JPH10303673A - 振幅等化器 - Google Patents

振幅等化器

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JPH10303673A
JPH10303673A JP9121524A JP12152497A JPH10303673A JP H10303673 A JPH10303673 A JP H10303673A JP 9121524 A JP9121524 A JP 9121524A JP 12152497 A JP12152497 A JP 12152497A JP H10303673 A JPH10303673 A JP H10303673A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
series resonance
resonance circuit
resistance value
amplitude equalizer
frequency
Prior art date
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Pending
Application number
JP9121524A
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English (en)
Inventor
Katsuyoshi Ishida
克義 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Japan Radio Co Ltd filed Critical Japan Radio Co Ltd
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Publication of JPH10303673A publication Critical patent/JPH10303673A/ja
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  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の振幅等化器を用いて振幅等化特性を正
の傾斜から負の傾斜まで連続的に変化させる回路を構成
する場合、高域強調型と低域強調型とを従属接続する必
要があるらめ、回路が大型化し高価格になるという問題
がある。 【解決手段】 二つの直列共振回路2,5を接地との間
で一つの可変抵抗器4を介して並列に接続する。二つの
直列共振回路2,5の共振周波数は、一方の共振周波数
が所要周波数帯の下端に、他方が上端になるように選択
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば高周波伝走
路における振幅歪みを除去する目的で使用される振幅等
化器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の振幅等化器として良く知
られているものに、T形定インピーダンス型一次振幅等
化器がある。図6はこの従来の振幅等化器を示す図であ
り、図6(a)は高域強調型、図6(b)は低域強調型
を示す。図6に示す構成において、振幅等化特性を正か
ら負の傾斜まで連続的に変化させようとする場合、高域
強調型(a)と低域強調型(b)とを従属に接続し、そ
れぞれの抵抗R3,R4およびR5,R6の抵抗値を適
正に調整する必要がある。
【0003】この場合、各々の抵抗の抵抗値を独立して
調整すると、全抵抗の抵抗値を適正な関係で保つことが
困難となるため、通常外部に制御回路を設けて(図示せ
ず)、各抵抗R3,R4,R5,R6の抵抗値を電気的
に制御することによって行っている。一般に、電気的に
抵抗値を制御できる素子としてはピンダイオードが用い
られ、制御回路には演算増幅器等を接続した電源回路が
用いられる。
【0004】また図6に示す振幅等化器はその伝達特性
を変化させた場合、図7に示すように挿入損出が変化す
るため、例えば可変減衰器を後段に従属接続して(図示
せず)、挿入損出の変化を補正する構成としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のT
形定インピーダンス型一次振幅等化器で、振幅等価特性
の傾斜を正から負まで連続的に変化させることができる
振幅等化器を構成した場合、高域強調型と低域強調型の
2つの振幅等化器を従属接続とするため、回路を構成す
る素子数が増加する。また、上述のように制御回路が必
要になり、ピンダイオードに制御電流を流すため回路内
に直流阻止用コンデンサおよび高周波阻止用コイルが必
要になる。さらに、伝達特性を変化させることにより生
じる挿入損出の変化を補正するため可変減衰器を従属接
続する必要がある等により、回路が複雑,大型化すると
共に高価格化するという問題点があった。
【0006】本発明はかかる問題点を解決するためにな
されたものであり、振幅等化特性の傾斜を正負いずれの
値にも連続して調整することができ、伝達特性を変化さ
せても挿入損出が変化することのない小型で安価な振幅
等化器を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる振幅等化
器は、入力端子と出力端子との間に、第1の直列共振回
路の一端と、この第1の直列共振回路と並列になるよう
に第2の直列共振回路の一端が接続され、各直列共振回
路のそれぞれの他端は、その抵抗値を変化させた場合、
第1の直列共振回路にかかる抵抗値R1がRV(固定
値)−R2で変化し、第2の直列共振回路にかかる抵抗
値R2がRV−R1で変化する一つの可変抵抗器を介し
て接地し、前記第1の直列共振回路および前記第2の直
列共振回路の共振周波数を、一方の共振周波数が所要周
波数帯の下端になるように、他方の共振周波数が前記所
要周波数帯の上端になるようにした構成を特徴とする。
【0008】また、前記入力端子と前記第1の直列共振
回路の接続点との間に第1の整合用抵抗と、前記第2の
直列共振回路の接続点と出力端子との間に第2の整合用
抵抗とを挿入したことを特徴とする。従って一つの可変
抵抗器を動作させるだけで、高周波帯の振幅周波数特性
を、挿入損出を一定に保ったまま正負いずれの値にも連
続的に変化させることができるようになる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は、本発明の振幅等化器の一実
施形態を示す回路図であり、図において、1は入力端
子、2は入力側整合抵抗、3は第1の直列共振回路、4
は可変抵抗器、5は第2の直列共振回路、6は出力側整
合抵抗、7は出力端子を示す。
【0010】図1に示すように本実施形態の振幅等化器
は、入力端子1と出力端子7との間に、第1の直列共振
回路3の一端と、この第1の直列共振回路3と並列にな
るように第2の直列共振回路5の一端とが接続され、各
共振回路3,5のそれぞれの他端は、その抵抗値を変化
させた場合、第1の直列共振回路3にかかる抵抗値R1
がRV(固定値)−R2で変化し、第2の直列共振回路
5にかかる抵抗値R2がRV−R1で変化する可変抵抗
器4を介して接地された構成となっている。
【0011】そして、第1の直列共振回路3および第2
の直列共振回路5の共振周波数は、一方の共振周波数が
所要周波数帯の下端に、他方の共振周波数が上端になる
ようにインダクタンスLおよびキャパシタンスCが選択
されている。なお、入力側および出力側の整合抵抗2,
6は、必要な場合に外部機器と整合を図るために挿入さ
れるものである。
【0012】上述のような構成において、可変抵抗器4
の抵抗値を変化させることにより、それぞれの抵抗値R
1,R2が、R2=RV−R1,R1=RV−R2の関
係を以て変化し、各々の直列共振回路3,5のQ1,Q
2(共振の鋭さの値)を連続的に同時に変化させること
が可能となる。すなわち可変抵抗器4はその抵抗値を、
R1+R2=RV(一定)の関係を保ちながら変化させ
ることができるので、一方の共振回路のQを大きくした
場合、必然的に他方の共振回路のQが低くなる。
【0013】図2は、可変抵抗器4の抵抗値をR1=R
2とし、第1の直列共振回路3のQ1と第2の直列共振
回路5のQ2とを等しくた場合の出力特性を示す図であ
る。使用周波数帯域内でほぼ一定の減衰特性を示し、平
坦な出力特性を作り出せることが解る。
【0014】図3は、可変抵抗器4の抵抗値を、R1を
最小,R2を最大とし、第1の直列共振回路3のQ1を
低くし、第2の直列共振回路5のQ2を高くした場合の
出力特性を示す図である。このときの減衰特性は、第1
の直列共振回路1が支配的になるため、使用周波数帯域
の下端において減衰量が最大になり、以降、周波数が高
くなるに従って減衰量が小さくなり、使用周波数帯域内
において高域強調型の傾斜を持った特性を作り出せるこ
とが解る。
【0015】図4は、可変抵抗器4の抵抗値を、R1を
最大,R2を最小とし、第1の直列共振回路3のQ1を
高くし、第2の直列共振回路5のQ2を低くした場合の
出力特性を示す図である。このときの減衰特性は、第2
の直列共振回路5が支配的になるため、使用周波数帯域
の上端において減衰量が最大になり、以降、周波数が低
くなるに従って減衰量が小さくなり、使用周波数帯域内
において低域強調型の傾斜を持った特性を作り出せるこ
とが解る。
【0016】上述のように本実施形態の振幅等化器は、
可変抵抗器4の抵抗値を変化させることにより、振幅等
化特性の傾斜を、正から負まで連続的に変化させること
ができる等化器が得られる。また、C1,C2,L1,
L2,RV(R1+R2)の値を適正に選択すれば、図
5(a)に示す特性とすることも、図5(b)に示す特
性とすることも可能となる。また従来のこの種の振幅等
化器のように、高域強調型の振幅等化器と低域強調型の
振幅等化器とを従属接続する構成と異なり、挿入損出を
一定に保つことができ、C1,C2,L1,L2,RV
(R1+R2)の値は最初に設定しておけば、可変抵抗
器4を動作させるだけで、正の傾斜から負の傾斜まで連
続的に周波数特性を変化させることができるようにな
る。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明の振幅等化器
は、外部からの電源や制御信号の供給を必要とせず、一
つの可変抵抗器を動作させるだけで高周波帯の振幅周波
数特性を、挿入損出を一定に保ったまま正負いずれの値
にも連続的に変化させることができ、増幅回路の傾斜等
化,ケーブル傾斜の等化等に極めて有効な半固定型の振
幅等化器が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す回路図である。
【図2】本発明の振幅等化器の出力特性を示す図であ
る。
【図3】同じく本発明の振幅等化器の出力特性を示す図
である。
【図4】同じく本発明の振幅等化器の出力特性を示す図
である。
【図5】同じく本発明の振幅等化器の出力特性を示す図
である。
【図6】従来の振幅等化器の一例を示す図である。
【図7】従来の振幅等化器を使用して振幅等化特性を正
から負まで連続的に変化させる場合の問題点を説明する
ための図である。
【符号の説明】
1 入力端子 2 入力側整合抵抗 3 第1の直列共振回路 4 可変抵抗器 5 第2の直列共振回路 6 出力側整合抵抗 7 出力端子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振幅等化特性を正の傾斜から負の傾斜ま
    で連続的に変化させる振幅等化器において、 入力端子と出力端子との間に、第1の直列共振回路の一
    端と、この第1の直列共振回路と並列になるように第2
    の直列共振回路の一端とが接続され、 各直列共振回路のそれぞれの他端は、その抵抗値を変化
    させた場合、第1の直列共振回路にかかる抵抗値R1が
    RV(固定値)−R2で変化し、第2の直列共振回路に
    かかる抵抗値R2がRV−R1で変化する一つの可変抵
    抗器を介して接地され、 前記第1の直列共振回路および前記第2の直列共振回路
    の共振周波数を、一方の共振周波数が所要周波数帯の下
    端になるように、他方の共振周波数が前記所要周波数帯
    の上端になるようにした構成を特徴とする振幅等化器。
  2. 【請求項2】 前記入力端子と前記第1の直列共振回路
    の接続点の間に第1の整合用抵抗を挿入し、前記第2の
    直列共振回路の接続点と出力端子との間に第2の整合用
    抵抗を挿入したことを特徴とする請求項1記載の振幅等
    化器。
JP9121524A 1997-04-25 1997-04-25 振幅等化器 Pending JPH10303673A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108574537A (zh) * 2018-07-19 2018-09-25 苏州市高事达信息科技股份有限公司 一种光接收机的电调式均衡控制电路
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