JPH08231403A - アルギニンバソプレシン拮抗薬を含有する安定な水溶液 - Google Patents
アルギニンバソプレシン拮抗薬を含有する安定な水溶液Info
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- JPH08231403A JPH08231403A JP3864595A JP3864595A JPH08231403A JP H08231403 A JPH08231403 A JP H08231403A JP 3864595 A JP3864595 A JP 3864595A JP 3864595 A JP3864595 A JP 3864595A JP H08231403 A JPH08231403 A JP H08231403A
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- aqueous solution
- concentrated glycerin
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Abstract
(57)【要約】
【構成】4’−[(2−メチル−1,4,5,6−テト
ラヒドロイミダゾ[4,5−d][1]ベンズアゼピン
−6−イル)カルボニル]−2−フェニルベンズアニリ
ドもしくはその酸付加塩、薬理学的に許容され得るアル
コール性水酸基を有する賦形剤、およびpH調節剤を含
有してなる、pHを2〜4.5に調節した水溶液。 【効果】4’−[(2−メチル−1,4,5,6−テト
ラヒドロイミダゾ[4,5−d][1]ベンズアゼピン
−6−イル)カルボニル]−2−フェニルベンズアニリ
ドもしくはその酸付加塩を含有する、結晶析出のない安
定な水溶液が提供できる。
ラヒドロイミダゾ[4,5−d][1]ベンズアゼピン
−6−イル)カルボニル]−2−フェニルベンズアニリ
ドもしくはその酸付加塩、薬理学的に許容され得るアル
コール性水酸基を有する賦形剤、およびpH調節剤を含
有してなる、pHを2〜4.5に調節した水溶液。 【効果】4’−[(2−メチル−1,4,5,6−テト
ラヒドロイミダゾ[4,5−d][1]ベンズアゼピン
−6−イル)カルボニル]−2−フェニルベンズアニリ
ドもしくはその酸付加塩を含有する、結晶析出のない安
定な水溶液が提供できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バソプレシン受容体に
おいてバソプレシン拮抗作用を有し、急性・慢性心不全
等の循環器機能改善薬として、国際出願公開(WO95
/03305)された、有用な化学名4’−[(2−メ
チル−1,4,5,6−テトラヒドロイミダゾ[4,5
−d][1]ベンズアゼピン−6−イル)カルボニル]
−2−フェニルベンズアニリドで示される化合物もしく
はその酸付加塩、殊にその塩酸塩を有効成分として含有
する安定な水溶液に関する。
おいてバソプレシン拮抗作用を有し、急性・慢性心不全
等の循環器機能改善薬として、国際出願公開(WO95
/03305)された、有用な化学名4’−[(2−メ
チル−1,4,5,6−テトラヒドロイミダゾ[4,5
−d][1]ベンズアゼピン−6−イル)カルボニル]
−2−フェニルベンズアニリドで示される化合物もしく
はその酸付加塩、殊にその塩酸塩を有効成分として含有
する安定な水溶液に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、弱塩基性化合物においては、その
フリー体の水溶性は低く、通常は酸付加塩とすることで
水溶性を高めている。従って、水溶液として製剤化する
際には、通常、弱塩基性化合物を酸付加塩として、酸解
離定数(pKa)のpH以下の領域とするよう各種緩衝
剤等を添加し設計されていた。かような製剤設計を行う
ことによって、安定で長期保存しても結晶析出しないと
されていた。また、通常、弱塩基性化合物を注射剤化す
るためには、飽和溶解度以下の薬物濃度、およびpKa
以下の安定なpH領域を設定することが製剤設計の基本
とされていた。しかしながら、本発明に用いられる弱塩
基性化合物は、飽和溶解度以下の薬物濃度、およびpK
a以下のpH領域において、製造時または保存時に結晶
が析出する等、注射剤の開発上大きな問題を抱えてい
た。従来、弱塩基性化合物におけるかような現象は知ら
れていなかった。
フリー体の水溶性は低く、通常は酸付加塩とすることで
水溶性を高めている。従って、水溶液として製剤化する
際には、通常、弱塩基性化合物を酸付加塩として、酸解
離定数(pKa)のpH以下の領域とするよう各種緩衝
剤等を添加し設計されていた。かような製剤設計を行う
ことによって、安定で長期保存しても結晶析出しないと
されていた。また、通常、弱塩基性化合物を注射剤化す
るためには、飽和溶解度以下の薬物濃度、およびpKa
以下の安定なpH領域を設定することが製剤設計の基本
とされていた。しかしながら、本発明に用いられる弱塩
基性化合物は、飽和溶解度以下の薬物濃度、およびpK
a以下のpH領域において、製造時または保存時に結晶
が析出する等、注射剤の開発上大きな問題を抱えてい
た。従来、弱塩基性化合物におけるかような現象は知ら
れていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】化学名4’−[(2−
メチル−1,4,5,6−テトラヒドロイミダゾ[4,
5−d][1]ベンズアゼピン−6−イル)カルボニ
ル]−2−フェニルベンズアニリド塩酸塩(以下、YM
087と略記することがある)は、国際出願公開番号W
O95/03305に記載された新規化合物である。通
常、弱塩基性化合物はそのpKa以上のpH領域ではp
Hが上昇するにつれて溶解度が低下し、pKa以下のp
H領域(ただし、pH1以下の強酸領域を除く)ではし
だいに溶解度が高まるものとされている。ただし、pH
1以下の強酸領域においては、共通イオン効果の影響が
あるため、溶解度の低下が認められることも場合によっ
てはある。しかしながら、YM087は、そのpKaは
6.6付近であり、pH2よりも若干低いpH領域にお
いて、再び溶解度が低下する現象が観察された。更に、
pKaのpH領域よりも低いpH領域において、製造時
または保存時に結晶が析出する現象も観察された。
メチル−1,4,5,6−テトラヒドロイミダゾ[4,
5−d][1]ベンズアゼピン−6−イル)カルボニ
ル]−2−フェニルベンズアニリド塩酸塩(以下、YM
087と略記することがある)は、国際出願公開番号W
O95/03305に記載された新規化合物である。通
常、弱塩基性化合物はそのpKa以上のpH領域ではp
Hが上昇するにつれて溶解度が低下し、pKa以下のp
H領域(ただし、pH1以下の強酸領域を除く)ではし
だいに溶解度が高まるものとされている。ただし、pH
1以下の強酸領域においては、共通イオン効果の影響が
あるため、溶解度の低下が認められることも場合によっ
てはある。しかしながら、YM087は、そのpKaは
6.6付近であり、pH2よりも若干低いpH領域にお
いて、再び溶解度が低下する現象が観察された。更に、
pKaのpH領域よりも低いpH領域において、製造時
または保存時に結晶が析出する現象も観察された。
【0004】一方、YM087の最も溶解しやすいpH
領域は、pH2〜3であり、その溶解度は約2.5mg
/mlであった。しかしながら、pKa以下のpH領域
で飽和溶解度以上および飽和溶解度以下の薬物濃度にお
いて前記した現象が同様の現象として確認された。ま
た、注射剤化の際に、等張化剤で汎用される塩化ナトリ
ウムを使用した場合、著しい溶解度の低下を招いてい
た。これらの現象は、注射剤の設計上、極めて重要な問
題である。また、通常、注射剤のpHとしては生体内刺
激性の観点から中性付近が好ましいとされているが、薬
物の安定性・溶解性の問題等から総合的に注射剤のpH
を設計することが必要となってくる。従って、注射剤の
製造時、輸送時または保存時においても結晶析出のない
安定な注射剤、および、注射剤のpHを可能な限り弱酸
性/中性に近づけ生体内刺激性を抑制した注射剤を製造
・供給するための技術開発を行うことは、薬理学的に治
療効果の高い化合物を開発する上で非常に有用性の高い
ことである。
領域は、pH2〜3であり、その溶解度は約2.5mg
/mlであった。しかしながら、pKa以下のpH領域
で飽和溶解度以上および飽和溶解度以下の薬物濃度にお
いて前記した現象が同様の現象として確認された。ま
た、注射剤化の際に、等張化剤で汎用される塩化ナトリ
ウムを使用した場合、著しい溶解度の低下を招いてい
た。これらの現象は、注射剤の設計上、極めて重要な問
題である。また、通常、注射剤のpHとしては生体内刺
激性の観点から中性付近が好ましいとされているが、薬
物の安定性・溶解性の問題等から総合的に注射剤のpH
を設計することが必要となってくる。従って、注射剤の
製造時、輸送時または保存時においても結晶析出のない
安定な注射剤、および、注射剤のpHを可能な限り弱酸
性/中性に近づけ生体内刺激性を抑制した注射剤を製造
・供給するための技術開発を行うことは、薬理学的に治
療効果の高い化合物を開発する上で非常に有用性の高い
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は分析の結果
から、結晶析出の原因がpKa以下のpH領域における
フリー体の形成(溶解度の低下)に、更にYM087に
は溶解度の異なる結晶多形が存在することが判明してい
るが低pH領域における結晶転移体の形成(溶解度の低
下)によるものと推察している。従って、本発明者等
は、結晶転移体またはフリー体の形成に基づく、結晶析
出を防止した注射に適した安定な水溶液(注射以外にも
適用は可能である)を開発するため、鋭意検討した。そ
の結果、YM087に、薬理学的に許容され得るアルコ
ール性水酸基を有する賦形剤を添加し、且つpH調節剤
を用いてpHを2〜4.5に調節することにより、意外
にも結晶析出のない安定な水溶液(殊に注射液)となし
得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
から、結晶析出の原因がpKa以下のpH領域における
フリー体の形成(溶解度の低下)に、更にYM087に
は溶解度の異なる結晶多形が存在することが判明してい
るが低pH領域における結晶転移体の形成(溶解度の低
下)によるものと推察している。従って、本発明者等
は、結晶転移体またはフリー体の形成に基づく、結晶析
出を防止した注射に適した安定な水溶液(注射以外にも
適用は可能である)を開発するため、鋭意検討した。そ
の結果、YM087に、薬理学的に許容され得るアルコ
ール性水酸基を有する賦形剤を添加し、且つpH調節剤
を用いてpHを2〜4.5に調節することにより、意外
にも結晶析出のない安定な水溶液(殊に注射液)となし
得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】本発明の目的は、(1)化学名4’−
[(2−メチル−1,4,5,6−テトラヒドロイミダ
ゾ[4,5−d][1]ベンズアゼピン−6−イル)カ
ルボニル]−2−フェニルベンズアニリドで示される化
合物もしくはその酸付加塩、アルコール性水酸基を有す
る賦形剤、およびpH調節剤を含有してなる、pH値を
2〜4.5に調節した安定な水溶液(殊に注射液)を提
供することにある。以下、本発明を更に詳細に説明す
る。本発明の化学名4’−[(2−メチル−1,4,
5,6−テトラヒドロイミダゾ[4,5−d][1]ベ
ンズアゼピン−6−イル)カルボニル]−2−フェニル
ベンズアニリドで示される化合物は、薬理学的に許容さ
れ得る酸付加塩としてもよく、例えば塩酸塩、臭化水素
塩、ヨウ化水素塩、硫酸塩、酢酸塩、クエン酸塩、マロ
ン酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、コハク酸塩等が挙げ
られる。好ましくは塩酸塩である。
[(2−メチル−1,4,5,6−テトラヒドロイミダ
ゾ[4,5−d][1]ベンズアゼピン−6−イル)カ
ルボニル]−2−フェニルベンズアニリドで示される化
合物もしくはその酸付加塩、アルコール性水酸基を有す
る賦形剤、およびpH調節剤を含有してなる、pH値を
2〜4.5に調節した安定な水溶液(殊に注射液)を提
供することにある。以下、本発明を更に詳細に説明す
る。本発明の化学名4’−[(2−メチル−1,4,
5,6−テトラヒドロイミダゾ[4,5−d][1]ベ
ンズアゼピン−6−イル)カルボニル]−2−フェニル
ベンズアニリドで示される化合物は、薬理学的に許容さ
れ得る酸付加塩としてもよく、例えば塩酸塩、臭化水素
塩、ヨウ化水素塩、硫酸塩、酢酸塩、クエン酸塩、マロ
ン酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、コハク酸塩等が挙げ
られる。好ましくは塩酸塩である。
【0007】本発明に用いられるアルコール性水酸基を
有する賦形剤としては、薬理学的に許容され得るもので
あり、結晶転移体の析出を防止する効果を有するもの、
またはフリー体の析出を防止する効果を有するものであ
る。また、結晶転移体を溶解する効果を有するもの、ま
たはフリー体を溶解する効果を有するものであれば、特
に制限はない。更にまた、本発明に用いられるアルコー
ル性水酸基を有する賦形剤には、結晶転移を抑制する効
果を有するものも含まれる。例えば、グリセリン、プロ
ピレングリコール、ポリエチレングリコール等の多価ア
ルコール、マンニトール、ソルビトール、キシリトー
ル、イノシトール等の糖アルコール、ラクトース、グル
コース、シュークロース、トレハロース等の糖類、ま
た、エタノール、プロパノール、ブタノール等の低級ア
ルコールが挙げられる。好ましくは、グリセリン、プロ
ピレングリコール、ポリエチレングリコール、マンニト
ール、ソルビトール、キシリトール、イノシトール、ラ
クトース、グルコース、シュークロース、トレハロー
ス、エタノールが挙げられる。これらの賦形剤は、1種
または2種以上から選択されてもよい。
有する賦形剤としては、薬理学的に許容され得るもので
あり、結晶転移体の析出を防止する効果を有するもの、
またはフリー体の析出を防止する効果を有するものであ
る。また、結晶転移体を溶解する効果を有するもの、ま
たはフリー体を溶解する効果を有するものであれば、特
に制限はない。更にまた、本発明に用いられるアルコー
ル性水酸基を有する賦形剤には、結晶転移を抑制する効
果を有するものも含まれる。例えば、グリセリン、プロ
ピレングリコール、ポリエチレングリコール等の多価ア
ルコール、マンニトール、ソルビトール、キシリトー
ル、イノシトール等の糖アルコール、ラクトース、グル
コース、シュークロース、トレハロース等の糖類、ま
た、エタノール、プロパノール、ブタノール等の低級ア
ルコールが挙げられる。好ましくは、グリセリン、プロ
ピレングリコール、ポリエチレングリコール、マンニト
ール、ソルビトール、キシリトール、イノシトール、ラ
クトース、グルコース、シュークロース、トレハロー
ス、エタノールが挙げられる。これらの賦形剤は、1種
または2種以上から選択されてもよい。
【0008】更に好ましくは、マンニトール、グリセリ
ン、ポリエチレングリコールが挙げられる。ポリエチレ
ングリコールとしては、例えば分子量の異なるポリエチ
レングリコール200、ポリエチレングリコール30
0、ポリエチレングリコール400、ポリエチレングリ
コール600、ポリエチレングリコール1000、ポリ
エチレングリコール1500、ポリエチレングリコール
4000、ポリエチレングリコール6000、ポリエチ
レングリコール20000等が挙げられるが、好ましく
はポリエチレングリコール400、またはポリエチレン
グリコール4000である。
ン、ポリエチレングリコールが挙げられる。ポリエチレ
ングリコールとしては、例えば分子量の異なるポリエチ
レングリコール200、ポリエチレングリコール30
0、ポリエチレングリコール400、ポリエチレングリ
コール600、ポリエチレングリコール1000、ポリ
エチレングリコール1500、ポリエチレングリコール
4000、ポリエチレングリコール6000、ポリエチ
レングリコール20000等が挙げられるが、好ましく
はポリエチレングリコール400、またはポリエチレン
グリコール4000である。
【0009】また本発明に用いられるアルコール性水酸
基を有する賦形剤は、浸透圧を調節する場合においても
使用が可能である。この場合においても、1種または2
種以上から選択されてもよい。本発明に用いられるアル
コール性水酸基を有する賦形剤の添加量としては、注射
剤の生理食塩液に対する浸透圧比を通常の注射剤として
使用され得る量であれば、特に制限されない。好ましく
は生理食塩液に対する浸透圧比が0.5以上5以下、よ
り好ましくは0.8以上2以下、更に好ましくは0.8
以上1.2以下がよい。本発明に用いられるpH調節剤
としては、乳酸、クエン酸、酒石酸、リン酸およびその
塩(例えばNa塩、K塩等)等の薬学的に許容され得る
酸が挙げられる。本発明に用いられるpH調節剤の添加
量は、注射剤滅菌時にpH変動の小さくなるような量で
あれば、特に制限されない。例えば、注射液に対して
0.005〜0.05Mの濃度範囲が好ましい。
基を有する賦形剤は、浸透圧を調節する場合においても
使用が可能である。この場合においても、1種または2
種以上から選択されてもよい。本発明に用いられるアル
コール性水酸基を有する賦形剤の添加量としては、注射
剤の生理食塩液に対する浸透圧比を通常の注射剤として
使用され得る量であれば、特に制限されない。好ましく
は生理食塩液に対する浸透圧比が0.5以上5以下、よ
り好ましくは0.8以上2以下、更に好ましくは0.8
以上1.2以下がよい。本発明に用いられるpH調節剤
としては、乳酸、クエン酸、酒石酸、リン酸およびその
塩(例えばNa塩、K塩等)等の薬学的に許容され得る
酸が挙げられる。本発明に用いられるpH調節剤の添加
量は、注射剤滅菌時にpH変動の小さくなるような量で
あれば、特に制限されない。例えば、注射液に対して
0.005〜0.05Mの濃度範囲が好ましい。
【0010】本発明における注射液のpHについては、
pH2〜4.5が好ましく、より好ましくはpH3〜
4.5である。また、YM087は、飽和溶解度以下の
薬物濃度において一度溶解した後、結晶転移体またはフ
リー体となり、経時的に結晶が析出する。しかもこの現
象は主剤濃度が高いほど促進されるため、注射剤を設計
するためには薬物濃度を適切に設定することが極めて重
要である。好ましい薬物濃度は、0.02〜2mg/m
lであり、より好ましくは0.05〜1.5mg/ml
である。更に好ましくは0.05〜0.5mg/mlで
ある。本発明注射剤の製造法は、通常注射剤を製造する
方法で制限されない。例えば、予めpHを調整し、かつ
加温した溶液中に、YM087を添加し溶解する。pH
を更に調節する場合には、予め添加する酸を充分希釈し
た溶液を用いて行う。
pH2〜4.5が好ましく、より好ましくはpH3〜
4.5である。また、YM087は、飽和溶解度以下の
薬物濃度において一度溶解した後、結晶転移体またはフ
リー体となり、経時的に結晶が析出する。しかもこの現
象は主剤濃度が高いほど促進されるため、注射剤を設計
するためには薬物濃度を適切に設定することが極めて重
要である。好ましい薬物濃度は、0.02〜2mg/m
lであり、より好ましくは0.05〜1.5mg/ml
である。更に好ましくは0.05〜0.5mg/mlで
ある。本発明注射剤の製造法は、通常注射剤を製造する
方法で制限されない。例えば、予めpHを調整し、かつ
加温した溶液中に、YM087を添加し溶解する。pH
を更に調節する場合には、予め添加する酸を充分希釈し
た溶液を用いて行う。
【0011】
【発明の効果】薬理学的に許容され得るアルコール性水
酸基を有する賦形剤を添加し、pH調節剤を用いてpH
を2〜4.5に調節することにより、結晶析出を防止し
た安定な注射剤が得られる。発明の効果を試験例を挙げ
て詳細に説明する。
酸基を有する賦形剤を添加し、pH調節剤を用いてpH
を2〜4.5に調節することにより、結晶析出を防止し
た安定な注射剤が得られる。発明の効果を試験例を挙げ
て詳細に説明する。
【0012】試験例1(pHと溶解度の関係) 試料の調製 乳酸またはリン酸を用いて調製したpH3.2,3.
5、および3.7の溶液500mlにYM087 0.
75gを添加し、60℃〜80℃に加温し溶解した後、
0.25μmのフィルターで濾過した液を、5mlのガ
ラスアンプルに充填し、115℃30分の滅菌処理を施
し、その後水で速やかに室温まで冷却し、室温で一週間
放置した。 評価方法 滅菌処理後、または室温で一週間放置した試料につい
て、外観を観察した。 結果 115℃30分間の滅菌処理により、結晶が析出し白濁
している試料が認められた試料、およびその後室温で一
週間放置した後、結晶が析出し白濁した試料を不良と
し、外観的に変化なかった試料を良とした。結果を表1
に示した。その結果、いずれの試料も結晶が析出し白濁
した。
5、および3.7の溶液500mlにYM087 0.
75gを添加し、60℃〜80℃に加温し溶解した後、
0.25μmのフィルターで濾過した液を、5mlのガ
ラスアンプルに充填し、115℃30分の滅菌処理を施
し、その後水で速やかに室温まで冷却し、室温で一週間
放置した。 評価方法 滅菌処理後、または室温で一週間放置した試料につい
て、外観を観察した。 結果 115℃30分間の滅菌処理により、結晶が析出し白濁
している試料が認められた試料、およびその後室温で一
週間放置した後、結晶が析出し白濁した試料を不良と
し、外観的に変化なかった試料を良とした。結果を表1
に示した。その結果、いずれの試料も結晶が析出し白濁
した。
【0013】
【表1】
【0014】考察 結晶析出について、溶解度との関係が推察されたが、結
晶が析出した試料についてpHを測定した結果、いずれ
の試料もpHが2.74〜2.85と調整したpHより
も低下しており、析出した結晶として、フリー体が生成
していることが示唆された。
晶が析出した試料についてpHを測定した結果、いずれ
の試料もpHが2.74〜2.85と調整したpHより
も低下しており、析出した結晶として、フリー体が生成
していることが示唆された。
【0015】試験例2 試料の調製(後記実施例参照) グリセリンまたはマンニトール等のアルコール性水酸基
を有する賦形剤を注射用水に溶解後、乳酸またはリン酸
を添加しpHを3.5に調整した溶液に、YM087を
添加し60℃に加温し溶解させた。室温まで冷却した
後、0.25μmのフィルターで濾過した液を、2ml
のガラスアンプルに充填し、115℃30分の滅菌処理
を施し、その後水で速やかに室温まで冷却した。 結果 結果を表2に示した。その結果、これらの試料には、滅
菌処理後に結晶が析出するようなものは認められなかっ
た。更に、これらの試料を40℃および60℃の温度条
件に放置して経時的に安定性を検討した結果、40℃・
7箇月間、および60℃・3箇月間の条件において結晶
析出は認められず安定であった。
を有する賦形剤を注射用水に溶解後、乳酸またはリン酸
を添加しpHを3.5に調整した溶液に、YM087を
添加し60℃に加温し溶解させた。室温まで冷却した
後、0.25μmのフィルターで濾過した液を、2ml
のガラスアンプルに充填し、115℃30分の滅菌処理
を施し、その後水で速やかに室温まで冷却した。 結果 結果を表2に示した。その結果、これらの試料には、滅
菌処理後に結晶が析出するようなものは認められなかっ
た。更に、これらの試料を40℃および60℃の温度条
件に放置して経時的に安定性を検討した結果、40℃・
7箇月間、および60℃・3箇月間の条件において結晶
析出は認められず安定であった。
【0016】
【表2】
【0017】考察 アルコール性水酸基を有する賦形剤を添加することによ
り、製造過程または保存時における結晶析出を抑制し、
製剤としての安定性を大幅に向上させることが判明し
た。
り、製造過程または保存時における結晶析出を抑制し、
製剤としての安定性を大幅に向上させることが判明し
た。
【0018】
【実施例】以下に本発明を実施例を挙げて具体的に説明
するが、本発明は実施例に限定されない。
するが、本発明は実施例に限定されない。
【0019】実施例1 約1.5lの注射用蒸留水を約60℃に加温し、濃グリ
セリン5.3gおよび10%乳酸2.0gを添加し、充
分溶解させた後、最後にYM087 1.0gを撹拌溶
解させ、pHが3.5であることを確認した。最後に注
射用蒸留水を加えて全量を2lとし、除菌フィルターで
ろ過した後、ガラスアンプルに10mlずつ充填熔閉後
115℃30分で滅菌処理を施し、その後水で速やかに
室温まで冷却し注射剤を調製した。
セリン5.3gおよび10%乳酸2.0gを添加し、充
分溶解させた後、最後にYM087 1.0gを撹拌溶
解させ、pHが3.5であることを確認した。最後に注
射用蒸留水を加えて全量を2lとし、除菌フィルターで
ろ過した後、ガラスアンプルに10mlずつ充填熔閉後
115℃30分で滅菌処理を施し、その後水で速やかに
室温まで冷却し注射剤を調製した。
【0020】実施例2 実施例1の濃グリセリンの代わりに4.2gのプロピレ
ングリコールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例3 実施例1の濃グリセリンの代わりに11.0gのマンニ
トールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例4 実施例1の濃グリセリンの代わりに11.0gのソルビ
トールを用い、同様にして注射剤を調製した。
ングリコールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例3 実施例1の濃グリセリンの代わりに11.0gのマンニ
トールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例4 実施例1の濃グリセリンの代わりに11.0gのソルビ
トールを用い、同様にして注射剤を調製した。
【0021】実施例5 実施例1の濃グリセリンの代わりに11.0gのキシリ
トールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例6 実施例1の濃グリセリンの代わりに11.0gのイノシ
トールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例7 実施例1の濃グリセリンの代わりに17.0gのポリエ
チレングリコール400を用い、同様にして注射剤を調
製した。
トールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例6 実施例1の濃グリセリンの代わりに11.0gのイノシ
トールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例7 実施例1の濃グリセリンの代わりに17.0gのポリエ
チレングリコール400を用い、同様にして注射剤を調
製した。
【0022】実施例8 約1.5lの注射用蒸留水を約60℃に加温し、濃グリ
セリン5.2g、ポリエチレングリコール4000 2
0gおよび10%乳酸2.0gを添加し、充分溶解させ
た後、最後にYM087 3.0gを撹拌溶解させ、p
Hが3.5であることを確認した。最後に注射用蒸留水
を加えて全量を2lとし、除菌フィルターでろ過した
後、ガラスアンプルに2mlずつ充填熔閉後115℃3
0分で滅菌処理を施し、その後水で速やかに室温まで冷
却し注射剤を調製した。製造過程時および60℃1箇月
経過した時点で結晶析出が認められず安定であった。
セリン5.2g、ポリエチレングリコール4000 2
0gおよび10%乳酸2.0gを添加し、充分溶解させ
た後、最後にYM087 3.0gを撹拌溶解させ、p
Hが3.5であることを確認した。最後に注射用蒸留水
を加えて全量を2lとし、除菌フィルターでろ過した
後、ガラスアンプルに2mlずつ充填熔閉後115℃3
0分で滅菌処理を施し、その後水で速やかに室温まで冷
却し注射剤を調製した。製造過程時および60℃1箇月
経過した時点で結晶析出が認められず安定であった。
【0023】実施例9 実施例8の濃グリセリンの代わりに4.2gのプロピレ
ングリコールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例10 実施例8の濃グリセリンの代わりに11.0gのマンニ
トールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例11 実施例8の濃グリセリンの代わりに11.0gのソルビ
トールを用い、同様にして注射剤を調製した。
ングリコールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例10 実施例8の濃グリセリンの代わりに11.0gのマンニ
トールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例11 実施例8の濃グリセリンの代わりに11.0gのソルビ
トールを用い、同様にして注射剤を調製した。
【0024】実施例12 実施例8の濃グリセリンの代わりに11.0gのキシリ
トールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例13 実施例8の濃グリセリンの代わりに11.0gのイノシ
トールを用い、同様にして注射剤を調製した。
トールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例13 実施例8の濃グリセリンの代わりに11.0gのイノシ
トールを用い、同様にして注射剤を調製した。
【0025】実施例14 約1.5lの注射用蒸留水を約60℃に加温し、濃グリ
セリン2.7g、ポリエチレングリコール400 8.
5gおよび10%乳酸2.0gを添加し、充分溶解させ
た後、最後にYM087 3.0gを撹拌溶解させ、p
Hが3.5であることを確認した。次いで注射用蒸留水
を加えて全量を2lとし、除菌フィルターでろ過した
後、ガラスアンプルに2mlずつ充填熔閉後115℃3
0分で滅菌処理を施し、その後水で速やかに室温まで冷
却し注射剤を調製した。
セリン2.7g、ポリエチレングリコール400 8.
5gおよび10%乳酸2.0gを添加し、充分溶解させ
た後、最後にYM087 3.0gを撹拌溶解させ、p
Hが3.5であることを確認した。次いで注射用蒸留水
を加えて全量を2lとし、除菌フィルターでろ過した
後、ガラスアンプルに2mlずつ充填熔閉後115℃3
0分で滅菌処理を施し、その後水で速やかに室温まで冷
却し注射剤を調製した。
【0026】実施例15 実施例14の濃グリセリンの代わりに2.6gのプロピ
レングリコールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例16 実施例14の濃グリセリンの代わりに5.5gのマンニ
トールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例17 実施例14の濃グリセリンの代わりに5.5gのソルビ
トールを用い、同様にして注射剤を調製した。
レングリコールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例16 実施例14の濃グリセリンの代わりに5.5gのマンニ
トールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例17 実施例14の濃グリセリンの代わりに5.5gのソルビ
トールを用い、同様にして注射剤を調製した。
【0027】実施例18 実施例14の濃グリセリンの代わりに5.5gのキシリ
トールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例19 実施例14の濃グリセリンの代わりに5.5gのイノシ
トールを用い、同様にして注射剤を調製した。
トールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例19 実施例14の濃グリセリンの代わりに5.5gのイノシ
トールを用い、同様にして注射剤を調製した。
【0028】実施例20 約1.5lの注射用蒸留水を約60℃に加温し、濃グリ
セリン2.7g、ポリエチレングリコール300 6.
7gおよび10%乳酸2.0gを添加し、充分溶解させ
た後、最後にYM087 3.0gを撹拌溶解させ、p
Hが3.5であることを確認した。次いで注射用蒸留水
を加えて全量を2lとし、除菌フィルターでろ過した
後、ガラスアンプルに2mlずつ充填熔閉後115℃3
0分で滅菌処理を施し、その後水で速やかに室温まで冷
却し注射剤を調製した。
セリン2.7g、ポリエチレングリコール300 6.
7gおよび10%乳酸2.0gを添加し、充分溶解させ
た後、最後にYM087 3.0gを撹拌溶解させ、p
Hが3.5であることを確認した。次いで注射用蒸留水
を加えて全量を2lとし、除菌フィルターでろ過した
後、ガラスアンプルに2mlずつ充填熔閉後115℃3
0分で滅菌処理を施し、その後水で速やかに室温まで冷
却し注射剤を調製した。
【0029】実施例21 実施例20の濃グリセリンの代わりに2.6gのプロピ
レングリコールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例22 実施例20の濃グリセリンの代わりに5.5gのマンニ
トールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例23 実施例20の濃グリセリンの代わりに5.5gのソルビ
トールを用い、同様にして注射剤を調製した。
レングリコールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例22 実施例20の濃グリセリンの代わりに5.5gのマンニ
トールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例23 実施例20の濃グリセリンの代わりに5.5gのソルビ
トールを用い、同様にして注射剤を調製した。
【0030】実施例24 実施例20の濃グリセリンの代わりに5.5gのキシリ
トールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例25 実施例20の濃グリセリンの代わりに5.5gのイノシ
トールを用い、同様にして注射剤を調製した。
トールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例25 実施例20の濃グリセリンの代わりに5.5gのイノシ
トールを用い、同様にして注射剤を調製した。
【0031】実施例26 約1.5lの注射用蒸留水を約60℃に加温し、濃グリ
セリン2.7g、ポリエチレングリコール1500 1
0gおよび10%乳酸2.0gを添加し、充分溶解させ
た後、最後にYM087 3.0gを撹拌溶解させ、p
Hが3.5であることを確認した。次いで注射用蒸留水
を加えて全量を2lとし、除菌フィルターでろ過した
後、ガラスアンプルに2mlずつ充填熔閉後115℃3
0分で滅菌処理を施し、その後水で速やかに室温まで冷
却し注射剤を調製した。
セリン2.7g、ポリエチレングリコール1500 1
0gおよび10%乳酸2.0gを添加し、充分溶解させ
た後、最後にYM087 3.0gを撹拌溶解させ、p
Hが3.5であることを確認した。次いで注射用蒸留水
を加えて全量を2lとし、除菌フィルターでろ過した
後、ガラスアンプルに2mlずつ充填熔閉後115℃3
0分で滅菌処理を施し、その後水で速やかに室温まで冷
却し注射剤を調製した。
【0032】実施例27 実施例26の濃グリセリンの代わりに2.6gのプロピ
レングリコールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例28 実施例26の濃グリセリンの代わりに5.5gのマンニ
トールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例29 実施例26の濃グリセリンの代わりに5.5gのソルビ
トールを用い、同様にして注射剤を調製した。
レングリコールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例28 実施例26の濃グリセリンの代わりに5.5gのマンニ
トールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例29 実施例26の濃グリセリンの代わりに5.5gのソルビ
トールを用い、同様にして注射剤を調製した。
【0033】実施例30 実施例26の濃グリセリンの代わりに5.5gのキシリ
トールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例31 実施例26の濃グリセリンの代わりに5.5gのイノシ
トールを用い、同様にして注射剤を調製した。
トールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例31 実施例26の濃グリセリンの代わりに5.5gのイノシ
トールを用い、同様にして注射剤を調製した。
【0034】実施例32 約1.5lの注射用蒸留水を約60℃に加温し、濃グリ
セリン5.3gおよび10%乳酸2.0gを添加し、充
分溶解させた後、最後にYM087 1.0gを撹拌溶
解させ、pHが3.5であることを確認した。エチルア
ルコール2gを添加し、最後に注射用蒸留水を加えて全
量を2lとし、除菌フィルターでろ過した後、ガラスア
ンプルに10mlずつ充填熔閉後115℃30分で滅菌
処理を施し、その後水で速やかに室温まで冷却し注射剤
を調製した。製造過程時および60℃1箇月経過した時
点で結晶析出が認められず安定であった。
セリン5.3gおよび10%乳酸2.0gを添加し、充
分溶解させた後、最後にYM087 1.0gを撹拌溶
解させ、pHが3.5であることを確認した。エチルア
ルコール2gを添加し、最後に注射用蒸留水を加えて全
量を2lとし、除菌フィルターでろ過した後、ガラスア
ンプルに10mlずつ充填熔閉後115℃30分で滅菌
処理を施し、その後水で速やかに室温まで冷却し注射剤
を調製した。製造過程時および60℃1箇月経過した時
点で結晶析出が認められず安定であった。
【0035】実施例33 実施例32の濃グリセリンの代わりに4.2gのプロピ
レングリコールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例34 実施例32の濃グリセリンの代わりに11.0gのマン
ニトールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例35 実施例32の濃グリセリンの代わりに11.0gのソル
ビトールを用い、同様にして注射剤を調製した。
レングリコールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例34 実施例32の濃グリセリンの代わりに11.0gのマン
ニトールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例35 実施例32の濃グリセリンの代わりに11.0gのソル
ビトールを用い、同様にして注射剤を調製した。
【0036】実施例36 実施例32の濃グリセリンの代わりに11.0gのキシ
リトールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例37 実施例32の濃グリセリンの代わりに11.0gのイノ
シトールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例38 実施例32の濃グリセリンの代わりに17.0gのポリ
エチレングリコール400を用い、同様にして注射剤を
調製した。
リトールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例37 実施例32の濃グリセリンの代わりに11.0gのイノ
シトールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例38 実施例32の濃グリセリンの代わりに17.0gのポリ
エチレングリコール400を用い、同様にして注射剤を
調製した。
【0037】実施例39 約1.5lの注射用蒸留水を約60℃に加温し、濃グリ
セリン5.2g、ポリエチレングリコール4000 2
0gおよび10%乳酸2.0gを添加し、充分溶解させ
た後、最後にYM087 3.0gを撹拌溶解させ、p
Hが3.5であることを確認した。エチルアルコール2
gを添加し、最後に注射用蒸留水を加えて全量を2lと
し、除菌フィルターでろ過した後、ガラスアンプルに2
mlずつ充填熔閉後115℃30分で滅菌処理を施し、
その後水で速やかに室温まで冷却し注射剤を調製した。
セリン5.2g、ポリエチレングリコール4000 2
0gおよび10%乳酸2.0gを添加し、充分溶解させ
た後、最後にYM087 3.0gを撹拌溶解させ、p
Hが3.5であることを確認した。エチルアルコール2
gを添加し、最後に注射用蒸留水を加えて全量を2lと
し、除菌フィルターでろ過した後、ガラスアンプルに2
mlずつ充填熔閉後115℃30分で滅菌処理を施し、
その後水で速やかに室温まで冷却し注射剤を調製した。
【0038】実施例40 実施例39の濃グリセリンの代わりに4.2gのプロピ
レングリコールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例41 実施例39の濃グリセリンの代わりに11.0gのマン
ニトールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例42 実施例39の濃グリセリンの代わりに11.0gのソル
ビトールを用い、同様にして注射剤を調製した。
レングリコールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例41 実施例39の濃グリセリンの代わりに11.0gのマン
ニトールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例42 実施例39の濃グリセリンの代わりに11.0gのソル
ビトールを用い、同様にして注射剤を調製した。
【0039】実施例43 実施例39の濃グリセリンの代わりに11.0gのキシ
リトールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例44 実施例39の濃グリセリンの代わりに11.0gのイノ
シトールを用い、同様にして注射剤を調製した。
リトールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例44 実施例39の濃グリセリンの代わりに11.0gのイノ
シトールを用い、同様にして注射剤を調製した。
【0040】実施例45 約1.5lの注射用蒸留水を約60℃に加温し、濃グリ
セリン2.7g、ポリエチレングリコール400 8.
5gおよび10%乳酸2.0gを添加し、充分溶解させ
た後、最後にYM087 3.0gを撹拌溶解させ、p
Hが3.5であることを確認した。エチルアルコール2
gを添加し、最後に注射用蒸留水を加えて全量を2lと
し、除菌フィルターでろ過した後、ガラスアンプルに2
mlずつ充填熔閉後115℃30分で滅菌処理を施し、
その後水で速やかに室温まで冷却し注射剤を調製した。
セリン2.7g、ポリエチレングリコール400 8.
5gおよび10%乳酸2.0gを添加し、充分溶解させ
た後、最後にYM087 3.0gを撹拌溶解させ、p
Hが3.5であることを確認した。エチルアルコール2
gを添加し、最後に注射用蒸留水を加えて全量を2lと
し、除菌フィルターでろ過した後、ガラスアンプルに2
mlずつ充填熔閉後115℃30分で滅菌処理を施し、
その後水で速やかに室温まで冷却し注射剤を調製した。
【0041】実施例46 実施例45の濃グリセリンの代わりに2.6gのプロピ
レングリコールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例47 実施例45の濃グリセリンの代わりに5.5gのマンニ
トールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例48 実施例45の濃グリセリンの代わりに5.5gのソルビ
トールを用い、同様にして注射剤を調製した。
レングリコールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例47 実施例45の濃グリセリンの代わりに5.5gのマンニ
トールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例48 実施例45の濃グリセリンの代わりに5.5gのソルビ
トールを用い、同様にして注射剤を調製した。
【0042】実施例49 実施例45の濃グリセリンの代わりに5.5gのキシリ
トールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例50 実施例45の濃グリセリンの代わりに5.5gのイノシ
トールを用い、同様にして注射剤を調製した。
トールを用い、同様にして注射剤を調製した。 実施例50 実施例45の濃グリセリンの代わりに5.5gのイノシ
トールを用い、同様にして注射剤を調製した。
【0043】実施例51 約1.5lの注射用蒸留水を約60℃に加温し、濃グリ
セリン2.7g、ポリエチレングリコール300 6.
7gおよび10%乳酸2.0gを添加し、充分溶解させ
た後、最後にYM087 3.0gを撹拌溶解させ、p
Hが3.5であることを確認した。エチルアルコール2
gを添加し、最後に注射用蒸留水を加えて全量を2lと
し、除菌フィルターでろ過した後、ガラスアンプルに2
mlずつ充填熔閉後115℃30分で滅菌処理を施し、
その後水で速やかに室温まで冷却し注射剤を調製した。 実施例52 約1.5lの注射用蒸留水を約60℃に加温し、濃グリ
セリン5.3gおよび10%乳酸2.0gを添加し、充
分溶解させた後、最後にYM087 0.5gを撹拌溶
解させ、pHが3.5であることを確認した。最後に注
射用蒸留水を加えて全量を2lとし、除菌フィルターで
ろ過した後、ガラスアンプルに2mlずつ充填熔閉後1
15℃30分で滅菌処理を施し、その後水で速やかに室
温まで冷却し注射剤を調製した。
セリン2.7g、ポリエチレングリコール300 6.
7gおよび10%乳酸2.0gを添加し、充分溶解させ
た後、最後にYM087 3.0gを撹拌溶解させ、p
Hが3.5であることを確認した。エチルアルコール2
gを添加し、最後に注射用蒸留水を加えて全量を2lと
し、除菌フィルターでろ過した後、ガラスアンプルに2
mlずつ充填熔閉後115℃30分で滅菌処理を施し、
その後水で速やかに室温まで冷却し注射剤を調製した。 実施例52 約1.5lの注射用蒸留水を約60℃に加温し、濃グリ
セリン5.3gおよび10%乳酸2.0gを添加し、充
分溶解させた後、最後にYM087 0.5gを撹拌溶
解させ、pHが3.5であることを確認した。最後に注
射用蒸留水を加えて全量を2lとし、除菌フィルターで
ろ過した後、ガラスアンプルに2mlずつ充填熔閉後1
15℃30分で滅菌処理を施し、その後水で速やかに室
温まで冷却し注射剤を調製した。
【0044】実施例53 約1.5Lの注射用蒸留水を約60℃に加温し、濃グリ
セリン5.3gおよび10%乳酸2.0gを添加し、充
分溶解させた後、最後にYM087 1.5gを撹拌溶
解させ、pHが3.5であることを確認した。最後に注
射用蒸留水を加えて全量を2lとし、除菌フィルターで
ろ過した後、ガラスアンプルに2mlずつ充填熔閉後1
15℃30分で滅菌処理を施し、その後水で速やかに室
温まで冷却し注射剤を調製した。 実施例54 約1.5lの注射用蒸留水を約60℃に加温し、マンニ
トール11.0gおよび10%乳酸2.0gを添加し、
充分溶解させた後、最後にYM087 1.5gを撹拌
溶解させ、pHが3.5であることを確認した。最後に
注射用蒸留水を加えて全量を2lとし、除菌フィルター
でろ過した後、ガラスアンプルに2mlずつ充填熔閉後
115℃30分で滅菌処理を施し、その後水で速やかに
室温まで冷却し注射剤を調製した。
セリン5.3gおよび10%乳酸2.0gを添加し、充
分溶解させた後、最後にYM087 1.5gを撹拌溶
解させ、pHが3.5であることを確認した。最後に注
射用蒸留水を加えて全量を2lとし、除菌フィルターで
ろ過した後、ガラスアンプルに2mlずつ充填熔閉後1
15℃30分で滅菌処理を施し、その後水で速やかに室
温まで冷却し注射剤を調製した。 実施例54 約1.5lの注射用蒸留水を約60℃に加温し、マンニ
トール11.0gおよび10%乳酸2.0gを添加し、
充分溶解させた後、最後にYM087 1.5gを撹拌
溶解させ、pHが3.5であることを確認した。最後に
注射用蒸留水を加えて全量を2lとし、除菌フィルター
でろ過した後、ガラスアンプルに2mlずつ充填熔閉後
115℃30分で滅菌処理を施し、その後水で速やかに
室温まで冷却し注射剤を調製した。
【0045】実施例55 約1.5lの注射用蒸留水を約60℃に加温し、濃グリ
セリン5.3gおよび10%リン酸0.9gを添加し、
充分溶解させた後、最後にYM087 1.0gを撹拌
溶解させ、pHが3.5であることを確認した。最後に
注射用蒸留水を加えて全量を2lとし、除菌フィルター
でろ過した後、ガラスアンプルに2mlずつ充填熔閉後
115℃30分で滅菌処理を施し、その後水で速やかに
室温まで冷却し注射剤を調製した。 実施例56 約1.5lの注射用蒸留水を約60℃に加温し、濃グリ
セリン5.3gおよび10%リン酸0.9gを添加し、
充分溶解させた後、最後にYM087 1.5gを撹拌
溶解させ、pHが3.5であることを確認した。最後に
注射用蒸留水を加えて全量を2lとし、除菌フィルター
でろ過した後、ガラスアンプルに2mlずつ充填熔閉後
115℃30分で滅菌処理を施し、その後水で速やかに
室温まで冷却し注射剤を調製した。
セリン5.3gおよび10%リン酸0.9gを添加し、
充分溶解させた後、最後にYM087 1.0gを撹拌
溶解させ、pHが3.5であることを確認した。最後に
注射用蒸留水を加えて全量を2lとし、除菌フィルター
でろ過した後、ガラスアンプルに2mlずつ充填熔閉後
115℃30分で滅菌処理を施し、その後水で速やかに
室温まで冷却し注射剤を調製した。 実施例56 約1.5lの注射用蒸留水を約60℃に加温し、濃グリ
セリン5.3gおよび10%リン酸0.9gを添加し、
充分溶解させた後、最後にYM087 1.5gを撹拌
溶解させ、pHが3.5であることを確認した。最後に
注射用蒸留水を加えて全量を2lとし、除菌フィルター
でろ過した後、ガラスアンプルに2mlずつ充填熔閉後
115℃30分で滅菌処理を施し、その後水で速やかに
室温まで冷却し注射剤を調製した。
【0046】実施例57 約1.5lの注射用蒸留水を約60℃に加温し、ラクト
ース11.0gおよび10%乳酸2.0gを添加し、充
分溶解させた後、最後にYM087 1.0gを撹拌溶
解させ、pHが3.5であることを確認した。最後に注
射用蒸留水を加えて全量を2lとし、除菌フィルターで
ろ過した後、ガラスアンプルに10mlずつ充填熔閉後
115℃30分で滅菌処理を施し、その後水で速やかに
室温まで冷却し注射剤を調製した。
ース11.0gおよび10%乳酸2.0gを添加し、充
分溶解させた後、最後にYM087 1.0gを撹拌溶
解させ、pHが3.5であることを確認した。最後に注
射用蒸留水を加えて全量を2lとし、除菌フィルターで
ろ過した後、ガラスアンプルに10mlずつ充填熔閉後
115℃30分で滅菌処理を施し、その後水で速やかに
室温まで冷却し注射剤を調製した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 47/10 A61K 47/10 J 47/12 47/12 Z 47/26 47/26 J // C07D 487/04 150 9271−4C C07D 487/04 150
Claims (9)
- 【請求項1】4’−[(2−メチル−1,4,5,6−
テトラヒドロイミダゾ[4,5−d][1]ベンズアゼ
ピン−6−イル)カルボニル]−2−フェニルベンズア
ニリドもしくはその酸付加塩、アルコール性水酸基を有
する賦形剤、およびpH調節剤を含有してなる、pH値
を2〜4.5に調節した安定な水溶液。 - 【請求項2】アルコール性水酸基を有する賦形剤が、多
価アルコール、糖アルコール、糖類または低級アルコー
ルからなる群から1種または2種以上選択されてなる、
請求項1記載の水溶液。 - 【請求項3】多価アルコールが、グリセリン、プロピレ
ングリコール、ポリエチレングリコールからなる群から
1種または2種以上選択されてなる、請求項2記載の水
溶液。 - 【請求項4】糖アルコールが、マンニトール、ソルビト
ール、キシリトール、イノシトールからなる群から1種
または2種以上選択されてなる、請求項2記載の水溶
液。 - 【請求項5】糖類が、ラクトース、グルコース、シュー
クロース、トレハロースからなる群から1種または2種
以上選択されてなる、請求項2記載の水溶液。 - 【請求項6】低級アルコールがエタノールである請求項
2記載の水溶液。 - 【請求項7】pH調節剤が、クエン酸、乳酸、酒石酸、
リン酸およびそれらの塩からなる群から1種または2種
以上選択されてなる、請求項1記載の水溶液。 - 【請求項8】pH値が、3〜4.5である請求項1記載
の水溶液。 - 【請求項9】注射に適する請求項1〜8のいずれかに記
載の水溶液。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3864595A JPH08231403A (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | アルギニンバソプレシン拮抗薬を含有する安定な水溶液 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3864595A JPH08231403A (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | アルギニンバソプレシン拮抗薬を含有する安定な水溶液 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08231403A true JPH08231403A (ja) | 1996-09-10 |
Family
ID=12530999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3864595A Pending JPH08231403A (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | アルギニンバソプレシン拮抗薬を含有する安定な水溶液 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08231403A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1008354A1 (en) * | 1996-12-25 | 2000-06-14 | Yamanouchi Pharmaceutical Co. Ltd. | Immediately disintegrable medicinal compositions |
US6268359B1 (en) | 1998-01-28 | 2001-07-31 | Senju Pharmaceutical Co., Ltd. | Preventives or remedies for vision disorders |
WO2001054698A1 (en) * | 2000-01-26 | 2001-08-02 | Warner-Lambert Company | Method for preventing or treating postoperative ileus |
WO2007026771A1 (ja) * | 2005-08-31 | 2007-03-08 | Ono Pharmaceutical Co., Ltd. | 点滴用注射剤 |
CN105310978A (zh) * | 2014-08-04 | 2016-02-10 | 李峰 | 一种含有活性成分盐酸考尼伐坦的药物组合物及其制剂 |
KR20220092164A (ko) | 2020-12-24 | 2022-07-01 | 주식회사 종근당 | 디쿠아포솔 또는 이의 약제학적으로 허용가능한 염과 토코페롤을 함유하는 건성안 예방 또는 치료용 약제학적 조성물 |
-
1995
- 1995-02-27 JP JP3864595A patent/JPH08231403A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP1008354A4 (en) * | 1996-12-25 | 2006-02-01 | Astellas Pharma Inc | IMMEDIATELY DISINTEGRABLE MEDICINAL COMPOSITIONS |
US7189415B2 (en) | 1996-12-25 | 2007-03-13 | Astellas Pharma Inc. | Rapidly disintegrable pharmaceutical composition |
US6268359B1 (en) | 1998-01-28 | 2001-07-31 | Senju Pharmaceutical Co., Ltd. | Preventives or remedies for vision disorders |
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KR20220092164A (ko) | 2020-12-24 | 2022-07-01 | 주식회사 종근당 | 디쿠아포솔 또는 이의 약제학적으로 허용가능한 염과 토코페롤을 함유하는 건성안 예방 또는 치료용 약제학적 조성물 |
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