JPH08237914A - モータコアとシャフトの接合方法 - Google Patents

モータコアとシャフトの接合方法

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Publication number
JPH08237914A
JPH08237914A JP7039980A JP3998095A JPH08237914A JP H08237914 A JPH08237914 A JP H08237914A JP 7039980 A JP7039980 A JP 7039980A JP 3998095 A JP3998095 A JP 3998095A JP H08237914 A JPH08237914 A JP H08237914A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
motor core
insertion hole
spot
joining
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7039980A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Hamada
秀明 濱田
Hiroyuki Hatakeyama
寛行 畠山
Hiroshi Yasudo
洋志 安戸
Hiroshi Nadasaki
啓 灘先
Atsuo Takegawa
淳夫 武川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP7039980A priority Critical patent/JPH08237914A/ja
Publication of JPH08237914A publication Critical patent/JPH08237914A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Laser Beam Processing (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シャフト表面の傷やシャフトの芯振れを大幅
に改善したモータコアとシャフトの接合方法を提供す
る。 【構成】 モータコア1のシャフト挿入孔1aにシャフ
ト2を挿入し、モータコア1とシャフト2とを接合する
工法において、シャフト挿入孔の孔内径とシャフト2の
外径とを同等または、僅少の公差を有するように形成
し、上記シャフト挿入孔にシャフト2を挿入した状態
で、シャフト挿入孔とシャフト2の接合位置に、レーザ
光11によるスポット溶融接合を施し、モータコア1と
シャフト2とを固定することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータコアとシャフト
とをレーザ光を用いて接合する方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、モータコアとシャフトの接合は、
モータコアのシャフト挿入孔に対し、軸径がプラス公差
に形成されているシャフトを圧入し、シャフトをかしめ
ることで固定する方法が知られている。
【0003】図5に示すシャフト2は、モータコア1の
シャフト挿入孔1aに対し軸径がプラス公差に形成され
ている。そして、図のPで示す圧力でシャフト挿入孔1
aにシャフト2が圧入される。
【0004】次に圧入させたモータコア1とシャフト2
は、図6に示すようにかしめダイ4にセットされて、シ
リンダ6による圧力でシャンク5を押し下げて、かしめ
パンチ3とかしめダイ4に挟まれたシャフト2はモータ
コア1を上下からかしめて、モータコア1とシャフト2
とを固定していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の方法におい
ては、シャフトはシャフト挿入孔に対し軸径がプラス公
差に形成されていて、シャフト挿入孔にシャフトを圧入
するため、シャフトの表面に傷が生じるという問題を有
していた。
【0006】また、かしめによりシャフトを変形させる
ため、シャフトに応力が発生して、ロータとしての振れ
精度が低下するという問題を有していた。
【0007】そこで、シャフト表面の傷やシャフトの芯
振れを防止する固定方法が望まれていた。
【0008】本発明は、シャフト表面の傷やシャフトの
芯振れを大幅に改善したモータコアとシャフトの接合方
法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来例の問
題点を解決するため、モータコアのシャフト挿入孔にシ
ャフトを挿入し、モータコアとシャフトとを接合する工
法において、シャフト挿入孔の孔内径とシャフト外径と
を同等または、僅少の公差を有するように形成し、上記
シャフト挿入孔にシャフトを挿入した状態で、シャフト
挿入孔とシャフトの接合位置に、レーザ光によるスポッ
ト溶融接合を施し、モータコアとシャフトとを固定する
ことを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明は上記構成によって、次のような作用を
営むことができる。すなわち、シャフト挿入孔の孔内径
とシャフト外径とが同等または、僅少の公差を有するよ
うに形成されているため、たとえシャフト径がプラス公
差であってもわずかな公差であって、モータコアのシャ
フト挿入孔へのシャフトの挿入を容易におこなうことが
できる。このため、一般に硬質材で形成されているシャ
フトの表面は、ほとんど傷付くことなく、しかも芯がガ
タ付くことなく挿入できる。また上記公差はシャフト径
とモータコアのシャフト挿入孔径などの大きさや重量、
形状などによって決定されるもので、同等またはわずか
なマイナス公差であっても、上記と同様の作用が得られ
る。
【0011】また、シャフト挿入孔とシャフトの接合位
置に、レーザ光によるスポット溶融接合を施して固定す
ることから、上記挿入されただけのシャフトをモータコ
アにレーザ光を用いて左右からスポット溶融で固定する
ことができる。そこで、例えば複数箇所をスポット溶融
接合することで接合強度を向上すると共にスポット溶融
であるため熱応力などからシャフトの歪を防止すること
ができる。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例を、図1〜図4を参照し
ながら詳細に説明する。
【0013】ステップ1において、内径Dmmに加工さ
れたシャフト挿入孔1aを有するモータコア材1bが積
層固着されモータコア1が形成される。
【0014】ステップ2において、シャフト外径が上記
モータコア1のシャフト挿入孔1a(図5参照)と同等
(交差0)外径寸法Dmmに加工されたシャフト2が形
成される。
【0015】ステップ3では、シャフト挿入孔1aの内
径孔へ、外径寸法を同じくするシャフト2を挿入する。
【0016】この場合硬質材で形成されているシャフト
2の表面は、ほとんど傷付くことなく、しかもガタ付く
ことなく挿入することができる。
【0017】ステップ4で、シャフト2が挿入されたモ
ータコア1はレーザ加工機にセットされる。
【0018】なお、レーザ加工機は図4に示す高圧電源
13の電流を受けて、YAGレーザ発振器14内で発振
を開始してレーザ光11を得る。YAGレーザ発振器1
4から出力されるレーザ光11は、2系列の光ファイバ
ー15内を伝わって各レーザヘッド10に各々導かれて
いる。
【0019】レーザヘッド10に導かれたレーザ光11
はレーザヘッド10から外部へ照射される。照射された
レーザ光11はレーザ加工機にセットされた加工物の加
工面上にスポット状に集光され、その熱エネルギーで加
工面を溶融接合する。
【0020】ここで、YAGレーザ発振器14はレーザ
光11の遮断のON/OFF指令(図3の16で示す信
号)で、その出力の有無が制御されるスポット照射機能
を備えている。
【0021】以上のように構成されたレーザヘッド10
は、図2に示すように接合部12の斜め延長線上に備え
られていて、ステップ5においてレーザ光11を照射す
ることにより、モータコア1とシャフト2の接合部12
をスポット溶融接合する。
【0022】ここで、レーザヘッド10は図2に示す角
度位置に左右各1対固定されているが、レーザ光11が
接合部12に照射できる角度であれば、レーザヘッド1
0の位置はどこであってもよい。なお、上記のレーザ光
11によるスポット溶融は、図2のシャフト2を回転さ
せながら、180゜、90゜、60゜といった位置間隔
で両側からスポット溶融接合がおこなわれる。
【0023】このように複数箇所を溶融することで接合
強度を向上することができ、さらにスポット溶融接合で
あるためスポット熱が発生するだけで、熱応力による歪
や従来のかしめ圧などによるシャフトの歪を防止するこ
とができる。
【0024】また、レーザ光11でシャフト2の細もの
を溶融接合する際は、図4の12aに示す位置へ溶融す
ると、熱応力によりシャフト2が変形を起こす可能性が
あり好ましくない。このような場合には、スポット接合
箇所を上下対称位置の夫々の計4箇所に定めるとよい。
【0025】ステップ6では、シャフト2をスポット溶
融接合されたモータコア1は自然冷却されて、モータコ
ア1とシャフト2の接合は完了する。
【0026】以上のように、モータコア1のシャフト挿
入孔1aとシャフト2の公差を緩めることにより、挿入
時のシャフト2の傷がなくなり機械雑音などを取り除く
ことが可能となる。またスポット溶融接合によってシャ
フト2の変形が解消され、ロータとしての芯振れ精度や
モータ性能を向上することができる。
【0027】なお、本実施例においては、レーザヘッド
10を接合部12の左右に1対以上設けた例を示した
が、強度的に問題のない場合はスポット接合箇所を1箇
所としてもよい。また、レーザ光はYAGレーザである
必要はない。すなわち本発明は上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能
であり、これらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、シャフト表面の傷やシ
ャフトの芯振れを大幅に改善したモータコアとシャフト
の接合方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すフロー図。
【図2】そのスポット溶融接合を示す説明図。
【図3】他の溶融接合例における不具合点を示す説明
図。
【図4】そのレーザ加工機を示すブロック図。
【図5】従来の圧入例を示す断面図。
【図6】圧入かしめ機を示す構成図。
【符号の説明】
1 モータコア 1a シャフト挿入孔 2 シャフト 11 レーザ光 12 接合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 灘先 啓 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 武川 淳夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータコアのシャフト挿入孔にシャフト
    を挿入し、モータコアとシャフトとを接合する工法にお
    いて、 シャフト挿入孔の孔内径とシャフト外径とを同等また
    は、僅少の公差を有するように形成し、 上記シャフト挿入孔にシャフトを挿入した状態で、 シャフト挿入孔とシャフトとの接合位置に、レーザ光に
    よるスポット溶融接合を施し、 モータコアとシャフトとを固定することを特徴とするモ
    ータコアとシャフトの接合方法。
JP7039980A 1995-02-28 1995-02-28 モータコアとシャフトの接合方法 Pending JPH08237914A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011114414A1 (ja) * 2010-03-15 2011-09-22 トヨタ自動車株式会社 ロータおよびその製造方法
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