JPH082359B2 - 超音波内視鏡 - Google Patents

超音波内視鏡

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JPH082359B2
JPH082359B2 JP61270469A JP27046986A JPH082359B2 JP H082359 B2 JPH082359 B2 JP H082359B2 JP 61270469 A JP61270469 A JP 61270469A JP 27046986 A JP27046986 A JP 27046986A JP H082359 B2 JPH082359 B2 JP H082359B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は機械走査方式の超音波内視鏡に関する。
〔従来の技術〕
近年、体腔内超音波診断装置として内視鏡に超音波走
査機構を設けた超音波内視鏡が開発され、実用化に至っ
ている。この中でも機械走査方式の超音波内視鏡は、内
視鏡挿入部の先端部内に超音波探触子を組込んだ回転子
を設け、この回転子に可撓性の回転伝達軸(以下フレキ
シブルシャフトという)を介して回転駆動力を伝達する
ことにより超音波探触子を回転させて体腔内からの超音
波走査を行うように構成されている。
このような機械走査方式の超音波内視鏡は特開昭60-2
27740号公報に示されているように、超音波探触子との
間で信号の授受を行うための回転型接点(信号伝達部)
が超音波操作部に設けられている。この回転型接点は第
10図および第11図に示すように構成され、図示しない超
音波探触子からの信号線1は操作部本体2に軸受3を介
して支持された回転軸4の内部を通り、回転軸4の端部
に設けられた回転型接点5のリング接点6に接続されて
いる。このリング接点6にはブラシ7が接触しており、
ブラシ7は絶縁物8を介して操作部本体2に固定されて
いる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような回転型接点5では回転軸4
やリング接点6の偏芯および軸受3のガタ等によりリン
グ接点6の回転にぶれが生じる。これに対して、ブラシ
7は操作部本体2に固定されているため、リング接点6
のぶれとは無関係に接触することになる。このため、リ
ング接点6とブラシ7の接触状態はリング接点6の回転
ぶれの影響を直接受け、ぶれながら接触することになる
ため、伝達信号にノイズが重畳されるという問題があっ
た。
また、リング接点6に対しブラシ7を良好に接触させ
るにはブラシ7の固定位置を調整する必要があり、取付
けに手間がかかるという問題もあった。
本発明はこのような問題点に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、ノイズの少ない良好な超
音波画像を描出できるとともに、回転型接点を容易に取
付けることができる超音波内視鏡を提供することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
上記問題点を解決するために本発明は、挿入部の先端
に超音波探触子を組込んだ回転子を設けるとともに、こ
の回転子に回転駆動力を伝達する超音波操作部を操作部
本体に設け、前記超音波探触子を回転させて超音波操作
を行う超音波内視鏡において、前記超音波探触子と超音
波操作部との間で信号の授受を行う回転型接点は、弾性
部材により操作部本体に係止されていることを特徴とす
るものである。
本発明では回転型接点を弾性部材により操作部本体に
係止することにより、回転型接点を構成する回転リング
接点および接点ブラシが操作部本体に弾性的に支持され
ることになるので、スリップリング軸に回転振れがあっ
ても回転リング接点と接点ブラシとの接触状態を良好に
保つことができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明す
る。
第1図ないし第9図は本発明の一実施例を示し、第1
図は超音波内視鏡の全体構成を示す図である。この超音
波内視鏡1は内視鏡操作部2、超音波操作部3および挿
入部4からなり、超音波操作部3は内視鏡操作部2と挿
入部4との間に設けられている。上記内視鏡操作部2に
は接眼部5およびユニバーサルコード7が設けられてい
るとともに、挿入部4の湾曲管部9を湾曲操作するため
の湾曲操作ノブ6が設けられている。挿入部4は可撓管
部8および湾曲管部9を順次連結してなり、湾曲管部9
の先端には内視鏡先端部10が設けられている。この内視
鏡先端部10には第2図に示すように対物レンズ11、照明
レンズ12、吸引口13等が設けられており、通常の内視鏡
と同様の機能を有している。
また、内視鏡先端部10の先端側には超音波走査部14が
設けられている。この超音波走査部14の内部には第2図
に示すように超音波探触子15を組込んだ回転子16が回転
可能に設けられており、挿入部4内に設けられたフレキ
シブルシャフト17により回転力が伝達されるようになっ
ている。このフレキシブル17は第3図および第4図に示
すように超音波操作部3内に設けられた回転軸18に連結
しており、この回転軸18を減速機構19を介して駆動モー
タ20で回転させることにより超音波探触子15が回転する
ようになっている。
上記超音波探触子15には信号ケーブル21が接続されて
おり、この信号ケーブル21は第4図に示すように挿入部
4内を通って超音波操作部3の回転軸18の端部に設けら
れた回転型接点22に接続されている。この回転型接点22
にはユニバーサルコード7を介して図示しない超音波観
測装置に接続される信号ケーブル32が接続されており、
超音波探触子15からの信号を回転型接点22を介して装置
外へ取出すことができるようになっている。
上記回転型接点22は第5図ないし第9図に示すように
構成されている。すなわち、図中23は前後に軸受29,29
を介して接点ブラシホルダー25に回転自在に保持された
スリップリング軸である。このスリップリング軸23は中
空の筒状部材からなり、内部には超音波探触子15からの
信号ケーブル21が挿通されている。この信号ケーブル21
の1本1本はスリップリング軸23の外周に同軸的に設け
られた複数の回転リング接点24…に電気的に接続されて
いる。これらの回転リング接点24…はそれぞれ電気的に
絶縁され、接点ブラシホルダー25に固定された複数の接
点ブラシ26…と電気的に良好な状態で接触している。ま
た、スリップリング軸23の端部にはねじ部28が設けら
れ、回転軸18の端部にねじ結合されるようになってい
る。なお、接点ブラシホルダー25はスリップリング軸23
に対して回転自在に設けられ、さらにばね27,27にて操
作部本体30に係止されている。
このような構成によると、回転リング接点24…と接点
ブラシ26…は接点ブラシホルダー25に設けられているた
め、回転軸20の偏芯等によりスリップリング軸23に回転
ぶれが生じても回転リング接点24…と接点ブラシ26…は
同一モードで振動することになる。これにより両者の接
触状態を常に良好な状態に保つことができるので、伝達
信号にノイズが重畳されるのを防止でき、ノイズの少な
い超音波画像を描出できる。また、接点ブラシ26…を回
転リング接点24…に接触させた状態で接点ブラシホルダ
ー25を着脱できるので、取付け時の調整が不要となり、
接点部を容易に取付けることができる。また、回転軸20
の回転力が接点ブラシホルダー25に伝わったり、外力に
より接点ブラシホルダー25に回転力が加わった場合に
も、ばね27にて係止されているため、信号ケーブル32に
断線を生じるような変位が生じない。
〔発明の効果〕 以上説明したように本発明によれば、ノイズの少ない
良好な超音波画像を描出できるとともに、回転型接点を
容易に取付けることができる超音波内視鏡を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第9図は本発明の一実施例を示し、第1図
は超音波内視鏡の全体図、第2図は挿入部の先端部を示
す斜視図、第3図は超音波操作部の内部構造を示す平面
図、第4図はその断面図、第5図は回転型接点の構造を
示す平面図、第6図はその正面図、第7図は第5図のA
部を示す詳細図、第8図は第5図のB−B断面図、第9
図は第6図のC−C断面図、第10図および第11図は従来
の回転型接点を示す正面図と平面図である。 1……超音波内視鏡、2……内視鏡操作部、3……超音
波操作部、4……挿入部、15……超音波探触子、16……
回転子、22……回転型接点、23……スリップリング軸、
24……回転リング接点、25……接点ブラシホルダー、26
……接点ブラシ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】挿入部の先端に超音波探触子を組込んだ回
    転子を設けるとともに、この回転子に回転駆動力を伝達
    する超音波操作部を操作部本体に設け、前記超音波探触
    子を回転させて超音波操作を行う超音波内視鏡におい
    て、前記超音波探触子と超音波操作部との間で信号の授
    受を行う回転型接点は、弾性部材により操作部本体に係
    止されていることを特徴とする超音波内視鏡。
JP61270469A 1986-11-13 1986-11-13 超音波内視鏡 Expired - Fee Related JPH082359B2 (ja)

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JP61270469A JPH082359B2 (ja) 1986-11-13 1986-11-13 超音波内視鏡

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JP61270469A JPH082359B2 (ja) 1986-11-13 1986-11-13 超音波内視鏡

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JPS63122435A JPS63122435A (ja) 1988-05-26
JPH082359B2 true JPH082359B2 (ja) 1996-01-17

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ID=17486739

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2606434B2 (ja) * 1990-10-08 1997-05-07 富士写真光機株式会社 メカニカルラジアル走査式超音波診断装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57190552A (en) * 1981-05-20 1982-11-24 Olympus Optical Co Ultrasonic diagnostic apparatus
JPS61239144A (ja) * 1985-04-16 1986-10-24 Suga Shikenki Kk 回転接点装置を有する促進耐候試験機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS57190552A (en) * 1981-05-20 1982-11-24 Olympus Optical Co Ultrasonic diagnostic apparatus
JPS61239144A (ja) * 1985-04-16 1986-10-24 Suga Shikenki Kk 回転接点装置を有する促進耐候試験機

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JPS63122435A (ja) 1988-05-26

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