JP2527389Y2 - 自動車用ドアロック装置 - Google Patents

自動車用ドアロック装置

Info

Publication number
JP2527389Y2
JP2527389Y2 JP7528787U JP7528787U JP2527389Y2 JP 2527389 Y2 JP2527389 Y2 JP 2527389Y2 JP 7528787 U JP7528787 U JP 7528787U JP 7528787 U JP7528787 U JP 7528787U JP 2527389 Y2 JP2527389 Y2 JP 2527389Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
motor
reduction gear
clutch
door lock
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7528787U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63187562U (ja
Inventor
知之 菊田
Original Assignee
アスモ 株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アスモ 株式会社 filed Critical アスモ 株式会社
Priority to JP7528787U priority Critical patent/JP2527389Y2/ja
Priority to EP88105095A priority patent/EP0287860A3/en
Priority to US07/176,148 priority patent/US4903535A/en
Publication of JPS63187562U publication Critical patent/JPS63187562U/ja
Priority to US07/505,515 priority patent/US5042320A/en
Priority to US07/505,514 priority patent/US5015930A/en
Priority to US07/533,756 priority patent/US5086900A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2527389Y2 publication Critical patent/JP2527389Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、自動車用のドアロック装置において、遠隔
操作されるモータの回転動力を被作動部材(出力杆)の
直線動力に変換し、該被作動部材に連結したドアロック
部材を自動操作する場合に好適に用いられると共に、外
部手動操作も容易に併用して行うことが出来るようにす
るものである。
従来の技術 従来、この種の動力変換機構としては、リンク変換、
ラックとピニオンによる変換等が用いられている。しか
しながら、上記リンク変換では、推力(F)、入力トル
ク(T)、リンクアームのピッチ(L)、ストローク
(S)、リンクアームの揺動角(θ)の関係は、F=T/
L、S=2Lsinθの式で表され、最大でも2Lのストローク
しか得られず、かつ、大きなストロークとするには推力
を犠牲にしなければならなかった。また、ラックとピニ
オンを用いた場合も、ピニオンのピッチ円半径(r)、
推力(F)、入力トルク(T)の関係は、F=T/rの式
で表され、歯車の最小歯数の関係から減速の大きさに制
限があった。
上記リンクあるいはラックとピニオンによる変換の問
題を解消し、ストロークおよび減速の大きさをある程度
自由に設定出来る機構として第5図に示す如きギアとス
クリュウによる動力変換機構を用いたものが提案されて
いる(特開昭61-261587号)。
しかしながら、上記機構ではスクリュウ1(雄ネジを
設けた回転軸)をモータ2の回転とギア3、4を介して
連動して回転させ、該スクリュウ1に螺嵌した出力部材
5を直線移動させると共に、該出力部材5に対して被作
動レバーに結合した出力ロッド6をバネ7を介装したク
ラッチ部材8により係脱自在に係合させた複雑な構造と
しており、部品点数が非常に多く、コストが高くなると
共に組付手数がかかる等の種々の欠点があった。
考案の目的 本考案は上記した欠点を解消せんとするもので、ギア
とスクリュウの組み合わせからなる動力変換機構を用い
て、減速の大きさ及びストロークを自由に設定出来るよ
うにし、しかも、部品点数を少なくして極めて簡単な構
成とし、組付の容易化およびコストの低下等を図ること
を目的とするものである。
考案の構成 本考案は上記目的を達成するために、モータにより遠
心クラッチを介して回転されるギアに減速ギアを噛み合
わせ、該減速ギアの中心に穿設した軸穴の内周面に雌ネ
ジを形成し、該雌ネジと螺嵌する雄ネジを一側部外周面
に形成したスクリュウを前記減速ギアの軸穴に貫通させ
ると共に、該スクリュウの中間部に位置する上記雄ネジ
終端部に四角板状のストッパ部を突設する一方、 前記モータ、遠心クラッチ、減速ギアおよびスクリュ
ウを収納するケースに、前記ストッパ部を摺動自在で回
転不可に嵌合するガイド部と該スクリュウを支持する軸
受部を一体に形成し、該ケースより突出するスクリュウ
の他端に被作動部材との連結部を設けて、モータの回転
動力を被作動部材の直線動力に変換して伝動する一方、
被作動部材側が手動操作された場合には、上記遠心クラ
ッチによりモータとの連係を解いてモータは回転しない
構成としたことを特徴とする自動車用ドアロック装置を
提供するものである。
実施例 以下、本考案を図面に示す実施例により詳細に説明す
る。
第1図に示す実施例において、10は上側ケース、11は
下側ケースであり、下側ケース11にモータ12および該モ
ータ12により作動される各部材を組み付けた後、上側ケ
ース10を組み合わせて完成するようにしている。
上記したモータ12の出力軸12aには遠心クラッチのク
ラッチベース13を圧入して固定し、該クラッチベース13
に突設したピン13a,13bに一対の半円環状のクラッチプ
レート14、14に穿設した孔14a、14bに回転自在に嵌合し
ている。また、クラッチベース13には出力軸12aにより
回転自在に支持されたクラッチベル15を遊嵌しており、
上記クラッチプレート14、14がモータ回転時に遠心力に
よりピン13a、13bを支点として半径方向外方へ拡くとク
ラッチベル15の内周面に圧接し、クラッチベル15に回転
力に伝達するようにしている。
上記クラッチベル15の一端には伝動用の小径ギア16を
一体に形成しており、該ギア16の外周面に形成した歯16
aを並列に配置する大径の減速ギア17の歯17aと噛合させ
ている。該減速ギア17の中心には軸穴17bを穿設し、該
軸穴17bの内周面に雌ネジ17cを刻設している。この減速
ギア17の軸穴17bには支軸としてスクリュウ18を貫通し
ており、該スクリュウ18の外周面に突設した雄ネジ18a
を雌ネジ17cと螺子結合させている。該スクリュウ18の
両側は図示の如く下側ケース11に設けた仕切壁11aと外
壁11bの各軸受部11c、11dに嵌合して摺動自在に支持し
ており、かつ、仕切壁11aと外壁11bとの間の空隙19に減
速ギア17を回転自在で軸方向に移動不可に嵌め込んでい
る。また、スクリュウ18の雄ネジ終端部には四角板状の
ストッパ部18bを突設しており、該ストッパ部18bをケー
ス10、11に突設したガイド部10aと11eの間に回転不可に
嵌合し、かつ、該ガイド部10aおよび11eの両端面にスト
ッパ部18bが当接することによりスクリュウ18のストロ
ークを制限している。該ストッパ部18bの先端より上記
被作動部材(図示せず)との連結部18cを一体に形成
し、該連結部18cの先端に結合穴18dを設けている。
上記自動車用ドアロック装置において、遠隔操作によ
りモータ12に通電して回転させると、出力軸12aに取り
付けた遠心クラッチでは、クラッチベース13を介してク
ラッチプレート14、14が回転し、この時に遠心力を受け
てクラッチベル15の内周面に圧接する。これにより、モ
ータ12の回転動力は、出力軸12a、クラッチベース13、
クラッチプレート14、14、クラッチベル15、ギア16を介
して減速ギア17に伝達され、減速ギア17が回転する。減
速ギア17が回転すると軸穴内周面に形成した雌ネジ17c
が回転し、該雌ネジ17cとクリュウ18の雄ネジ18aが螺嵌
していることにより、スクリュウ18は直線移動する。よ
って、該スクリュウ18の一端に形成した結合部18dが矢
印で示す如く直線移動して連係したドアロック部材を自
動操作する。
上記モータ12の回転動力を被作動部材との連結部を設
けたスクリュウ18の直線動力に変換する過程において、
ギア16と17の噛み合いで減速の大きさを自由に設定出
来、適宜な大きなトルクを得られる。また、スクリュウ
18の雄ネジ18aおよびギア17の雌ネジ17cの捩れ角を適宜
に設定することにより推力をある範囲で自由に設定する
ことが出来ると共に、ガイド部10aの長さを必要に応じ
て任意に設定することによりストロークを自由に設定す
ることが出来る。
一方、通電が遮断された場合、遠心クラッチではクラ
ッチプレート14、14の遠心力は消滅するため、クラッチ
ベル15の内周面への圧接力は僅少となるか、あるいは、
全く圧接していない。よって、ドアロック部材を手動操
作する場合は、該操作によりスクリュウ18が移動され、
該スクリュウ18の移動に応じてギア17、16が回転する
が、遠心クラッチによりモータ12は回転せず、容易に外
部手動操作を行うことが出来る。
更に、キーレスドアロック機構内に装着する場合、ア
ウタハンドルを引かずにドアを閉めた時、オートアンロ
ック(セルフキャンセル)がなされるために、アクチュ
エータは急激な外部操作が行なわれる事になるが、上記
実施例によればモータ12の電機子およびクラッチプレー
ト14等の慣性質量の大きな部品は遠心クラッチ部にて遮
断されているため、外部操作の際に動くことはなく、ア
クチュエータ内部の破壊又はセルフキャンセルの作動不
良等は発生しない。
尚、本考案は上記実施例に限定されず、上記実施例で
はモータ12とスクリュウ18とを平行配置しているが、第
2図に示す如く、歯車16′と17′としてベルギアを用い
ると、モータ12とスクリュウ18とを直角配置することが
可能である。また、クラッチも上記実施例に限定され
ず、第3図に示す如くピンレス(ピボットレス)タイプ
の遠心クラッチでもよい。該クラッチではクラッチベー
ス13′に嵌合したクラッチプレート14′が遠心力により
クラッチベル15′の内周面に圧接して回転力を伝達する
ものである。さらに、第4図に示す如く、第1図図示の
クラッチプレート14、14にリターンスプリング20を取り
付けると、アクチュエータの装着姿勢に係わりなく、軽
快な外部手動操作を行うことが出来る。
考案の効果 以上の説明より明らかなように、本考案に係わる自動
車用ドアロック装置によれば、減速の大きさ及びストロ
ークを自由に設定することが出来ると共に、部品点数が
前記従来例と比較して大幅に減少することが出来る。即
ち、減速ギアと螺嵌するスクリュウと一体に被作動部材
との連結部を形成し、かつ、該スクリュウをケースに一
体に形成した軸受部で支持すると共に、該スクリュウで
減速ギアを支持しており、減速ギアの回転軸受として特
別な部品を不要とする等、部品点数が極めて少なくする
ことが出来る。よって、部品コストの低下を図ることが
出来ると共に組み付けも容易となる。また、特に、自動
車用ドアロック装置では、電動あるいは外部手動操作に
よるロックおよびアンロックのいずれもが容易に併用で
きることが好ましいが、本考案では、遠心クラッチを用
いてモータとの連係を行っているため、上記電動および
手動のいずれの操作も容易に行うことが出来る等の種々
の利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す分解斜視図、第2図は変
形例を示す正面図、第3図はクラッチの変形例を示す断
面図、第4図もクラッチの変形例を示す分解斜視図、第
5図は従来例を示す断面図である。 10……上側ケース、11……下側ケース、12……モータ、
13……クラッチベース、14……クラッチプレート、15…
…クラッチベル、16……ギア、17……減速ギア、17b…
…軸穴、17c……雌ネジ、18……スクリュウ、18a……雄
ネジ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータの出力軸に取り付けた遠心クラッチ
    を介してモータ回転時に回転されるギアに、減速ギアを
    噛み合わせ、該減速ギアの中心に穿設した軸穴の内周面
    に雌ネジを形成し、該雌ネジと螺嵌する雄ネジを一側部
    外周面に形成したスクリュウを前記減速ギアの軸穴に貫
    通させると共に、該スクリュウの中間部に位置する上記
    雄ネジ終端部に四角板状のストッパ部を突設する一方、 前記モータ、遠心クラッチ、減速ギアおよびスクリュウ
    を収納するケースに、前記ストッパ部を摺動自在で回転
    不可に嵌合するガイド部と該スクリュウを支持する軸受
    部を一体に形成し、該ケースより突出するスクリュウの
    他端に被作動部材との連結部を設けて、モータの回転動
    力を被作動部材の直線動力に変換する一方、被作動部材
    側が手動操作された時には前記遠心クラッチによりモー
    タとの連係を解いてモータは回転しない構成としている
    ことを特徴とする自動車用ドアロック装置。
JP7528787U 1987-03-31 1987-05-19 自動車用ドアロック装置 Expired - Lifetime JP2527389Y2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7528787U JP2527389Y2 (ja) 1987-05-19 1987-05-19 自動車用ドアロック装置
EP88105095A EP0287860A3 (en) 1987-03-31 1988-03-29 Mechanism converting rotary motion into reciprocating motion
US07/176,148 US4903535A (en) 1987-03-31 1988-03-31 Power converting mechanism
US07/505,515 US5042320A (en) 1987-03-31 1990-04-06 Power converting mechanism
US07/505,514 US5015930A (en) 1987-03-31 1990-04-06 Power converting mechanism
US07/533,756 US5086900A (en) 1987-03-31 1990-06-06 Power converting mechanism

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7528787U JP2527389Y2 (ja) 1987-05-19 1987-05-19 自動車用ドアロック装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63187562U JPS63187562U (ja) 1988-12-01
JP2527389Y2 true JP2527389Y2 (ja) 1997-02-26

Family

ID=30921285

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7528787U Expired - Lifetime JP2527389Y2 (ja) 1987-03-31 1987-05-19 自動車用ドアロック装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2527389Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2552724B1 (de) * 2010-03-31 2016-10-19 Kiekert Aktiengesellschaft Stellantrieb für ein kraftfahrzeug sowie verriegelungseinrichtung nebst verfahren
US20130154402A1 (en) * 2010-05-28 2013-06-20 Kiekert Ag Actuating drive for a motor vehicle
JP6769005B2 (ja) * 2016-11-30 2020-10-14 株式会社ユーシン ドアハンドル装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60263784A (ja) * 1984-06-12 1985-12-27 Chiyoda Chem Eng & Constr Co Ltd パルスモ−タを用いた制御弁
JPS6142760A (ja) * 1984-08-02 1986-03-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd 出力伝達経路切換装置
JPH0342265Y2 (ja) * 1984-09-29 1991-09-04

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63187562U (ja) 1988-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4645050A (en) Device for actuating a motor vehicle door closure
JPH05214867A (ja) 自動車のセントラルロック装置用の電動機駆動装置
JPH0586761A (ja) ドアロツク装置用アクチユエータ
JPH0686894B2 (ja) 非常時駆動装置
WO2022214049A1 (zh) 一种离合器执行机构及车辆
JP2527389Y2 (ja) 自動車用ドアロック装置
US6230864B1 (en) Clutch mechanism
JP3362208B2 (ja) モータ駆動電気錠のデッドボルト制御機構
CN110056258B (zh) 一种离合变速器及智能锁
JPH0633750B2 (ja) 減速機構付スタ−タ
JP3153474B2 (ja) アクチェエータ及びドアロック装置
JPH0718284B2 (ja) 車両用アクチュエータ
JPS6221110B2 (ja)
JPS633430Y2 (ja)
JP2527357B2 (ja) ロック装置のアクチュエ―タ機構
JPH01250582A (ja) ドアロック装置
JPH03100076U (ja)
JPH0726529Y2 (ja) ドアロック装置
JPH063111Y2 (ja) ドアロツクアクチユエ−タ
JPH063116Y2 (ja) ドアロック装置
JP2805576B2 (ja) ドアロック等のアクチュエータ
JPS6133255Y2 (ja)
JPH0329675U (ja)
JPH0692780B2 (ja) スタ−タ
JPH063117Y2 (ja) ドアロック装置