JPH0823154B2 - 装軌車両のブレード制御装置 - Google Patents

装軌車両のブレード制御装置

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JPH0823154B2
JPH0823154B2 JP2286275A JP28627590A JPH0823154B2 JP H0823154 B2 JPH0823154 B2 JP H0823154B2 JP 2286275 A JP2286275 A JP 2286275A JP 28627590 A JP28627590 A JP 28627590A JP H0823154 B2 JPH0823154 B2 JP H0823154B2
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徹矢 中山
俊彦 神田
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はブルドーザやドーザショベルなどの装軌車
両に関し、特に負荷に応じてブレードの上下制御を行な
う装軌車両のブレード制御装置に関する。
〔従来の技術および発明が解決しようとする課題〕
従来、ブルドーザなどの装軌車両においては、基準高
さや基準勾配に対するブレード高さを検出し、このブレ
ード高さを設定高さに維持するようブレード昇降シリン
ダを伸縮制御するブレード高さ自動制御機能が搭載され
ているものが多く、掘削整地作業などが容易に行えるよ
うになっている。
この掘削作業中に運土量が過大になると、履帯が空転
(シュースリップ)し、作業できなくなるため、従来装
置においてはオペレータがマニュアル操作によってブレ
ードを上昇させることで負荷を軽減する必要があった。
また、他の従来技術として、ドップラーレーダーなど
によって対地車速を検出し、この対地車速を用いてシュ
ースリップ率を算出し、該シュースリップ率が許容限界
を越えるとブレードを上昇させるようにした技術があ
る。しかしながら、ブルドーザなどの装軌車両において
は、作業中振動が厳しいため、対地車速を正確に検出す
ることができず、このため高精度のブレード制御をなし
得ないという問題がある。
一般に、牽引力とシュースリップ率との関係は第6図
に示すようになり、ブルドーザの自重をWとすると、牽
引力が0.8W前後でシュースリップ率が100%になる(第
7図参照)。なお、シュースリップ率Sは下式のように
表される。
S=(Vc−Vr)/Vc)×100 Vc;理想走行速度 Vr;実際走行速度 しかし、上記第7図に示した牽引力とシュースリップ
率との関係は、ブレードを上げた状態での平地走行を仮
定したものであり、実際の作業走行においては上記関係
は様々な要因によって変化する。その中で、最も支配的
な要因は履帯接地荷重の変化と土質変化の2つである。
すなわち、履帯接地荷重Wcは履帯の全接地面の接地圧
の総和であり、理想状態においては第8図(a)に示す
ようにWcは自重Wに一致するが、同図(b)に示すよう
にブレードと本体との荷重配分が変化したり、同図
(c)に示すように勾配が変化したりすると、Wcは大き
く変化してしまう。なお、Wbはブレードの接地荷重であ
る。
また、路面の状態が、堅い土、柔軟な砂、泥ねい土、
草地などと変化すると上記牽引力とシュースリップ率と
の関係は変化してしまう。
このように、牽引力とシュースリップ率との関係は土
質が一定の場合、自重Wではなく履帯接地荷重Wcによっ
てほぼ決定されるのであるが、従来装置においてはこれ
らを考慮したブレード制御を行っていなかったので、精
度の良いブレード制御が成し得なかった。
この発明はこのような実情に鑑みてなされたもので、
実負荷に応じた精度のよいブレード制御をなし得る装軌
車両のブレード制御装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明では、設定されたブレード高さを維持するよ
うブレードを自動的に昇降駆動するブレード高さ自動制
御系を有する装軌車両のブレード制御装置において、車
重の地表面に垂直な方向の成分からブレードにかかる負
荷の地表面に垂直な方向の成分を差し引いた履帯接地荷
重を逐次測定する履帯接地荷重測定手段と、 牽引力を測定する牽引力測定手段と、前記測定した履
帯接地荷重に対する前記測定牽引力の比を求め、この比
からシュースリップ率を求めるシュースリップ率演算手
段と、シュースリップ率の目標値を設定するシュースリ
ップ率目標値設定手段と、このシュースリップ率目標値
設定手段の設定値とシュースリップ率演算手段の演算値
とからブレード高さ修正指令を形成し、これを前記ブレ
ード高さ自動制御系に入力するブレード高さ修正手段と
を具えることを特徴とする。
〔作用〕
かかる構成によれば、車体勾配やブレード接地荷重に
よる誤差分が影響しない履帯接地荷重から求めたシュー
スリップ率に基ずきブレードの昇降駆動が行なわれる。
〔実施例〕
以下、この発明を添付図面に示す実施例にしたがって
詳細に説明する。
第1図はこの発明の実施例を示すもので、ブレード昇
降操作レバー1は図示しないリンク機構を介してブレー
ド昇降アクチュエータ9に連結されており、そのレバー
変位によってブレード昇降アクチュエータ9を駆動して
ブレード10を昇降する。マニュアル操作検出器2はブレ
ード昇降操作レバー1が操作されたことを検出するもの
で、その検出信号Aを目標高さ信号選択部12に入力す
る。
このマニュアル操作検出器2の具体例としては、例え
ば、 (1)ブレード昇降操作レバー1のノブに押しボタンス
イッチを設け、この押しボタンスイッチが押されたとき
のみにレバー1の操作を有効とし、該押しボタンスイッ
チのオンオフでマニュアル操作を検出する方法 (2)静電容量などの変化によりオペレータがブレード
昇降操作レバー1に触れたことを検出するタッチセンサ
を設ける方法 (3)レバー1が中立位置から変位したことを検出する
方法 等がある。
トランスミッションレバー位置検出器3は速度段が後
進から前進に切り替えられたことを検出するもので、検
出信号を目標高さ信号選択部12に入力する。
ブレード高さ検出器17はブレード10の高さを検出する
もので、その検出信号を初期設定高さ記憶部11、目標高
さ信号選択部12、および減算器15に入力する。
初期高さ設定器4は、初期設定高さ記憶部11に書き込
みイネーブル信号を入力するための操作スイッチであ
り、該操作スイッチが投入されたときこのときのブレー
ド高さ検出器17の検出値が初期設定高さ記憶部11に記憶
される。なお、この初期高さ設定器4および初期設定高
さ記憶部11をデータ保持機能を有するロータリ式やキー
ボード式のディジタルスイッチで構成し、このディジタ
ルスイッチによってブレード高さ指令値を目標高さ信号
選択部12に直接入力するようにしてもよい。
目標高さ信号選択部12は、トランスミッションレバー
位置検出器3の検出信号Bが入力されたときには、初期
設定高さ記憶部11に記憶されているブレード高さ設定値
Cを選択し、マニュアル操作検出器2の検出信号Aが入
力されたときはブレード高さ検出器17の検出値Dを選択
し、その選択出力をメモリ13に記憶する。なお、目標高
さ信号選択部12では、初期設定高さ記憶部11の出力Cは
検出信号Bの立上がりで取込んでメモリ13に記憶する
が、ブレード高さ検出器17の検出値Dはマニュアル操作
検出器2の検出信号Aがオンの間中、各時点の値Dを取
込み、これら値でメモリ13の記憶内容を更新するように
動作する。
加算器14は、メモリ13の記憶データEに後述する負荷
制御演算部30からのブレード高さ補正指令Fを加算し、
この加算結果を減算器15に入力する。また、加算器14の
加算結果は高さ設定値表示器5に出力され、その内容が
適宜表示される。
減算器15は加算器14の出力とブレード高さ検出器17の
検出出力Dとの偏差をとり、その偏差を増幅器16を介し
てブレード昇降アクチュエータ9に入力する。
すなわち、以上の構成はブレードを設定された高さに
保持するブレード高さ一定制御系の構成を示すものであ
り、かかるブレード高さ一定制御系において、作業を行
なうためにオペレータが、後進から前進にトランスミッ
ション(T/M)レバーを操作したとするとトランスミッ
ション(T/M)レバー位置検出器3から初期セット指令
Bが目標高さ信号選択部12に入力される。
これにより、目標高さ信号選択部12は初期設定高さ記
憶部11に記憶されているブレード高さの設定値Cを取込
み、この設定値Cをメモリ13にセットする。したがっ
て、ブルドーザを前進させて整地作業が開始されると、
このメモリ13に記憶された設定値Cとブレード高さ検出
器15の検出値Dとの偏差が零になるようにブレードが自
動的に昇降駆動される。
この自動制御中、オペレータがブレード昇降操作レバ
ー1を操作したとすると、ブレード10がブレード昇降操
作レバー1の変位に対応する高さに昇降される。一方、
このブレード昇降操作レバー1の操作はマニュアル操作
検出器2によって検出され、検出信号Aが目標高さ信号
選択部11に入力される。この信号Aの入力によって、目
標高さ信号選択部11はブレード高さ検出器17の検出値D
を検出信号Aが入力されている間中、順次取込み、この
検出値Dでメモリ13のデータを順次更新する。
ここで、このマニュアル操作が行われている期間中
は、マニュアル操作検出信号Aによって増幅器16からの
信号出力は禁止されている。すなわち、マニュアル操作
中のメモリ13の記憶データは表示器5に出力されて表示
されるのみで、この記憶データによってブレード10が昇
降されることはない。
その後、上記マニュアル操作が終了すると、これ以降
はメモリ13の最終記憶データ(マニュアル操作が終了し
たときのブレード高さ検出値D)をブレード高さの目標
値としたブレード10の自動昇降駆動が実行される。すな
わち、マニュアル操作が終了した時点以降は、メモリ13
にマニュアル操作が終了したときのブレード高さ検出値
Dが記憶保持されており、マニュアル操作終了後はこの
最終記憶データをブレード高さの目標値としたブレード
自動制御が実行される。
このように、ブレード10のマニュアル操作が終了した
後は、マニュアル操作の際の最後のデータをブレード高
さ目標値としたブレード10の昇降駆動が自動的に実行さ
れる。
そして、1工程の作業を終了してオペレータがブルド
ーザを後進させて再度トランスミッションレバーを後進
から前進に切替えたとすると、メモリ13に初期設定高さ
記憶部11の設定値が再度記憶され、これ以降前記同様に
してこの記憶データをブレード高さの目標値としたブレ
ード10の自動昇降駆動が実行される。
次に、本発明の要部である負荷制御演算部30について
説明する。
履帯接地荷重検出器7は、履帯接地加重Wcを検出する
もので、具体的には次の3手法がある。
第2図(a)に示すように、履帯を支持する全ての転
輪G1〜Gnに例えば歪ゲージなどの路面に対して垂直方向
に作用する荷重f1〜fnを検出する荷重センサをそれぞれ
設け、これら荷重センサの検出値の総和を履帯接地加重
Wcとする方法。
第2図(b)に示すように、車体本体60と左右履帯61
をイコレイザバー62で連結し、このイコレイザバーに上
下方向の荷重を検出する歪ゲージなどの荷重センサ63を
設け、この歪ゲージ63の出力から履帯接地加重Wcを求め
る方法。
第2図(c)に示すように、まずブレード昇降シリン
ダ63のボトム圧およびヘッド圧を検出し、これらの検出
圧からブレード昇降シリンダ63に加わる負荷圧Wb′を求
める。一方、ブレード10とブレード昇降シリンダ63との
連結部64に設けた角度計もしくは昇降シリンダ63と車体
の連結部に設けた角度計によってブレード10の傾斜角φ
(車体接地面に垂直な方向に対する昇降シリンダ63の角
度)を検出し、ブレード接地荷重Wb(=Wb′・cosφ)
を演算する。更に、車体傾斜角θを傾斜計65により求
め、履帯接地加重Wcを下式にしたがって算出する(第8
図(c)参照)。
Wc=W・cosθ−Wb このようにして履帯接地荷重検出器7で検出された履
帯接地荷重Wcは、f/Wc演算部18に入力される。
牽引力検出器6は、車両が出す牽引力fを検出するも
ので、具体的には履帯に対する動力伝達部の最終出力の
トルクをトルクセンサによって直接検出する方法や、ト
ルクコンバータの入/出力回転数やエンジン性能特性な
どを用いて間接的に検出する方法などがある。
f/Wc演算部18は、入力された牽引力fと履帯接地荷重
Wcとの比f/Wcを求め、これをシュースリップ率算出部19
に入力する。
シュースリップ率算出部19には、上記比f/Wcとシュー
スリップ率Sとの対応テーブルが予め記憶されており、
シュースリップ率算出部19は入力された比f/Wcに対応す
るシュースリップ率Sを出力する。この場合は、対応テ
ーブルを用いてシュースリップ率Sを算出するようにし
たが、上記比f/Wcとシュースリップ率Sとの関係を示す
演算式を設定し、この演算式を用いてシュースリップ率
Sを算出するようにしてもよい。
シュースリップ率算出部19で算出されたシュースリッ
プ率Sは減算器20に入力され、ここで、シュースリップ
率設定器22で設定された目標シュースリップ率Scとの偏
差がとられる。
この偏差S−Scは誤差増幅器21に入力されて増幅さ
れ、ブレード高さ修正指令Fとして加算器14に入力さ
れ、メモリ13に記憶されたブレード高さ指令Eに加えら
れる。
なお、第1図においては減算器20を用いてシュースリ
ップ率Sと目標シュースリップ率Scとの偏差を求め、こ
れを誤差増幅器21に入力するようにしたが、そのかわり
にシュースリップ率Sと目標シュースリップ率Scとの比
S/Scを求め、この比S/Scから1を減算した値(S/Sc)−
1を誤差増幅器21に入力するようにしてもよい。
第3図は、負荷制御演算部30の他の構成例を示すもの
で、この場合は履帯接地荷重Wcのみを用いてシュースリ
ップ限界の負荷を知るようにしている。すなわち、履帯
接地荷重Wcが低下し、これに伴ってシュースリップ限界
が低下しているということは別の表現を用いればブレー
ド10の掘削押土負荷が増大しブレード10の接地加重Wbが
増大していることを意味するので、この履帯接地荷重Wc
を用いてブレード10の負荷率を算出するようにする。具
体的には、履帯接地荷重設定器31に最適な履帯接地加重
Wc′を設定しておき、ブレード負荷率演算部32で前記設
定した履帯接地加重Wc′と検出した履帯接地加重Wcとの
差(Wc′−Wc)または比(Wc′/Wc)を演算し、この演
算結果を減算器20に入力する。減算器20では、ブレード
負荷率演算部32の演算出力とブレード負荷率設定器33に
設定されたブレード負荷率目標値との偏差をとり、これ
を誤差増幅器21を介してブレード高さ修正指令として第
2図の加算器14に出力する。
この様にして負荷制御演算部30からは、負荷率が大き
ければブレードが上昇され、負荷率が小さければブレー
ドが下降されるようなブレード高さ修正指令が出力され
る。
なおこの場合も、減算器20のかわりに、シュースリッ
プ率Sと目標シュースリップ率Scとの比S/Scから1を減
算した値(S/Sc)−1を演算する演算器を用い、該値
(S/Sc)−1を誤差増幅器21に入力するようにしてもよ
い。
第4図はこの発明のさらに別の実施例を示すものであ
り、この場合は履帯接地荷重の変化のみならず土質の変
化を考慮してブレード制御を行うようにしている。
すなわちこの場合は、第1図のシュースリップ率算出
部19を複数のf/Wc−S対応テーブル40〜4nで構成し、こ
れら複数の対応テーブルの各特性を例えば硬土用、軟土
用、砂土用、……というように、様々な土質に対応して
異ならせ、これら複数の対応テーブルを土質選択スイッ
チ50によって選択するようにしており、これにより土質
に応じた負荷率の演算を可能にしている。
なお、第3図に示した負荷制御演算部30の場合は、第
5図に示すように履帯接地加重設定器31に様々な土質に
応じた複数の履帯接地荷重の目標値Wc′を設定し、これ
らの設定目標値Wc′を土質選択スイッチ50に応じて選択
するようにして土質に応じた負荷率の演算を可能にす
る。また、この第5図の構成の場合も、減算器20のかわ
りに、シュースリップ率Sと目標シュースリップ率Scと
の比S/Scから1を減算した値(S/Sc)−1を演算する演
算器を用い、該値(S/Sc)−1を誤差増幅器21に入力す
るようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したようにこの発明によれば、履帯接地荷重
および牽引力に基ずくシュースリップ率制御によってブ
レードの高さ指令を補正するようにしているので、常に
最適な牽引力をもって作業をなし得ると共に、ブレード
制御の精度を向上させることができる。更に、土質を考
慮したブレード制御をおこなっているので、いかなる路
面にも対処し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示すブロック図、第2図は
履帯接地荷重の検出例を示す図、第3図乃至第5図はそ
れぞれこの発明の他の実施例を示す図、第6図は牽引力
特性を示す図、第7図は牽引力とシュースリップ率との
関係を示す図、第8図は従来技術の不具合を説明する図
である。 6……牽引力検出器、7……履帯接地荷重検出器 19……シュースリップ率算出部19 21……誤差増幅器

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】設定されたブレード高さを維持するようブ
    レードを自動的に昇降駆動するブレード高さ自動制御系
    を有する装軌車両のブレード制御装置において、 車重の地表面に垂直な方向の成分からブレードにかかる
    負荷の地表面に垂直な方向の成分を差し引いた履帯接地
    荷重を逐次測定する履帯接地荷重測定手段と、 牽引力を測定する牽引力測定手段と、 前記測定した履帯接地荷重に対する前記測定牽引力の比
    を求め、この比からシュースリップ率を求めるシュース
    リップ率演算手段と、 シュースリップ率の目標値を設定するシュースリップ率
    目標値設定手段と、 このシュースリップ率目標値設定手段の設定値とシュー
    スリップ率演算手段の演算値とからブレード高さ修正指
    令を形成し、これを前記ブレード高さ自動制御系に入力
    するブレード高さ修正手段と、 を具える装軌車両のブレード制御装置。
  2. 【請求項2】前記履帯接地荷重測定手段は、 車体の傾斜角を測定する傾斜計と、 ブレードにかかる負荷の地表面に垂直な方向の成分を測
    定するブレード垂直負荷測定手段と、 予め記憶設定された車重と前記傾斜計の測定値から車重
    の地表面に垂直な方向の成分を演算する第1の演算手段
    と、 この第1の演算手段の演算値から前記ブレード垂直負荷
    測定手段の測定値を減算することにより履帯接地荷重を
    求める第2の演算手段と、 を有する請求項(1)記載の装軌車両のブレード制御装
    置。
  3. 【請求項3】前記ブレード垂直負荷測定手段は、 ブレード昇降駆動するブレード昇降シリンダの地表面に
    垂直な方向に対する傾斜角度を検出するブレードシリン
    ダ傾斜角検出手段と、 前記ブレード昇降シリンダにかかる負荷を検出する負荷
    検出手段と、 これらブレードシリンダ傾斜角検出手段および負荷検出
    手段の各検出出力に基づいてブレードにかかる負荷の地
    表面に垂直な方向の成分を演算する第3の演算手段と、 を有する請求項(2)記載の装軌車両のブレード制御装
    置。
  4. 【請求項4】設定されたブレード高さを維持するようブ
    レードを自動的に昇降駆動するブレード高さ自動制御系
    を有する装軌車両のブレード制御装置において、 履帯接地荷重を測定する履帯接地荷重測定手段と、 前記履帯接地荷重の目標値を設定する履帯接地荷重目標
    値設定手段と、 この履帯接地荷重の目標値と前記履帯接地荷重測定手段
    の測定値を比較し、ブレードの負荷率を求める比較手段
    と、 ブレード負荷率の目標値を設定するブレード負荷率設定
    手段と、 該ブレード負荷率の目標値と前記比較手段の出力とから
    ブレード高さ修正指令を形成し、これを前記ブレード高
    さ自動制御系に入力するブレード高さ修正手段と、 を具える装軌車両のブレード制御装置。
  5. 【請求項5】前記比較手段は、履帯接地荷重目標値設定
    手段の設定目標値と前記履帯接地荷重測定手段の測定値
    の偏差を求めるものである請求項(4)記載の装軌車両
    のブレード制御装置。
  6. 【請求項6】前記比較手段は、前記履帯接地荷重測定手
    段の測定値に対する履帯接地荷重目標値設定手段の設定
    目標値の比を求めるものである請求項(4)記載の装軌
    車両のブレード制御装置。
  7. 【請求項7】設定されたブレード高さを維持するようブ
    レードを自動的に昇降駆動するブレード高さ自動制御系
    を有する装軌車両のブレード制御装置において、 土質を選択する土質選択スイッチと、 車重の地表面に垂直な方向の成分からブレードにかかる
    負荷の地表面に垂直な方向の成分を差し引いた履帯接地
    荷重を逐次測定する履帯接地荷重測定手段と、 牽引力を測定する牽引力測定手段と、 前記測定した履帯接地荷重に対する前記測定した牽引力
    の比を求める演算手段と、 履帯接地荷重に対する牽引力の比とシュースリップ率と
    の対応関係が複数の異なる土質に対応して複数設定さ
    れ、前記土質選択スイッチの選択状態に対応する前記対
    応関係を選択し、前記演算手段で求めた比に対応するシ
    ュースリップ率を前記選択した対応関係から算出するシ
    ュースリップ率演算手段と、 シュースリップ率の目標値を設定するシュースリップ率
    目標値設定手段と、 このシュースリップ率目標値設定手段の設定値とシュー
    スリップ率演算手段の演算値とからブレード高さ修正指
    令を形成しこれを前記ブレード高さ自動制御系に入力す
    るブレード高さ修正手段と、 を具える装軌車両のブレード制御装置。
  8. 【請求項8】前記履帯接地荷重測定手段は、 車体の傾斜角を測定する傾斜計と、 ブレードにかかる負荷の地表面に垂直な方向の成分を測
    定するブレード垂直負荷測定手段と、 予め記憶設定された車重と前記傾斜計の測定値から車重
    の地表面に垂直な方向の成分を演算する第1の演算手段
    と、 この第1の演算手段の演算値から前記ブレード垂直負荷
    測定手段の測定値を減算することにより履帯接地荷重を
    求める第2の演算手段と、 を有する請求項(7)記載の装軌車両のブレード制御装
    置。
  9. 【請求項9】前記ブレード垂直負荷測定手段は、 ブレード昇降駆動するブレード昇降シリンダの地表面に
    垂直な方向に対する傾斜角度を検出するブレードシリン
    ダ傾斜角検出手段と、 前記ブレード昇降シリンダにかかる負荷を検出する負荷
    検出手段と、 これらブレードシリンダ傾斜角検出手段および負荷検出
    手段の各検出出力に基づいてブレードにかかる負荷の地
    表面に垂直な方向の成分を演算する第3の演算手段と、 を有する請求項(8)記載の装軌車両のブレード制御装
    置。
  10. 【請求項10】設定されたブレード高さを維持するよう
    ブレードを自動的に昇降駆動するブレード高さ自動制御
    系を有する装軌車両のブレード制御装置において、 土質を選択する土質選択スイッチと、 履帯接地荷重を測定する履帯接地荷重測定手段と、 複数の異なる土質に対応して履帯接地荷重の目標値が複
    数設定され、前記土質選択スイッチの選択状態に対応す
    る履帯接地荷重の目標値を選択出力する履帯接地荷重目
    標値設定手段と、 この履帯接地荷重の目標値と前記履帯接地荷重測定手段
    の測定値を比較し、ブレードの負荷率を求める比較手段
    と、 ブレード負荷率の目標値を設定するブレード負荷率設定
    手段と、 該ブレード負荷率の目標値と前記比較手段の出力とから
    ブレード高さ修正指令を形成し、これを前記ブレード高
    さ自動制御系に入力するブレード高さ修正手段と、 を具える装軌車両のブレード制御装置。
  11. 【請求項11】前記ブレード高さ修正手段は、ブレード
    負荷率の目標値と前記比較手段の出力との偏差によって
    ブレード高さ修正指令を形成する請求項(4)または
    (10)記載の装軌車両のブレード制御装置。
  12. 【請求項12】前記ブレード高さ修正手段は、前記ブレ
    ード負荷率の目標値に対する前記比較手段の出力の比を
    求め、この比から1を減算した値を前記ブレード高さ修
    正指令として出力する請求項(4)または(10)記載の
    装軌車両のブレード制御装置。
  13. 【請求項13】前記ブレード高さ修正手段は、シュース
    リップ率目標値設定手段の設定値とシュースリップ率演
    算手段の演算値との偏差によってブレード高さ修正指令
    を形成する請求項(1)または(7)記載の装軌車両の
    ブレード制御装置。
  14. 【請求項14】前記ブレード高さ修正手段は、シュース
    リップ率目標値設定手段の設定値に対するシュースリッ
    プ率演算手段の演算値の比を求め、この比から1を減算
    した値を前記ブレード高さ修正指令として出力する請求
    項(1)または(7)記載の装軌車両のブレード制御装
    置。
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