JPH08228750A

JPH08228750A - タバコケース

Info

Publication number: JPH08228750A
Application number: JP3796995A
Authority: JP
Inventors: Taro Tanaka; 太郎田中
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1995-02-27
Filing date: 1995-02-27
Publication date: 1996-09-10

Abstract

(57)【要約】【目的】中に吸いさしのタバコをうける機能を有する
タバコ受けパイプを提供する。【構成】タバコケース１に、外側を取り除き可能な箇
所を形成し、その箇所におけるタバコケース１の内部
に、タバコ受けパイプ３を配置する。前記タバコ受けパ
イプ３は、２本のパイプ３ａ、３ｂを有し、これらパイ
プ３ａ、３ｂの上面に、タバコＳを受け入れやすくする
ために、且つ、火の付いた吸殻がタバコ受けパイプ３の
外に落ちないように方形状の受け縁４を有する。また、
これらタバコ受けパイプ３の内壁先端面を先端に向かっ
て円錐状に先細状に形成する。【効果】喫煙者は、タバコケースを携帯すれば必然的
に吸殻受けを携帯することとなり、タバコの投げ捨てを
減らすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、中に吸いさしのタバコ
をうける機能を有するタバコ受けパイプを設けたタバコ
ケースに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】街を歩きながらタバコを吸うのは、以前
から多く見られた光景であるが、タバコの有害性が叫ば
れている昨今においても相変わらず見受けられ、吸う人
のほとんどは、吸い終わったタバコをそのまま路上に捨
てることが多く、特に、歓楽街、繁華街等、人の多く集
まるような場所の路上は、紙屑等のごみに加え、吸いさ
しのタバコだらけとなり、せっかくの近代都市としての
美観も台無しという現状を露呈している。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】これは、タバコの有害
性が宣伝されたことにより嫌煙権なる風潮がおこり、公
共の場所において禁煙箇所が増え、灰皿、吸殻入れが備
え付けられている箇所が激減し、喫煙者が気兼ねなく吸
える場所が減り、その結果、喫煙者が減少しているにも
かかわらず歩行喫煙を助長していることが一因として考
えられる。そこで、喫煙者自らが、灰皿、吸い殻入れ等
を携帯すればよいということに辿り着くわけであるが、
携帯性に優れたものはなく、また在ったとしてもタバコ
の他にそのような吸い殻入れ等をわざわざ持って歩くと
いう人はごくまれであろうと思われる。本発明はこのよ
うな背景から提案されたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、タバコの外形に対応した、吸いかけのタ
バコまたは吸い終わったタバコを挿入消火するための有
底のタバコ受けパイプを内部に設けたことを特徴とす
る。前述の構成において、タバコ受けパイプの内面底部
を先端に向かって先細状に形成したことを特徴とする。
また、前記タバコ受けパイプの上端側に、タバコを受け
入れやすくするための受け縁を形成したことを特徴とす
る。さらに、前記タバコケースにおいて、タバコ受けパ
イプを備えた周囲の箇所を取り除き可能に構成したこと
を特徴とする。

【０００５】

【作用】喫煙者は、タバコケースからタバコを取り出す
際に、表面の透明状のフィルムを取り払うと共に、所定
の外箱箇所を取り外すと、タバコと共にタバコ受けパイ
プが露出し、タバコ受けパイプから容易にタバコを取り
出して、喫煙することができる。そして、吸いかけや、
吸い終わったときに火を消したいときは、抜き取った後
のタバコ受けパイプに、火が付いたままのタバコを押し
込むと、空気が断たれるので、タバコの火は容易に消え
る。このように、タバコケース内にタバコ受けパイプを
備え付けたことで、嵩張ることもなく、タバコケースを
携帯すれば必然的に吸殻受けであるタバコ受けパイプを
携帯することとなり、喫煙者の多くは、吸い終わったタ
バコあるいは吸いかけのタバコを前記タバコ受けパイプ
によって火をもみ消すようになり、タバコの投げ捨てを
減らすことができる。また、喫煙者は、吸い殻入れを持
っているということで、路上においても気兼ねなく吸う
ことができ、タバコ本来の味を堪能することができる。
このことは、ひいては禁煙場所における喫煙を減らすこ
とにもつながる。

【０００６】

【実施例】次に、本発明にかかるタバコケースについ
て、一実施例を挙げ、図面を参照しながら以下説明す
る。図１にタバコケース１を示し、このタバコケース１
は、紙を折り込んで箱状に形成し、頂部からタバコＳを
収容するように、頂部を露出、格納するように開閉蓋２
が一体的に設けられたものである。また、かかるタバコ
ケース１には、外側を片方の側面から前面の箇所を取り
除くことができるように、例えはミシン目が刻まれてい
る。そして、その取り除き可能な箇所のタバコケース１
の内部に、タバコ受けパイプ３が配置されている。この
タバコ受けパイプ３は、前記タバコケース１の取り除き
箇所が取り除かれたときに、上部が露出するように寸法
を設定してある。なお、前記タバコ受けパイプ３は、２
本のタバコＳを支持すると共に、タバコケース１に３列
に並べて両外側に６本、真中の列に５本で、計１９本の
タバコＳを収容している。

【０００７】前記タバコ受けパイプ３は、耐熱性合成樹
脂により一体的に構成した、２本のパイプ３ａ、３ｂを
有する。これらパイプ３ａ、３ｂの上面には、タバコＳ
を受け入れやすくするために、また、火の付いた吸殻が
タバコ受けパイプ３の外に落ちないように方形状の受け
縁４を形成している（図３参照）。この受け縁４の底面
に前記パイプ３ａ、３ｂを連通開口している。なお、タ
バコ受けパイプ３は、通常の合成樹脂によっても構成す
ることができる。これらタバコ受けパイプ３は、タバコ
Ｓの外形に対応した径を有し、内壁先端面が先端に向か
って円錐状に先細状に形成されている。

【０００８】以上のような構成のタバコケース１におい
て、喫煙者は、タバコケース１からタバコＳを取り出す
際に、表面の透明状のフィルムを取り払って、所定の外
箱箇所を取り除くと、タバコＳと共に、タバコＳを保持
したタバコ受けパイプ３が露出するので、タバコ受けパ
イプ３から容易にタバコＳを取り出して、喫煙すること
ができる。そして、吸いかけや、吸い終わったときに火
を消したいときは、抜き取った後のタバコ受けパイプ３
に、火が付いたままのタバコＳを押し込むと、空気が遮
断されるので、タバコＳの火は容易に消える（図４参
照）。なお、タバコＳを押し込む際、タバコ受けパイプ
３上部の受け縁４をガイドとしてパイプ３ａまたはパイ
プ３ｂ内にタバコＳ先端が誘導されるので、火の付いた
吸殻がタバコ受けパイプ３の外に落ちるような危険性は
ない。このように、タバコケース１に吸殻受けであるタ
バコ受けパイプ３を内蔵したことで、嵩張ることもな
く、タバコケース１を携帯すれば必然的に吸殻受けを携
帯することとなり、喫煙者の多くは、吸い終わったタバ
コＳあるいは吸いかけのタバコＳを前記タバコ受けパイ
プ３によって火をもみ消すようになり、タバコＳの投げ
捨てを減らすことができる。また、喫煙者は、吸い殻入
れを持っているということで、路上においても気兼ねな
く吸うことができ、タバコＳ本来の味を堪能することが
できる。このことは、ひいては禁煙場所における喫煙を
減らすことにもつながる。

【０００９】以上、タバコケース１の一例を上げて説明
したが、図５に示すように、タバコ受けパイプ３は、４
本のタバコＳを受け入れるように構成してもよい。

【００１０】

【発明の効果】本発明は以上の通りであるので、喫煙者
は、タバコケースを携帯すれば必然的に吸殻受けを携帯
することとなり、喫煙者の多くは、吸い終わったタバコ
を前記吸殻受けによって火をもみ消すようになり、タバ
コの投げ捨てを減らすことができる。また、喫煙者は、
吸殻入れを持っているということで、路上においても気
兼ねなく吸うことができ、タバコ本来の味を味わうこと
ができる。このことは、禁煙場所における喫煙を減らす
結果ともなる。

【００１１】

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明におけるタバコケースの一実施例を示す
外観斜視説明図である。

【図２】図１に示すタバコケースの平面説明図である。

【図３】図１に示すタバコケースにおけるタバコ受けパ
イプの外観斜視説明図である。

【図４】本発明におけるタバコケースの使用状態を示す
外観斜視説明図である。

【図５】本発明におけるタバコケースのタバコ受けパイ
プの別の実施例を示す外観斜視説明図である。

【符号の説明】

１タバコケース２開閉蓋３タバコ受けパイプ３ａ、３ｂパイプ４受け縁Ｓタバコ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】タバコの外形に対応した、吸いかけのタ
バコまたは吸い終わったタバコを挿入消火するための有
底のタバコ受けパイプを内部に設けたことを特徴とする
タバコケース。
【請求項２】前記タバコ受けパイプの内面底部を先端
に向かって先細状に形成したことを特徴とする請求項１
記載のタバコケース。
【請求項３】前記タバコ受けパイプの上端側に、タバ
コを受け入れやすくするための受け縁を形成したことを
特徴とする請求項１または２記載のタバコケース。
【請求項４】前記タバコケースにおいて、タバコ受け
パイプを備えた周囲の箇所を取り除き可能に構成したこ
とを特徴とする請求項１〜３記載のタバコケース。