JPH08229804A - ウェーハ研磨装置および研磨方法 - Google Patents

ウェーハ研磨装置および研磨方法

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JPH08229804A
JPH08229804A JP4107795A JP4107795A JPH08229804A JP H08229804 A JPH08229804 A JP H08229804A JP 4107795 A JP4107795 A JP 4107795A JP 4107795 A JP4107795 A JP 4107795A JP H08229804 A JPH08229804 A JP H08229804A
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JP
Japan
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wafer
polishing
polishing pad
retainer ring
pressure
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JP4107795A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Kobayashi
弘之 小林
Osamu Endo
修 遠藤
Hiroo Miyairi
広雄 宮入
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウェーハ研磨の均一性が高められるウェーハ
研磨装置および研磨方法を提供する。 【構成】 ウェーハ保持ヘッド32は、ヘッド本体34
と、ダイヤフラム44と、流体室52内の流体圧力を調
整する圧力調整機構56と、ダイヤフラム44に固定さ
れて互いに同心に配置されたキャリア46およびリテー
ナリング50とを有する。リテーナリング50は、ウェ
ーハ研磨時における研磨パッド24に対するリテーナリ
ング50の当接圧力が、研磨パッド24に対するキャリ
ア46の押圧圧力の0.7〜1.7倍になるように形成
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はウェーハ研磨装置および
研磨方法に関し、特にウェーハ表面の研磨量均一性を向
上するための改良に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のウェーハ研磨装置として、表面
に研磨パッドが貼付された円盤状のプラテンと、研磨す
べきウェーハの一面を保持して研磨パッドにウェーハの
他面を当接させる複数のウェーハ保持ヘッドと、これら
ウェーハ保持ヘッドをプラテンに対し相対回転させるヘ
ッド駆動機構とを具備し、研磨パッドとウェーハの間に
研磨砥粒を含むスラリーを供給することにより研磨を行
うものが広く知られている。
【0003】この種の装置を改良したものとして、米国
特許5,205,082号では、図7に示すようなウェ
ーハ保持ヘッドが開示されている。このウェーハ保持ヘ
ッドは、中空のヘッド本体1と、ヘッド本体1内に水平
に張られたダイヤフラム2と、ダイヤフラム2の下面に
固定されたキャリア4とを有し、ダイヤフラム2によっ
て画成された空気室6へ、シャフト8を通じて加圧空気
源10から加圧空気を供給することにより、キャリア4
を下方へ押圧できるフローティングヘッド構造になって
いる。このようなフローティングヘッド構造は、研磨パ
ッドに対するウェーハの当接圧力が均一化できる利点を
有する。
【0004】キャリア4の外周には同心状にリテーナリ
ング12が配置され、このリテーナリング12もダイヤ
フラム2に固定されている。リテーナリング12の下端
はキャリア4よりも下方に突出し、これにより、キャリ
ア4の下面に付着されたウェーハの外周を保持する。こ
のようにウェーハ外周を保持することにより、研磨中の
ウェーハがキャリア4から外れる不具合が防止できる。
また、ウェーハをリテーナリング12で囲み、このリテ
ーナリング12の下端をウェーハ下面と同じ高さで研磨
することにより、ウェーハ外周部での研磨量がウェーハ
中央部よりも大きくなる現象が防止できるとされてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来は、前述
のように、リテーナリング12の下端面をウェーハの研
磨面とほぼ同一平面上に配置さえしておけば、ウェーハ
外周部の過研磨が防止できると考えられていたため、従
来の研磨装置では、研磨パッドに対するリテーナリング
の当接圧力が、研磨パッドに対するキャリアの押圧圧力
の2倍以上となるように設定されていた。2倍以上とさ
れていたのは、リテーナリングの当接圧力を高くしてお
いた方が、ウェーハ外周の保持が確実になるためであ
る。
【0006】しかし、本発明者らがこのウェーハ研磨装
置について子細に検討した結果、研磨パッドの材質によ
っては、図8に示すように、リテーナリング12に当接
した箇所の内周縁に沿って研磨パッドPが局部的に盛り
上がり(以下、便宜のため「波打ち変形」と称する)、
この盛り上がり部分TによってウェーハWの外周部Gが
過剰に研磨され、ウェーハWの研磨均一性が阻害される
という新規な現象が発見された。さらに、本発明者ら
は、この現象が生じた場合、リテーナリング12の研磨
パッドPに対する当接力を従来より弱い適切値にするこ
とによって、前記波打ち変形を防ぎ、ウェーハ外周部G
の過研磨をほぼ防止できることも見いだした。さらにま
た、本発明者らは、リテーナリングに圧力を与えるダイ
ヤフラムの受圧幅と、リテーナリングの研磨パッドへの
当接面積との比を調整することにより、ウェーハ研磨時
における研磨パッドに対するリテーナリングの当接圧力
と、研磨パッドに対するキャリアの押圧力との比を調整
できることを見いだした。
【0007】本発明は、上記発見に基づいてなされたも
ので、リテーナリングの当接圧力を最適値に調整するこ
とにより、研磨均一性が高められるウェーハ研磨装置お
よび研磨方法を提供することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係るウェーハ研磨装置は、表面に研磨パッ
ドが貼付されたプラテンと、研磨すべきウェーハの一面
を保持して前記研磨パッドにウェーハの他面を当接させ
る1または2以上のウェーハ保持ヘッドと、これらウェ
ーハ保持ヘッドを駆動することにより前記研磨パッドで
ウェーハ他面を研磨するヘッド駆動機構とを具備し、前
記ウェーハ保持ヘッドは、ヘッド本体と、前記ヘッド本
体内にヘッド軸線に対し垂直に張られたダイヤフラム
と、前記ダイヤフラムと前記ヘッド本体との間に形成さ
れる流体室に満たされた流体圧力を調整する圧力調整機
構と、前記ダイヤフラムに固定されてダイヤフラムとと
もにヘッド軸線方向に変位可能に設けられ、研磨すべき
ウェーハの前記一面を保持するためのキャリアと、前記
キャリアの外周に同心状に配置されるとともに、前記ダ
イヤフラムに固定され前記ダイヤフラムとともにヘッド
軸線方向に変位可能に設けられ、研磨時には研磨パッド
に当接するリテーナリングとを具備し、前記リテーナリ
ングに圧力を与える前記ダイヤフラムの受圧幅と、前記
リテーナリングの前記研磨パッドへの当接面積との比を
調整することにより、ウェーハ研磨時における前記研磨
パッドに対する前記リテーナリングの当接圧力と、前記
研磨パッドに対する前記キャリアの押圧力との比を調整
したことを特徴とする。ウェーハ研磨時における前記研
磨パッドに対する前記リテーナリングの当接圧力は、例
えば、前記研磨パッドに対する前記キャリアの押圧圧力
の0.7〜1.7倍に設定される。
【0009】一方、本発明に係るウェーハ研磨方法は、
表面に研磨パッドが貼付されたプラテンと、研磨すべき
ウェーハの一面を保持して前記研磨パッドにウェーハの
他面を当接させる1または2以上のウェーハ保持ヘッド
とを具備し、かつ、前記ウェーハ保持ヘッドは、ヘッド
軸線方向に変位可能に設けられた、ウェーハの前記一面
を保持するための円盤状のキャリアと、前記キャリアの
外周に同心状に配置されるとともにヘッド軸線方向に変
位可能に設けられたリテーナリングとを具備している装
置を用い、前記研磨パッドと前記キャリアとの間にウェ
ーハを配置するとともに、前記リテーナリングを前記研
磨パッドに当接させ、ウェーハの外周を前記リテーナリ
ングで保持し、前記研磨パッドに対する前記キャリアの
押圧圧力を6psi以上、かつ前記研磨パッドに対する
前記リテーナリングの当接圧力を、前記研磨パッドに対
する前記キャリアの押圧圧力の0.7〜1.7倍に調整
しつつ、前記ウェーハ保持ヘッドを前記プラテンに対し
相対運動させることにより前記研磨パッドによりウェー
ハ他面を研磨することを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明に係るウェーハ研磨装置では、リテーナ
リングに圧力を与えるダイヤフラムの受圧幅と、リテー
ナリングの研磨パッドへの当接面積との比を調整するこ
とにより、ウェーハ研磨時における研磨パッドに対する
リテーナリングの当接圧力と、研磨パッドに対するキャ
リアの押圧力との比を調整したものであるから、研磨パ
ッドの特性に合わせて最適な研磨条件を選択できる。特
に、研磨パッドに対するキャリアの押圧圧力の0.7〜
1.7倍になるように調整した場合、および本発明に係
る研磨方法においては、リテーナリングの内周側での研
磨パッドの波打ち変形を防いで、それに起因するウェー
ハ外周部の過研磨を防止することが可能である。
【0011】
【実施例】
[第1実施例]図1〜図4は、本発明に係るウェーハ研
磨装置の第1実施例を示している。始めに図1を参照し
て全体の構成を簡単に説明すると、図中符号21は基台
であり、この基台21の中央には円盤状のプラテン22
が水平に設置されている。このプラテン22は基台21
内に設けられたプラテン駆動機構により軸線回りに回転
されるようになっており、その上面には全面に亙って研
磨パッド24が貼付されている。
【0012】プラテン22の上方には、複数の支柱26
を介して上側取付板28が水平に固定されている。この
上側取付板28の下面には円盤状のカルーセル(ヘッド
駆動機構)30が固定され、このカルーセル30にはプ
ラテン22と対向する計6基のウェーハ保持ヘッド32
が設けられている。これらウェーハ保持ヘッド32は、
図2に示すようにカルーセル30の中心から同一距離に
おいて、カルーセル30の中心軸回りに60゜毎に配置
され、カルーセル30によりそれぞれ遊星回転される。
ただし、ウェーハ保持ヘッド32の個数は6基に限定さ
れず、1〜5基または7基以上でもよい。
【0013】次に、図3および図4を参照してウェーハ
保持ヘッド32を説明する。ウェーハ保持ヘッド32
は、図3に示すように、軸線垂直に配置され下端が開口
する中空のヘッド本体34と、このヘッド本体34の内
部に張られたダイヤフラム44と、このダイヤフラム4
4の下面に固定された円盤状のキャリア46と、このキ
ャリア46の外周に同心に配置された円環状のリテーナ
リング50とを具備する。
【0014】ヘッド本体34は円板状の天板部36と、
この天板部36の外周に固定された円筒状の周壁部38
とから構成され、天板部36はカルーセル30のシャフ
ト42に同軸に固定されている。周壁部38の下端部に
は、全周に亙って半径方向内方へ突出する円環状の係止
部40が形成されている。周壁部38の内周壁には水平
な段部38Aが形成され、ここに円板状のダイヤフラム
44の外周部が載置されて固定リング45で固定されて
いる。ダイヤフラム44は、各種ゴム等の弾性材料で形
成されたものである。
【0015】キャリア46は、セラミック等の高い剛性
を有する材料で成形された一定厚さのものであり、弾性
変形はしない。キャリア46は、ダイヤフラム44の上
面に同軸に配置された固定リング48に対して複数のボ
ルトで固定されている。固定リング48の上端には、全
周に亙って外方に広がるフランジ部48Aが形成され、
ヘッド上昇時には、天板部36に設けられた係止部材6
0によりフランジ部48Aが係止されて、キャリア46
の重量が支えられるようになっている。係止部材60
は、天板部36の周方向複数箇所にそれぞれ上下動可能
に貫通支持され、C字状のスペーサ62を上部に装着す
ることにより、係止部材60の高さ調整が可能となって
いる。
【0016】なお、研磨を行う場合には、キャリア46
の下面に、ウェーハ付着シートSを介してウェーハWが
付着される。ウェーハ付着シートSは、不織布等の吸水
性を有する材質で形成され、水分を吸収すると、表面張
力でウェーハを吸着する。このウェーハ付着シートSの
具体的な材質としては各種不織布等が挙げられ、その好
ましい厚さは0.6〜0.8mmである。ただし、本発
明は必ずしもウェーハ付着シートSを使用しなくてもよ
く、例えばキャリア46の下面にワックスを介してウェ
ーハWを付着させる構成としてもよいし、他の付着手段
を使用してもよい。
【0017】リテーナリング50は、上端面および下端
面が水平かつ平坦な円環状をなし、キャリア46の外周
面との間に僅かな透き間を空けて同心状に配置され、キ
ャリア46とは独立して上下変位可能とされている。ま
た、リテーナリング50の外周面には半径方向外方に突
出する係止部50Aが形成されており、ウェーハ保持ヘ
ッド32を引き上げた場合には、この係止部50Aが周
壁部38の下端に形成された係止部40により係止され
る。
【0018】リテーナリング50の上端はダイヤフラム
44の下面に当接される一方、ダイヤフラム44上には
固定リング58がリテーナリング50と対向して同心に
配置され、リテーナリング50と固定リング58は複数
のネジで固定されている。固定リング58の下端部の外
周縁および内周縁はそれぞれ全周に亙って面取りされ、
これにより固定リング58の下端面の幅は、リテーナリ
ング50の上端面の幅と等しくされ、両者はダイヤフラ
ム44を挟んで正確に対向している。
【0019】リテーナリング50の上端部には、外周縁
に沿って切欠部50B、内周縁に亙って面取り部50C
がそれぞれ全周に亙って形成されている。これにより、
リテーナリング50の上端面の半径方向の幅Aは、リテ
ーナリング50の下端面の半径方向の幅Bよりも小さく
され、次のような圧力調整がなされている。
【0020】すなわち、ウェーハ研磨時における研磨パ
ッド24に対するリテーナリング50の当接圧力は、研
磨パッド24に対するキャリア46の押圧圧力を6ps
i以上とした場合に、好ましくは、研磨パッド24に対
するキャリアの押圧圧力の0.7〜1.7倍、より好ま
しくは0.9〜1.3倍となるように設定されている。
1倍である場合が最も好ましい。上記倍率が0.7倍未
満ではリテーナリング50によるウェーハWの係止力が
低下して、ウェーハWがリテーナリング50の外にはみ
出るおそれがあり、1.7倍より圧力が高いと、外周部
の過研磨の問題が解決できない。しかしながら、本発明
に係る研磨装置はこの範囲に限定されるものではなく、
必要に応じては他の倍率を選択してもよい。
【0021】研磨パッド24に対するリテーナリング5
0の当接圧力は、 [(ダイヤフラム44がリテーナリング50に与える押
圧力)+(リテーナリング50および固定リング58の
重量)]/(リテーナリング50の底面50Eの面積) で近似的に示される。ダイヤフラム44がリテーナリン
グ50に与える押圧力は、リテーナリング50の上端幅
Aが小さいほど小さくなるが、上端幅Aの値のみで単純
に決定されるものではなく、ダイヤフラム44の厚さや
弾性力等の物性、リテーナリング50とダイヤフラム4
4との固定部からキャリア46とダイヤフラム44との
固定部までの離間量等によっても影響を受ける。このた
め、ダイヤフラム44がリテーナリング50を押し下げ
る押圧力は、図4に示すように、幅Aの領域よりも広い
幅C(受圧幅と称する)の領域の面積に、流体室52内
外の圧力差を乗じた値に相当する。受圧幅Cは影響因子
が複雑であるため単純に計算で求まるものではない。そ
のため実機試験によって、研磨パッド24に対するリテ
ーナリング50の当接圧力が、研磨パッド24に対する
キャリアの押圧圧力の所定倍となるように、各部の寸法
を具体的に決定すべきである。
【0022】シャフト42には流路54が形成されてお
り、ヘッド本体34とダイヤフラム44との間に画成さ
れた流体室52は、流路54を通じて圧力調整機構56
に接続されている。そして、圧力調整機構56で流体室
52内の流体圧力を調整することにより、ダイヤフラム
44が上下に変位して研磨パッド24へのキャリア46
およびリテーナリング50の押圧圧力が同時に変化す
る。なお、流体としては一般に空気を使用すれば十分で
あるが、必要に応じては他種のガスや液体を使用しても
よい。
【0023】上記ウェーハ研磨装置によりウェーハ研磨
を行うには、まず、研磨パッド24と各キャリア46と
の間にウェーハWを配置するとともに、リテーナリング
50を研磨パッド24に当接させ、ウェーハWの外周を
リテーナリング50で係止する。次に、研磨パッド24
に対するウェーハWの当接圧力(キャリア押圧圧力)を
6〜10psi、より好ましくは7〜9psiに設定
し、かつ、リテーナリング50の当接圧力をキャリア押
圧圧力の0.7〜1.7倍、好ましくは0.9〜1.3
倍となるように圧力調整機構56による流体圧を調整し
つつ、プラテン22を回転させると共に、ウェーハ保持
ヘッド32をプラテン22に対し遊星回転させる。
【0024】上記のようなウェーハ研磨装置および方法
によれば、研磨パッド24に対するリテーナリング50
の当接圧力を、研磨パッド24に対するキャリア46の
押圧圧力の0.7〜1.7倍になるように調整しつつ研
磨を行うので、リテーナリング50の内周側での研磨パ
ッド24の表面の波打ち変形を防ぎ、ウェーハ外周部の
過研磨を防止して、研磨の均一性を高めることが可能で
ある。
【0025】なお、研磨パッド24として、従来一般に
使用されている1層型パッドの代わりに、ウェーハWに
当接する表面硬質層、および表面硬質層とプラテン22
との間に位置する弾性支持層の少なくとも2層を有する
ものであってもよい。このような積層研磨パッドは、後
述するようにウェーハ研磨精度を高める上で特別の効果
を奏するものであるが、同時に、図8で説明した問題が
1層型研磨パッドよりも顕著に現れる傾向を有する。し
たがって、本発明と組み合わせた場合に、両者の効果は
相乗し合い、ウェーハの研磨精度を高める上で特に良好
な効果を奏する。ただし、本発明はこのような積層研磨
パッドにのみ限定されるものではないことは勿論であ
る。以下、積層研磨パッドについて具体的に説明する。
【0026】硬質表面層のショア硬度は好ましくは80
〜100、より好ましくは90〜100、弾性支持層の
ショア硬度は好ましくは50〜70、より好ましくは5
0〜65とされる。また、硬質表面層の厚さは好ましく
は0.5〜1.5mm、より好ましくは0.8〜1.3
mm、弾性支持層の厚さは好ましくは0.5〜1.5m
m、より好ましくは1.0〜1.3mmとされる。
【0027】硬質表面層および弾性支持層としてはそれ
ぞれ発泡ポリウレタンまたは不織布が好適で、特に、硬
質表面層としては発泡ポリウレタン、弾性支持層として
はポリエステル等の不織布が好ましい。硬質表面層,弾
性支持層を不織布で形成する場合、ポリウレタン樹脂等
の含浸剤を含浸させてもよい。ただし前記硬度範囲を満
足すれば、前記以外の材質で研磨パッド24を構成して
もよい。
【0028】この種の2層型研磨パッドを使用した場
合、特に、絶縁膜分離技術におけるウェーハ研磨に優れ
た効果を発揮する。この種の絶縁膜分離技術は、例えば
ウェーハの鏡面に配線用のアルミニウム等を蒸着して回
路パターンを形成し、その上にBPSG,PTEOS、
またはCVD法等によるSiO2 等の絶縁膜を積層形成
した後、この絶縁膜を研磨により平坦化して、さらにそ
の上に素子の内部構造を形成するものである。
【0029】上記絶縁膜研磨の場合、ウェーハ表面に回
路パターンなどに起因する初期凹凸が存在する場合があ
るが、積層研磨パッドにおいては、パッド表面が相対的
に硬い表面硬質層により構成されているので、凹凸に追
従して研磨パッド24の表面が弾性変形することが少な
い。したがって、初期凹凸に起因する研磨後の段差発生
が低減できる。
【0030】また、ウェーハWに直接当接する表面硬質
層は、弾性支持層により裏側から弾性的に支持されてい
るので、フローティング型ヘッド32によるウェーハ当
接圧力の均一化作用、および弾性支持層によるクッショ
ン効果が相乗しあい、研磨パッド24あるいはウェーハ
Wにうねりが生じている場合にも、表面硬質層をうねり
に沿って変形させウェーハWの全面に亙って均一に当接
させる効果が得られる。これにより、研磨パッド24に
よるウェーハWの研磨速度がウェーハ全面に亙って均一
化されるから、研磨後のウェーハ厚さの不均一性が低減
でき、従来は両立しがたかった段差の低減および厚さ均
一性の向上が同時に達成できる。
【0031】さらに、上記積層研磨パッドでは、表面硬
質層が柔らかい弾性支持層で裏打ちされているので、リ
テーナリング50で表面硬質層を強く抑えると、その押
圧箇所の周囲が図8に示すように波打って盛り上がる傾
向が強い。したがって、リテーナリング50の当接圧力
を調整することにより、前記波打ち変形を効果的に防
ぎ、積層研磨パッドの効果を十分に発揮させることがで
きるのである。これは以下の実施例にも共通する。
【0032】[第2実施例]図5は本発明に係るウェー
ハ研磨装置の第2実施例のウェーハ保持ヘッド32を示
す断面図である。この実施例が第1実施例と異なる点
は、ウェーハ保持ヘッド32内に、ダイヤフラム44の
下面を支える圧力調整リング70が着脱可能に固定され
ていることにある。なお、先の実施例と同様の構成要素
には同一符号を付して説明を省略する。
【0033】この実施例の圧力調整リング70の断面は
逆L字状をなし、その外周面が周壁部38の壁面38B
に当接された状態でヘッド軸線と同心に支持されるとと
もに、圧力調整リング70の下端は周壁部38の係止部
40に当接して位置決めされている。圧力調整リング7
0の上端面70Aは、段部38Aの上面と揃う一定高さ
の水平面とされ、この上端面70Aにダイヤフラム44
の下面が全周に亙って当接している。圧力調整リング7
0の上端面70Aはダイヤフラム44に接合されている
必要はないが、必要に応じては接合してもよい。
【0034】上記のような圧力調整リング70を設けた
ことにより、ダイヤフラム44の変位可能領域は、矢印
Dの位置まで狭められる。ダイヤフラム44の変位可能
領域がこのように狭められると、前述した受圧幅Cが実
質的に狭まるので、リテーナリング50の寸法を変えな
くても、研磨パッド24に対するリテーナリング50の
当接圧力を相対的に低減することが可能である。したが
って、コストのかかるリテーナリング50の形状変更を
することなしに、本発明の効果を得ることができるとい
う利点を有する。
【0035】また、圧力調整リング70として、ダイヤ
フラムへの当接面積が異なる複数の圧力調整リングを用
意し、これらのうちいずれか一つを選択してウェーハ保
持ヘッド32に装着すれば、研磨条件に応じて研磨パッ
ドに対するリテーナリングの当接圧力を適宜調整するこ
とが可能であり、先の実施例と同様の効果が得られるだ
けでなく、より詳細に研磨精度が調整できる。
【0036】なお、図示の例では圧力調整リング70が
逆L字状であったが、この形状に限定する必要はなく、
要はダイヤフラム44の変位可能領域の外径を狭めるこ
とができる形状でありさえすればよい。また、図示の例
では周壁部38に対して上方側から圧力調整リング70
をはめ込む構造であったが、この代わりに、係止部40
を周壁部38から分離可能としておき、係止部40を取
り外した状態で、圧力調整リング70を下方から周壁部
38内に装着するようにしてもよい。
【0037】[第3実施例]次に、図6は本発明に係る
ウェーハ研磨装置の第3実施例のウェーハ保持ヘッド3
2を示す断面図である。この実施例が第1実施例と異な
る点は、リテーナリング80の上端面80Dの幅Aは変
えずに、リテーナリング80の下端面80Eの半径方向
の幅Bを全周に亙って拡大したことにある。
【0038】このようなウェーハ研磨装置、およびそれ
を用いた研磨方法によれば、ダイヤフラム44によるリ
テーナリング50への押圧力を変えずに、研磨パッド2
4に対するリテーナリング50の当接圧力を相対的に低
下させることができ、当接圧力を前述した圧力範囲に収
めることにより、前記各実施例と同様の優れた効果が得
られる。
【0039】なお、本発明は上記3種の実施例に限定さ
れるものではなく、これら3種の特徴点を適宜組み合わ
せてもよいし、他にも様々な変形が可能である。例え
ば、前記各実施例ではウェーハ保持ヘッド32を上、プ
ラテン22を下に配置した構成であったが、これに限定
されず、上下関係を逆にしてもよいし、横倒しした配置
状態にしてもよい。また、本発明に係るウェーハ研磨方
法は、各実施例の装置を用いた方法のみに限定されるも
のではなく、他の手段を用いてリテーナリングへの圧力
を調整する形式の装置を用いてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るウェ
ーハ研磨装置では、リテーナリングに圧力を与えるダイ
ヤフラムの受圧幅と、リテーナリングの研磨パッドへの
当接面積との比を調整することにより、ウェーハ研磨時
における研磨パッドに対するリテーナリングの当接圧力
と、研磨パッドに対するキャリアの押圧力との比を調整
したものであるから、研磨パッドの特性に合わせて最適
な研磨条件を選択できる。特に、研磨パッドに対するキ
ャリアの押圧圧力の0.7〜1.7倍になるように調整
した場合、および本発明に係る研磨方法においては、リ
テーナリングの内周側での研磨パッドの波打ち変形を防
いで、それに起因するウェーハ外周部の過研磨を防止す
ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るウェーハ研磨装置の第1実施例を
示す正面図である。
【図2】同装置のウェーハ保持ヘッドとプラテンの配置
状態を示す平面図である。
【図3】第1実施例の装置のウェーハ保持ヘッドを示す
断面図である。
【図4】図3の要部の拡大図である。
【図5】本発明の第2実施例に使用されたウェーハ保持
ヘッドを示す断面図である。
【図6】本発明の第3実施例に使用されたウェーハ保持
ヘッドを示す断面図である。
【図7】従来のウェーハ研磨装置のウェーハ保持ヘッド
を示す断面図である。
【図8】従来の装置の問題点を示す概略図である。
【符号の説明】
22 プラテン 24 研磨パッド 30 カルーセル(ヘッド駆動機構) 32 ウェーハ保持ヘッド 34 ヘッド本体 44 ダイヤフラム 46 キャリア 50,80 リテーナリング 50D,80D リテーナリングの上端面 50E,80E リテーナリングの下端面 52 流体室 A リテーナリングの上端面の幅 B リテーナリングの下端面の幅 C 受圧幅 W ウェーハ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に研磨パッドが貼付されたプラテン
    と、研磨すべきウェーハの一面を保持して前記研磨パッ
    ドにウェーハの他面を当接させる1または2以上のウェ
    ーハ保持ヘッドと、これらウェーハ保持ヘッドを駆動す
    ることにより前記研磨パッドでウェーハ他面を研磨する
    ヘッド駆動機構とを具備し、 前記ウェーハ保持ヘッドは、ヘッド本体と、 前記ヘッド本体内にヘッド軸線に対し垂直に張られたダ
    イヤフラムと、 前記ダイヤフラムと前記ヘッド本体との間に形成される
    流体室に満たされた流体圧力を調整する圧力調整機構
    と、 前記ダイヤフラムに固定されてダイヤフラムとともにヘ
    ッド軸線方向に変位可能に設けられ、研磨すべきウェー
    ハの前記一面を保持するためのキャリアと、 前記キャリアの外周に同心状に配置されるとともに、前
    記ダイヤフラムに固定され前記ダイヤフラムとともにヘ
    ッド軸線方向に変位可能に設けられ、研磨時には研磨パ
    ッドに当接するリテーナリングとを具備し、 前記リテーナリングに圧力を与える前記ダイヤフラムの
    受圧幅と、前記リテーナリングの前記研磨パッドへの当
    接面積との比を調整することにより、ウェーハ研磨時に
    おける前記研磨パッドに対する前記リテーナリングの当
    接圧力と、前記研磨パッドに対する前記キャリアの押圧
    力との比を調整したことを特徴とするウェーハ研磨装
    置。
  2. 【請求項2】 前記リテーナリングは、ウェーハ研磨時
    における前記研磨パッドに対する前記リテーナリングの
    当接圧力が、前記研磨パッドに対する前記キャリアの押
    圧圧力の0.7〜1.7倍になるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のウェーハ研磨装置。
  3. 【請求項3】 前記リテーナリングの外周に、前記ダイ
    ヤフラムの外周部を支持する圧力調整リングが同心状に
    設けられていることを特徴とする請求項2記載のウェー
    ハ研磨装置。
  4. 【請求項4】 前記圧力調整リングとして、前記ダイヤ
    フラムへの当接面積が異なる複数の圧力調整リングが用
    意され、これらのうちいずれか一つの圧力調整リングが
    装着されることにより、前記研磨パッドに対する前記リ
    テーナリングの当接圧力が調整可能とされていることを
    特徴とする請求項3記載のウェーハ研磨装置。
  5. 【請求項5】 前記ダイヤフラムに対する前記リテーナ
    リングの当接面積は前記研磨パッドに対する前記リテー
    ナリングの当接面積よりも小さいことを特徴とする請求
    項1〜4のいずれかに記載のウェーハ研磨装置。
  6. 【請求項6】 ウェーハ研磨時における前記研磨パッド
    に対する前記キャリアの押圧圧力は、6psi以上に設
    定されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか
    に記載のウェーハ研磨装置。
  7. 【請求項7】 前記研磨パッドに対する前記リテーナリ
    ングの当接圧力は、前記研磨パッドに対する前記キャリ
    アの押圧圧力を6psi以上とした場合に、前記研磨パ
    ッドに対する前記キャリアの押圧圧力の0.9〜1.3
    倍となるように設定されていることを特徴とする請求項
    1〜6のいずれかに記載のウェーハ研磨装置。
  8. 【請求項8】 前記研磨パッドは、ウェーハに当接する
    ための相対的に硬質の硬質表面層と、この表面層よりも
    前記プラテン側に設けられた相対的に軟質の弾性支持層
    とを有する積層研磨パッドであることを特徴とする請求
    項1〜7のいずれかに記載のウェーハ研磨装置。
  9. 【請求項9】 表面に研磨パッドが貼付されたプラテン
    と、研磨すべきウェーハの一面を保持して前記研磨パッ
    ドにウェーハの他面を当接させる1または2以上のウェ
    ーハ保持ヘッドとを具備し、かつ、前記ウェーハ保持ヘ
    ッドは、ヘッド軸線方向に変位可能に設けられた、ウェ
    ーハの前記一面を保持するためのキャリアと、前記キャ
    リアの外周に同心状に配置されるとともにヘッド軸線方
    向に変位可能に設けられたリテーナリングとを具備して
    いる装置を用い、 前記研磨パッドと前記キャリアとの間にウェーハを配置
    するとともに、前記リテーナリングを前記研磨パッドに
    当接させ、ウェーハの外周を前記リテーナリングで係止
    し、 前記研磨パッドに対する前記キャリアの押圧圧力を6p
    si以上、かつ前記研磨パッドに対する前記リテーナリ
    ングの当接圧力を、前記研磨パッドに対する前記キャリ
    アの押圧圧力の0.7〜1.7倍に調整しつつ、 前記ウェーハ保持ヘッドを前記プラテンに対し相対運動
    させることにより前記研磨パッドによりウェーハ他面を
    研磨することを特徴とするウェーハ研磨方法。
  10. 【請求項10】 ウェーハ研磨時に、前記研磨パッドに
    対する前記キャリアの押圧圧力を6〜10psiに設定
    することを特徴とする請求項9記載のウェーハ研磨方
    法。
  11. 【請求項11】 ウェーハ研磨時に、前記研磨パッドに
    対する前記キャリアの押圧圧力を6〜10psiに設定
    するとともに、前記研磨パッドに対する前記リテーナリ
    ングの当接圧力を、前記研磨パッドに対する前記キャリ
    アの押圧圧力の0.9〜1.3倍に設定することを特徴
    とする請求項9記載のウェーハ研磨方法。
  12. 【請求項12】 前記研磨パッドとして、ウェーハに当
    接するための相対的に硬質の硬質表面層と、この表面層
    よりも前記プラテン側に設けられた相対的に軟質の弾性
    支持層とを有する積層研磨パッドを使用することを特徴
    とする請求項9〜11のいずれかに記載のウェーハ研磨
    方法。
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