JPH08235131A - 並列計算機 - Google Patents

並列計算機

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JPH08235131A
JPH08235131A JP3835395A JP3835395A JPH08235131A JP H08235131 A JPH08235131 A JP H08235131A JP 3835395 A JP3835395 A JP 3835395A JP 3835395 A JP3835395 A JP 3835395A JP H08235131 A JPH08235131 A JP H08235131A
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shared memory
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JP3835395A
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Kazuhiro Aoyama
和弘 青山
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メモリ使用量の低く抑えつつ、フォルトトレ
ランス性の向上、動的負荷分散の向上、及びプログラム
の生産性向上したメモリベースの並列計算機を得る。 【構成】 演算器2、6、10、14、ローカルメモリ
3、7、11、15、共有メモリ4、8、12、16か
ら成る処理器1、5、9、13を接続網17で接続し、
ハードウェア的に各演算器から全ての共有メモリへの命
令及びデータのアクセスを可能とし、ソフトウェア的に
各ローカルメモリ内のタスクと全ての共有メモリ内のタ
スクをリンクすることにより各演算器から全ての共有メ
モリ上のタスクを、タスクのメモリ間での移動無しに、
直接実行可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ディスク等を用いな
いで、命令及びデータ等を全てメモリに保持して実行さ
れるメモリベースの並列計算機に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、フォルトトレランス性、動的
負荷分散を考慮した従来のメモリベースの並列計算機の
構成図である。図11において、1、5、9、及び13
はそれぞれ第1の処理器、第2の処理器、第3の処理
器、及び第4の処理器、2、6、10、及び14はそれ
ぞれ処理器1、処理器5、処理器9、及び処理器13内
で既定の命令に従って演算を行うそれぞれの演算器、2
9、及び30はそれぞれ処理器1、及び処理器5内でタ
スクT1、T2、T3、及びT4とデータを保持し、上
記演算器2からのみ読み出し書き込み可能なローカルメ
モリ、及び上記演算器6からのみ読み出し書き込み可能
なローカルメモリ、31、及び32はそれぞれ処理器
9、及び処理器13内でタスクT5、T6、T7、及び
T8とデータを保持し、上記演算器10からのみ読み出
し書き込み可能なローカルメモリ、及び上記演算器14
からのみ読み出し書き込み可能なローカルメモリ、3
3、34、35、及び36はそれぞれ処理器1、処理器
5、処理器9、及び処理器13内でデータを保持し各演
算器及び他の処理器からも接続網を通して読み出し書き
込み可能なそれぞれの共用メモリ、17は上記処理器
1、処理器5、処理器9、及び処理器13を接続する接
続網である。ローカルメモリ29と30、及び、ローカ
ルメモリ31と32にはフォルトトレランス性、動的負
荷分散を考慮して、それぞれ同一のタスクを搭載してい
る。
【0003】従来のメモリベースの並列計算機におけ
る、各演算器から見える並列計算機全体の物理アドレス
は図12に示す。図12において、18はローカルメモ
リ領域、37、38、39、及び40はそれぞれ処理器
1、処理器5、処理器9、及び処理器13の共有メモリ
領域である。各演算器は自処理器内のローカルメモリの
タスクのみを実行することにより既定の処理を行う。図
12においては演算器2はローカルメモリ29内のタス
クT1、T2、T3、及びT4のみを実行可能である。
演算器6はローカルメモリ30内のタスクT1、T2、
T3、及びT4のみを実行可能である。演算器10はロ
ーカルメモリ31内のタスクT5、T6、T7、及びT
8をのみ実行可能である。演算器14はローカルメモリ
32のタスクT5、T6、T7、及びT8のみを実行可
能である。ローカルメモリ29と30、及び、ローカル
メモリ31と32にはそれぞれ同一のタスクを搭載して
いるため、タスクT1、T2、T3、及びT4は、演算
器2または6で、タスクT5、T6、T7、及びT8
は、演算器10または14で実行可能である。演算器2
が故障の時でも、タスクT1、T2、T3、及びT4は
演算器6で実行可能であり、フォルトトレランス性を有
する。また、例えば演算器2がタスクT1を実行中にタ
スクT2が実行される必要が生じた場合、演算器6がア
イドルの場合には、演算器6でタスクT2を実行でき、
動的に負荷分散出来る。また、共用メモリにはデータの
みが保持され、お互いにデータのやりとりや同期のみに
利用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のメ
モリベースの並列計算機では、演算器が他の処理器内の
タスク、例えば演算器2が処理器9内のタスクT5、を
直接実行することは出来ない。従って、図11において
はタスクT1、T2、T3、及びT4を処理器1、及
び、処理器5でも実行できる様にするために、タスクT
1、T2、T3、及びT4をローカルメモリ29、及
び、ローカルメモリ30の両方に保持しておく必要があ
り、大量のメモリを必要とすると言う問題点があった。
また、図11において演算器10、及び演算器14では
タスクT1、T2、T3、及びT4を実行することが出
来ず、演算器2、及び演算器6がビジー、或いは故障等
の何らかの理由によりタスクT1、T2、T3、または
T4のどれかを実行できなく、かつ、実行できないタス
クが実行される必要のある場合は、たとえ演算器10、
または演算器14がアイドルの状態にあっても、この実
行される必要のあるタスクは実行されないと言う問題点
があった。
【0005】この発明はかかる問題点を解決するために
なされたものであり、メモリベースの並列計算機におい
て、メモリ使用量の増大を抑えつつ、並列計算機内にあ
るタスクを多くの演算器から実行可能とし、フォルトト
レランス性の向上、動的負荷分散の向上、及びプログラ
ムの生産性向上を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる実施例
1の並列計算機においては、ハードウェア的に、全ての
演算器から全ての処理器内の共用メモリ内の命令に対し
て命令としてのアクセスを可能とし、かつ、ソフトウェ
ア的に、全ての処理器内のローカルメモリの命令と、全
ての処理器の共用メモリ内の命令をリンクすることによ
りひとつのプログラムとして扱えるようにしたものであ
る。
【0007】また、この発明の実施例2は、ハードウェ
ア的に、全ての演算器から全ての処理器内の共用メモリ
内の命令に対して命令としてのアクセスを可能とし、か
つ、ソフトウェア的に、全ての処理器内の共用メモリ内
の命令をリンクすることによりひとつのプログラムとし
て扱えるようにしたものである。
【0008】この発明の実施例3は、処理器の外に外部
共用メモリを設け、ハードウェア的に、全ての演算器か
ら外部共用メモリ内の命令に対して命令としてのアクセ
スを可能とし、かつ、ソフトウェア的に、全ての処理器
内のローカルメモリの命令と、外部共用メモリ内の命令
をリンクすることによりひとつのプログラムとして扱え
るようにしたものである。
【0009】また、この発明の実施例4はハードウェア
的に、全ての演算器から全ての処理器内の共用メモリ内
の命令に対して命令としてのアクセスを可能とし、か
つ、ソフトウェア的に、ある処理器内のローカルメモリ
の命令と、他の限定した処理器の共用メモリ内の命令を
リンクすることにより、限定された処理器同士のタスク
をひとつのプログラムとして扱えるようにしたものであ
る。
【0010】この発明の実施例5はハードウェア的に、
ある演算器から他の限定した処理器内の共用メモリへの
アクセスを可能とし、かつ、ソフトウェア的に、ある処
理器内のローカルメモリの命令と、他の限定した処理器
の共用メモリ内の命令をリンクすることにより、アクセ
スを限定しつつ限定された処理器同士のタスクをひとつ
のプログラムとして扱えるようにしたものである。
【0011】また、この発明の実施例6は、ハードウェ
ア的に、全ての演算器から外部共用メモリ内の全ての命
令に対して命令としてのアクセスを可能とし、かつ、ソ
フトウェア的に、ある処理器内のローカルメモリの命令
と、外部共用メモリ内の限定した領域の命令をリンクす
ることにより、限定されたタスクをひとつのプログラム
として扱えるようにしたものである。
【0012】この発明の実施例7は、ハードウェア的
に、ある演算器から外部共用メモリの限定した領域に対
してのみアクセスを可能とし、かつ、ソフトウェア的
に、ある処理器内のローカルメモリの命令と、外部共用
メモリの限定した領域の命令をリンクすることにより、
アクセスを限定しつつ限定されたタスクをひとつのプロ
グラムとして扱えるようにしたものである。
【0013】
【作用】この発明の実施例においては、他の処理器内の
共用メモリの命令もひとつのプログラムとして直接実行
可能なので、並列計算機中には2つ以上同じタスクを保
持しておく必要がなく使用メモリを削減出来る。また、
あるタスクが保持されている共有メモリと同一の処理器
内の演算器が故障等の理由により上記あるタスクを実行
できなく、かつ、実行できないタスクが実行される必要
のある場合は、他の処理器内の演算器が上記の実行され
る必要のあるタスクを実行可能であり、フォルトトレラ
ンス性が向上する。また、ある実行されるべきタスクが
保持されている共有メモリと同一の処理器内の演算器が
他の優先度の高いタスクを実行しており、他の演算器は
実行すべきタスクがない場合は、実行すべきタスクの無
い演算器が上記のある実行されるべきタスクを実行する
ことが可能であり動的負荷分散が可能となる。
【0014】また、この発明の実施例2は各ローカルメ
モリ内の内容を全て共有メモリに移し、ローカルメモリ
を削除することにより、ローカルメモリ内の未使用領域
を削除することが出来メモリ使用量を削減出来る。
【0015】この発明の実施例3は全ての共用メモリの
内容を全て外部共有メモリに移し、共用メモリを削除す
ることにより、共用メモリ内の未使用領域を削除するこ
とが出来、メモリ使用量を削減出来る。
【0016】また、この発明の実施例4は実行可能な共
有メモリを限定しひとつのプログラムを共用する処理器
の数を限定することにより、プログラム作成の複雑さを
減少させることが出来、プログラムの生産性の向上が図
られる。
【0017】この発明の実施例5は、特定の処理器内の
共用メモリへのアクセスが出来ないようにすることによ
り共用メモリ内のプログラムを保護することが出来る。
【0018】また、この発明の実施例6は実行可能な外
部共有メモリの領域を限定しひとつのプログラムを共用
する処理器の数を限定することにより、プログラム作成
の複雑さを減少させることが出来、プログラムの生産性
の向上が図られる。
【0019】この発明の実施例7は、特定の外部共用メ
モリの特定の領域へのアクセスが出来ないようにするこ
とにより外部共用メモリ内のプログラムを保護すること
が出来る。
【0020】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の1実施例を示す構成図であ
る。1、2、5、6、9、10、13、14、及び17
は上記従来並列計算機と同一のものである。3、7、1
1、及び15はそれぞれ処理器1内の演算器2からのみ
読み書き出来るローカルメモリ、処理器5内の演算器6
からのみ読み書き出来るローカルメモリ、処理器9内の
演算器10からのみ読み書き出来るローカルメモリ、及
び処理器13内の演算器14からのみ読み書き出来るロ
ーカルメモリである。4はタスクT1とT2を保持する
共有メモリ、8はタスクT3とT4を保持する共有メモ
リ、12はタスクT5とT6を保持する共有メモリ、1
6はタスクT7とT8を保持する共有メモリである。ハ
ードウェア的には全ての演算器から全ての共有メモリに
対して、命令及びデータのアクセスが可能である。処理
装置の数は、4以外の場合も同様に扱える。
【0021】図2は1実施例の物理アドレス空間であ
る。18は各処理器毎にそれぞれ異なるローカルタスク
LT1、LT2、LT3、およびLT4が置かれている
ローカルメモリ領域、19はタスクT1、及びT2が置
かれている共有メモリ4領域、20はタスクT3、及び
T4が置かれている共有メモリ8領域、21はタスクT
5、及びT6が置かれている共有メモリ12領域、22
はタスクT7、及びT8が置かれている共有メモリ16
領域である。ソフトウェア的には、処理器1のローカル
タスクLT1とタスクT1からT8、処理器5のローカ
ルタスクLT2とタスクT1からT8、処理器9のロー
カルタスクLT3とタスクT1からT8、及び処理器1
3のローカルタスクLT4とタスクT1からT8をリン
クしており、演算器2からは、タスクLT1、及びT1
からT8が、演算器6からは、タスクLT2、及びT1
からT8が、演算器10からは、タスクLT3、及びT
1からT8が、演算器14からは、タスクLT4、及び
T1からT8が、タスクをメモリ間で移動させることな
く、ひとつのまとまったプログラムとして実行可能であ
る。
【0022】実施例2.図3は上記実施例1のローカル
メモリ3、7、11、および15を各処理器から取り除
いた例である。図4には、本実施例の物理アドレス空間
を示す。本実施例はソフトウェア的にはローカルメモリ
3、7、11、および15を削除以外は実施例1と同等
であり、全ての演算器からは、タスクT1からT8が、
タスクをメモリ間で移動させることなく、ひとつのまと
まったプログラムとして実行可能である。
【0023】実施例3.図5は実施例1の共用メモリ
4、8、12、および16を各処理器から取り出し外部
共用メモリ23として外部にまとめて配置した例であ
る。図6には、本実施例の物理アドレス空間を示す。図
中24は、外部共有メモリ23のアドレス領域を示して
いる。本実施例では、ハードウェア的には全ての演算器
から外部共有メモリ23の全ての領域に対して命令及び
データアクセスが可能である。また、ソフトウェア的に
は実施例1と同様であり、処理器1のローカルタスクL
T1とタスクT1からT8、処理器5のローカルタスク
LT2とタスクT1からT8、処理器9のローカルタス
クLT3とタスクT1からT8、及び処理器13のロー
カルタスクLT4とタスクT1からT8をリンクしてお
り、演算器2からは、タスクLT1、及びT1からT8
が、演算器6からは、タスクLT2およびLT1からT
8が、演算器10からは、タスクLT3、及びT1から
T8が、演算器14からは、タスクLT4、及びT1か
らT8が、タスクをメモリ間で移動させることなく、ひ
とつのまとまったプログラムとして実行可能である。
【0024】実施例4.図7は、物理アドレス空間の他
の例を示す図であり、上記実施例1と同様の構成におい
て、ハードウェア的には全ての演算器から全ての共有メ
モリに対して、命令及びデータのアクセスが可能であ
る。ソフトウェア的には、処理器1のローカルタスクL
T1とタスクT1からT4、処理器5のローカルタスク
LT2とタスクT1からT4、処理器9のローカルタス
クLT3とタスクT5からT8、及び処理器13のロー
カルタスクLT4とタスクT5からT8のみをリンクし
ており、タスクT1からT4を実行可能な演算器を演算
器2、及び5に限定し、タスクT5からT8を実行可能
な演算器を演算器3、及び4に限定した。演算器2から
は、タスクLT1、及びT1からT4のみが、演算器6
からは、タスクLT2、及びT1からT4のみが、演算
器10からは、タスクLT3、及びT5からT8のみ
が、演算器14からは、タスクLT4、及びT5からT
8のみが、タスクをメモリ間で移動させることなく、ひ
とつのまとまったプログラムとして実行可能である。ま
た、各演算器からは、全て共有メモリ領域にデータアク
セス可能であり、処理器1及び5と処理器9及び13間
では共有メモリを介してデータの授受、同期化等が可能
である。
【0025】実施例5.図8は、この発明の実施例5に
よる物理アドレス空間を示す。図8は上記実施例1と同
様の構成において、ハードウェア的には、演算器2及び
6からは共有メモリ4及び8、演算器10及び14から
は共有メモリ12及び16に対してのみ、命令及びデー
タのアクセスが可能である。ソフトウェア的には、処理
器1のローカルタスクLT1とタスクT1からT4、処
理器5のローカルタスクLT2とタスクT1からT4、
処理器9のローカルタスクLT3とタスクT5からT
8、及び処理器13のローカルタスクLT4とタスクT
5からT8のみをリンクしており、タスクT1からT4
を実行可能な演算器を演算器2、及び5に限定し、タス
クT5からT8を実行可能な演算器を演算器3、及び4
に限定した。図中25は演算器10及び14からのアク
セス禁止領域、26は演算器2及び6からのアクセス禁
止領域を示す。演算器2からは、タスクLT1、及びT
1からT4のみが、演算器6からは、タスクLT2、及
びT1からT4のみが、演算器10からは、タスクLT
3、及びT5からT8のみが、演算器14からは、タス
クLT4、及びT5からT8のみが、タスクをメモリ間
で移動させることなく、ひとつのまとまったプログラム
として実行可能である。各アクセス禁止領域はそれぞれ
の禁止した演算器のアクセスから保護されている。
【0026】実施例6.図9は、物理アドレス空間の他
の例を示す図であり、上記実施例3と同様の構成におい
て、ハードウェア的には全ての演算器から外部共有メモ
リ23の全領域に対して、命令及びデータのアクセスが
可能である。ソフトウェア的には、処理器1のローカル
タスクLT1とタスクT1からT4、処理器5のローカ
ルタスクLT2とタスクT1からT4、処理器9のロー
カルタスクLT3とタスクT5からT8、及び処理器1
3のローカルタスクLT4とタスクT5からT8のみを
リンクしており、タスクT1からT4を実行可能な演算
器を演算器2、及び5に限定し、タスクT5からT8を
実行可能な演算器を演算器3、及び4に限定した。演算
器2からは、タスクLT1、及びT1からT4のみが、
演算器6からは、タスクLT2、及びT1からT4のみ
が、演算器10からは、タスクLT3、及びT5からT
8のみが、演算器14からは、タスクLT4、及びT5
からT8のみが、タスクをメモリ間で移動させることな
く、ひとつのまとまったプログラムとして実行可能であ
る。また、各演算器からは、外部共有メモリ23の全領
域にデータアクセス可能であり、処理器1及び5と処理
器9及び13間では外部共有メモリ23を介してデータ
の授受、同期化等が可能である。
【0027】実施例7.図10は、物理アドレス空間の
他の例を示す図であり、上記実施例3と同様の構成にお
いて、ハードウェア的には、演算器2及び6からは外部
共有メモリ23のタスクT1からT4の領域、演算器1
0及び14からは外部共有メモリ23のタスクT5から
T8の領域に対してのみ、命令及びデータのアクセスが
可能である。ソフトウェア的には、処理器1のローカル
タスクLT1とタスクT1からT4、処理器5のローカ
ルタスクLT2とタスクT1からT4、処理器9のロー
カルタスクLT3とタスクT5からT8、及び処理器1
3のローカルタスクLT4とタスクT5からT8のみを
リンクしており、タスクT1からT4を実行可能な演算
器を演算器2、及び5に限定し、タスクT5からT8を
実行可能な演算器を演算器3、及び4に限定した。図中
27は演算器10及び14からのアクセス禁止領域、2
8は演算器2及び6からのアクセス禁止領域を示す。演
算器2からは、タスクLT1、及びT1からT4のみ
が、演算器6からは、タスクLT2、及びT1からT4
のみが、演算器10からは、タスクLT3、及びT5か
らT8のみが、演算器14からは、タスクLT4、及び
T5からT8のみが、タスクをメモリ間で移動させるこ
となく、ひとつのまとまったプログラムとして実行可能
である。各アクセス禁止領域はそれぞれの禁止した演算
器のアクセスから保護されている。
【0028】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0029】各タスクは1づつのみ存在するためメモリ
使用量が少なくて済む。
【0030】また、全てのタスクは、タスクをメモリ間
で移動することなく、ひとつのまとまったプログラムと
して全ての演算器で実行可能であり、ある特定の演算器
が故障した場合でも他の演算器によって上記特定の故障
した演算器と同一の共有メモリのタスクを実行可能であ
りフォルトトレランス性が向上する。
【0031】また、全てのタスクは、タスクをメモリ間
で移動することなく、ひとつのまとまったプログラムと
して全ての演算器で実行可能であり、全ての演算器に対
してどのタスクも割り当てることが出来るため、効率的
に動的に負荷を分散することが可能であり、動的負荷分
散の性能を向上させられる。
【0032】また、処理器を実行可能なタスクにより自
由にグループ化することができ、処理器の数が多い並列
計算機におけるプログラムの生産性向上が期待できる。
【0033】また、アクセス禁止領域を設定することに
より、演算器の暴走等によるタスクの書き換えの危険を
減少させることができ、フォルトトレランス性を向上で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施例1における物理アドレス空
間を示す図である。
【図3】 この発明の実施例2を示す構成図である。
【図4】 この発明の実施例2における物理アドレス空
間を示す図である。
【図5】 この発明の実施例3を示す構成図である。
【図6】 この発明の実施例3における物理アドレス空
間を示す図である。
【図7】 この発明の実施例4における物理アドレス空
間を示す図である。
【図8】 この発明の実施例5における物理アドレス空
間を示す図である。
【図9】 この発明の実施例6における物理アドレス空
間を示す図である。
【図10】 この発明の実施例7における物理アドレス
空間を示す図である。
【図11】 従来のメモリベースの並列計算機の構成図
である。
【図12】 従来のメモリベースの並列計算機における
物理アドレス空間を示す図である。
【符号の説明】
1,5,9,13 処理器、2,6,10,14 演算
器、3,7,11,15,29,30,31,32 ロ
ーカルメモリ、4,8,12,16,33,34,3
5,36 共有メモリ、17 接続網、18 ローカル
メモリ領域、19,20,21,22,37,38,3
9,40 共有メモリ領域、23 外部共有メモリ、2
4 外部共有メモリ領域、25,27 演算器10,及
び演算器14のアクセス禁止領域、26,28 演算器
2,及び演算器6のアクセス禁止領域。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク等を用いないで、命令及びデー
    タ等を全てメモリに保持して実行されるメモリベースの
    並列計算機において、既定の命令に従って演算を行う演
    算器と、上記演算器のみがアクセス及び直接実行可能な
    上記既定の命令の一部と演算に必要なデータを保持する
    ローカルメモリと、上記ローカルメモリ内と異なり上記
    演算器及び他の処理器からも接続網を通してアクセス及
    び直接実行可能な既定の命令の一部と演算に必要なデー
    タを保持する共用メモリから成る第1の処理器と、上記
    処理器と同等の複数個の処理器と、上記全ての処理器を
    相互に接続する接続網とを具備したことを特徴とする並
    列計算機。
  2. 【請求項2】 ディスク等を用いないで、命令及びデー
    タ等を全てメモリに保持して実行されるメモリベースの
    並列計算機において、既定の命令に従って演算を行う演
    算器と、上記演算器及び他の処理器からも接続網を通し
    てアクセス及び直接実行可能な既定の命令の一部と演算
    に必要なデータを保持する共用メモリから成る第1の処
    理器と、上記処理器と同等の複数個の処理器と、上記全
    ての処理器を相互に接続する接続網とを具備したことを
    特徴とする並列計算機。
  3. 【請求項3】 ディスク等を用いないで、命令及びデー
    タ等を全てメモリに保持して実行されるメモリベースの
    並列計算機において、既定の命令に従って演算を行う演
    算器と、上記演算器のみがアクセス及び直接実行可能な
    上記既定の命令の一部と演算に必要なデータを保持する
    ローカルメモリから成る第1の処理器と、上記処理器と
    同等の複数個の処理器と、上記全ての処理器を相互に接
    続する接続網と、上記ローカルメモリ内と異なり上記の
    全ての処理器から接続網を通してアクセス及び直接実行
    可能な既定の命令の一部と演算に必要なデータを保持す
    る外部共用メモリとを具備したことを特徴とする並列計
    算機。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の並列計算機におい
    て、処理器はある共用メモリ上の命令を実行可能な処理
    器であることを特徴とするメモリベースの並列計算機。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2記載の並列計算機におい
    て、処理器はある共用メモリ上の命令及びデータにアク
    セス可能な処理器であることを特徴とする並列計算機。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の並列計算機において、処
    理器は共用メモリ上のある領域の命令を実行可能な処理
    器であることを特徴とする並列計算機。
  7. 【請求項7】 請求項3記載の並列計算機において、処
    理器は、共用メモリ上のある領域の命令及びデータにア
    クセス可能な処理器であることを特徴とする並列計算
    機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016502220A (ja) * 2013-01-04 2016-01-21 マイクロソフト テクノロジー ライセンシング,エルエルシー 共有およびマネージド・メモリー統一アクセス

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