JPH08232566A - 門扉の支持装置 - Google Patents
門扉の支持装置Info
- Publication number
- JPH08232566A JPH08232566A JP6478295A JP6478295A JPH08232566A JP H08232566 A JPH08232566 A JP H08232566A JP 6478295 A JP6478295 A JP 6478295A JP 6478295 A JP6478295 A JP 6478295A JP H08232566 A JPH08232566 A JP H08232566A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gate
- cylindrical body
- door
- stile
- bearings
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Hinges (AREA)
- Gates (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 片持ち旋回式の門扉を垂れ下がり防止のブレ
ースや戸車を用いることなく安定よき支持して旋回させ
る。 【構成】 支柱3に筒体4を嵌装してスラスト軸受1
1,ラジアル軸受12,13により回転自由に支持さ
せ、門扉5の一側縁を筒体4に固結した。支柱3に筒体
4を嵌装したことにより門扉5の垂れ下がりが防止さ
れ、二種類の軸受11,12,13により縦方向、横方
向の荷重を受けて安定よく支持し円滑に旋回させるもの
である。
ースや戸車を用いることなく安定よき支持して旋回させ
る。 【構成】 支柱3に筒体4を嵌装してスラスト軸受1
1,ラジアル軸受12,13により回転自由に支持さ
せ、門扉5の一側縁を筒体4に固結した。支柱3に筒体
4を嵌装したことにより門扉5の垂れ下がりが防止さ
れ、二種類の軸受11,12,13により縦方向、横方
向の荷重を受けて安定よく支持し円滑に旋回させるもの
である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は支柱に片持ちされて旋回
する門扉、殊に大形の門扉であっても補助手段を併用す
ることなく安定よく支持することができる支持装置に関
するものである。
する門扉、殊に大形の門扉であっても補助手段を併用す
ることなく安定よく支持することができる支持装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】支柱に片持ちされて旋回し出入口を開閉
する門扉は、図3に示すように地盤または構造物に設け
た基礎に植立した支柱51に一方の縦かまち53を蝶番
55で結合することによって旋回可能とするのが普通で
あり、大形で大重量の門扉52においては自由端である
もう一方の縦かまち54の附近の上部と支柱51との間
にブレース56を張って吊り上げたり、或いは自由端側
の下部に戸車57を取り付けて重量を受けさせることに
より、自由端側の垂れ下がりを防止し蝶番55に過大な
荷重が作用して旋回の不円滑や不能或いは蝶番55の破
損などを生じることのないようにしている。
する門扉は、図3に示すように地盤または構造物に設け
た基礎に植立した支柱51に一方の縦かまち53を蝶番
55で結合することによって旋回可能とするのが普通で
あり、大形で大重量の門扉52においては自由端である
もう一方の縦かまち54の附近の上部と支柱51との間
にブレース56を張って吊り上げたり、或いは自由端側
の下部に戸車57を取り付けて重量を受けさせることに
より、自由端側の垂れ下がりを防止し蝶番55に過大な
荷重が作用して旋回の不円滑や不能或いは蝶番55の破
損などを生じることのないようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ブレー
ス56は門扉52の外観を低下させ、門扉52の支柱5
1およびかき根などとの調和を損ないやすい。また、戸
車57はその走路部分に平坦な軌道を必要とするので、
出入口に続く歩行用の路面や踏み面の造作に著しい制限
を受ける。
ス56は門扉52の外観を低下させ、門扉52の支柱5
1およびかき根などとの調和を損ないやすい。また、戸
車57はその走路部分に平坦な軌道を必要とするので、
出入口に続く歩行用の路面や踏み面の造作に著しい制限
を受ける。
【0004】そこで、本発明は周囲との調和を損ないや
すいグレースや路面などの造作に大幅な制限を加える戸
車を用いることなく大形の門扉を安定よく支持して旋回
させることができる支持装置を提供することを目的とし
てなされたものである。
すいグレースや路面などの造作に大幅な制限を加える戸
車を用いることなく大形の門扉を安定よく支持して旋回
させることができる支持装置を提供することを目的とし
てなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は基礎に植立した支柱に頂端が塞がれた筒体
をスラスト軸受およびラジアル軸受によって回転自由に
嵌装支持させた。そして、門扉の一方の縦かまちを筒体
に固結するか、或いは門扉を構成する上かまちおよび下
かまちの一端を筒体に固結する、という二つの手段を講
じた。
に、本発明は基礎に植立した支柱に頂端が塞がれた筒体
をスラスト軸受およびラジアル軸受によって回転自由に
嵌装支持させた。そして、門扉の一方の縦かまちを筒体
に固結するか、或いは門扉を構成する上かまちおよび下
かまちの一端を筒体に固結する、という二つの手段を講
じた。
【0006】
【作用】門扉を固結した、または門扉の軸元かまちを形
成した筒体がスラスト軸受およびラジアル軸受によって
支柱を中心に回動し門扉を旋回させる。門扉の自重によ
る筒体の縦方向荷重はスラスト軸受、横方向荷重はラジ
アル軸受が受けて自由端側の垂れ下がりを防止し、大形
の門扉も安定よく支持して旋回させるものである。
成した筒体がスラスト軸受およびラジアル軸受によって
支柱を中心に回動し門扉を旋回させる。門扉の自重によ
る筒体の縦方向荷重はスラスト軸受、横方向荷重はラジ
アル軸受が受けて自由端側の垂れ下がりを防止し、大形
の門扉も安定よく支持して旋回させるものである。
【0007】
【実施例】図面を参照して本発明の実施例を説明する
と、図1,図2において、地盤1に設置したコンクリー
ト製の基礎2に中空または中実の金属製丸棒からなる支
柱3が下端部を埋入固定して植立され、頂端を天蓋4a
により閉止した金属製円筒状の筒体4が支柱3に緩く嵌
装されている。
と、図1,図2において、地盤1に設置したコンクリー
ト製の基礎2に中空または中実の金属製丸棒からなる支
柱3が下端部を埋入固定して植立され、頂端を天蓋4a
により閉止した金属製円筒状の筒体4が支柱3に緩く嵌
装されている。
【0008】図1の実施例は支柱3の頂端中心に球面竪
軸受を用いたスラスト軸受11を設置して天蓋4aを載
せるとともに、支柱3の上部および下部の二個所におい
て外側周面に単列または複列の玉軸受を用いたラジアル
軸受12,13を設置して筒体4を支柱3に同心に支持
させた。
軸受を用いたスラスト軸受11を設置して天蓋4aを載
せるとともに、支柱3の上部および下部の二個所におい
て外側周面に単列または複列の玉軸受を用いたラジアル
軸受12,13を設置して筒体4を支柱3に同心に支持
させた。
【0009】そして、両端の縦かまち6,7と上かまち
8,下かまち9とを有する横長の門扉5の一方の縦かま
ち6が筒体4の外側周面に軸線方向へ当接され、溶接1
0によって固結されている。
8,下かまち9とを有する横長の門扉5の一方の縦かま
ち6が筒体4の外側周面に軸線方向へ当接され、溶接1
0によって固結されている。
【0010】以上の構成とした図1の実施例は、既成の
門扉5を利用することができる、という利点があり、従
ってまた既設の支柱を本実施例の支柱3,筒体4に交換
して既設の門扉5を溶接することにより既存のものを改
造することが可能となり、利用度が大きいという利益が
得られる。
門扉5を利用することができる、という利点があり、従
ってまた既設の支柱を本実施例の支柱3,筒体4に交換
して既設の門扉5を溶接することにより既存のものを改
造することが可能となり、利用度が大きいという利益が
得られる。
【0011】図2の実施例は支柱3の頂端中心に球面竪
軸受を用いたスラスト軸受14を設置するとともに下端
部に球面コロ軸受を用いたスラスト軸受15を設置して
天蓋4aおよび筒体4を載せ、また支柱3の上部および
下部の二個所において外側周面に単列または複列の玉軸
受を用いたラジアル軸受16,17を設置して筒体4を
支柱に同心に支持させた。
軸受を用いたスラスト軸受14を設置するとともに下端
部に球面コロ軸受を用いたスラスト軸受15を設置して
天蓋4aおよび筒体4を載せ、また支柱3の上部および
下部の二個所において外側周面に単列または複列の玉軸
受を用いたラジアル軸受16,17を設置して筒体4を
支柱に同心に支持させた。
【0012】そして、先端を縦かまち22によって結合
した上かまち23および下かまち24の基端を溶接、嵌
込み、ねじ止めなどの適宜手段によって筒体4に固結し
て門扉21を構成した。
した上かまち23および下かまち24の基端を溶接、嵌
込み、ねじ止めなどの適宜手段によって筒体4に固結し
て門扉21を構成した。
【0013】以上の構成とした図2の実施例は、筒体4
が門扉21の一部を形成しており、いわゆる軸元かまち
と同じ機能を有していて、図1のものと比べて縦かまち
の一つがなくなる分だけ軽量化され、軸受の負担が若干
低減する、という利点があり、殊にスラスト軸受14,
15を上下に二個設置して縦方向荷重を分担させたこと
によりこれらの軸受14,15の簡素化を計ることがで
きる。
が門扉21の一部を形成しており、いわゆる軸元かまち
と同じ機能を有していて、図1のものと比べて縦かまち
の一つがなくなる分だけ軽量化され、軸受の負担が若干
低減する、という利点があり、殊にスラスト軸受14,
15を上下に二個設置して縦方向荷重を分担させたこと
によりこれらの軸受14,15の簡素化を計ることがで
きる。
【0014】以上二つの実施例において、門扉5,21
を旋回させるとき、これらの自重による筒体4の縦方向
荷重はスラスト軸受11,14,15が受け、横方向荷
重はラジアル軸受12,13,16,17が受けて自由
端側が垂れ下がるのを防止し、大形で大重量の門扉5,
21であっても安定よく支持して支柱3を中心に旋回さ
せることができる。
を旋回させるとき、これらの自重による筒体4の縦方向
荷重はスラスト軸受11,14,15が受け、横方向荷
重はラジアル軸受12,13,16,17が受けて自由
端側が垂れ下がるのを防止し、大形で大重量の門扉5,
21であっても安定よく支持して支柱3を中心に旋回さ
せることができる。
【0015】尚、ラジアル軸受12,13,16,17
はすべり軸受を用いてもよいが、前記のようにころがり
軸受を用いると摩擦が少ないため小さい力で旋回させる
ことができ、またその使用個数も二個に限らず任意であ
る。
はすべり軸受を用いてもよいが、前記のようにころがり
軸受を用いると摩擦が少ないため小さい力で旋回させる
ことができ、またその使用個数も二個に限らず任意であ
る。
【0016】
【発明の効果】以上のように、支柱に筒体を嵌装しスラ
スト軸受とラジアル軸受とを併用して回転自由に支持さ
せ、この筒体に門扉を固結するかまたは筒体を門扉の一
部とした本発明によると、片持ち式の門扉が垂れ下がる
ことなく強固に支柱に支持されて安定よく且つ円滑に旋
回させることができる。
スト軸受とラジアル軸受とを併用して回転自由に支持さ
せ、この筒体に門扉を固結するかまたは筒体を門扉の一
部とした本発明によると、片持ち式の門扉が垂れ下がる
ことなく強固に支柱に支持されて安定よく且つ円滑に旋
回させることができる。
【0017】そして、その結果垂れ下がり防止のブレー
スや戸車が不要となり、かき根などとの調和がとれた門
扉および出入口に続く路面や踏む面の造作に何の制限や
影響を与えない門扉とすることができるものである。
スや戸車が不要となり、かき根などとの調和がとれた門
扉および出入口に続く路面や踏む面の造作に何の制限や
影響を与えない門扉とすることができるものである。
【図1】本発明の実施例を示す縦断面図。
【図2】本発明の異なる実施例を示す縦断面図。
【図3】従来例の正面略図。
3 支柱、4 筒体、5,21 門扉、6 縦かまち、
11,14,15 スラスト軸受、12,13,16,
17 ラジアル軸受、23 上かまち、24下かまち、
11,14,15 スラスト軸受、12,13,16,
17 ラジアル軸受、23 上かまち、24下かまち、
Claims (2)
- 【請求項1】 基礎に植立した支柱に頂端が塞がれた筒
体がスラスト軸受およびラジアル軸受により回転自由に
嵌装支持され門扉の一方の縦かまちが前記筒体に固結さ
れていることを特徴とする門扉の支持装置。 - 【請求項2】 基礎に植立した支柱に頂端が塞がれた筒
体がスラスト軸受およびラジアル軸受により回転自由に
嵌装支持され、門扉を構成する上かまちおよび下かまち
の一端が前記筒体に固結されていることを特徴とする門
扉の支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6478295A JPH08232566A (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 門扉の支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6478295A JPH08232566A (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 門扉の支持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08232566A true JPH08232566A (ja) | 1996-09-10 |
Family
ID=13268142
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6478295A Pending JPH08232566A (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 門扉の支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08232566A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19857206B4 (de) * | 1998-12-11 | 2008-10-16 | Wanzl Metallwarenfabrik Gmbh | Schwenktüre für einen Personendurchgang |
CN103437693A (zh) * | 2013-08-28 | 2013-12-11 | 张家港固耐特围栏系统有限公司 | 防攀爬平开门安装底座 |
-
1995
- 1995-02-28 JP JP6478295A patent/JPH08232566A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19857206B4 (de) * | 1998-12-11 | 2008-10-16 | Wanzl Metallwarenfabrik Gmbh | Schwenktüre für einen Personendurchgang |
CN103437693A (zh) * | 2013-08-28 | 2013-12-11 | 张家港固耐特围栏系统有限公司 | 防攀爬平开门安装底座 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040106 |