JPH08235564A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

Info

Publication number
JPH08235564A
JPH08235564A JP3538195A JP3538195A JPH08235564A JP H08235564 A JPH08235564 A JP H08235564A JP 3538195 A JP3538195 A JP 3538195A JP 3538195 A JP3538195 A JP 3538195A JP H08235564 A JPH08235564 A JP H08235564A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
polyurethane
binder
recording medium
magnetic recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3538195A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Hashimoto
博司 橋本
Yuichiro Murayama
裕一郎 村山
Tsutomu Okita
務 沖田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP3538195A priority Critical patent/JPH08235564A/ja
Publication of JPH08235564A publication Critical patent/JPH08235564A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 走行耐久性に優れた磁気記録媒体を得る。 【構成】 非磁性支持体上に強磁性粉末を結合剤中に分
散してなる磁性層を少なくとも一層設けた磁気記録媒体
において、前記結合剤として極性基および2×10-5
2×10-3eq/gのエポキシ基を分子内に有し重量平
均分子量が1万〜10万のポリウレタンを含むととも
に、磁性粉末がコバルトを5原子%〜60原子%含む強
磁性金属粉末であり、さらにポリウレタンのエポキシ基
がポリウレタン主鎖の末端に結合しており、ポリウレタ
ンの極性基がSO3M、SO4M、COOM、PO32
ただしMはアルカリ金属またはアンモニウムから選んだ
いずれか1種以上の基でその量は1×10ー5〜2×10
ー4eq/gである結合剤を使用した磁気記録媒体。 【効果】 磁性層の表面の耐久性が大きく向上した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】強磁性微粉末と結合剤とを分散さ
せてなる磁性層を非磁性支持体上に設けた磁気記録媒体
において、とくに優れた耐久性を有する磁気記録媒体に
関する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録媒体は、録音用テープ、ビデオ
テープあるいはフロッピーディスクなどとして広く用い
られている。磁気記録媒体は、強磁性粉末が結合剤(バ
インダ)中に分散された磁性層を非磁性支持体上に積層
している。磁気記録媒体は、電磁変換特性、走行耐久性
および走行性能などの諸特性において高いレベルにある
ことが必要とされる。すなわち、音楽録音再生用のオー
ディオテープにおいては、より高度の原音再生能力が要
求されている。また、ビデオテープについては、原画再
生能力が優れているなど電磁変換特性が優れていること
が要求されている。このような優れた電磁変換特性を有
すると同時に、磁気記録媒体は前述のように良好な走行
耐久性を持つことが要求されている。そして、良好な走
行耐久性を得るために、一般には研磨材および潤滑剤が
磁性層中に添加されている。
【0003】しかしながら、研磨材によって優れた走行
耐久性を得るためには、その添加量をある程度大きくす
る必要があり、そのため強磁性粉末の充填度が低下す
る。また優れた走行耐久性を得るために粒子径の大きな
研磨材を使用した場合には、磁性層表面に研磨材が過度
に突出し易くなる。従って、研磨材による走行耐久性の
改良は上記の電磁変換特性の劣化をもたらす場合が多く
問題となる。そして、潤滑剤によって上記走行耐久性を
向上させる場合には、その添加量を多くする必要があ
り、このため結合剤が可塑化され易くなり、磁性層の耐
久性が低下する傾向がある。
【0004】また、上記耐久性および電磁変換特性を向
上させるためには、磁性層の主成分の一つである結合剤
も重要な働きを担っている。従来から用いられている塩
化ビニル樹脂、セルロース樹脂、ウレタン樹脂、アクリ
ル樹脂等では、磁性層の耐摩耗性が劣り、磁気テープの
走行系部材を汚染するという問題があった。このような
問題を改善する方法として、硬い結合剤を用いて磁性層
の硬度を上げる方法が行われているが、硬度の大きな結
合剤であっても、磁性層中に未硬化低分子成分がある
と、磁性層表面に低分子成分が存在し磁性層の強度を低
下させ、また磁性層が削れやすくなるという問題を有し
ている。
【0005】そこで、磁性体に吸着しやすい官能基を有
するバインダーを用いることが提案されている。磁性層
への吸着性に優れたSO3M 基等を結合剤に導入する場
合には、1万〜2万の分子当たり1個の割合でSO3
基を有する結合剤を用いると、5000〜1万未満の低
分子量の結合剤には、SO3M 基が1個も結合していな
いことが生じる。SO3M 基が含まれていない低分子量
の結合剤は磁性層表面に存在し、磁性層の強度を低下さ
せることとなる。また、低分子量の結合剤にも官能基を
導入することが考えられるが、例えばSO3M 基を結合
剤中に多く導入すると、溶液の粘度が上昇し、逆に分散
性が低下するという問題点があった。
【0006】一方、結合剤分子に導入する官能基とし
て、エポキシ基を用いた場合には、溶液の粘度が上昇す
ることはないので、磁性体の分散性の低下を防止するこ
とが知られており、エポキシ基を有するウレタン樹脂を
結合剤に用いることが行われている。たとえば、特開昭
53−38305号公報には、水酸基、カルボキシル
基、メチロール基、アミド基から選ばれた反応基を含む
メチルメタクリレート−アクリル酸エステル共重合体
と、分子内にウレタン結合を有し分子の末端にエポキシ
基を有するエポキシウレタン樹脂からなる結合剤とγ−
Fe23、Co含有γ−Fe34、CrO2 等の金属酸
化物からなる磁性粉を用いた磁気記録媒体が記載されて
いるが、エポキシ基による磁性体への吸着力は弱く分散
性が不十分であった。
【0007】また、特開昭60−252670号公報に
は、ノボラック系エポキシ変性ウレタン樹脂のエポキシ
基をアミン類、カルボン酸類およびフェノール類の少な
くとも1種で開環させてOH基を生成した結合剤と、磁
性体には、同様に金属酸化物を用いることが記載されて
いるが、磁性体の分散時には、エポキシ基は開環してお
りエポキシ基による分散特性の向上は期待することはで
きない。
【0008】また、特開昭64−72319号公報に
は、グリシジル基を有する結合剤樹脂とリン酸エステル
化された結合剤樹脂が含まれた磁性層を有するものであ
るが、グリシジル基を有する結合剤樹脂としてエポキシ
基を有するウレタン樹脂を用いることが記載されてお
り、リン酸基とエポキシ基が反応して架橋を形成し、耐
久性を向上させることを目的としているが、混練時の磁
性体表面とエポキシ基との相互作用はなく分散性、耐久
性が不十分であった。特公平5−54513号公報に
は、エポキシ含有ポリウレタン樹脂にポリカルボン酸樹
脂を反応させてOH基とCOOH基含有樹脂を生成させ
て結合剤とすることが記載されているが、反応させて得
られた結合剤にはエポキシ基は残っておらず、分散性、
耐久性ともに不十分であった。このような、エポキシ基
をもつ樹脂と、エポキシ基と反応する官能基をもつ樹脂
を組み合わせて支持体に磁性層を塗布乾燥した後にエポ
キシ基と該当する官能基を反応させるものは、結合剤を
3次元架橋させて塗膜強度全体を高くして耐久性を付与
させようとするものであるが、完全な架橋体を作るには
これらの樹脂では不十分である。すなわち、エポキシ基
による反応はイソシアネート類の硬化反応に比べても反
応しにくく、塗膜全体の強度は不十分である。
【0009】米国特許明細書第5330669号には、
エポキシ化合物にリン酸、ホスホン酸化合物を反応させ
て得られるリン酸基含有ジオールをポリウレタンの原料
に用いてリン酸基含有ポリウレタンを得るものであり、
結合剤にはエポキシ基は残らず耐久性は不十分である。
【0010】特開昭61−123017号公報には、エ
ポキシ基、極性基含有塩化ビニル樹脂とSO3M 基含有
ポリウレタン樹脂を併用した結合剤を用いた磁気記録媒
体が記載されているが、塩化ビニル樹脂がエポキシ基を
有するのみで、ポリウレタン樹脂にはエポキシ基はな
く、耐久性が不十分であった。すなわち、SO3M をは
じめとする極性の大きな極性基が導入した場合には、結
合剤を磁性体表面に吸着させ塗布液中で磁性体粒子の1
個、1個を安定化することができ、磁気的引力が極めて
高くなり、微粒子化された磁性体の分散性も改良される
が、近年のデジタル用の高記録密度用の磁気記録媒体に
はこれらの結合剤では分散性は不十分であり、電磁変換
特性は十分ではない。
【0011】また、米国特許明細書第5330669号
には、低分子量のエポキシ基含有アミンのモノマーを塩
化ビニル樹脂およびウレタン樹脂からなる結合剤ととも
に混練分散して分散性、耐久性を上げようとするもので
あるが、ポリウレタンにはエポキシ基がなく、耐久性は
不十分であった。すなわち、極性基を持つ結合剤と低分
子量のエポキシ化合物を組み合わせて磁性体と混練し、
かつイソシアネート硬化剤と結合剤のOH基の反応も組
み合わせることにより非常に塗膜全体の強度が高いもの
が得られるようになっているが、しかしそれでも最近の
デジタル記録等の高速回転ヘッドをもつ機器に使用した
場合には耐久性は十分ではない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、分散性が極
めて高く、分散安定性にも優れた結合剤を用いることに
よって、平滑性、電磁変換特性に優れた磁気記録媒体を
提供することを課題とするものであり、耐久性、塗膜強
度の優れた磁気記録媒体を提供するものであり、磁気記
録テープの場合には、初期、繰り返し使用でのドロップ
アウト増加が少なく、デジタル記録でのエラー率が低
く、なおかつ破断伸びが大きく脆くない磁気テープを得
るものであり、高速回転する回転ヘッドを有する機器に
よってアナログあるいはデジタル記録を行う際の走行
性、耐久性に優れた磁気記録媒体を提供することを課題
とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、強磁性粉末を
結合剤と有機溶剤で混練、分散して得られる磁性塗料を
非磁性支持体上に強磁性粉末を結合剤中に分散してなる
磁性層を少なくとも一層設けた磁気記録媒体において、
前記結合剤として極性基および2×10-5〜2×10-3
eq/gのエポキシ基を分子内に有し重量平均分子量が
1万〜10万のポリウレタンを含む磁気記録媒体であ
る。また、前記強磁性粉末がコバルトを5原子%〜60
原子%含む強磁性金属粉末である前記の磁気記録媒体で
ある。前記ポリウレタンのエポキシ基がポリウレタン主
鎖の末端に結合している前記の磁気記録媒体である。前
記ポリウレタンの極性基がSO3M、SO4M、COO
M、PO32、ただしMはアルカリ金属またはアンモニ
ウムから選んだいずれか1種以上の基でその量は1×1
ー5〜2×10ー4eq/gである前記の磁気記録媒体で
ある。
【0014】すなわち、本発明は、従来から用いられて
いる塗膜強度の大きな磁性層を作っても充分な耐久性が
得られない点について検討した結果、極めて塗膜強度の
高い磁性層を作っても磁性層の表層部の0.1μm以下
の極薄い部分には、結合剤の未硬化成分でかつ低分子の
ものが局在していることがわかった。従って塗膜全体の
強度は高くても磁性層極表面近傍の強度は弱いため、高
速で回転ヘッドなどと摺動接触すると、磁性層表面近傍
が削れてヘッドに付着し、再生出力を低下させることに
なる。
【0015】そこで、本発明では塗膜全体の強度はもち
ろんのこと、塗膜の表面近傍の強度を飛躍的に高めるこ
とによって磁気記録媒体の強度および電磁変換特性を高
めることを課題とするものである。本発明のポリウレタ
ンは、まず強く磁性体表面に吸着し分散するための極性
基を有するとともに、さらにエポキシ基をも有すること
を特徴とする。このポリウレタンを磁性体と有機溶剤を
加えて混練することによりその剪断エネルギーでエポキ
シ基の一部が磁性体表面と反応する。このため結合剤の
吸着量は増え、特に磁性層の表面部分の強度に影響する
結合剤中の低分子成分も磁性体表面につなぎ止められ
る。したがってこの磁性塗料を塗布乾燥したあとの磁気
記録媒体表面は極めて強靱で削れにくいものが得られる
ことがわかった。
【0016】また、本発明の磁気記録媒体に使用する強
磁性微粉末は、コバルトを5原子%〜60原子%含む金
属強磁性微粉末がエポキシ基との反応性が高いためと思
われ、効果が大きいので好ましい。また混練時の剪断エ
ネルギーも高い方が良く、そのためには混練時の溶剤量
が強磁性微粉末100gに対して80g以下の高濃度で
あることが好ましい。本発明のポリウレタンは重量平均
分子量が1万〜10万である。好ましくは2万〜8万、
更に好ましくは3万〜6万である。分子量が小さいと低
分子成分が増加し、低分子成分の割合が大きくなると磁
性体表面に結合されないものが生じ磁性層表面の強度が
弱くなり耐久性が低下する。また分散安定性が不十分と
なりポットライフが短くなる。一方、大きすぎると分散
性が低下し電磁変換特性が低下する。
【0017】また、本発明の結合剤に結合しているエポ
キシ基は混練分散中にかなりの部分が開環する。これに
よって生じたOH基はポリイソシアネート硬化剤を併用
すればさらに架橋構造を作るので好ましい。また、ポリ
ウレタン分子中のエポキシ基は、2×10-5eq/g〜
2×10-3eq/gが好ましく、より好ましくは5×1
-5〜1×10-3eq/gであり、更に好ましくは1×
10-4〜8×10-4eq/gである。エポキシ基の含有
量が少ないと耐久性、分散性の向上の効果が十分ではな
く、多すぎるとポリウレタンの保存安定性が低下する。
エポキシ基はポリウレタンの全分子に結合していること
が好ましく、ポリウレタンへのエポキシ基の導入方法に
は、NCO末端を有するポリウレタンにエポキシ基とN
COと反応する官能基を持つ化合物を付加することが好
ましい。
【0018】また、本発明の結合剤に用いるポリウレタ
ンのガラス転移温度(Tg)は、−30℃〜150℃が
好ましく、20℃〜100℃であることが更に好まし
い。ガラス転移温度が低すぎると耐久性が低下し、ガラ
ス転移温度が高いとカレンダー成形性が低下し電磁変換
特性が低下する。ポリウレタンが含有する極性基には、
SO3M、SO4M、COOM、PO32、OPO3
2(Mはアルカリ金属またはアンモニウム)から選んだ
いずれか1種以上の基で、その量は1×10ー5〜2×1
ー4eq/gが好ましく、より好ましくは2×10ー5
1.5×10ー4eq/gであり、4×10ー5〜1×10
ー4eq/gであることがより好ましく、極性基のなかで
もSO3M、SO4Mがとくに好ましい。極性基の量が多
すぎると分散性が低下し、少ないと磁性体への吸着力が
低下し、耐久性および分散性ともに低下する。
【0019】また、エポキシ基の導入は、エポキシ基を
持つジオールをポリオール、低分子ジオール等の鎖延長
剤とともにジイソシアネートで重合し、ポリウレタン骨
格中に導入することができる。好ましくは、NCO末端
ポリウレタンにOH/エポキシ基を有する化合物を付加
反応させる。
【0020】具体的な化合物としては下記のグリシドー
ル、およびグリセロールジグリシジルエーテルを挙げる
ことができる。
【0021】
【化1】
【0022】また、ポリオールにはポリエステルポリオ
ール、ポリエーテルポリオール、ポリエーテルエステル
ポリオール、ポリカーボネートポリオール、ポリオレフ
ィンポリオール、及びこれらの混合物などが用いられ
る。好ましい分子量は500〜5000、更に好ましく
は1000〜3000である。とくに好ましいポリエス
テルポリオールは、芳香族あるいは脂環族の環状構造及
び分岐構造を持つものが好ましい。具体的には酸成分と
して、イソフタル酸、テレフタル酸を含み、アルコール
成分として、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサン
ジメタノール、シクロヘキサンジオール、ビスフェノー
ルA、水素添加ビスフェノールAなどから得られるポリ
エステルポリオールが好ましい。また、ポリカプロラク
トン、ポリメチルバレロラクトンのような開環重合で得
られるポリエステル等もイソフタル酸、テレフタル酸、
あるいはシクロヘキサンジオール、シクロヘキサンジメ
タノールのような環状構造をもつ化合物で変成されたも
のが強度が高く好ましい。
【0023】鎖延長剤として使用する低分子ジオールに
は、脂肪族ジオール、脂環族ジオールが好ましい。エチ
レングリコール、プロパンジオール、ブタンジオール、
ネオペンチルグリコール、シクロヘキサンジオール、シ
クロヘキサンジメタノール、などが好ましい。また、こ
れらには3官能以上のアルコールたとえばトリメチロー
ルプロパン、などを併用して分岐構造を有するポリウレ
タンにしてもよい。また、ポリウレタンのジイソシアネ
ートとしては、トリレンジイソシアネート(TDI)、
ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、イソホ
ロンジイソシアネート(IPDI)、水添MDIなどの
芳香族あるいは脂環式ジイソシアネートが好ましい 本発明の結合剤は、とくに磁性体と混練する際に適当な
剪断力を与えることによって磁性体表面への結合をより
充分なものとし、分散性および耐久性を高めることがで
きる。磁性体との混練、分散は、磁性体と有機溶剤と結
合剤を、グラインダー、二本ロール、三本ロール等のロ
ールミル、オープンニーダー、加圧ニーダー、連続ニー
ダー等のニーダーなどで混練した後、サンドミル、ボー
ルミル、アトライター、ヘンシェルミキサーなどで分散
する。混練は結合剤と有機溶剤を別々に投入しても良い
し、有機溶剤に溶解して投入しても良い。混練時の有機
溶剤量は磁性体100gに対し20g〜80gが好まし
い。20g未満では安定して混練することが困難であ
り、80g以上では混練時の剪断力が弱く、本発明のウ
レタンのエポキシ基と磁性体表面の結合が不十分で分散
性、耐久性に対する効果が小さい。好ましい混練時の剪
断力は10〜600Kg/cm2 である。剪断力が大き
すぎると磁性体の針状結晶子が折れることがあるので好
ましくない。
【0024】また、有機溶剤には、結合剤に対して溶解
性の高い溶剤で且つ適度に乾燥しやすいものが選ばれ
る。例えば、メチルエチルケトン(MEK)、メチルイ
ソブチルケトン(MIBK)、シクロヘキサノンなどの
ケトン類、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル、ト
ルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素、テトラヒドロ
フラン(THF)などのエーテルなどから選ばれるも
の、及びこれらの混合物が好ましい。
【0025】また、本発明のエポキシ基を有するポリウ
レタンには、他の合成樹脂を併用することができる。と
くに、塩化ビニルに他のモノマーを共重合した塩化ビニ
ル系樹脂を用いることが好ましい。塩化ビニル系樹脂に
は、重合度が200〜1000のものが好ましく、更に
好ましくは250から500のものである。また、塩化
ビニル樹脂には、COOM、SO3M、OSO3M、PO
(OM)2、OPO(OM)2、3級アミン、4級アンモ
ニウム塩等の極性基やエポキシ基を有していることが好
ましく、極性基は、1×10-5〜1×10-3eq/gが
好ましい。極性基の量が、この範囲より多いと粘度が高
く、磁性体粒子の分散性が悪くなり、また極性基の量が
少ないと磁性体への吸着量が充分ではなく分散性が低下
する。併用する塩化ビニル系樹脂には、エポキシ基を含
有していても良い。含有する場合には、エポキシ基の含
有量は、好ましくは、1×10-4〜5×10-3eq/g
であり、より好ましくは、5×10-4〜2×10-3eq
/gである。また、塩化ビニル系樹脂に共重合すること
ができるモノマーには、(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステル、カルボン酸ビニルエステル、アリルエーテル、
スチレン、グリシジル(メタ)アクリレートおよびその
他のビニルモノマーを挙げることができる。
【0026】さらに、塩化ビニル樹脂以外にも、ニトロ
セルロース、セルロースアセテートプロピオネート等の
セルロース樹脂、ポリビニルアセタール、ポリビニルブ
チラール等のポリビニルアルキラール樹脂、アクリル樹
脂、フェノキシ樹脂、ポリエステル樹脂等を併用するこ
とができる。これらの樹脂には極性基を含むことが好ま
しい。
【0027】本発明の磁気記録媒体に使用することがで
きる磁性体は、結晶子サイズは12〜20nmのものが
好ましく、より好ましくは14〜19nmであり、特に
好ましくは15〜18nmである。また、長軸長/短軸
長比が2:1〜10:1の針状の磁性体が好ましい。こ
の範囲よりも大きくなると平滑性が低下し電磁変換特性
が低下し、本願の発明の結合剤を用いた場合には耐久性
が低下する。磁性体には、各種の強磁性金属粉を用いる
ことができるが、とくにコバルト含有量が5原子%〜3
0原子%以上で鉄を主成分とする強磁性金属粉末が好ま
しい。更に微量のCr、Ni、Mn、Zn、Sr、Nd
等の金属を含んでも良い。また、σsは、好ましくは1
10〜150emu/gである。Hcは、好ましくは1
700〜3000Oeであり、より好ましくは、200
0〜2500Oeである。長軸長/短軸長比 : 2/1
から7/1の針状または紡錘状磁性体が好ましい。
【0028】なお、磁性塗料中には、上記成分以外に、
α−Al23 、Cr23 等の研磨材、カーボンブラッ
ク等の帯電防止剤、脂肪酸、脂肪酸エステル、シリコー
ンオイル等の潤滑剤、分散材など通常使用されている添
加剤あるいは充填剤を含むものであってもよい。次に本
発明が多層構成の場合における下層非磁性層または下層
磁性層について説明する。本発明の下層に用いられる無
機粉末は、磁性粉末、非磁性粉末を問わない。例えば非
磁性粉末の場合、金属酸化物、金属炭酸塩、金属硫酸
塩、金属窒化物、金属炭化物、金属硫化物、等の無機質
化合物から選択することができる。無機化合物としては
例えばα化率90〜100%のα−アルミナ、β−アル
ミナ、γ−アルミナ、炭化ケイ素、酸化クロム、酸化セ
リウム、α−酸化鉄、コランダム、窒化珪素、チタンカ
ーバイト、酸化チタン、二酸化珪素、酸化すず、酸化マ
グネシウム、酸化タングステン、酸化ジルコニウム、窒
化ホウ素、酸化亜鉛、炭酸カルシウム、硫酸カルシウ
ム、硫酸バリウム、二硫化モリブデンなどが単独または
組合せで使用される。特に好ましいのは二酸化チタン、
酸化亜鉛、酸化鉄、硫酸バリウムであり、更に好ましい
のは二酸化チタンである。これら非磁性粉末の平均粒径
は0.005〜2μmが好ましいが、必要に応じて平均
粒径の異なる非磁性粉末を組み合わせたり、単独の非磁
性粉末でも粒径分布を広くして同様の効果をもたせるこ
ともできる。とりわけ好ましいのは非磁性粉末の平均粒
径は0.01μm〜0.2μmである。非磁性粉末のp
Hは6〜9の間が特に好ましい。非磁性粉末の比表面積
は1〜100m2/g、好ましくは5〜50m2/g、更
に好ましくは7〜40m2/gである。非磁性粉末の結
晶子サイズは0.01μm〜2μmが好ましい。DBP
を用いた吸油量は5〜100ml/100g、好ましくは10
〜80ml/100g、更に好ましくは20〜60ml/100gであ
る。比重は1〜12、好ましくは3〜6である。形状は
針状、球状、多面体状、板状のいずれでも良い。
【0029】これらの非磁性粉末の表面にはAl2O3、SiO
2、TiO2、ZrO2,SnO2,Sb2O3,ZnOで表面処理すること
が好ましい。特に分散性に好ましいのはAl2O3、SiO2、T
iO2、ZrO2、であるが、更に好ましいのはAl2O3、SiO2
ZrO2である。これらは組み合わせて使用しても良いし、
単独で用いることもできる。また、目的に応じて共沈さ
せた表面処理層を用いても良いし、先ずアルミナで処理
した後にその表層をシリカで処理する方法、またはその
逆の方法を採ることもできる。また、表面処理層は目的
に応じて多孔質層にしても構わないが、均質で密である
方が一般には好ましい。
【0030】下層にカ−ボンブラックを混合させて公知
の効果であるRsを下げることができるとともに、所望
のマイクロビッカース硬度を得る事ができる。このため
にはゴム用ファーネスブラック、ゴム用サーマルブラッ
ク、カラー用カーボンブラック、アセチレンブラック等
を用いることができる。カーボンブラックの比表面積は
100〜500m2/g、好ましくは150〜400m2
/g、DBP吸油量は20〜400ml/100g、好ましく
は30〜200ml/100gである。カ−ボンブラックの平
均粒径は5mμ〜80mμ、好ましく10〜50mμ、
さらに好ましくは10〜40mμである。カ−ボンブラ
ックのpHは2〜10、含水率は0.1〜10%、タッ
プ密度は0.1〜1g/ml、が好ましい。本発明に用い
られるカ−ボンブラックの具体的な例としてはキャボッ
ト社製、BLACKPEARLS 2000、130
0、1000、900、800,880,700、VU
LCAN XC−72、三菱化学社製、#3050B,
3150B,3250B、#3750B、#3950
B、#950、#650B,#970B、#850B、
MA−600、コロンビアカ−ボン社製、CONDUC
TEX SC、RAVEN 8800,8000,7000,5750,525
0,3500,2100,2000,1800,1500,1255,1250、アクゾー社製
ケッチェンブラックECなどが挙げられる。
【0031】本発明の下層にはまた、磁性粉末を用いる
こともできる。磁性粉末としては、γ−Fe23、Co
変性γ−Fe23、α−Feを主成分とする合金、Cr
2等が用いられる。特に、Co変性γ−Fe23が好
ましい。本発明の下層に用いられる強磁性粉末は上層磁
性層に用いられる強磁性粉末と同様な組成、性能が好ま
しい。ただし、目的に応じて、上下層で性能を変化させ
ることは公知の通りである。例えば、長波長記録特性を
向上させるためには、下層磁性層のHcは上層磁性層の
それより低く設定することが望ましく、また、下層磁性
層のBrを上層磁性層のそれより高くする事が有効であ
る。それ以外にも、公知の重層構成を採る事による利点
を付与させることができる。
【0032】下層磁性層または下層非磁性層のバインダ
ー、潤滑剤、分散剤、添加剤、溶剤、分散方法その他は
磁性層のそれが適用できる。特に、バインダー量、種
類、添加剤、分散剤の添加量、種類に関しては磁性層に
関する公知技術が適用できる。以上の材料により調製し
た磁性塗料を非磁性支持体上に塗布して磁性層を形成す
る。本発明に用いることのできる非磁性支持体としては
二軸延伸を行ったポリエチレンナフタレート、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリアミド、ポリイミド、ポリア
ミドイミド、芳香族ポリアミド、ポリベンズオキシダゾ
ール等の公知のものが使用できる。好ましくはポリエチ
レンナフタレート、芳香族ポリアミドである。これらの
非磁性支持体はあらかじめコロナ放電、プラズマ処理、
易接着処理、熱処理、などを行っても良い。また本発明
に用いることのできる非磁性支持体は中心線平均表面粗
さがカットオフ値0.25mmにおいて0.1〜20n
m、好ましくは1〜10nmの範囲という優れた平滑性
を有する表面であることが好ましい。また、これらの非
磁性支持体は中心線平均表面粗さが小さいだけでなく1
μ以上の粗大突起がないことが好ましい。
【0033】
【作用】本発明は、硬度が大きな結合剤を用いた場合に
も、磁性層中には未硬化低分子成分があると、磁性層表
面に存在し磁性層の強度を低下させ、また磁性層が削れ
やすくなることを見いだし、このような欠点をなくすた
め、SO3M基等の極性基と共に、他の極性基のように
存在量の増加によって溶液の粘度を増加させることがな
いエポキシ基をバインダー中に含有させるとともに、混
練の際の熱やせん断力でエポキシ基が開環し磁性体表面
と反応させ、磁性体表面への吸着力を大きく高めたの
で、ポリウレタン樹脂中に含まれている低分子成分も十
分に磁性体に吸着することになり、極めて硬度が高くま
た表面の強度が大きな高速回転ヘッドを使用する記録再
生装置に適した磁気記録媒体が得られる。
【0034】
【実施例】以下に本発明の実施例および比較例を示し、
本発明を説明する。実施例および比較例において「部」
は「重量部」を示す。 実施例および比較例 強磁性合金粉末((組成:Fe 92原子%、Co 8
原子%、Hc 2000Oe、σs 130emu/g
結晶子サイズ17nm)100部をオープンニーダー
で10分間粉砕し、 次いで表1のポリウレタン(固形分) 8部 塩化ビニル樹脂(日本ゼオン製MR110) (極性基SO3M (MはNa、K)とエポキシ環を含む) 8部 メチルエチルケトン 15部 シクロヘキサノン 15部 トルエン 15部 を添加して60分間混練し、次いで 研磨剤 (Al23 粒子サイズ0.3μm 2部 カーボンブラック (粒子サイズ 40nm) 2部 メチルエチルケトン/シクロヘキサノン/トルエン=1/1/1 の混合溶媒 200部 を加えてサンドミルで120分間分散した。
【0035】これに ポリイソシアネート(日本ポリウレタン製 コロネート3041) 4部(固形分 ) ブトキシエチルステアレート 1部 ステアリン酸アミド 1部 ステアリン酸 1部 メチルエチルケトン 50部 を加え、さらに20分間攪拌混合したあと、1μmの平
均孔径を有するフィルターを用いて濾過し、磁性塗料を
調製した。得られた磁性塗料を乾燥後の厚さが2μmに
なるように、厚さ8μmのアラミド樹脂からなる支持体
の表面にリバースロールを用いて塗布し、下記のバック
コート層の塗布液を0.5μm厚で塗布乾燥した。磁性
塗料が塗布された非磁性支持体を、磁性塗料が未乾燥の
状態で3000ガウスの磁石で磁場配向を行ない、さら
に乾燥後、金属ロールと金属ロールの組み合せによる5
段のカレンダー処理を速度100m/分、線圧300k
g/cm、温度90℃)で行なった後200m/分で裁
断し、ビデオテープを作製した。 (バックコート液組成) カーボンブラック(粒径18nm) 100部 ニトロセルロース(ダイセル社製RS1/2H) 60部 ポリウレタン(日本ポリウレタン社製N−2301) 60部 ポリイソシアネート(日本ポリウレタン社製コロネートL) 20部 メチルエチルケトン 1000部 トルエン 1000部
【0036】
【表1】
【0037】ただし、表1に記載のポリウレタン原料
は、下記のとおりである。 IPA変成PCL:イソフタル酸変成ポリカプロラクト
ンポリオール IPA/CHM/NPG:イソフタル酸/シクロヘキサ
ンジメタノール/ネオペンチルグリコールを1.00/
0.50/0.55のmol比で含むポリエステル IPA/NPG/PPG:イソフタル酸/ネオペンチル
グリコール/ポリプロピレングリコールを1.00/
0.50/0.55のmol比で含むポリエステル NPG:ネオペンチルグリコール NPG/TMP:ネオペンチルグリコール/トリメチロ
ールプロパンを100/5のmol比 ポリウレタンは、それぞれ分子量2000の表1に示す
ポリオールとジイソシアネートと鎖延長剤を各々0.1
00mol/0.202mol/0.100molを反
応させ、NCO末端のポリウレタンを重合した。次い
で、ポリウレタンのNCO基と当量のグリシドールを添
加し、末端がエポキシ基のポリウレタンを得た。その物
性は表1のとおりであった。ただし、番号9のポリウレ
タンはポリオール/ジイソシアネート/鎖延長剤=0.
100/0.198/0.100molを反応させ末端
OHのポリウレタンを重合した。
【0038】番号1〜3は分子量を変え、末端のエポキ
シ基の量を変更したものである。また、番号4および5
は鎖延長剤にTMP(トリメチロールプロパン)を併用
し末端を分岐させエポキシ基を2個づつ計4個導入し
た。番号7、8は分子量が本願の発明の範囲外のもので
あり、番号10は極性基SO3Naを導入しないポリウ
レタンである。また、以上のようにして得られた表2に
記載のポリウレタンとコバルト含有量の異なる磁性材料
を用いてビデオテープを作製し、以下の評価方法によっ
て評価を行いその結果を表2に示す。
【0039】〔評価方法〕 電磁変換特性:試料テープにD2方式ビデオテープレ
コーダー(Sony社製:DVR10)を用いて32M
Hzの信号を記録し、再生した。実施例1のテープを基
準テープとして記録した32MHzの再生出力を0dB
としたときの各テープの相対的な再生出力を測定した。 繰り返し走行性:上記VTRを用いて、64分長のテ
ープを100回連続繰り返し走行させビデオヘッドの汚
れを観察した。 ビデオヘッド汚れ ○…点汚れが全く観察されなかっ
たもの ○△…10%以下の面積が汚れていたもの △…30%以下の面積が汚れていたもの ×…30%以上の面積が汚れていたもの 非吸着低分子:磁性塗布液を遠心分離し、上澄み液を
取り出し、この固形分濃度とGPCの分子量分布を測定
し、分子量5000未満の成分の割合を求めた。固形分
濃度から計算し結合剤中の吸着していないの分子量50
00未満の成分の割合を求めた。 分散安定性:磁性塗布液を24時間静置した後に塗布
してそれ以外は同様にビデオテープを作り電磁変換特性
を測定し24時間静置しない場合を0.0dBとして評
価した。 Tg:20μm厚の結合剤樹脂単独の膜を形成し、バ
イブロン(オリエンテック社製)E”のピーク温度で調
べた。
【0040】評価結果を表2に示す。比較例1、2は分
子量が範囲外のポリウレタンを用い、比較例3はエポキ
シ基を含まないポリウレタン、比較例4は極性基を含ま
ないポリウレタンを用いた。いずれも磁性体への吸着が
弱く、磁性塗液中での結合剤の非吸着分、なかでも低分
子成分が多く、ヘッド汚れが多かった。また分散性が不
十分で電磁変換特性が低かった。実施例7、8、9、1
0はCo量の異なる磁性体を用いたヘッド汚れはすべて
良かったが、吸着していない低分子成分はCoが多いほ
ど少なかった。Coの多い磁性体ほど本発明のウレタン
との相互作用が強く、耐久性上有利なことがわかった。
実施例11、12、13は混練時の溶剤量を変えた。溶
剤量が少ないほど混練時の剪断が強く磁性体とウレタン
との相互作用が強くなり非吸着の低分子成分が減ったと
考えられ、耐久性の向上が見られる。
【0041】
【表2】
【0042】
【発明の効果】本発明のポリウレタンを用いると、特に
バインダーの低分子成分も磁性体に強く結合することが
わかった。このため非常に高速で回転するヘッドと摺動
接触しても極めて高い耐久性を示した。また、本願のポ
リウレタンは従来のエポキシ基と極性基を持つ塩化ビニ
ル樹脂からなる結合剤にはない特徴として塗布液の分散
安定性がきわめて良くなった。これは磁性体に結合剤の
低分子成分が強く結合したこととポリウレタンの分子間
相互作用が高いことの相乗作用であると考えられる。本
発明の効果は特定のコバルトを含有した磁性体を使用す
ると共に、混練時の溶剤量を減らして、剪断エネルギー
を与えるとさらに顕著であり磁性体とポリウレタン結合
剤との相互作用が大きく高まる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性支持体上に強磁性粉末を結合剤中
    に分散してなる磁性層を少なくとも一層設けた磁気記録
    媒体において、前記結合剤として極性基および2×10
    -5〜2×10-3eq/gのエポキシ基を分子内に有し重
    量平均分子量が1万〜10万のポリウレタンを含むこと
    を特徴とする磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記強磁性粉末がコバルトを5原子%〜
    60原子%含む強磁性金属粉末であることを特徴とする
    請求項1に記載の磁気記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記ポリウレタンのエポキシ基がポリウ
    レタン主鎖の末端に結合していることを特徴とする請求
    項1に記載の磁気記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記ポリウレタンの極性基がSO3M、
    SO4M、COOM、PO32、ただしMはアルカリ金
    属またはアンモニウムから選んだいずれか1種以上の基
    でその量は1×10ー5〜2×10ー4eq/gであること
    を特徴とする請求項1に記載の磁気記録媒体。
JP3538195A 1995-02-23 1995-02-23 磁気記録媒体 Pending JPH08235564A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3538195A JPH08235564A (ja) 1995-02-23 1995-02-23 磁気記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3538195A JPH08235564A (ja) 1995-02-23 1995-02-23 磁気記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08235564A true JPH08235564A (ja) 1996-09-13

Family

ID=12440328

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3538195A Pending JPH08235564A (ja) 1995-02-23 1995-02-23 磁気記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08235564A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4153657B2 (ja) 磁気記録媒体
JPH08293115A (ja) 磁気記録媒体用結合剤および磁気記録媒体
JP3847379B2 (ja) 磁気記録媒体
JPH1139639A (ja) 磁気記録媒体
JPH0969222A (ja) 磁気記録媒体
JPH08241515A (ja) 磁気記録媒体
JPH09265623A (ja) 磁気記録媒体
JP3815748B2 (ja) 磁気記録媒体
JPH08235564A (ja) 磁気記録媒体
JP3824282B2 (ja) 磁気記録媒体
JPH09204639A (ja) 磁気記録媒体
JP3334190B2 (ja) 磁気記録媒体
JP2004362714A (ja) 磁気記録媒体
JP3841367B2 (ja) 磁気記録媒体
JP2001331922A (ja) 磁気記録媒体
JP2004103067A (ja) 磁気記録媒体
JP3365872B2 (ja) 磁気記録媒体
JP2606238B2 (ja) 磁気記録媒体
JP3638379B2 (ja) 磁気記録媒体
JPH097161A (ja) 磁気記録媒体
JPH08221738A (ja) 磁気記録媒体
JPH0817036A (ja) 磁気記録媒体
JPH0817035A (ja) 磁気記録媒体
JPH10208232A (ja) 磁気記録媒体
JPH0640380B2 (ja) 磁気記録媒体