JPH08237177A - 電力線搬送制御システム - Google Patents

電力線搬送制御システム

Info

Publication number
JPH08237177A
JPH08237177A JP7039656A JP3965695A JPH08237177A JP H08237177 A JPH08237177 A JP H08237177A JP 7039656 A JP7039656 A JP 7039656A JP 3965695 A JP3965695 A JP 3965695A JP H08237177 A JPH08237177 A JP H08237177A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power line
current
load
line carrier
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7039656A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Yamamoto
山本  誠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP7039656A priority Critical patent/JPH08237177A/ja
Publication of JPH08237177A publication Critical patent/JPH08237177A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02B90/20Smart grids as enabling technology in buildings sector

Abstract

(57)【要約】 【目的】 不安全状況が発生するまえに、負荷電流を遮
断し使用者に報知することで未然に不安全な状態を防止
する機能を備えた電力線搬送制御システムを提供するこ
とを目的とする。 【構成】 遮断器2で負荷電流を検出し、遮断器2に付
された個別番号と定格電流値と負荷電流値と余裕電流値
とを配線3に電力線搬送する。配線3に接続された端末
器5はそれを受信して表示する。端末器5には新たな負
荷機器8が接続されて負荷電流値が定格電流値を越える
と、端末器5は負荷機器8への供給電流を制限し、主電
流遮断器1の遮断を防止するとともに負荷機器8の異常
動作を音声合成して出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、商用電源の配線などに
信号を重畳して負荷機器を制御する電力線搬送制御シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平3−243121号
公報にあるように、主幹ブレーカに複数の分岐ブレーカ
を接続し、それぞれの分岐ブレーカに負荷を接続してデ
マンドコントロールするシステムとして、分電盤の分岐
ブレーカにそれぞれ電流検知器を備え、負荷を遮断した
りするよう制御するための制御信号を電力線搬送信号に
より分電盤の制御部から負荷機器の近傍の端末機器に伝
送し、主幹ブレーカが過負荷になった時には設定された
順序で端末機器を動作させて負荷機器を遮断し、主幹ブ
レーカを流れる電流を設定値未満に制御する電力線搬送
制御システムが提案されている。
【0003】また、電力線搬送システムの端末器として
は、特開昭62−164323号公報にあるように、ホ
ームコントローラにより電力線に重畳された制御信号を
受けて負荷機器の制御を行い、かつ負荷機器の接続の有
無および制御状態を電力線上にモニタ信号として返送す
るアダプタがある。
【0004】また、特開平5−260642号公報にあ
るように、遮断器に電流検出手段と制御手段を設け、負
荷電流が基準値を越えたときに中央監視制御装置から制
御手段に供給する電源線に警報信号を多重伝送すると同
時に、遮断器の警報表示用の発光ダイオードを点灯する
ものがある。
【0005】また、電力線搬送システムの端末器への負
荷機器の接続に際して、使用者が安全性を確認した機器
以外を誤って接続できないように負荷機器のコンセント
プラグを特殊なプラグ形状に変換するためのプラグアタ
ッチメントを用いる方法が広く知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような従来の電力線搬送制御システムには、次のような
問題点があった。まず第1に、一般にコンセントに制御
する対象の負荷機器が接続された場合には、短い間隔で
制御主装置よりポーリング動作を行う必要があり、負荷
機器の着脱の有無を自動検出する場合でも、挿入が不完
全か否かという挿入状態まで把握することができないと
いう問題点があった。
【0007】また、第2に生活シーンの欧米化によって
負荷機器の大容量化が進み、コンセントの定格容量を越
える負荷機器が接続されたり、コンセントを長時間使用
するので緩みを生じたり、プラグの酸化によってコンセ
ント部が異常発熱する事故が生じており、負荷機器の消
費電力に上限を設ける動きに対応できないという問題点
がある。
【0008】本発明は上記問題点に鑑み成されたもので
あり、分岐ブレーカや遮断器の配線系統にある複数のコ
ンセントに新たに負荷機器を接続するとき、コンセント
に接続している端末器と遮断器の間で自動的に接続情報
を伝送することにより、遮断器側で自動的にコンセント
ごとの接続の有無の状態、接続抵抗値や消費電流を把握
するとともに、使用者に意識させないでコンセント部の
定格容量を上回る負荷機器の接続や、コンセント部の劣
化あるいは接続不完全によるコンセント部の不安全状況
が発生するまえに、負荷電流を遮断し使用者に報知する
ことで未然に不安全な状態を防止する機能を備えた電力
線搬送制御システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の電力線搬送制御システムは、請求項1では、
遮断器と負荷機器を接続する端末器との間で制御信号を
電力線搬送してデマンドコントロールし、かつ前記遮断
器はブロッキングフィルタと電路を開閉する遮断部と負
荷電流検出部と制御部と電力線搬送部を有して、前記制
御部は一定の時間間隔で電流検出部により検出した負荷
電流値を入力して予め設定記憶した上記遮断器の定格電
流値と前記負荷電流値との差である余裕電流値を求め、
予め設定記憶された上記遮断器に固有の個別番号と前記
定格電流値と前記余裕電流値とを制御情報として電力線
搬送部から電力線の配線に配線出力する電力線搬送制御
システムにおいて、前記端末器と前記負荷機器のコンセ
ントプラグの間にプラグアタッチメントを備え、前記プ
ラグアタッチメントは上記負荷機器のコンセントプラグ
を挿入するコンセントプラグ受けと、前記端末器以外と
の接続を防止するために上記負荷機器のコンセントプラ
グと異なる形状の2対の電流接続端子プラグと電圧接続
端子プラグを有し、かつ前記端末器は、上記電力線搬送
部と前記プラグアタッチメントの接続端子を接続する接
続手段と電圧検出部とを有し、前記電圧検出部において
電圧接続端子プラグ受けの電圧を検出することにより、
上記負荷機器の着脱を検知し、かつ前記電力線搬送部か
ら配線上に上記負荷機器の接続の有無を識別する信号を
送出するものである。
【0010】また、請求項2では、遮断器と負荷機器を
接続する端末器との間で制御信号を電力線搬送してデマ
ンドコントロールする電力線搬送制御システムにおい
て、前記端末器は制御部と負荷電流検出部と電圧検出部
と電力線搬送部とを備え、前記遮断器より一定間隔ごと
に搬送出力される制御情報を受信するごとにプラグアタ
ッチメントの電流接続端子を通じて負荷機器に供給され
る負荷電流値と上記プラグアタッチメントの電圧接続端
子の電圧値と上記電流接続端子の電圧値を計測し、制御
部により計算される接続抵抗値を接続負荷の消費電流値
とともに上記電力線搬送部を通じて応答情報として搬送
出力動作を行うものである。
【0011】また、請求項3では、遮断器と負荷機器を
接続する端末器との間で制御信号を電力線搬送してデマ
ンドコントロールする電力線搬送制御システムにおい
て、前記遮断器は、制御部と電力線搬送部と端末器状態
記憶手段と端末器標準接続抵抗値記憶手段とを備え、前
記遮断器より一定間隔毎に搬送出力される制御情報に対
する応答情報として上記端末器より上記遮断器に対して
送出される上記端末器ごとの接続負荷機器の消費電力値
と接続抵抗値とを受信し、かつ上記負荷機器と上記端末
器との接続抵抗値が標準抵抗値を越えたことを検知する
と、上記電力線搬送部から上記電力線の配線に遮断信号
を制御情報として搬送出力することで上記端末器に対し
て接続された上記負荷機器への供給電流の遮断指示を速
やかに行うものである。
【0012】また、請求項4では、遮断器と負荷機器を
接続する端末器との間で制御信号を電力線搬送してデマ
ンドコントロールする電力線搬送制御システムにおい
て、前記遮断器は、制御部と電力線搬送部と端末器状態
記憶手段と上記端末器が接続されているコンセントの定
格容量記憶手段とを備え、前記遮断器より一定間隔ごと
に搬送出力される制御情報に対する応答情報として上記
端末器より上記遮断器に対して送出される端末器ごとの
接続負荷機器の消費電流値と接続抵抗値とを受信し、上
記負荷機器における消費電流が上記負荷機器の接続され
ているコンセントの定格容量を越えたことを検知する
と、上記電力線搬送部から配線に遮断信号を制御情報と
して搬送出力することで上記端末器に対して接続された
上記負荷機器への供給電流の遮断指示を速やかに行うも
のである。
【0013】また、請求項5では、遮断器と負荷機器を
接続する端末器との間で制御信号を電力線搬送してデマ
ンドコントロールする電力線搬送制御システムにおい
て、前記端末器は、制御部と接続負荷機器への電流供給
を開閉する電流制限部と電力線搬送部とを備え、前記遮
断器より搬送出力される接続された上記負荷機器への供
給電流の遮断指示を受信することにより、上記制御部は
接続された上記負荷機器への供給電流の遮断制御を速や
かに行うものである。
【0014】また、請求項6では、前記端末器は、前記
接続抵抗値が前記標準抵抗値を越えないときには負荷機
器への供給電流を遮断することなく正常動作と定義し、
上記負荷機器への上記供給電流を遮断しているときには
停止動作と定義し、これら正常動作と停止動作を音声合
成データ記憶素子から選択して音声合成出力する報知部
をさらに備えるものである。
【0015】
【作用】上記した構成により、請求項1では、電力線搬
送システムの誤操作により、使用者が不在の場合で接続
されている負荷機器の電源が入った場合に、例えば電熱
ヒータの場合においては周囲の可燃物に着火する危険性
もあり、使用者が電力線搬送システムに接続しても安全
と判断した負荷機器のコンセントプラグにのみ、容易に
外れないプラグアタッチメントを取り付けておく。な
お、ネジ固定などの容易に外れない手段により安定した
長期信頼性が確保出来ているため、プラグアタッチメン
トと負荷機器の接続抵抗値は無視できる状態にある。
【0016】また、壁面コンセントに接続される端末器
のコンセントプラグ受けの形状を、一般の負荷機器のコ
ンセントプラグが差し込めず、プラグアタッチメントの
みと接続可能な特殊な形状に選定することで、電力線搬
送システムには、使用者が上記安全性を判断した状態の
負荷機器のみとの接続が確保されされることになる。
【0017】また、請求項2では、端末器内部において
電流接続端子プラグ受け部の電圧値(プラグアタッチメ
ントに供給する前)と電圧接続端子プラグ受け部の電圧
値(プラグアタッチメントに供給した後)と負荷機器へ
の供給電流とを測定し、プラグアタッチメントに供給し
た前後の電圧差を消費電流値で除することで負荷機器と
端末器との接続抵抗値が求まることとなる。
【0018】また、負荷機器の端末器への接続を端末器
内部の電圧接続端子プラグ受け部に電圧値(プラグアタ
ッチメントに供給した後)が発生することを検知し、電
圧値が消滅することで逆に負荷機器が端末器から外され
たことを正確に検知することができることとなる。
【0019】ここで、請求項3〜5では、負荷機器の消
費電流がコンセントの定格容量を越えればコンセントを
含む遮断器から負荷機器までの配線系統が異常発熱する
ので、その前に速やかに負荷への電流を端末器の電流制
限部で遮断する。
【0020】また、負荷機器と端末器の接続抵抗が規定
標準接続抵抗を越えれば、負荷機器との接続プラグ部で
局部的に異常発熱するので、その前に速やかに負荷への
電流を端末器の電流制限部で遮断する。そして請求項6
によれば、これら負荷を制限する状態を報知部により予
め記憶したパターンで音声合成出力することとなる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の電力線搬送制御システムにつ
き、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一
実施例における電力線搬送制御システムの概要を示すブ
ロック略図である。同図において、一般の主幹遮断器1
に本発明の遮断器2が複数接続されている。それぞれの
遮断器2には商用交流電力が供給される配線3が接続さ
れており、配線3にはそれぞれ複数のコンセント4が設
けられている。
【0022】コンセント4の一部に、本発明の端末器5
が接続され、更に本発明のプラグアタッチメント7を介
して一般の負荷機器8が接続されている。配線3の商用
交流電源に重畳された制御情報が遮断器2から端末器5
に伝送される。
【0023】図2は、同実施例の電力線搬送制御システ
ムに使用される負荷機器8の電源コンセントプラグ8
1、プラグアタッチメント7、端末器5および壁面コン
セント4との接続を示す外観図である。使用者は、電力
線搬送制御システムに接続しても安全と判断した負荷機
器のコンセントプラグにのみ、プラグアタッチメントを
ネジ固定接続する。これにより、プラグアタッチメント
7の一般の負荷機器のコンセントプラグの形状と異なる
特殊な形状の電流接続端子プラグおよび電圧接続端子プ
ラグの合計4本の端子を、壁面コンセント4に挿入して
接続される。このように端末器5のプラグ受けに挿入し
て接続することで負荷機器が電力線搬送制御システムに
接続される。
【0024】図3は、同実施例における電力線搬送制御
システムに使用される遮断器の構成を示すブロック図で
ある。主幹遮断器1から負荷電流が遮断器2に内蔵され
たブロッキングフィルタ21を経て遮断部22に入り、
電流検出部23を経て負荷側の配線3に出力される。遮
断器2には、制御部24と電力線搬送部25が内蔵さ
れ、CT(Current Transformer)などより成る電流検出
部23の出力がAD(Analog to Digital)変換器231
によってAD変換され、負荷電流値として制御部24に
出力される。
【0025】制御部24は、マイクロコンピュータなど
から成る演算手段241と、電気的に書き換え可能なE
EPROM(Electrically Erasable and Programable R
eadOnly Memory)などの不揮発性メモリから成る遮断器
2の定格電流記憶手段242、個別番号記憶手段24
3、計時記憶手段244、端末器ごとの状態記憶手段2
45、および端末器部における負荷機器8との標準接続
抵抗値記憶手段246を有している。
【0026】計時記憶手段244に従って、一定の時間
間隔で電流検出部23の信号を読み取り、その負荷電流
値と定格電流記憶手段242に予め記憶された遮断器2
の定格電流値とを比較し、負荷電流値が定格電流値を越
えたとき、遮断器2の定められた特性曲線に従って遮断
部22を遮断動作するように動作信号を出力する。
【0027】さて、演算手段241では、遮断器2の定
格電流値と遮断器2を流れる電流値との差が遮断器2の
余裕電流値として計算されている。また、制御部24
は、遮断器2の余裕電流値と、遮断器2を流れる電流値
と遮断器2の定格電流値と個別番号記憶手段243に予
め記憶された互いの遮断器2を区別するための固有の個
別番号とを計時記憶手段244により、50m秒から1
00m秒の一定の時間間隔で、制御部24の端末器状態
記憶手段245と電力線搬送部25から配線3に制御情
報として搬送出力する。
【0028】電力線搬送部25には、前記制御情報を送
出後、直ちに配線3に接続されている端末部5よりの応
答情報が受信され、制御部24に伝送される。
【0029】端末器5よりの応答情報の内容は、正しく
制御情報を受信したか否か以外に、端末器5より接続さ
れた負荷機器8に供給される負荷電流値および、端末器
5と負荷機器8との接続抵抗値を含んでおり、制御部2
4においてその接続抵抗値と端末器5における負荷機器
8との標準接続抵抗値記憶手段246に予め記憶された
標準接続抵抗値10mΩとを比較して、接続抵抗値が標
準接続抵抗値を越えた時、端末器5に対して電力線搬送
部25から配線3に遮断信号が搬送出力される。
【0030】また、制御部24において同様に端末器5
より接続された負荷機器8に供給されている負荷電流値
と端末器状態記憶手段245に予め記憶された端末器5
のコンセント4の定格容量15アンペアとを比較し、負
荷電流値が定格容量を越えた時、端末器5に対して電力
線搬送部25から配線3に遮断信号が搬送出力される。
【0031】電力線搬送部25には、前記制御情報に対
する応答情報以外にも、端末器5に負荷機器8の脱着の
都度、負荷機器8の接続の有無を識別する信号が受信さ
れ、制御部24の端末器状態記憶手段245にその状態
が伝送記憶される。
【0032】ここで、ブロッキングフィルタ21は、電
力会社の電線路を経て遮断器2に入る電気雑音を防止
し、かつ遮断器2と端末器5もしくは電気機器6との間
で成される電力線搬送制御システムの制御信号が外部の
電線路に漏洩しないようにしているものである。
【0033】さて、図4は、本実施例における電力線搬
送制御システムに使用される端末器5及びプラグアタッ
チメント7の構成を示すブロック図である。同図におい
て、屋内などの配線3に接続されたコンセント4のコン
セントプラグ受け41に接続するためのコンセントプラ
グ42を備え、負荷電流は、負荷電流を制限する機能を
もつ電流制限部51を経て電流接続端子プラグ受け56
に流れる。
【0034】電流接続端子プラグ受け56は、プラグア
タッチメント7の電流接続端子プラグ72のみに接続可
能な形状をしており、負荷機器8は、コンセントプラグ
81をプラグアタッチメント7のコンセントプラグ受け
71によって電流供給を受けることができる。
【0035】端末器5には、端末器制御部52と、表示
器53と、報知器54と、遮断器2と同様の電力線搬送
部25とを備えている。いま、端末器5を配線3に接続
すると、遮断器2より定期的に配線3に送出されている
制御情報である、遮断器2の個別番号と、定格電流値
と、他のいずれかのコンセントで使用している負荷電流
値と余裕電流値とが、端末器5の電力線搬送部25で受
信され、端末器制御部52に入力される。
【0036】ここで図5に示すように、表示部53は遮
断器2の個別番号と余裕電流値を交互に2桁のセブンセ
グメントの表示素子531a、531bとアンペア表示
素子532を用いて表示する。別の表示方法としては、
図6に示すように、端末器制御部52は、これら制御情
報から負荷電流値の定格電流値に対する割合を演算し
て、LEDアレイに棒グラフ状に表示したりする。これ
らの表示をもとに端末器5に新たな負荷を接続しようと
する時の可否を使用者が判断することが出来る。
【0037】次に、図4に戻って、端末器5に負荷機器
8がプラグアタッチメント7を介して新たに接続される
と、電圧接続端子プラグ受け57に商用交流電圧100
Vがプラグアタッチメント7の電圧端子接続プラグ73
を通じて印加される。端末器5に内蔵されている電圧検
出部55でAD変換され、端末器制御部52に出力され
るので、負荷機器8が接続されたことを端末器制御部5
2が認識し、直ちに負荷機器8の「接続有り」を識別す
る信号が、電力線搬送部25から配線3に搬送出力され
る。
【0038】同様に、端末器5より負荷機器8がプラグ
アタッチメント7とともに外されると、電圧接続端子プ
ラグ受け57の商用交流電圧の測定結果が、電圧検出部
55でAD変換され、0Vとして端末器制御部52に出
力されるので、負荷機器8が外されたことを端末器制御
部52が認識し、直ちに負荷機器8の「接続無し」を識
別する信号が、電力線搬送部25から配線3に搬送出力
される。
【0039】さて、端末器5には、接続負荷機器8の状
態検知機構として、電流検出部23と電圧検出部55が
内蔵されている。これは、遮断器2より電力線搬送部2
5を通じて定期的に前記制御情報を受信したとき、CT
などからなる電流検出部232の出力がAD変換回路2
31によってAD変換され、接続されている負荷機器8
の負荷機器消費電流値として端末器制御部52に出力さ
れる。また、電流接続端子プラグ受け56と電圧接続端
子プラグ受け57のそれぞれの部位の交流電圧値が電圧
検出部55でAD変換され、同様に端末器制御部52に
出力される。
【0040】端末器制御部52では、電流接続端子プラ
グ56と電圧接続端子プラグ受け57のそれぞれの部位
の交流電圧差を負荷機器8の消費電流値で除することで
負荷機器8と端末器5との接続抵抗値を求め、負荷機器
8の消費電流値とを、遮断器2よりの制御情報を誤り無
く正確に受信できたか否かの応答情報とともに電力線搬
送部25から配線3に搬送出力する。
【0041】また、遮断器2において、基準値と接続抵
抗値及び負荷機器8の消費電流値を比較して、異常と判
断した場合は、直ちに負荷機器8への電流供給の遮断信
号が配線3を通じて電力線搬送部25で受信するため、
端末器制御部52は、電流制限部51の制御を行うこと
で負荷機器8への電流供給を停止するとともに、表示部
53と報知部54に対しても停止動作信号の伝送を行
う。
【0042】さて、図7は、同実施例のおける端末器5
の音声合成手段を備えた報知部54の構成を示すブロッ
ク図である。正常動作、停止動作の信号が入ると、選択
論理回路541がそれを判断して、それぞれに対応する
音声を音声合成データ記憶素子542の中から指定し、
一連のデータをD/A変換器543と増幅器544で音
声に変換し、スピーカー545によって出力する。これ
によって、使用者に状態を把握する事を容易と出来るも
のである。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、請求項
1では、端末器と負荷機器の接続を専用のプラグアタッ
チメントを用いることにより、負荷機器の遠隔操作によ
る制御の安全性について使用者が判断可能となるととも
に、端末器に負荷機器が接続されたことを迅速にシステ
ム全体で認識可能となるという効果がある。
【0044】また、請求項2によれば、端末器における
負荷機器との接続抵抗値及び負荷機器の消費電流を容易
に知ることができ、しかも負荷機器の状態に応じた適切
な負荷機器の制御を行うことができるという効果があ
る。
【0045】また、請求項3によれば、負荷機器との接
続不完全や接続部の酸化などの劣化などに伴う使用中の
コンセントプラグ抜けやコンセント接続部の異常発熱な
どの事故を未然に防止することが出来るという効果があ
る。
【0046】また、請求項4によれば、負荷機器の消費
電流がコンセントの定格容量を越えることに伴う配線系
統の異常発熱などの事故を未然に防止することができる
という効果がある。
【0047】また、請求項5によれば、負荷機器の異常
発生時に自動的に負荷機器への電流供給を迅速に遮断す
るため、異常状態の他への拡大を未然に防止できるとい
う効果がある。
【0048】また、請求項6によれば、負荷機器の制御
動作状態を報知部で音声合成出力するので、離れた場所
でも負荷機器が本来の動作を行っていないことを容易に
知ることができ、負荷機器の接続状態を確認して正常に
動作するようにすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例における電力線搬送制御シ
ステムの概要を示すブロック略図である。
【図2】 同実施例において使用される端末器およびプ
ラグアタッチメントの接続外観図である。
【図3】 同実施例における遮断器の構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】 同実施例における端末器およびプラグアタッ
チメントの構成を示すブロック図である。
【図5】 同実施例における端末器に設けたセブンセグ
メントから成る表示器の構成を示す図である。
【図6】 同実施例における端末器に設けたLEDアレ
イから成る表示器の構成を示す図である。
【図7】 同実施例における端末器に含まれる報知部の
構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
2 遮断器 3 配線 5 端末器 6 電気機器 7 プラグアタッチメント 21 ブロッキングフィルター 22 遮断部 23 電流検出部 24 制御部 25 電力線搬送部 51 電流制限部 52 端末器制御部 53 表示部 54 報知部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遮断器と負荷機器を接続する端末器との
    間で制御信号を電力線搬送してデマンドコントロール
    し、かつ前記遮断器はブロッキングフィルタと電路を開
    閉する遮断部と負荷電流検出部と制御部と電力線搬送部
    を有して、前記制御部は一定の時間間隔で電流検出部に
    より検出した負荷電流値を入力して予め設定記憶した上
    記遮断器の定格電流値と前記負荷電流値との差である余
    裕電流値を求め、予め設定記憶された上記遮断器に固有
    の個別番号と前記定格電流値と前記余裕電流値とを制御
    情報として電力線搬送部から電力線の配線に配線出力す
    る電力線搬送制御システムにおいて、 前記端末器と前記負荷機器のコンセントプラグの間にプ
    ラグアタッチメントを備え、 前記プラグアタッチメントは上記負荷機器のコンセント
    プラグを挿入するコンセントプラグ受けと、 前記端末器以外との接続を防止するために上記負荷機器
    のコンセントプラグと異なる形状の2対の電流接続端子
    プラグと電圧接続端子プラグを有し、 かつ前記端末器は、 上記電力線搬送部と前記プラグアタッチメントの接続端
    子を接続する接続手段と電圧検出部とを有し、 前記電圧検出部において電圧接続端子プラグ受けの電圧
    を検出することにより、上記負荷機器の着脱を検知し、
    かつ前記電力線搬送部から配線上に上記負荷機器の接続
    の有無を識別する信号を送出することを特徴とする電力
    線搬送制御システム。
  2. 【請求項2】 遮断器と負荷機器を接続する端末器との
    間で制御信号を電力線搬送してデマンドコントロールす
    る電力線搬送制御システムにおいて、 前記端末器は制御部と負荷電流検出部と電圧検出部と電
    力線搬送部とを備え、 前記遮断器より一定間隔ごとに搬送出力される制御情報
    を受信するごとにプラグアタッチメントの電流接続端子
    を通じて負荷機器に供給される負荷電流値と上記プラグ
    アタッチメントの電圧接続端子の電圧値と上記電流接続
    端子の電圧値を計測し、制御部により計算される接続抵
    抗値を接続負荷の消費電流値とともに上記電力線搬送部
    を通じて応答情報として搬送出力動作を行うことを特徴
    とする電力線搬送制御システム。
  3. 【請求項3】 遮断器と負荷機器を接続する端末器との
    間で制御信号を電力線搬送してデマンドコントロールす
    る電力線搬送制御システムにおいて、 前記遮断器は、制御部と電力線搬送部と端末器状態記憶
    手段と端末器標準接続抵抗値記憶手段とを備え、 前記遮断器より一定間隔毎に搬送出力される制御情報に
    対する応答情報として上記端末器より上記遮断器に対し
    て送出される上記端末器ごとの接続負荷機器の消費電力
    値と接続抵抗値を受信し、かつ上記負荷機器と上記端末
    器との接続抵抗値が標準抵抗値を越えたことを検知する
    と、上記電力線搬送部から上記電力線の配線に遮断信号
    を制御情報として搬送出力することで上記端末器に対し
    て接続された上記負荷機器への供給電流の遮断指示を速
    やかに行うことを特徴とする電力線搬送制御システム。
  4. 【請求項4】 遮断器と負荷機器を接続する端末器との
    間で制御信号を電力線搬送してデマンドコントロールす
    る電力線搬送制御システムにおいて、 前記遮断器は、制御部と電力線搬送部と端末器状態記憶
    手段と上記端末器が接続されているコンセントの定格容
    量記憶手段とを備え、 前記遮断器より一定間隔ごとに搬送出力される制御情報
    に対する応答情報として上記端末器より上記遮断器に対
    して送出される端末器ごとの接続負荷機器の消費電流値
    と接続抵抗値とを受信し、上記負荷機器における消費電
    流が上記負荷機器の接続されているコンセントの定格容
    量を越えたことを検知すると、上記電力線搬送部から配
    線に遮断信号を制御情報として搬送出力することで上記
    端末器に対して接続された上記負荷機器への供給電流の
    遮断指示を速やかに行うことを特徴とする電力線搬送制
    御システム。
  5. 【請求項5】 遮断器と負荷機器を接続する端末器との
    間で制御信号を電力線搬送してデマンドコントロールす
    る電力線搬送制御システムにおいて、 前記端末器は、制御部と接続負荷機器への電流供給を開
    閉する電流制限部と電力線搬送部とを備え、 前記遮断器より搬送出力される接続された上記負荷機器
    への供給電流の遮断指示を受信することにより、上記制
    御部は接続された上記負荷機器への供給電流の遮断制御
    を速やかに行うことを特徴とする電力線搬送制御システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記端末器は、 前記接続抵抗値が前記標準抵抗値を越えないときには負
    荷機器への供給電流を遮断することなく正常動作と定義
    し、上記負荷機器への上記供給電流を遮断しているとき
    には停止動作と定義し、これら正常動作と停止動作を音
    声合成データ記憶素子から選択して音声合成出力する報
    知部をさらに備える請求項5に記載の電力線搬送制御シ
    ステム。
JP7039656A 1995-02-28 1995-02-28 電力線搬送制御システム Pending JPH08237177A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7039656A JPH08237177A (ja) 1995-02-28 1995-02-28 電力線搬送制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7039656A JPH08237177A (ja) 1995-02-28 1995-02-28 電力線搬送制御システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08237177A true JPH08237177A (ja) 1996-09-13

Family

ID=12559138

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7039656A Pending JPH08237177A (ja) 1995-02-28 1995-02-28 電力線搬送制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08237177A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007096732A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Kddi Corp 電源タップ
JP2008228516A (ja) * 2007-03-15 2008-09-25 Matsushita Electric Works Ltd 分電盤
JP2008245436A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Matsushita Electric Works Ltd 動作保証機能付集合住宅幹線電流制御システム
JP2009044801A (ja) * 2007-08-06 2009-02-26 Panasonic Electric Works Co Ltd 電力監視システム
JP2009165248A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Panasonic Electric Works Co Ltd 電力供給システムおよびアウトレット
JP2010520736A (ja) * 2007-03-06 2010-06-10 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 電力使用を制御するための装置及び方法
JP2010136490A (ja) * 2008-12-03 2010-06-17 Panasonic Corp 通電制御装置
US9812825B2 (en) 1998-04-10 2017-11-07 Chrimar Systems, Inc. Ethernet device

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9812825B2 (en) 1998-04-10 2017-11-07 Chrimar Systems, Inc. Ethernet device
JP2007096732A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Kddi Corp 電源タップ
JP4586697B2 (ja) * 2005-09-29 2010-11-24 Kddi株式会社 電源タップ
JP2010520736A (ja) * 2007-03-06 2010-06-10 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 電力使用を制御するための装置及び方法
JP2008228516A (ja) * 2007-03-15 2008-09-25 Matsushita Electric Works Ltd 分電盤
JP2008245436A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Matsushita Electric Works Ltd 動作保証機能付集合住宅幹線電流制御システム
JP2009044801A (ja) * 2007-08-06 2009-02-26 Panasonic Electric Works Co Ltd 電力監視システム
JP2009165248A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Panasonic Electric Works Co Ltd 電力供給システムおよびアウトレット
JP2010136490A (ja) * 2008-12-03 2010-06-17 Panasonic Corp 通電制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7282921B2 (en) System, apparatus and method for detection of electrical faults
US7312964B2 (en) Ground-fault monitor for multiple circuits
KR101412711B1 (ko) 구내방송장치용 이상부하분석 처리방법 및 장치
KR101642522B1 (ko) 통보 기기 회로를 제어 및 테스트하는 설비
US8289146B2 (en) System for testing NAC operability using reduced operating voltage
KR100655263B1 (ko) 디지털 분전반의 차단기 트립 시스템
KR101615394B1 (ko) 통보 기기 회로를 제어하는 방법 및 장치
JP6057604B2 (ja) 給電制御装置
JPH06506101A (ja) リモートプログラマブル電子引外しシステム
CN106405440B (zh) 数字保护继电器的电源故障监视设备
JPH08237177A (ja) 電力線搬送制御システム
KR20010077831A (ko) 배전 상태 감시기
JP3093927B2 (ja) 電力線搬送制御システム
EP1101155A1 (en) An intelligent electronic device for monitoring non-electrical characteristics
JP2010019680A (ja) 電力量計
US7327052B2 (en) Modular connecting system for protecting an electrical load in a bus system
KR980009261U (ko) 전력량 데이터를 표시하는 안전 탭
KR200445114Y1 (ko) 다수 센서와 연동되는 트립 연동단자를 내장한 누전 차단기
KR20000000331A (ko) 디지털 모터 제어장치 및 통신망을 이용한 디지털 모터원격제어시스템
EP0637866B1 (en) A control and protection device for an electric system
KR101409668B1 (ko) 소손 방지 기능을 갖는 전자식 전력량계
KR200260919Y1 (ko) 차단기의온도감지및자동트립장치
KR20150128123A (ko) 변압기 이상 감시가 가능한 디지털 보호 계전기
JP2000261962A (ja) 電源供給装置ならびに過電流警報装置
CN112952769A (zh) 一种断路器的设置方法、装置和配电系统