JPH08234308A - マイクロフィルムリーダ - Google Patents

マイクロフィルムリーダ

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JPH08234308A
JPH08234308A JP6155395A JP6155395A JPH08234308A JP H08234308 A JPH08234308 A JP H08234308A JP 6155395 A JP6155395 A JP 6155395A JP 6155395 A JP6155395 A JP 6155395A JP H08234308 A JPH08234308 A JP H08234308A
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JP
Japan
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image
images
frame
read
line sensor
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Application number
JP6155395A
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English (en)
Inventor
Takeshi Tojo
雄 東條
Mitsunori Hashimoto
満則 橋本
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マイクロフィルムから複数のコマを検索し、
それらの画像を比較して必要な画像を容易に探し出せる
ようにする。 【構成】 複数のコマを検索してメモリし、これらの画
像を合成して表示手段に表示することによって、複数の
画像を同一画面上で対比できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロフィルムから
複数の目標コマを検索し、これらの画像をイメージセン
サを用いて読取り、CRTなどに出力するマイクロフィ
ルムリーダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】マイクロフィルムのコマの投影画像をス
クリーンに拡大して表示するマイクロフィルムリーダが
公知である。この場合、隣接するコマの画像を同時にス
クリーンに表示させ、これらの画像を対比しながら必要
とする画像を決めることができる。
【0003】またマイクロフィルムから目標コマを検索
し、その画像をラインセンサなどのイメージセンサを用
いて読取るようにしたマイクロフィルムスキャナが提案
されている。このマイクロフィルムスキャナを、CRT
やプリンタなどの出力手段と組合せたマイクロフィルム
リーダも提案されている。
【0004】このように画像をイメージセンサで読取る
ことにより、デジタル画像信号として画像処理を行った
り、CRTや液晶表示板などに表示したり、プリンタに
出力し易くなるだけでなく、光磁気ディスクなどにメモ
リしたり、他の画像処理装置へ転送したりすることが容
易になる。このため読取った画像の利用範囲が著しく広
がるものである。
【0005】このようにCRTなどに表示するものも従
来は隣接するコマの画像は同時表示可能であり、隣接す
るコマの画像を対比しながら必要とする画像を決めるこ
とが可能である。
【0006】
【従来技術の問題点】しかし対比したいコマが隣接して
いない場合には、1つのコマの画像を頭に記憶しておい
て、他のコマの画像に切換えるというように頭の中で対
比する必要があった。このため複数のコマの画像を比較
して最適な画像を選び出す作業が面倒で能率が悪いとい
う問題があった。
【0007】
【発明の目的】本発明はこのような事情に鑑みなされた
ものであり、マイクロフィルムの離れた位置にある複数
のコマを対比して検索する際に、これら複数の画像を直
接対比し比較しながら必要とする画像を決めることがで
き、検索作業を簡単にし能率を向上させることができる
マイクロフィルムリーダを提供することを目的とする。
【0008】
【発明の構成】本発明によればこの目的は、マイクロフ
ィルムの画像をイメージセンサで読取り出力するマイク
ロフィルムリーダにおいて、目標コマを検索する検索制
御手段と、目標コマの画像を読取るイメージセンサと、
読取った複数の画像を記憶するメモリと、メモリに記憶
された複数の画像を1枚の画面に合成する画像合成手段
と、この画像合成手段で合成された画面を表示する表示
手段とを備えることを特徴とするマイクロフィルムリー
ダ、により達成される。
【0009】ここに表示画面には、一部の画像の全部ま
たは一部が他の画像の後に隠れるように重ねて1枚の画
面に合成して表示し、それらの配置を変えられるように
することが可能である。なお画面を平面的に分割し、分
割した各枠内に複数の画面が互いに重ならないように別
々に表示するようにしてもよい。
【0010】またプリント出力する場合には、プリント
出力画質がCRTなどの表示画質に比べて高密度である
から、プリント出力用に再び高密度で画像を読取る必要
がある。そこで表示画面を見て出力する画像を決める
と、この画像のコマを自動検索して高密度で画像読取り
を行うように制御するプリント制御手段を設けておくの
が望ましい。
【0011】
【実施態様】図1は本発明の一実施の使用状態を示す
図、図2はここの用いるスキャナの内部を透視した斜視
図、図3はこのスキャナの要部の配置を示す側面図、図
4はラインセンサ駆動部を示す斜視図、図5は制御系統
を簡略化して示すブロック図、図6は制御系統の一部詳
細図、図7は動作流れ図、図8は本発明の概念を示す
図、図9はCRT表示画面の例を示す図である。
【0012】図1において符号10はコンピュータ本体
であり、CPUなどを内蔵する。12はCRTや液晶板
などの表示手段、14は手動操作手段としてのキーボー
ドであり、これらは机16に載せられている。18はこ
の机16の下に収納されたスキャナ、20は机16の横
に置かれたプリンタである。
【0013】スキャナ18はその前面上部にカートリッ
ジ挿入口22を持ち、ここに挿入されたカートリッジ2
4(図2、3参照)に入っているマイクロフィルム26
の画像を低密度で読取る。読取った画像はコンピュータ
本体10内のCPUなどにより所定の画像処理を施され
た後、表示手段12に表示される。
【0014】この画像の読取りは複数のコマに対して順
に行われ、それぞれメモリに記憶される。そして表示手
段12には複数の画像が合成されて1枚の画面上に表示
される。この表示手段12でプリント出力する画像を指
定すると、スキャナ18は対応するコマを検索してその
画像を高密度画質として読取る。この高密度画像は、プ
リンタ20においてプリント出力されたり、光磁気ディ
スクなどにメモリされたり、外部処理装置へ転送され
る。
【0015】次にスキャナ18の構成を説明する。スキ
ャナ18は縦長の筐体28を持ち、この筐体28内の前
部上方に供給側リール駆動部30が、前部下方に巻取り
側リール駆動部32が配設されている。供給側リール駆
動部30は、カートリッジ挿入口22にカートリッジ2
4が挿入されると、カートリッジ24を自動的に移動さ
せて回転軸にリール24Aを係合させる。またフィルム
26の先頭を引き出して下方へ送り、巻取り側リール駆
動部32の巻取りリール32Aに導く。
【0016】ここにフィルム26は、図2、3に示すよ
うに、各リール駆動部30、32の間隙の後側すなわち
筐体28の前からみて奥側を通る。図3で34、34、
36、36はフィルム26のガイドローラである。従っ
てこの間隙と筐体28の正面パネル28Aとの間に空間
38が形成され、ここに後記光源部52が収容される。
【0017】巻取り側リール駆動部32は、図3に示す
ようにリール32Aに接触して走行するドライブベルト
40を持つ。このドライブベルト40はガイドローラ4
2、44、駆動ローラ46、エンコーダ48、テンショ
ンローラ50に巻掛けられ、駆動ローラ46によりフィ
ルム巻取り方向(矢印方向)に走行駆動される。
【0018】52は、前記両リール駆動部30、32の
間の空間38に収容される光源部であり、ランプ54、
反射鏡56、コンデンサーレンズ58や適宜のフィルタ
ー等を有する。図2で60は電源回路部、62はモータ
などの電力制御回路部である。
【0019】次にラインセンサ駆動部64を説明する。
ラインセンサ駆動部64は投影レンズ66と一体化され
ている。すなわち図3、4に示すように、ラインセンサ
駆動部64のフレーム(回転フレーム)68には、投影
レンズ66を保持する筒部70が一体形成されている。
この筒部70に保持される投影レンズ66は固定焦点で
約2倍の倍率を持つ。筒部70は、筐体28に固定され
たフレーム(固定フレーム)72に回動自在に保持さ
れ、読取る画像の傾きを修正できるようにしている。こ
こに筒部70はフィルム26に垂直な光軸74を中心と
して回転する。
【0020】回転フレーム68の筒部70と、固定フレ
ーム72に取付けられたサーボモータ76のプーリ76
Aとには、ベルト78が巻掛けられている。そしてモー
タ76の回転により回転フレーム68は光軸74を中心
にして回動可能である。
【0021】回転フレーム68には、図4に示すように
筒部70と反対の面に可動台80が取付られている。す
なわちこの可動台80は一対のガイドロッド82、82
に摺動自在に保持され、筒部70の開口付近を光軸74
に直交する方向へ往復動可能である。
【0022】回転フレーム68には可動台80の往復方
向と平行に、プーリ84、84に巻き掛けたベルト86
が設けられ、このベルト86に可動台80の一側が固定
されている。また一方のプーリ84にはサーボモータ8
8の回転がベルト90を介して伝えられる。この結果サ
ーボモータ88を正逆転させることによって、可動台8
0を光軸74に直交する平面上で往復動させることがで
きる。
【0023】可動台80には、ガイドロッド82、82
に直交する方向、すなわち可動台80の往復方向に直交
する方向に、長窓92が形成されている。この長窓92
はその長さ方向の中心が光軸74上に位置する。この可
動台80の後面すなわち筒部70と反対側の面には、プ
リント配線基板94が光軸74に直交するように固定さ
れている。
【0024】この基板94には長窓92に臨むCCDラ
インセンサ96が固定されている(図3)。なおこの基
板94には、このラインセンサ96の出力を増幅するプ
リアンプなども搭載されている。CCDラインセンサ9
6の受光面は、投影レンズ66の投影画像の結像面に一
致させるのは勿論である。
【0025】コンピュータ本体10に内蔵されたCPU
100は、全体を制御する制御手段となるものである
が、図5および図6に示すような種々の機能を持つ。こ
れらの機能はソフトウェアで形成されるが、図5、6で
はこれらを便宜的にブロックで示すものである。
【0026】検索制御手段102は、フィルム26に予
め付された検索用のブリップ(図示せず)を用いて目標
のコマを検出する。すなわちブリップの走行軌跡を挟ん
でフィルム26の一側に発光素子104aを、また他側
に受光素子からなるブリップセンサ104bを配置し、
ブリップセンサ104bの出力をカウントするものであ
る。一方、巻取り側リール駆動部32のモータ106お
よび供給側リール駆動部30のモータ(図示せず)を制
御して、目標とするコマを求めるものである。
【0027】108はスキャン制御手段であり、目標コ
マが光軸74を含む投影範囲の所定位置に入ると、ライ
ンセンサ駆動部64を作動させる。すなわちモータ88
を作動させ、ラインセンサ66を画像の結像面上で平行
移動させて投影画像の読取りを行う。
【0028】このラインセンサ96は、CRT表示手段
12に表示するための画像を低密度で読取る時(低密度
本スキャン)には、高速で移動し、またプリンタ20に
出力するための高密度画像を読取る時(高密度本スキャ
ン)には、低速で移動する。なお光源部52のランプ5
4はこのスキャンの間だけ点灯する。
【0029】110は切換スイッチであり、1つのコマ
に対する1回目の予備スキャン時に図5、6のA側に接
続され、2回目以降の本スキャン時にB側に切換えられ
る。112は黒枠検出手段であり、切換スイッチ110
がA側に接続されている時にラインセンサ66のスキャ
ンによる画像信号を読込んで黒枠を検出する。
【0030】この黒枠は、原稿の周囲の部分すなわちプ
リント時に原稿画像の外周に表れる部分である。黒枠の
検出アルゴリズムは種々提案されている。例えばスキャ
ンした時に黒枠から原稿に入ると一定画素数以上の黒の
画素が連続した後に白の画素に変化することから黒枠と
原稿の境界を検出することができる。
【0031】このように黒枠が検出されると、次に傾き
検出手段114は原稿の画像の傾きを求める。傾き補正
手段116はこの傾きを補正するためにモータ76を駆
動する。この結果ラインセンサ駆動部64全体が回転
し、ラインセンサ66を投影画像の一辺と平行にする。
【0032】118は画像合成・プリント処理手段であ
り、切換スイッチ110がB側に接続され本スキャンを
行うと、ラインセンサ66の出力を読込んで所定の画像
処理を行う。
【0033】本スキャンはCRT表示用に順次検索され
る複数の画像を低密度で順番に読取る表示用本スキャン
と、選択された1つのコマの画像をプリント出力用に高
密度で読取るプリント用本スキャンとの2種のスキャン
を含む。ラインセンサ96の移動速度は、表示用本スキ
ャンの時には早く、プリント用本スキャンの時には遅く
なる。
【0034】この画像合成・プリント処理手段118
は、図6に示すように、表示用スキャン時に読取った複
数の画像を順次画像処理部120で画像処理してメモリ
122に記憶する。この画像処理としては、例えば画像
強調、画像反転、画像の拡大・縮小、空間フィルタリン
グ処理、トリミング、マスキング等がある。
【0035】メモリ122に記憶された複数の画像は、
画像合成手段124で合成され、合成画面がフレームメ
モリ126に記憶される。このフレームメモリ126の
内容がCRT表示手段12に表示される。この画像合成
は例えば図8、9に示すような態様が可能である。図8
に示すものは複数の画像A、B、Cの倍率をそれぞれ別
々に設定してこれらを重ねて表示するものである。
【0036】図9の(A)はCRT表示手段12の画面
を複数の領域に予め分割しておき、それぞれの領域に、
順次読取ったコマの画像を表示するものである。図9の
(B)はパーソナルコンピュータにおいて周知なウイン
ドウズ方式の表示方法を用いるものであり、一部の画像
の全部または一部が他の画像の後に隠れるように重ねる
ものである。
【0037】このウインドウズ方式の場合には、各画像
A、B、C…の上縁などに設けたタグ部分a、b、c…
を用いて画像A、B、C…の移動、拡大・縮小、頁めく
り等の種々の操作が可能である。すなわち画面に表れる
カーソルkをキーボード14に接続したマウス14A
(図8、5参照)によって移動させ、タグ部分a、b、
c…の該当位置にこのカーソルkを置いてマウス14A
を操作(クリック)することにより、これらの操作を簡
単に行うことができる。
【0038】この画像合成・プリント処理手段118
は、またプリント制御手段128を持っている。このプ
リント制御手段128は、CRT表示手段12に表れた
合成画面を見ながらオペレータが希望の画像を指定する
と、検索制御手段102にその希望する画像のコマを検
索させ、スキャン制御手段108にはその画像を高密度
画質として読取らせる。そして所定の画像処理を施した
後プリント出力させるものである。
【0039】画像の読取り時にはラインセンサ96の移
動速度を倍率により変更してもよい。すなわち設定され
る倍率が基準倍率(例えば、ラインセンサ96の各画素
の出力を間引きも重複もさせることなく出力できる倍率
とする。)より高倍率である時には、ラインセンサ96
の送り速度を低速にする。また設定倍率が基準倍率より
も低倍率の時には、ラインセンサ96の送り速度を高速
にする。これらの速度は、基準倍率に対する設定倍率の
比に反比例した速度とする。
【0040】また予備スキャン時および本スキャン時に
ラインセンサ96の出力レベルが所定範囲に入るように
露光量を自動調整してもよい。すなわちラインセンサ9
6のクロック周波数を変えることによって各画素の蓄積
時間を変え、受光量を制御することができる。光源ラン
プ54の照度を変えることによってラインセンサ96の
後光量を変えることも可能である。
【0041】次にこの実施例の動作を説明する。カート
リッジ24がカートリッジ挿入口22に挿入され、供給
側リール駆動部30に装填されると、フィルム26の先
頭が下方へ引き出される。そしてフィルム26の先頭は
ガイドローラ34、34や36、36等にガイドされて
巻取り側リール駆動部32に導かれる。フィルム26の
先頭はリール32Aとドライブベルト40とに挟まれて
リール32Aに巻付けられる。
【0042】CPU100は本スキャンに先行してまず
予備的処理行う。この予備的処理は、目標コマの検索
と、予備スキャンと、傾き修正などを含む。フィルム2
6には予め検索用ブリップが付され、フィルム26の走
行中にはこのブリップがフォトトランジスタなどのブリ
ップセンサ104b(図5)により検出される。
【0043】検索目標のコマは検索手段102において
このブリップをカウントすることによって判別される。
目標のコマが来ると、このコマを光軸74を含む投影範
囲(フレーム)内に位置決めしてフィルム26の送りを
停止する。そして次にこのコマの画像読取りと予備的処
理とが始まる。
【0044】この最初の画像読取りは画像の傾きを求め
たり自動露光調整など行うための予備的なものであるた
め、予備スキャンという。この予備スキャンでは、まず
スキャン制御手段108が、切換スイッチ110をA側
に入れ、光源部52のランプ54を点灯する。するとコ
マの画像が投影レンズ66で約2倍に拡大されて可動台
80に投影される。
【0045】可動台80はラインセンサ96が投影画像
の投影範囲全体を一方から他方へ向って移動するように
モータ88で駆動される。この間ラインセンサ96は結
像面上の投影画像を読込む。このようにしてラインセン
サ96によるスキャン(予備スキャン)が行われる間、
ラインセンサ96の出力は基板上のプリアンプで増幅さ
れて、コンピュータ本体10に送られる。
【0046】CPU100では、この予備スキャンによ
り得た画像信号を用い、露光量調整手段において露光量
の自動調整(AE)を行う。例えば画像信号レベルが所
定の設定範囲以上になるとラインセンサ96のクロック
周波数を高くして各画素の蓄積時間を短かくし受光量を
減少させる。反対ならクロック周波数を低くして入射光
量を増大させる。
【0047】CPU100では次にラインセンサ96の
各画素の特性の不揃いによる影響を除くための補正(C
CD画素補正)を行う。すなわち各画素の出力レベルの
不揃いを予めメモリしておき、画像読込み時の出力レベ
ルを修正するものである。
【0048】このように補正された画像信号に基づい
て、黒枠検出手段112は投影画像に含まれている原稿
の黒枠を求める。そしてこの黒枠によって傾き検出手段
114は画像の傾きを求める。
【0049】この傾きは、原稿の画像の周縁となる黒枠
を検出することにより求めることができる。画像の傾き
が求められると、回転フレーム68をサーボモータ88
により回転させて傾きを0とする。すなわち黒枠の一辺
にラインセンサ96の長手方向を一致させることによ
り、傾きを修正する。
【0050】以上のような種々の予備的処理が終わる
と、次に本スキャンを行う。以上の予備的処理の動作
は、コマ検索したり、画像とラインセンサ96との傾き
を一致さたりする予備的なものであり、この予備スキャ
ンの後に図7に示すように本来の画像を読取る本スキャ
ンが行われる。
【0051】この本スキャンは2種類あり、CRT表示
用に低密度に画像を読取るためのスキャン(表示用本ス
キャン、ステップ202)と、プリント出力用に高密度
に画像を読取るスキャン(プリント用本スキャン、ステ
ップ220)とである。これら両本スキャン(ステップ
202、220)は基本的にはスキャン速度が異なるだ
けである。
【0052】この本スキャンではまずコマの検索を行い
(図7、ステップ200)、最初のコマが探し出される
と表示用本スキャンが行われる(ステップ202)。
【0053】この本スキャンに入る時には、切換えスイ
ッチ110をB側に切換える(図5、6)。次にライン
センサ96はCRT表示に必要な低密度での画像読取り
と、設定倍率とに対応したスキャン速度を求め、ライン
センサ96を移動(スキャン)させる。
【0054】ラインセンサ96により読み込まれた画像
の出力が画像処理手段120(図6)で画像処理される
(図7、ステップ204)。この画像処理では、ライン
センサ96の画素の不揃いによる出力レベルの補正、画
像の拡大・縮小、画像反転、ネガ・ポジ反転、アンシャ
ープマスク(USM)を用いた画像強調処理(ステップ
410)、二値化・ディザ・多値化などの処理を行う。
【0055】このように所定の画像処理を行った結果の
データは、画像メモリ122にメモリされる(ステップ
206)。この画像は画像合成手段124で合成される
が(ステップ208)、最初は1枚の画像だけなのでそ
のままフレームメモリ126に出力され、CRT表示手
段12に表示する(ステップ210)。
【0056】検索が終わりでなければ(ステップ21
2)、次のコマの検索に入り(ステップ200)、以上
の動作を繰り返えす。この結果複数のコマの画像がメモ
リ122に記憶され、これらは合成されてCRT表示手
段12に表示される。
【0057】このように複数コマの画像がCRT表示手
段12に記憶されると、オペレータは複数の画像を同時
に対比しながら必要な画像を決めることができる。プリ
ント出力を必要とする画像がある時には(ステップ21
4)、この画像を手動操作手段であるキーボード14や
マウス14A等で指定すると、プリント制御手段128
はプリント操作に入る(ステップ216)。
【0058】プリント制御手段128は指定された画像
のコマを検索制御手段102に検索させる(ステップ2
18)。そしてこのコマの画像を高密度で読取るように
指令をスキャン制御手段108などに送る(ステップ2
20)。読取った画像は画像処理されて(ステップ22
2)、プリント出力される(ステップ224)。他の画
像のプリント出力が必要なら同様に指定して以上の動作
を繰り返えす(ステップ226)。
【0059】なおマイクロフィルムでは、通常光源部5
2と投影レンズ66の配置がこの実施例とは逆であるか
ら、このような従来の装置に用いるマイクロフィルムを
本実施例で用いた場合には投影画像は裏返えした画像に
なる。この場合には画像処理により正しい像に電気的に
変換すればよく(画像反転)、このような処理は容易で
ある。
【0060】以上の実施例では、スキャナの投影レンズ
66は固定焦点としているが、本発明はこれに限定され
ない。例えば自動焦点合せ機構(オートフォーカス機
構)を備えてもよいのは勿論である。この場合この自動
焦点合せ処理を予備的処理に含めることができる。
【0061】なお表示手段12はCRT表示装置に限ら
れず、液晶板、プラズマディスプレイ等であってもよ
い。また出力装置も、プリンタ20に限られるものでは
ない。例えば光磁気ディスクなどの外部メモリに出力し
たり、他の画像処理装置に出力してもよい。
【0062】また本実施例では、ラインセンサ96をス
キャンする時だけランプ54を点灯すれば、電力消費量
が小さくなる。またランプ54の発熱量も少なくなるの
で、ランプ54の冷却系も簡単にすることが可能であ
る。なおランプ54は、スキャナ18にカートリッジ2
4を装填すると点灯し、カートリッジ24を取出すと消
灯するようにすることが可能である。
【0062】本発明はマイクロフィルムのリーダに関す
るものであるが、本発明の方法はマイクロフィルムに限
らず他の写真フィルム、レントゲン写真フィルム、さら
にはフィルム以外の印刷物などの読取りに適用してもほ
ぼ同様の効果が得られるものである。またラインセンサ
に代えて2次元のイメージセンサを用いたり、フィルム
にイメージセンサをを密着させて読取るものであっても
よい。
【0064】
【発明の効果】請求項1の発明は以上のように、複数の
コマの画像を表示手段に合成して表示するものであるか
ら、同一画面上に複数の画像を同時に表示して比較しな
がら最適な画像を容易に探し出すことができ、検索作業
が簡単で能率良く行えるようになる。
【0065】ここに画像合成手段は、一部の画像の一部
または全部が他の画像の後に隠れるように重ねて1枚に
合成し、各画像の配置あるいは大きさなどを変えられる
ようにすれば、一層見易くなり、便利である(請求項
2)。
【0066】またプリント出力する場合には、指定され
た画像のコマを再び検索してこれを高密度で読取りプリ
ント出力するようにすれば、高画質のプリント出力を容
易に得ることができる(請求項3)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の使用状態を示す図
【図2】ここに用いるスキャナの透視斜視図
【図3】同じくその要部の側面図
【図4】ラインセンサ駆動部を示す斜視図
【図5】制御系統を示すブロック図
【図6】制御系統の一部の詳細図
【図7】動作流れ図
【図8】本発明の概念を示す図
【図9】CRT表示画面の例を示す図
【符号の説明】
10 コンピュータ本体 12 表示手段の一例としてのCRT表示装置 14 手動操作手段としてのキーボード 14A 手動操作手段としてのマウス 18 スキャナ 20 プリンタ 26 マイクロフィルム 52 光源部 54 ランプ 64 ラインセンサ駆動部 66 投影レンズ 88 ラインセンサ送り用のステッピング・モータ 96 CCDラインセンサ 100 CPU 102 検索制御手段 108 スキャン制御手段 118 画像合成・プリント処理手段 122 メモリ 124 画像合成手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロフィルムの画像をイメージセン
    サで読取り出力するマイクロフィルムリーダにおいて、
    目標コマを検索する検索制御手段と、目標コマの画像を
    読取るイメージセンサと、読取った複数の画像を記憶す
    るメモリと、メモリに記憶された複数の画像を1枚の画
    面に合成する画像合成手段と、この画像合成手段で合成
    された画面を表示する表示手段とを備えることを特徴と
    するマイクロフィルムリーダ。
  2. 【請求項2】 画像合成手段は、一部の画像の全部また
    は一部が他の画像の後に隠れるように重ねて1枚の画面
    に合成し、各画像の配置を変更可能にした請求項1のマ
    イクロフィルムリーダ。
  3. 【請求項3】 請求項1のマイクロフィルムリーダにお
    いて、さらに前記表示手段より高密度な画像を出力する
    プリンタと、指定された画像に対応するコマを再び検索
    しこの画像をイメージセンサにより高密度で読取り前記
    プリンタにプリント出力させるプリント制御手段とを備
    えるマイクロフィルムリーダ。
JP6155395A 1995-02-27 1995-02-27 マイクロフィルムリーダ Pending JPH08234308A (ja)

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