることに
よって、連続鋳造機の生産性を低下させることなく鍛造
性の改善されたアルミニウム合金鋳塊を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例において用いられるプロペル
チ型連続鋳造機の主要部を概略的に示す図である。
【図2】図1の鋳造機における移動鋳型の断面形状を示
す図である。
【図3】図1の鋳造機において用いられる障害物を示す
図である。
【図4】図3の障害物によって、図1中の移動鋳型の断
面内の溶湯中に生ぜられる流動の回転成分を示す図であ
る。
【図5】鋳塊におけるデンドライトの2次枝間隔と結晶
粒径が測定される断面を示す図である。
【図6】本発明による鋳造試料と従来技術による比較の
ための鋳造試料とにおける2次枝間隔を示すグラフであ
る。
【図7】図6に示された試料における結晶粒径を示すグ
ラフである。
【図8】図1の鋳造機におけるスパウト内に挿入される
障害物の他の例を示す図である。
【図9】図8の障害物によって生ぜられる鋳型断面内の
溶湯の流動における回転成分を示す図である。
【図10】プロペルチ型鋳造機において、超音波振動が
与えられる領域を示す図である。
【図11】本発明による他のと比較試料とにおける2次
枝間隔を示すグラフである。
【図12】図11に示された試料における結晶粒径を示
すグラフである。
【図13】本発明の他の実施例において用いられるツイ
ンベルト型連続鋳造機を概略的に示す図である。
【図14】図13の連続鋳造機における移動鋳型の断面
形状を示す図である。
【図15】図13の連続鋳造機のスパウト内に挿入され
る障害物を示す図である。
【図16】図15の障害物によって生ぜられる鋳型断面
内の溶湯の流動における回転成分を示す図である。
【図17】図13のツインベルト型鋳造機において超音
波振動と電磁撹拌が付与される領域を示す図である。
【図18】ツインベルト型連続鋳造機によって得られた
鋳塊試料におけるデンドライト2次枝間隔と結晶粒径を
測定する断面を示す図である。
【図19】本発明によるさらに他の試料と比較試料とに
おけるデンドライトの2次枝間隔を示すグラフである。
【図20】図19に示された試料における結晶粒径を示
すグラフである。
【図21】図13のツインベルト型鋳造機において用い
られる障害物の他の例を示す図である。
【図22】図21の障害物によって生ぜられる鋳型断面
内の溶湯中における流動の回転成分を示す図である。
【図23】本発明によるさらに他の試料と比較試料とに
おけるデンドライトの2次枝間隔を示すグラフである。
【図24】図23に示された試料における結晶粒径を示
すグラフである。
【図25】本発明において用いられるSCR型連続鋳造
機を概略的に示す図である。
【図26】本発明によるさらに他の試料と比較試料とに
おけるデンドライト2次枝間隔を示すグラフである。
【図27】図26に示された試料における結晶粒径を示
すグラフである。
【図28】図25の鋳造機においてスパウト内に挿入さ
れる障害物を示す図である。
【図29】図28の障害物によって移動鋳型内の溶湯の
流動における回転成分を示す図である。
【図30】本発明によるさらに他の試料と比較試料とに
おけるデンドライトの2次枝間隔を示すグラフである。
【図31】図30に示された試料における結晶粒径を示
すグラフである。
【図32】先行技術における半連続鋳造機であるDC鋳
造機を示す概略的な断面図である。
【図33】先行技術によるプロペルチ連続鋳造機の一例
を示す概略的な図である。
【図34】先行技術によるツインベルト連続鋳造機の一
例を示す概略的な図である。
【符号の説明】
1 アルミニウム合金溶湯 2 樋 3 ディップ・チューブ 4 フロート分配器 5 水冷鋳型 5A 冷却水 6 溶融合金 7 凝固殻 7A 凝固鋳塊 8 水冷スプレー 9 下型 11 鋳造輪 12 溝 13 ベルト 14 ベルト張力調整輪 15 ピンチローラ 16,17 水冷ノズル 18 湯溜め 19 連続鋳造バー 21,22 ベルト 21a,21b,22a,22b プーリ 23,24 水冷ノズル 25 湯溜め 26 移動鋳型 26A 鋳塊 31 ホイール 32 溝 33 ベルト 34 スパウト 35 障害物 32A 移動鋳型の横断面 41 支柱 42,43 フィン 32B 鋳塊の横断面 32C デンドライトの2次枝間隔と結晶粒径の測定
面 51,52 支柱 53,54,55 フィン 32S 超音波印加箇所 61,62 ベルト 61A,61B,62A,62B プーリ 63 移動鋳型 64 スパウト 65 障害物 63A 移動鋳型の横断面 15a 支柱 15b プロペラ 66 超音波印加場所 67 電磁撹拌印加場所 63B 鋳型の横断面 63C デンドライトの2次枝間隔と結晶粒径の測定
面 21a,21b 支柱 21c、21d プロペラ 71 ホイール 72 溝 73 ベルト 73a,73b,73c,73d プーリ 74 スパウト 75 障害物 72A 鋳型の横断面

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム合金の連続鋳造方法におい
    て、アルミニウム合金溶湯の凝固が進行する方向を横切
    る方向の成分を含む流動を前記溶湯に付与しながら凝固
    させることを特徴とするアルミニウム合金の連続鋳造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記溶湯の流動は、前記溶湯の質量移動
    の軸に沿った軸を中心とする回転成分を含むことを特徴
    とする請求項1に記載のアルミニウム合金の連続鋳造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記凝固が進行する方向を横切る方向の
    成分を含む流動は、前記溶湯を連続鋳造機の鋳型内に供
    給する溶湯流れ内に挿入された障害物によって流動成分
    が変更されることによって生ぜられることを特徴とする
    請求項1または2に記載のアルミニウム合金の連続鋳造
    方法。
  4. 【請求項4】 前記障害物は外部駆動力によって回転駆
    動されることを特徴とする請求項3に記載のアルミニウ
    ム合金の連続鋳造方法。
  5. 【請求項5】 前記溶湯の流動は、超音波振動と電磁撹
    拌の少なくとも一方がさらに付与されることを特徴とす
    る請求項1ないし4のいずれかの項に記載されたアルミ
    ニウム合金の連続鋳造方法。
  6. 【請求項6】 連続鋳造機として、プロペルチ型,SC
    R型,およびツインベルト型のいずれかの型の連続鋳造
    機が利用されることを特徴とする請求項1ないし5のい
    ずれかの項に記載されたアルミニウム合金の連続鋳造方
    法。
  7. 【請求項7】 前記溶湯は、結晶粒を微細化するための
    添加剤が付与されることなく凝固させられることを特徴
    とする請求項1ないし6のいずれかの項に記載されたア
    ルミニウム合金の連続鋳造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007118041A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Showa Denko Kk アルミニウム合金の連続鋳造棒、連続鋳造棒の鋳造方法、連続鋳造装置

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JP2007118041A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Showa Denko Kk アルミニウム合金の連続鋳造棒、連続鋳造棒の鋳造方法、連続鋳造装置

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