JPH08231315A - 塩素化イソシアヌル酸組成物 - Google Patents
塩素化イソシアヌル酸組成物Info
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- JPH08231315A JPH08231315A JP7064919A JP6491995A JPH08231315A JP H08231315 A JPH08231315 A JP H08231315A JP 7064919 A JP7064919 A JP 7064919A JP 6491995 A JP6491995 A JP 6491995A JP H08231315 A JPH08231315 A JP H08231315A
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- chlorinated isocyanuric
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Abstract
(57)【要約】
【構成】本発明は、塩素化イソシアヌル酸、そのアルカ
リ金属塩および、そのアルカリ金属塩の水和物から選ば
れる１種または２種以上と一般式〔Ｉ〕 【化１】 （ＲはＣ1 〜Ｃ４の直鎖または分枝のアルキルを表し、
ｎは０〜４の整数を表す）で示されるベンゾトリアゾー
ル誘導体を含有することを特徴とする塩素化イソシアヌ
ル酸組成物である。 【効果】水中に浸漬又は流水に接触した際、金属の腐食
を抑制し、その臭気を抑制することができる。従って、
本発明の組成物は、プール、し尿処理、トイレ、台所
等、耐蝕性が求められている場所の殺菌消毒に有効に使
用することができる。 【化２】
リ金属塩および、そのアルカリ金属塩の水和物から選ば
れる１種または２種以上と一般式〔Ｉ〕 【化１】 （ＲはＣ1 〜Ｃ４の直鎖または分枝のアルキルを表し、
ｎは０〜４の整数を表す）で示されるベンゾトリアゾー
ル誘導体を含有することを特徴とする塩素化イソシアヌ
ル酸組成物である。 【効果】水中に浸漬又は流水に接触した際、金属の腐食
を抑制し、その臭気を抑制することができる。従って、
本発明の組成物は、プール、し尿処理、トイレ、台所
等、耐蝕性が求められている場所の殺菌消毒に有効に使
用することができる。 【化２】
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は耐蝕性及び臭気抑制に優
れた塩素化イソシアヌル酸組成物に関し、詳しくは該組
成物を水中に浸漬又は流水に接触した際、その組成物が
溶解している水の雰囲気に存在する金属の腐食を著しく
抑制し、かつ臭気を抑制するものである。該組成物は、
粉末、顆粒、錠剤等いかなる形状でも使用でき、そのた
めプ−ル、し尿処理、トイレ、台所等、耐蝕性が要求さ
れる場所においての殺菌消毒に有効に使用される。
れた塩素化イソシアヌル酸組成物に関し、詳しくは該組
成物を水中に浸漬又は流水に接触した際、その組成物が
溶解している水の雰囲気に存在する金属の腐食を著しく
抑制し、かつ臭気を抑制するものである。該組成物は、
粉末、顆粒、錠剤等いかなる形状でも使用でき、そのた
めプ−ル、し尿処理、トイレ、台所等、耐蝕性が要求さ
れる場所においての殺菌消毒に有効に使用される。
【０００２】
【従来の技術】従来から塩素化イソシアヌル酸を使用し
た場合の腐食性については問題になっており、そのため
アルカリ系無機化合物を配合し組成物が溶解した際、そ
の水溶液を中性にすることで腐食を抑制することが行わ
れてきた。（特開平１−１３２５０４等参照）また、有
効塩素が存在する物質に対する腐食防止は出来ないもの
とあきらめ、取り扱う材料をできるだけ金属ではなく、
樹脂（ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプ
ロピレン樹脂等）を使用することで対応してきた。
た場合の腐食性については問題になっており、そのため
アルカリ系無機化合物を配合し組成物が溶解した際、そ
の水溶液を中性にすることで腐食を抑制することが行わ
れてきた。（特開平１−１３２５０４等参照）また、有
効塩素が存在する物質に対する腐食防止は出来ないもの
とあきらめ、取り扱う材料をできるだけ金属ではなく、
樹脂（ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプ
ロピレン樹脂等）を使用することで対応してきた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
様な組成物ではその溶液を中性にするために、その組成
物のかなりの割合をアルカリ系無機化合物等の配合物で
しめなければならず、組成物の活性成分がその錠剤に比
して少なくなり、必要な有効塩素を長期間供給すること
が出来ないばかりか、酸化剤である塩素化イソシアヌル
酸にアルカリ物を混合するため、塩素化イソシアヌル酸
が分解し臭気が悪化するおそれがあるだけでなく、安全
性にも問題が生じることがあった。しかも中性にする方
法では腐食がわずかに少なくなる程度で効果の面でも問
題があった。また材質を樹脂に変更することは、その装
置の強度、加工技術の点で好ましくない問題が生じるこ
とがあった。
様な組成物ではその溶液を中性にするために、その組成
物のかなりの割合をアルカリ系無機化合物等の配合物で
しめなければならず、組成物の活性成分がその錠剤に比
して少なくなり、必要な有効塩素を長期間供給すること
が出来ないばかりか、酸化剤である塩素化イソシアヌル
酸にアルカリ物を混合するため、塩素化イソシアヌル酸
が分解し臭気が悪化するおそれがあるだけでなく、安全
性にも問題が生じることがあった。しかも中性にする方
法では腐食がわずかに少なくなる程度で効果の面でも問
題があった。また材質を樹脂に変更することは、その装
置の強度、加工技術の点で好ましくない問題が生じるこ
とがあった。
【０００４】本発明は、このような事情から見てなされ
たもので、上述の諸問題点を改善し、臭気が少なく、腐
食を抑制し、安定して一定量の有効塩素を供給できる塩
素化イソシアヌル酸組成物を提供することを目的とす
る。
たもので、上述の諸問題点を改善し、臭気が少なく、腐
食を抑制し、安定して一定量の有効塩素を供給できる塩
素化イソシアヌル酸組成物を提供することを目的とす
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記の問題
点を解決するため、鋭意検討を重ねた結果、塩素化イソ
シアヌル酸とベンゾトリアゾール誘導体を含有して得ら
れる組成物が、金属に対する腐食を大幅に抑制し、且つ
臭気が少なくなることを見いだし、本発明の完成に至っ
た。
点を解決するため、鋭意検討を重ねた結果、塩素化イソ
シアヌル酸とベンゾトリアゾール誘導体を含有して得ら
れる組成物が、金属に対する腐食を大幅に抑制し、且つ
臭気が少なくなることを見いだし、本発明の完成に至っ
た。
【０００６】本発明は、塩素化イソシアヌル酸、そのア
ルカリ金属塩および、そのアルカリ金属塩の水和物から
選ばれる１種または２種以上と一般式〔Ｉ〕
ルカリ金属塩および、そのアルカリ金属塩の水和物から
選ばれる１種または２種以上と一般式〔Ｉ〕
【０００７】
【化３】
【０００８】（ＲはＣ1 〜Ｃ４の直鎖または分枝のアル
キルを表し、ｎは０〜４の整数を表す）で示されるベン
ゾトリアゾール誘導体を含有することを特徴とする塩素
化イソシアヌル酸組成物である。以下、本発明を詳細に
説明する。
キルを表し、ｎは０〜４の整数を表す）で示されるベン
ゾトリアゾール誘導体を含有することを特徴とする塩素
化イソシアヌル酸組成物である。以下、本発明を詳細に
説明する。
【０００９】本発明において、塩素化イソシアヌル酸と
して好適なものは、トリクロルイソシアヌル酸、ジクロ
ルイソシアヌル酸であり、そのアルカリ金属塩として好
適なものは、ジクロルイソシアヌル酸ナトリウム、ジク
ロルイソシアヌル酸カリウムであり、そのアルカリ金属
塩の水和物として好適なものは、ジクロルイソシアヌル
酸ナトリウム一水和物、ジクロルイソシアヌル酸ナトリ
ウム二水和物、及びジクロルイソシアヌル酸カリウム一
水和物である。
して好適なものは、トリクロルイソシアヌル酸、ジクロ
ルイソシアヌル酸であり、そのアルカリ金属塩として好
適なものは、ジクロルイソシアヌル酸ナトリウム、ジク
ロルイソシアヌル酸カリウムであり、そのアルカリ金属
塩の水和物として好適なものは、ジクロルイソシアヌル
酸ナトリウム一水和物、ジクロルイソシアヌル酸ナトリ
ウム二水和物、及びジクロルイソシアヌル酸カリウム一
水和物である。
【００１０】本発明組成物中には上記塩素化イソシアヌ
ル酸、そのアルカリ金属塩、そのアルカリ金属塩の水和
物から選ばれる１種または２種以上を含有することがで
きる。
ル酸、そのアルカリ金属塩、そのアルカリ金属塩の水和
物から選ばれる１種または２種以上を含有することがで
きる。
【００１１】本発明において、塩素化イソシアヌル酸及
びベンゾトリアゾール誘導体は、粉末状、顆粒状、錠剤
等の物が用いられる。
びベンゾトリアゾール誘導体は、粉末状、顆粒状、錠剤
等の物が用いられる。
【００１２】組成物中のベンゾトリアゾール誘導体の配
合割合は０．０５〜５０％であるが、好ましくは１〜２
０％である。ベンゾトリアゾール誘導体が０．０５％以
下の場合、塩素化イソシアヌル酸の金属腐食、臭気に対
する抑制効果が少ない。ベンゾトリアゾール誘導体が５
０％を越えて使用することも出来るが、腐食、臭気抑制
の効果はそれほど変化せず、コスト的にも高いものにつ
くことになる。
合割合は０．０５〜５０％であるが、好ましくは１〜２
０％である。ベンゾトリアゾール誘導体が０．０５％以
下の場合、塩素化イソシアヌル酸の金属腐食、臭気に対
する抑制効果が少ない。ベンゾトリアゾール誘導体が５
０％を越えて使用することも出来るが、腐食、臭気抑制
の効果はそれほど変化せず、コスト的にも高いものにつ
くことになる。
【００１３】本発明で使用するベンゾトリアゾール誘導
体には、その互変異性体をも含むものである。また、ナ
トリウムおよびカリウムなどのアルカリ金属塩も含まれ
る。
体には、その互変異性体をも含むものである。また、ナ
トリウムおよびカリウムなどのアルカリ金属塩も含まれ
る。
【００１４】一般式〔Ｉ〕で表されるベンゾトリアゾー
ルの置換基ＲはＣ1 〜Ｃ４の直鎖または分枝のアルキル
を表し、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブ
チル、ｓｅｃ−ブチル、ｔｅｒ−ブチルである。
ルの置換基ＲはＣ1 〜Ｃ４の直鎖または分枝のアルキル
を表し、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブ
チル、ｓｅｃ−ブチル、ｔｅｒ−ブチルである。
【００１５】本組成物は、ベンゾトリアゾール誘導体の
１種または２種以上を含有することができる。
１種または２種以上を含有することができる。
【００１６】ベンゾトリアゾール誘導体として特に好ま
しいものは１，２，３−ベンゾトリアゾール、４−メチ
ルベンゾトリアゾール、５−メチルベンゾトリアゾー
ル、１，２，３−ベンゾトリアゾールナトリウム塩、
１，２，３−ベンゾトリアゾールカリウム塩、５−メチ
ルベンゾトリアゾールナトリウム塩、５−メチルベンゾ
トリアゾールカリウム塩、４−メチルベンゾトリアゾー
ルナトリウム塩、４−メチルベンゾトリアゾールカリウ
ム塩である。
しいものは１，２，３−ベンゾトリアゾール、４−メチ
ルベンゾトリアゾール、５−メチルベンゾトリアゾー
ル、１，２，３−ベンゾトリアゾールナトリウム塩、
１，２，３−ベンゾトリアゾールカリウム塩、５−メチ
ルベンゾトリアゾールナトリウム塩、５−メチルベンゾ
トリアゾールカリウム塩、４−メチルベンゾトリアゾー
ルナトリウム塩、４−メチルベンゾトリアゾールカリウ
ム塩である。
【００１７】さらに他の腐食防止剤を併用することもで
きる。
きる。
【００１８】また目的に応じて安息香酸、クエン酸、コ
ハク酸、アジピン酸、リンゴ酸及び酒石酸等の有機酸か
ら選ばれた少なくとも一種の有機酸を配合し、その組成
物の溶解速度をコントロールすることができる。また、
これら有機酸を含有することにより薬剤の安定性を増大
させることができる。有機酸の配合割合は５〜９０％、
好ましくは１０〜７０％である。
ハク酸、アジピン酸、リンゴ酸及び酒石酸等の有機酸か
ら選ばれた少なくとも一種の有機酸を配合し、その組成
物の溶解速度をコントロールすることができる。また、
これら有機酸を含有することにより薬剤の安定性を増大
させることができる。有機酸の配合割合は５〜９０％、
好ましくは１０〜７０％である。
【００１９】剤形としては任意に選ぶことができるが、
加圧成形をする際には、必要に応じてこれにステアリン
酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン
酸ナトリウム、安息香酸ナトリウム、オルトほう酸等の
滑沢剤を、０．１〜１０重量％配合することにより、加
圧成形を容易にすることができる。
加圧成形をする際には、必要に応じてこれにステアリン
酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン
酸ナトリウム、安息香酸ナトリウム、オルトほう酸等の
滑沢剤を、０．１〜１０重量％配合することにより、加
圧成形を容易にすることができる。
【００２０】また目的によりアニオン系、ノニオン系等
の界面活性剤を混合し、殺菌効果の他、洗浄効果を高め
る目的に使用することができる。
の界面活性剤を混合し、殺菌効果の他、洗浄効果を高め
る目的に使用することができる。
【００２１】
【実施例】以下に本発明を実施例及び比較例により、更
に具体的に説明する。但し、本発明は、これらに何ら限
定されるものではない。
に具体的に説明する。但し、本発明は、これらに何ら限
定されるものではない。
【００２２】（実施例１）１００〜１６８０μの粒径を
有するトリクロルイソシアヌル酸９４．５重量部、粉末
状１，２，３−ベンゾトリアゾ−ル５重量部、ステアリ
ン酸カルシウム０．５重量部の割合で混合し、該混合物
３０ｇを面圧約１〜２ｔ／ｃｍ2 のプレス圧力で加圧成
形し、直径３０ｍｍ、高さ２４ｍｍの円柱状の成形物を
得た。
有するトリクロルイソシアヌル酸９４．５重量部、粉末
状１，２，３−ベンゾトリアゾ−ル５重量部、ステアリ
ン酸カルシウム０．５重量部の割合で混合し、該混合物
３０ｇを面圧約１〜２ｔ／ｃｍ2 のプレス圧力で加圧成
形し、直径３０ｍｍ、高さ２４ｍｍの円柱状の成形物を
得た。
【００２３】（実施例２〜１２）表１に記載した配合組
成により、実施例１と同様にして塩素化イソシアヌル酸
成形物をそれぞれ得た。
成により、実施例１と同様にして塩素化イソシアヌル酸
成形物をそれぞれ得た。
【００２４】（比較例１、２）１００〜１６８０μの粒
径を有する顆粒状トリクロルイソシアヌル酸またはジク
ロルイソシアヌル酸ナトリウム二水和物９９．５重量
部、滑沢剤としてステアリン酸カルシウムを０．５重量
部の割合で混合し、実施例１と同様にして加圧成形し、
直径３０ｍｍ、高さ２４ｍｍの円柱状の成形物を得た。
径を有する顆粒状トリクロルイソシアヌル酸またはジク
ロルイソシアヌル酸ナトリウム二水和物９９．５重量
部、滑沢剤としてステアリン酸カルシウムを０．５重量
部の割合で混合し、実施例１と同様にして加圧成形し、
直径３０ｍｍ、高さ２４ｍｍの円柱状の成形物を得た。
【００２５】（腐食性テスト）直径７ｃｍ、高さ１３ｃ
ｍ、４５０ｃｃのガラス製のビンに水を下から３ｃｍの
高さまで加え、これに直径３０ｍｍ，高さ２４ｍｍ、重
量３０ｇの上記実施例および比較例で得られた錠剤を１
個浸漬させる。これに幅３０ｍｍ，長さ６０ｍｍ、厚さ
０．５ｍｍの金属板を入れ、金属板の下部半分が水中
に、上部半分が空気中になる様にした。この容器を蓋を
せず大気開放しながら室温で放置し、４８時間後の金属
板の状況を観察した。結果を表１に示した。
ｍ、４５０ｃｃのガラス製のビンに水を下から３ｃｍの
高さまで加え、これに直径３０ｍｍ，高さ２４ｍｍ、重
量３０ｇの上記実施例および比較例で得られた錠剤を１
個浸漬させる。これに幅３０ｍｍ，長さ６０ｍｍ、厚さ
０．５ｍｍの金属板を入れ、金属板の下部半分が水中
に、上部半分が空気中になる様にした。この容器を蓋を
せず大気開放しながら室温で放置し、４８時間後の金属
板の状況を観察した。結果を表１に示した。
【００２６】（臭気テスト）直径７ｃｍ、高さ１３ｃ
ｍ、４５０ｃｃのガラス製ビンに、直径３０ｍｍ，高さ
２４ｍｍ、重量３０ｇの上記実施例および比較例で得ら
れた錠剤を２個入れ、外部との空気の出入りがないよう
蓋を密閉する。２４時間室温で放置後、塩素ガス用の検
知管でビン内部の塩素臭気を測定した。結果を表１に示
した。
ｍ、４５０ｃｃのガラス製ビンに、直径３０ｍｍ，高さ
２４ｍｍ、重量３０ｇの上記実施例および比較例で得ら
れた錠剤を２個入れ、外部との空気の出入りがないよう
蓋を密閉する。２４時間室温で放置後、塩素ガス用の検
知管でビン内部の塩素臭気を測定した。結果を表１に示
した。
【００２７】
【表１】
【００２８】
【発明の効果】塩素化イソシアヌル酸等ベンゾトリアゾ
ール誘導体を含有しない組成物ではステンレス（例えば
ＳＵＳ４３０）や鉄（例えばＳＳ４１）を著しく腐食
し、塩素臭気もあり使用上問題がある。しかし、ベンゾ
トリアゾール誘導体を配合して得られた本発明の組成物
では、水中に浸漬又は流水に接触した際、金属の腐食を
抑制し、その臭気を抑制することができる。従って、本
発明の組成物は、プール、し尿処理、トイレ、台所等、
耐蝕性が求められている場所の殺菌消毒に有効に使用す
ることができる。
ール誘導体を含有しない組成物ではステンレス（例えば
ＳＵＳ４３０）や鉄（例えばＳＳ４１）を著しく腐食
し、塩素臭気もあり使用上問題がある。しかし、ベンゾ
トリアゾール誘導体を配合して得られた本発明の組成物
では、水中に浸漬又は流水に接触した際、金属の腐食を
抑制し、その臭気を抑制することができる。従って、本
発明の組成物は、プール、し尿処理、トイレ、台所等、
耐蝕性が求められている場所の殺菌消毒に有効に使用す
ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ａ０１Ｎ 43:64）
Claims (7)
- 【請求項１】塩素化イソシアヌル酸、そのアルカリ金属
塩および、そのアルカリ金属塩の水和物から選ばれる１
種または２種以上と一般式〔Ｉ〕 【化１】 （ＲはＣ1 〜Ｃ４の直鎖または分枝のアルキルを表し、
ｎは０〜４の整数を表す）で示されるベンゾトリアゾー
ル誘導体を含有することを特徴とする塩素化イソシアヌ
ル酸組成物。 - 【請求項２】ベンゾトリアゾール誘導体の配合割合が
０．０５〜５０重量％であることを特徴とする請求項１
記載の塩素化イソシアヌル酸組成物。 - 【請求項３】塩素化イソシアヌル酸、そのアルカリ金属
塩および、そのアルカリ金属塩の水和物から選ばれる１
種または２種以上と一般式〔Ｉ〕 【化２】 （ＲはＣ1 〜Ｃ４の直鎖または分枝のアルキルを表し、
ｎは０〜４の整数を表す）で示されるベンゾトリアゾー
ル誘導体および安息香酸、クエン酸、コハク酸、アジピ
ン酸、リンゴ酸及び酒石酸からなる群から選ばれた１種
または２種以上の有機酸とを含有することを特徴とする
請求項１または２記載の塩素化イソシアヌル酸組成物。 - 【請求項４】塩素化イソシアヌル酸がトリクロルイソシ
アヌル酸及び／又はジクロルイソシアヌル酸であること
を特徴とする請求項１、２または３に記載の塩素化イソ
シアヌル酸組成物。 - 【請求項５】塩素化イソシアヌル酸のアルカリ金属塩が
ジクロルイソシアヌル酸ナトリウム及び／又はジクロル
イソシアヌル酸カリウムであることを特徴とする請求項
１、２、３または４に記載の塩素化イソシアヌル酸組成
物。 - 【請求項６】塩素化イソシアヌル酸のアルカリ金属塩の
水和物がジクロルイソシアヌル酸ナトリウム一水和物、
ジクロルイソシアヌル酸ナトリウム二水和物、及びジク
ロルイソシアヌル酸カリウム一水和物よりなる群から選
ばれた少なくとも一種であることを特徴とする請求項
１、２、３、４または５に記載の塩素化イソシアヌル酸
組成物。 - 【請求項７】ベンゾトリアゾール誘導体が１，２，３−
ベンゾトリアゾール、４−メチルベンゾトリアゾール及
び５−メチルベンゾトリアゾールから選ばれる１種また
は２種以上であることを特徴とする請求項１、２、３、
４、５または６に記載の塩素化イソシアヌル酸組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06491995A JP3687075B2 (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 塩素化イソシアヌル酸組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06491995A JP3687075B2 (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 塩素化イソシアヌル酸組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08231315A true JPH08231315A (ja) | 1996-09-10 |
| JP3687075B2 JP3687075B2 (ja) | 2005-08-24 |
Family
ID=13271945
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06491995A Expired - Fee Related JP3687075B2 (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 塩素化イソシアヌル酸組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3687075B2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006272258A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Shikoku Chem Corp | 糸状性バルキングの抑制方法 |
| KR100715234B1 (ko) * | 2005-10-28 | 2007-05-07 | 주식회사 삼양애니팜 | 살균 조성물 |
| JP2011119758A (ja) * | 2011-02-16 | 2011-06-16 | Sharp Corp | 半導体装置 |
| US20190105420A1 (en) * | 2017-10-11 | 2019-04-11 | Microban Products Company | Odor control composition and carpet having a durable odor control property |
| JP2019122443A (ja) * | 2018-01-12 | 2019-07-25 | 加地貿易 株式会社 | 塩素系洗浄剤の消臭剤及び清掃方法 |
| KR102237115B1 (ko) * | 2020-04-28 | 2021-04-19 | (주)바이오케미스타 | 비염산계 요석제거제 조성물 및 이를 포함하는 비염산계 액상 요석제거제 |
| JP2021178309A (ja) * | 2020-05-14 | 2021-11-18 | Ｅｓｉ株式会社 | 高純度次亜塩素酸水溶液生成用パウダー |
-
1995
- 1995-02-28 JP JP06491995A patent/JP3687075B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006272258A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Shikoku Chem Corp | 糸状性バルキングの抑制方法 |
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| JP2021178309A (ja) * | 2020-05-14 | 2021-11-18 | Ｅｓｉ株式会社 | 高純度次亜塩素酸水溶液生成用パウダー |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3687075B2 (ja) | 2005-08-24 |
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