JP6835944B1 - ペルトン水車発電機、および、ハウジング - Google Patents

ペルトン水車発電機、および、ハウジング Download PDF

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Abstract

【課題】ハウジングを介して伝搬される騒音を低減させる。【解決手段】実施形態に係るペルトン水車発電機は、発電機とバケットと射出装置とハウジングと防音材とを備える。バケットは、発電機の回転軸に支持されている。射出装置は、バケットに向けて水を射出する。発電機は、バケットの回転に伴って回転軸が回転し、発電する。ハウジングは、バケットと射出装置を収容する。ハウジングは、防音材で覆われている。【選択図】図6

Description

本発明は、ペルトン水車発電機、および、ハウジングに関する。
ペルトン水車発電機は、ニードル弁から射出されるジェット水を、ディスクに取り付けられたバケットに衝突させることによりディスクを回転させ、ディスクに接続されている回転軸を介して、発電機を動作させることにより発電する。一般的に、ペルトン水車発電機は、ジェット水が衝突するバケットやディスク、回転軸の一部がハウジングで覆われている。
ハウジング内では、ニードル弁から射出されたジェット水がバケットに衝突する音、バケットに衝突した後の飛散水がハウジングの内壁に衝突する音、バケット等の回転体の風切り音が発生する。ハウジング内で発生した音は、ハウジング周囲や放水路出口での大きな騒音の要因となる。
このような騒音を低減するために、放水路内にラバーカーテンが設けられた水車発電機が開示されている。しかし、ハウジング内で発生した音は、放水路内を伝搬するだけでなく、ハウジングを介してハウジングの周囲に伝搬される。したがって、放水路内にラバーカーテンを設けただけでは、騒音対策として不十分である。
特開2008−038404号公報
本発明は、上述の事情の下になされたもので、ハウジングを介して伝搬される騒音を低減させることを目的とする。
上記課題を解決するため、実施形態に係るペルトン水車発電機は、発電機とバケットと射出装置とハウジングとリブと複数の防音材とを備える。バケットは、発電機の回転軸に支持されている。射出装置は、バケットに向けて水を射出する。発電機は、バケットの回転に伴って回転軸が回転し、発電する。ハウジングは、バケットと射出装置を収容する。リブは、ハウジングの側面においてはハウジングの外表面を高さ方向および外周方向に複数の矩形状の領域に区分し、ハウジングの上面においてはハウジングの外表面を幅方向および奥行き方向に複数の矩形状の領域に区分する。複数個の防音材は、 複数の矩形状の領域の内、対応して実装される領域とほぼ同等の大きさを有し、対応する領域に実装されてハウジングを覆う。
実施形態1に係るペルトン水車発電機の構成図である。 実施形態1に係るハウジングの斜視図である。 実施形態1に係るハウジングの展開斜視図である。 実施形態1に係る防音材を省略したハウジングの展開斜視図である。 実施形態1に係るハウジングの部分拡大図である。 実施形態1に係るハウジングの部分断面図である。 実施形態1に係るペルトン水車発電機の動作について説明するための図である。 実施形態2に係るハウジングの部分断面図である。 実施形態3に係るハウジングの部分断面図である。
以下、実施形態に係るペルトン水車発電機について、図を参照して説明する。ここでは、横軸型ペルトン水車発電機を例にして説明する。説明には、適宜、相互に直交するX軸、Y軸、Z軸からなるXYZ座標系を用いる。
(実施形態1)
図1は、実施形態に係るペルトン水車発電機1の構成図である。図1に示されるように、ペルトン水車発電機1は、発電機2、水車機構4、射出装置7、デフレクタ8、ハウジング10を有している。発電機2の回転軸3、水車機構4、射出装置7、デフレクタ8は、ハウジング10に収容されている。
水車機構4は、ディスク5とディスク5の周囲に設けられた複数のバケット6からなる。バケット6は、ジェット水を受けてディスク5に回転力を与える部品である。バケット6は、ジェット水を受ける凹部を有し、ジェット水を受けて矢印Bの方向に回転する。ディスク5は、バケットの回転に伴って矢印Bの方向に回転する。ディスク5は、発電機2の回転軸3に固定されている。発電機2の回転軸3は、ディスク5の回転に伴って矢印Bの方向に回転する。
射出装置7は、バケット6に向けてジェット水を射出する装置である。図1に示される例では、2個の射出装置7が設けられているが、射出装置7の数は限定されない。射出装置7の一端にはニードル弁7aが設けられ、他端には水を供給する配管(図示略)が接続されている。配管の先には貯水槽(図示略)が配置されている。貯水槽は、射出装置7よりも高い位置に配置されている。ニードル弁7aは、射出するジェット水の量を調整するための弁である。
デフレクタ8は、射出されたジェット水の方向を変えるための部品である。デフレクタ8は、射出装置7のニードル弁7aの近傍に設けられており、制御装置(図示略)の指示に基づいて矢印Cの方向に回動する。
図2は、ハウジング10の斜視図である。ハウジング10は、水車機構4や射出装置7を収容し、水車機構4等に衝突して飛散した水を排出口に導くとともに、ジェット水の衝突音等を遮蔽する容器である。図3は、ハウジング10の展開斜視図である。図3に示されるように、ハウジング10は、ハウジング本体30と、ハウジング本体30に取り付けられるハウジングカバー20を有している。
ハウジング本体30は、内部が中空で上方が開口した容体である。ハウジング本体30は、第1ケーシング31と、第1ケーシング31の側面に整列して設けられる複数の遮音材40と、第1ケーシング31の上面の一部に設けられる複数の遮音材40を有している。また、ハウジングカバー20は、内部が中空で下方が開口する容体である。ハウジングカバー20は、第2ケーシング21と、この第2ケーシング21の側面および上面に整列して設けられる複数の遮音材40を有している。
図4は、ハウジング本体30を構成する第1ケーシング31と、ハウジングカバー20を構成する第2ケーシング21を示す図である。第1ケーシング31は、内部が中空で上方に開口31bが形成された鉄製の容体である。第1ケーシング31の中央部には、発電機2が設置される床面に固定されるフランジ部31aが形成されている。また、第1ケーシング31のY軸方向の側壁には、+Y側の面に開口31bに連絡するU字状の開口66、−Y側の面に開口31bに連絡するU字状の開口67、が形成されている。そして、+X側の側面には、射出装置7を貫通する円形の開口62,63がフランジ部31aを介して上下に隣接して設けられている。図1を参照するとわかるように、第1ケーシング31の底面には、排水口としての開口64が形成されている。第1ケーシング31では、底面の大部分が開口64となっている。
第1ケーシング31は、鉄板を接続することにより形成する。
図4に示されるように、第1ケーシング31の4つの側面には、Z軸に沿った複数のリブ50が、X軸方向又はY軸方向に設けられている。また、X軸又はY軸に沿った複数のリブ50が、Z軸方向に設けられている。第1ケーシング31の上面には、X軸方向に沿ったリブ50とY軸方向に沿ったリブ50が複数設けられている。更に、第1ケーシング31では、開口66および開口67の外縁に沿って、リブ50が形成されている。
第1ケーシング31のリブ50は、第1ケーシング31の表面を複数の矩形状の領域に区分する。リブ50は、鉄板からなる。リブ50は、例えば、第1ケーシング31の表面に溶接されることで、第1ケーシング31に取り付けられる。
第2ケーシング21は、内部が中空で下方が開口する鉄製の容体である。第2ケーシング21の下端部には、第1ケーシング31の上面に固定されるフランジ部21aが形成されている。第2ケーシング21も、第1ケーシング31と同様に、鉄板を接続することにより形成する。
第2ケーシング21の4つの側面には、Z軸に沿った複数のリブ50が、X軸方向又はY軸方向に設けられている。第2ケーシング21の上面には、X軸又はY軸に平行な複数のリブ50が設けられている。第2ケーシング21のリブ50は、第2ケーシング21の表面を複数の矩形状の領域に区分する。第2ケーシング21のリブ50も、鉄板からなる。リブ50は、例えば、第2ケーシング21の表面に溶接されることで、第2ケーシング21に取り付けられる。
図3に示されるように、第1ケーシング31および第2ケーシング21では、リブ50によって区分された領域に、遮音材40が実装される。図5は、図2の矢印Aに示されるハウジング10の部分拡大図である。図5に示されるように、遮音材40は、リブ50によって区分された領域とほぼ同等の大きさである。
図6は、図5に示されるハウジング10のAA断面を示す断面図である。図6に示されるように、遮音材40は、防音材42と保護板41からなる。
防音材42には、例えば、日本コンクリート工業の剛体多孔質吸音材「ポアセル」を使用する。剛体多孔質吸音材は、気泡の入ったコンクリート素材であり、吸音性に優れ、加工が容易である。防音材42は、ハウジング10の表面に接着剤で貼り付けられている。接着剤は、衝撃に強く、振動を吸収可能な弾力性のある接着剤が好ましい。具体的には、接着剤は、硬化後にゴム状弾性体を形成する接着剤(弾性接着剤)が好ましい。防音材42とリブ50との間には、露結水が流れる隙間43が形成されている。
防音材42の上面は、鉄製の保護板41で覆われている。保護板41の厚さは、2mm程度である。保護板41は、弾力性のある接着剤で防音材42に貼り付けられている。さらに、保護板41は、リブ50と保護板41との間に隙間ができないように、リブ50と保護板41との隙間をコーキング46で埋める処理がなされている。
また、図5および図6に示されるように、リブ50の適所には、リブ50で区切られた矩形状の空間に溜まった結露水を逃がすための排出口51が設けられている。排出口51は、第1ケーシング31および第2ケーシング21を形成する鉄板とリブ50とが接する位置に設けられている。排出口51は、隣接する矩形状の空間を接続している。
上述のように構成されるハウジング本体30とハウジングカバー20は、回転軸3に取り付けられた水車機構4を、開口31bを介して、ハウジング本体30へ搬入した後に、一体化される。これにより、ハウジング10が完成する。この状態のときには、回転軸3が、+Y側の面に形成されている開口66から外部へ突出した状態になる。
次に、ペルトン水車発電機1の動作について説明する。図1は、発電機2が負荷に電力を供給しているときのデフレクタ8の位置を示している。なお、図1は、ペルトン水車発電機1の構成図であるので、図1に示されるハウジング10の形状は図2等に示すハウジング10の形状を示すものではない。デフレクタ8は、ニードル弁7aから射出されたジェット水がバケット6に当たる角度に回動されている。
貯水槽(図示略)から射出装置7に向かって落下した水は、ニードル弁7aからジェット水となって射出される。ニードル弁7aは、射出するジェット水の量を調整するための弁である。ジェット水は、図1に示される矢印Aの方向に射出される。ニードル弁7aから射出されたジェット水は、矢印Aの方向に射出され、バケット6にあたる。バケット6は、ジェット水の力をディスク5に伝え、ディスク5を矢印Bの方向に回転させる。発電機2の回転軸3は、ディスク5の回転に伴って矢印Bの方向に回転する。発電機2は、回転軸3の回転により発電する。ジェット水は、バケット6に衝突して飛散し、最終的に開口64からペルトン水車発電機1の外に排出される。
図7は、例えば、発電機2が負荷に電力を供給していないとき、発電機2の回転軸3の回転速度を低下させる場合のペルトン水車発電機1の動作について説明するための図である。デフレクタ8は、ニードル弁7aから射出されたジェット水がバケット6に当たらない角度に回動されている。ニードル弁7aから射出されたジェット水は、デフレクタ8によって遮断され、バケット6にあたらない。バケット6は、ジェット水の力をディスク5を介して回転軸3に伝達しないので、発電機2が負荷に電力を供給していないときでも、回転軸3は、想定する回転速度を超えて回転しない。デフレクタ8によって進行方向をかえられたジェット水は、ハウジング10の内壁等に衝突し、最終的に開口64からペルトン水車発電機1の外に排出される。
また、リブ50で囲われた矩形状の空間に滞留する結露水は、排出口51を通って、リブ50で囲われた矩形状の隣接する空間に流れ、最終的には、ハウジング10の外に排出される。
次に、実施形態に係るペルトン水車発電機1の防音効果について説明する。ハウジング10内では、ニードル弁7aから射出されたジェット水がバケット6に衝突する音、バケット6に衝突した後の飛散水がハウジング10の内壁に衝突する音、バケット6等の回転体の風切り音、が発生する。図7に示されるように、デフレクタ8によってハウジング10の内壁に当たるジェット水の量が増えると、ジェット水がハウジング10の内壁に衝突する音がさらに大きくなる。これらの音は、ハウジング10を形成する鉄板の振動を介してハウジング10の周囲に伝搬する。しかし、実施形態に係るペルトン水車発電機1では、図6に示されるように、ハウジング10の表面が防音材42で覆われている。多孔質吸音材で形成された防音材42はハウジング10の振動に起因する音を吸収するので、ペルトン水車発電機1の周囲に伝搬される騒音は低減される。
また、ハウジング10の表面にリブ50を設けることにより、ハウジング10の剛性を高くすることができる。ハウジング10の剛性を高くすることにより、ジェット水や飛散水がハウジング10の内壁に当たった際のハウジング10を形成する鉄板の振動を小さくすることができる。ペルトン水車発電機1の周囲に伝搬される騒音は、ハウジング10の表面にリブ50を設けることにより低減される。
さらに、実施形態に係るペルトン水車発電機1では、図6に示されるように、防音材42を保護板41で覆っている。防音材42を通過した空気の振動は、防音材42の表面に設けた金属製の保護板41で吸収される。これにより、ペルトン水車発電機1の周囲に伝搬される騒音は、さらに低減される。
また、リブ50と保護板41との隙間をコーキング46で埋めている。ハウジング10の振動に起因する空気の振動(音)は、リブ50と保護板41との間に隙間がないので、保護板41を介さないで周囲に伝搬することはない。これにより、ペルトン水車発電機1の周囲に伝搬される騒音は、保護板41によって低減される。
また、第1ケーシング31もしくは第2ケーシング21と防音材42、および、防音材42と保護板41を、弾力性のある接着剤で固定している。第1ケーシング31もしくは第2ケーシング21および保護板41の振動は、弾力性のある接着剤に吸収されるので、ペルトン水車発電機1の周囲に伝搬される騒音はさらに低減される。
上述したように、実施形態に係るペルトン水車発電機1は、ハウジング10の表面が防音材42で覆われている。これにより、ペルトン水車発電機1の周囲に伝搬される騒音を低減することができる。巡視や軽微なメンテナンスは、水車を駆動したままで行われるため、水車の騒音が大きい過酷な環境下で行われる。ペルトン水車発電機1の周囲に伝搬される騒音を低減することにより、メンテナンス等の作業環境を改善することができる。
また、上述したように、ハウジング10の表面にリブ50を設けること、防音材42を保護板41で覆うこと、リブ50と保護板41との隙間をコーキングで埋めること、防音材42とハウジング10の表面および防音材42と保護板41とを弾力性のある接着剤で固定することにより、ペルトン水車発電機1の周囲に伝搬される騒音をさらに低減することができる。
また、ハウジング10の表面には、ハウジング10の表面を複数の矩形状の空間に区切るリブ50が設けられている。防音材42および保護板41は、リブ50とハウジング10で囲われた棚状の空間に実装されているので、防音材42および保護板41がハウジング10の表面から脱落しにくい。
また、防音材42は、リブ50で区切られた矩形状の空間それぞれに分かれて実装されているので、全ての防音材42が一時に損傷したり脱落することはない。防音材42それぞれの大きさは、数百平方センチメートル程度である。したがって、防音材42を交換する作業を短時間で終えることができる。
また、ハウジング10は、リブ50で囲われた矩形状の空間に滞留する水を排出する排出口51を有している。リブ50で囲われた矩形状の空間に滞留した水は、腐食の要因になる。排出口51を設けることにより、リブ50で囲われた矩形状の空間に滞留する水をペルトン水車発電機1の外に排出し、腐食を防止することができる。また、水が凍結して膨張すると、防音材42や保護板41を損傷する恐れがある。防音材42や保護板41の損傷は、防音効果の低減をもたらす恐れがある。排出口51を設けることにより、防音材42や保護板41の損傷を防止することができる。
なお、上記の説明では、ペルトン水車発電機の回転軸が水平方向に配置されている横軸型ペルトン水車発電機について説明したが、回転軸が垂直方向に配置され、ハウジング全体が埋設されていない縦軸型ペルトン水車発電機にも、本実施形態に係るハウジングを適用することができる。
また、上記の説明では、防音材42に日本コンクリート工業の剛体多孔質吸音材「ポアセル」を使用する場合について説明したが、防音材42はこれに限定されない。防音材42に使用する素材は、吸音性、撥水性、耐水性に優れた素材が好ましい。防音材42の厚さは、使用する素材の吸音特性に応じて決める。防音材42の厚さに応じて、リブ50の高さを決める。
また、上記の説明では、防音材の一例として吸音材を用いる場合について説明したが、市販の遮音シートを吸音材と組み合わせて使用してもよい。
また、上記の説明では、保護板41が鉄である場合について説明したが、これに限定されない。保護板41に使用する素材は、防音材42の脱落を防止するとともに、防音材42を通過した空気の振動を吸収できる素材であればよい。例えば、硬質プラスチック、ゴム等の樹脂を使用することもできる。
(実施形態2)
実施形態1では、保護板41とリブ50との隙間をコーキング46で埋める場合について説明した。実施形態2では、保護板41をリブ50に固定する方法について説明する。具体的には、防音材42をハウジング10の表面に接着剤で固定し、保護板41を防音材42に接着剤で固定する。そして、図8に46bで示されるように、保護板41をリブ50に溶接する。
保護板41をリブ50に溶接することにより、保護板41はリブ50により強固に固定される。これにより、例えば、ペルトン水車発電機1の運搬中に強い振動が加わっても、防音材42および保護板41の脱落を防止することができる。
(実施形態3)
実施形態3に係るハウジング10では、保護板41を防音材42に接着剤で固定しない。保護板41は、図9に示されるように、ハウジング10の表面にボルト46cとナット46dで取り付けられる。
具体的には、リブ50で囲われた矩形状の空間ごとに、ハウジング10の表面に1本もしくは複数本のボルト46cを溶接する。防音材42および保護板41には、ボルト46cを貫通させる穴を設ける。リブ50で囲われた矩形状の空間ごとに、防音材42および保護板41をボルト46cに通す。このとき、防音材42をハウジング10の表面に接着剤で固定しない。また、保護板41を防音材42に接着剤で固定しない。次に、ナット46dで保護板41を防音材42に締め付けて固定する。さらに、リブ50と保護板41との隙間をなくすようにコーキング46で隙間を埋める。
防音材42を交換する際、保護板41が防音材42に接着剤で固定されていると、防音材42から保護板41を剥がす作業に時間を要する。また、防音材42がハウジング10の表面に接着剤で固定されていると、ハウジング10の表面から防音材42を剥がす作業に時間を要する。実施形態3に係るハウジング10では、接着剤を使用しないで、防音材42および保護板41をハウジング10にボルト46cとナット46dで固定するので、防音材42および保護板41を交換する作業時間を短縮することができる。
なお、保護板41とナット46dとの間に、平板状の座金を介在させてもよい。座金と保護板41とが接する面積を、ナット46dと保護板41とが接する面積よりも大きくする。これにより、保護板41を座金で均一に押圧することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施しうるものであり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…ペルトン水車発電機
2…発電機
3…回転軸
4…水車機構
5…ディスク
6…バケット
7…射出装置
7a…ニードル弁
8…デフレクタ
10…ハウジング
20…ハウジングカバー
21…第2ケーシング
30…ハウジング本体
31…第1ケーシング
40…遮音材
41…保護板
42…防音材
43…隙間
46…コーキング
46b…溶接
46c…ボルト
46d…ナット
50…リブ
51…排出口
62,63,64,66,67…開口

Claims (10)

  1. 発電機と、
    前記発電機の回転軸に支持されたバケットと、
    前記バケットに向けて水を射出する射出装置と、
    前記バケットと前記射出装置を収容するハウジングと、
    前記ハウジングの側面においては前記ハウジングの外表面を高さ方向および外周方向に複数の矩形状の領域に区分し、前記ハウジングの上面においては前記ハウジングの外表面を幅方向および奥行き方向に複数の矩形状の領域に区分するリブと、
    前記複数の矩形状の領域の内、対応して実装される領域とほぼ同等の大きさを有し、対応する領域に実装されて前記ハウジングを覆う複数個の防音材と、
    を備えるペルトン水車発電機。
  2. 前記リブは、前記防音材の厚さより高く形成され、
    前記防音材は、前記ハウジングの外表面に接して実装されている、
    請求項1に記載のペルトン水車発電機。
  3. 前記リブには、前記リブで囲われた矩形状の空間に滞留する水を排出する排出口が設けられている、
    請求項2に記載のペルトン水車発電機。
  4. 前記防音材は、多孔質吸音材で形成されている、
    請求項1から3の何れか一項に記載のペルトン水車発電機。
  5. 前記防音材は、保護板で覆われている、
    請求項1から4の何れか一項に記載のペルトン水車発電機。
  6. 前記リブと前記保護板との間の隙間がコーキングで埋められている、
    請求項5に記載のペルトン水車発電機。
  7. 前記保護板は、弾力性のある接着剤で前記防音材の表面に取り付けられている、
    請求項5又は6に記載のペルトン水車発電機。
  8. 前記保護板は、溶接により前記リブに取り付けられている、
    請求項5から7の何れか一項に記載のペルトン水車発電機。
  9. 前記保護板は、ボルトとナットを用いて前記防音材の表面に取り付けられている、
    請求項5又は6に記載のペルトン水車発電機。
  10. 水車発電機の回転軸に支持されたバケットを覆うケーシングと、
    前記ケーシングの側面においては前記ケーシングの外表面を高さ方向および外周方向に複数の矩形状の領域に区分し、前記ケーシングの上面においては前記ケーシングの外表面を幅方向および奥行き方向に複数の矩形状の領域に区分するリブと、
    前記複数の矩形状の領域の内、対応して実装される領域とほぼ同等の大きさを有し、対応する領域に実装されて前記ハウジングを覆う複数個の防音材と、
    を備えるハウジング。
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