JPH08234305A - マイクロフィルムリーダとその制御方法 - Google Patents

マイクロフィルムリーダとその制御方法

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JPH08234305A
JPH08234305A JP6155495A JP6155495A JPH08234305A JP H08234305 A JPH08234305 A JP H08234305A JP 6155495 A JP6155495 A JP 6155495A JP 6155495 A JP6155495 A JP 6155495A JP H08234305 A JPH08234305 A JP H08234305A
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JP
Japan
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image
microfilm
display
film
line sensor
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JP6155495A
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Takeshi Tojo
雄 東條
Kunio Yasumi
邦夫 八角
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マイクロフィルムの画像をイメージセンサに
よって読取り、CRTなどの表示手段に表示するマイク
ロフィルムリーダにおいて、表示手段の画面を見ながら
目標のコマを容易かつ楽に検索できるようにする。 【構成】 イメージセンサでフィルム横断方向に主走査
し、マイクロフィルムを走行させることにより副走査す
る。マイクロフィルムの画像を表示手段の副走査間隔ご
とに読取り、スクリーン画面のように表示画像を連続的
に移動させながら表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロフィルムの画
像をイメージセンサを用いて読取り、CRTなどの表示
手段に出力するマイクロフィルムリーダとその制御方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マイクロフィルムから目標コマを検索
し、その画像をラインセンサなどのイメージセンサを用
いて読取るようにしたマイクロフィルムスキャナが提案
されている。このマイクロフィルムスキャナを、CRT
などの表示手段と組合せたマイクロフィルムリーダも提
案されている。
【0003】このように画像をイメージセンサで読取る
ことにより、デジタル画像信号として画像処理を行った
り、CRTや液晶表示板などに表示したり、プリンタに
出力し易くなるだけでなく、光磁気ディスクなどにメモ
リしたり、他の画像処理装置へ転送したりすることが容
易になる。このため読取った画像の利用範囲が著しく広
がるものである。
【0004】
【従来技術の問題点】ここに従来は目標のコマを検索し
てから、このコマの画像をイメージセンサで読取りCR
Tなどに表示している。このため多数のコマの画像を見
て必要な画像を探し出す手動検索の場合には、1コマご
とに画像を読取りCRTなどに表示させねばならない。
【0005】このためCRTなどの表示が1コマの送り
ごとに切換わることになり、多数のコマを見る場合に時
間がかかり、能率が悪いという問題があった。また多数
のコマの画像を連続して見る場合に、各コマのフィルム
上での配置を認識しにくく、手動検索がしにくいという
問題もあった。
【0006】
【発明の目的】本発明はこのような事情に鑑みなされた
ものであり、特に手動検索する場合に多数のコマの検索
を能率良く行うことができ、フィルム上のコマ配置も認
識し易くして検索し易くすることができるマイクロフィ
ルムリーダの制御方法を提供することを第1の目的とす
る。またこの制御方法の実施に直接使用するマイクロフ
ィルムリーダを提供することを第2の目的とする。
【0007】
【発明の構成】本発明によれば第1の目的は、マイクロ
フィルムの画像をイメージセンサで読取り表示手段に表
示するマイクロフィルムリーダの制御方法において、静
止させたイメージセンサでマイクロフィルムの横断方向
に主走査し、マイクロフィルムを走行させることにより
副走査する一方、前記マイクロフィルムの走行に対応し
て前記表示手段の表示画像を連続的に移動させることを
特徴とするマイクロフィルムリーダの制御方法により達
成される。すなわちスクリーンにマイクロフィルムの投
影画像を表示するものと同様な表示を可能にするもので
ある。
【0008】また第2の目的は、マイクロフィルムの画
像をイメージセンサで読取り表示手段に表示するマイク
ロフィルムリーダにおいて、走行する前記マイクロフィ
ルムの画像を横断して静止するイメージセンサと、前記
マイクロフィルムの走行量を検出するロータリーエンコ
ーダと、前記イメージセンサの出力信号を記憶するフレ
ームメモリと、前記フレームメモリに記憶された内容を
前記マイクロフィルムの走行量に対応して順に読出し前
記表示手段の表示をマイクロフィルムの走行に伴って連
続的に変化させる表示制御手段とを備えることを特徴と
するマイクロフィルムリーダ、により達成される。
【0009】
【実施態様】図1は本発明の一実施の使用状態を示す
図、図2はここに用いるスキャナの内部を透視した斜視
図、図3はその要部の配置を示す側面図、図4はライン
センサ駆動部を示す斜視図、図5は制御系統を簡略化し
て示すブロック図、図6は動作流れ図、図7は本発明の
概念説明図である。
【0010】図1において符号10はコンピュータ本体
であり、CPUなどを内蔵する。12はCRTや液晶板
などの表示手段、14はキーボードであり、これらは机
16に載せられている。18はこの机16の下に収納さ
れたスキャナ、20は机16の横に置かれたプリンタで
ある。
【0011】スキャナ18はその前面上部にカートリッ
ジ挿入口22を持ち、ここに挿入されたカートリッジ2
4(図2、3参照)に入っているマイクロフィルム26
の画像を低密度で読取る。読取った画像はコンピュータ
本体10内のCPUなどにより所定の画像処理を施され
た後、表示手段12に表示される。
【0012】この画像読取りは後記ラインセンサ96を
静止させ、フィルム26だけを走行させながら行われ、
その間にCRTの表示手段12は読取った画像をフィル
ム26の走行に同期させて連続的に変化させながら表示
する。従って表示手段12の表示はフィルム26の走行
に同期して移動することになり、スクリーンに画像を投
影するものとほぼ同様な画像を表示手段12に表示させ
ることができる。
【0013】表示手段12の画像を見て、プリント出力
が必要な画像に対し出力を指示すると、そのコマの位置
を正しい位置にしてその画像全体を高密度画質により読
取る。この高密度画像はプリンタ20にプリント出力さ
れたり、光磁気ディスクなどにメモリされたり、外部処
理装置へ転送される。
【0014】次にスキャナ18の構成を説明する。スキ
ャナ18は縦長の筐体28を持ち、この筐体28内の前
部上方に供給側リール駆動部30が、前部下方に巻取り
側リール駆動部32が配設されている。供給側リール駆
動部30は、カートリッジ挿入口22にカートリッジ2
4が挿入されると、カートリッジ24を自動的に移動さ
せて回転軸にリール24Aを係合させる。またフィルム
26の先頭を引き出して下方へ送り、巻取り側リール駆
動部32の巻取りリール32Aに導く。
【0015】ここにフィルム26は、図2、3に示すよ
うに、各リール駆動部30、32の間隙の後側すなわち
筐体28の前からみて奥側を通る。図3で34、34、
36、36はフィルム26のガイドローラである。従っ
てこの間隙と筐体28の正面パネル28Aとの間に空間
38が形成され、ここに後記光源部52が収容される。
【0016】巻取り側リール駆動部32は、図3に示す
ようにリール32Aに接触して走行するドライブベルト
40を持つ。このドライブベルト40はガイドローラ4
2、44、駆動ローラ46、エンコーダ48、テンショ
ンローラ50に巻掛けられ、駆動ローラ46によりフィ
ルム巻取り方向(矢印方向)に走行駆動される。
【0017】52は、前記両リール駆動部30、32の
間の空間38に収容される光源部であり、ランプ54、
反射鏡56、コンデンサーレンズ58や適宜のフィルタ
ー等を有する。図2で60は電源回路部、62はモータ
などの電力制御回路部である。
【0018】次にラインセンサ駆動部64を説明する。
ラインセンサ駆動部64は投影レンズ66と一体化され
ている。すなわち図3、4に示すように、ラインセンサ
駆動部64のフレーム(回転フレーム)68には、投影
レンズ66を保持する筒部70が一体形成されている。
この筒部70に保持される投影レンズ66は固定焦点で
約2倍の倍率を持つ。筒部70は、筐体28に固定され
たフレーム(固定フレーム)72に回動自在に保持さ
れ、読取る画像の傾きを修正できるようにしている。こ
こに筒部70はフィルム26に垂直な光軸74を中心と
して回転する。
【0019】回転フレーム68の筒部70と、固定フレ
ーム72に取付けられたサーボモータ76のプーリ76
Aとには、ベルト78が巻掛けられている。そしてモー
タ76の回転により回転フレーム68は光軸74を中心
にして回動可能である。
【0020】回転フレーム68には、図4に示すように
筒部70と反対の面に可動台80が取付られている。す
なわちこの可動台80は一対のガイドロッド82、82
に摺動自在に保持され、筒部70の開口付近を光軸74
に直交する方向へ往復動可能である。
【0021】回転フレーム68には可動台80の往復方
向と平行に、プーリ84、84に巻き掛けたベルト86
が設けられ、このベルト86に可動台80の一側が固定
されている。また一方のプーリ84にはサーボモータ8
8の回転がベルト90を介して伝えられる。この結果サ
ーボモータ88を正逆転させることによって、可動台8
0を光軸74に直交する平面上で往復動させることがで
きる。
【0022】可動台80には、ガイドロッド82、82
に直交する方向、すなわち可動台80の往復方向に直交
する方向に、長窓92が形成されている。この長窓92
はその長さ方向の中心が光軸74上に位置する。この可
動台80の後面すなわち筒部70と反対側の面には、プ
リント配線基板94が光軸74に直交するように固定さ
れている。
【0023】この基板94には長窓92に臨むCCDラ
インセンサ96が固定されている(図3)。なおこの基
板94には、このラインセンサ96の出力を増幅するプ
リアンプなども搭載されている。CCDラインセンサ9
6の受光面は、投影レンズ66の投影画像の結像面に一
致させるのは勿論である。
【0024】コンピュータ本体10に内蔵されたCPU
100は、全体を制御する制御手段となるものである
が、図5に示すような種々の機能を持つ。これらの機能
はソフトウェアで形成されるが、図5ではこれらを便宜
的にブロックで示すものである。
【0025】検索制御手段102は、フィルム26に予
め付された検索用のブリップ(図示せず)を用いて目標
のコマを検出する。すなわちブリップの走行軌跡を挟ん
でフィルム26の一側に発光素子104aを、また他側
に受光素子からなるブリップセンサ104bを配置し、
ブリップセンサ104bの出力をカウントするものであ
る。一方、巻取り側リール駆動部32のモータ106お
よび供給側リール駆動部30のモータ(図示せず)を制
御して、目標とするコマを求めるものである。
【0026】なお自動検索の際には目標コマを自動で求
め、求めたコマを適正位置に位置決めしてその画像がラ
インセンサ96のスキャン範囲に入るようにする。また
手動検索の時にはキーボード14に設けたフィルム送り
操作キー(図示せず)の操作により、フィルム26の送
り方向と送り速度とを手動操作可能である。
【0027】108はスキャン制御手段であり、手動検
索中にはラインセンサ96を光軸74上に静止させ、プ
リンタ20などへ画像を出力するための画像を読取る際
には、ラインセンサ駆動部64を作動させる。すなわち
モータ88を作動させ、ラインセンサ66を画像の結像
面上で平行移動させて投影画像の読取りを行う。
【0028】自動検索時には手動検索時のようにフィル
ム26の画像をCRT表示手段12に表示する必要は無
い。しかし自動検索したコマの画像をオペレータが確認
する必要があれば、手動検索時と同様にCRT表示手段
12に表示してもよい。なおこの検索中およびスキャン
の間は光源部52のランプ54を点灯させる。
【0029】110は表示制御手段であり、キーボード
14から検索中であることが入力されると、ラインセン
サ96を光軸74上に静止させて、走行するフィルム2
6の画像を連続的に表示手段12に表示させる。すなわ
ちこの検索動作になると、表示制御手段110はフィル
ム26の走行量をロータリーエンコーダ48から検出
し、一定走行量(副走査間隔に相当する移動量)ごとに
ラインセンサ96でフィルム横断方向に主走査を行う。
【0030】このラインセンサ96の出力は画像処理手
段112で種々の処理を受けた後、フレームメモリ11
4の所定アドレスに記憶される。画像処理手段112の
処理としては、例えばラインセンサ96の各画素間にあ
る特性の不揃いを補正する処理、画像の白黒反転(ネガ
・ポジの反転)、画像の拡大・縮小、トリミング、マス
キング等が行われる。
【0031】この画像処理された画像信号は、図7に示
すようにフレームメモリ114に順次記憶される。この
図7においてフレームメモリ114は、ラインセンサ9
6の画素数に対応するアドレス数を幅方向に持ち、表示
手段12の1画面分の副走査線数よりも多いアドレス数
を長さ方向に持つ。なおこの図7では、感覚的に理解し
易くするため、フィルム26上の画像表示範囲Pの主走
査方向の読取り画素数に、フレームメモリ114の幅方
向のアドレス数を対応させている。
【0032】今表示範囲Pの前縁P1 がラインセンサ9
6で読取られると、その内容がフレームメモリ114の
1 にメモリされる。フィルム26が副走査間隔移動す
る度にラインセンサ96により画像が読取られ、P2
3 …の画像信号が、フレームメモリ114のアドレス
2 、Q3 …に順にメモリされる。そして表示範囲Pの
後縁Pe が読取られ、フレームメモリ114のアドレス
e にメモリされると、フレームメモリ114には1つ
の表示画面分の画像信号がQ1 、Q2 …、Qeにメモリ
されることになる。
【0033】表示制御手段110は、フレームメモリ1
14のアドレスQ1 、Q2 …Qe によって、フィルム2
6の表示範囲Pの画像を表示手段12に表示させる。フ
ィルム26の走行中には以上の動作を繰り返すことによ
り、走行中のフィルム26の画像を、表示手段12に連
続的に表示でき、スクリーンにフィルム投影画像を表示
した場合とほぼ同様な画面を得ることができる。なおフ
レームメモリ114の容量は、表示範囲Pに含まれる副
走査線数の長さ方向アドレス数を持っていれば十分であ
り、表示手段に表示される範囲の後縁12で表示が済ん
だアドレスQxを新しい読取り画像Px で書き換えれば
よい。
【0034】116はプリント制御手段であり、検索が
済んでプリント出力する際に、その目標コマの画像をス
キャナ18で高密度に読取り、プリンタ20にプリント
出力させるものである。まずキーボード14からプリン
ト出力の指令が入力されると、その目標コマを光軸74
上の適正位置に移動させる。画像の読取りは予備スキャ
ンと本スキャンとに分けて2度行われる。予備スキャン
では画像を低密度で読取り、黒枠を検出して、画像の傾
きを修正する。本スキャンでは高密度に画像を読取り、
プリント出力用の画像を得る。
【0035】黒枠は、原稿の周囲の部分すなわちプリン
ト時に原稿画像の外周に表れる部分である。黒枠の検出
アルゴリズムは種々提案されている。例えばスキャンし
た時に黒枠から原稿に入ると一定画素数以上の黒の画素
が連続した後に白の画素に変化することから黒枠と原稿
の境界を検出することができる。
【0036】このように黒枠が検出されると、次に原稿
の画像の傾きを求め、この傾きを補正するためにモータ
76を駆動する。この結果ラインセンサ駆動部64全体
が回転し、ラインセンサ66を投影画像の一辺と平行に
する。
【0037】本スキャンで画像を高密度で読取ると、ラ
インセンサ66の出力は画像処理手段112で所定の画
像処理が施される。例えばラインセンサ96の各画素の
特性の不揃いによる影響を除くための補正(CCD画素
補正)、画像強調、画像反転、画像の拡大・縮小、空間
フィルタリング処理、トリミング、マスキング等の処理
を行う。ここで処理された画像信号はプリンタ20に出
力される。
【0038】この画像処理の時にはラインセンサ96の
移動速度は倍率により変更される。すなわち設定される
倍率が基準倍率(例えば、ラインセンサ96の各画素の
出力を間引きも重複もさせることなく出力できる倍率と
する。)より高倍率である時には、ラインセンサ96の
送り速度を低速にする。また設定倍率が基準倍率よりも
低倍率の時には、ラインセンサ96の送り速度を高速に
する。これらの速度は、基準倍率に対する設定倍率の比
に反比例した速度とする。
【0039】なお、予備スキャン時および本スキャン時
には、ラインセンサ96の出力レベルが所定範囲に入る
ように露光量を自動調整してもよい。すなわちラインセ
ンサ96のクロック周波数を変えることによって各画素
の蓄積時間を変え、受光量を制御することができる。光
源ランプ54の照度を変えることによってラインセンサ
96の受光量を変えることも可能である。
【0040】次にこの実施例の動作を説明する。カート
リッジ24がカートリッジ挿入口22に挿入され、供給
側リール駆動部30に装填されると、フィルム26の先
頭が下方へ引き出される。そしてフィルム26の先頭は
ガイドローラ34、34や36、36等にガイドされて
巻取り側リール駆動部32に導かれる。フィルム26の
先頭はリール32Aとドライブベルト40とに挟まれて
リール32Aに巻付けられる。
【0041】手動検索時にはキーボード14によりフィ
ルム送り方向と送り速度を設定すれば、フィルム26が
送られ(図6、ステップ200)、これに同期してライ
ンセンサ96が読取る画像は画像処理されて(ステップ
202)、フレームメモリ114に順にメモリされる
(ステップ204)。その結果表示手段12にはスクリ
ーン画面と同様に走行するフィルム26の画像が連続的
に表示される(ステップ206)。自動検索の時には、
目標コマのアドレスがキーボード14や他のコンピュー
タ等から入力されると、自動で検索される。その時表示
手段12にフィルム26の画像を連続表示してもよい
し、表示しなくてもよい。
【0042】検索が終り(ステップ208)、キーボー
ド14からプリント出力を指示すると(ステップ21
0)、ラインセンサ96はまず高速移動して予備スキャ
ンを行い(ステップ212)、画像を低密度で読取る。
そして黒枠が検出され(ステップ214)、画像の傾き
が修正された後(ステップ216)、本スキャンに入る
(ステップ218)。本スキャンではラインセンサ96
は低速で高密度に画像を読取り、画像処理をした後(ス
テップ220)、プリンタ20に高密度画像を出力させ
る(ステップ222)。プリント出力が終り、他のコマ
画像の出力が必要であれば、再びステップ200に戻っ
て検索を行う(ステップ224)。
【0043】なおマイクロフィルムでは、通常光源部5
2と投影レンズ66の配置がこの実施例とは逆であるか
ら、このような従来の装置に用いるマイクロフィルムを
本実施例で用いた場合には投影画像は裏返えした画像に
なる。この場合には画像処理により正しい像に電気的に
変換すればよく、このような処理は容易である。またネ
ガフィルムの場合には電気的に白黒反転させればよい。
【0044】以上の実施例ではラインセンサ駆動部64
を回転させて画像の傾きを修正しているが、光学系を回
転するのでなく読取った画像データを画像処理により電
子的に回転させるものでもよい。画像の傾きを修正しな
くてもよい。
【0045】以上の実施例では、スキャナの投影レンズ
66は固定焦点としているが、本発明はこれに限定され
ない。例えば自動焦点合せ機構(オートフォーカス機
構)を備えてもよいのは勿論である。この場合この自動
焦点合せ処理を予備的処理に含めることができる。
【0046】なお表示手段12はCRT表示装置に限ら
れず、液晶板、プラズマディスプレイ等であってもよ
い。また出力装置も、プリンタ20に限られるものでは
ない。例えば光磁気ディスクなどの外部メモリに出力し
たり、他の画像処理装置に出力してもよい。またフレー
ムメモリは前記実施例では1個として説明しているが、
複数のフレームメモリを備え、これらを順番に用いた
り、ラインセンサ96を複数並列に設けることにより、
表示手段12に連続表示する画像の読取り速度を上げる
ことも可能である。
【0047】また本実施例では、ラインセンサ96をス
キャンする時だけランプ54を点灯すれば、電力消費量
が小さくなる。またランプ54の発熱量も少なくなるの
で、ランプ54の冷却系も簡単にすることが可能であ
る。なおランプ54は、スキャナ18にカートリッジ2
4を装填すると点灯し、カートリッジ24を取出すと消
灯するようにすることが可能である。
【0048】本発明はマイクロフィルムのリーダに関す
るものであるが、本発明の方法はマイクロフィルムに限
らず他の写真フィルム、レントゲン写真フィルム、さら
にはフィルム以外の印刷物などの読取りに適用してもほ
ぼ同様の効果が得られるものである。またラインセンサ
に代えて2次元のイメージセンサを用いたり、フィルム
にイメージセンサを密着させて読取るものであってもよ
い。
【0049】
【発明の効果】請求項1の発明は以上のように、走行す
るマイクロフィルムに対して、静止するイメージセンサ
により主走査し、マイクロフィルムの走行により副走査
する一方、マイクロフィルムの走行に対応して表示手段
の表示画像を連続的に移動させるものであるから、スク
リーンに画像を投影しているのと同様の画像を見ながら
検索することができる。このため検索を楽に能率良く行
うことができる。また請求項2の発明によれば、この制
御方法の実施に直接用いるマイクロフィルムリーダが得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の使用状態を示す図
【図2】ここに用いるスキャナの透視斜視図
【図3】同じく要部の側面図
【図4】ラインセンサ駆動部を示す斜視図
【図5】制御系統を示すブロック図
【図6】動作の流れ図
【図7】本発明の概念を説明する図
【符号の説明】
10 コンピュータ本体 12 表示手段の一例としてのCRT表示装置 14 キーボード 18 スキャナ 20 プリンタ 26 マイクロフィルム 48 ロータリーエンコーダ 52 光源部 54 ランプ 64 ラインセンサ駆動部 66 投影レンズ 88 ラインセンサ送り用のステッピング・モータ 96 CCDラインセンサ 100 CPU 102 検索制御手段 108 スキャン制御手段 110 表示制御手段 112 画像処理手段 114 フレームメモリ 126 出力手段の一例としてのプリンタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロフィルムの画像をイメージセン
    サで読取り表示手段に表示するマイクロフィルムリーダ
    の制御方法において、静止させたイメージセンサでマイ
    クロフィルムの横断方向に主走査し、マイクロフィルム
    を走行させることにより副走査する一方、前記マイクロ
    フィルムの走行に対応して前記表示手段の表示画像を連
    続的に移動させることを特徴とするマイクロフィルムリ
    ーダの制御方法。
  2. 【請求項2】 マイクロフィルムの画像をイメージセン
    サで読取り表示手段に表示するマイクロフィルムリーダ
    において、走行する前記マイクロフィルムの画像を横断
    して静止するイメージセンサと、前記マイクロフィルム
    の走行量を検出するロータリーエンコーダと、前記イメ
    ージセンサの出力信号を記憶するフレームメモリと、前
    記フレームメモリに記憶された内容を前記マイクロフィ
    ルムの走行量に対応して順に読出し前記表示手段の表示
    をマイクロフィルムの走行に伴って連続的に変化させる
    表示制御手段とを備えることを特徴とするマイクロフィ
    ルムリーダ。
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