JPH0823117B2 - 多層ウエブの形成装置及び多層ウエブの形成方法 - Google Patents

多層ウエブの形成装置及び多層ウエブの形成方法

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JPH0823117B2
JPH0823117B2 JP3511632A JP51163291A JPH0823117B2 JP H0823117 B2 JPH0823117 B2 JP H0823117B2 JP 3511632 A JP3511632 A JP 3511632A JP 51163291 A JP51163291 A JP 51163291A JP H0823117 B2 JPH0823117 B2 JP H0823117B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、多層の紙の形成、特にツインワイヤによる
多層の紙の形成に関する。さらに、本発明は、多層のウ
エブの基層に層で接着される外層が基本的にワイヤの張
力と遠心力とによって脱水された表面をもつツインワイ
ヤによる多層ウエブの形成に関する。
〔背景技術〕
多層の紙ウエブ製品を形成する従来の形成装置におい
ては、比較的目の荒い基層が第1に製造され、第2の外
層はその前に形成された基層と層接着して接触するよう
にして形成される。例えば、ボックスのような印刷容器
の外面を形成するための外層は、一層滑らかでより高品
質の表面を形成するようにパルプストックのより上級の
もので形成される。商業的に望ましい速度で外層を形成
するために、脱水操作は、外層が紙ウエブシートの基層
と層接着して接触する前に外層の両表面を通って行われ
る。これによって、主として外層を形成するために使用
されるパルプストックの品質によって容認できる紙製品
を製造することができる。しかし、一層安価なパルプで
一層すぐれた製品を製造する必要性、パルプの特性如何
に拘らず高速度でよりすぐれた製品を製造する要求又は
前記の必要性と要求を組合わせるという条件を満足させ
るには、層の接着特性がすぐれた内面を保持しながら所
望の印刷を可能とし、かつ、感じがよくて見た目も滑ら
かである外面を有する改良された多層のウエブを形成す
る形成装置の概念を必要とした。
従来の装置では、外層の両側から積極的に脱水が行わ
れた。即ち、ウエブの両面を通って行われる水分の除去
を一層強めるために、外層の両面に直接大気圧以下の空
気圧を作用させることによって脱水された。その両面が
積極的に脱水される時、パルプストック中のファインや
充填剤はウエブのそれぞれの表面へ向って両方向へ外方
へ押しやられ、脱水プロセス中に除去される。かくし
て、ウエブは迅速に脱水されて所望の効果をあげること
ができるが、製造されたウエブの外側の層接着特性に著
しく寄与するフィインや充填剤が多量に除去され、その
結果、ウエブの品質に悪影響を及ぼした。
〔発明の開示〕
層接着がなされる多層の紙ウエブ及びその結果作られ
る多層の紙製品における外層の前記の欠点、欠陥及び特
性は、本発明によって排除することができる。
そこで、本発明においては、ある時には“ホワイトト
ップライナー”と呼ばれる多層のウエブの外層は、遠心
力とウエブ上の形成ワイヤの張力とだけを使ってウエブ
の片側を通って脱水することにより製造される。その外
層は、それが層接着される基層の移動方向とはほぼ反対
の方向において形成される。上層の一般に上向きの表面
は、外側形成ワイヤと内側形成ワイヤとの間に放出され
た液状のパルプストックスラリーによって形成されたウ
エブの上に配置された下方へ凹状をなす上部外側形成ワ
イヤの張力によって脱水される。さらに、真空で補助す
る場合と補助しない場合があるが、例えば水のすくいと
りスロットのような1個以上の集水装置が外側形成ワイ
ヤの内側に押出された水を除去するのに役立つ。かくし
て、パルプストックスラリー中のファインと充填剤は、
比較的長い距離にわたって全体として凹状をなす下向き
の方向において下部形成ワイヤ内でのみ大気圧以下(真
空)の圧力にさらされる。これによって、水の除去率に
影響を与えると共に、ウエブの下面を通って移動するフ
ァインと充填剤の移動がウエブの繊維によって防止され
るという事実により、ウエブ、特にウエブの上面にそれ
らのファインと充填剤をより高い比率で保持することを
可能にする。ウエブの外層の下面を通って生じる下向き
の比較的静かな脱水は、比較的長い真空ゾーンにわたっ
てその層に大気圧以下の圧力を作用させることによって
行われる。そのような比較的長い真空ゾーンは、真空ボ
ックス即ち吸引ボックス、複数の間隔をおいて位置する
ホイルブレード、又はその両者の組合わせの形をとるこ
とができる。
従って、本発明の目的は、層の接着特性を改善した多
層の紙シートを製造する方法と装置を提供することであ
る。
本発明のもうひとつの目的は、層の接着が行われる表
面が専ら遠心力とワイヤの張力と重力とによって脱水さ
れるようにした多層の紙シートの外層を生じさせる方法
と装置を提供することである。
本発明の特徴と利点は、高い速度で製造することがで
きる多層の紙シートに、ホワイトトップライナーを配置
することができるようにすることである。
本発明のこれらの目的、特徴、効果、及びその他の目
的、特徴、効果は添付図面に関連して説明した好ましい
実施例の以下の説明を読むことによりこの技術に熟達し
た人にとって容易に明らかとなるであろう。
〔図面の簡単な説明〕
図1はスロートと回転ロールとの間の形成ゾーンの実
質的な長さにわたって配置された第1ワイヤ内のホイル
ボックスを示す形成装置(フォーマー)の側面図であ
る。
図2はホイルボックスを示す形成装置の側面図であっ
て、そのホイルボックスには、第1の、即ち、上層の下
方形成ワイヤ内に2個の吸引ボックスに続いてフォイル
ボックスが設けられている。
〔発明を実施するための最良の形態〕
図1に示すように、ループ状の第1の上層の下方形成
ワイヤ10とガイドロール12,12′,12″と回転する変向ロ
ール14とのまわりにループを形成する。この第1形成ワ
イヤ内には、ホイルボックス16が配置され、このホイル
ボックス16は、下方へ向って凹形、即ち上方へ向って凸
形をなす曲線を描いて第1形成ワイヤを走行させるよう
に配置された複数のホイル18によって形成される外郭を
有し、それは実質的にガイドロール12と変向ロール14と
の間に配置された形成ゾーンを構成する。
第1の下方形成ワイヤ10上方には、ループをなす第2
の上方形成ワイヤ20が配置され、この第2ワイヤ20は、
ガイドロール22,22′,22″,22によって形成されるル
ープ通路を移動する。
ガイドロール12,22は、それぞれの形成ワイヤ10,20が
互に接近して収斂する収斂部を形成するスロート24へ同
形成ワイヤ10,20を導き、同形成ワイヤ10,20は、ホイル
ボックス16の先行縁の近くで収斂する。図1に示される
実施例において、スロート24はホイルボックス16の起点
の直後位置まで延在する。
第2形成ワイヤ20は、変向ロール14の表面上を周囲方
向へ短い距離だけ第1形成ワイヤ上にとどまるように案
内される。変向ロール14は、吸引ロールであって周囲方
向へ間隔をおいて位置するシール28,30間に延在する真
空室26を有する。第1及び第2形成ワイヤは、上流の真
空室シール28をこえて短い距離だけ互いに接触する。
ループをなす第2形成ワイヤ20内には、いわゆるオー
トスライスの形をとることができる受水器(セーブオー
ル)32が配置されている。受水器は、ブレード、舌片、
又はスロット33を備え、これはループをなす第2形成ワ
イヤ20の内側のすぐ近くに位置するか、又はそれと無圧
接触する。そのような舌片又はスロット33は1個以上使
用することもできる。
ストック繊維の液状スラリーをスロート24へ導くため
にヘッドボックス34が配置される。例えば、機械速度、
ストックの濃度、及び使用される形成ワイヤの型式のよ
うな操作パラメータによって、ヘッドボックスのスライ
スノズルは、ほぼ形成ワイヤの一方又は他方へ向って方
向づけられる。
以上の構成の上層の形成装置(フォーマー)の下に
は、基層の形成ワイヤ36があって、その上に基層ウエブ
WBが他の手段によって上層の形成装置より上流で形成さ
れる。揺動可能なガイドロール38によって、尾部シール
30の上方の或る位置で始る変向ロール14の周囲部分のま
わりに基層の形成ワイヤ36を巻きつける。かくして、上
層ウエブWTは基層ウエブWB′と一緒に走行して接触する
状態となり、この接触期間中、それらのウエブ間で層の
接着が生じる。そのようにして形成された複合多層紙シ
ートを基層の形成ワイヤ36へ移す移送は、移送ボックス
40に真空圧をかけることによって確実に行われる。
大気圧以下の空気圧源24をホイルボックス16に接続す
ることができ、ホイルボックス内のホイルブレード18上
の一緒に走行する形成ワイヤ10,20間に形成されるウエ
ブの下側へ真空圧をかける。ループをなす第2形成ワイ
ヤの内側から排水装置44によって水分が除去され、ルー
プをなす第1形成ワイヤ内から排水装置46により水分が
除去される。
図1ないし図2に示す種々の形において、各々の図面
において対応する部材は、異なる図面に示す対応部材間
で区別するために、それに対応した接尾文字をつけて示
されている。同様に、特定図面の同一部材は各部材の数
字のあとに数の異るプライム(ダッシュ)符号をつけて
区別される。
図2に示すように、第1形成ワイヤ10a内の脱水部材
はホイルボックス16aと2個の真空ボックス17a,17a′と
で成る。下流方向へみて最後の真空ボックス17a′は新
しく形成された上層ウエブWTを第1形成ワイヤへ移す。
ループをなす第2形成ワイヤ20a内には、ホイルボッ
クスに接続する第1オートスライス48aと、2個の真空
ボックス17a,17a′の中間に第2オートスライス48a′と
が配置される。両オートスライスはループをなす形成ワ
イヤ20aの内側に非常に接近して配置されるか又はそれ
と無圧接触する。ヘッドボックス34aは、ガイドロール1
2a,22aをこえて収斂する形成ワイヤ10a,20a間に形成さ
れたスロート24a内へ液状ストック繊維流を排出する。
この場合には真空室を有しない平面ロールとしての回
転する変向ロール14aは、その表面のまわりに第1形成
ワイヤを移動させて基層の形成ワイヤ36a上を運ばれる
下層ウエブWBと一緒に走行して接触する状態とする。
図2に示される実施例において、ホイルボックス16a,
16bと真空ボックス17a,17a′,17b′は全体を52a,52a′,
52b,52b′として示された大気以下の空気圧源に接続さ
れる。ホイルボックス及び真空ボックスのワイヤ接触面
の輪郭は、下方へ凹状即ち、上方へ凸状をなす。ホイル
ボックスの表面は、互いに平行をなしてマシン方向へ間
隔をおいて位置し、かつ、クロスマシン方向に配置され
た一連の間隔をおいて位置するホイルによって形成され
るけれども、真空ボックスの輪郭は、普通穴あき弧状面
で構成され、この弧状面にはそのカバーを貫通するドリ
ル穴のような穴があいていて、ループをなす第1形成ワ
イヤの下側へ真空圧をかけることができるようになって
いる。
操作時、特に図1及び図2を参照すれば、ヘッドボッ
クスは一緒に走行する形成ワイヤ間のスロートへ液状の
ストックスラリーを排出する。大気圧以下の空気圧を両
形成ワイヤ間の繊維ストックスラリーに作用させること
は、第1形成ワイヤ10,10a,10bの下のホイルボックス又
は真空ボックスによってのみ行われるので、水分はスト
ックスラリーから外方かつ下方へ上層ウエブWTの下面を
通ってループをなす第1形成ワイヤ内へ引き込まれる。
第1形成ワイヤ上のストックスラリーの上に位置する第
2形成ワイヤ10,10a,10bの張力により、水分は第1及び
第2形成ワイヤ間に形成される上層ウエブWTを通って受
水器32、又はオートスライス48a,48a′,48b,48b′内へ
外方へ押し出される。水分は、また、ほぼ水平方向に配
置され下方へ凹状をなす形成ゾーンにおいて一緒に走行
する形成ワイヤのわずかに下方に湾曲する移動部分で遠
心力と重力とによって上層ウエブの上面を通って外方へ
押出される。大気圧以下の真空圧で又はその真空圧を使
用しないで操作するホイルボックス16,16a,16bのブレー
ドは水分をホイルボックス内へ静かに押しやる。このよ
うにウエブの脱水が行われる地点より下流で、真空ボッ
クス17a′,17b′にもっと高い大気圧以下の真空圧がか
けられ、上層ウエブはその下面を通ってさらに脱水され
る。
全ての実施例において、大気圧以下の空気圧が第1形
成ワイヤを通って上層ウエブの下側へだけにかけられる
と、ストックスラリー中のファインや充填剤は上層ウエ
ブの下面へ向って下方へ移動する。かくして、第1形成
ワイヤ上の上層ウエブの下面近くのファインのいくらか
がウエブから除去されるが、大気圧以下の空気圧によっ
て行われる脱水中、最初に第2形成ワイヤに隣接する上
層ウエブの上面近くにあった比較的多量のファインがウ
エブ内に残留する。ウエブにはこれらのファインが残留
するばかりでなく、両形成ワイヤ間のストックスラリー
には大気圧以下の空気圧が第2形成ワイヤを通ってかけ
られることがないので、ウエブにはストック中に最初に
存在するファインの大部分が残留する。換言すれば、上
層ウエブの上面から水分を除去する力は、遠心力と、ワ
イヤの張力と、実質的に水平に配置された形成部分にお
いてわずかに下方へ傾斜する形成ワイヤ移動部分におけ
る重力とである。上部(第2)形成ワイヤを通って除去
された水分は、従って、受水器又はオートスライスによ
って集水されるだけでよい。即ち、そのような水分はこ
れらのエレメントによって上部ワイヤを通って押し出さ
れることはない。
かくして、形成される上層ウエブの上表面にファイン
の大部分が残留する。この表面が回転ロール上で下層ウ
エブWBの上表面と層接着接触する表面である。層接着
は、接着される面の一方又は両方の面内にあるファイン
の比率が高い程向上するので、本発明によって上層ウエ
ブWTと基層ウエブWB間の層接着が改善される。これによ
って、ウエブの湿度レベルを低くして、一層速いマシン
速度で、及びその両者を組合わせた状態で層接着を達成
することを可能にする。
本発明において、上方へ(第2形成ワイヤを通って)
と下方へ(第1形成ワイヤを通って)の脱水が行われる
が、その脱水は前記したようにコントロールされる。上
層ウエブの上面又はその近くにより多くのファインが残
留して、層の接着が一層すぐれたものとなり、また、第
1形成ワイヤを通って下側だけに大気圧以下の圧力をか
けることにより、上層ウエブ全体により多量のファイン
と繊維が残留する。換言すれば、上層ウエブの底部もま
た、一層高品質となる。このことは、複合多層ウエブW
の上層の滑らかさと印刷特性とを一層すぐれたものにす
る。
当然前述の方法と装置の変形を行うことができる。例
えば、スロートは、上層の形成ワイヤを実質的に同一方
向へ移動するように案内される場所の上流側から2本の
ワイヤが収斂する場所にわたって配置することができ
る。また、ホイルボックスと形成シューとは大気圧以下
の空気圧下で作動するように記載されているが、ある状
況のもとでは、それらがそのように作動されないように
することもできる。最後に、ウエブ、シート及び紙とい
う用語は、ボードを含むことは理解されるべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ターナー、ジェイムズ・アーサー イギリス国、ウィガン ダブリューエヌ6 7ピー4 ビーチ ヒル、ノーウッド アヴェニュー、2 (56)参考文献 特開 昭53−134908(JP,A) 特開 昭55−30484(JP,A)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ループをなして移動する有孔性の基部形成
    ワイヤ(36)上に基層ウエブ(WB)を形成し、 その移動通路に沿ってその内部に対して内方へ湾曲した
    第1のループをなす形成ワイヤ(10;10a)上で第1及び
    第2のループをなす形成ワイヤ(10,20;10a,20a)を一
    緒に走行して接触するようにし、 前記第1及び第2のループをなす形成ワイヤの収斂部の
    すぐ上流で第1及び第2のループをなす形成ワイヤ10,2
    0;10a,20a)のいずれかに上層の液状上層ストック流を
    放出し、 ワイヤの張力と遠心力とによって第1の形成ワイヤ(1
    0,10a)と一緒に走行する移動通路上で第2の形成ワイ
    ヤ(20,20a)を通って上方へ水を排出して上層ウエブ
    (WT)の上面を形成し、 層接着により多層のウエブを形成するため上層ウエブ
    (WT)の上面の基層ウエブ(WB)と一緒に走行して接触
    するようにさせる、 工程を含む多層の紙ウエブ形成方法において; 第1の形成ワイヤに対して内方へ弯曲し、大気圧以下の
    脱水装置の上流から上層ウエブが下層ウエブと層接着す
    る位置の近くまで延びており、なめらかに弯曲した連続
    する形成区域へ上部及び下部形成ワイヤを案内し、 第2の形成ワイヤの弯曲した内側表面上の1又はそれ以
    上の位置で、第2の形成ワイヤを通して押し出された水
    分を集めるようにして成る多層の紙ウエブ形成方法。
  2. 【請求項2】第1の形成ワイヤを通って行われる脱水位
    置より下流で第1の形成ワイヤから離れる方向へ第2の
    形成ワイヤを案内し; 第2の形成ワイヤが離れるように案内される位置より下
    流で第1形成ワイヤを通って上層ウエブに付加的大気圧
    以下の圧力による脱水を行わせる工程をさらに含む請求
    の範囲1に記載の方法。
  3. 【請求項3】前記形成ワイヤの収斂部より上流で第1の
    形成ワイヤへ上層のストック流を放出し; 第1及び第2の形成ワイヤが収斂して一緒に走行して接
    触する前に、第1の形成ワイヤ内で下方へ上層のストッ
    ク流から脱水する; 工程を含む請求の範囲1に記載の方法。
  4. 【請求項4】第1の形成ワイヤを通って脱水を行う位置
    より下流側で第1の形成ワイヤから離れるように第2の
    形成ワイヤを案内し; 前記第2の形成ワイヤが離れるように案内される場所よ
    り下流で第1の形成ワイヤを通って上層ウエブから大気
    圧以下の圧力による付加的脱水を行わせる; 工程をさらに有する請求の範囲3に記載の方法。
  5. 【請求項5】第1及び第2の形成ワイヤの収斂が行われ
    る前に大気圧以下の空気圧を作用させることによって上
    層のストック流の脱水が行われるようにした請求の範囲
    3に記載の方法。
  6. 【請求項6】基層ウエブ(WT)を移送して脱水させるル
    ープをなした基層の形成ワイヤ(36)と、 第1のループをなす形成ワイヤ(10,10a)の内部へ向っ
    て湾曲した移動通路上で一緒に走行する接触状態で移動
    するように配置され、互に収斂する第1及び第2のルー
    プをなす上層の形成ワイヤ(10,20;10a,20a)と、 下面と上面とを有する上層ウエブ(WT)の形成を開始す
    るため、第1及び第2のループになった形成ワイヤの収
    斂部のすぐ上流において第1の形成ワイヤ(10;10a)上
    へ液状の上層のストックスラリーを放出するヘッドボッ
    クス手段(34;34a)と、 遠心力と一緒に走行する第1の及び第2の形成ワイヤ
    (10,20;10a,20a)間の形成ワイヤの張力とによって第
    2のループをなす形成ワイヤ(20;20a)を通って上方か
    つ内方へ排出される水を受水する手段(32;48a,48a′)
    と、 第2の形成ワイヤ(20:20a)を第1の形成ワイヤ(10;1
    0a)から離れる方向へ案内するガイド手段(22;22a
    )と、 第1の形成ワイヤ(10;10a)とウエブとを基層ウエブ
    (WB)と一緒に走行して接触するように導き上層ウエブ
    (WT)の上面と基層ウエブ(WB)との間の層接着を行わ
    せる変向手段(14;14a)と、 を含む多層の紙ウエブ形成装置において; 前記並行する第1及び第2の形成ワイヤの走行通路は、
    大気圧以下の脱水装置の上流から変向手段の近くまで延
    びた形成区域内でなめらかに弯曲して連続させ、 上記第2の形成ワイヤを通して押し出された水分を受水
    する装置は第2の形成ワイヤの弯曲した内側表面上の1
    又はそれ以上の位置で1又はそれ以上の集水装置を形成
    して成る多層の紙ウエブ形成装置。
  7. 【請求項7】前記第1と第2の形成ワイヤが収斂する場
    所のすぐ上流で、上層のストックを第1の上層の形成ワ
    イヤ上に放出するヘッドボックスと; 前記第1及び第2の形成ワイヤが収斂する位置より上流
    で第1の形成ワイヤの下に配置された脱水手段と; を有する請求の範囲6に記載の多層の紙ウエブ形成装
    置。
  8. 【請求項8】変向手段(14;14a)は吸引ロールで成るよ
    うな請求の範囲6に記載の多層の紙ウエブ形成装置。
  9. 【請求項9】受水手段(32;48a,48a′)はオートスライ
    ス(33;48a)で成る請求の範囲6に記載の多層の紙ウエ
    ブ形成装置。
  10. 【請求項10】大気圧以下の空気圧による脱水手段は、
    第1真空形成シュー(16a)とその形成シュー(16a)よ
    り下流にある少くとも1個の真空ボックス(17a)とで
    成る請求の範囲6に記載の多層の紙ウエブ形成装置。
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