JPH08233503A - 測長装置 - Google Patents

測長装置

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JPH08233503A
JPH08233503A JP7333936A JP33393695A JPH08233503A JP H08233503 A JPH08233503 A JP H08233503A JP 7333936 A JP7333936 A JP 7333936A JP 33393695 A JP33393695 A JP 33393695A JP H08233503 A JPH08233503 A JP H08233503A
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shaft
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Adriano Zanier
ツァニエール アドリアーノ
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B3/00Measuring instruments characterised by the use of mechanical techniques
    • G01B3/20Slide gauges

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノギスのルーラとスライダの間の摩擦を最小
限にしてスライダの動きを円滑且つ規則的にしたり、案
内を受け持つビームの各部が衝撃から防護された構造を
実現したり、ジョウの平行構造が製造後であっても固定
ジョウまたは可動ジョウを個々に取り付けたり交換した
りして調整できる測長ノギスを提供する。 【解決手段】 少なくとも二つの案内シャフト21と2
5をビーム2のスライダ6の溝23、26とビームの滑
路22と27に係合させてビーム2に沿ってスライダ6
を案内する。案内シャフト間の係合接触面24、32
は、線分にまで減少されて摩擦が最小限になり、案内面
を衝撃から防御された領域に移す。滑路22、27は円
形のセグメントに対応する部分を有し、案内シャフトの
滑路に係合した部分は小径の円のセグメントに対応す
る。案内シャフトは、二両端においてのみスライダに支
持され、二つの接触面40の二点間で浮上している。固
定および可動ジョウの平行構造はネジ81、82を使用
して調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、例えばノギス式
の測長装置または測高ゲージを要旨とするものであり、
さらに詳しくはノギスまたは測高ゲージのスライダの案
内の問題およびジョウの平行構造の調整の問題の解決を
要旨とするものである。
【0002】
【従来の技術】高精度のノギスと測高ゲージは、軽量さ
と製造コストの低廉であることを長所としていることで
知られたアルミニウムまたはプラスチック材料を使用し
て製造することができることは、最近になって知られた
ことである。ソシエテ・アノニム・デ・エスタブリッシ
ュメンツ・ピエール・ロッシュにより1991年10月
17日付出願されたドイツ実用新案DE−U−9112
923.0はそのようなノギスの一例である。
【0003】前記の実用新案に記載された装置には、ス
ライダ3がその摺動時にスライダの一部を形成している
リブ16により案内されてビームに属する第1滑路14
に係合する。第2滑路13に係合したバネ8は第2案内
面を提供しルーラに対して押圧力を加えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この設計では
二つの可動部(スライダとバネ)と固定部(ビーム)の
間の接触面が大きいために摩擦を生じてノギス、特に大
型のノギスの取扱いを困難にしている。さらにこの摩擦
は、バネを交換しない限り調整ができない。さらに、滑
路13と14の全面およびビームの外側面までもが案内
に関与するのに対して、滑路の底は衝撃から防御されて
いる。もしビームが損傷したりすると、もはやスライダ
の正確な制御が保証されずスライド動作が完全に妨害を
受けてしまう虞すらある。特に、ビームがアルミニウム
等の弱い金属である時にこのことが言える。
【0005】そして、リブ16は溝14に正確に対応せ
ねばならず、このことで厳しい製造上の制約を受けコス
ト高を招く。従って、もしビームまたはスライダが摩耗
を受けやすい材質であると、ノギスの製品寿命が確保で
きない。しかも、ジョウの平行構造は、製造過程の加工
で決定するので平行構造の欠陥、例えば上記した案内機
構の不正確な構造、固定ジョウの取付ミスや、摩耗もし
くは衝撃などの結果生ずる寸法の変化等によるものがあ
るとその補正は出来ても大変な困難を伴う。
【0006】フランス特許出願FR2481441号
(Latschbacher−特に第4図参照)は、測長機器を開示
しているが、スライダ3はスライダの二つの両端面に配
置された取付要素17によりビーム1に案内される。取
付要素17と18は、ビームの端部の壁7と8の輪郭に
対応する輪郭の長手方向溝を有する。この場合も、ま
た、この機器の製造には厳しい公差基準が要求され、摩
耗及び摩擦が大きい。
【0007】本願発明の目的は、例えば、ルーラとスラ
イダの間の摩擦を最小限にしてスライダの動きを円滑且
つ規則的にするノギス又は測高ゲージの様な測長装置を
提供することにある。これにより摩擦は、好ましくはネ
ジによって簡単に調整することができるのである。
【0008】他の目的は、案内を受け持つビームの各部
が衝撃から防護された測長装置を提供することにある。
【0009】さらに他の目的は、ジョウの平行構造が製
造の後でも固定ジョウまたは可動ジョウを回動すること
により簡単に修正できるノギスを提供することにある。
【0010】さらに本願発明の他の目的は、スライダま
たは固定ジョウを個々に取り付けたり交換したりして平
行構造を調整することのできるノギスを提供することに
ある。こうした調整能力は製造と使用の過程における柔
軟性を増大させるため、使用部品の交換が可能でノギス
全体まで交換する必要がない。
【0011】
【課題を解決するための手段】これらの目的は本願にお
いて、ビームの第1面に第1長手方向滑路を設け前記第
1面に対向する第2面に第2長手方向滑路を設け、直接
の接触なしに前記ビームに沿ってスライダを摺動自在と
させ、該スライダの前記ビームに対する位置は長さの測
定を可能とし、前記スライダには第1長手方向溝と第2
長手方向滑路を設け、第1長手方向滑路と前記第1溝に
は第1長手方向案内シャフトを係合させ、前記スライダ
には第2長手方向溝を設け、前記第2滑路と前記第2長
手方向溝には第2長手方向案内シャフトを係合させ、前
記第1滑路と前記第1案内シャフトの間の接触面、即ち
接触面積は前記第1滑路に係合した部分の外側面の面積
以下であることを特徴とする測長装置により達成され
た。
【0012】本願発明の特徴は、第1滑路と第1案内シ
ャフトの間の接触面積がシャフトの前記第1滑路に係合
した部分の外側面積より小であることである。
【0013】好ましい実施例は、第2滑路と第2案内シ
ャフトの間の接触面がシャフトの第2滑路に係合した部
分の外側面積より小である。
【0014】本願発明の好ましい実施例によると、前記
接触面の少なくとも一つが一つ以上の線分に相当する面
積にまで減少する。また、本願発明の好ましい実施例に
よると案内シャフトの少なくとも一つがその両端でのみ
スライダに支持される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本願発明を添付の図を参照
して以下に説明する。本願発明を示す図はすべてノギス
固有の問題に関するものであるが、本願発明の特徴はあ
らゆる種類の長さの測定、深度の測定、間隔または径の
測定のための装置、例えば高さ又は長さを測定する測高
ゲージによく適合する点にある。
【0016】従来技術の説明で述べた通り、図1のノギ
ス1はビーム2を含み、該ビーム2をスライダー6が摺
動する。基準面4を有する固定ジョウ3は、前記ビーム
に前記基準面4が少なくとも略々直交するように固定さ
れている。他の実施例では、前記基準面4は前ビームと
90゜以外、例えば、45゜の角度を画定するのであっ
てもよい。可動ジョウ7は、スライダ6と一体であり前
記基準面4と平行の基準面8を有している。デジタル表
示装置9は、前記二つの基準面の間の距離を示してい
る。
【0017】そして、ジョウ3、7の間の距離に相当す
る長さの測定は、例えば静電容量型あるいは光電型のシ
ステムを利用して行うことができる。改変例によって
は、前記表示装置を例えばダイアルのようなアナログ式
にしたり、距離はそれ自体は公知である副尺を利用して
測定してもよい。デップスの竿10は、深さを測定する
ためにスライダー6に固定されている。前記ビーム2と
スライダー6は、好ましくはアルミニウム製で、スライ
ダー6は、図示はないがスイス特許CH671,097
号(1989年7月31日−ハンス・マイヤー)から知
られるように合成樹脂材で耐衝撃性のある防護のための
詰めものをすることもできる。
【0018】本願発明は、また、合成樹脂もしくは鋼鉄
製のビーム及び/又はスライダーに応用することができ
る。前記ジョウ3、7は、好ましくは全体が鋼鉄製であ
る。前記ビーム2上に固定ジョウ7を取付ける原理は、
追って説明するがこれによりジョウの平行な構成を修正
することができるものである。また、ジョウをアルミニ
ウム製である改変例としてもよい。この場合は、両基準
面は公知の方法で鋼製にして、ろう付けその他手段でジ
ョウに取り付ける。
【0019】本願発明の案内装置を、図2と図3を参照
して説明する。図面の簡略化のために、発明の理解に重
要でない詳細事項、例えば、表示や測定の電子的構成は
図示していない。スライダー6は、ビーム2を完全に包
囲しているが、部分的に、例えば三方のみを包囲するの
でもよい。本願発明の重要な特徴は、ビーム2とスライ
ダ6に直接的な接触がなく、このために摩擦を減少させ
たり、ビーム2が受けた衝撃の結果おきるジャミングの
問題を軽減することができる。
【0020】スライダ6の案内は、2本の長手方法案内
シャフト21と25によって行われる。第1案内シャフ
ト25は、例えばフライス削りか押し出し加工でスライ
ダの内部の上面に形成された第1溝26に係合し、同時
にビームに加工形成された滑路27に係合している。一
方、第2案内シャフト21は、スライダの内部の上面に
加工形成された第2溝23に係合していると同時にビー
ム2に加工形成された第2滑路22にも係合している。
これらの案内シャフトは、摩耗に対して耐久力がなけれ
ばならないが、ビーム及び/またはスライダとは異なっ
てもビームの硬度に適合する材質ならば使用してもよ
い。例えば、電解処理を施したアルミニウム、青銅、ベ
リリウム・ブロンズ、ニッケル・メッキの鋼鉄で製造す
ることも可能である。
【0021】また、同様にフッ素樹脂(PTFE)のコ
ーティングで被覆して摩擦を減少させることもできる。
これらの硬度は、50HRCに等しいか、又はそれ以上
であるのが好ましい。滑路22と27の形状は、それぞ
れ案内シャフト21と25の形状に適合させて、相互の
接触面24と32を最小限にしている。この接触面は好
ましくは、案内シャフトの滑路に係合した部分、すなわ
ち図3に破線で示した輪郭の範囲内の外面以下である。
理想化された状態では、この接触面は一つ以上の線分に
まで減少される。
【0022】この特徴で、長手方向の正確な案内と摩擦
の減少を確保することが可能となった。さらに、この方
法で案内部は衝撃からよく保護された部分、すなわち、
滑路の底部方向に限定されるのである。前記案内シャフ
トで第1および第2滑路に係合した部分は、好ましくは
円のセグメントの断面を有しており、滑路はより大なる
径の円のセグメントに相当する断面を有する。このよう
に、各案内シャフトと対応する滑路の間の接触面は、そ
れぞれ線分24と32にまで減少される。このように、
滑路22、27と案内シャフト21、25の径の差を約
0.1ミリとすることで良好な結果が得られる。
【0023】滑路と案内シャフトの他の実施例は図4〜
図6に示されており、第2滑路と第2案内シャフトの場
合(基準)を図示しているが、容易に第1滑路と第1シ
ャフトの場合(調整)に適合させることができる。図4
では、滑路22が三角形の輪郭を有しているのに対して
案内シャフト21は円形の輪郭を有している。この形状
では、接触面は二つの線分24,24にまで減少され
る。この構成は、スライダのさらに正確な案内を意図し
たものである。
【0024】図示はされないが、滑路と案内シャフトの
他の形状で接触面を一つ以上の線分に減少させるものが
着想されている。多角形、例えば台形の滑路の壁と底部
の角が約30゜から60゜の間とし、円形または略々楕
円形の案内シャフトと組み合わせると製造コストは高く
なるが案内の精度はきわめて高く接触面は複数の線分に
減少されビームが変形した場合も閉塞するおそれは少な
くなった。長楕円形または楕円形状あるいは平坦な壁と
丸い底部を有するより深い滑路を適当な円形で長楕円形
あるいは略々楕円のシャフトと組み合わせると、さらに
滑路の底部の接触面を衝撃からよく防御されている箇所
に移すことが可能である。
【0025】図5では、滑路が図3と同様の形状をして
いるのに対して、溝23は略々楕円の案内シャフトに適
合させられた形状をしている。このように、案内シャフ
トは、溝の中では横方向にさらに好適に保持され、傾斜
の危険が減少した。この横方向の保持は図6の実施例に
おいて、さらに改良されている。この実施例での案内シ
ャフトは、矩形部または長方形部70に他の曲線部、好
ましくは円形部71を取り付けた輪郭を有する。矩形部
は、溝に遊びなしで適合するために厳密な許容度で加工
されている。円形部は、滑路の表面より小であり出来る
ならば接線となるように滑路に適合されている。この改
変例は、溝内部でのシャフトの横方向保持に優れてい
る。この案内シャフトの形状は、また第3図に示される
第1溝26と第1滑路27の形状にも特によく適合され
ている。
【0026】案内溝の形状は、線引きダイスを使用した
線引きにより得られるように簡単であることが好まし
い。本願発明の他の特徴によれば、図2に示されるよう
に第2案内シャフト21はその二両端でのみスライダ6
に支持されている。これらの二つの接触点の間には、中
空のスペース33が該シャフトの下で切り欠かれてい
る。このように二つの接触点の間ではシャフトが中空ス
ペース内で弾力をもって支持されているので、如何なる
幾何学的な欠陥をも吸収して、その結果正確な機能を確
保し摩擦もほとんどなくジャミングのおそれもない。
【0027】第1案内シャフト25は、その両端でスラ
イダ内に係合した二つのネジ28によってビーム2に支
持されている。これらのネジは、シャフトによりビーム
2上に加えられた圧力が規制され製造公差の遊びを吸収
するのを許容している。スライダ6は、これらのネジ2
8を通じてのみビーム2の方向に第1案内シャフト25
上に圧力を加えており、該第1案内シャフト25はネジ
の先端で形成された二つの接触点の間に多少の弾力性を
維持している。一方、第1溝26の側面は、第1案内シ
ャフトの側方の変位を防止するように加工形成されてい
る。図3に示す実施例では、第1案内シャフト25とス
ライダ6の間に二つの接触線分がある。この構成は、ジ
ョウの半径方向の傾斜を最小限にしている。この傾斜
は、第1案内シャフトが図6に図示されたシャフトの形
状をしていると更に減少する。
【0028】第1案内シャフト25の全長に図7に示す
板バネ29がビーム2の方向に圧力を加えている。この
板バネは、第1湾曲部60と、直線部61と、第2湾曲
部62を含む。この板バネの位置保持力は数ニュートン
のオーダーである。取り付け時には、バネの湾曲部は床
部に圧接されて動作公差に近似する。この板バネは、可
動部の作動時における遊びの吸収を許容する。これによ
り定常的な摩擦力を維持して平行構造の僅かな欠陥をも
補正する。
【0029】ネジ11は、ビーム上の第1案内シャフト
25上の摩擦を制御する。このネジ11は、ネジ28が
製造中または保守点検作業の過程で一回だけ調整するの
が望ましいのと異なり、スライダの移動を容易にするた
めに毎日調整したり所定のスペースに完全にロックする
こともできる。前述した合成樹脂による衝撃防止詰めも
のは図示されていないが、案内シャフトを保持してその
すべりを防ぐ。あるいは、案内シャフトの端部において
スライダにストッパを使用することもできる。また、第
2案内シャフト21をスライダの二つの接触点の水準で
公知の手段を使いスライダと一体にすることもできる。
【0030】つぎに、図2にもどって固定ジョウ3をビ
ーム2に固定する問題を検討する。公知の技術では、ジ
ョウ3と7の基準面4と8の四辺形構造は、全体を組み
立てて加工、例えば研削により得ることができる。この
結果はコスト高であり、これでは製作後、例えば、修理
中に平行な構成を修正することはほとんど不可能にな
る。それでも、たとえこうした欠点が製作費がとにかく
高価で変形をほとんど受けないほど頑丈な鋼鉄製ノギス
としては許容できるものであっても、低コストで製造可
能でなければならず修理が頻繁に必要となりがちなアル
ミニウム製のノギスにとっては完全に受け入れがたいも
のである。しかも、もしビームが変形を受け滑り動作に
支障が生じると、スライダのネジ28に必要な補正を行
うと平行構造が失われかねず修正可能であることが必要
になる。
【0031】固定ジョウ3は、ジョウの回転のポイント
であるシャフト80を中心としてビーム2に対して枢動
することができる。二本の調整ネジ81と82は、二つ
の基準面4と8の平行構造の微調整を可能とする。これ
らのネジは、対向して設けられており位置のロックを保
証する。調整は、二つの面が完全に平坦になり一方が他
方に圧接されるまで、ジョウを閉じて二つのネジを調整
することにより行われる。調整の過程においては、ジョ
ウの間にゲージ・ブロックを設けて使用してもよい。
【0032】とくに、アルミニウム等の弱い材質が使用
されている場合は、圧力の配分のために少なくともネジ
の一つの下にブロック83を設けてもよい。同様に、締
め付けた状態を支持するために少なくともネジの一つの
下に板バネ84を設けることもできる。このバネは、例
えば、通常は湾曲した形状をしており締結のために圧縮
することができる。
【0033】図示されていない改変例では、平行構造を
調整するためには一つだけのネジを使用し、他のネジは
十分に強度なバネで交換してもよい。このように、調整
は一つのネジについてだけ行われるので容易になった。
固定ネジの位置は、ジョウの半径方向位置を保持するロ
ック用ネジ85と86でブロックされる。この固定ジョ
ウの形状で二つのジョウは、平行構造には注意を払う事
なく基準面4と8の正確さにのみ注意して別個に加工す
ることができる。
【0034】請求の範囲内であり図示されていない他の
改変例としては、例えば案内装置には二つ以上、すなわ
ち3個または4個の案内シャフトを設けることができ、
異なる面に分散することもできるし、少なくともいくつ
かの面に数個の案内シャフトと共にグループ分けしても
よい。
【0035】
【発明の効果】本発明は、前記したように、ビームの第
1長手方向滑路とスライダの第1長手方向溝に第1長手
方向案内シャフトを係合させ、ビームの第2長手方向滑
路とスライダの第2長手方向溝に第2長手方向案内シャ
フトを係合させて、第1滑路と第1案内シャフトの間の
接触面を第1長手方向案内シャフトの前記第1滑路に係
合した部分の外側面以下として、ルーラとスライダの間
の摩擦を最小限にしたのでノギスまたは測高ゲージにお
いて、スライダの動きが円滑で規則的なものになった。
【0036】本願発明は、また第2滑路と第2長手方向
案内シャフトの間の接触面を前記第2長手方向案内シャ
フトの前記第2滑路に係合した部分の外側面以下として
のでさらにスライダの動きが円滑となり正確な案内が可
能となった。
【0037】本願発明は、さらに前記第1および第2の
長手方向案内シャフトと第1および第2の滑路とのそれ
ぞれの接触面の少なくとも一つを一つ以上の線分にまで
減少させたので上記の効果にさらに改善が得られた。
【0038】本願発明は、さらに第1滑路および/また
は第2滑路を曲線の輪郭としたので第1長手方向シャフ
トおよび/または第2長手方向シャフトと第1滑路およ
び/または第2滑路との接触面を少なくとも一つの線分
にまで減少させることができるので、スライダのさらな
る正確な案内を保証することが可能となった。
【0039】本願発明は、さらに案内シャフトと滑路の
係合した部分を円のセグメントに対応する断面を有する
ようにしたので、案内シャフトと滑路の間の接触面を線
分にまで減少する点で改良され、長手方向の正確な案内
と摩擦の減少を確保する上で、前記の効果がさらに改善
された形で得られることとなった。
【0040】本願発明は、さらに案内シャフトの少なく
とも一つはスライダの両端のみで支持されているので、
二つの接触面の間ではシャフトが中空スペース内で弾力
をもって支持されており、如何なる幾何学的な欠陥をも
吸収して、その結果正確な機能を確保し摩擦もほとんど
なくジャミングのおそれもない。
【0041】本願発明は、さらに第1長手方向案内シャ
フトがバネ要素により前記ビームに対して支持されてい
る構成を有しているので、可動部の作動時における遊び
の吸収を許容し、これにより定常的な摩擦力を維持して
平行構造の僅かな欠陥をも補正する効果を有するもので
ある。
【0042】本願発明は、さらにスライダの両端でのシ
ャフトとの接触部のネジで案内シャフトのビームへの力
を制御する構成を有することにより製造中または保守点
検において調整が可能である。
【0043】本願発明は、さらに案内シャフトが二両端
でネジによりビームに対しての力を制御するだけでな
く、その他の部分でもバネ要素で支持されているのでそ
の箇所に別のネジを設けて圧力を調整できるので製造中
または保守点検の過程で一回だけ調整するのではなく、
日常の調整が容易になったり、スライダの所定のスペー
スへのロックが可能となる等の効果を有するものであ
る。
【0044】本願発明は、さらにビーム、スライダ等を
アルミニウム、合成樹脂製とする一方、案内シャフトの
材質を電解アルミニウム、鋼鉄製、ブロンズ製、ベリリ
ウム製等としたり、あるいはシャフトをPTFEでコー
ティングして摩擦を減少させることができるので広範な
材質の選択が可能となった。
【0045】本願発明は、さらに固定ジョウと可動ジョ
ウの少なくとも一つを一つのネジあるいは二つのネジで
回動させて平行構造を修正したりしたことにより、ジョ
ウの加工に際しては平行構造に注意を払うことなく基準
面の正確さのみ注意して製造することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】ノギスの全体図である。
【図2】本願発明を導入したノギスの断面図である。
【図3】ノギスに導入された本願発明の案内装置の線I
II−IIIに沿った断面図である。
【図4】シャフトと滑路の第1改変例を示す図である。
【図5】シャフトと滑路の第2改変例を示す図である。
【図6】シャフトと滑路の第3改変例を示す図である。
【図7】バネ要素を示す図である。
【符号の説明】
2 ビーム 6 スライダ 21 案内シャフト 23 長手方向溝 24 接触面 25 長手方向案内シャフト 27 長手方向溝 28 ネジ 29 バネ要素 32 接触面 80 シャフト 81 ネジ 82 ネジ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビームの第1面に第1長手方向滑路を設
    け前記第1面に対向する第2面に第2長手方向滑路を設
    け、 直接の接触なしに前記ビームに沿ってスライダを摺動自
    在とさせ、該スライダの前記ビームに対する位置は長さ
    の測定を可能とし、前記スライダには第1長手方向溝を
    設け、 前記第1長手方向滑路と前記第1溝には第1長手方向案
    内シャフトを係合させ前記スライダには第2長手方向溝
    を設け、前記第2滑路と前記第2長手方向溝には第2長
    手方向案内シャフトを係合させ、前記第1滑路と前記第
    1案内シャフトの間の接触面は前記シャフトの前記第1
    滑路に係合した部分の外側面以下であることを特徴とす
    る測長装置。
  2. 【請求項2】 前記第2滑路と第2長手方向案内シャフ
    トの間の接触面は前記シャフトの前記第2滑路に係合し
    たシャフトの部分の外側面以下であることを特徴とする
    請求項1に記載の測長装置。
  3. 【請求項3】 前記接触面の少なくとも一つは一つ以上
    の線分に減少したことを特徴する請求項2に記載の測長
    装置。
  4. 【請求項4】 前記第1滑路および/または前記第2滑
    路は曲線の輪郭を有することを特徴とする請求項3に記
    載の測長装置。
  5. 【請求項5】 前記案内シャフトの前記第1滑路に係合
    した部分と前記案内シャフトの前記第2滑路に係合した
    部分はそれぞれ円のセグメントに対応する断面を有し、
    前記第1滑路と前記第2滑路はそれぞれより大なる径の
    円のセグメントに対応する断面を有することを特徴とす
    る請求項4に記載の測長装置。
  6. 【請求項6】 前記案内シャフトの少なくとも一つは前
    記スライダにその両端でのみ支持されていることを特徴
    とする請求項1に記載の測長装置。
  7. 【請求項7】 前記第1案内シャフトはバネ要素により
    前記ビームに対して支持されていることを特徴とする請
    求項6に記載の測長装置。
  8. 【請求項8】 前記スライダを通じるネジにより前記第
    1案内シャフトのビームへの力を制御することを特徴と
    する請求項6に記載の測長装置。
  9. 【請求項9】 前記第1シャフトは前記ネジによりその
    二つの両端にて前記ビームに、全長の他の部分にて前記
    バネ要素にて支持されていることを特徴とする請求項8
    に記載の測長装置。
  10. 【請求項10】 前記ビームおよび/またはスライダは
    アルミニウム製であることを特徴とする請求項1に記載
    の測長装置。
  11. 【請求項11】 前記ビームおよび/またはスライダは
    合成樹脂材料製であることを特徴とする請求項1に記載
    の測長装置。
  12. 【請求項12】 前記案内シャフトは電解アルミニウム
    製、鋼鉄製、ブロンズ製、ベリリウム製であることを特
    徴とする請求項1に記載の測長装置。
  13. 【請求項13】 前記シャフトはフッ素樹脂(PTF
    E)でカバーされていることを特徴とする請求項12に
    記載の測長装置。
  14. 【請求項14】 前記測長装置がノギスであることを特
    徴とする請求項1に記載の測長装置。
  15. 【請求項15】 ジョウの平行構造は少なくとも一つの
    ネジにより補正されジョウのうち少なくとも一つを回動
    可能とすることを特徴とする請求項14に記載の測長装
    置。
  16. 【請求項16】 ジョウの平行構造は少なくとも一つの
    ネジにより補正され固定ジョウをシャフトを中心に回動
    可能とすることを特徴とする請求項14に記載の測長装
    置。
  17. 【請求項17】 ジョウの平行構造は対向する二つのネ
    ジにより固定ジョウを回動可能とすることを特徴とする
    請求項14に記載の測長装置。
  18. 【請求項18】 前記測長装置が測高ゲージであること
    を特徴とする請求項1に記載の測長装置。
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