JPH08236770A - 電力用半導体素子 - Google Patents

電力用半導体素子

Info

Publication number
JPH08236770A
JPH08236770A JP8049138A JP4913896A JPH08236770A JP H08236770 A JPH08236770 A JP H08236770A JP 8049138 A JP8049138 A JP 8049138A JP 4913896 A JP4913896 A JP 4913896A JP H08236770 A JPH08236770 A JP H08236770A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor layer
current part
insulating film
emulation
semiconductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8049138A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2785792B2 (ja
Inventor
Yasuaki Tsuzuki
康明 都築
Yukio Tsuzuki
幸夫 都築
Toshio Suzuki
俊夫 鈴木
Yutaka Fujimoto
裕 藤本
Masami Yamaoka
正美 山岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP8049138A priority Critical patent/JP2785792B2/ja
Publication of JPH08236770A publication Critical patent/JPH08236770A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2785792B2 publication Critical patent/JP2785792B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching, or capacitors or resistors with at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof  ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/68Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable by only the electric current supplied, or only the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched
    • H01L29/76Unipolar devices, e.g. field effect transistors
    • H01L29/772Field effect transistors
    • H01L29/78Field effect transistors with field effect produced by an insulated gate
    • H01L29/7801DMOS transistors, i.e. MISFETs with a channel accommodating body or base region adjoining a drain drift region
    • H01L29/7802Vertical DMOS transistors, i.e. VDMOS transistors
    • H01L29/7815Vertical DMOS transistors, i.e. VDMOS transistors with voltage or current sensing structure, e.g. emulator section, overcurrent sensing cell
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching, or capacitors or resistors with at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof  ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/40Electrodes ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/41Electrodes ; Multistep manufacturing processes therefor characterised by their shape, relative sizes or dispositions
    • H01L29/423Electrodes ; Multistep manufacturing processes therefor characterised by their shape, relative sizes or dispositions not carrying the current to be rectified, amplified or switched
    • H01L29/42312Gate electrodes for field effect devices
    • H01L29/42316Gate electrodes for field effect devices for field-effect transistors
    • H01L29/4232Gate electrodes for field effect devices for field-effect transistors with insulated gate
    • H01L29/42364Gate electrodes for field effect devices for field-effect transistors with insulated gate characterised by the insulating layer, e.g. thickness or uniformity
    • H01L29/42368Gate electrodes for field effect devices for field-effect transistors with insulated gate characterised by the insulating layer, e.g. thickness or uniformity the thickness being non-uniform

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リーク電流の発生を抑制すると共に、耐圧を
向上する。 【解決手段】 主電流部とエミュレーション電流部とに
跨がるゲート電極の下方に位置する第1導電型の第1半
導体層に、第2導電型の第4半導体層を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主電流部及びこ
の主電流部の電流に追従するエミュレーション電流部を
有する電力用半導体素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電力用半導体素子の電流を制限するため
には、素子の電流レベルを感知しなければならない。素
子の電流レベルを検出する方法としては、例えば、特開
昭60−94772号公報やUSP4553084に示
されている。この方法によれば、主電流部及びエミュレ
ーション電流部が、電気的・熱的に緊密に結合され、か
つこれらの電流部が同じ製造工程で形成されているため
エミュレーション電流部の電流レベルは素子の主電流部
の電流レベルにほぼ正確に比例するというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
構造を有する半導体素子は、図7に示すように、主電流
部1とエミュレーション電流部2との間に寄生トランジ
スタが存在し(図7では寄生トランジスタのチャネル部
3を示す)、その寄生トランジスタは図8に示すように
電気接続されている(この関係の文献として、IEE
E、IEDM83、16・6を挙げておく)。そして、
このチャネル部3を通ってリーク電流が流れるため素子
電流検出精度が劣化するという問題がある。又、主電流
部1とエミュレーション電流部2とに跨がるゲート電極
の長さが長くなると耐圧の低下を招き易いという問題も
ある。
【0004】この発明の目的は、そのようなリーク電流
の発生を抑制すると共に、耐圧を向上できる電力用半導
体素子を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の電力用半導体素子は、一方の主面側に第1
導電型の第1半導体層が形成された半導体基板と、前記
第1半導体層の表面の複数領域に接合が終端するように
形成された複数の第2導電型の第2半導体層と、前記複
数ある第2半導体層の各第2半導体層の表面においてそ
の接合が終端するように形成された第1導電型の第3半
導体層と、少なくとも前記第1半導体層と前記第3半導
体層との間の前記第2半導体層表面上にゲート絶縁膜を
介して形成されたゲート電極と、前記複数ある第2半導
体層のうち少なくとも1つを主電流部として、その前記
第3半導体層と電気接続する主電流部第1電極と、前記
複数ある第2半導体層のうち他をエミュレーション電流
部として、その前記第3半導体層と電気接続するエミュ
レーション電流部第1電極と、前記半導体基板の他方の
主面側に形成された共通の第2電極と、前記エミュレー
ション電流部としての第2半導体層と前記主電流部とし
ての第2半導体層との間において、該両電流部を跨がる
前記ゲート電極の直下の前記第1半導体層表面上に形成
された第2の絶縁膜と、前記第2の絶縁膜下方に位置す
る前記第1半導体層に形成された、第2導電型の第4半
導体層と第4半導体層とを備える。
【0006】
【作用及び発明の効果】そして、本発明は前記の手段に
より、隣接する主電流部とエミュレーション電流部との
間の寄生トランジスタは第4半導体層により分離される
ことになり、その動作を防止することができ、リーク電
流の発生を抑制できる。又、第1半導体層と第4半導体
層との間のP−N複合と空乏層が形成され、これが電界
集中を緩和するように作用するので耐圧を向上できると
いう効果がある。
【0007】
【実施例】以下、この発明を具体化した一実施例を図面
に従って説明する。図2には電力用半導体素子の簡略断
面図を示し、シリコン基板9は能動領域10と終端領域
11とに区画される。図1は図2の能動領域10の一部
を拡大した図である。
【0008】図1において、シリコン基板9には多数の
縦型D−MOSトランジスタセル12,13,14が配
置されている。このMOSトランジスタセル12,1
3,14にて複数の能動領域セルが形成され、能動領域
セルの内の少なくとも1つを主電流部とするとともに、
能動領域セルのうち別の1つをエミュレーション電流部
としている。このような構造ではMOSトランジスタセ
ル12,14にて主電流部が形成されるとともにMOS
トランジスタセル13にてエミュレーション電流部が形
成されている。
【0009】以下に具体的構成を詳細に説明していく。
高濃度にドープされたN導電型領域15上に低濃度にド
ープされたN導電型領域16が形成されている。この領
域16はN導電型領域15の上にエピタキシャル成長さ
せたものである。又、N導電型領域16にはP導電型領
域17が配設され、この領域17は2つの相異なる抵抗
率の部分17a,17bを有している。P導電型領域1
7内には高濃度にドープされたN導電型領域18が配設
されている。P導電型領域17は、上から見た場合、例
えば矩形又は円形の境界を持つように形成され、N導電
型領域18は、上から見た場合、例えばP導電型領域1
7に矩形又は円形のループとして形成される。
【0010】ゲート電極19はN型導電性ポリシリコン
で形成され、各セル12,13,14に対し共通のゲー
トとなっている。このゲート電極19は二酸化シリコン
層等の絶縁膜20によってシリコン基板9の上面から隔
てられている。又、ゲート電極19の上部及び側部は絶
縁膜21により覆われている。そして、図2においてA
部に示すように、ゲート電極19の一部は金属の外部接
続用端子32に接触し、この端子32は酸化物等の絶縁
層21によってシリコン基板9から分離されている。
尚、ゲート電極19をMo,W等耐熱導電性材料で形成
してもよい。
【0011】シリコン基板9の下側にはドレイン電極2
2が形成され、このドレイン電極22はTi−Niのよ
うな被着された金属で形成され、各セル12,13,1
4に対して共通のドレインを構成する。主電流部ソース
電極23は主電流部のMOSトランジスタセル12,1
4と接触し、エミュレーション電流部ソース電極24は
エミュレーション電流部のMOSトランジスタセル13
と接触している。この主電流部ソース電極23は絶縁層
21によってシリコン基板9から分離され、外部接続用
端子(図示しない)に接続されている。尚、ソース電極
23は直接フィールドリング25(図2参照)と接触し
てもよく、この場合フィールドリング25はソース電極
23と同じ電圧になる。
【0012】そして、このような構造では主電流部とエ
ミュレーション電流部との境界線におけるゲート電極1
9の下側には、酸化膜等で形成される寄生トランジスタ
防止のための絶縁膜26が配設されている。この絶縁膜
26の膜厚はMOSトランジスタセル12,13,14
のゲート電極19下の絶縁膜20よりも膜厚が厚くなっ
ている。より具体的には、通常使用電圧5Vをゲート〜
ドレイン間に印加しても第7図に示すチャネル部3をも
つ寄生ラテラルトランジスタがオンしない絶縁膜厚とし
て、3000
【0013】
【外1】
【0014】以上である。この絶縁膜26の膜厚及び材
質は酸化膜等で形成されるフィールド絶縁膜27(図2
参照)と同じであることが望ましく、シリコン基板9上
にフィールド絶縁膜27を形成する時にフィールド絶縁
膜27の形成用マスク(図示せず)を変更することによ
って容易に達成することができ、これによって絶縁膜2
6及びフィールド絶縁膜27を同時に形成することがで
きる。
【0015】寄生トランジスタは、主電流部とエミュレ
ーション電流部のP導電型領域17及びN導電型領域1
6及びゲート絶縁膜20、ゲート電極19から形成され
るMOS形トランジスタである。そして、図8におい
て、ドレイン電圧にゲート電圧によって寄生トランジス
タがオン・オフして主電流部ソースとエミュレーション
電流部ソースとの間が導通したり切れたりする。この寄
生トランジスタがオンするような条件下で、主電流部ソ
ース電極23とエミュレーション電流部ソース電極24
との間に電圧差が生じると、寄生トランジスタに電流が
流れ、電力用素子の素子電流を高精度に検出することが
できなくなる。
【0016】さらに、寄生トランジスタがエンハンスメ
ントタイプになっているときは、主トランジスタがオン
のときに、寄生トランジスタがオフのため、オンからオ
フの過渡時に寄生トランジスタがオンするか、又は高温
で寄生トランジスタのリークが増えた時等、影響は限定
される。しかし、寄生トランジスタがディプレッション
タイプになっていると、通常動作時に常に寄生トランジ
スタがオンしバイパス電流が流れ精度に影響してしま
う。本実施例のNポリシリゲートでNチャンネルのD−
MOSにおいては基板濃度(N導電型領域16の濃度)
が界面電荷の影響を考慮して1016atms/cc 以下でスレ
ッショルド電圧は1V以下となっているが、1015atms
/cc 以下ではディプレッションタイプになりやすい。そ
のため、基板濃度(N導電型領域16の濃度)の低い1
15atms/cc 近辺以下を使用する高耐圧素子では絶縁膜
26によるスレッショルド電圧を上げる効果は大きい。
【0017】このように図1、図2の構造は、MOSト
ランジスタセル12,13,14(絶縁ゲート形のトラ
ンジスタセル)にて複数の能動領域セルを形成し、能動
領域セルの内の少なくても1つを主電流部とするととも
に、能動領域セルのうち別の1つをエミュレーション電
流部とし、主電流部及びエミュレーション電流部に接触
する共通のドレインを形成するとともに主電流部とエミ
ュレーション電流部にそれぞれ接触する個別のソースを
形成し、主電流部とエミュレーション電流部との間(寄
生トランジスタのチャンネル部3上)にMOSトランジ
スタセル12,13,14のゲート絶縁膜20よりも膜
厚が厚い絶縁膜26を形成した。その結果、寄生トラン
ジスタのスレッショルド電圧を上げ寄生トランジスタが
オンしない構造とすることができる。よって、素子の誤
動作や素子電流レベル検出精度の低下を防止し、信頼性
の高いものとすることができる。
【0018】尚、このような構造の他の例として、例え
ば、IGBTやGTOにてセルを形成してもよい。この
IGBT及びGTOを使用する場合、実施例のドレイン
は「アノード」を、ソースは「カソード」を意味する。
ここで、上記の構造では、寄生トランジスタ防止のため
の絶縁膜26を設けるために主電流部とエミュレーショ
ン電流部との間隔が長くなり主電流部及びエミュレーシ
ョン電流部のドレイン〜ソース間耐圧の低下を招き易
い。このような問題を解決するために、本実施例では図
3に示すように絶縁膜26の下にP導電型領域28(ソ
ースと逆導電型の拡散層)を配設しており、これにより
耐圧の低下を防止している。つまり、P導電型領域28
によりドレイン〜ソース間に高電圧が印加されたとき
に、空乏層を繋ぐようにしている(電界緩和)。
【0019】又、P導電型領域28により、図7で説明
したような寄生トランジスタを分離できるので、その動
作を防止することができ、リーク電流の発生を抑制でき
る。尚、P導電型領域28は上から見て、絶縁膜26の
エッジよりも内側に形成する必要がある。即ち、図3で
は距離
【0020】
【外2】
【0021】だけ内側に配置して、寄生トランジスタの
チャネルが繋がらないようにしている。又、P導電型領
域28は、MOSトランジスタセル12,13,14の
P導電型領域17及びフィールドリング(P領域)25
を形成する時、同時に形成される。つまり、シリコン基
板9にP導電型領域17a,25を形成する時に、P導
電型領域17a,25の形成マスクを変更することによ
って容易に達成することができ、これによってP導電型
領域28とP導電型領域17a,25を同時に形成する
ことができる。
【0022】即ち、図4(a)に示すように、シリコン
基板9にP導電型領域17a,25,28を同時に形成
した後、膜厚が厚い絶縁膜26,27を形成し(図4
(b))、薄い絶縁膜20を形成する(図4(c))。
そして、図4(d)に示すように、P導電型領域17b
を形成した後に絶縁膜20上にポリシリコンよりなるゲ
ート電極19を形成し、引き続き、N導電形領域18を
形成し絶縁層21を配置して(図4(e)、ソース電極
23,24を配置する(図4(f))。
【0023】このため、製造工程の数は増加せず、従っ
て本実施例による電力用半導体素子は従来の素子よりも
コストが僅かに増加するだけである。又、半導体素子の
問題点の一つとしてパッシベーションクラックがある。
これはチップを樹脂モールドパッケージする際に、モー
ルド樹脂とシリコンチップ間の線膨張係数の差により、
パッシベーションにクラックが発生するものである。こ
のパッシベーションクラックはチップの中心よりも中心
から離れた箇所に起こりやすく、又、図5に示すよう
に、基板上のアルミに発生するクラックCの発生箇所の
大きさを測定すると、図6に示すようにアルミ配線の幅
が50μm以上となると、クラック発生部の最大長さL
max は非常に大きくなりパッシベーションクラックが入
りやすいことが確認できている。
【0024】本実施例では、主電流部ソース電極23及
びエミュレーション電流部ソース電極24は、アルミニ
ウムのような被着された金属で構成されており、特に、
主電流部ソース電極23は多数のMOSトランジスタセ
ル12、14と接触しており、セルを上面から広範囲に
全面に覆うように配設されている。又、主電流部ソース
電極23はアルミ幅が大きく、そのエッジはチップ端部
に配されているためにこのエッジ部はパッシベーション
クラックの入りやすい部分となっており、エミュレーシ
ョン電流部との境界の主電流部ソース電極23のエッジ
下はMOSトランジスタセルの活性層(空乏層の延在す
る領域)があり、その部分にパッシベーションクラック
が発生すると、素子の電気的リークの発生や最悪の場合
は破壊に至る。
【0025】この問題に対しては、図3に示すように、
膜厚の厚い絶縁膜26の上方に主電流部ソース電極23
のエッジを配設することにより、その部分にパッシベー
ションクラックが入っても絶縁膜26にてそのクラック
は止まりやすく、シリコン基板9の活性層までは達し難
い。又、図2に示すように、膜厚の厚いフィールド絶縁
膜27の上方に主電流部ソース電極23のエッジを位置
させることにより、その部分にパッシベーションクラッ
クが入っても絶縁膜27にてそのクラックは止まりやす
くすることができる。尚、図3において、エミュレーシ
ョン電流部ソース電極24はその幅が30μm程度であ
り、このソース電極24のエッジにはパッシベーション
クラックは発生しにくくなっている。
【0026】さらに、図2に示すように、フィールドリ
ング(P導電型領域)25上に主電流部ソース電極23
のエッジが配置されている。その結果、従来実施例では
USP4,532,534のFig.1に示すように幅
の広いアルミニウム電極のエッジがドレインの
【0027】
【外3】
【0028】領域上にあるときは、このエッジ部分にク
ラックが発生しシリコン基板にまで達したときに、クラ
ックがドレインの
【0029】
【外4】
【0030】層(N導電型領域)に発生するとドレイン
〜ソース間に逆バイアスがかけられたときにドレイン〜
ソースのリークが発生するが、本実施例ではクラックが
フィールドリング(P導電型領域)25に達しても、ド
レイン〜ソースのリークを抑制することができる。同様
に、図3に示すように、P導電型領域28の上方に主電
流部ソース電極23のエッジを配設することにより、こ
の部分にクラックが発生しシリコン基板9にまで達して
もドレイン〜ソースのリークを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電力用半導体素子の拡大断面図である。
【図2】電力用半導体素子の断面図である。
【図3】実施例の電力用半導体素子の断面図である。
【図4】(a)製造工程を説明するための断面図であ
る。 (b)製造工程を説明するための断面図である。 (c)製造工程を説明するための断面図である。 (d)製造工程を説明するための断面図である。 (e)製造工程を説明するための断面図である。 (f)製造工程を説明するための断面図である。
【図5】基板の平面図である。
【図6】アルミ配線幅と最大クラック長さの関係を示す
図である。
【図7】従来技術を説明するための電力用半導体素子の
断面図である。
【図8】寄生トランジスタを説明するための回路図であ
る。
【符号の説明】
12 MOSトランジスタセル 13 MOSトランジスタセル 14 MOSトランジスタセル 19 ゲート電極 20 ゲート絶縁膜 22 ドレイン電極 23 主電流部ソース電極 24 エミュレーション電流部ソース電極 26 絶縁膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤本 裕 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 山岡 正美 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の主面側に第1導電型の第1半導体
    層が形成された半導体基板と、 前記第1半導体層の表面の複数領域に接合が終端するよ
    うに形成された複数の第2導電型の第2半導体層と、 前記複数ある第2半導体層の各第2半導体層の表面にお
    いてその接合が終端するように形成された第1導電型の
    第3半導体層と、 少なくとも前記第1半導体層と前記第3半導体層との間
    の前記第2半導体層表面上にゲート絶縁膜を介して形成
    されたゲート電極と、 前記複数ある第2半導体層のうち少なくとも1つを主電
    流部として、その前記第3半導体層と電気接続する主電
    流部第1電極と、 前記複数ある第2半導体層のうち他をエミュレーション
    電流部として、その前記第3半導体層と電気接続するエ
    ミュレーション電流部第1電極と、 前記半導体基板の他方の主面側に形成された共通の第2
    電極と、 前記エミュレーション電流部としての第2半導体層と前
    記主電流部としての第2半導体層との間において、該両
    電流部を跨がる前記ゲート電極の直下の前記第1半導体
    層表面上に形成された第2の絶縁膜と、 前記第2の絶縁膜下方に位置する前記第1半導体層に形
    成された、第2導電型の第4半導体層とを備えることを
    特徴とする電力用半導体素子。
  2. 【請求項2】 前記第2の絶縁膜は前記ゲート絶縁膜よ
    り厚い膜厚を有するものである請求項1記載の電力用半
    導体素子。
  3. 【請求項3】 前記第4半導体層は前記第2の絶縁膜の
    エッジよりも内側に形成されている請求項1および2の
    いずれかに記載された電力用半導体素子。
JP8049138A 1996-03-06 1996-03-06 電力用半導体素子 Expired - Lifetime JP2785792B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8049138A JP2785792B2 (ja) 1996-03-06 1996-03-06 電力用半導体素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8049138A JP2785792B2 (ja) 1996-03-06 1996-03-06 電力用半導体素子

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1106553A Division JP2550702B2 (ja) 1989-04-26 1989-04-26 電力用半導体素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08236770A true JPH08236770A (ja) 1996-09-13
JP2785792B2 JP2785792B2 (ja) 1998-08-13

Family

ID=12822722

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8049138A Expired - Lifetime JP2785792B2 (ja) 1996-03-06 1996-03-06 電力用半導体素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2785792B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011161721A1 (ja) * 2010-06-24 2011-12-29 三菱電機株式会社 電力用半導体装置
KR101369973B1 (ko) * 2013-03-28 2014-03-06 메이플세미컨덕터(주) 전력용 센스 모스펫 제조 방법

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011161721A1 (ja) * 2010-06-24 2011-12-29 三菱電機株式会社 電力用半導体装置
JP5606529B2 (ja) * 2010-06-24 2014-10-15 三菱電機株式会社 電力用半導体装置
US9293572B2 (en) 2010-06-24 2016-03-22 Mitsubishi Electric Corporation Power semiconductor device
KR101369973B1 (ko) * 2013-03-28 2014-03-06 메이플세미컨덕터(주) 전력용 센스 모스펫 제조 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2785792B2 (ja) 1998-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5430316A (en) VDMOS transistor with improved breakdown characteristics
US8232610B2 (en) Semiconductor device and manufacturing method of the same
US6713794B2 (en) Lateral semiconductor device
EP0805499B1 (en) High withstand voltage M I S field effect transistor and semiconductor integrated circuit
US6617652B2 (en) High breakdown voltage semiconductor device
US4686551A (en) MOS transistor
US6570229B1 (en) Semiconductor device
US4908682A (en) Power MOSFET having a current sensing element of high accuracy
EP0685890B1 (en) Semiconductor device having a MOS gate structure and a surface protective film and method of fabricating the same
JP2000022175A (ja) 高耐圧半導体装置
US6611027B2 (en) Protection transistor with improved edge structure
JPH0715006A (ja) 集積化構体保護装置
JPH0828426B2 (ja) Igfet集積回路の静電放電からの保護
JP3749191B2 (ja) 高耐圧半導体装置
US4520382A (en) Semiconductor integrated circuit with inversion preventing electrode
JP2005026279A (ja) 半導体装置
JP3522532B2 (ja) 半導体装置
JP3349029B2 (ja) 半導体装置
JPS5852347B2 (ja) 高耐圧半導体装置
US6281553B1 (en) Semiconductor device, electrostatic discharge protection device, and dielectric breakdown preventing method
JP2825038B2 (ja) 半導体装置
JP2550702B2 (ja) 電力用半導体素子
JPH08236770A (ja) 電力用半導体素子
JPS63194367A (ja) 半導体装置
US20010038126A1 (en) Structure for esd protection with single crystal silicon sided junction diode

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980428

EXPY Cancellation because of completion of term