JPH08230756A - 駆動トルク検出機構 - Google Patents

駆動トルク検出機構

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Publication number
JPH08230756A
JPH08230756A JP4107495A JP4107495A JPH08230756A JP H08230756 A JPH08230756 A JP H08230756A JP 4107495 A JP4107495 A JP 4107495A JP 4107495 A JP4107495 A JP 4107495A JP H08230756 A JPH08230756 A JP H08230756A
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JP
Japan
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crankshaft
coil spring
drive torque
frame
crank
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Withdrawn
Application number
JP4107495A
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English (en)
Inventor
Masafumi Kaai
雅史 河相
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Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH08230756A publication Critical patent/JPH08230756A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M6/00Rider propulsion of wheeled vehicles with additional source of power, e.g. combustion engine or electric motor
    • B62M6/40Rider propelled cycles with auxiliary electric motor
    • B62M6/45Control or actuating devices therefor
    • B62M6/50Control or actuating devices therefor characterised by detectors or sensors, or arrangement thereof

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 低コストかつ軽量な駆動トルク検出機構を提
供する。 【構成】 ベダルへの入力をクランク32またはクラン
ク軸23側から受けて他の機構に伝達する円板状の伝達
手段44をフレーム11に、クランク軸23と同軸をな
した状態で回転可能かつ軸方向移動可能に支持させる支
持手段36と、クランク軸23を内側に挿通させた状態
で、一側がクランク32またはクランク軸23に固定さ
れ、他側が伝達手段44に固定されたコイルスプリング
48と、伝達手段44のフレーム11に対する距離変化
を検出する距離変化検出手段50と、を具備し、駆動ト
ルクをコイルスプリング48にかけて、その全長変化に
よる伝達手段44のフレーム11に対する距離変化を距
離変化検出手段50で検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ペダル入力による駆動
トルクを検知して駆動力を補助するパワーアシスト付自
転車、あるいはペダル入力による駆動トルクを検知して
負荷を調整する自転車型運動機器等に用いて好適な駆動
トルク検出機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、足漕ぎによるペダル入力の駆動ト
ルクを検知して駆動力を補助するパワーアシスト付自転
車、あるいはペダル入力による駆動トルクを検知して負
荷を調整する自転車型運動機器等に用いられる駆動トル
ク検出機構としては、ポテンショメータ、トルク変換器
等を用いる装置が一般に用いられている。ここで、駆動
トルク検出機構の一例として特開平4−321482号
公報に記載されたものがある。これは、ペダルで駆動さ
れるクランク軸側の軸半体と後輪側の軸半体との間に捩
り棒ばねを設け、両軸半体間の相対回転角度変化をポテ
ンショメータで検出し、この検出結果から駆動トルクを
検出するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の駆
動トルク検出機構は、構造が複雑で、コストが高くまた
重量が重くなってしまうという問題があった。したがっ
て、本発明の目的は、低コストかつ軽量な駆動トルク検
出機構を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載の駆動トルク検出機構は、フ
レームに軸方向移動が規制された状態で回転自在に支持
されたクランク軸と、該クランク軸の端部に略垂直をな
すよう基端側が固定されるとともに先端側にペダルが設
けられたクランクと、前記ベダルへの入力を他の機構に
伝達する円板状の伝達手段とを有する機器類に用いら
れ、前記伝達手段を前記フレームに、前記クランク軸と
同軸をなした状態で回転可能かつ軸方向移動可能に支持
させる支持手段と、前記クランク軸を内側に挿通させた
状態で、一側が前記クランクまたはクランク軸に固定さ
れ、他側が前記伝達手段に固定されたコイルスプリング
と、前記伝達手段のフレームに対する距離変化を検出す
る距離変化検出手段と、を具備することを特徴としてい
る。
【0005】本発明の請求項2記載の駆動トルク検出機
構は、請求項1記載のものに加えて、前記クランク軸
は、前記コイルスプリングに微小な隙間をもって嵌合さ
れており、該コイルスプリングは、前記クランク軸また
はクランクと前記伝達手段とからペダル入力時の駆動ト
ルクを拡径する方向に受け、前記ペダル入力時に対し逆
方向の駆動トルクを縮径する方向に受ける向きに配置さ
れていることを特徴としている。
【0006】本発明の請求項3記載の駆動トルク検出機
構は、請求項2記載のものに加えて、前記コイルスプリ
ングは、少なくとも一つの平面部を有する線条体を、前
記平面部を内周側に軸線方向に沿うよう配置して螺旋状
に巻いてなることを特徴としている。
【0007】
【作用】本発明の請求項1記載の駆動トルク検出機構に
よれば、ベダルへ入力がなされると、クランク軸を内側
に挿通させた状態で一側がクランクまたはクランク軸に
固定され他側が伝達手段に固定されたコイルスプリング
にその軸線回りに駆動トルクがかかることになる。する
と、コイルスプリングは、拡径または縮径することにな
り、拡径時には全長が長くなり縮径時には全長が短くな
る。これにより、伝達手段のフレームに対する距離が変
化し、しかもその変化量は駆動トルクの大きさに対応す
るため、この距離変化を距離変化検出手段で検出するこ
とにより、駆動トルクを検出する。
【0008】本発明の請求項2記載の駆動トルク検出機
構によれば、コイルスプリングは、クランク軸またはク
ランクと伝達手段とからペダル入力時の駆動トルクを受
けて拡径し全長が長くなって伝達手段をフレームに対し
離間させる。一方、ペダル入力時に対し逆方向の駆動ト
ルクを受けると縮径しようとするが、微小な隙間をもっ
てクランク軸が嵌合されているために縮径できず、よっ
てこのときに伝達手段がフレームに対し距離を変化させ
ることを実質的になくすことができる。
【0009】本発明の請求項3記載の駆動トルク検出機
構によれば、コイルスプリングが少なくとも一つの平面
部を有する線条体を、平面部を内周側に軸線方向に沿う
よう配置して螺旋状に巻いてなるため、コイルスプリン
グが縮径しようとする際にクランク軸に接触する部分が
前記平面部となり、よってクランク軸との間の摩擦抵抗
を大きくできる。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例による駆動トルク検出機構
を図面を参照して以下に説明する。なお、以下の実施例
においては、駆動トルク検出機構を、足漕ぎによるペダ
ル入力(以下単にペダル入力と称す)の駆動トルクを検
知して駆動トルクが所定値より高くなるとモータ等の他
の駆動源で駆動力を補助するパワーアシスト部を有する
パワーアシスト付自転車に適用する場合を例にとり説明
する。
【0011】図1は、パワーアシスト付自転車のペダル
近傍の部分断面図を示しており、この図1中符号11は
フレームである。該フレーム11は、フレーム本体12
と、フレーム本体12から両側に突出するよう該フレー
ム本体12に固定された略円筒状のハンガー13とを有
しており、このハンガー13の内周部の両端には、内周
側が大径部15とこれより小径の小径部16とこれらの
間の湾曲する段部17とを有する段付形状をなす略円筒
状の支持体18が、一対、ハンガー13と同軸をなしか
つ小径部16側を外側に配置した状態でそれぞれ嵌合さ
れている。
【0012】そして、これら支持体18の内周側には、
軸部20と、該軸部20より若干大径をなす一対のフラ
ンジ部21と、各フランジ部21のそれぞれの両側と軸
部20との間の湾曲する段部22とを具備するクランク
軸23が、両フランジ部21を両支持体18の小径部1
6同士の間に配置して挿通されており、両支持体18の
段部17と、それぞれに対向するクランク軸23の段部
22との隙間には、該隙間を全周にわたって埋めるよう
複数の鋼製の球体24が回転自在にそれぞれ配置されて
いる。これら支持体18および球体24により、クラン
ク軸23は、ハンガー13に対し、軸線方向の移動が規
制された状態で同軸回転自在とされている。
【0013】クランク軸23の軸部20は、フランジ部
21,21間に配置された中間軸部26と、一のフラン
ジ部21の中間軸部26に対し反対側に配置された短軸
部27と、他のフランジ部21の中間軸部26に対し反
対側に配置された長軸部28とで構成されており、長軸
部28は短軸部27より軸線方向長さが所定量大きくさ
れている。なお、長軸部28は、パワーアシスト付自転
車の前進方向における右側(図1における右側)に配置
され、短軸部27は同左側に配置されている。
【0014】そして、短軸部27の中間軸部26に対し
反対側の端部には、クランク軸23と垂直をなして一方
向に延出するように左クランク30の基端側がボルト3
1で固定されており、長軸部28の中間軸部26に対し
反対側の端部にも、前記一方向に対し反対方向に延出す
るように右クランク32の基端側がボルト33で固定さ
れている。これらクランク30,32のクランク軸23
に対し反対の先端側には、図示は略すが、ペダルがクラ
ンク軸23と平行をなす軸線回りに回転自在となるよう
それぞれ取り付けられている。
【0015】クランク軸23の長軸部28と同側にフレ
ーム本体12から突出するハンガー13の外周側には、
図2に示すように、中心軸線に直交する断面が多角形状
(図示例は六角形状)をなす規制部35が形成されてお
り、該規制部35は、ベアリング(支持手段)36の内
周側に嵌合されている。このベアリング36は、略円筒
状の内輪部38と、複数のベアリングコロ39を介して
該内輪部38の外周側に、軸線方向移動が規制された状
態で同軸回転自在に支持された外輪部40とを有してい
る。
【0016】内輪部38の内周部は、前記規制部35と
同様の断面多角形状(図示例は六角形状)をなしてお
り、これにより、規制部35に対し内輪部38は、回転
方向および中心軸線に直交する方向の移動が規制された
状態で、中心軸線に沿う方向にのみ摺動自在とされてい
る。
【0017】外輪部40には、フレーム本体12に対し
反対側に半径方向内側に突出する内フランジ部42が形
成されている。そして、この内フランジ部42側の端面
41には、円板状のスプロケット(伝達手段)44が、
中心に形成された穴部45に隙間をもってクランク軸2
3を挿通させた状態で外輪部40と同軸をなして固定さ
れている。ここで、このスプロケット44は、外周側に
チェーン(他の機構)47が噛合状態で巻回され、該チ
ェーン47には、図示は略すが他方で後輪(他の機構)
のスプロケット(他の機構)が噛合状態で巻回されてお
り、これにより、スプロケット44の前進方向の回転で
後輪側のスプロケットを介して後輪が前進方向に回転す
ることになる。
【0018】そして、本実施例において、長軸部28に
固定される右クランク32とベアリング36に支持され
たスプロケット44との間に、長軸部28を微小の隙間
をもって嵌合させた状態で円筒状のコイルスプリング4
8が、長軸部28と同軸をなして設けられており、該コ
イルスプリング48は、一端部が、右クランク32のス
プロケット44側の、クランク軸23に直交する面部3
2aに固定され、他の一端部が、スプロケット44の右
クランク32側の、クランク軸23に直交する面部44
aに固定されている。ここで、コイルスプリング48
は、右クランク32側から見てスプロケット44側に向
けて右巻で前進するようその巻方向が設定されており、
これにより、コイルスプリング48は、右クランク32
とスプロケット44とから、ペダル入力時の駆動トルク
(すなわちスプロケット44に対し右クランク32が右
クランク32側から見て右回りに回転する方向の駆動ト
ルク)を拡径する方向に受け、ペダル入力時に対し逆方
向の駆動トルクを縮径する方向に受けることになる。
【0019】加えて、ベアリング36の内輪部38のフ
レーム本体12側の面部38aとフレーム本体12のベ
アリング36側の面部12aとの間には、その間の距離
変化(すなわちスプロケット44のフレーム11に対す
る距離変化に相当)を検出し該距離変化の大きさに応じ
た電気信号を出力する歪ゲージ等を具備する距離変化検
出手段50が設けられている。ここで、この距離変化検
出手段50は、パワーアシスト付自転車の図示せぬパワ
ーアシスト部の制御部に接続されている。
【0020】このような構成の駆動トルク検出機構の作
動を図3に示す模式図等を参照して以下に説明する。な
お、図3において、符号48a,48bはコイルスプリ
ング48の各端部である。図3(a)に示すように、パ
ワーアシスト付自転車が停止状態にありベダルに前進方
向の入力がなされずコイルスプリング48に応力がかか
らない定常状態から、漕ぎ始め等ベダルに前進方向の入
力がなされ、図3(b)に示すように、コイルスプリン
グ48に駆動トルクがかかると、コイルスプリング48
は拡径し、全長が長くなる。これにより、スプロケット
44およびベアリング36は図1および図3(a)に矢
印Aで示すように、右クランク32に対し離間する方
向、すなわちフレーム11に対し近接する方向に移動す
る。
【0021】ここで、全長が長くなる理由について説明
する。コイルスプリング48を展開して表すと図4のよ
うになり、図4において、ねじり角γ1、総巻き角α1
軸線方向のばね高さすなわち全長h1、ばね材の長さL1
(両端48a,48b1を結んだ長さ)が定常状態のコ
イルスプリング48であるとする。これが、図3(b)
に示すように拡径方向に駆動トルクがかかると、総巻き
数が減少し総巻き角も減少してα2となり(α2
α1)、ばね材の長さL1が一定であるため48b1は4
8b2に移動する(両端48a,48b2を結んだ長さ=
1)。よって、ねじり角γ2は増大し(γ2>γ1)、ば
ね高さすなわち全長も増大してh2となる(h2
1)。但し、実際には、ばね材にも圧縮力が作用する
ことから、L1がL2(L1>L2)に若干縮むよう一端部
が48b3に位置し、近似的に、総巻き角も若干小さく
α3(α3<α2)となり、ばね高さすなわち全長も若干
小さくh3(h2>h3>h1)となる。
【0022】そして、その後、パワーアシスト付自転車
が所望の速度に達するとペダルを漕ぐ力が緩められ、駆
動トルクが無くなるとクランク軸23とスプロケット4
4とが等速運動し、図3(c)に示すように、コイルス
プリング48は定常状態(すなわち原形)に戻り、スプ
ロケット44もフレーム11との距離が長くなるよう戻
ることになる。
【0023】このようにして生じる、駆動トルクの大き
さに対応するスプロケット44のフレーム11に対する
距離変化を距離変化検出手段50で検出することによ
り、駆動トルクを検出することになる。そして、距離変
化検出手段50からの出力でスプロケット44のフレー
ム11方向の移動距離が所定値を越えると、制御部がパ
ワーアシスト部でパワーアシストを行わせ、スプロケッ
ト44のフレーム11方向の移動距離が所定値より小さ
くなると、制御部がパワーアシスト部でのパワーアシス
トを停止させる等の制御を行うことになる。
【0024】以上に述べた、本実施例の駆動トルク検出
機構は、スプロケット44を支持するベアリング36を
軸線方向にのみ移動自在とし、スプロケット44と右ク
ランク32との間にコイルスプリング48を設け、スプ
ロケット44のフレーム11に対する距離変化を検出す
る距離変化検出手段50を設けるという簡素な構成で駆
動トルクを検出できるため、低コストででき軽量化が図
れる。しかも、クランク軸23の回りの部品は、従来の
量産性の高い部品を流用できるため、さらに低コスト化
が図れる。加えて、機械的に検出するものであるため、
性能が安定し耐久性が高いものとなる。
【0025】ここで、コイルスプリング48には、クラ
ンク軸23の長軸部28が微小な隙間をもって嵌合され
ているため、回転数の不整合等により、上述したペダル
入力時に対し逆方向の駆動トルクを受けることがあった
場合、該コイルスプリング48は縮径しようとし、これ
により図1および図3(d)に示す矢印B方向すなわち
右クランク32方向にスプロケット44が移動しようと
するが、図5に示すように、クランク軸23の長軸部2
8が嵌合されているためにコイルスプリング48は縮径
できず、よってスプロケット44が右クランク32に近
接する方向すなわちフレーム11に対し離間する方向に
距離を変化させることを実質的になくすことができる。
【0026】したがって、逆方向の駆動トルクを付与す
ることで原点復帰を図ることができるため、センシング
の再現性が良く、調整が容易となる。なお、図6に示す
ように、コイルスプリング48として、矩形断面等の少
なくとも一つの平面部52を有する線条体53を、平面
部52を内周側に軸線方向に沿うよう配置して螺旋状に
巻いたものを採用する。これにより、コイルスプリング
48が縮径しようとする際にクランク軸23に接触する
部分が前記平面部52となり、よってクランク軸23と
の接触面積を増大させ該クランク軸23との間の摩擦抵
抗を大きくできるため、センシングの再現性向上および
調整容易等の効果を更に高めることができる。
【0027】また、図7に示すように、コイルスプリン
グ48として、2条以上のもの(図7は2条)を採用す
れば、スプロケット44を変位させるべく作用する分力
をより高く発生させることができる。但し、製造上、2
条または3条が好ましい。さらに、距離変化検出手段5
0として、歪ゲージ等の接触式のセンサを用いる他、非
接触式のセンサを用いることも可能であるが、接触式を
用いた方が耐久性があるため好ましい。なお、上記実施
例においては、材質や巻き数、巻き方向等、特性を適宜
調整したコイルスプリング48を用いることで、変位方
向や変位量等を容易に変更することができる。
【0028】加えて、上記実施例は以下の様な変更も可
能である。クランク軸23にフランジ等の固定部を設
け、コイルスプリング48の一端を右クランク32では
なく前記固定部に固定する。コイルスプリング48の巻
方向を反対にするとともにクランク軸23とコイルスプ
リング48との間に隙間を設けることにより、ベダルに
前進方向の入力がなされた際にコイルスプリング48を
縮径させその全長が短くなる方向の変化を検出する。チ
ェーン47およびこれを駆動するスプロケット44の代
りにタイミングベルトおよびこれを駆動する円板状のプ
ーリを設けてもよく、この場合該プーリの一側をベアリ
ング36の外輪部40に固定しかつ該プーリの他側にコ
イルスプリング48の一端部を固定すればよい。
【0029】規制部35とベアリング36の内輪部38
との結合は、規制部35と内輪部38とが軸線方向にの
み移動可能であればよく、例えばスプライン結合やスベ
リキーによる結合、さらには四角形等他の多角形による
結合等を採用することも可能である。さらに、ベアリン
グ36として、玉軸受の他、つば、つば輪をもつ円筒コ
ロ軸受等を採用することも可能である。加えて、以上
は、パワーアシスト付自転車以外にも、ペダル入力によ
る駆動トルクを検知して負荷を調整する自転車型運動機
器等に用いることが可能である。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載の駆動トルク検出機構によれば、ベダルへ入力がな
されると、クランク軸を内側に挿通させた状態で一側が
クランクまたはクランク軸に固定され他側が伝達手段に
固定されたコイルスプリングにその軸線回りに駆動トル
クがかかり、拡径して全長が長くまたは縮径して全長が
短くなって伝達手段のフレームに対する距離が変化し、
この距離変化を距離変化検出手段で検出することによ
り、駆動トルクを検出する。このように、伝達手段を支
持手段により軸線方向に移動自在とし、伝達手段とクラ
ンクまたはクランク軸との間にコイルスプリングを設
け、伝達手段のフレームに対する距離変化を検出する距
離変化検出手段を設けるという簡素な構成で駆動トルク
を検出できるため、低コストででき軽量化が図れる。
【0031】本発明の請求項2記載の駆動トルク検出機
構によれば、コイルスプリングは、クランク軸またはク
ランクと伝達手段とからペダル入力時の駆動トルクを受
けて拡径し全長が長くなって伝達手段をフレームに対し
離間させる。一方、ペダル入力時に対し逆方向の駆動ト
ルクを受けると縮径しようとするが、微小な隙間をもっ
てクランク軸が嵌合されているために縮径できず、よっ
てこのときに伝達手段がフレームに対し距離を変化させ
ることを実質的になくすことができる。したがって、逆
方向の駆動トルクを付与することで原点復帰が図られる
ため、センシングの再現性が良く、調整が容易となる。
【0032】本発明の請求項3記載の駆動トルク検出機
構によれば、コイルスプリングが少なくとも一つの平面
部を有する線条体を、平面部を内周側に軸線方向に沿う
よう配置して螺旋状に巻いてなるため、コイルスプリン
グが縮径しようとする際にクランク軸に接触する部分が
前記平面部となり、よってクランク軸との間の摩擦抵抗
を大きくできる。したがって、センシングの再現性向上
および調整容易等の効果を更に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による駆動トルク検出機構を
示す平断面図である。
【図2】本発明の一実施例による駆動トルク検出機構を
示す図1におけるX−X線に沿う断面矢視図である。
【図3】本発明の一実施例による駆動トルク検出機構の
作動を模式的に示す斜視図で、(a)は全体が停止した
状態、(b)はペダル入力時の駆動トルクがかかった状
態、(c)は、クランク軸とスプロケットとが等速運動
している状態、(d)はペダル入力時に対し逆方向の駆
動トルクがかかった状態、をそれぞれ示すものである。
【図4】本発明の一実施例による駆動トルク検出機構の
コイルスプリングの、横軸に巻き角を縦軸にばね高さを
とった展開図である。
【図5】本発明の一実施例による駆動トルク検出機構の
コイルスプリングおよびクランク軸の、ペダル入力時に
対し逆方向の駆動トルクがかかった状態を示す断面図で
ある。
【図6】本発明の一実施例による駆動トルク検出機構の
コイルスプリングの変更の一例を示す図である。
【図7】本発明の一実施例による駆動トルク検出機構の
コイルスプリングの変更の別の例を示す図である。
【符号の説明】
11 フレーム 23 クランク軸 32 右クランク(クランク) 36 ベアリング(支持手段) 44 スプロケット(伝達手段) 47 チェーン(他の機構) 48 コイルスプリング 50 距離変化検出手段 52 平面部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームに軸方向移動が規制された状態
    で回転自在に支持されたクランク軸と、該クランク軸の
    端部に略垂直をなすよう基端側が固定されるとともに先
    端側にペダルが設けられたクランクと、前記ベダルへの
    入力を他の機構に伝達する円板状の伝達手段とを有する
    機器類に用いられ、 前記伝達手段を前記フレームに、前記クランク軸と同軸
    をなした状態で回転可能かつ軸方向移動可能に支持させ
    る支持手段と、 前記クランク軸を内側に挿通させた状態で、一側が前記
    クランクまたはクランク軸に固定され、他側が前記伝達
    手段に固定されたコイルスプリングと、 前記伝達手段のフレームに対する距離変化を検出する距
    離変化検出手段と、を具備することを特徴とする駆動ト
    ルク検出機構。
  2. 【請求項2】 前記クランク軸は、前記コイルスプリン
    グに微小な隙間をもって嵌合されており、該コイルスプ
    リングは、前記クランク軸またはクランクと前記伝達手
    段とからペダル入力時の駆動トルクを拡径する方向に受
    け、前記ペダル入力時に対し逆方向の駆動トルクを縮径
    する方向に受ける向きに配置されていることを特徴とす
    る請求項1記載の駆動トルク検出機構。
  3. 【請求項3】 前記コイルスプリングは、少なくとも一
    つの平面部を有する線条体を、前記平面部を内周側に軸
    線方向に沿うよう配置して螺旋状に巻いてなることを特
    徴とする請求項2記載の駆動トルク検出機構。
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