JPH08227028A - 光ファイバ固定用部品、光ファイバモジュール及びその製造方法 - Google Patents

光ファイバ固定用部品、光ファイバモジュール及びその製造方法

Info

Publication number
JPH08227028A
JPH08227028A JP7032305A JP3230595A JPH08227028A JP H08227028 A JPH08227028 A JP H08227028A JP 7032305 A JP7032305 A JP 7032305A JP 3230595 A JP3230595 A JP 3230595A JP H08227028 A JPH08227028 A JP H08227028A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
fixing
tip
package
tubular body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7032305A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Takenaka
直樹 竹中
Yasushi Matsui
康 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP7032305A priority Critical patent/JPH08227028A/ja
Publication of JPH08227028A publication Critical patent/JPH08227028A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 調芯作業及び固定作業を容易にすると共に調
芯作業時に光ファイバの先端部が折れないようにし、ま
た、光ファイバの先端部をパッケージの筒部に固定する
ハンダなどの固定材がパッケージ内に移動して光ファイ
バの先端部が断線する事態を防止する。 【構成】 先端部がジャケット2から露出している光フ
ァイバ1の最先端部の外周面にはフェルール3が固定さ
れている。筒状体4の内部には光ファイバ1の先端部が
収納され、筒状体4の一端部はフェルール3の外周面に
仮固定されており、筒状体4の他端部はジャケット2の
外周面に軸方向へ移動可能に嵌合されている。筒状体4
にはハンダなどの固定材を流し込むための孔部4aが形
成されている。筒状体4の内部には、光ファイバ1の先
端部に保持され、孔部4aから筒状体4内に流し込まれ
た固定材が光ファイバ1の最先端部側に移動するのを阻
止する固定材移動防止部材5が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光通信用光源として用い
られる半導体レーザモジュール等の光ファイバモジュー
ル及び該光ファイバモジュールに用いる光ファイバ固定
用部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザを光通信用光源として用い
る場合、半導体レーザは、ピッグテイルと呼ばれる光フ
ァイバの先端部からレーザ光が容易に得られるよう、光
ファイバモジュール化されて光送信器内に組み込まれ
る。
【0003】以下、図4を参照しながら従来の光ファイ
バモジュールについて説明する。
【0004】図4は、従来の光ファイバモジュールの断
面構造を示しており、図4において、31は半導体レー
ザチップ、32は先端外周部がメタライズされた光ファ
イバ、33は半導体レーザチップ31及び光ファイバ3
2の先端部がハンダにより固定されるレーザマウント、
34はレーザマウント33の下側に設けられたペルチェ
素子よりなる電子クーラー、35は半導体レーザチップ
31、光ファイバ32の先端部、レーザマウント33及
び電子クーラー34などを収納するパッケージ、36は
パッケージ35の後端部に突設され、ハンダを流し込む
ための孔部を有する筒部、37は光ファイバ32を保護
するジャケット、38はパッケージ35の筒部36とジ
ャケット37とを覆うフードである。
【0005】半導体レーザチップ31から出射されたレ
ーザ光は、レンズ効果を有する光ファイバ32の先端球
状部により集光される。この際、レーザ光が光ファイバ
32に最も効率良く入射するような位置関係で、光ファ
イバ32の先端部をレーザマウント33にハンダ39に
より固定した後、パッケージ35の筒部36の孔部から
ハンダ40を流し込んで光ファイバ32を筒部36に固
定すると共にパッケージ35の内部を気密封止する。そ
の後、筒部36及びジャケット37をフード38により
覆うと共に該フード38をハンダ40及びジャケット3
7に圧着すると光ファイバモジュールが得られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のような構造の光
ファイバモジュールにおいては、半導体レーザチップ3
1から出射されたレーザ光を、レンズ効果を有する光フ
ァイバの先端球状部ではなくレンズを介して光ファイバ
32に結合させる場合、レンズ、レンズ固定部品及び光
ファイバ固定部品等が必要になる。この場合、パッケー
ジ35内の狭いスペースで、半導体レーザチップ31と
レンズとの調芯作業及びレンズと光ファイバ32との調
芯作業を行なうことはできないので、パッケージ35の
外部で半導体レーザチップ31、レンズ及び光ファイバ
32の調芯作業を行なわざるを得ない。
【0007】そこで、パッケージ35の外部で半導体レ
ーザチップ31、レンズ及び光ファイバ32の調芯作業
を行ない、これらを一体化した後に、パッケージ35の
内部に収納することが一般に行なわれている。
【0008】ところが、このように、パッケージ35の
外部で半導体レーザチップ31、レンズ及び光ファイバ
32を一体化する場合には、レンズと光ファイバ32と
をYAGレーザ溶接により固定するために必要なフェル
ールをパッケージ35の筒部36に予め挿通しておかね
ばならない。また、光ファイバ32におけるフェルール
とパッケージ35の筒部36との間のメタライズされて
いる部分の長さとしては10mm程度必要であるが、光
ファイバ32は直径0.9mm程度の石英ガラスよりな
るため、光ファイバ32の先端部は調芯時に折れやす
い。このため、半導体レーザチップ31、レンズ及び光
ファイバ32をパッケージ35の外部で一体化した後に
パッケージ35の内部に収納する作業はきわめて困難で
あるという問題がある。
【0009】また、フェルールをパッケージ35の筒部
36に挿通した状態で、調芯作業及び固定作業を行なう
ためには、筒部36の内径を大きくしておかねばならな
いが、このようにすると、筒部36の内周面と光ファイ
バ32の外周面との間隔が大きくなるので、多量のハン
ダが必要になる。このため、ハンダがパッケージ35の
内部に入り込んで光ファイバ32に断線を起こさせた
り、ハンダに微細なクラックが生じたりするという問題
がある。
【0010】本発明は、前記の問題点を解決し、調芯時
に光ファイバの先端部が折れないようにすることを第1
の目的とし、光ファイバの先端部をパッケージの筒部に
固定する固定材がパッケージ内に侵入して光ファイバの
先端部が断線しないようにすることを第2の目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るため、本発明が講じた解決手段は、光ファイバ固定用
部品を、先端部がジャケットから露出している光ファイ
バと、該光ファイバの最先端部の外周面に固定されたフ
ェルールと、内部に前記光ファイバの先端部を収納した
状態で一端部が前記フェルールの外周面に仮固定され且
つ他端部が前記ジャケットの外周面に軸方向へ移動可能
に嵌合された筒状体とを備えている構成とするものであ
る。
【0012】請求項2の発明は、前記第2の目的を達成
するため、請求項1の構成に、前記筒状体に形成され、
該筒状体と前記光ファイバの先端部とを固定する固定材
を前記筒状体内に流し込むための孔部と、前記筒状体の
内部において前記光ファイバの先端部に保持され、前記
孔部から前記筒状体内に流し込まれた固定材が前記光フ
ァイバの最先端部側に移動するのを阻止する固定材移動
防止部材とをさらに備えている構成を付加するものであ
る。
【0013】請求項3の発明は、前記第1及び第2の目
的を達成するため、光ファイバモジュールを、パッケー
ジと、該パッケージに突設され孔部を有する筒部と、前
記パッケージの内部に固定された発光素子又は受光素子
よりなる光素子と、ジャケットから露出した先端部が、
前記筒部に挿通された状態で前記パッケージ内に延びて
いる光ファイバと、該光ファイバの最先端部の外周面に
固定されていると共に前記パッケージの内部に固定され
ているフェルールと、前記パッケージの内部に固定され
ており前記光素子と前記光ファイバの入出射部とを共役
状態にするレンズと、前記パッケージの筒部に挿通され
ていると共に前記ジャケットの外周面に嵌合されてお
り、前記筒部の孔部と対向する部位に孔部を有する筒状
体と、前記筒部の孔部及び前記筒状体の孔部から該筒状
体の内部に流し込まれ、前記光ファイバの先端部を前記
筒部に固定している固定材と、前記筒状体の内部におい
て前記光ファイバの先端部に保持され、前記固定材が前
記光ファイバの最先端部側に移動するのを阻止する固定
材移動防止部材とを備えている構成とするものである。
【0014】請求項4の発明は、前記第1及び第2の目
的を達成するため、光ファイバモジュールの製造方法
を、先端部がジャケットから露出している光ファイバ
と、該光ファイバの最先端部の外周面に固定されたフェ
ルールと、内部に前記光ファイバの先端部を収納した状
態で一端部が前記フェルールの外周面に仮固定され且つ
他端部が前記ジャケットの外周面に軸方向へ移動可能に
嵌合された孔部を有する筒状体と、該筒状体の内部にお
いて前記光ファイバの先端部に保持され前記筒状体の孔
部から該筒状体内に流し込まれる固定材が前記光ファイ
バの最先端部側に移動するのを阻止する固定材移動防止
部材とからなる光ファイバ固定用部品を設ける工程と、
発光素子又は受光素子よりなる光素子、該光素子と前記
光ファイバとの間に配置されたレンズ及び前記光ファイ
バを調芯する工程と、前記光素子、レンズ及びフェルー
ルを互いに固定する工程と、孔部を有する筒部が突設さ
れたパッケージ内に前記光ファイバ固定用部品を収納す
ると共に、前記筒状体を前記光ファイバ固定用部品から
分離して前記パッケージの筒部内に該筒部の孔部と前記
筒状体の孔部とが対向するように配置する工程と、前記
筒状体が分離された光ファイバ固定用部品を前記パッケ
ージの内部に固定する工程と、前記筒部の孔部及び前記
筒状体の孔部から該筒状体の内部に固定材を流し込み、
該固定材によって前記光ファイバの先端部を前記筒部に
固定する工程とを備えている構成とするものである。
【0015】
【作用】請求項1の構成により、内部に光ファイバの先
端部を収納した状態で、一端部がフェルールの外周面に
仮固定され且つ他端部がジャケットの外周面に軸方向へ
移動可能に嵌合された筒状体を備えているため、光ファ
イバの先端部を筒状体の内部に収納した状態で、光素
子、レンズ及び光ファイバの調芯及び固定作業を行なう
ことができる。
【0016】請求項2の構成により、筒状体の内部にお
いて光ファイバの先端部に保持され、筒状体の孔部から
該筒状体内に流し込まれた固定材が光ファイバの最先端
部側に移動するのを阻止する固定材移動防止部材を備え
ているため、筒状体内に流し込まれた固定材が光ファイ
バの最先端側に移動する事態を回避できる。
【0017】請求項3の構成により、パッケージの筒部
に挿通されていると共にジャケットの外周面に嵌合され
ておりパッケージの孔部と対向する部位に孔部を有する
筒状体を備えているため、筒状体によりジャケットの外
周面を覆った状態で筒状体の内部に固定材を流し込んで
光ファイバの先端部をパッケージの筒部に固定すること
ができる。
【0018】また、筒状体の内部において光ファイバの
先端部に保持され、固定材が光ファイバの最先端部側に
移動するのを阻止する固定材移動防止部材を備えている
ため、筒状体内に流し込まれた固定材が光ファイバの最
先端側に移動する事態を回避できる。
【0019】請求項4の構成により、内部に光ファイバ
の先端部を収納した状態で、一端部がフェルールの外周
面に仮固定され且つ他端部がジャケットの外周面に軸方
向へ移動可能に嵌合された筒状体を有する光ファイバ固
定用部品を設ける工程を備えているため、筒状体の内部
に光ファイバの先端部を収納した状態で、光素子、レン
ズ及び光ファイバの調芯工程、並びに光素子、レンズ及
びフェルールの固定工程を行なうことができる。
【0020】また、筒状体を光ファイバ固定用部品から
分離してパッケージの筒部内に該筒部の孔部と筒状体の
孔部とが対向するように配置する工程を備えているた
め、筒状体によりジャケットの外周面を覆った状態で、
筒状体の内部に固定材を流し込んで光ファイバの先端部
をパッケージの筒部に固定することができる。
【0021】また、筒状体の内部において光ファイバの
先端部に保持され、固定材が光ファイバの最先端部側に
移動するのを阻止する固定材移動防止部材を有する光フ
ァイバ固定用部品を設ける工程を備えているため、筒状
体内に流し込まれた固定材が光ファイバの最先端側に移
動する事態を回避できる。
【0022】また、筒状体が分離された光ファイバ固定
用部品をパッケージの内部に収納して固定すると共に、
光ファイバ固定用部品から分離された筒状体内に固定材
を流し込んで光ファイバの先端部を筒部に固定する工程
を備えているため、互いに分離された筒状体と光ファイ
バ固定用部品の本体部とは別々に固定される。
【0023】
【実施例】以下、本発明の第1実施例に係る光ファイバ
固定用部品について図面を参照しながら説明する。
【0024】図1は第1実施例に係る光ファイバ固定用
部品の断面構造を示しており、図1において、1は石英
ガラスよりなる光ファイバ、2は光ファイバ1を覆う樹
脂よりなるジャケット、3は光ファイバ1の最先端部が
固定されたフェルール、4は一端部においてフェルール
3が仮固定され他端部にジャケット2の先端部が嵌合さ
れた筒状体であって、フェルール3と筒状体4の一端部
とは螺子部により仮固定されている。光ファイバ1の先
端部におけるジャケット2により覆われていない部分は
メタライズされている。筒状体4には固定材としてのハ
ンダを流し込むための孔部4aと、該孔部4aから流入
したハンダがジャケット2側に移動するのを防止する環
状の突出部4bとが形成されている。図1において、5
は筒状体4の内部に移動可能に収納され、筒状体4内に
流し込まれたハンダが光ファイバ1の最先端部側に移動
するのを防止するハンダ移動防止部材であって、該ハン
ダ移動防止部材5におけるジャケット2側にはハンダを
筒状体4の内部に流入し易くするための円錐形状のテー
パー面が形成されている。尚、前記第1実施例において
は、フェルール3と筒状部4の一端部とは螺子により仮
固定したが、これに代えて、フェルール3の外周面に突
起部を設けると共に、筒状体4の一端部に前記突起部が
嵌合される切欠部を設け、フェルール3の突起部と筒状
体4の切欠部とを嵌合させることにより仮固定してもよ
い。
【0025】以下、前記の光ファイバ固定用部品の組立
て方法について説明する。
【0026】まず、光ファイバ心線の先端部におけるジ
ャケット1を取り去って、光ファイバ2の先端部を露出
させた後、該先端部の周面にメタライズを施す。次に、
光ファイバ2の先端部にハンダ移動防止部材5を挿通さ
せた後、光ファイバ2の最先端部を樹脂又は金属により
フェルール3に固定する。次に、フェルール3と筒状体
4の一端部とを螺合する。
【0027】図2及び図3は、前記第1実施例の光ファ
イバ固定用部品が用いられた第2実施例に係る光ファイ
バモジュール及びその組立て方法を示す断面図である。
【0028】図2及び図3において、6はフェルール5
を保持するホルダー、7は半導体レーザチップ、8は半
導体レーザチップ7から出射されたレーザ光を光ファイ
バ1に結合するレンズ、9は光アイソレータ、10はモ
ニタ用受光素子、11は半導体レーザチップ7、レンズ
8、アイソレータ9及びモニタ用受光素子10が固定さ
れるマウント、12はマウント10の下側に設けられた
ペルチェ素子よりなる電子クーラー、13は半導体レー
ザチップ7、レンズ8、光アイソレータ9、モニタ用受
光素子10、マウント12、電子クーラー12及び光フ
ァイバ1の先端部などを収納するパッケージ、14はパ
ッケージ13の後端部に受けられ、ハンダを流し込むた
めの孔部14aを有する筒部、15はパッケージ13の
蓋である。
【0029】以下、図2及び図3を参照しながら、光フ
ァイバモジュールの組立て方法について説明する。
【0030】まず、図2に示すように、フェルール3と
筒状体4とが仮固定された第1実施例の光ファイバ固定
用部品を、パッケージ13の筒部14に挿通し且つパッ
ケージ13の外部に位置させた状態で、半導体レーザチ
ップ7から出射したレーザ光が光ファイバ1の最も効率
良く結合するように調芯する。この状態で、YAG溶接
により、マウント11上において半導体レーザチップ
7、レンズ8及びフェルール3を一体化する。
【0031】次に、図3に示すように、フェルール3と
筒状体4との分離した後、一体化された半導体レーザチ
ップ7、レンズ8、フェルール3及びマウント11をパ
ッケージ13の内部に収納すると共に、筒状体4の孔部
4aと筒部14の孔部14aとが対向するように筒状体
4をジャケット2側に移動する。この際、ハンダ移動防
止部材5のテーパー面を前記2つの孔部4a,14aと
対向させる。
【0032】次に、マウント11を電子クーラー12の
上に固定すると共に、パッケージ13の筒部14の周面
にCW−YAGレーザ溶接用のハンダを塗布した後、該
ハンダにCW−YAGレーザを照射して、光ファイバ1
の先端部、筒状体4、ハンダ移動防止部材5及びパッケ
ージ13の筒部14をハンダ16により一体化する。こ
の場合、ハンダ移動防止部材5及び環状の突出部4bに
よってハンダ16がパッケージ13の内部側及びジャケ
ット2側に流動する事態が回避されるので、ハンダ16
によって光ファイバ1が断線することが避けられる。そ
の後、パッケージ13に蓋15を固定して、パッケージ
13の内部を気密封止する。
【0033】前記構造の光ファイバ固定用部品及び光フ
ァイバモジュールによると、フェルール3と筒状体4と
が仮固定され、ジャケット2から露出した光ファイバ1
の先端部が筒状体4の内部に位置する状態で、パッケー
ジ13の外部において、半導体レーザチップ7とレンズ
8と光ファイバ1との調芯作業及びYAGによる溶接作
業を行なうため、調芯工程及びYAG溶接工程の作業性
が向上すると共に調芯工程において光ファイバ1が折れ
る事態を回避できる。
【0034】また、一体化された半導体レーザチップ
7、レンズ8及びフェルール3よりなる光学部品をパッ
ケージ13の内部に収納するので、前記光学部品のパッ
ケージ13内における実装位置及びあおり角に誤差が生
じても、半導体レーザチップ7から出射されるレーザ光
の光ファイバ1の入射部における結合効率が低下するこ
とはない。
【0035】また、前記の光ファイバ固定用部品をパッ
ケージ13の筒部14に挿通した状態で、半導体レーザ
チップ7、レンズ8及び光ファイバ1の調芯作業及びY
AGレーザ溶接作業を行なうため、光ファイバ1の後端
側に設けられた光コネクタを切断することなく、筒状体
4及び光ファイバ1をパッケージ13の筒部14にハン
ダ16により固定することができる。
【0036】さらに、ジャケット2の先端部がパッケー
ジ13の筒部14及び筒状体4によって補強されている
ので、ピッグテールファイバの根元において光ファイバ
1が折れる事態を回避できる。
【0037】尚、前記第2実施例は、半導体レーザチッ
プを用いた光ファイバモジュールであったが、半導体レ
ーザチップに代えて、他の発光装置、受光装置、複数の
入出力ポートを有する光モジュールであってもよい。
【0038】また、筒状体4をジャケット2側に移動し
てフェルール3と筒状体4とを分離する工程は、パッケ
ージ13の内部スペースに余裕があれば、半導体レーザ
チップ7、レンズ8及び光ファイバ1が一体化されてな
る光学部品をパッケージ13に固定した後に行なっても
よい。
【0039】さらに、第1実施例においては、ハンダ移
動防止部材5のテーパー面は円錐形状であったが、これ
に代えて、球状又は湾曲状であってもよい。
【0040】
【発明の効果】請求項1の発明に係る光ファイバ固定用
部品によると、光ファイバの先端部を筒状体の内部に収
納した状態で、光素子、レンズ及び光ファイバの調芯並
びに固定作業を行なうことができるので、調芯作業及び
固定作業が容易になると共に、これらの作業時に光ファ
イバの先端部が折れる事態を避けられる。
【0041】請求項2の発明に係る光ファイバ固定用部
品によると、筒状体内に流し込まれた固定材が光ファイ
バの最先端部側に移動しないので、固定材によって光フ
ァイバの先端部が断線する事態を回避できる。
【0042】請求項3の発明に係る光ファイバモジュー
ルによると、筒状体によりジャケットの外周面を覆った
状態で筒状体の内部に固定材を流し込んで光ファイバの
先端部をパッケージの筒部に固定できるので、光ファイ
バのパッケージへの固定作業が容易になると共に、該固
定作業時に光ファイバの根元が折れる事態を回避でき
る。
【0043】また、筒状体の内部に流し込まれた固定材
が光ファイバの最先端部側に移動しないので、固定材に
よって光ファイバの先端部が断線する事態を回避でき
る。
【0044】請求項4の発明に係る光ファイバモジュー
ルの製造方法によると、筒状体の内部に光ファイバの先
端部を収納した状態で調芯工程及び固定工程を行なうの
で、調芯作業及び固定作業が容易になると共にこれらの
作業時に光ファイバの先端部が折れる事態を回避でき
る。
【0045】また、筒状体によりジャケットの外周面を
覆った状態で筒状体の内部に固定材を流し込んで光ファ
イバの先端部をパッケージの筒部に固定するので、光フ
ァイバのパッケージへの固定作業が容易になると共に該
固定作業時に光ファイバの根元が折れる事態を回避でき
る。
【0046】また、筒状体の内部に流し込まれる固定材
が光ファイバの最先端部側に移動しないので、固定材に
よって光ファイバの先端部が断線する事態を回避でき
る。
【0047】また、互いに分離された筒状体と光ファイ
バ固定用部品の本体部とは別々に固定されるので、光フ
ァイバ固定用部品の本体部のパッケージ内における実装
位置及びあおり角に関係なく、筒状体ひいては光ファイ
バの先端部をパッケージに固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る光ファイバ固定用部
品の断面図である。
【図2】本発明の第2実施例に係る光ファイバモジュー
ルの製造方法を示す断面図である。
【図3】本発明の第2実施例に係る光ファイバモジュー
ルの製造方法を示す断面図である。
【図4】従来の光ファイバモジュールの断面図である。
【符号の説明】
1 光ファイバ 2 ジャケット 3 フェルール 4 筒状体 4a 孔部 5 ハンダ移動防止部材(固定材移動防止材) 6 ホルダー 7 半導体チップ 8 レンズ 9 光アイソレータ 10 モニタ用受光素子 11 マウント 12 電子クーラー 13 パッケージ 14 筒部 14a 孔部 15 蓋 16 ハンダ(固定材)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部がジャケットから露出している光
    ファイバと、 該光ファイバの最先端部の外周面に固定されたフェルー
    ルと、 内部に前記光ファイバの先端部を収納した状態で、一端
    部が前記フェルールの外周面に仮固定され且つ他端部が
    前記ジャケットの外周面に軸方向へ移動可能に嵌合され
    た筒状体とを備えていることを特徴とする光ファイバ固
    定用部品。
  2. 【請求項2】 前記筒状体に形成され、該筒状体と前記
    光ファイバの先端部とを固定する固定材を前記筒状体内
    に流し込むための孔部と、 前記筒状体の内部において前記光ファイバの先端部に保
    持され、前記孔部から前記筒状体内に流し込まれた固定
    材が前記光ファイバの最先端部側に移動するのを阻止す
    る固定材移動防止部材とをさらに備えていることを特徴
    とする請求項1に記載の光ファイバ固定用部品。
  3. 【請求項3】 パッケージと、 該パッケージに突設され孔部を有する筒部と、 前記パッケージの内部に固定された発光素子又は受光素
    子よりなる光素子と、 ジャケットから露出した先端部が、前記筒部に挿通され
    た状態で前記パッケージ内に延びている光ファイバと、 該光ファイバの最先端部の外周面に固定されていると共
    に前記パッケージの内部に固定されているフェルール
    と、 前記パッケージの内部に固定されており前記光素子と前
    記光ファイバの入出射部とを共役状態にするレンズと、 前記パッケージの筒部に挿通されていると共に前記ジャ
    ケットの外周面に嵌合されており、前記筒部の孔部と対
    向する部位に孔部を有する筒状体と、 前記筒部の孔部及び前記筒状体の孔部から該筒状体の内
    部に流し込まれ、前記光ファイバの先端部を前記筒部に
    固定している固定材と、 前記筒状体の内部において前記光ファイバの先端部に保
    持され、前記固定材が前記光ファイバの最先端部側に移
    動するのを阻止する固定材移動防止部材とを備えている
    ことを特徴とする光ファイバモジュール。
  4. 【請求項4】 先端部がジャケットから露出している光
    ファイバと、該光ファイバの最先端部の外周面に固定さ
    れたフェルールと、内部に前記光ファイバの先端部を収
    納した状態で一端部が前記フェルールの外周面に仮固定
    され且つ他端部が前記ジャケットの外周面に軸方向へ移
    動可能に嵌合された孔部を有する筒状体と、該筒状体の
    内部において前記光ファイバの先端部に保持され前記筒
    状体の孔部から該筒状体内に流し込まれる固定材が前記
    光ファイバの最先端部側に移動するのを阻止する固定材
    移動防止部材とからなる光ファイバ固定用部品を設ける
    工程と、 発光素子又は受光素子よりなる光素子、該光素子と前記
    光ファイバとの間に配置されたレンズ及び前記光ファイ
    バを調芯する工程と、 前記光素子、レンズ及びフェルールを互いに固定する工
    程と、 孔部を有する筒部が突設されたパッケージ内に前記光フ
    ァイバ固定用部品を収納すると共に、前記筒状体を前記
    光ファイバ固定用部品から分離して前記パッケージの筒
    部内に該筒部の孔部と前記筒状体の孔部とが対向するよ
    うに配置する工程と、 前記筒状体が分離された光ファイバ固定用部品を前記パ
    ッケージの内部に固定する工程と、 前記筒部の孔部及び前記筒状体の孔部から該筒状体の内
    部に固定材を流し込み、該固定材によって前記光ファイ
    バの先端部を前記筒部に固定する工程とを備えているこ
    とを特徴とする光ファイバモジュールの製造方法。
JP7032305A 1995-02-21 1995-02-21 光ファイバ固定用部品、光ファイバモジュール及びその製造方法 Withdrawn JPH08227028A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7032305A JPH08227028A (ja) 1995-02-21 1995-02-21 光ファイバ固定用部品、光ファイバモジュール及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7032305A JPH08227028A (ja) 1995-02-21 1995-02-21 光ファイバ固定用部品、光ファイバモジュール及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08227028A true JPH08227028A (ja) 1996-09-03

Family

ID=12355245

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7032305A Withdrawn JPH08227028A (ja) 1995-02-21 1995-02-21 光ファイバ固定用部品、光ファイバモジュール及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08227028A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003019263A1 (fr) * 2001-08-23 2003-03-06 Sumitomo Metal Mining Co., Ltd. Module isolateur optique
JP2014095800A (ja) * 2012-11-09 2014-05-22 Hitachi Metals Ltd 光基板、光基板の製造方法、及び光モジュール

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003019263A1 (fr) * 2001-08-23 2003-03-06 Sumitomo Metal Mining Co., Ltd. Module isolateur optique
US6872012B2 (en) 2001-08-23 2005-03-29 Sumitomo Metal Mining Co., Ltd. Optical isolator module
JP2014095800A (ja) * 2012-11-09 2014-05-22 Hitachi Metals Ltd 光基板、光基板の製造方法、及び光モジュール

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5768458A (en) Optical coupling device with ball lens and method for manufacturing the same
JPH08248263A (ja) 光レセプタクル
EP2339385B1 (en) Hermetic seal between a package and an optical fiber
JPH07318764A (ja) 光半導体モジュールとその接続構造
JPS6029927B2 (ja) ケ−ブル・コネクタ
CA2365141A1 (en) Light source-optical fiber coupler
JP2000352644A (ja) 光子デバイスのためのパッケージングアセンブリ
JP2003195117A (ja) フォトニクスパッケージ製造方法、光ファイバ組立体製造方法及びフォトニクスパッケージ
JP3824879B2 (ja) 光モジュール
JP2002156547A (ja) 光回路モジュール及びその組立方法
JPH0545610U (ja) 光フアイバフエルール組立体
US20050238295A1 (en) Optical assembly with a sleeve assembly comprising a resin cover and a metal holder easily fitted thereto
JPH08227028A (ja) 光ファイバ固定用部品、光ファイバモジュール及びその製造方法
JPH0990176A (ja) 半導体光素子モジュール
JPH09311255A (ja) 光モジュール
US20040264889A1 (en) Optoelectronic housings and methods of assembling optoelectronic packages
JP4049026B2 (ja) 光結合部材、光モジュール及びその製造方法
JPH03259106A (ja) レセプタクル形光半導体の結合器
US20040247250A1 (en) Integrated sleeve pluggable package
JP2890429B2 (ja) 光半導体素子用支持部品及び光半導体装置
US20030044134A1 (en) Optical sub-assembly package
JP2957189B2 (ja) 半導体レーザモジュールの製造方法
JP2825061B2 (ja) 光デバイスの溶接構造
JPS61138216A (ja) 半導体レ−ザモジユ−ル
JP3847178B2 (ja) 光ファイバの気密封止構造とこれを用いた光ファイバアレイ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020507