JPH0823250A - 信号等価器 - Google Patents
信号等価器Info
- Publication number
- JPH0823250A JPH0823250A JP15354494A JP15354494A JPH0823250A JP H0823250 A JPH0823250 A JP H0823250A JP 15354494 A JP15354494 A JP 15354494A JP 15354494 A JP15354494 A JP 15354494A JP H0823250 A JPH0823250 A JP H0823250A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter
- peaking
- signal
- band
- frequency range
- Prior art date
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- Pending
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- Filters And Equalizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、入力信号を各周波数帯域毎にレベ
ル調整して出力する装置において縦続接続されたピーキ
ング・フィルタで信号のクリップが発生しても、過度の
波形歪を生じること無く等価後の信号を得ることができ
る信号等価器を提供することを目的とする。 【構成】 オクターブ・バンド上に中心周波数を持つN
個のピーキング・フィルタ2、3、4と、ピーキング・
フィルタを縦続接続する際、初段から最終段に向けて高
域から低域に構成する接続手段とにより構成すること
で、先に通過したピーキング・フィルタでの信号のクリ
ップにより発生した歪の高調波成分を後段に接続される
フィルタで増長する事がない。
ル調整して出力する装置において縦続接続されたピーキ
ング・フィルタで信号のクリップが発生しても、過度の
波形歪を生じること無く等価後の信号を得ることができ
る信号等価器を提供することを目的とする。 【構成】 オクターブ・バンド上に中心周波数を持つN
個のピーキング・フィルタ2、3、4と、ピーキング・
フィルタを縦続接続する際、初段から最終段に向けて高
域から低域に構成する接続手段とにより構成すること
で、先に通過したピーキング・フィルタでの信号のクリ
ップにより発生した歪の高調波成分を後段に接続される
フィルタで増長する事がない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は入力信号を各周波数帯域
毎にレベル調整して出力する信号等価器に関するもので
ある。
毎にレベル調整して出力する信号等価器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の信号等価器の一例を示すブ
ロック図である。図3において1は信号等価器の入力端
子、4は最低域の中心周波数20Hzのピーキング・フ
ィルタ、6は2番目の中心周波数25Hzの低域ピーキ
ング・フィルタ、2は最高域の中心周波数20kHzの
ピーキング・フィルタ、5は信号等価器の出力端子であ
る。
ロック図である。図3において1は信号等価器の入力端
子、4は最低域の中心周波数20Hzのピーキング・フ
ィルタ、6は2番目の中心周波数25Hzの低域ピーキ
ング・フィルタ、2は最高域の中心周波数20kHzの
ピーキング・フィルタ、5は信号等価器の出力端子であ
る。
【0003】以上のように構成された従来の信号等価器
について以下にその動作を説明する。
について以下にその動作を説明する。
【0004】各ピーキング・フィルタは縦続接続されて
おり、その中心周波数はオクターブ・バンド上等間隔に
設定され、初段から最終段に向け低域から高域に構成さ
れている。入力端子1の信号は、最低域のピーキング・
フィルタ4でオクターブ・バンド上の最低域の帯域を増
加もしくは減衰され2番目の低域ピーキング・フィルタ
6に入力される。2番目の低域ピーキング・フィルタ6
ではオクターブ・バンド上の2番目に低域の帯域を増加
もしくは減衰して次段のフィルタに入力する。同様に縦
続接続されたピーキング・フィルタを複数段通過して、
最高域のピーキング・フィルタ2に入力され、出力端子
5から等価後の信号が得られる。以上の様にして、入力
信号の各周波数帯域のレベルを調整することが可能とな
る。
おり、その中心周波数はオクターブ・バンド上等間隔に
設定され、初段から最終段に向け低域から高域に構成さ
れている。入力端子1の信号は、最低域のピーキング・
フィルタ4でオクターブ・バンド上の最低域の帯域を増
加もしくは減衰され2番目の低域ピーキング・フィルタ
6に入力される。2番目の低域ピーキング・フィルタ6
ではオクターブ・バンド上の2番目に低域の帯域を増加
もしくは減衰して次段のフィルタに入力する。同様に縦
続接続されたピーキング・フィルタを複数段通過して、
最高域のピーキング・フィルタ2に入力され、出力端子
5から等価後の信号が得られる。以上の様にして、入力
信号の各周波数帯域のレベルを調整することが可能とな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の信号等価器の構成では、いずれかのピーキ
ング・フィルタで信号クリップが発生した場合、先に低
域側のピーキング・フィルタを通過するため、低域側フ
ィルタのクリップにより発生した歪の高調波成分が後段
に接続されるフィルタで増長されることになる。具体的
には20Hzのピーキング・フィルタのクリップにより
生じた歪成分が後段の40Hz、80Hzのピーキング
・フィルタで増長され、等価後の信号に過度の波形歪を
生じてしまうという欠点がある。図4に、従来の信号等
価器の出力特性を示す。
ような従来の信号等価器の構成では、いずれかのピーキ
ング・フィルタで信号クリップが発生した場合、先に低
域側のピーキング・フィルタを通過するため、低域側フ
ィルタのクリップにより発生した歪の高調波成分が後段
に接続されるフィルタで増長されることになる。具体的
には20Hzのピーキング・フィルタのクリップにより
生じた歪成分が後段の40Hz、80Hzのピーキング
・フィルタで増長され、等価後の信号に過度の波形歪を
生じてしまうという欠点がある。図4に、従来の信号等
価器の出力特性を示す。
【0006】本発明は上記問題点に鑑み、1つのフィル
タでクリップが生じても後段のフィルタに影響されず、
過度の波形歪無しに等価後の信号が得られる信号等価器
の提供を目的とするものである。
タでクリップが生じても後段のフィルタに影響されず、
過度の波形歪無しに等価後の信号が得られる信号等価器
の提供を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、オクターブ・バンド上に中心周波数を持つ
N個のピーキング・フィルタと、ピーキング・フィルタ
を縦続接続する際、初段から最終段に向けて高域から低
域に構成する接続手段とに構成される。
するために、オクターブ・バンド上に中心周波数を持つ
N個のピーキング・フィルタと、ピーキング・フィルタ
を縦続接続する際、初段から最終段に向けて高域から低
域に構成する接続手段とに構成される。
【0008】
【作用】この構成によって、先に通過したピーキング・
フィルタで信号のクリップが発生しても後段に接続され
るピーキング・フィルタの中心周波数は必ずクリップし
たフィルタの中心周波数より低いためにクリップにより
発生した歪の高調波成分が増長される事がないため、過
度の波形歪を生じること無く等価後の信号を得ることが
可能となる。
フィルタで信号のクリップが発生しても後段に接続され
るピーキング・フィルタの中心周波数は必ずクリップし
たフィルタの中心周波数より低いためにクリップにより
発生した歪の高調波成分が増長される事がないため、過
度の波形歪を生じること無く等価後の信号を得ることが
可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例の信号等価器につい
て図面を参照しながら説明する。
て図面を参照しながら説明する。
【0010】図1は本発明の信号等価器の実施例のブロ
ック図である。図1において、1は信号等価器の入力端
子、2は最高域の中心周波数20kHzのピーキング・
フィルタ、3は2番目の中心周波数16kHzの高域ピ
ーキング・フィルタ、4は最低域のピーキング・フィル
タ、5は信号等価器の出力端子である。
ック図である。図1において、1は信号等価器の入力端
子、2は最高域の中心周波数20kHzのピーキング・
フィルタ、3は2番目の中心周波数16kHzの高域ピ
ーキング・フィルタ、4は最低域のピーキング・フィル
タ、5は信号等価器の出力端子である。
【0011】以上のように構成された従来の信号等価器
について以下にその動作を説明する。
について以下にその動作を説明する。
【0012】各ピーキング・フィルタは縦続接続されて
おり、その中心周波数はオクターブ・バンド上等間隔に
設定され、初段から最終段に向け高域から低域に構成さ
れている。入力端子1の信号は、最高域のピーキング・
フィルタ2でオクターブ・バンド上の最高域の帯域を増
加もしくは減衰され2番目の高域ピーキング・フィルタ
3に入力される。2番目の高域ピーキング・フィルタ3
ではオクターブ・バンド上の2番目に高域の帯域を増加
もしくは減衰して次段のフィルタに入力する。ここで、
最高域のピーキング・フィルタで信号クリップによる高
調波の歪成分が発生しても、2段目以降のフィルタの中
心周波数は歪成分より低域であるためクリップで発生し
た歪成分を増長することは無い。同様に縦続接続された
ピーキング・フィルタを複数段通過して、最低域のピー
キング・フィルタ4に入力され、出力端子5から等価後
の信号が得られる。以上の様にして、入力信号の各周波
数帯域のレベルを調整する。
おり、その中心周波数はオクターブ・バンド上等間隔に
設定され、初段から最終段に向け高域から低域に構成さ
れている。入力端子1の信号は、最高域のピーキング・
フィルタ2でオクターブ・バンド上の最高域の帯域を増
加もしくは減衰され2番目の高域ピーキング・フィルタ
3に入力される。2番目の高域ピーキング・フィルタ3
ではオクターブ・バンド上の2番目に高域の帯域を増加
もしくは減衰して次段のフィルタに入力する。ここで、
最高域のピーキング・フィルタで信号クリップによる高
調波の歪成分が発生しても、2段目以降のフィルタの中
心周波数は歪成分より低域であるためクリップで発生し
た歪成分を増長することは無い。同様に縦続接続された
ピーキング・フィルタを複数段通過して、最低域のピー
キング・フィルタ4に入力され、出力端子5から等価後
の信号が得られる。以上の様にして、入力信号の各周波
数帯域のレベルを調整する。
【0013】また、一特性例として、ピーキング・フィ
ルタの縦続接続の構成による、フィルタ信号クリップ時
の等価器の出力特性を図2に示す。図2に示すように本
実施例による信号等価器の出力特性は、図4に示す従来
の構成による信号等価器の出力特性と比較するとフィル
タでクリップが生じても過度の波形歪を生じ無いという
点で優れた効果が得られることがわかる。
ルタの縦続接続の構成による、フィルタ信号クリップ時
の等価器の出力特性を図2に示す。図2に示すように本
実施例による信号等価器の出力特性は、図4に示す従来
の構成による信号等価器の出力特性と比較するとフィル
タでクリップが生じても過度の波形歪を生じ無いという
点で優れた効果が得られることがわかる。
【0014】以上のように、本実施例によれば、オクタ
ーブ・バンド上に中心周波数を持つN個のピーキング・
フィルタと、ピーキング・フィルタを縦続接続する際、
初段から最終段に向けて高域から低域に構成する接続手
段とを備えることにより、先に通過したピーキング・フ
ィルタで信号のクリップが発生しても、クリップにより
発生した歪の高調波成分が増長されず、過度の波形歪の
無い等価後の信号を得ることができる。
ーブ・バンド上に中心周波数を持つN個のピーキング・
フィルタと、ピーキング・フィルタを縦続接続する際、
初段から最終段に向けて高域から低域に構成する接続手
段とを備えることにより、先に通過したピーキング・フ
ィルタで信号のクリップが発生しても、クリップにより
発生した歪の高調波成分が増長されず、過度の波形歪の
無い等価後の信号を得ることができる。
【0015】
【発明の効果】本発明は上記実施例から明らかなよう
に、オクターブ・バンド上に中心周波数を持つN個のピ
ーキング・フィルタを縦続接続する際、初段から最終段
に向けて高域から低域に構成するため、先に通過したピ
ーキング・フィルタでクリップが発生しても波形歪を増
長することの無い等価器出力信号を得ることが可能とな
る。
に、オクターブ・バンド上に中心周波数を持つN個のピ
ーキング・フィルタを縦続接続する際、初段から最終段
に向けて高域から低域に構成するため、先に通過したピ
ーキング・フィルタでクリップが発生しても波形歪を増
長することの無い等価器出力信号を得ることが可能とな
る。
【図1】本発明の一実施例における信号等価器のブロッ
ク図
ク図
【図2】本発明の一実施例における信号等価器の出力特
性を示す図
性を示す図
【図3】従来の信号等価器のブロック図
1 入力端子 2 最高域ピーキング・フィルタ 3 2番目の高域ピーキング・フィルタ 4 最低域ピーキング・フィルタ 5 出力端子 6 2番目の低域ピーキング・フィルタ
Claims (1)
- 【請求項1】 オクターブ・バンド上に中心周波数を持
つN個のピーキング・フィルタと、当該ピーキング・フ
ィルタを縦続接続する際、初段から最終段に向けて高域
から低域に構成する接続手段とを具備した信号等価器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15354494A JPH0823250A (ja) | 1994-07-05 | 1994-07-05 | 信号等価器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15354494A JPH0823250A (ja) | 1994-07-05 | 1994-07-05 | 信号等価器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0823250A true JPH0823250A (ja) | 1996-01-23 |
Family
ID=15564839
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15354494A Pending JPH0823250A (ja) | 1994-07-05 | 1994-07-05 | 信号等価器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0823250A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007081552A (ja) * | 2005-09-12 | 2007-03-29 | Kenwood Corp | デジタル信号処理システム |
WO2013038937A1 (ja) | 2011-09-15 | 2013-03-21 | ソニー株式会社 | 音声処理装置および方法、並びにプログラム |
-
1994
- 1994-07-05 JP JP15354494A patent/JPH0823250A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007081552A (ja) * | 2005-09-12 | 2007-03-29 | Kenwood Corp | デジタル信号処理システム |
WO2013038937A1 (ja) | 2011-09-15 | 2013-03-21 | ソニー株式会社 | 音声処理装置および方法、並びにプログラム |
US9294062B2 (en) | 2011-09-15 | 2016-03-22 | Sony Corporation | Sound processing apparatus, method, and program |
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