JPH082352Y2 - ドアロックアクチュエータ - Google Patents

ドアロックアクチュエータ

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JPH082352Y2
JPH082352Y2 JP19677386U JP19677386U JPH082352Y2 JP H082352 Y2 JPH082352 Y2 JP H082352Y2 JP 19677386 U JP19677386 U JP 19677386U JP 19677386 U JP19677386 U JP 19677386U JP H082352 Y2 JPH082352 Y2 JP H082352Y2
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JP
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sector gear
gear
insulating plate
terminal
actuator
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JP19677386U
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JPS63101662U (ja
Inventor
勝 井上
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自動車電機工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は、自動車のドアロックを遠隔操作するのに
利用されるドアロックアクチュエータに関するものであ
る。
(従来の技術) 従来、上記したドアロックアクチュエータとしては、
例えばアクチュエータケース内部に、減速機構を介して
接続する正逆回転可能なモータとセクタギヤとを備える
と共に、前記セクタギヤおよび前記ケース外部に位置す
るスイングアームを出力軸を介して接続し、前記モータ
の出力を、減速機構,セクタギヤおよび出力軸を介して
スイングアームに伝達して、このスイングアームと連結
するロッドによってドアロック部を遠隔操作するように
したものであった。この場合、上記ドアロックアクチュ
エータは、行程終了スイッチを有しており、この行程終
了スイッチによって前記ドアロック部のロックアームが
ストローク終端位置に達したときに前記モータの回転を
停止させるようにしている。
この行程終了スイッチは、第4図に示すように、スイ
ングアーム101を固定した出力軸102に、当該出力軸102
に直交して貫通するピン103によって装着したセクタギ
ヤ104と、アクチュエータケース105における前記セクタ
ギヤ104の対応位置に設けたターミナル106,107,108との
間に、コンタクタ109を介在させてなるものである。そ
して、前記コンタクタ109は前記セクタギヤ104にかしめ
固定してあり、当該セクタギヤ104と共に揺動して、前
記各ターミナル106,107,108と断続するようにしてあ
る。なお、第4図における符合110は、前記ターミナル1
06,107,108と共にモータの正逆回転回路を形成するダイ
オード、111は、セクタギヤ104の揺動範囲端における衝
撃を吸収するダンパである。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、上記した従来のドアロックアクチュエータ
にあっては、第4図に示すように、行程終了スイッチを
構成するセクタギヤ104に、コンタクタ109を何ら他の部
材を介在させることなく直接固定してあったため、施錠
または解錠を行うに際して、ドアロック部のロックアー
ムがストローク終端位置に達したときに、スイングアー
ム101と連結する図示しないロッドの撓みの反動によっ
て前記セクタギヤ104が反対方向(第4図では矢印P方
向)に動いてしまい、このセクタギヤ104に固定したコ
ンタクタ109と、これと一旦離れたターミナル(第4図
ではターミナル106)とが再び接触してモータが作動し
てしまうことがないとは言えないという問題点があっ
た。
(考案の目的) この考案は、以上のような問題点に着目してなされた
ものであり、施錠または解錠を行う際の行程終了スイッ
チの誤動作を防止して、信頼性を損なうことのないドア
ロックアクチュエータを提供することを目的としてい
る。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) この考案は、絶縁部材により形成されたアクチュエー
タケースと、前記アクチュエータケースに内蔵されてい
るとともに、減速機構に噛合されたモータと、前記減速
機構と噛合されるギヤ部が形成されることにより、前記
モータの回転が伝達されるセクタギヤと、前記セクタギ
ヤの回動中心に固定され、かつ、前記アクチュエータケ
ースを貫通して配置され、前記セクタギヤの回動を外部
に伝達する出力軸と、前記セクタギヤに対向した位置に
配置され、前記アクチュエータケース上に設けられたタ
ーミナルと、前記セクタギヤと前記ターミナルとの間
に、前記出力軸まわりに回動可能に配置された絶縁プレ
ートと、前記ターミナルに対向して前記絶縁プレート上
に配置され、前記ターミナル上を摺動して前記ターミナ
ルから前記モータへ供給される電流の断続を行なうコン
タクタとを備えたドアロックアクチュエータにおいて、
前記絶縁プレートには、ギヤ係合部を設けるとともに、
前記セクタギヤには、前記ギヤ部が形成された位置に対
し前記出力軸を中心として相反する位置に、前記絶縁プ
レートのギヤ係合部とあらかじめ定められた遊びをもっ
て係合され、前記絶縁プレートのギヤ係合部との遊びの
範囲内の当該セクタギヤの回動においては、前記絶縁プ
レートを不作動の状態とし、遊びの範囲を越える当該セ
クタギヤの回動においては、前記絶縁プレートを当該セ
クタギヤと共に共動させるプレート係合部を設けた構成
としたことを特徴としている。
(実施例) 以下、この考案を図面に基づいて説明する。
第1図〜第3図はこの考案の一実施例によるドアロッ
クアクチュエータを示すものである。
すなわち、第1図および第2図に示すように、ドアロ
ックアクチュエータ1は、アクチュエータカバー2によ
って閉塞される絶縁部材により形成されたアクチュエー
タケース3の内部に、正逆回転可能なモータ4と、この
モータ4に接続してその回転を減速する減速機構5と、
この減速機構5と接続しかつ出力軸6を介して前記アク
チュエータケース3の外部に設けたスイングアーム7と
接続するセクタギヤ8と、このセクタギヤ8を含めて構
成される行程終了スイッチ9と、を備えたものである。
前記モータ4は、第1図に示すように、前記アクチュ
エータケース3にねじ10,10により取付けたブラケット1
1によって固定してあり、その出力軸4aにはピニオン12
が装着してある。
前記減速機構5は、前記モータ4の出力軸4aに装着し
たピニオン12と噛み合う中間ギヤ5aと、この中間ギヤ5a
の支持軸5b上における中間ギヤ5aの下方側(第2図右方
側)に順次配した略割りピン状のスプリング5cおよび鍔
状部5dを一体で形成した中間ピニオン5eとから構成され
るものであり、前記中間ギヤ5aおよび中間ピニオン5e
は、互いに対向面(中間ギヤ5aの下面および中間ピニオ
ン5eの鍔状部5dの上面)に夫々形成した突起5f,5gを、
前記スプリング5cの端部5h,5hを介して係合させるこに
より接続するようにしてある。そして、前記中間ギヤ5a
は、前記モータ4の作動停止後に、前記スプリング5cの
弾性力によって中立位置に復帰するようにしてある。
前記セクタギヤ8は、前記アクチュエータケース3の
外部に一端部6aを突出させてスイングアーム7をかしめ
固定した出力軸6に装着すると共に、当該セクタギヤ8
のボス部8eを、アクチュエータケース3に設けた出力軸
挿通孔3aと同心の環状突部3bに内嵌して、前記減速機構
5の中間ピニオン5eと噛み合うようにしてある。そし
て、当該セクタギヤ8を前記出力軸6に装着するに際し
ては、第1図に示すように、前記出力軸6に直交して貫
通するピン13を、当該セクタギヤ8に形成したピン係止
部8aおよびピン係止突部8b,8cに係止させることにより
行うようにしてあり、これによって、前記出力軸6のア
クチュエータケース3からの抜け落ちをも防止するよう
にしてある。
このようなセクタギヤ8を含めて構成される行程終了
スイッチ9は、前記セクタギヤ8の他にターミナル14,1
5,16と、コンタクタ17と、合成樹脂よりなる絶縁プレー
ト18とを有している。これらのうち、前記ターミナル1
4,15,16は、前記アクチュエータケース3におけるセク
タギヤ8に対向した位置に、第1図左側から順次配設し
てあり、当該ターミナル14,15および15,16の各間にはダ
イオード19,19が設けてある。また、前記コンタクタ17
は、第3図にも示すように、前記セクタギヤ8とターミ
ナル14,15,16との間に、前記絶縁プレート18と共に介在
させてあり、このコンタクタ17は、前記絶縁プレート18
のターミナル14,15,16側の面に熱かしめにより固定して
ある。この場合、前記絶縁プレート18は、前記アクチュ
エータケース3に設けた環状突起3bの外周面と回動自在
に嵌合するボスリング18aを有している。そして、当該
ボスリング18aには、ギヤ係合部としての突起18bが設け
てあり、当該ボスリング18aを前記環状突部3bに嵌合さ
せた状態で前記突起18bと、前記セクタギヤ8に設けた
プレート係合部としての凹部8dを係合させることによ
り、当該絶縁プレート18は、前記セクタギヤ8から回動
力が伝達されてこのセクタギヤ8と共に前記出力軸6を
中心として回動するようにしてある。つまり、前記セク
タギヤ8の回動に伴って、絶縁プレート18を介してコン
タクタ17が回動するようにしてあり、これによって、当
該コンタクタ17と、前記各ターミナル14,15,16とが断続
するようにしてある。この際、前記セクタギヤ8と、絶
縁プレート18との間隔は僅かなものであり、コンタクタ
17とターミナル14,15,16とが接触不良となることはな
い。またこのとき、前記セクタギヤ8に形成した凹部8d
は、第1図に示すように、前記絶縁プレート18の突起18
bと遊びSをもって係合する大きさとしてあり、絶縁プ
レート18の突起18bとの遊びSの範囲内のセクタギヤ8
の回動においては、絶縁プレート18を不動の状態とし、
遊びの範囲を越えるセクタギヤ8の回動においては、絶
縁プレート18をセクタギヤ8とともに回動させるように
なっている。したがって、施錠および解錠を行うに際し
て、図外のドアロック部のロックアームがストローク終
端位置に達した時点に、前記スイングアーム7と連結し
た図示しないロッドの撓みの反動によって、前記セクタ
ギヤ8が逆方向(第1図では矢印Q方向)に回動した場
合には、前記突起18bと凹部8dとの間における遊びSが
これを良好に吸収することから、当該セクタギヤ8の戻
り回動は絶縁プレート18に伝わらないこととなり、一旦
離間したターミナル(第1図ではターミナル16)に対し
て、再びコンタクタ17が接触するような事態はほとんど
生じないこととなる。
なお、第1図および第2図における符号20は衝撃吸収
用のダンパ、21は電源供給用のコネクタ、また、第2図
における符号22は防水用リング、23はカラーである。
上記したドアロックアクチュエータ1は、減速機構5
によって減速されたモータ4の出力を、セクタギヤ8を
装着した出力軸6を介してスイングアームに伝達して揺
動させ、当該スイングアーム7と連結する図示しないロ
ッドをその軸方向に移動させることによって、ロックア
ームを介して図外のドアロック部を遠隔操作して施錠お
よび解錠を行う。そしてこの際、前記ロックアームがス
トローク終端位置に到達したときには、前記セクタギヤ
8と共に回動していた絶縁プレート18のコンタクタ17
が、ターミナル(第1図ではターミナル16)から離間し
て、前記モータ4の作動を停止させる。
このとき、図示しないロッドの撓みの反動によって、
セクタギヤ8が反対方向に回動したとしても、突起18b
と凹部8dとの間における遊びSがセクタギヤ8の回動を
吸収することから、このセクタギヤ8の戻り回動は絶縁
プレート18にかかわりなく単独のものとなり、したがっ
て、コンタクタ17がターミナル16に再接触するようなこ
とはないこととなる。
なお、この実施例では、セクタギヤ8にプレート係合
部として凹部8dを形成すると共に、絶縁プレート18にギ
ヤ係合部として突起18bを形成する構成としたが、これ
とは逆に、セクタギヤ8に凸状のプレート係合部を形成
すると共に、絶縁プレート18に凹状のギヤ係合部を形成
することも可能である。
[考案の効果] 以上説明してきたように、この考案によれば、施錠お
よび解錠を行うに際して、前記セクタギヤに接続するロ
ッドの撓みの反動によってセクタギヤが戻り回動をする
場合であっても、絶縁プレートの突起とセクタギヤの凹
部との間の遊びがこれを吸収することから、この間、セ
クタギヤは絶縁プレートにかかわりなく単独に回動する
こととなり、その結果、セクタギヤの戻り回動が前記コ
ンタクタに伝達されることがなくなって、行程終了スイ
ッチにおける誤動作を防止することが可能となり、ドア
ロックアクチュエータの信頼性をより一層高めることが
できるという非常に優れた効果をもたらしうる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例によるドアロックアクチュ
エータのアクチュエータカバーを破断して示す平面図、
第2図は第1図におけるA−A線断面図、第3図は第1
図および第2図におけるドアロックアクチュエータの行
程終了スイッチを示す斜視分解説明図、第4図は従来の
ドアロックアクチュエータにおける行程終了スイッチ部
分を示す部分平面図である。 1……ドアロックアクチュエータ、3……アクチュエー
タケース、4……モータ、5……減速機構、6……出力
軸、8……セクタギヤ、8d……凹部(プレート係合
部)、9……行程終了スイッチ、14……ターミナル、15
……ターミナル、16……ターミナル、17……コンタク
タ、18……絶縁プレート、18b……突起(ギヤ係合
部)、S……遊び。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁部材により形成されたアクチュエータ
    ケースと、 前記アクチュエータケースに内蔵されているとともに、
    減速機構に噛合されたモータと、 前記減速機構と噛合されるギヤ部が形成されることによ
    り、前記モータの回転が伝達されるセクタギヤと、 前記セクタギヤの回動中心に固定され、かつ、前記アク
    チュエータケースを貫通して配置され、前記セクタギヤ
    の回動を外部に伝達する出力軸と、 前記セクタギヤに対向した位置に配置され、前記アクチ
    ュエータケース上に設けられたターミナルと、 前記セクタギヤと前記ターミナルとの間に、前記出力軸
    まわりに回動可能に配置された絶縁プレートと、 前記ターミナルに対向して前記絶縁プレート上に配置さ
    れ、前記ターミナル上を摺動して前記ターミナルから前
    記モータへ供給される電流の断続を行なうコンタクタと
    を備えたドアロックアクチュエータにおいて、 前記絶縁プレートには、ギヤ係合部を設けるとともに、 前記セクタギヤには、前記ギヤ部が形成された位置に対
    し前記出力軸を中心として相反する位置に、前記絶縁プ
    レートのギヤ係合部とあらかじめ定められた遊びをもっ
    て係合され、前記絶縁プレートのギヤ係合部との遊びの
    範囲内の当該セクタギヤの回動においては、前記絶縁プ
    レートを不作動の状態とし、遊びの範囲を越える当該セ
    クタギヤの回動においては、前記絶縁プレートを当該セ
    クタギヤと共に共動させるプレート係合部を設けたこと
    を特徴とするドアロックアクチュエータ。
JP19677386U 1986-12-23 1986-12-23 ドアロックアクチュエータ Expired - Lifetime JPH082352Y2 (ja)

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JPS63101662U JPS63101662U (ja) 1988-07-01
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