JPH08232241A - ロ−タリ型スクリ−ニング設備における防音方法 - Google Patents

ロ−タリ型スクリ−ニング設備における防音方法

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JPH08232241A
JPH08232241A JP6202195A JP6202195A JPH08232241A JP H08232241 A JPH08232241 A JP H08232241A JP 6202195 A JP6202195 A JP 6202195A JP 6202195 A JP6202195 A JP 6202195A JP H08232241 A JPH08232241 A JP H08232241A
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Kazuo Kitagawa
一男 北川
Susumu Matsumoto
進 松本
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MARUSEI JUKOGYO
MARUSEI JUKOGYO KK
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MARUSEI JUKOGYO
MARUSEI JUKOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トラベリングスクリ−ンの騒音をきわめて安
価に防ぐ。 【構成】 上部駆動スプロケット2と、これに掛架した
チェ−ン1と、このチェ−ン1に取付けたバスケット
と、バスケット内の塵芥を排出する噴射水ノズル4と、
からなるトラベリングスクリ−ンにおいて、その上方を
鋼板製ハウジング5で密閉し、上部駆動スプロケット2
を駆動するモ−タ3をハウジング5上に、防振材14を
介して、載置することにより、鋼板製ハウジング5を制
振して防音する。したがって、防振材14だけを用いて
好都合に防音を行ったので、きわめて安価となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロ−タリ型スクリ−ニ
ング設備における防音方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にスクリ−ニングとは、水中の粗大
浮遊物を除去する操作の一つであり、上水や海水の取水
口や、下水の廃水の処理施設の流入口等に適用されてい
る。このスクリ−ニング設備の一つにトラベリングスク
リ−ンやバ−スクリ−ン等、いわゆるロ−タリ型スクリ
−ニング設備(ロ−タリスクリ−ン)があって、当該設
備の高速運転時において捕捉した塵芥の排出を能率的に
行うため、ネットまたは塵芥網、若しくはバスケット等
に付着したり、載荷している塵芥を水圧2〜6kgf/
cm2 の噴射水を吹きかけている。
【0003】かかる塵芥排出方法では、所定の水圧や水
量が得られれば、たとえ高速運転を行っていても、殆ど
完全に塵芥を排出できるほか、スクリ−ンエレメントや
バスケット等に付着・生成しようとする海水や淡水の生
物の幼生をも除去できるので都合がよい。
【0004】しかしながら、かかる方法では、特に噴射
水用ノズルを上下2段に配置した塵芥排出方法では、噴
射水による騒音が80〜85dB(A)と大きく、水路
を折角、暗渠に構成しながら騒音を四散する、という問
題があった。
【0005】この騒音は一般に流体騒音といわれるもの
で、高圧噴射水を噴射するときの噴射音(スプラッシュ
音)と、噴射水がバスケット等に当たって生じる、乱れ
による後流音や衝撃音等であって、これらに加え、チェ
−ン駆動によって発生する機械音が合成されたものと考
えられる。
【0006】一方、かかるロ−タリスクリ−ンでは、本
来、塵芥掻き上げ時に付随して水が飛散し、また、前記
の塵芥排出用の噴射水が飛散することから、これらを防
ぐために水漏れのない巨大なハウジング(例えば、4m
×6m×3m)を用いてロ−タリスクリ−ンの上部を覆
っている。
【0007】そこで、前記のような騒音を防止するた
め、一般のエンクロ−ジャと同様、この巨大なハウジン
グに吸音材(例えば、発泡ウレタン樹脂)を内張りする
ことが考えられるが、ハウジング内部には噴射水等が飛
散し、この防音材が吸水して保水するため、防音効果が
著しく低下する他、ハウジング部材を腐食したり、生物
の幼生を付着させ成育する、という致命的欠陥があって
採用されていない。
【0008】したがって、現在では、一般の防音ラギン
グと同様、ハウジングを防音材で外張りし、ハウジング
内で発生して太鼓のように反響している騒音を遮る方法
を用いている。
【0009】これを図3により説明する。図示はトラベ
リングスクリ−ンの要部図であって、暗渠型の水路の両
壁に設けた、1対の無端状の本体チェ−ン1を、水上部
に設けた上部駆動スプロケット2と水中部に設けた下部
スプロケット(不図示)の各1対にそれぞれ掛架し、こ
れらの本体チェ−ン1に、多数の網体等付バスケット
(不図示)を設け、前記上部駆動スプロケット2をモ−
タ3により駆動して、水中の塵芥を掻き上げて水路外に
排出すると共に、前記上部駆動スプロケット2の近傍
に、これらのバスケットにより掻き上げられた塵芥を排
出するための噴射水用ノズル4を設け、少なくとも、こ
れらの上部駆動スプロケット2と噴射水用ノズルを本体
ハウジング5で格納したトラベリングスクリ−ンにおい
て、前記本体ハウジング5を厚さ約6mmの鋼板で構成
し、その鋼板を更に厚さ約100mmの防音材6で外張
りして遮音するような方法を用いている。
【0010】なお、図中、7はモ−タ3の動力を上部駆
動スプロケット2に伝達するための駆動チェ−ン、8は
モ−タ3の架台であって、この架台8は、鋼板製の本体
ハウジング5の肩部(または頂部)に足9を介して立設
されている。また、10は手すり11を備えた歩廊であ
って、この歩廊10も本体ハウジング5に足9を介して
立設されている。12はテ−クアップ(軸受)、13は
駆動装置カバ−を示す。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現在、
かかるトラベリングスクリ−ンでも、その設置場所(例
えば、発電所の取水路)によっては更に厳しい騒音対策
(例えば、63dB以下)の要求をされるようになり、
そのため、一般の騒音対策手法と同様、この本体ハウジ
ング5を更に包む騒音対策に専念している。
【0012】すなわち、本体ハウジング5に外張りした
防音材6の厚さを更に大にしたり、防音材6の中に鉛板
等の制振材を介在させたりして、その上にステンレス鋼
板で覆っている。その結果、本体ハウジング5に必要な
ハウジング側面のドア、覗き窓、歩廊の足は、この分厚
く柔らかい防音材を避けなければならないため、本体ハ
ウジング5の構造は一層、複雑化し設計的にも製造的に
も非常なコストアップとなっている。
【0013】そこで、本発明は、かかる一般の騒音対策
手法の延長線の観点を離れ、すなわち、発想を転換し
て、トラベリングスクリ−ンにおける騒音を再分析した
ところ、次のような新しい問題を発見し、本発明の創作
に至ったのである。
【0014】すなわち、本体ハウジング5内で発生する
音(前記のように噴射水の噴射音や衝撃音若しくはチェ
−ン駆動による機械音等の合成のもの)は、厚さ6mm
の鋼板のみを用いて本体ハウジング5を構成し、しか
も、この本体ハウジング5を略完全に密閉して、計算の
便宜上、厚さ4.5mmの鋼板の透過損失デ−タ(技報
出版発行、日本音響材料協会編「騒音・振動対策ハンド
ブック」第629頁参照)をもとに計算すれば、後記の
表1に示すように、約60dBとなって、実機における
本体ハウジング5の厚さ6mmの鋼板であれば当然、騒
音防止対策の要求値63dBを満足させるはずであっ
た。にも拘わらず、実測値は68〜72dBとなり、到
底、この要求値63dBを満足しないことが判明した。
【0015】そこで、かかる計算値と実測値との差異を
分析したところ、後記の表3に示すように、モ−タ3の
架台8のピ−ク振動周波数(600HZ )と本体ハウジ
ング5の下部におけるピ−ク振動周波数(610HZ
とが、意外にも、同質ないし同じ周波数であることを見
出し、したがって、本体チェ−ン1を駆動するモ−タ3
からの振動が本体ハウジング5に伝わり、本体ハウジン
グ5の鋼板を振動させ音を発生し、これが、大略(本体
ハウジングの密閉用シ−ル不良も含むので)、前記計算
値と実測値との差異による騒音であることを突き止めた
のである。つまり、トラベリングスクリ−ンの騒音に対
する新しい問題を発見するに至ったのである。
【0016】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、かかる
問題を解決するためになされたもので、その要旨とする
ところは、1)水路の両壁に設けた1対の無端状の本体
チェ−ンを、水上部に設けた上部駆動スプロケットと水
中部に設けた下部スプロケットにそれぞれ掛架し、これ
らの本体チェ−ンに、多数のバスケットまたはレ−キを
設け、前記上部スプロケットをモ−タにより駆動して、
水中の塵芥を掻き挙げて、水路外に排出すると共に、前
記上部駆動スプロケットの近傍に、これらのバスケット
またはレ−キにより掻き上げられた塵芥を除去し水路外
に排出するための噴射用ノズルを設け、これらの上部駆
動スプロケットと噴射用ノズルとを鋼板製本体ハウジン
グで覆い、該本体ハウジングを密閉すると共に、前記モ
−タを該本体ハウジングの肩部または頂部に設けたロ−
タリ型スクリ−ニング設備において、前記モ−タをカバ
−で密閉し、該モ−タと本体ハウジングとの間に防振材
を設けることにより、モ−タと本体ハウジングとを振動
絶縁して、本体ハウジングを制振・防音することを特徴
とするロ−タリ型スクリ−ニング設備における防音方法
にあり、また、2)水路の両壁に設けた1対の無端状の
本体チェ−ンを、水上部に設けた上部駆動スプロケット
と水中部に設けた下部スプロケットにそれぞれ掛架し、
これらの本体チェ−ンに、多数のバスケットまたはレ−
キを設け、前記上部スプロケットをモ−タにより駆動し
て、水中の塵芥を掻き挙げて、水路外に排出すると共
に、前記上部駆動スプロケットの近傍に、これらのバス
ケットまたはレ−キにより掻き上げられた塵芥を除去し
水路外に排出するための噴射用ノズルを設け、これらの
上部駆動スプロケットと噴射用ノズルとを鋼板製本体ハ
ウジングで覆い、該本体ハウジングを密閉すると共に、
前記モ−タを該本体ハウジングの肩部または頂部に設け
たロ−タリ型スクリ−ニング設備において、前記上部駆
動スプロケットの軸受と本体ハウジングとの間に防振材
を設けることにより、上部駆動スプロケットと本体ハウ
ジングとを振動絶縁して、該本体ハウジングを制振・防
音することを特徴とするロ−タリ型スクリ−ニング設備
における防音方法にある。
【0017】
【実施例】本発明を添付図面に示す実施例により詳細に
述べる。図1は本発明の第1の実施例、図2は本発明の
第2の実施例であって、図2(A)は側面図、図2
(B)は(A)のA〜A断面図である。
【0018】本実施例を説明する前に、前記新しい問題
の発見経過を、更に説明する。以下、図3で示す従来例
の図面符号を用いる。
【0019】(a)本体チェ−ン1の駆動のみによる機
械音について、 本体チェ−ン1のみの駆動時における本体ハウジング5
内部の音は、点検蓋を開いて測定すると88dBであっ
た。これを厚さ4.5mmの鋼板で密閉した場合に鋼板
を透過してくる音は、下記の表1に示すように、簡易d
B計算図(例えば、東京教育センタ−発行、環境庁特殊
公害課担当官著「騒音関係の基礎知識」第161頁参
照)によると60dBとなる。一方、本体ハウジング5
を密閉して約1m離れたところでの実測値は、68dB
であった。この差異が略前記のように鋼板の振動音と考
えられる。
【0020】
【表1】
【0021】(b)噴射水のみによる噴射音等につい
て、 上下2段の噴射用ノズルから高圧噴射水を噴射して発生
する噴射音等は、点検蓋を開いて測定すると86dBで
あり、その密閉透過音は、下記の表2に示すように前記
(a)と同様60dBとなる。但し、高圧の噴射水を下
向きに噴射するタイプのものでは、若干噴射音等は低下
する。一方、1m離れたところでの実測値は66〜71
dBであった。
【0022】
【表2】
【0023】(c)機械音+噴射音等の遮音について、 それぞれの計算値60dB,60dBの合成値は63d
Bとなり、本体ハウジング5の鋼板で十分遮音できるは
ずであるが、実測値は72dBであり、この差異がシ−
ル不良の漏れ音と本体ハウジング5の鋼板の振動による
音と考えられる。
【0024】次に、本発明の実施例(従来例と共通する
部分は特に説明しない。例えば、本体ハウジングの寸法
とか、発電所用の暗渠の水路とか)について述べる。 (1)第1の実施例、すなわち、モ−タ3(電動機)の
架台8についての対策鋼板で構成されている本体ハウジ
ング5を密閉構造とし、更に、図1に示すように本体ハ
ウジング5と架台8との間に複数の防振材14を設け
る。
【0025】なお、図1において、モ−タ3は粉体継手
(パウダ−カップリングともいい、制振して動力を伝達
する)15を介して、2段変速機16に連動連結し、2
段変速機16は粉体継手15を介してサイクロ変速機1
7に連動連結し、サイクロ変速機17にはモ−タ側スプ
ロケット18が設けられている。そして、これらのモ−
タ3、2段変速機16およびサイクロ変速機17(以
下、これらを駆動装置Dともいう)は架台8に取付けら
れている。また、駆動装置カバ−13には防音材19が
内張りされている。図中、20はガラリ吹出口を示し、
他の構造は、図3のもと同じであるので省略する。
【0026】前記防振材14について述べる。ここで
は、駆動装置Dは本体ハウジング5の頂部にある場合に
ついて述べる。
【0027】 設計諸元 駆動装置Dの重量(駆動装置カバ−を除く)1250kg モ−タ回転数 1750rpm(=29.2Hz) 防振支持点数 8点
【0028】動的バネ定数の算出 支持荷重W=1250/8=156kg 固有振動数の決定 振動伝達率10%近くを狙うと振動伝達率曲線より n/f =3 となり固有振動数f は f =n/3 =29.2/3=9.7Hz 動的バネ定数の算出 1点当たり静荷重156kg なので動的バネ定数は f= 1/2π√K ×g /Wより (なお、√とは K×g /Wの平方根をいう) K=(2πf)2 ×W/g =(2×3.14×9.7)2 ×156/980 =591kg/cm
【0029】静的バネ定数の算出 静的バネ定数の算出=動的バネ定数/1.4より Ks =K/1.4=591/1.4 =422kg/cm
【0030】防振ゴムの選定 上記計算結果 防振ゴム1支持点の静荷重156kg 静的バネ定数422kg/cm よりブリジストン株式会社製EA−4005の防振ゴムを選定
【0031】防振効果の確認 EA−4005の防振ゴムの許容荷重160kg 静的バネ定数420kg/cmより (1) 支持系の固有振動数 f= 1/2π×√(1.4×420 ×980)/156=9.7Hz (2) 振動伝達率 τ=1/[(n/f)2 −1]×100 =1/[(29.2/9.7)2−1]×100
=12% (3) 防振効果 100 −τ=100 −12=88% 故に防振効果は88%となる。
【0032】したがって、本体ハウジング5の頂部に配
置されている駆動装置Dから本体ハウジング5の下部へ
の振動の伝達は、現状の12%となり、振動により発生
する騒音は大幅に低減される。
【0033】(2)本発明の第2の実施例装置、すなわ
ち、本体チェ−ン1のテ−クアップ(つまり、上部駆動
スプロケットの軸受)12についての対策 図2において、テ−クアップ12はテ−クアップロッド
21によって本体ハウジング5の天井から吊下げられて
おり、本体チェ−ン1の張力を調整するため、本体ハウ
ジング5の側面に設けたガイド22に案内されて上下方
向に摺動する。そして、このガイド22と本体ハウジン
グ5との間に防振材23を設ける。これらのテ−クアッ
プ12、ガイド22および防振材23等にカバ−24で
覆う。
【0034】以上のような構成にして、前記(1)と同
様の計算を行って、適当な防振材23を選定すれば、防
振効果は約70%となった。そして、(1),(2)の
同時構成により、騒音を63dB以下に下げることがで
きた。
【0035】なお、本体ハウジング5の振動源として
は、他に高圧水の噴射が考えられるが、噴射水による本
体ハウジング5への振動加速度は、実験の結果、下記の
表3に示すように80galであって、60dB以上の
騒音を発生する値ではない。
【0036】
【表3】
【0037】また、駆動装置D自体の防音は、駆動装置
カバ−13に防音材19を内張りして密閉して行う。こ
のときの計算値を、下記の表4に示し、駆動装置カバ−
13の外部における騒音の計算値は53dB、ガラリ吹
出口20での騒音の実測値は61dBであった。
【0038】
【表4】
【0039】なお、以上の説明における本体ハウジング
5は厚さ6mmの鋼板を用いて、その内部に飛散する水
滴の漏水を防ぐための密閉であって、かかる本体ハウジ
ング5においてでも、騒音防止対策の要求値(例えば、
63dB)を満足させるものであったが、この本体ハウ
ジング5の鋼板に、若干厚さの防音材を外張りすれば、
一層防音効果が上がることはいう迄もない。したがっ
て、本発明の防音方法は既存の若干の防音対策等を施し
たロ−タリ型スクリ−ニング設備にも容易に適用するこ
とができる。
【0040】そして、前記防振材14,23は、防振ゴ
ムに限らず、スプリングおよび防振パッド等を用いるこ
とはいう迄もない。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、ロ−タリ型スクリ−ニ
ング設備の本体ハウジングを密閉したので、本体ハウジ
ング内の騒音の透過を少なくできるばかりか、飛散する
水滴の漏れ防止ができるのは勿論、この密閉に基づい
て、モ−タまたは上部駆動スプロケットと、本体ハウジ
ングとを単に振動絶縁することだけで、低騒音防止対策
の要求値を満足させることができる。ひいては、きわめ
て安価な(例えば、防音材の外張りの20分の1、例え
ば、2千万円を百万円以下)防音対策にすることができ
る。その上、モ−タを本体ハウジングの上部等に載置す
るので、狭い場所での設備に好都合であるばかりか、既
存の、例えば2〜10個からなる分岐水路にそれぞれ併
設したスクリ−ニング設備(駆動装置を地上に設置する
スペ−スのないもの)にも容易に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の断面図である。
【図2】第2の実施例の側面図およびそのA〜A断面図
である。
【図3】従来例である。
【符号の説明】
1…本体チェ−ン、2…上部駆動スプロケット、3…モ
−タ、4…噴射用ノズル、5…本体ハウジング、14,
23…防振材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水路の両壁に設けた1対の無端状の本体
    チェ−ンを、水上部に設けた上部駆動スプロケットと水
    中部に設けた下部スプロケットにそれぞれ掛架し、これ
    らの本体チェ−ンに、多数のバスケットまたはレ−キを
    設け、前記上部スプロケットをモ−タにより駆動して、
    水中の塵芥を掻き挙げて、水路外に排出すると共に、前
    記上部駆動スプロケットの近傍に、これらのバスケット
    またはレ−キにより掻き上げられた塵芥を除去し水路外
    に排出するための噴射用ノズルを設け、これらの上部駆
    動スプロケットと噴射用ノズルとを鋼板製本体ハウジン
    グで覆い、該本体ハウジングを密閉すると共に、前記モ
    −タを該本体ハウジングの肩部または頂部に設けたロ−
    タリ型スクリ−ニング設備において、 前記モ−タをカバ−で密閉し、該モ−タと本体ハウジン
    グとの間に防振材を設けることにより、モ−タと本体ハ
    ウジングとを振動絶縁して、本体ハウジングを制振・防
    音することを特徴とするロ−タリ型スクリ−ニング設備
    における防音方法。
  2. 【請求項2】 水路の両壁に設けた1対の無端状の本体
    チェ−ンを、水上部に設けた上部駆動スプロケットと水
    中部に設けた下部スプロケットにそれぞれ掛架し、これ
    らの本体チェ−ンに、多数のバスケットまたはレ−キを
    設け、前記上部スプロケットをモ−タにより駆動して、
    水中の塵芥を掻き挙げて、水路外に排出すると共に、前
    記上部駆動スプロケットの近傍に、これらのバスケット
    またはレ−キにより掻き上げられた塵芥を除去し水路外
    に排出するための噴射用ノズルを設け、これらの上部駆
    動スプロケットと噴射用ノズルとを鋼板製本体ハウジン
    グで覆い、該本体ハウジングを密閉すると共に、前記モ
    −タを該本体ハウジングの肩部または頂部に設けたロ−
    タリ型スクリ−ニング設備において、 前記上部駆動スプロケットの軸受と本体ハウジングとの
    間に防振材を設けることにより、上部駆動スプロケット
    と本体ハウジングとを振動絶縁して、該本体ハウジング
    を制振・防音することを特徴とするロ−タリ型スクリ−
    ニング設備における防音方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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