JPH08237887A - 電力系統監視制御システム - Google Patents

電力系統監視制御システム

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JPH08237887A
JPH08237887A JP7060021A JP6002195A JPH08237887A JP H08237887 A JPH08237887 A JP H08237887A JP 7060021 A JP7060021 A JP 7060021A JP 6002195 A JP6002195 A JP 6002195A JP H08237887 A JPH08237887 A JP H08237887A
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Masaichi Kato
政一 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、機能の拡張が容易で信頼性
の高い電力系統監視制御システムを得ることである。 【構成】 電力系統の分割された階層系統での監視制御
を行うための機能アプリケーション4と、監視制御に使
用されるデータを保存したデータ保存手段7と、機能ア
プリケーション4の実行にあたりデータ保存手段7に監
視制御に必要なデータが保存されているか否かを判断す
るデータ管理手段8と、データ保存手段7に監視制御に
必要なデータが保存されていないと判断されたときは、
その必要なデータを保存している他の系統監視制御装置
2を検索し、他の系統監視制御装置2にその必要とする
データの検索要求信号を出すデータ検索手段9とを備え
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力系統の階層ごとに
設けられた系統監視制御装置間で監視制御に必要なデー
タを送受信するようにした電力系統監視制御システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電力系統監視制御システムは、
電力系統を複数の階層に分割してその分割した階層ごと
に系統監視制御装置を設け、階層ごとに監視制御を行う
ようにしている。この電力系統の階層は、一般に電圧階
級で分けられ、さらに同じ電圧階級では地域的に分けら
れている。これらの階層ごとの監視制御においては、他
の階層のデータは、原則的に読み込めないようになって
いる。
【0003】そして、自己の系統監視制御装置が保持す
るデータだけでは、その監視制御ができない場合に、他
の階層における系統監視制御装置から監視制御に必要な
データを取り出し、自己の監視制御装置に保持するよう
にしている。すなわち、電力系統を電圧階級ごとに階層
的に分割し、その分割した階層で系統監視制御装置を構
築し、その階層ごとに監視制御する際のデータを保持す
るようにしている。したがって、監視制御に必要なデー
タは、原則として自己の階層のデータベースで保持して
いるため、監視制御の処理効率の点では有利である。
【0004】図9は、そのような従来の電力監視制御シ
ステム1を示すものである。このような電力系統監視制
御システム1では各階層の系統監視制御装置2ごとに、
監視制御する際のデータをデータ格納手段3に格納して
いる。つまり、対象となる階層における系統の状態量や
設備データがそれぞれの階層のデータ格納手段3に格納
されている。そして、それぞれの階層における機能アプ
リケーション4によって監視制御演算が実行される。し
たがって、自己の系統監視制御装置2と他の系統監視制
御装置2とで同じデータd1をそれぞれ保持することに
なる。
【0005】ここで、機能アプリケーション4によって
は、自己の系統監視制御装置2が直接監視制御の対象と
していない他の階層におけるデータが必要になる場合が
あり、自己のデータ保持手段3にそのデータが格納され
ていない場合には、これらのデータを通信手段を用いて
他の監視制御装置2のデータ格納手段3から取り出し、
自己のデータ格納手段3に格納し、機能アプリケーショ
ン4の監視制御演算に使用している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、各々の階層
における系統監視制御装置2に新たな機能アプリケーシ
ョンの追加があり、その機能アプリケーションが他の階
層のデータを必要とする場合には、そのデータを自己の
格納手段3に格納する必要がある。すなわち、新たに機
能アプリケーションの追加の度に、他の階層における系
統監視制御装置2のデータを必要とするか否かの判断を
行い、そのデータを必要とする場合には自己のデータ格
納手段2に格納しなければならない。
【0007】このようなことから、従来の電力系統監視
制御システムでは機能アプリケーションの追加が容易で
なく、各々の系統監視制御装置の機能拡張のしずらいも
のであった。また、機能拡張に伴い必要する他の階層の
データを自己のデータ格納装置でそれぞれ保持すること
になるので、同じデータd1を各々のデータ格納手段で
重複して保持することになり、データベースが巨大化し
信頼性の面で問題となる。通信手段で他の階層のデータ
を取り出すことも考えられるが、現状の系統監視制御装
置間の通信手段は、このような監視制御する場合のデー
タの送受信を目的に設置されているものではないので、
そのままでは効率良くデータの送受信をすることができ
ない。
【0008】本発明の目的は、機能の拡張が容易で信頼
性の高い電力系統監視制御システムを得ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、電
力系統を複数の階層に分割してその分割した階層ごとに
設けられた系統監視制御装置は、分割された階層での監
視制御を行うための機能アプリケーションと、監視制御
に使用されるデータを保存したデータ保存手段と、機能
アプリケーションの実行にあたりデータ保存手段に監視
制御に必要なデータが保存されているか否かを判断する
データ管理手段と、このデータ管理手段でデータ保存手
段に監視制御に必要なデータが保存されていないと判断
されたときはその必要なデータを保存している他の系統
監視制御装置を検索し他の系統監視制御装置にその必要
とするデータの検索要求信号を出すデータ検索手段とを
備えている。
【0010】請求項2の発明では、電力系統を複数の階
層に分割してその分割した階層ごとに設けられた系統監
視制御装置は、分割された階層での監視制御を行うため
の機能アプリケーションと、監視制御に使用されるデー
タを保存したデータ保存手段と、機能アプリケーション
の実行にあたりデータ保存手段に監視制御に必要なデー
タが保存されているか否かを判断し保存されていないと
きは他のすべての系統監視制御装置にその必要とするデ
ータの検索要求信号を出すデータ管理手段とを備えてい
る。
【0011】請求項3の発明では、電力系統を複数の階
層に分割してその分割した階層ごとに設けられた系統監
視制御装置は、分割された階層での監視制御を行うため
の機能アプリケーションと、監視制御に使用されるデー
タを保存したデータ保存手段と、機能アプリケーション
の実行にあたり必要なデータを格納している他の系統監
視制御装置を予め記憶した検索情報格納手段と、機能ア
プリケーションの実行にあたりデータ保存手段に監視制
御に必要なデータが保存されているか否かを判断し保存
されていないときは検索情報格納手段を参照し監視制御
に必要なデータが保存されている他の系統監視制御装置
にその必要とするデータの検索要求信号を出すデータ管
理手段とを備えている。
【0012】請求項4の発明では、電力系統を複数の階
層に分割してその分割した階層ごとに設けられた系統監
視制御装置は、分割された階層での監視制御を行うため
の機能アプリケーションと、監視制御に使用されるデー
タを保存したデータ保存手段と、機能アプリケーション
の実行にあたり必要なデータを格納している他の系統監
視制御装置におけるデータ保存手段の保存位置を予め記
憶した検索情報格納手段と、機能アプリケーションの実
行にあたりデータ保存手段に監視制御に必要なデータが
保存されているか否かを判断し保存されていないときは
検索情報格納手段を参照し監視制御に必要なデータが保
存されている他の系統監視制御装置に対しデータ保存手
段の保存位置を指定してその必要とするデータの検索要
求信号を出すデータ管理手段とを備えている。
【0013】
【作用】請求項1の発明においては、機能アプリケーシ
ョンの実行にあたり、データ管理手段は、データ保存手
段に監視制御に必要なデータが保存されているか否かを
判断し、データが保存されているときは、そのデータを
使用して機能アプリケーションは演算を実行する。一
方、データ管理手段でデータ保存手段に監視制御に必要
なデータが保存されていないと判断されたときは、デー
タ検索手段が起動され、このデータ検索手段にて、その
必要なデータを保存している他の系統監視制御装置を検
索し、他の系統監視制御装置にその必要とするデータの
検索要求信号を出す。そして、他の系統監視制御装置か
ら送信されてきたデータを使用して機能アプリケーショ
ンは演算を実行する。
【0014】請求項2の発明においては、機能アプリケ
ーションの実行にあたり、データ管理手段は、データ保
存手段に監視制御に必要なデータが保存されているか否
かを判断し、データが保存されているときは、そのデー
タを使用して機能アプリケーションは演算を実行する。
一方、データ管理手段でデータ保存手段に監視制御に必
要なデータが保存されていないと判断されたときは、デ
ータ管理手段は、他のすべての系統監視制御装置にその
必要とするデータの検索要求信号を出す。そして、他の
系統監視制御装置から送信されてきたデータを使用して
機能アプリケーションは演算を実行する。
【0015】請求項3の発明においては、機能アプリケ
ーションの実行にあたり、データ管理手段は、データ保
存手段に監視制御に必要なデータが保存されているか否
かを判断し、データが保存されているときは、そのデー
タを使用して機能アプリケーションは演算を実行する。
一方、データ管理手段は、データ保存手段に監視制御に
必要なデータが保存されていないと判断したときは、検
索情報格納手段を参照し、検索情報格納手段に記憶され
たその必要なデータを格納している他の系統監視制御装
置を検索し、監視制御に必要なデータが保存されている
他の系統監視制御装置にその必要とするデータの検索要
求信号を出す。そして、他の系統監視制御装置から送信
されてきたデータを使用して機能アプリケーションは演
算を実行する。
【0016】請求項4の発明においては、機能アプリケ
ーションの実行にあたり、データ管理手段は、データ保
存手段に監視制御に必要なデータが保存されているか否
かを判断し、データが保存されているときは、そのデー
タを使用して機能アプリケーションは演算を実行する。
一方、データ管理手段は、データ保存手段に監視制御に
必要なデータが保存されていないと判断したときは、検
索情報格納手段を参照し、検索情報格納手段に記憶され
たその必要なデータを格納している他の系統監視制御装
置におけるデータ保存手段の保存位置を検索する。そし
て、その他の系統制御装置におけるデータ格納手段の保
存位置を指定してその必要とするデータの検索要求信号
を出し、そのデータ格納手段から送信されてきたデータ
を使用して機能アプリケーションは演算を実行する。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1は本
発明の第1の実施例のブロック構成図である。図1では
一つの系統監視制御装置2を示しているが、この系統監
視制御装置2には、電力系統5のうちの自己の階層から
の系統状態や設備データが入力されている。これらのデ
ータは、データベース6のデータ格納手段7に格納され
る。監視制御演算のための機能アプリケーション4はこ
のデータ格納手段7に保持されているデータを使用し
て、監視制御演算を実行するわけであるが、その監視制
御演算の実行にあたり、データベース6のデータ管理手
段8にその必要なデータの検索要求を出す。
【0018】データ管理手段8はその機能アプリケーシ
ョン4からのデータ検索要求を受けると、データ格納手
段7のデータを検索し、要求のあったデータがデータ格
納手段7に存在するときはそのデータを機能アプリケー
ション4に出力する。一方、データ格納手段7に要求の
あったデータが存在しないときは、データ検索手段9を
起動する。データ検索手段9は、起動をかけられると、
その要求のあったデータを保存している他の系統監視制
御装置を検索し、他の系統監視制御装置にその必要とす
るデータの検索要求を通信手段10を介して出力する。
そして、他の系統監視制御装置からその要求したデータ
が送信されくると、そのデータをデータ格納手段に保存
すると共に、機能アプリケーション4に出力する。機能
アプリケーションは送信されてきたデータを使用して演
算を実行することになる。
【0019】図2は、この場合の電力系統監視制御シス
テムの構成図である。図2に示すように、各々の系統監
視制御装置2ごとに対象となる階層系統の系統状態量や
設備データが各々のデータ格納手段7に格納されてい
る。そして、このデータ格納手段7のデータを格納や検
索或いは更新するためのデータ管理手段8が備えられて
おり、機能アプリケーション4からの要求により当該デ
ータ格納手段7に対してどの系統監視制御装置2のデー
タ格納手段7を検索すれば良いかを決定するデータ検索
手段9を備えている。なお、図示はしていないが、各々
の系統監視制御手段2のデータ格納手段7に対する検索
要求や必要データの転送は、通信手段を介して行われ
る。
【0020】図3は、第1の実施例による処理内容を示
すフローチャートである。操作員からの要求または定周
期起動により機能アプリケーション4が起動される(S
1)。機能アプリケーション4の実行にあたり、自己の
系統監視制御装置1のデータ格納手段7に対して必要な
データの検索が行われる(S2)。これは自己のデータ
管理手段8で行われる。このデータ管理手段8での検索
の結果、すべてのデータが存在する場合は、機能アプリ
ケーション4が実行される(S3)。不足データがあれ
ば、他の系統監視制御装置2のデータ格納手段7に対す
る検索が行われる(S4)。これは自己のデータ検索手
段9で行われる。この場合、まずどの系統監視制御装置
2にそのデータが存在するかを決定しなければならな
い。この検索にあっては、現在既にある分散型データベ
ースシステムの考え方を用いることができる(参考文
献、J.D.Ullman「Principles of database and knowled
ge-base systems 」Computer Science Press C.j.Date
「An introduction to database systems 」Addion-Wes
ley Publishing Company)。
【0021】該当するデータ格納手段7が決定されれ
ば、データ検索手段9より、その該当する系統監視制御
装置2に対して必要なデータの検索要求が出される(S
5)。データの検索要求を受信した該当の系統監視制御
装置2では、そのデータ管理手段8により該当のデータ
格納手段7の検索を行う(S6)。こうして得られたデ
ータはデータの要求元の系統監視制御装置2に通信手段
10を介して送信され(S7)、要求元の系統監視制御
装置2の機能アプリケーション4は必要なすべてのデー
タが得られたところで(S8)、機能アプリケーション
4が実行される(S9)。
【0022】この第1の実施例によれば、機能アプリケ
ーションの実行にあたり、データ管理手段で、データ保
存手段に監視制御に必要なデータが保存されていないと
判断されたときは、データ検索手段にて、その必要なデ
ータを保存している他の系統監視制御装置から送信され
てきたデータを使用して機能アプリケーションは演算を
実行するので、新規機能アプリケーションの追加によ
り、必要なデータの追加があった場合においても、系統
監視制御装置の修正を伴わずに対応できる。
【0023】次に、図4に本発明の第2の実施例の構成
図を示す。この第2の実施例は、第1の実施例における
データ検索手段9を省略し、その代わりにデータ管理手
段8に、データ保存手段に監視制御に必要なデータが保
存されていないときは他のすべての系統監視制御装置に
その必要とするデータの検索要求信号を出す機能を設け
たものである。その他の構成は図1に示すものと同一で
あるので、同一構成要素には同一符号を付しその説明は
省略する。
【0024】図5は、第2の実施例における系統監視制
御装置2の処理内容を示すフローチャートである。操作
員からの要求または定周期起動により機能アプリケーシ
ョン4が起動される(S1)。機能アプリケーション4
の実行にあたり、自己の系統監視制御装置1のデータ格
納手段7に対して必要なデータの検索が行われる(S
2)。これは自己のデータ管理手段8で行われる。この
データ管理手段8での検索の結果、すべてのデータが存
在する場合は、機能アプリケーション4が実行される
(S3)。不足データがあれば、すべての他の系統監視
制御装置2に対しデータ検索要求を出す(S4)。他の
系統監視制御装置2においては、そのデータ検索要求を
受信すると、それぞれデータ管理手段8を起動し、検索
要求のあったデータが自己のデータ保存手段7に存在す
るか否かを検索する(S5)。データが存在する場合に
は、データ送信要求のあった系統監視制御装置2にその
データを送信する(S6)。この様な放送(Broadcast
)の機能は、LAN(local area network) において既に
実現されている。そして、要求元の系統監視制御装置2
の機能アプリケーション4は必要なすべてのデータが得
られたところで(S7)、機能アプリケーション4が実
行される(S8)。
【0025】この第2の実施例によれば、機能アプリケ
ーションの実行にあたり、データ保存手段に監視制御に
必要なデータが保存されていないときは、他のすべての
系統監視制御装置にその必要とするデータの検索要求信
号を出し、他の系統監視制御装置から送信されてきたデ
ータを使用して機能アプリケーションは演算を実行する
ので、新規機能アプリケーションの追加により、必要な
データの追加があった場合においても、系統監視制御装
置の修正を伴わずに対応できる。また、データ検索手段
が不要になり、系統監視制御装置の負担が軽くなる。
【0026】次に、本発明の第3の実施例を説明する。
図6は本発明の第3の実施例を示す構成図である。この
第3の実施例は、第2の実施例に対し検索情報保存手段
11を設け、この検索情報保存手段11に予め機能アプ
リケーション4の実行に必要なデータが格納されている
他の系統監視制御装置のデータ保存手段名称を登録して
おくようにしたものである。すなわち、機能アプリケー
ション4によってどのデータが必要かは予め分かってい
るので、直接どのデータ格納手段7を検索すれば良いか
を予め決定しておき、そのデータ格納手段7を特定して
おくものである。その他の構成は図4に示した第2の実
施例の構成と同一であるので、同一要素には同一符号を
付しその説明を省略する。
【0027】図7は、第3の実施例における系統監視制
御装置2の処理内容を示すフローチャートである。操作
員からの要求または定周期起動により機能アプリケーシ
ョン4が起動される(S1)。機能アプリケーション4
の実行にあたり、自己の系統監視制御装置1のデータ格
納手段7に対して必要なデータの検索が行われる(S
2)。これは自己のデータ管理手段8で行われる。この
データ管理手段8での検索の結果、すべてのデータが存
在する場合は、機能アプリケーション4が実行される
(S3)。
【0028】不足データがあれば、データ管理手段8は
検索情報格納手段11を参照し(S4)、機能アプリケ
ーション4の実行に必要なデータが格納されている他の
系統監視制御装置のデータ保存手段名称を検索する(S
5)。そして、検索されたデータ保存手段7を有する系
統監視制御装置2に対し、データ検索要求を出力する
(S6)。データ検索要求を受信した系統監視制御装置
2のデータ管理手段8は自己のデータ格納手段7を検索
し(S7)、その要求のあったデータを要求元の系統監
視制御装置2に送信する(S8)。そして、要求元の系
統監視制御装置2の機能アプリケーション4は必要なす
べてのデータが得られたところで(S9)、機能アプリ
ケーション4が実行される(S10)。
【0029】この第3の実施例では、データ保存手段7
に監視制御に必要なデータが保存されていないときは、
検索情報格納手段11を参照し、検索情報格納手段11
に記憶されたその必要なデータを格納している他の系統
監視制御装置2のデータ格納手段を検索するようにして
いるので、新規機能アプリケーションの追加により、必
要なデータの追加があった場合においても、系統監視制
御装置の修正を伴わずに対応できる。また、必要とする
データの検索が効率的に行える。
【0030】図8は、本発明の第4の実施例における系
統監視制御装置2の処理内容を示すフローチャートであ
る。上述の第3の実施例は、機能アプリケーション4が
必要とするデータを格納しているデータ保存手段名称
を、予め検索情報保存手段に登録しておくものであった
が、この第4の実施例は、データ保存装置4の名称だけ
ではなく、そのデータの保存位置まで予め検索情報保存
手段11に保存しておくようにしたものである。
【0031】すなわち、図8において、操作員からの要
求または定周期起動により機能アプリケーション4が起
動される(S1)。機能アプリケーション4の実行にあ
たり、自己の系統監視制御装置1のデータ格納手段7に
対して必要なデータの検索が行われる(S2)。これは
自己のデータ管理手段8で行われる。このデータ管理手
段8での検索の結果、すべてのデータが存在する場合
は、機能アプリケーション4が実行される(S3)。
【0032】不足データがあれば、データ管理手段8は
検索情報格納手段11を参照し(S4)、機能アプリケ
ーション4の実行に必要なデータが格納されている他の
系統監視制御装置のデータ保存手段7における保存位置
を検索する(S5)。そして、検索されたデータ保存手
段7に対し、データ検索要求を出力する(S6)。デー
タ検索要求を受信した系統監視制御装置2のデータ管理
手段8は自己のデータ格納手段7のその保存位置を検索
し(S7)、その要求のあったデータを要求元の系統監
視制御装置2に送信する(S8)。そして、要求元の系
統監視制御装置2の機能アプリケーション4は必要なす
べてのデータが得られたところで(S9)、機能アプリ
ケーション4が実行される(S10)。
【0033】この第4の実施例によれば、機能アプリケ
ーション4によって必要なデータがどの系統監視制御装
置2のデータ格納手段7どの位置に存在するかを、予め
検索情報格納手段11に登録しているので、必要データ
を保存しているデータ保存手段4のデータ管理手段8で
の検索が不要になり、さらに必要データの検索が効率的
に行える。なお、この場合には、機能アプリケーション
4の追加があった場合、検索情報保存手段の修正が必要
となるが、その修正は簡単にできるので問題はない。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、電力
系統を分割しその分割された各階層の系統に設けられた
各々の系統監視制御装置に、新しい機能の追加に伴う機
能アプリケーションの追加があったとしても、その系統
監視制御装置内でその追加に伴う必要データを保持して
おく必要がないので、融通性のある機能増強が可能とな
る。また、データベースが巨大化することもなく、信頼
性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す構成図
【図2】本発明の第1の実施例の場合の電力系統監視制
御システムの説明図
【図3】本発明の第1の実施例による処理内容を示すフ
ローチャート
【図4】本発明の第2の実施例を示す構成図
【図5】本発明の第2の実施例における処理内容を示す
フローチャート
【図6】本発明の第3の実施例を示す構成図
【図7】本発明の第3の実施例における処理内容を示す
フローチャート
【図8】本発明の第3の実施例における処理内容を示す
フローチャート
【図9】従来の電力監視制御システムの説明図
【符号の説明】
1 電力系統監視制御システム 2 系統監視制御装置 3 データ格納手段 4 機能アプリケーション 5 電力系統 6 データベース 7 データ格納手段 8 データ管理手段 9 データ検索手段 10 通信手段 11 検索情報手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力系統を複数の階層に分割してその分
    割した階層ごとに系統監視制御装置を設け、前記系統監
    視制御装置間で監視制御に必要なデータを送受信するよ
    うにした電力系統監視制御システムにおいて、前記各々
    の系統監視制御装置は、前記分割された階層での監視制
    御を行うための機能アプリケーションと、前記監視制御
    に使用されるデータを保存したデータ保存手段と、前記
    機能アプリケーションの実行にあたり前記データ保存手
    段に前記監視制御に必要なデータが保存されているか否
    かを判断するデータ管理手段と、このデータ管理手段で
    前記データ保存手段に前記監視制御に必要なデータが保
    存されていないと判断されたときはその必要なデータを
    保存している他の系統監視制御装置を検索し前記他の系
    統監視制御装置にその必要とするデータの検索要求信号
    を出すデータ検索手段とを備えたことを特徴とする電力
    系統監視制御システム。
  2. 【請求項2】 電力系統を複数の階層に分割してその分
    割した階層ごとに系統監視制御装置を設け、前記系統監
    視制御装置間で監視制御に必要なデータを送受信するよ
    うにした電力系統監視制御システムにおいて、前記各々
    の系統監視制御装置は、前記分割された階層での監視制
    御を行うための機能アプリケーションと、前記監視制御
    に使用されるデータを保存したデータ保存手段と、前記
    機能アプリケーションの実行にあたり前記データ保存手
    段に前記監視制御に必要なデータが保存されているか否
    かを判断し保存されていないときは他のすべての系統監
    視制御装置にその必要とするデータの検索要求信号を出
    すデータ管理手段とを備えたことを特徴とする電力系統
    監視制御システム。
  3. 【請求項3】 電力系統を複数の階層に分割してその分
    割した階層ごとに系統監視制御装置を設け、前記系統監
    視制御装置間で監視制御に必要なデータを送受信するよ
    うにした電力系統監視制御システムにおいて、前記各々
    の系統監視制御装置は、前記分割された階層での監視制
    御を行うための機能アプリケーションと、前記監視制御
    に使用されるデータを保存したデータ保存手段と、前記
    機能アプリケーションの実行にあたり必要なデータを格
    納している他の系統監視制御装置を予め記憶した検索情
    報格納手段と、前記機能アプリケーションの実行にあた
    り前記データ保存手段に前記監視制御に必要なデータが
    保存されているか否かを判断し保存されていないときは
    前記検索情報格納手段を参照し前記監視制御に必要なデ
    ータが保存されている他の系統監視制御装置にその必要
    とするデータの検索要求信号を出すデータ管理手段とを
    備えたことを特徴とする電力系統監視制御システム。
  4. 【請求項4】 電力系統を複数の階層に分割してその分
    割した階層ごとに系統監視制御装置を設け、前記系統監
    視制御装置間で監視制御に必要なデータを送受信するよ
    うにした電力系統監視制御システムにおいて、前記各々
    の系統監視制御装置は、前記分割された階層での監視制
    御を行うための機能アプリケーションと、前記監視制御
    に使用されるデータを保存したデータ保存手段と、前記
    機能アプリケーションの実行にあたり必要なデータを格
    納している他の系統監視制御装置における前記データ保
    存手段の保存位置を予め記憶した検索情報格納手段と、
    前記機能アプリケーションの実行にあたり前記データ保
    存手段に前記監視制御に必要なデータが保存されている
    か否かを判断し保存されていないときは前記検索情報格
    納手段を参照し前記監視制御に必要なデータが保存され
    ている他の系統監視制御装置に対し前記データ保存手段
    の保存位置を指定してその必要とするデータの検索要求
    信号を出すデータ管理手段とを備えたことを特徴とする
    電力系統監視制御システム。
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