JPH08229933A - 大口径穴あけ装置および大口径穴あけ装置に用いられるホールソー - Google Patents

大口径穴あけ装置および大口径穴あけ装置に用いられるホールソー

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JPH08229933A
JPH08229933A JP6679295A JP6679295A JPH08229933A JP H08229933 A JPH08229933 A JP H08229933A JP 6679295 A JP6679295 A JP 6679295A JP 6679295 A JP6679295 A JP 6679295A JP H08229933 A JPH08229933 A JP H08229933A
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JP
Japan
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hole saw
base metal
cylindrical body
hole
drilled
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Application number
JP6679295A
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English (en)
Inventor
Yusaku Matsuda
田 雄 策 松
Akihiko Imamura
村 明 彦 今
Yoshikazu Shimoji
地 義 和 下
Masanori Kito
頭 政 徳 鬼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Diamond Industrial Co Ltd
Original Assignee
Sanwa Diamond Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08229933A publication Critical patent/JPH08229933A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28DWORKING STONE OR STONE-LIKE MATERIALS
    • B28D1/00Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor
    • B28D1/02Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by sawing
    • B28D1/04Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by sawing with circular or cylindrical saw-blades or saw-discs
    • B28D1/041Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by sawing with circular or cylindrical saw-blades or saw-discs with cylinder saws, e.g. trepanning; saw cylinders, e.g. having their cutting rim equipped with abrasive particles

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  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 鉄筋コンクリート構造物等において、容易に
被穴あけ体を切削してなるコアーを外部に引き出すこと
ができ、ダイヤモンドが切刃の表面に露出したままで、
被穴あけ体の穴あけ作業の能率が落ちない大口径穴あけ
装置およびホールソーを提供する。 【構成】 剛体からなる大口径円筒体12の口縁部14
の先端に、ダイヤモンド砥粒をベース金属に混入させた
金属性焼結体からなる切刃16が形成され、円筒体12
が先端から後端まで同径で且つ中空状で、前端および後
端のいずれも開口されてなるホールソー10と、ホール
ソー10を回転させる駆動源42の駆動力を伝達し、ホ
ールソー10を回転させる回転手段34,36,38,
40,44,46とホールソー10を被穴あけ体に向け
て進退させるホールソー送り手段48,50,52,5
4,56とを含む。ホールソー10は、切刃16が被穴
あけ体を切削する部分に、ベース金属磨耗材料供給部を
含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、大口径の穴あけを行
う大口径穴あけ装置および大口径穴あけ装置に用いられ
るホールソーに関し、特に、たとえば鉄筋コンクリート
構造物等に直径1m以上の大口径の穴あけをするために
使用される大口径穴あけ装置およびホールソーを回転さ
せて大口径の穴あけを行う大口径穴あけ装置に用いられ
るホールソーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のダイヤモンドホールソーは、その
外径がたとえば300〜500mmといったように比較
的小さく、図16(A)に示すように駆動源の回転力を
ホールソー1に伝達するチャック部分2が、ホールソー
1の鋼管3の径よりも小さくなっている。また、ホール
ソー1を回転させる回転駆動部分が、この細くなったチ
ャック部分2の後方に位置している。
【0003】従来の比較的小型のダイヤモンドホールソ
ーを転用して穴あけ作業を行えば、図16(A)に示さ
れるコアーAがダイヤモンドホールソー1の中空部内に
残存し、このコアーAを除去することにより被穴あけ物
に穴を開けることができる。
【0004】とくに、このダイヤモンドホールソー1に
よって開ける穴が横長の場合は、穴が抜けたとき、ホー
ルソー1とホールソー1の中空部内のコアーAが一体に
なって回転し、このとき、コアーAがホールソー1の中
空部内に取り込まれる。この従来のホールソー1では、
コアーAをホールソー1のダイヤモンド切刃側に抜き出
さなければならないため、ダイヤモンド切刃とホールソ
ー1の鋼管5の中空部内の壁面との間に段差があるため
に、ダイヤモンド切刃7が障害となりコアーAを抜き出
すことが容易ではない。したがって、この従来のホール
ソー1を用いた装置では、たとえば、鉄筋コンクリート
構造物等のような比較的重量が重く、しかも、開けよう
とする穴径が1mを越えるような大口径の穴あけとして
利用しようとした場合、コアーAの重量がいきおい重く
なり、より一層ホールソー1からコアーAを抜き出すこ
とが困難となり、穴あけを行うこと自体が困難となる。
【0005】そこで、本願出願人は、先に、特願平6−
275881号として、かかる課題を解決するための大
口径穴あけ装置および大口径穴あけ装置に用いられるホ
ールソーを提案した。
【0006】この大口径穴あけ装置は、大口径の穴あけ
装置であって、剛体からなる大口径円筒体の口縁部の先
端に焼結体の切刃が形成され、円筒体が先端から後端ま
で同径で且つ中空状で、前端および後端のいずれも開口
されてなるホールソーと、ホールソーを回転させる駆動
源の駆動力を伝達し、ホールソーを回転させる回転手段
と、ホールソーを被穴あけ体に向けて進退させるホール
ソー送り手段とを含む、大口径穴あけ装置である。
【0007】また、このホールソーは、ホールソーを回
転させて大口径の穴あけを行う大口径穴あけ装置に用い
られるホールソーであって、剛体からなる大口径円筒体
の口縁部の先端に焼結体の切刃が形成され、円筒体の先
端から後端まで同形で且つ中空状で、前端および後端の
いずれも開口されている、ホールソーである。
【0008】この発明によれば、被穴あけ体の深部に至
るまで同径で同一形状にホールソーにより切削して穴あ
けができ、そのために、ホールソーの中空部内に残った
被穴あけ体を切削してなるコアーをホールソーの開口し
た後端より引き出すことができる。
【0009】また、ホールソーは中空状に形成されてい
るので、被穴あけ体にホールソーを移動して切り込んで
いくことにより穴が開けられるが、穴あけ加工が進んで
いき被穴あけ体の深部で被穴あけ体の破断がおきても、
たとえばホールソーの中空部に被穴あけ体を切削してな
るコアーをより深部に向けて押圧するかあるいは別途保
持手段で保持することにより、円筒体内を滑らしながら
コアーをホールソーの開口した後端より外部に引き出す
ことが容易にできるようにすることができる。
【0010】特願平6−275881号に係る発明で
は、鋼管からなる直径が1m以上の大口径の円筒体の口
縁部の先端に、チップ状の切刃が適宜な間隔で連続して
固定される。この切刃は、ダイヤモンド砥粒を含む金属
性焼結体によって形成される。すなわち、切刃は、ダイ
ヤモンド砥粒をベース金属に混入させ、成形し焼結して
形成される。このホールソーを回転させて大口径の穴あ
けを行う大口径穴あけ装置を用いて、鉄筋コンクリート
構造物等に直径1m以上の大口径の穴あけを行う。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特に、
かかる鉄筋コンクリート構造物等の被穴あけ体に鉄が重
量比で例えば80%以上(例えば体積比で鉄50%,鉄
筋50%)含まれる場合、ダイヤモンドが磨耗し、ダイ
ヤモンドが切刃の表面に露出せず、被穴あけ体の穴あけ
作業の能率が落ちるきらいがある。
【0012】それゆえに、この発明の主たる目的は、た
とえば鉄筋コンクリート構造物等のような比較的重量の
大きい被穴あけ体であっても、容易に被穴あけ体を切削
してなるコアーを外部に引き出すことができ、被穴あけ
体に鉄が多量に含まれていても、ダイヤモンドが切刃の
表面に露出したままで、被穴あけ体の穴あけ作業の能率
が落ちない大口径穴あけ装置および大口径穴あけ装置に
用いられるホールソーを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の大口径穴あけ
装置は、大口径の穴あけ装置であって、剛体からなる大
口径円筒体の口縁部の先端に、ダイヤモンド砥粒をベー
ス金属に混入させた金属性焼結体からなる切刃が形成さ
れ、円筒体が先端から後端まで同径で且つ中空状で、前
端および後端のいずれも開口されてなるホールソーと、
ホールソーを回転させる駆動源の駆動力を伝達し、ホー
ルソーを回転させる回転手段と、ホールソーを被穴あけ
体に向けて進退させるホールソー送り手段とを含む、大
口径穴あけ装置であり、ホールソーは、切刃が被穴あけ
体を切削する部分に、ダイヤモンドを磨耗させにくく、
ベース金属を磨耗させやすいベース金属磨耗材料を投入
するベース金属磨耗材料供給部を含む、大口径穴あけ装
置である。
【0014】請求項2の大口径穴あけ装置は、ベース金
属磨耗材料は砂であり、ベース金属磨耗材料供給部は砂
供給部である、請求項1に記載の大口径穴あけ装置であ
る。
【0015】請求項3の大口径穴あけ装置は、ホールソ
ーは、切刃が被穴あけ体を切削する部分に、砂供給部が
砂を投入すると同時に水を投入する水供給部を含む、請
求項2に記載の大口径穴あけ装置である。
【0016】請求項4の大口径穴あけ装置は、ベース金
属磨耗材料供給部は、円筒体内に円筒体の後端から切刃
の近傍付近に到るまで形成される孔である、請求項1に
記載の大口径穴あけ装置である。
【0017】請求項5の大口径穴あけ装置は、砂供給部
および水供給部は、それぞれ、円筒体内に円筒体の後端
から切刃の近傍付近に到るまで形成される孔である、請
求項3に記載の大口径穴あけ装置である。
【0018】請求項6の大口径穴あけ装置は、ベース金
属磨耗材料供給部は、円筒体の内周に円筒体の後端から
円筒体の切刃側である先端に到るまで形成されるらせん
溝である、請求項1に記載の大口径穴あけ装置である。
【0019】請求項7のホールソーは、ホールソーを回
転させて大口径の穴あけを行う大口径穴あけ装置に用い
られるホールソーであって、剛体からなる大口径円筒体
の口縁部の先端に、ダイヤモンド砥粒をベース金属に混
入させた金属性焼結体からなる切刃が形成され、円筒体
の先端から後端まで同形で且つ中空状で、前端および後
端のいずれも開口されている、ホールソーであり、切刃
が被穴あけ体を切削する部分に、ダイヤモンドを磨耗さ
せにくく、ベース金属を磨耗させやすいベース金属磨耗
材料を投入するベース金属磨耗材料供給部を含む、ホー
ルソーである。
【0020】請求項8のホールソーは、ベース金属磨耗
材料は砂であり、ベース金属磨耗材料供給部は砂供給部
である、請求項7に記載のホールソーである。
【0021】請求項9のホールソーは、ベース金属磨耗
材料供給部は、円筒体内に円筒体の後端から切刃の近傍
付近に到るまで形成される孔である、請求項7に記載の
ホールソーである。
【0022】請求項10のホールソーは、ベース金属磨
耗材料供給部は、円筒体の内周に円筒体の後端から円筒
体の切刃側である先端に到るまで形成されるらせん溝で
ある、請求項7に記載のホールソーである。
【0023】
【作用】請求項1の発明によれば、切刃が被穴あけ体を
切削する部分に、ベース金属磨耗材料供給部によって、
ダイヤモンドを磨耗させにくく、ベース金属を磨耗させ
やすいベース金属磨耗材料が投入されるので、ベース金
属磨耗材料によって磨耗されやすいベース金属が磨耗さ
れ、ダイヤモンドが切刃の表面に露出することとなる。
【0024】請求項2の発明によれば、切刃が被穴あけ
体を切削する部分に、砂供給部によって、砂が投入され
るので、砂によって磨耗されやすいベース金属が磨耗さ
れ、ダイヤモンドが切刃の表面に露出することとなる。
【0025】請求項3の発明によれば、切刃が被穴あけ
体を切削する部分に、砂供給部によって、砂が投入され
るので、砂によって磨耗されやすいベース金属が磨耗さ
れ、ダイヤモンドが切刃の表面に露出することとなる。
また、砂供給部が砂を投入すると同時に水供給部が水を
投入する。
【0026】請求項4の発明によれば、円筒体内に円筒
体の後端から切刃の近傍付近に到るまで形成される孔に
よって、切刃が被穴あけ体を切削する部分に、ダイヤモ
ンドを磨耗させにくく、ベース金属を磨耗させやすいベ
ース金属磨耗材料が投入されるので、ベース金属磨耗材
料によって磨耗されやすいベース金属が磨耗され、ダイ
ヤモンドが切刃の表面に露出することとなる。
【0027】請求項5の発明によれば、円筒体内に円筒
体の後端から切刃の近傍付近に到るまで形成される孔に
よって、切刃が被穴あけ体を切削する部分に、砂が投入
されるので、砂によって磨耗されやすいベース金属が磨
耗され、ダイヤモンドが切刃の表面に露出することとな
る。また、孔が砂を投入すると同時に他の孔が水を投入
する。
【0028】請求項6の発明によれば、円筒体の内周に
円筒体の後端から円筒体の切刃側である先端に到るまで
形成されるらせん溝によって、切刃が被穴あけ体を切削
する部分に、ダイヤモンドを磨耗させにくく、ベース金
属を磨耗させやすいベース金属磨耗材料が投入されるの
で、ベース金属磨耗材料によって磨耗されやすいベース
金属が磨耗され、ダイヤモンドが切刃の表面に露出する
こととなる。
【0029】請求項7の発明によれば、切刃が被穴あけ
体を切削する部分に、ベース金属磨耗材料供給部によっ
て、ダイヤモンドを磨耗させにくく、ベース金属を磨耗
させやすいベース金属磨耗材料が投入されるので、ベー
ス金属磨耗材料によって磨耗されやすいベース金属が磨
耗され、ダイヤモンドが切刃の表面に露出することとな
る。
【0030】請求項8の発明によれば、切刃が被穴あけ
体を切削する部分に、砂供給部によって、砂が投入され
るので、砂によって磨耗されやすいベース金属が磨耗さ
れ、ダイヤモンドが切刃の表面に露出することとなる。
【0031】請求項9の発明によれば、円筒体内に円筒
体の後端から切刃の近傍付近に到るまで形成される孔に
よって、切刃が被穴あけ体を切削する部分に、ダイヤモ
ンドを磨耗させにくく、ベース金属を磨耗させやすいベ
ース金属磨耗材料が投入されるので、ベース金属磨耗材
料によって磨耗されやすいベース金属が磨耗され、ダイ
ヤモンドが切刃の表面に露出することとなる。
【0032】請求項10の発明によれば、円筒体の内周
に円筒体の後端から円筒体の切刃側である先端に到るま
で形成されるらせん溝によって、切刃が被穴あけ体を切
削する部分に、ダイヤモンドを磨耗させにくく、ベース
金属を磨耗させやすいベース金属磨耗材料が投入される
ので、ベース金属磨耗材料によって磨耗されやすいベー
ス金属が磨耗され、ダイヤモンドが切刃の表面に露出す
ることとなる。
【0033】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、たとえば鉄筋
コンクリート構造物等のような比較的重量の大きい被穴
あけ体であっても、容易に被穴あけ体を切削してなるコ
アーを外部に引き出すことができる。また、被穴あけ体
に鉄が多量に含まれていても、切刃が被穴あけ体を切削
する部分に、ベース金属磨耗材料供給部によって、ベー
ス金属磨耗材料が投入されるので、ダイヤモンドが切刃
の表面に露出したままで、被穴あけ体の穴あけ作業の能
率が落ちない。
【0034】請求項2の発明によれば、たとえば鉄筋コ
ンクリート構造物等のような比較的重量の大きい被穴あ
け体であっても、容易に被穴あけ体を切削してなるコア
ーを外部に引き出すことができる。また、被穴あけ体に
鉄が多量に含まれていても、切刃が被穴あけ体を切削す
る部分に、砂供給部によって、砂が投入されるので、ダ
イヤモンドが切刃の表面に露出したままで、被穴あけ体
の穴あけ作業の能率が落ちない。
【0035】請求項3の発明によれば、たとえば鉄筋コ
ンクリート構造物等のような比較的重量の大きい被穴あ
け体であっても、容易に被穴あけ体を切削してなるコア
ーを外部に引き出すことができる。また、被穴あけ体に
鉄が多量に含まれていても、切刃が被穴あけ体を切削す
る部分に、砂供給部によって、砂が投入されるので、ダ
イヤモンドが切刃の表面に露出したままで、被穴あけ体
の穴あけ作業の能率が落ちない。さらに、砂供給部が砂
を投入すると同時に水供給部が水を投入するので、砂の
投入がスムーズとなる。
【0036】請求項4の発明によれば、たとえば鉄筋コ
ンクリート構造物等のような比較的重量の大きい被穴あ
け体であっても、容易に被穴あけ体を切削してなるコア
ーを外部に引き出すことができる。また、被穴あけ体に
鉄が多量に含まれていても、切刃が被穴あけ体を切削す
る部分に、円筒体内に円筒体の後端から切刃の近傍付近
に到るまで形成される孔によって、ベース金属磨耗材料
が投入されるので、ダイヤモンドが切刃の表面に露出し
たままで、被穴あけ体の穴あけ作業の能率が落ちない。
【0037】請求項5の発明によれば、たとえば鉄筋コ
ンクリート構造物等のような比較的重量の大きい被穴あ
け体であっても、容易に被穴あけ体を切削してなるコア
ーを外部に引き出すことができる。また、被穴あけ体に
鉄が多量に含まれていても、切刃が被穴あけ体を切削す
る部分に、円筒体内に円筒体の後端から切刃の近傍付近
に到るまで形成される孔によって、砂が投入されるの
で、ダイヤモンドが切刃の表面に露出したままで、被穴
あけ体の穴あけ作業の能率が落ちない。さらに、孔が砂
を投入すると同時に他の孔が水を投入するので、砂の投
入がスムーズとなる。
【0038】請求項6の発明によれば、たとえば鉄筋コ
ンクリート構造物等のような比較的重量の大きい被穴あ
け体であっても、容易に被穴あけ体を切削してなるコア
ーを外部に引き出すことができる。また、被穴あけ体に
鉄が多量に含まれていても、切刃が被穴あけ体を切削す
る部分に、円筒体の内周に円筒体の後端から円筒体の切
刃側である先端に到るまで形成されるらせん溝によっ
て、ベース金属磨耗材料が投入されるので、ダイヤモン
ドが切刃の表面に露出したままで、被穴あけ体の穴あけ
作業の能率が落ちない。
【0039】請求項7の発明によれば、たとえば鉄筋コ
ンクリート構造物等のような比較的重量の大きい被穴あ
け体であっても、容易に被穴あけ体を切削してなるコア
ーを外部に引き出すことができる。また、被穴あけ体に
鉄が多量に含まれていても、切刃が被穴あけ体を切削す
る部分に、ベース金属磨耗材料供給部によって、ベース
金属磨耗材料が投入されるので、ダイヤモンドが切刃の
表面に露出したままで、被穴あけ体の穴あけ作業の能率
が落ちない。
【0040】請求項8の発明によれば、たとえば鉄筋コ
ンクリート構造物等のような比較的重量の大きい被穴あ
け体であっても、容易に被穴あけ体を切削してなるコア
ーを外部に引き出すことができる。また、被穴あけ体に
鉄が多量に含まれていても、切刃が被穴あけ体を切削す
る部分に、砂供給部によって、砂が投入されるので、ダ
イヤモンドが切刃の表面に露出したままで、被穴あけ体
の穴あけ作業の能率が落ちない。
【0041】請求項9の発明によれば、たとえば鉄筋コ
ンクリート構造物等のような比較的重量の大きい被穴あ
け体であっても、容易に被穴あけ体を切削してなるコア
ーを外部に引き出すことができる。また、被穴あけ体に
鉄が多量に含まれていても、切刃が被穴あけ体を切削す
る部分に、円筒体内に円筒体の後端から切刃の近傍付近
に到るまで形成される孔によって、ベース金属磨耗材料
が投入されるので、ダイヤモンドが切刃の表面に露出し
たままで、被穴あけ体の穴あけ作業の能率が落ちない。
【0042】請求項10の発明によれば、たとえば鉄筋
コンクリート構造物等のような比較的重量の大きい被穴
あけ体であっても、容易に被穴あけ体を切削してなるコ
アーを外部に引き出すことができる。また、被穴あけ体
に鉄が多量に含まれていても、切刃が被穴あけ体を切削
する部分に、円筒体の内周に円筒体の後端から円筒体の
切刃側である先端に到るまで形成されるらせん溝によっ
て、ベース金属磨耗材料が投入されるので、ダイヤモン
ドが切刃の表面に露出したままで、被穴あけ体の穴あけ
作業の能率が落ちない。
【0043】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0044】
【実施例】図1は、この発明の一実施例である大口径穴
あけ装置の概念図であり、図2は、この発明の一実施例
である大口径穴あけ装置の要部を示す斜視図であり、図
3は、図2図示例の正面図であり、図4は、図2図示例
の後部方向から見た側面図であり、図5は、図2図示例
の前部方向から見た側面図であり、図6は図2図示例の
平面図である。
【0045】ホールソー10は、鋼管からなる直径が1
m以上の大口径の円筒体12の口縁部14の先端に、ダ
イヤモンド砥粒を含むチップ状の金属焼結体からなる切
刃16が固定されてなる。円筒体12は、その切刃16
が固定された先端から、後端に至るまで同形で、且つ先
端から後端に至るまで中空状に形成され、先端および後
端のいずれにも開口部18a,18bが形成されてい
る。切刃16は、その内縁が、円筒体12の先端の開口
部18aの内側に位置するように固定されている。
【0046】切刃16は、ダイヤモンド砥粒をベース金
属に混入させ、成形し焼結して形成される。ベース金属
の成分は、コバルト20〜80重量%,銅20〜40重
量%,スズ5〜10重量%,鉄2〜5重量%,ニッケル
2〜5重量%,タングステン5〜20重量%よりなる。
図7に示すように、切刃16は、断面凸字状で平面方形
のチップ状に形成され、その左右端の凸部20には、貫
通孔22が形成され、貫通孔22にボルト24等の固定
手段が嵌挿され、円筒体12の口縁部の先端に形成され
た固定穴(図示せず)にボルト24を螺着して切刃16
が円筒体12の先端口縁部に固定されている。
【0047】このホールソー10は、大口径穴あけ装置
において正立時支持手段を構成する基体30の上方で基
体30の長手方向に水平に、すなわち基体30と平行で
ホールソー10の口縁部14が垂直となるように円筒体
12を水平方向にして固定されている。
【0048】正立時支持手段は、設置される面を有する
基体30と、被穴あけ体に固定される面を有する枠体3
2とを含む。すなわち、基体30の前端には、アーチ状
の枠体32が垂直方向に基体30の前端部分を囲繞する
ように固定されている。
【0049】そして、ホールソー10の前端は、この枠
体32側を向くように枠体32の内側に固定されてい
る。
【0050】一方、ホールソー10の後端部位は、ホー
ルソー10を回転させるホールソー回転手段たるホール
ソー回転支持体34に回転自在に固定されている。
【0051】ホールソー回転手段は、基体30の中央よ
りやや後方に垂直方向に立設されたホールソー回転支持
体34と、ホールソー10を円滑に回転させるための回
転用ベアリング38およびベアリング受け40と、駆動
源たる駆動モータ42とを含む。ホールソー回転支持体
34は、ホールソー10を枠体32側につき出して支持
するように形成され、ホールソー10の後端の開口部1
8bが開口するようにアーチ状に形成されている。そし
て、ホールソー10の後端の外周面に形成されたフラン
ジ36に固定された円環状の回転用ベアリング38を介
して、ホールソー回転支持体34内に形成されたベアリ
ング受け40に回転自在に固定されている。ベアリング
受け40は、ホールソー回転手段を構成するもので、ホ
ールソー回転支持体34の中空部内に内装されている
が、このベアリング受け40を内装したホールソー回転
支持体34は、ホールソー10を前後進させるホールソ
ー送り手段を介して基体30に連結されている。回転用
ベアリング38後方でホールソー回転支持体34内に
は、ホールソー回転手段たる駆動源たる油圧モータから
なる駆動モータ42が設けられ、その駆動モータ42の
回転軸にギア44が連結され、ギア44と噛合する歯部
46が回転用ベアリング38の外周に形成されている。
したがって、駆動モータ42を油圧装置(図示せず)に
より回転させると、ギア44およびそれと噛合する歯部
46を介してホールソー10が回転する。
【0052】ホールソー10を水平方向に進退させる送
り手段は、ホールソー回転支持体34に固定された送り
テーブル48と、送りテーブル48を案内するレール体
50と、レール体50に沿って送りテーブル48を案内
し移動させるローラ52およびガイド用支持ローラ54
と、送りテーブル48を進退させる駆動源たるテーブル
送り用油圧シリンダ56とを含む。
【0053】送りテーブル48は、ホールソー回転支持
体34の下部に水平方向において移動自在に固定され、
且つホールソー回転支持体34と連結固定されている。
送りテーブル48は、平板状で、前記枠体32の内側縁
より若干外側にでる程度の幅を有し、レール体50の上
面を前後進するように形成されている。レール体50
は、基体30の上面でホールソー10の前後方向に略沿
って基体30の前端から後端にわたり形成され、送りテ
ーブル48の下部には回転自在にローラ52が形成さ
れ、そのローラ52がレール体50の上面を転動して送
りテーブル48が前後進するように構成されている。送
りテーブル48の下部には、送りテーブル48が移動中
に上下に振れたりすることがないように、一対のガイド
用支持ローラ54が回転自在に固定され、ガイド用支持
ローラ54は、レール体50の上面に接するように回転
自在に固定されたガイド用支持ローラ54aと、ガイド
用支持ローラ54aと対向して、レール体50の下面に
接するように設けられたガイド用支持ローラ54bとか
らなり、ガイド用支持ローラ54bは、送りテーブル4
8の下面から下方に向かって突き出し設けられた支持腕
54cに回転自在に固定されている。したがって、上下
一対のガイド用支持ローラ54aおよび54bによっ
て、レール体50を挟んで上下の振れを防ぎながら、送
りテーブル48が前後進する。
【0054】送りテーブル48の前後進、すなわちホー
ルソー10の前後進は、ホールソー送り手段を構成する
テーブル送り用油圧シリンダ56の作動によって行われ
るように構成されている。すなわち、送りテーブル48
の前端下面に下方に突き出し設けられたシリンダ軸固定
部58の後面にテーブル送り用油圧シリンダ56のロッ
ドの先端が固定され、テーブル送り用油圧シリンダ56
の後端は、基体30の後方に突き出し設けられたシリン
ダ固定部60に固定され、水平方向に設けられている。
【0055】基体30の内側において前部には、前進の
限界を決めるリミットスイッチ62が形成され、基体3
0の内側において後部には、ホールソー10の後退の限
界を決めるリミットスイッチ64が形成されている。
【0056】枠体32の内側にはホールソー10の外周
面を上下左右4箇所において保持するホールソー保持手
段が形成されている。すなわち、このホールソー保持手
段は、枠体32の上部より下方に向けて突き出し設けら
れたローラ支持腕66と基体30の上部より上方に向け
て突き出し設けられたローラ支持腕68と、ローラ支持
腕66およびローラ支持腕68に回転自在に固定された
ローラ70および72とからなり、ローラ70および7
2は上下よりホールソー10の円筒体12の外周面に常
時は接合し転動するように構成されている。
【0057】そして、このホールソー保持手段たるロー
ラ70およびローラ72は、特にホールソー10が回転
して被穴あけ体に最初に穴開けするときにホールソー6
6が震えることなく正確に被穴あけ体に穴を開け始める
ことができるように形成されたものである。したがっ
て、穴あけ加工が進むと、ホールソー10の円筒体12
の外周面より離れるように構成してもよい。
【0058】そして、この実施例においては、基体30
の設置面とホールソー10の下部との間に比較的距離が
あるので、たとえばコンクリート建造物等のようなもの
で、地面と比較的近い位置にも穴開けをする必要のある
場合においては、正立状態ではホールソー10の高さ分
穴開けをすることができない。そのために、より低い位
置に穴開けを行なうときに対応するために、倒立状態と
させることができるように構成されている。すなわち、
枠体32の後部面より基体30の後部側にかけて倒立時
支持手段である略L字型の倒立用ガード76が架け渡さ
れるように形成されている。図3ないし図6において2
点鎖線で示されるように、倒立用ガード76は、前面か
ら見るとU字状に形成され、その前部の垂直方向に垂下
された取付部76aにおいて枠体32の後部側とボルト
により固定され、倒立用ガード76の後部の垂直部76
bは、基体30の後部側の左右端においてボルト等によ
り固定されている。したがって、この実施例において
は、180度倒立状態においては、倒立支持手段たる倒
立用ガード76の水平部76cを接地させることによっ
てその全体が支持されるが、たとえば上部より吊り下げ
することも可能となる。
【0059】なお、この実施例においては、被穴あけ体
を切削してなるコアーAをホールソー10の後方部より
被穴あけ体の深部に向けて押圧するコアー押し装置80
が、着脱自在に固定されるように形成されている。次
に、このコアー押し装置80について、主として図8お
よび図9に基づき説明する。
【0060】コアー押し装置80は、ホールソー10の
後端の開口部18bより後端の位置であって、基体30
の中央部において垂直方向に立設された左右一対のコア
ー押し装置支持体82に、着脱自在に固定される。コア
ー押し装置支持体82は、枠体32との間に掛け渡され
た補強体84において前後方向に補強されている。
【0061】コアー押し装置80は、柱状のコアー押し
用フレーム86の先端にコアー押し用油圧シリンダ88
が固定され、そのコアー押し用油圧シリンダ88の軸の
先端にはコアー押し用座体90が固定され、コアー押し
用フレーム86の後端下部には、前記コアー押し用フレ
ーム86と十字状に交差するように固定されたコアー押
しフレーム92が形成されている。そして、コアー押し
フレーム92の左右端においてコアー押し装置支持体8
2の固定溝94に嵌挿し固定されるように形成されてい
る。なお、コアー押しフレーム92の左右端において、
コアー押し装置支持体82の外面に形成された固定穴8
2aに貫挿された固定手段たるボルトによって、コアー
押しフレーム92をコアー押し装置支持体82に固定す
るように形成されている。コアー押し用フレーム86の
後端にはバランスウエイト98が固定され、たとえばこ
のコアー押し装置80を吊り上げたときにバランスを保
つことができるように構成されている。そして、基体3
0の内側でリミットスイッチ62の後側に、コアー押し
装置80の前進限を決定するリミットスイッチ74が形
成されている。
【0062】また、基体30の外側面には固定孔100
が穿設された固定部102が突き出し設けられている。
この実施例においては、合計左右8個の固定部102が
形成されている。
【0063】また、枠体32の前部には上下左右で4個
の固定部104が形成されている。この固定部104に
もアンカーを嵌挿するアンカー孔106が穿設されてい
る。
【0064】ホールソー10で穴あけをするとき、ホー
ルソーの冷却効果を高め、切り屑の排除も良好とするた
めに、外側用液ノズル108が、枠体32の内側上方よ
り下方に向けて、また基体30の上面より下方から上方
に向けて、液を噴射するように4箇所設けられている。
また、基体30の後方には、左右2箇所において、ホー
ルソー10の内側に液を噴射する内側用液ノズル110
が設けられている。したがって、外側用液ノズル108
より噴射された液によって、ホールソー10の外側が冷
却されるとともに切り屑等の排除を行うことができ、ま
た内側用液ノズル110から液を噴射することにより、
ホールソー10の中空部よりホールソー10の内側面を
噴射した液によって冷却し切り屑の排除を行うことがで
きる。
【0065】図10は円筒体12をその進行方向とは逆
側である後部から見た側面図であり、図11は円筒体1
2および切刃16の一部を示す断面図である。ホールソ
ー10の円筒体12には、円筒体12の進行方向とは逆
側である後部から、切刃16の近傍付近に到るまで、砂
供給部又は水供給部である8本の孔112a,112
b,112c,112d,112e,112f,112
g,112hがこの順に形成される。8本の孔112
a,112b,112c,112d,112e,112
f,112g,112hは、円筒体12の後部から見
て、円筒体12の円心から45度ずつ間隔をおいて、す
なわち、等間隔に形成される。8本の孔112a〜11
2hの形状は同一であり、円筒体12の進行方向に平行
に延びる孔主部114a〜114hと、切刃16の近傍
付近において、円筒体12の内周方向へ抜ける孔内通部
116a〜116hと、円筒体12の外周方向へ抜ける
孔外通部118a〜118hとを含む。孔主部114a
〜114hは、円筒体12の後部へ抜けるように形成さ
れ、切刃16の近傍付近にまで延びるが、切刃16まで
達しない。そして、切刃16の近傍付近に形成される孔
内通部116a〜116hおよび孔外通部118a〜1
18hは、同一直線上にあり、いずれも孔主部114a
〜114hに通じている。
【0066】つぎに、この大口径の穴あけ装置によっ
て、たとえばコンクリート構造物等の被穴あけ体に大口
径の穴を開ける方法について説明する。
【0067】まず、この大口径穴あけ装置を被穴あけ体
の前面に載置し、基体30に形成された固定部102の
固定穴100に適宜なアンカー等の固定手段を貫挿し地
中等に打ち込み固定する。さらに、被穴あけ体に接合さ
れた枠体32の外側面に突き出し設けられた固定部10
4のアンカー孔106にもアンカーを差し込み、被穴あ
け体に向けてアンカーを打ち込み固定する。
【0068】そして、コアー押し装置80をコアー押し
装置支持体82に固定し、コアー押し用座体90が被穴
あけ体に接するまでコアー押し用油圧シリンダ88を作
動させて押し出させる。
【0069】そして、ローラ70および72がホールソ
ー10の円筒体12の外周面に接して転動するかどうか
確認し、特に穴開け作業初期においてホールソー10が
振動することがないように注意する。
【0070】このような準備の後、駆動モータ42を油
圧源(図示せず)の作動により作動させ、ホールソー1
0を円筒体12の後部から見て時計回りに回転させる。
そして、テーブル送り用油圧シリンダ56を作動させ、
徐々にホールソー10を被穴あけ体に向けて進行させ
る。穴あけ作業が進めば、被穴あけ体がホールソー10
により穴を開けられ、図12に示すように、ホールソー
10の円筒体12の中空部内に被穴あけ体を切削してな
るコアーAが被穴あけ体の最深部で他の部分と縁が切
れ、ホールソー10内にコアーAのみが残ることにな
る。この状態でホールソー10の回転を止め、コアーA
の外表面にあらかじめ打ち込んでおいたアンカーボルト
120にワイヤーをかけ、円筒体12内を滑らしながら
コアーAをホールソー10の外部に引っ張りだせば穴あ
け作業が完了する。
【0071】この実施例では、穴あけ作業時に、適宜、
円筒体12の後部から、円筒体12内で対向する砂供給
部である孔112a,112eへは砂が注入され、水供
給部である他の孔112b,112c,112d,11
2f,112g,112hへは水が注入される。孔11
2a,112eから注入された砂は、孔主部114a,
114eを通って、孔内通部116a,116eおよび
孔外通部118a,118eから噴出する。同様に、孔
112b,112c,112d,112f,112g,
112hから注入された水は、孔主部114b,114
c,114d,114f,114g,114hを通っ
て、孔内通部116b,116c,116d,116
f,116g,116hおよび孔外通部118b,11
8c,118d,118f,118g,118hから噴
出する。
【0072】穴あけ作業時には、ホールソー10は回転
しているため、孔112a〜112hから噴出した砂お
よび水は、切刃16が被穴あけ体を切削している部分で
混ざり合うこととなる。特に、この実施例では、砂およ
び水は、円筒体12の内周方向へ抜ける孔内通部116
a〜116hと、円筒体12の外周方向へ抜ける孔外通
部118a〜118hとの両方から噴出するので、切刃
16が被穴あけ体を切削している部分で、切刃16の幅
方向の両側から、砂が水とともに投入されることとな
る。この実施例では、砂は約2mmカットのものが用い
られる。
【0073】この実施例では、円筒体12に孔を8本設
け、円筒体12内で対向する2本の孔を砂が通り、他の
6本の孔を水が通るように構成したが、孔の本数,砂が
通る孔と水が通る孔の組み合わせ等については、ホール
ソー10の大きさ等によって、適宜変更してもよい。
【0074】上述のように、切刃16は、ダイヤモンド
砥粒をベース金属に混入させ、成形し焼結して形成され
る。ここで、ベース金属は鉄によって比較的磨耗しにく
く、コンクリート,砂等によって磨耗しやすい一方、ダ
イヤモンドはコンクリート,砂等によって磨耗しにく
く、鉄によって比較的磨耗しやすい性質を有する。その
ため、特願平6−275881号に係る発明では、鉄筋
コンクリート構造物等の被穴あけ体に鉄が重量比で例え
ば80%以上(例えば体積比で鉄50%,鉄筋50%)
含まれると、ダイヤモンドが磨耗し、ダイヤモンドが切
刃16の表面に露出せず、被穴あけ体の穴あけ作業の能
率が落ちる。しかし、本願発明によれば、穴あけ作業時
に、ダイヤモンドとベース金属とが同一平面上になった
ときに、ベース金属磨耗材料供給部である孔112a,
112eを通して、切刃16の幅方向の両側から、ベー
ス金属磨耗材料である砂を投入することによって、ベー
ス金属が砂の働きで磨耗して、ダイヤモンドが切刃16
の表面に露出することとなる。さらに、切刃16の幅方
向の両側から、水が砂とともに投入されるので、砂の投
入がスムーズとなる。また、ダイヤモンドとベース金属
とが同一平面上になったときに、砂が水とともに投入さ
れる時間は、例えば1分間程度である。
【0075】従来方法の転用では、ホールソーの内部を
通ってコアーが抜き出せない為、穴の最深部の手前で一
度ホールソーをコンクリート構造物から抜き出し、しか
る後、コアーを何からの方法で折り、マシンを移動させ
てからコアーを取り出すしか方法がないために、作業能
率が著しく低く、且つまた、残った部分を再度穴開けし
なければならない不便さがともなっていたのに対し、こ
の大口径穴あけ装置を用いた穴あけ方法では前記したよ
うに作業が連続的となり、作業能率が非常に向上するこ
ととなる。
【0076】また、従来方法の転用では、穴あけ作業中
に、何らかの原因でコアーがその途中で折れたとき、コ
アーがホールソーの円筒体の下部に落ちて円筒体と接触
し、コアーの重量が円筒体にかかり、穴あけ作業をでき
なくなり、ホールソーの回転を停止させ、一旦ホールソ
ーを後退させ、コアーをホールソー内から取り出さなけ
ればならないという懸念があるが、この発明によれば、
円筒体の後方の開口部からコアーを取り出せるため、穴
あけ作業を続行することができる。
【0077】さらに、図16(A)に示すように従来方
法の転用では切り込み時の送りのストロークとコアーの
取り出し用のスペースを必要とするのに比して、この発
明によれば、図16(B)に示すようにホールソー10
が被穴あけ体の中に入り込んだままコアーAを取り出せ
るので、切り込み送りのストロークの2倍以下のスペー
スでもって、穴あけ作業を行うことができ、またホール
ソー10の円筒体12の長さを短くすることができるの
で、その回転精度を向上させることができ、装置全体の
構造が比較的簡易になり、故障を少なくすることができ
る。
【0078】また、この発明によれば、穴あけ作業時
に、ダイヤモンドとベース金属とが同一平面上になった
ときに、切刃16の幅方向の両側から、砂を投入するこ
とによって、ベース金属が砂の働きで磨耗して、ダイヤ
モンドが切刃16の表面に露出することとなる。そのた
め、鉄筋コンクリート構造物等の被穴あけ体に鉄が多量
に含まれていても、ダイヤモンドが切刃16の表面に露
出したままの状態にすることができる。したがって、ダ
イヤモンドが表面に露出した状態の切刃16で被穴あけ
体を切削することができ、被穴あけ体に鉄が多量に含ま
れていても、被穴あけ体の穴あけ作業の能率が落ちな
い。
【0079】図13は他の実施例における円筒体12を
示す斜視図であり、図14は図13の線XIV−XIV
における断面図であり、図15は図13に示す円筒体1
2をその進行方向とは逆側である後部から見た側面図で
ある。この実施例では、特に、ホールソー10の円筒体
12の内周には、円筒体12の進行方向とは逆側である
後端から、円筒体12の進行方向側に向かって、切刃1
6側である先端に到るまで、砂供給部又は水供給部であ
る8本のらせん溝122a,122b,122c,12
2d,122e,122f,122g,122hが、こ
の順に、且つ、円筒体12の後部から見て反時計回りに
形成される。なお、8本のらせん溝122a〜122h
は、円筒体12の後部から見て時計回りに形成されても
よい。らせん溝122a,122b,122c,122
d,122e,122f,122g,122hは、円筒
体12の後部から見て、円筒体12の円心から45度ず
つ間隔をおいて、すなわち、等間隔に形成される。
【0080】この実施例では、穴あけ作業時に、ダイヤ
モンドとベース金属とが同一平面上になったときに、円
筒体12の後部から、円筒体12内で対向する砂供給部
であるらせん溝122a,122eへは砂が注入され、
水供給部である他のらせん溝122b,122c,12
2d,122f,122g,122hへは水が注入され
る。円筒体12の後部かららせん溝122a,122e
へ注入された砂は、らせん溝122a,122e内を回
って、円筒体12の先端のらせん溝122a,122e
から噴出する。同様に、円筒体12の後部かららせん溝
122b,122c,122d,122f,122g,
122hへ注入された砂は、らせん溝122b,122
c,122d,122f,122g,122h内を回っ
て、円筒体12の先端のらせん溝122b,122c,
122d,122f,122g,122hから噴出す
る。
【0081】穴あけ作業時には、ホールソー10は回転
しているため、円筒体12の前部のらせん溝122a〜
122hから噴出した砂および水は、切刃16が被穴あ
け体を切削している部分で混ざり合うこととなる。すな
わち、切刃16が被穴あけ体を切削している部分で、砂
が水とともに投入されることとなる。この実施例でも、
砂は約2mmカットのものが用いられる。また、ダイヤ
モンドとベース金属とが同一平面上になったときに、砂
が水とともに投入される時間は、例えば1分間程度であ
る。
【0082】この実施例によっても、穴あけ作業時に、
ダイヤモンドとベース金属とが同一平面上になったとき
に、ベース金属磨耗材料供給部であるらせん溝122
a,122eを通して、切刃16の幅方向の両側から、
ベース金属磨耗材料である砂を投入することによって、
ベース金属が砂の働きで磨耗して、ダイヤモンドが切刃
16の表面に露出することとなる。そのため、鉄筋コン
クリート構造物等の被穴あけ体に鉄が多量に含まれてい
ても、ダイヤモンドが切刃16の表面に露出したままの
状態にすることができる。したがって、ダイヤモンドが
表面に露出した状態の切刃16で被穴あけ体を切削する
ことができ、被穴あけ体に鉄が多量に含まれていても、
被穴あけ体の穴あけ作業の能率が落ちない。
【0083】上記各実施例では、ダイヤモンドを磨耗さ
せにくく、ベース金属を磨耗させやすいベース金属磨耗
材料として、砂を用いた。しかし、ダイヤモンドを磨耗
させにくく、ベース金属を磨耗させやすい材料であれ
ば、砂以外の材料であっても、ベース金属磨耗材料とし
て使用することができる。この場合、上記各実施例にお
いて、砂供給部である孔112a,112eおよび砂供
給部であるらせん溝122a,122eは、ベース金属
磨耗材料供給部として使用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である大口径穴あけ装置の
概念図である。
【図2】この発明の一実施例である大口径穴あけ装置の
要部を示す斜視図である。
【図3】図2図示例の正面図である。
【図4】図2図示例の後部方向から見た側面図である。
【図5】図2図示例の前部方向から見た側面図である。
【図6】図2図示例の平面図である。
【図7】一実施例であるホールソーの切刃の斜視図であ
る。
【図8】図1図示例のコアー押し装置を装填した状態を
示す正面図である。
【図9】図8図示例の後部方向から見た側面図である。
【図10】円筒体をその進行方向とは逆側である後部か
ら見た側面図である。
【図11】円筒体および切刃の一部を示す断面図であ
る。
【図12】穴あけ方法を示す図解図である。
【図13】他の実施例における円筒体を示す斜視図であ
る。
【図14】図13の線XIV−XIVにおける断面図で
ある。
【図15】図13に示す円筒体をその進行方向とは逆側
である後部から見た側面図である。
【図16】従来例とこの発明との対比を示す図解図であ
る。
【符号の説明】
10 ホールソー 12 円筒体 14 口縁部 16 切刃 18 開口部 18a 先端開口部 18b 後端開口部 20 凸部 22 貫通孔 24 ボルト 30 基体 32 枠体 34 ホールソー回転支持体 36 フランジ 38 回転用ベアリング 40 ベアリング受け 42 駆動モータ 44 ギア 46 歯部 48 送りテーブル 50 レール体 52 ローラ 54 ガイド用支持ローラ 54c 支持腕 56 テーブル送り用油圧シリンダ 58 シリンダ軸固定部 60 シリンダ固定部 62,64 リミットスイッチ 66 ローラ支持腕 68 ローラ支持腕 70,72 ローラ 76 倒立用ガード 80 コアー押し装置 82 コアー押し装置支持体 84 補強体 86 コアー押し用フレーム 88 コアー押し用油圧シリンダ 90 コアー押し用座体 92 コアー押しフレーム 92 固定溝 98 バランスウエイト 100 固定孔 102 固定部 104 固定部 106 アンカー孔 108 外側用液ノズル 110 内側用液ノズル 112a〜112h 孔 114a〜114h 孔主部 116a〜116h 孔内通部 118a〜118h 孔外通部 122a〜122h らせん溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鬼 頭 政 徳 奈良県大和郡山市今国府町117−1 三和 ダイヤモンド工業株式会社奈良工場内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大口径の穴あけ装置であって、 剛体からなる大口径円筒体の口縁部の先端に、ダイヤモ
    ンド砥粒をベース金属に混入させた金属性焼結体からな
    る切刃が形成され、前記円筒体が先端から後端まで同径
    で且つ中空状で、前端および後端のいずれも開口されて
    なるホールソーと、 前記ホールソーを回転させる駆動源の駆動力を伝達し、
    前記ホールソーを回転させる回転手段と、 前記ホールソーを被穴あけ体に向けて進退させるホール
    ソー送り手段とを含む、大口径穴あけ装置であり、 前記ホールソーは、前記切刃が前記被穴あけ体を切削す
    る部分に、ダイヤモンドを磨耗させにくく、前記ベース
    金属を磨耗させやすいベース金属磨耗材料を投入するベ
    ース金属磨耗材料供給部を含む、大口径穴あけ装置。
  2. 【請求項2】 前記ベース金属磨耗材料は砂であり、前
    記ベース金属磨耗材料供給部は砂供給部である、請求項
    1に記載の大口径穴あけ装置。
  3. 【請求項3】 前記ホールソーは、前記切刃が前記被穴
    あけ体を切削する部分に、砂供給部が砂を投入すると同
    時に水を投入する水供給部を含む、請求項2に記載の大
    口径穴あけ装置。
  4. 【請求項4】 前記ベース金属磨耗材料供給部は、前記
    円筒体内に前記円筒体の後端から前記切刃の近傍付近に
    到るまで形成される孔である、請求項1に記載の大口径
    穴あけ装置。
  5. 【請求項5】 前記砂供給部および前記水供給部は、そ
    れぞれ、前記円筒体内に前記円筒体の後端から前記切刃
    の近傍付近に到るまで形成される孔である、請求項3に
    記載の大口径穴あけ装置。
  6. 【請求項6】 前記ベース金属磨耗材料供給部は、前記
    円筒体の内周に前記円筒体の後端から前記円筒体の前記
    切刃側である先端に到るまで形成されるらせん溝であ
    る、請求項1に記載の大口径穴あけ装置。
  7. 【請求項7】 ホールソーを回転させて大口径の穴あけ
    を行う大口径穴あけ装置に用いられるホールソーであっ
    て、剛体からなる大口径円筒体の口縁部の先端に、ダイ
    ヤモンド砥粒をベース金属に混入させた金属性焼結体か
    らなる切刃が形成され、前記円筒体の先端から後端まで
    同形で且つ中空状で、前端および後端のいずれも開口さ
    れている、ホールソーであり、 前記切刃が被穴あけ体を切削する部分に、ダイヤモンド
    を磨耗させにくく、前記ベース金属を磨耗させやすいベ
    ース金属磨耗材料を投入するベース金属磨耗材料供給部
    を含む、ホールソー。
  8. 【請求項8】 前記ベース金属磨耗材料は砂であり、前
    記ベース金属磨耗材料供給部は砂供給部である、請求項
    7に記載のホールソー。
  9. 【請求項9】 前記ベース金属磨耗材料供給部は、前記
    円筒体内に前記円筒体の後端から前記切刃の近傍付近に
    到るまで形成される孔である、請求項7に記載のホール
    ソー。
  10. 【請求項10】 前記ベース金属磨耗材料供給部は、前
    記円筒体の内周に前記円筒体の後端から前記円筒体の前
    記切刃側である先端に到るまで形成されるらせん溝であ
    る、請求項7に記載のホールソー。
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