JPH08226626A - 乾燥灰処理システム - Google Patents

乾燥灰処理システム

Info

Publication number
JPH08226626A
JPH08226626A JP7030998A JP3099895A JPH08226626A JP H08226626 A JPH08226626 A JP H08226626A JP 7030998 A JP7030998 A JP 7030998A JP 3099895 A JP3099895 A JP 3099895A JP H08226626 A JPH08226626 A JP H08226626A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ash
liquid
dry ash
dry
suction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7030998A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Kondo
茂 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NISSHIN KIKO KK
Original Assignee
NISSHIN KIKO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NISSHIN KIKO KK filed Critical NISSHIN KIKO KK
Priority to JP7030998A priority Critical patent/JPH08226626A/ja
Publication of JPH08226626A publication Critical patent/JPH08226626A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)
  • Incineration Of Waste (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 乾燥灰が粉塵となって空気中に飛散すること
がないようにする。 【構成】 乾燥灰を処理するシステムであって、乾燥灰
を吸引する吸引ホース10と、吸引ホース10の途中に
おいて乾燥灰に対して水を混入して泥状灰とさせるミキ
シング装置30を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、乾燥した灰を処理す
るシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】工場や火力発電所の燃焼設備には、その
排ガスを排出する管(煙道)が設けられている。そし
て、その煙道には、その燃焼設備における燃焼によって
生じた灰が堆積することが多い。特に水平状の煙道の場
合はそれが顕著である。そして、その灰がある程度以上
堆積したら、その灰を除去して処理しなくてはならな
い。
【0003】そのため、従来においては、その灰を吸引
ホースで吸引して、それを運搬車両に収容して、その運
搬車両によって処理場まで運搬して処理している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、煙道に堆積
する灰は、燃焼によって発生するものであるため、本来
的に乾燥したものである(その状態の灰のことを乾燥灰
ということとする)。このため、その乾燥灰を吸引ホー
スで吸引した後に運搬車両に収容しようとする際や、運
搬車両から処理場で排出する際等において、乾燥灰が粉
塵となって空気中に飛散し、作業員の健康や環境の面で
問題となっている。
【0005】そこで、本発明は、乾燥灰が粉塵となって
空気中に飛散することなく、灰を処理することができる
乾燥灰処理システムを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、請求項1に係る発明は、乾燥灰を処理するシステム
であって、前記乾燥灰を吸引する吸引ホースと、その吸
引ホースの途中において前記乾燥灰に対して液体を混入
して液状灰とさせる液体混入装置とを有することを特徴
とする。ここで、「液体」とは、水等が代表例である
が、それに限らず、アルカリ性の水溶液等も含まれる。
その際には、請求項2に係る発明における中和装置を別
個設けることなく液状灰を中和することができる。ま
た、「液状灰」とは、液体の割合が低いもの(泥状灰)
も高いものも含まれる概念である。
【0007】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
係る発明であって、前記液状灰に対して中和剤を混入し
て中和させる中和装置が付加されていることを特徴とす
る。
【0008】また、請求項3に係る発明は、請求項1又
は請求項2に係る発明であって、前記液状灰から余分な
液体を除去する脱液装置が付加されていることを特徴と
する。
【0009】また、請求項4に係る発明は、請求項1〜
請求項3のいずれかに係る発明であって、吸引装置を備
えた車両である吸引車によって前記吸引ホースが吸引さ
れるものであることを特徴とする。
【0010】また、請求項5に係る発明は、請求項1〜
請求項4のいずれかに係る発明であって、前記液状灰を
一旦溜めておく貯留タンクと、その貯留タンクに溜めら
れた液状灰の上澄み液を排出させる上澄み液排出装置が
付加されていることを特徴とする。
【0011】
【作用・効果】請求項1に係る発明においては、乾燥灰
が吸引ホース中を流れる際に液体混入装置によって液体
が混入されて液状灰とされる。このため、その後の工程
において乾燥灰の粉塵が空気中に飛散することがなく、
環境を悪化させることがない。
【0012】請求項2に係る発明においては、本来的に
は中性でない灰(液状灰)が中和装置によって中和され
る。このため、その後の工程においてその液状灰によっ
て各種の器具等が腐食等することが防止される。
【0013】請求項3に係る発明においては、脱液装置
によって、乾燥灰に液体が混入されて生成された液状灰
から余分な液体が除去される。このため、液状灰の体積
が必要最小限のものとなり、その後の運搬等の処理の効
率化が図られる。
【0014】請求項4に係る発明においては、吸引ホー
スによって乾燥灰を吸引するのが吸引車であり、各場所
へ移動可能である。このため、種々の場所における灰の
処理を行うのに便利である。
【0015】請求項5に係る発明においては、液状灰が
貯留タンクに一旦溜められ、そこでは灰分が下方に溜ま
り、上方は液分が多い状態となる。そして、その上澄み
液が上澄み液排出装置によって排出される。このため、
液状灰から余分な液体が除去されることになって液状灰
の体積が小さくなり、その後の処理の効率化が図られ
る。その後に脱液装置(請求項3)による脱液が行われ
る場合には、その脱液装置による脱液の効率化が図られ
ことになる。
【0016】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。この乾燥灰処理システムは、火力発電所におけ
る煙道P内の灰(乾燥灰)DAを処理するものである。
火力発電所には多数の煙道Pが配設されており、図中の
ものはその一部である。煙道Pは、水平状の管状をして
おり、その一部には出入り口Dが設けられており、作業
員Wが煙道P内に入れるようにされている。
【0017】この乾燥灰処理システムは、吸引ホース1
0,吸引車20a,20b,ミキシング装置(液体混入
装置)30,貯留タンク50,中和槽(中和装置)6
0,脱水車(脱液装置)70を有している。
【0018】吸引ホース10の先端部は、煙道P内にお
いて乾燥灰DAを吸引する吸引部12とされている。吸
引ホース10の基端側は、切換バルブ14を介して二股
に分かれ、各分岐吸引ホース16a,16bは、各吸引
車20a,20bに接続されている。
【0019】各吸引車20a,20bは、バキュームに
よって吸引する吸引装置と、その吸引したものを貯蔵す
る貯蔵タンクを備えた車両である。また、貯蔵タンク内
に貯蔵されているものを外部へ圧送する圧送装置も備え
ている。
【0020】ミキシング装置30は、吸引ホース10の
途中部分に次のように設けられている。ミキシング装置
30は円管状の合流管32を有し、合流管32には、吸
引ホース10の上流側10a及び下流側10bが接続さ
れている。一方、雑用水源34から給水管36が延び、
その終端部には円環状管38が設けられており、円環状
管38は合流管32に組付けられている。円環状管38
には、その内側方向(合流管32の内側)に向かって複
数個の噴出口40が形成されている。このため、吸引車
20a,20bの吸引によって吸引ホース10(上流側
10a)から流れてくる乾燥灰DAに対して、雑用水源
34から給水管36を流れてくる雑用水(水)が円環状
管38の各噴出口40から噴出する。そして、乾燥灰D
Aと水とが混合し、泥状灰WAとなって、吸引ホース1
0(下流側10b)を流れていくのである。なお、給水
管36には、流量計44やバルブ46が設けられてお
り、乾燥灰DAの量に応じて水量の調節も行われ得るよ
うにされている。また、圧力計48も設けられている。
【0021】貯留タンク50は、各吸引車20a,20
bに対して、圧送ホース52を介して接続されるように
されている。貯留タンク50には、上澄み液タンク54
が付随している。貯留タンク50の側面の上部と上澄み
液タンク54とが、接続管53によって接続されてお
り、貯留タンク50内の上澄み液が上澄み液タンク54
へ流れ込むようにされている。上澄み液タンク54に
は、ポンプ56及び排水ホース58が設けられている。
【0022】中和槽60は、貯留タンク50に対して、
ポンプ62,圧送ホース64を介して接続されている。
中和槽60には、図示しないアルカリ性物質投入部と、
攪拌装置を有している。
【0023】脱水車70は、中和槽60に対して、ポン
プ72,吐出ホース74を介して接続されている。脱水
車70は、泥状灰中の余分な水分を脱水する脱水装置を
備えている。また、その脱水された泥状灰を袋に詰める
袋詰め装置も備えている。
【0024】次に、この乾燥灰処理システムの作用につ
いて説明する。所定の煙道Pの所定の出入り口Dの近傍
まで、吸引車20a,20bを移動させる。そして、そ
の出入り口Dを通って煙道P内に作業員Wが入り、吸引
車20a,20bの吸引作用の下、吸引ホース10(吸
引部12)によって、煙道P内に堆積した灰(乾燥灰)
DAを吸引する。なお、吸引車20a,20bの貯蔵タ
ンクの容量と乾燥灰DAの吸引量に応じて、切換バルブ
14の切換によって、2台の吸引車20a,20bを順
番に使用する。
【0025】吸引ホース10の吸引口で吸引された乾燥
灰DAは、吸引ホース10(上流側)を経て、ミキシン
グ装置30(合流管32)に流入する。ミキシング装置
30では、乾燥灰DAに水が混入されて、泥状灰とな
る。泥状灰は吸引ホース10(下流側)を経て、吸引車
20a,20bの貯蔵タンクに貯蔵される。
【0026】その後、吸引車20a,20bが貯留タン
ク50の近傍まで移動する。そして、圧送ホース52に
よって泥状灰を貯留タンク50へ収容する。貯留タンク
50内では、下方が灰分が多く、上方が水分が多い状態
となる。そして、その上澄み液が、接続管53を経て、
上澄み液タンク54へ流れ込む。上澄み液タンク54内
のその上澄み液は、ポンプ56の作用の下、排水ホース
58によって、排水される。
【0027】一方、貯留タンク50内の泥状灰のうちの
上澄み液以外のものは、ポンプ62によって中和槽60
へ送られる。中和槽60では、アルカリ性物質投入部に
よってアルカリ性の物質が投入され、かつ攪拌装置によ
って、攪拌され、泥状灰(本来的には酸性である)が、
中和される。
【0028】その中和された泥状灰は、吐出ホース72
によって脱水車70に吐出される。脱水車70では、そ
の内部の脱水装置によって、泥状灰中の余分な水分を脱
水されて、ケーキ状のケーキ状灰とされる。そして、そ
のケーキ状灰が袋詰め装置によって袋詰めされる。
【0029】その後、運搬車両Vによって、その袋詰め
されたケーキ状灰CAは、処理場まで運搬されて処理さ
れる。
【0030】このように、この乾燥灰処理システムで
は、乾燥灰DAがミキシング装置30によって泥状灰と
されるため、その後の作業において、乾燥灰DAの粉塵
が空気中に飛散することがなく、環境を悪化させること
がない。また、上記のようにミキシング装置30で乾燥
灰DAに水が加えられるわけであるが、その際には、本
来加えられるべき量よりは多い量の水が加えられる。こ
のため、その余分の水分が貯留タンク50や脱水槽で除
去され、必要最小限の水と乾燥灰DAとからなるケーキ
状灰とされる。これは必要最小限の体積のものである。
このため、その後の運搬等の処理の効率も図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内容全体を示す図である。
【図2】図1中のミキシング装置の内容を示す図であ
る。(b) は(a) 中の円環状管の断面図である。
【符号の説明】
10 吸引ホース 30 ミキシング装置(液体混入装置) 50 貯留タンク 60 中和槽(中和装置) 70 脱水車(脱液装置)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥灰を処理するシステムであって、 前記乾燥灰を吸引する吸引ホースと、 その吸引ホースの途中において前記乾燥灰に対して液体
    を混入して液状灰とさせる液体混入装置とを有すること
    を特徴とする乾燥灰処理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の乾燥灰処理システムで
    あって、 前記液状灰に対して中和剤を混入して中和させる中和装
    置が付加されていることを特徴とする乾燥灰処理システ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の乾燥灰処
    理システムであって、 前記液状灰から余分な液体を除去する脱液装置が付加さ
    れていることを特徴とする乾燥灰処理システム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の
    乾燥灰処理システムであって、 吸引装置を備えた車両である吸引車によって前記吸引ホ
    ースが吸引されるものであることを特徴とする乾燥灰処
    理システム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の
    乾燥灰処理システムであって、 前記液状灰を一旦溜めておく貯留タンクと、 その貯留タンクに溜められた液状灰の上澄み液を排出さ
    せる上澄み液排出装置が付加されていることを特徴とす
    る乾燥灰処理システム。
JP7030998A 1995-02-20 1995-02-20 乾燥灰処理システム Pending JPH08226626A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7030998A JPH08226626A (ja) 1995-02-20 1995-02-20 乾燥灰処理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7030998A JPH08226626A (ja) 1995-02-20 1995-02-20 乾燥灰処理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08226626A true JPH08226626A (ja) 1996-09-03

Family

ID=12319263

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7030998A Pending JPH08226626A (ja) 1995-02-20 1995-02-20 乾燥灰処理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08226626A (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53108877A (en) * 1977-03-07 1978-09-22 Babcock Hitachi Kk Treating method for neutralization and solid-ification of waste sulfuric acid
JPS547778A (en) * 1977-06-21 1979-01-20 Seitetsu Kagaku Co Ltd Method of stably treating flied ash in smoke of municipal refuse incinerator
JPS57157928A (en) * 1981-03-24 1982-09-29 Zakuradei Enerugetsuteikuzune Manufacture of scattering ash suspension and production and pipe conveying apparatus system
JPS58102938U (ja) * 1981-12-29 1983-07-13 三井造船株式会社 水中灰貯蔵タンク
JPS6388092A (ja) * 1986-09-30 1988-04-19 Ebara Corp 貯留搬送装置
JPH0480514A (ja) * 1990-07-24 1992-03-13 Daido Steel Co Ltd 溶融処理用アーク炉のベースメタル取出装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53108877A (en) * 1977-03-07 1978-09-22 Babcock Hitachi Kk Treating method for neutralization and solid-ification of waste sulfuric acid
JPS547778A (en) * 1977-06-21 1979-01-20 Seitetsu Kagaku Co Ltd Method of stably treating flied ash in smoke of municipal refuse incinerator
JPS57157928A (en) * 1981-03-24 1982-09-29 Zakuradei Enerugetsuteikuzune Manufacture of scattering ash suspension and production and pipe conveying apparatus system
JPS58102938U (ja) * 1981-12-29 1983-07-13 三井造船株式会社 水中灰貯蔵タンク
JPS6388092A (ja) * 1986-09-30 1988-04-19 Ebara Corp 貯留搬送装置
JPH0480514A (ja) * 1990-07-24 1992-03-13 Daido Steel Co Ltd 溶融処理用アーク炉のベースメタル取出装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1118123A (en) Method and arrangement for treatment of sludge water
US4077612A (en) Metering and wetting system
US5167719A (en) Method for removal of sprayed-on asbestos
US5543063A (en) Method for recovering produce wash treatment effluent
US3904376A (en) Apparatus for cleaning the discharge of a smokestack or the like
CN106915850A (zh) 一种移动式污水污泥处理平台
KR101216049B1 (ko) 이젝터 집진 시스템
CN1253254C (zh) 冲洗、干燥和消毒工业设备的装置和方法
JP2003508220A (ja) パイプを洗浄する方法および装置
JPH08226626A (ja) 乾燥灰処理システム
KR20090002751A (ko) 열차 터널용 청소차량
US11795050B2 (en) Device and method for pumping low evaporation products under vacuum
CN206867987U (zh) 一种用于有机硅酸性含尘尾气的吸收装置
CN211839534U (zh) 一种固体废弃物处理系统
KR102328920B1 (ko) 오탁수 처리장치
EP0941756A1 (en) Stack device capable of removing dust particles, sulfur oxides and nitrogen oxides
CN210974209U (zh) 车载式污水处理系统
CN102092593A (zh) 循环再除尘多级加湿粉料除尘方法及其装置
CN110203725A (zh) 智能型泥沙干化振荡输送装置
KR100361667B1 (ko) 폐가스 처리 장치
CN216171312U (zh) 一种烧结窑炉废气脱硫系统
NL1009790C1 (nl) Reductie ammoniakuitstoot door veestallen.
CN214244154U (zh) 干化污泥净化处理系统
CN209537130U (zh) 输送积水的回收再利用装置
CN214680826U (zh) 移动净化处理站及干化污泥净化处理系统