JPH08226504A - チェ−ン張り装置 - Google Patents
チェ−ン張り装置Info
- Publication number
- JPH08226504A JPH08226504A JP5657595A JP5657595A JPH08226504A JP H08226504 A JPH08226504 A JP H08226504A JP 5657595 A JP5657595 A JP 5657595A JP 5657595 A JP5657595 A JP 5657595A JP H08226504 A JPH08226504 A JP H08226504A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- casing
- chain
- mounting shaft
- tensioning device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 36
- 239000003921 oil Substances 0.000 claims description 30
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 claims description 10
- 238000007789 sealing Methods 0.000 abstract description 7
- 238000007689 inspection Methods 0.000 abstract description 3
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 abstract description 3
- 238000003971 tillage Methods 0.000 description 10
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 4
- 239000002689 soil Substances 0.000 description 3
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 3
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 2
- 230000004308 accommodation Effects 0.000 description 1
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 1
- 239000010902 straw Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 ケ−シングに的確な密封状態に簡単に組付け
ることができてメンテナンスの容易なものにし、またチ
ェ−ン張り機能に加え検油具としての機能をも果たすも
のにする。 【構成】 アイドラ−25を遊転軸支した保持体28
に、アイドラ−軸心に対して直交する取付軸27を設
け、その取付軸をケ−シング9に装設されている支持筒
に内挿して取付けたチェ−ン張り装置において、支持筒
のケ−シング内方側部位に取付軸が内嵌する軸支持孔部
30を形成するとともに、その外側部位の雌螺子部にケ
−シング外方側から螺着する油封ボルト33の鍔部33
a端面と、支持筒外端面との間にOリング34を介装
し、また取付軸の外方軸端部に細径部27eを形成し、
その細径部を油封ボルトの中心部に開設されている凹陥
孔に嵌入し、細径部端面と凹陥孔底面との間にシム35
を介装するようにし、さらに取付軸の軸心部に油流動孔
31を穿設した。
ることができてメンテナンスの容易なものにし、またチ
ェ−ン張り機能に加え検油具としての機能をも果たすも
のにする。 【構成】 アイドラ−25を遊転軸支した保持体28
に、アイドラ−軸心に対して直交する取付軸27を設
け、その取付軸をケ−シング9に装設されている支持筒
に内挿して取付けたチェ−ン張り装置において、支持筒
のケ−シング内方側部位に取付軸が内嵌する軸支持孔部
30を形成するとともに、その外側部位の雌螺子部にケ
−シング外方側から螺着する油封ボルト33の鍔部33
a端面と、支持筒外端面との間にOリング34を介装
し、また取付軸の外方軸端部に細径部27eを形成し、
その細径部を油封ボルトの中心部に開設されている凹陥
孔に嵌入し、細径部端面と凹陥孔底面との間にシム35
を介装するようにし、さらに取付軸の軸心部に油流動孔
31を穿設した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ケ−シング内に収容構
成するチェ−ン伝動機構のチェ−ン張り装置に関するも
のである。
成するチェ−ン伝動機構のチェ−ン張り装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】耕耘機或いはトラクタに装着するロ−タ
リ作業機等においては、ケ−シング内に収容組成したチ
ェ−ン伝動機構でもって被動軸を駆動するように構成す
るのが一般的であるが、この種のチェ−ン伝動機構には
伝動チェ−ンを適度に緊張するチェ−ン張り装置が必要
であり、そのチェ−ン張り装置としては、ケ−シングに
支承装設するアイドラ−を伝動チェ−ンの弛み側に噛合
又は当接させて緊張する方式のものがある。
リ作業機等においては、ケ−シング内に収容組成したチ
ェ−ン伝動機構でもって被動軸を駆動するように構成す
るのが一般的であるが、この種のチェ−ン伝動機構には
伝動チェ−ンを適度に緊張するチェ−ン張り装置が必要
であり、そのチェ−ン張り装置としては、ケ−シングに
支承装設するアイドラ−を伝動チェ−ンの弛み側に噛合
又は当接させて緊張する方式のものがある。
【0003】そして、従来のアイドラ−によるチェ−ン
張り装置は、図5に示しているような構造で設けられて
いた。すなわち、ケ−シング(a)内に掛回された伝動チ
ェ−ン(b)の弛み側に噛合又は当接するアイドラ−(c)
を遊転状に軸支した保持体(d)に、アイドラ−の軸心に
対して直交する取付軸(e)を設け、その取付軸(e)を前
記ケ−シング(a)に装設されている支持筒(f)に内挿し
て、取付軸(e)の長手方向中程部位のOリング溝に嵌め
込むOリング(h)で支持筒(f)と取付軸(e)との嵌合面
を密封し、支持筒(f)の外端部に螺着する調節螺子体
(k)の内方端部を、前記取付軸(e)の端面に当接させて
設けられていた。
張り装置は、図5に示しているような構造で設けられて
いた。すなわち、ケ−シング(a)内に掛回された伝動チ
ェ−ン(b)の弛み側に噛合又は当接するアイドラ−(c)
を遊転状に軸支した保持体(d)に、アイドラ−の軸心に
対して直交する取付軸(e)を設け、その取付軸(e)を前
記ケ−シング(a)に装設されている支持筒(f)に内挿し
て、取付軸(e)の長手方向中程部位のOリング溝に嵌め
込むOリング(h)で支持筒(f)と取付軸(e)との嵌合面
を密封し、支持筒(f)の外端部に螺着する調節螺子体
(k)の内方端部を、前記取付軸(e)の端面に当接させて
設けられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なチェ−ン張り装置においては、アイドラ−(c)を軸支
した保持体(d)に取付軸(e)が一体的に連設されたチェ
−ン張り仕組を、ケ−シング(a)の内方に入れ、取付軸
(e)をケ−シング内側から支持筒(f)に挿入して組付け
るのであるが、従来のものは、前述したように取付軸
(e)の長手方向の中程部位にOリング(h)が装備される
ものであったから、取付軸(e)を支持筒(f)に挿入する
際にOリング(h)があることで組付け作業が容易ではな
く、取付軸挿入のとき、Oリング(h)が支持筒(f)の内
端縁に無理な姿勢で当接して損傷するようなことになり
易いという問題があり、また、Oリング交換などのメン
テナンスは、チェ−ン張り仕組全体を抜き外して行わね
ばならないので作業が容易ではなかった。
なチェ−ン張り装置においては、アイドラ−(c)を軸支
した保持体(d)に取付軸(e)が一体的に連設されたチェ
−ン張り仕組を、ケ−シング(a)の内方に入れ、取付軸
(e)をケ−シング内側から支持筒(f)に挿入して組付け
るのであるが、従来のものは、前述したように取付軸
(e)の長手方向の中程部位にOリング(h)が装備される
ものであったから、取付軸(e)を支持筒(f)に挿入する
際にOリング(h)があることで組付け作業が容易ではな
く、取付軸挿入のとき、Oリング(h)が支持筒(f)の内
端縁に無理な姿勢で当接して損傷するようなことになり
易いという問題があり、また、Oリング交換などのメン
テナンスは、チェ−ン張り仕組全体を抜き外して行わね
ばならないので作業が容易ではなかった。
【0005】さらに、ケ−シングには、それに充填する
潤滑油の量や、汚れの状況を確認する為の検油部が設け
られるが、従来のものにおいては、チェ−ン張り仕組を
支承する支承部とは別に検油部を装設することになって
いたので、ケ−シング外部への突出部分が多くなり、他
物(例えば、泥土や草藁など)の絡み付きが増大すると
いった不具合もあった。そこで、本発明は、これらの問
題を解消することを目的として実施したものであり、目
的達成のために、以下のような技術手段を講じたチェ−
ン張り装置にしている。
潤滑油の量や、汚れの状況を確認する為の検油部が設け
られるが、従来のものにおいては、チェ−ン張り仕組を
支承する支承部とは別に検油部を装設することになって
いたので、ケ−シング外部への突出部分が多くなり、他
物(例えば、泥土や草藁など)の絡み付きが増大すると
いった不具合もあった。そこで、本発明は、これらの問
題を解消することを目的として実施したものであり、目
的達成のために、以下のような技術手段を講じたチェ−
ン張り装置にしている。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明におけ
るチェ−ン張り装置は、ケ−シング内に掛回された伝動
チェ−ンの弛み側に噛合又は当接するアイドラ−を遊転
軸支した保持体に、アイドラ−の軸心に対して直交する
取付軸を設け、その取付軸をケ−シングに装設されてい
る支持筒に内挿して取付けたチェ−ン張り装置におい
て、前記支持筒のケ−シング内方側部位に、取付軸が内
嵌する軸支持孔部を形成すると共に、その外側部位に雌
螺子孔部を刻設して、雌螺子孔部にケ−シング外方側か
ら螺着する油封ボルトの鍔部の端面と、支持筒の外端面
との間を、Oリングで密封するようにしている。
るチェ−ン張り装置は、ケ−シング内に掛回された伝動
チェ−ンの弛み側に噛合又は当接するアイドラ−を遊転
軸支した保持体に、アイドラ−の軸心に対して直交する
取付軸を設け、その取付軸をケ−シングに装設されてい
る支持筒に内挿して取付けたチェ−ン張り装置におい
て、前記支持筒のケ−シング内方側部位に、取付軸が内
嵌する軸支持孔部を形成すると共に、その外側部位に雌
螺子孔部を刻設して、雌螺子孔部にケ−シング外方側か
ら螺着する油封ボルトの鍔部の端面と、支持筒の外端面
との間を、Oリングで密封するようにしている。
【0007】また、前記取付軸の外方軸端部に細径部を
形成し、その細径部を、油封ボルトの中心部に開設され
ている凹陥孔に嵌入させ、細径部の端面と凹陥孔の底面
との間にシムを介装して取付軸を軸芯方向に移動調節で
きるようにしたチェ−ン張り装置にし、さらに、取付軸
の軸芯部に、内外の軸端の双方に解放された油流動孔を
穿設して、油封ボルトを弛めると油流動孔を通して潤滑
油が外部に流出し得るようにしたチェ−ン張り装置にし
ている。また、ケ−シング内に掛回する伝動チェ−ン
を、耕耘ロ−タリの長尺耕耘筒を回転駆動する被動スプ
ロケット、及び短尺耕耘筒を逆転駆動する伝動系の中間
スプロケットとに掛回し、中間スプロケットへの伝動チ
ェ−ンの巻き掛り角を大きくする位置にアイドラ−を配
設したチェ−ン張り装置にしている。
形成し、その細径部を、油封ボルトの中心部に開設され
ている凹陥孔に嵌入させ、細径部の端面と凹陥孔の底面
との間にシムを介装して取付軸を軸芯方向に移動調節で
きるようにしたチェ−ン張り装置にし、さらに、取付軸
の軸芯部に、内外の軸端の双方に解放された油流動孔を
穿設して、油封ボルトを弛めると油流動孔を通して潤滑
油が外部に流出し得るようにしたチェ−ン張り装置にし
ている。また、ケ−シング内に掛回する伝動チェ−ン
を、耕耘ロ−タリの長尺耕耘筒を回転駆動する被動スプ
ロケット、及び短尺耕耘筒を逆転駆動する伝動系の中間
スプロケットとに掛回し、中間スプロケットへの伝動チ
ェ−ンの巻き掛り角を大きくする位置にアイドラ−を配
設したチェ−ン張り装置にしている。
【0008】
【作用】本発明のチェ−ン張り装置を組付ける場合は、
アイドラ−を遊転軸支した保持体と取付軸とからなるチ
ェ−ン張り仕組をケ−シング内に入れて、取付軸をケ−
シングの内方側から支持筒に挿入して組付けるのである
が、その場合に、取付軸部にOリングが存在していない
から、挿入作業が容易であり、取付軸挿入時にOリング
が損傷されるような事故が起きることがない。そして、
上記のように組付けを容易に行うことができるものであ
りながら、取付軸が挿入された支持筒部は、支持筒の雌
螺子孔部に外方側から螺着する油封ボルトの鍔部の端面
と支持筒外端面との間に介装するOリングでもって的確
に密封されて、Oリング交換などは、油封ボルトの抜き
取るのみでごく簡単に行うことができる。
アイドラ−を遊転軸支した保持体と取付軸とからなるチ
ェ−ン張り仕組をケ−シング内に入れて、取付軸をケ−
シングの内方側から支持筒に挿入して組付けるのである
が、その場合に、取付軸部にOリングが存在していない
から、挿入作業が容易であり、取付軸挿入時にOリング
が損傷されるような事故が起きることがない。そして、
上記のように組付けを容易に行うことができるものであ
りながら、取付軸が挿入された支持筒部は、支持筒の雌
螺子孔部に外方側から螺着する油封ボルトの鍔部の端面
と支持筒外端面との間に介装するOリングでもって的確
に密封されて、Oリング交換などは、油封ボルトの抜き
取るのみでごく簡単に行うことができる。
【0009】また、取付軸の外方軸端部に形成した細径
部を、油封ボルトの中心部に開設されている凹陥孔に嵌
入させ、細径部の端面と凹陥孔底面との間にシムを介装
して取付軸を軸芯方向に移動調節できるように構成した
場合には、密封機能を損なわせないでチェ−ンの緊張度
を容易に調整することができ、さらに、取付軸の軸芯部
に、内外の軸端の双方に解放された油流動孔を穿設し
て、油封ボルトを弛めると油流動孔を通して潤滑油が外
部に流出し得るように構成することにより、チェ−ン張
りと検油の両機能を果たし、ケ−シング外部への突出部
が少なくなって他物の絡み付きが減少する。
部を、油封ボルトの中心部に開設されている凹陥孔に嵌
入させ、細径部の端面と凹陥孔底面との間にシムを介装
して取付軸を軸芯方向に移動調節できるように構成した
場合には、密封機能を損なわせないでチェ−ンの緊張度
を容易に調整することができ、さらに、取付軸の軸芯部
に、内外の軸端の双方に解放された油流動孔を穿設し
て、油封ボルトを弛めると油流動孔を通して潤滑油が外
部に流出し得るように構成することにより、チェ−ン張
りと検油の両機能を果たし、ケ−シング外部への突出部
が少なくなって他物の絡み付きが減少する。
【0010】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
するが、図面は、耕耘機に装着するロ−タリ作業機の伝
動部に本発明装置を実施した具体例を示しており、図1
は本発明装置が実施された耕耘機の全体側面図、図2は
ロ−タリ作業機の伝動部を拡大し一部破断して示した側
面図、図3はロ−タリ作業機の伝動部を縦断して示した
背面図、図4は本発明装置の要部を示した部分図であ
る。
するが、図面は、耕耘機に装着するロ−タリ作業機の伝
動部に本発明装置を実施した具体例を示しており、図1
は本発明装置が実施された耕耘機の全体側面図、図2は
ロ−タリ作業機の伝動部を拡大し一部破断して示した側
面図、図3はロ−タリ作業機の伝動部を縦断して示した
背面図、図4は本発明装置の要部を示した部分図であ
る。
【0011】図1において、耕耘機(A)は、ミッション
ケ−ス(図に表われていない)下部の車軸(1)に嵌着し
た駆動車輪(2)を、機体(3)に搭載したエンジン(4)か
らミッションケ−ス内の伝動機構を経て前記車軸(1)に
伝達する動力でもって駆動して走行し、機体(3)から後
方に延設した操縦ハンドル杆(5)を握持して歩行追従し
ながら運転操作するように構成されている。また、機体
(3)の後背部に装設したヒッチ部(6)にロ−タリ作業機
(R)を着脱自在に装着し、そのロ−タリ作業機(R)にP
TO伝動機構(7)を介して機体(3)からの動力を入力伝
動して、ロ−タリ作業機(R)の被動軸(8)である耕耘軸
を回転駆動するようになっている。
ケ−ス(図に表われていない)下部の車軸(1)に嵌着し
た駆動車輪(2)を、機体(3)に搭載したエンジン(4)か
らミッションケ−ス内の伝動機構を経て前記車軸(1)に
伝達する動力でもって駆動して走行し、機体(3)から後
方に延設した操縦ハンドル杆(5)を握持して歩行追従し
ながら運転操作するように構成されている。また、機体
(3)の後背部に装設したヒッチ部(6)にロ−タリ作業機
(R)を着脱自在に装着し、そのロ−タリ作業機(R)にP
TO伝動機構(7)を介して機体(3)からの動力を入力伝
動して、ロ−タリ作業機(R)の被動軸(8)である耕耘軸
を回転駆動するようになっている。
【0012】ロ−タリ作業機(R)は、PTO伝動機構
(7)からの動力を受動して前記被動軸(8)に伝動する伝
動部を収容したケ−シング(9)と、ビ−ム及びカバ−か
らなる作業機々枠(10)と、機枠(10)の後尾部に設け
られる作業深度設定装置(11)等からなり、ケ−シング
(9)の前面上部に装設されている被連結部(12)を、前
記ヒッチ部(6)に合接連結して耕耘機々体(3)に取付け
るようになっている。そして、被動軸(8)と、被動軸
(8)への伝動部が、図2および図3に示しているように
ケ−シング(9)に設けられている。
(7)からの動力を受動して前記被動軸(8)に伝動する伝
動部を収容したケ−シング(9)と、ビ−ム及びカバ−か
らなる作業機々枠(10)と、機枠(10)の後尾部に設け
られる作業深度設定装置(11)等からなり、ケ−シング
(9)の前面上部に装設されている被連結部(12)を、前
記ヒッチ部(6)に合接連結して耕耘機々体(3)に取付け
るようになっている。そして、被動軸(8)と、被動軸
(8)への伝動部が、図2および図3に示しているように
ケ−シング(9)に設けられている。
【0013】図2および図3において、ケ−シング(9)
は、プレス成形された左右のケ−ス半体を向い合せに接
合し、その接合周縁部を溶接して一体化する板金製ケ−
スに形成されている。なお、左右のケ−ス半体を合接す
るに当っては、ケ−シング全体の下底部となる部位の合
せ面間にドレンボルト螺着部(13)を挾設するととも
に、ケ−シング(9)の長手方向中程部位の合せ面間に、
後述するチェ−ン張り装置(T)の支持筒(14)を挾設し
ている。
は、プレス成形された左右のケ−ス半体を向い合せに接
合し、その接合周縁部を溶接して一体化する板金製ケ−
スに形成されている。なお、左右のケ−ス半体を合接す
るに当っては、ケ−シング全体の下底部となる部位の合
せ面間にドレンボルト螺着部(13)を挾設するととも
に、ケ−シング(9)の長手方向中程部位の合せ面間に、
後述するチェ−ン張り装置(T)の支持筒(14)を挾設し
ている。
【0014】しかして、ケ−シング(9)の上方部に、前
記PTO伝動機構(7)からの動力を受動する受動軸(1
5)と、受動軸(15)からギア(16)(17)を経て動力
伝達される第2軸(18)とが水平向きに軸受横設されて
いる。なお、図面には、一対のギア(16)(17)で受動
軸(15)から第2軸(18)に単に減速伝動するだけのも
のを示しているが、該部分に受動軸(15)から第2軸
(18)への伝達動力を断続するクラッチを備えるもの、
第2軸(18)への伝達動力を変速或いは正逆転切換えす
る機構を備えるものに構成する場合もある。
記PTO伝動機構(7)からの動力を受動する受動軸(1
5)と、受動軸(15)からギア(16)(17)を経て動力
伝達される第2軸(18)とが水平向きに軸受横設されて
いる。なお、図面には、一対のギア(16)(17)で受動
軸(15)から第2軸(18)に単に減速伝動するだけのも
のを示しているが、該部分に受動軸(15)から第2軸
(18)への伝達動力を断続するクラッチを備えるもの、
第2軸(18)への伝達動力を変速或いは正逆転切換えす
る機構を備えるものに構成する場合もある。
【0015】一方、ケ−シング(9)下部の左右壁部には
大径の孔が開設され、それぞれの孔部を覆うように外側
にホルダ−(19)(19)が取付けられて、各ホルダ−
(19)の上位部分に中間軸(20)を軸受支持する支承部
が設けられるとともに、各ホルダ−(19)の下位部には
外側方に向けて延出する支持筒部(19a)が一体に形設
されて、両支持筒部(19a)(19a)の中心孔に前記被
動軸(8)が水平横向きに貫挿支承されている。
大径の孔が開設され、それぞれの孔部を覆うように外側
にホルダ−(19)(19)が取付けられて、各ホルダ−
(19)の上位部分に中間軸(20)を軸受支持する支承部
が設けられるとともに、各ホルダ−(19)の下位部には
外側方に向けて延出する支持筒部(19a)が一体に形設
されて、両支持筒部(19a)(19a)の中心孔に前記被
動軸(8)が水平横向きに貫挿支承されている。
【0016】そして、被動軸(8)に被動スプロケット
(21)が、また、中間軸(20)に中間スプロケット(2
2)が楔着され、これらのスプロケット(21)(22)
と、前記第2軸(18)に楔着されている駆動スプロケッ
ト(23)とに伝動チェ−ン(24)を掛回し、該伝動チェ
−ン(24)を、その弛み側に外方から噛合又は当接する
アイドラ−(25)を備えたチェ−ン張り装置(T)で緊張
して、被動軸(8)並びに中間軸(20)を図2において反
時計方向に回転駆動し、被動軸(8)とホルダ−(19)に
取付け装設される耕耘ロ−タリ(26)を所定の方向に回
転駆動するように構成されている。なお、耕耘ロ−タリ
(26)の具体的な構造は後記に詳述する。
(21)が、また、中間軸(20)に中間スプロケット(2
2)が楔着され、これらのスプロケット(21)(22)
と、前記第2軸(18)に楔着されている駆動スプロケッ
ト(23)とに伝動チェ−ン(24)を掛回し、該伝動チェ
−ン(24)を、その弛み側に外方から噛合又は当接する
アイドラ−(25)を備えたチェ−ン張り装置(T)で緊張
して、被動軸(8)並びに中間軸(20)を図2において反
時計方向に回転駆動し、被動軸(8)とホルダ−(19)に
取付け装設される耕耘ロ−タリ(26)を所定の方向に回
転駆動するように構成されている。なお、耕耘ロ−タリ
(26)の具体的な構造は後記に詳述する。
【0017】チェ−ン張り装置(T)のアイドラ−(25)
は、駆動スプロケット(23)と中間スプロケット(22)
との間にあって中間スプロケット(22)に近接する部位
に位置し、中間スプロケット(22)への伝動チェ−ン
(24)の巻き掛り範囲を大きくするように設けられるも
のであって、図示のアイドラ−(25)は遊転スプロケッ
トに形成され、前出の支持筒(14)に内挿する取付軸
(27)から延設した保持体(28)でもってアイドラ−軸
(29)の両軸端部を支承して装設されている。
は、駆動スプロケット(23)と中間スプロケット(22)
との間にあって中間スプロケット(22)に近接する部位
に位置し、中間スプロケット(22)への伝動チェ−ン
(24)の巻き掛り範囲を大きくするように設けられるも
のであって、図示のアイドラ−(25)は遊転スプロケッ
トに形成され、前出の支持筒(14)に内挿する取付軸
(27)から延設した保持体(28)でもってアイドラ−軸
(29)の両軸端部を支承して装設されている。
【0018】アイドラ−(25)の支承構造を図4に拠っ
て更に詳しく説明すると、アイドラ−軸(29)を支承す
る保持体(28)は、左右一対の支持ア−ムを備え、それ
らの支持ア−ムがアイドラ−(25)を挾んでその両側に
対応位置し、それらの基端部が取付軸(27)の内方端部
に形成されている支持ア−ム取付部(27a)に固設され
ており、取付軸(27)は、次のような多段軸に形成され
ている。つまり、支持ア−ム取付部(27a)に隣接する
部分が大径の鍔部(27b)に形成され、鍔部(27b)の
外側隣接部分の所定範囲が前記支持筒(14)の軸支持孔
部(30)に嵌合する中径部(27c)に、さらに、中径部
(27c)よりも外方の反対側軸端部の所定範囲部分が細
径部(27e)に形成されている。また、取付軸(27)の
軸心部には、内外の軸端面に渡って連通解放された潤滑
油流動孔(31)が穿設されている。
て更に詳しく説明すると、アイドラ−軸(29)を支承す
る保持体(28)は、左右一対の支持ア−ムを備え、それ
らの支持ア−ムがアイドラ−(25)を挾んでその両側に
対応位置し、それらの基端部が取付軸(27)の内方端部
に形成されている支持ア−ム取付部(27a)に固設され
ており、取付軸(27)は、次のような多段軸に形成され
ている。つまり、支持ア−ム取付部(27a)に隣接する
部分が大径の鍔部(27b)に形成され、鍔部(27b)の
外側隣接部分の所定範囲が前記支持筒(14)の軸支持孔
部(30)に嵌合する中径部(27c)に、さらに、中径部
(27c)よりも外方の反対側軸端部の所定範囲部分が細
径部(27e)に形成されている。また、取付軸(27)の
軸心部には、内外の軸端面に渡って連通解放された潤滑
油流動孔(31)が穿設されている。
【0019】一方、支持筒(14)側においては、前記軸
支持孔部(30)が内方側の略半部に形成されるととも
に、それよりも外側部位には、軸支持孔部(30)よりも
稍小径の雌螺子孔部(32)が刻設されて、その雌螺子孔
部(32)にケ−シング外方から油封ボルト(33)を着脱
自在に螺着するように構成されている。油封ボルト(3
3)の頭部には、前記支持筒(14)の外端面に当接する
平坦面を備えた鍔状部(33a)が一体に設けられ、その
鍔状部(33a)の平坦面部分にOリング溝を開設し、該
溝に嵌装するOリング(34)でもって支持筒(14)の外
端面と鍔状部(33a)の平坦面の間を密封するようにな
っている。
支持孔部(30)が内方側の略半部に形成されるととも
に、それよりも外側部位には、軸支持孔部(30)よりも
稍小径の雌螺子孔部(32)が刻設されて、その雌螺子孔
部(32)にケ−シング外方から油封ボルト(33)を着脱
自在に螺着するように構成されている。油封ボルト(3
3)の頭部には、前記支持筒(14)の外端面に当接する
平坦面を備えた鍔状部(33a)が一体に設けられ、その
鍔状部(33a)の平坦面部分にOリング溝を開設し、該
溝に嵌装するOリング(34)でもって支持筒(14)の外
端面と鍔状部(33a)の平坦面の間を密封するようにな
っている。
【0020】また、油封ボルト(33)の螺子部の軸心部
には前記細径部(27e)に対応する軸心方向の凹陥孔が
開設されていて、油封ボルト(33)を螺進させて行く
と、凹陥孔に取付軸(27)の細径部(27e)が嵌入して
支持されるようになっている。そして、油封ボルト(3
3)を螺着するに当り、必要に応じて前記凹陥孔にシム
(35)を没入装填することにより支持筒(14)に対する
取付持軸(27)の軸心方向位置を調節して、アイドラ−
(25)による伝動チェ−ン(24)の緊張を適度に調整設
定できるようになっている。
には前記細径部(27e)に対応する軸心方向の凹陥孔が
開設されていて、油封ボルト(33)を螺進させて行く
と、凹陥孔に取付軸(27)の細径部(27e)が嵌入して
支持されるようになっている。そして、油封ボルト(3
3)を螺着するに当り、必要に応じて前記凹陥孔にシム
(35)を没入装填することにより支持筒(14)に対する
取付持軸(27)の軸心方向位置を調節して、アイドラ−
(25)による伝動チェ−ン(24)の緊張を適度に調整設
定できるようになっている。
【0021】なお、前出の潤滑油流動孔(31)は、ケ−
シング(9)に所定量の潤滑油を装填したロ−タリ作業機
(R)を所定姿勢に保持した体勢において、内側の孔端開
口部よりも外側の孔端開口部の方がやや低くなるように
傾斜し、その体勢のとき、流動孔の内側孔端部が潤滑油
々面(OL)より僅かに低い部位に位置して、油封ボルト
(33)を弛めると潤滑油が規定量有るか否かを確認でき
る程度に外方に流れ出るように設けられている。また、
油封ボルト(33)の頭部には、同部の損耗を防ぐ為に防
護カバ−(44)が着脱自在に被蓋装着されている。
シング(9)に所定量の潤滑油を装填したロ−タリ作業機
(R)を所定姿勢に保持した体勢において、内側の孔端開
口部よりも外側の孔端開口部の方がやや低くなるように
傾斜し、その体勢のとき、流動孔の内側孔端部が潤滑油
々面(OL)より僅かに低い部位に位置して、油封ボルト
(33)を弛めると潤滑油が規定量有るか否かを確認でき
る程度に外方に流れ出るように設けられている。また、
油封ボルト(33)の頭部には、同部の損耗を防ぐ為に防
護カバ−(44)が着脱自在に被蓋装着されている。
【0022】次に、被動軸(8)とホルダ−(19)に取付
組成される耕耘ロ−タリ(26)について説明する。耕耘
ロ−タリ(26)は、被動軸(8)の水平軸心(O1)に対し
一定角度に傾斜する軸心の周りを回転するようにホルダ
−(19)の支持筒部(19a)に傾斜支承される左右一対
の短尺耕耘筒(36)(36)と、各々の短尺耕耘筒(36)
の外脇部位において前記被動軸(8)に嵌着固装される左
右一対の長尺耕耘筒(37)(37)とで構成され、これら
の耕耘筒(36)(36)、(37)(37)に配設されるブラ
ケットに耕耘爪(38)(39)を取付け、短尺耕耘筒(3
6)(36)の耕耘爪(38)でもってケ−シング(9)下方
の土壌を耕起し、且つ、その両脇部の土壌を長尺耕耘筒
(37)(37)の耕耘爪(39)で同時に耕起する残耕処理
方式の耕耘ロ−タリに構成されている。
組成される耕耘ロ−タリ(26)について説明する。耕耘
ロ−タリ(26)は、被動軸(8)の水平軸心(O1)に対し
一定角度に傾斜する軸心の周りを回転するようにホルダ
−(19)の支持筒部(19a)に傾斜支承される左右一対
の短尺耕耘筒(36)(36)と、各々の短尺耕耘筒(36)
の外脇部位において前記被動軸(8)に嵌着固装される左
右一対の長尺耕耘筒(37)(37)とで構成され、これら
の耕耘筒(36)(36)、(37)(37)に配設されるブラ
ケットに耕耘爪(38)(39)を取付け、短尺耕耘筒(3
6)(36)の耕耘爪(38)でもってケ−シング(9)下方
の土壌を耕起し、且つ、その両脇部の土壌を長尺耕耘筒
(37)(37)の耕耘爪(39)で同時に耕起する残耕処理
方式の耕耘ロ−タリに構成されている。
【0023】そして、被動軸(8)により直接駆動される
長尺耕耘筒(37)(37)に対し、短尺耕耘筒(36)(3
6)は、中間軸(20)から伝動される逆転動力でもって
反対方向に回転駆動されるようになっている。つまり、
中間軸(20)の中間スプロケット(22)の左右両脇に駆
動ギア(40)(40)を嵌着し、各々の駆動ギア(40)に
前記被動軸(8)に回転自在に嵌着する受動ギア(41)を
それぞれ噛合させて左右の逆転ギア列を構成し、各々の
受動ギア(41)のボス部の外方延出端部に設けたスパ−
ギア(42)を長尺耕耘筒(37)の内径部のインタ−ナル
ギア(43)に噛合させて、短尺耕耘筒(36)を逆転駆動
するように構成している。
長尺耕耘筒(37)(37)に対し、短尺耕耘筒(36)(3
6)は、中間軸(20)から伝動される逆転動力でもって
反対方向に回転駆動されるようになっている。つまり、
中間軸(20)の中間スプロケット(22)の左右両脇に駆
動ギア(40)(40)を嵌着し、各々の駆動ギア(40)に
前記被動軸(8)に回転自在に嵌着する受動ギア(41)を
それぞれ噛合させて左右の逆転ギア列を構成し、各々の
受動ギア(41)のボス部の外方延出端部に設けたスパ−
ギア(42)を長尺耕耘筒(37)の内径部のインタ−ナル
ギア(43)に噛合させて、短尺耕耘筒(36)を逆転駆動
するように構成している。
【0024】なお、図示の実施例では、長尺耕耘筒(3
7)がダウンカット回転し、短尺耕耘筒(36)がアップ
カット回転するようになっているが、逆に、短尺耕耘筒
(36)をダウンカット回転させ、長尺耕耘筒(37)をア
ップカット回転させるように構成する場合もある。ま
た、図示はしていないが、長尺耕耘筒(37)と短尺耕耘
筒(36)を、共にダウンカット回転又はアップカット回
転させ、両耕耘筒の回転速度のみを異ならせるたものに
構成することもできる。
7)がダウンカット回転し、短尺耕耘筒(36)がアップ
カット回転するようになっているが、逆に、短尺耕耘筒
(36)をダウンカット回転させ、長尺耕耘筒(37)をア
ップカット回転させるように構成する場合もある。ま
た、図示はしていないが、長尺耕耘筒(37)と短尺耕耘
筒(36)を、共にダウンカット回転又はアップカット回
転させ、両耕耘筒の回転速度のみを異ならせるたものに
構成することもできる。
【0025】さらに、耕耘ロ−タリ(26)は、傾斜回転
する短尺耕耘筒を備えた残耕処理方式にせず、被動軸に
直装されて水平回転する長尺耕耘筒のみからなる一般的
な耕耘ロ−タリに構成し、ダウンカット回転、あるいは
アップット回転するものとする場合もある。また、本発
明装置の実施は、センタ−ドライブ型のものに限られる
ものではなく、サイドドライブ型のものにも適用するこ
とができるし、また、ロ−タリ作業機の伝動部だけでな
く、その他のケ−シング内収容構造のチェ−ン伝動機構
にも適用できるものである。
する短尺耕耘筒を備えた残耕処理方式にせず、被動軸に
直装されて水平回転する長尺耕耘筒のみからなる一般的
な耕耘ロ−タリに構成し、ダウンカット回転、あるいは
アップット回転するものとする場合もある。また、本発
明装置の実施は、センタ−ドライブ型のものに限られる
ものではなく、サイドドライブ型のものにも適用するこ
とができるし、また、ロ−タリ作業機の伝動部だけでな
く、その他のケ−シング内収容構造のチェ−ン伝動機構
にも適用できるものである。
【0026】
【発明の効果】請求項1のチェ−ン張り装置において
は、支持筒に挿入して組付ける取付軸部にOリングが存
在していないから、Oリングの損傷を気遣うことなく挿
入組付を容易に行うことができる。そして、支持筒の雌
螺子孔部に外方側から螺着する油封ボルトの鍔部の端面
と支持筒外端面との間に介装するOリングでもって支持
筒部を密封するので、着脱に当ってOリングが損傷され
るような心配がなく、Oリングの交換などのメンテナン
スは、支持筒から取付軸を抜き外すような面倒な所作を
必要とせず、油封ボルトの抜取りのみでごく簡単に行う
ことができる。
は、支持筒に挿入して組付ける取付軸部にOリングが存
在していないから、Oリングの損傷を気遣うことなく挿
入組付を容易に行うことができる。そして、支持筒の雌
螺子孔部に外方側から螺着する油封ボルトの鍔部の端面
と支持筒外端面との間に介装するOリングでもって支持
筒部を密封するので、着脱に当ってOリングが損傷され
るような心配がなく、Oリングの交換などのメンテナン
スは、支持筒から取付軸を抜き外すような面倒な所作を
必要とせず、油封ボルトの抜取りのみでごく簡単に行う
ことができる。
【0027】また、請求項2のチェ−張り装置において
は、取付軸の外方軸端部に形成した細径部を、油封ボル
トの中心部に開設されている凹陥孔に嵌入させ、細径部
の端面と凹陥孔底面との間にシムを介装して取付軸を軸
芯方向に移動調節できるようにしているので、密封機能
を低下させずにチェ−ンの緊張度を容易に調整すること
ができる。さらに、請求項3のチェ−張り装置において
は、取付軸の軸芯部に、内外の軸端の双方に解放された
油流動孔を穿設して、油封ボルトを弛めると油流動孔を
通して潤滑油が外部に流出し得るようにして、チェ−ン
張りと検油の両機能を果たすように構成されているの
で、ケ−シング外部への突出部が少なくなり、同部への
他物の絡み付きが減少する。
は、取付軸の外方軸端部に形成した細径部を、油封ボル
トの中心部に開設されている凹陥孔に嵌入させ、細径部
の端面と凹陥孔底面との間にシムを介装して取付軸を軸
芯方向に移動調節できるようにしているので、密封機能
を低下させずにチェ−ンの緊張度を容易に調整すること
ができる。さらに、請求項3のチェ−張り装置において
は、取付軸の軸芯部に、内外の軸端の双方に解放された
油流動孔を穿設して、油封ボルトを弛めると油流動孔を
通して潤滑油が外部に流出し得るようにして、チェ−ン
張りと検油の両機能を果たすように構成されているの
で、ケ−シング外部への突出部が少なくなり、同部への
他物の絡み付きが減少する。
【0028】請求項4のチェ−ン張り装置においては、
ケ−シング内に掛回する伝動チェ−ンを、耕耘ロ−タリ
の長尺耕耘筒を回転駆動する被動スプロケット及び短尺
耕耘筒を逆転駆動する伝動系の中間スプロケットとに掛
回して、中間スプロケットへの伝動チェ−ンの巻き掛り
角を大きくする位置にアイドラ−を配設したチェ−ン張
り装置にしているので、中間スプロケットから短尺耕耘
筒への動力伝達をも伝動効率良く行わせることができ
る。
ケ−シング内に掛回する伝動チェ−ンを、耕耘ロ−タリ
の長尺耕耘筒を回転駆動する被動スプロケット及び短尺
耕耘筒を逆転駆動する伝動系の中間スプロケットとに掛
回して、中間スプロケットへの伝動チェ−ンの巻き掛り
角を大きくする位置にアイドラ−を配設したチェ−ン張
り装置にしているので、中間スプロケットから短尺耕耘
筒への動力伝達をも伝動効率良く行わせることができ
る。
【図1】本発明装置をロ−タリ作業機の伝動部に実施し
た耕耘機の側面図である。
た耕耘機の側面図である。
【図2】ロ−タリ作業機の伝動部を拡大し一部破断して
示した側面図である。
示した側面図である。
【図3】ロ−タリ作業機の伝動部を縦断して示した背面
図である。
図である。
【図4】本発明装置の要部を示した部分図である。
【図5】従来例の要部を示す説明図である。
9 ケ−シング 14 支持筒 22 中間スプロケット 24 伝動チェ−ン 25 アイドラ− 26 耕耘ロ−タリ 27 取付軸 27e 細径部 28 保持体 30 軸支持孔部 31 油流動孔 32 雌螺子孔部 33 油封ボルト 33a 鍔部 34 Oリング 35 シム 36 短尺耕耘筒 37 長尺耕耘筒
Claims (4)
- 【請求項1】 ケ−シング(9)内に掛回された伝動チェ
−ン(24)の弛み側に噛合又は当接するアイドラ−(2
5)を遊転状に軸支した保持体(28)に、アイドラ−の
軸心に対して直交する方向の取付軸(27)を設け、その
取付軸(27)をケ−シング(9)に装設されている支持筒
(14)に内挿して取付けたチェ−ン張り装置において、
前記支持筒(14)のケ−シング内方側部位に、取付軸
(27)が内嵌する軸支持孔部(30)を形成すると共に、
その外側部位に雌螺子孔部(32)を刻設し、雌螺子孔部
(32)にケ−シング外方側から螺着する油封ボルト(3
3)の鍔部(33a)の端面と、支持筒(14)の外端面と
の間を、Oリング(34)で密封するようにしてあるチェ
−ン張り装置。 - 【請求項2】 取付軸(27)の外方軸端部に細径部(2
7e)を形成し、その細径部(27e)を、油封ボルト(3
3)の中心部に開設されている凹陥孔に嵌入させ、細径
部(27e)の端面と凹陥孔の底面との間にシム(35)を
介装して取付軸(27)を軸芯方向に移動調節できるよう
にしてある請求項1記載のチェ−ン張り装置。 - 【請求項3】 取付軸(27)の軸芯部に、内外の軸端の
双方に解放された油流動孔(31)を穿設し、油封ボルト
(33)を弛めると油流動孔(31)を通して潤滑油が外部
に流出し得るようにしてある請求項1又は請求項2に記
載のチェ−ン張り装置。 - 【請求項4】 ケ−シング(9)内に掛回する伝動チェ−
ン(24)が、互いに逆回転する短尺耕耘筒(36)と長尺
耕耘筒(37)とからなる耕耘ロ−タリ(26)を回転駆動
するものとして、長尺耕耘筒(37)を回転駆動する被動
スプロケット(21)と、短尺耕耘筒(36)を逆転駆動す
る伝動系の中間スプロケット(22)とに掛回され、中間
スプロケット(22)への伝動チェ−ン(24)の巻き掛り
角を大きくする位置にアイドラ−(25)が配設されてい
る請求項1又は請求項2、或いは請求項3記載のチェ−
ン張り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5657595A JPH08226504A (ja) | 1995-02-20 | 1995-02-20 | チェ−ン張り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5657595A JPH08226504A (ja) | 1995-02-20 | 1995-02-20 | チェ−ン張り装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08226504A true JPH08226504A (ja) | 1996-09-03 |
Family
ID=13030959
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5657595A Pending JPH08226504A (ja) | 1995-02-20 | 1995-02-20 | チェ−ン張り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08226504A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108223725A (zh) * | 2018-01-18 | 2018-06-29 | 湖州精恒机械有限公司 | 一种链传动链条张紧润滑装置 |
-
1995
- 1995-02-20 JP JP5657595A patent/JPH08226504A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108223725A (zh) * | 2018-01-18 | 2018-06-29 | 湖州精恒机械有限公司 | 一种链传动链条张紧润滑装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4564088B2 (ja) | 履帯の履板連結用リンク、履帯用アッセンブリ及び履帯 | |
US10024416B2 (en) | Transfer case with pass-through power takeoff for four wheel drive vehicles | |
US7614476B2 (en) | Drive power transmitting system | |
DE102009042917A1 (de) | Kraftrad vom Wellenantriebstyp | |
FR2511951A1 (fr) | Tracteur a reglage de hauteur et de voie | |
JP2004142547A (ja) | クローラ形トラクタ | |
JPH08226504A (ja) | チェ−ン張り装置 | |
BE1009185A3 (fr) | Dispositif de transmission. | |
KR101612874B1 (ko) | 동력전달장치 | |
JP2007000076A (ja) | 耕耘装置 | |
JP3304684B2 (ja) | 転動体装置 | |
JP2009274585A (ja) | 動力伝達装置 | |
JPH01266021A (ja) | 車両の動力伝達系における中間伝動軸の支持装置 | |
JP2008072981A (ja) | 耕耘軸の支持構造 | |
JP3057686B2 (ja) | 四輪駆動車の動力伝達装置 | |
JPH0810007Y2 (ja) | 車両の駆動装置 | |
JPH10103455A (ja) | トランスファの軸受装置 | |
JP5030202B2 (ja) | 耕耘軸の支持構造 | |
JP4267952B2 (ja) | 4輪駆動トラクタのアクスル装置 | |
JP3159924B2 (ja) | ロ−タリ耕耘装置 | |
JP2008072914A (ja) | ロータリ耕耘装置 | |
JP4026964B2 (ja) | 管理機 | |
JPH04203659A (ja) | デファレンシャルシム調整構造 | |
FR2733724A1 (fr) | Dispositif de reglage d'entraxe de moyeu | |
JPS6311Y2 (ja) |