JPH08226384A - チューブダイヤフラムポンプ - Google Patents

チューブダイヤフラムポンプ

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JPH08226384A
JPH08226384A JP3209395A JP3209395A JPH08226384A JP H08226384 A JPH08226384 A JP H08226384A JP 3209395 A JP3209395 A JP 3209395A JP 3209395 A JP3209395 A JP 3209395A JP H08226384 A JPH08226384 A JP H08226384A
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liquid
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chemical
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Yoshiaki Konishi
義昭 小西
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 液圧室と、液圧室の液圧に応じて生じる容積
変化により液導入口から流体を吸引し、液導出口より流
体を排出するポンプ室とを備え、前記ポンプ室が、液圧
に応じた収縮膨張により流体の吸引吐出を行う内部空間
を形成する耐薬品性筒体3と、その耐薬品性筒体3の外
部を囲繞し、前記液圧室とこのポンプ室とを隔絶する弾
性筒体と、前記耐薬品性筒体3と弾性筒体との間に装填
された圧力伝達媒体とを備えてなるチューブダイヤフラ
ムポンプ。 【効果】 円形ダイヤフラムを採用しないことから、構
造が簡単であると共に、送液能力を低下させずに小型化
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、チューブダイヤフラ
ムポンプに関し、更に詳しくは、構造が簡単で小型化可
能なチューブダイヤフラムポンプに関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】ダイヤフ
ラムポンプは、高粘度の液体やスラリーにも使用可能で
漏洩が少ない優れた特長を有するポンプである。
【0003】しかしながら、従来のダイヤフラムポンプ
においては、流体の吸引および排出を行うポンプ室内の
容積変化を、一枚の、例えば円形の膜の変化により発生
させていたので、液体の吸引および排出を有効に行わせ
るには、プランジャーやピストンの径より大きいサイズ
のダイヤフラムが必須であった。このようなダイヤフラ
ムの存在により、送液能力を低下させない限りポンプを
小型化できないという問題を有していた。
【0004】また、腐食性を有する液体を扱う場合に
は、ダイヤフラムのみならずポンプ室の内壁をも耐腐食
性の材質により形成しなければならないのでコストダウ
ンを図ることができないという問題点もあった。さら
に、ダイヤフラムの有効径が大きいことから、ポンプ室
内の流速が低く、例えば沈降性の固液混合流体すなわち
スラリーを吸引吐出する場合にはポンプ室内において沈
降が発生するなどの不都合もあった。
【0005】近年、図5に示すような、円盤状のダイヤ
フラムとチューブとを組み合わせてなるダイヤフラムポ
ンプが提案された。
【0006】このダイヤフラムポンプ50は、ピストン
51と、液圧室52と、前記液圧室52とはダイヤフラ
ム53により区画され、かつ送液すべき流体とは耐薬品
性筒体54により隔絶された圧力伝達室55と、この圧
力伝達室55内に充填された腐食性のない圧力伝達媒体
とを有する。
【0007】このダイヤフラムポンプ50においては、
前記液圧室52内の液を介してピストン51の往復動に
より生じるダイヤフラム53の変形が、前記腐食性のな
い圧力伝達媒体を介して前記耐薬品性筒体54に伝達さ
れる。そして、前記耐薬品性筒体54が収縮と膨張とを
繰り返すことにより、前記耐薬品性筒体54内への液体
の吸引と前記耐薬品性筒体54内からの液体の排出とが
繰り返され、送液が行われていた。
【0008】このダイヤフラムポンプ50は、ダイヤフ
ラム53に耐薬品性筒体54を組み合わせることによ
り、耐腐食性の材質で形成すべき壁面を大幅に減少させ
た点で、従来のダイヤフラムポンプよりも優れていると
いえる。
【0009】しかしながら、このダイヤフラムポンプ5
0においても、小型化を図ることができないという問題
点については解決されていない。すなわち、ある程度の
送液能力を確保するためには、前記耐薬品性筒体54を
一定程度以上収縮または膨張させることが必要であり、
一定程度以上の収縮膨張を起こさせるには、大型のダイ
ヤフラム53が必須である。この大型のダイヤフラム5
3を有する限り、ポンプの小型化は達成できなかった。
【0010】さらに、このダイヤフラムポンプ50は、
前記ダイヤフラム53の過剰変形を防止するために、中
央部が湾曲して凹状をなし、かつ圧力伝達媒体が流通可
能な複数の貫通孔を有する一対の構造体56a,56b
が、互いに凹状部を対向させて設けられており、このよ
うな構造体の存在は、さらに、ダイヤフラムポンプの小
型化を困難にしていた。
【0011】この発明は、このような事情に基づいて完
成された。すなわち、この発明の目的は前記課題を解決
することにある。この発明の目的は、構造が簡単で小型
化の可能なチューブダイヤフラムポンプを提供すること
にある。この発明の目的は、腐食性の強い液体、沈降性
の液体およびスラリーにも使用することができるチュー
ブダイヤフラムポンプを提供することにある。また、こ
の発明の目的は、耐久性に優れ、安定して高精度の送液
を行うことができるチューブダイヤフラムポンプを提供
することにある。さらに、この発明の目的は、送液能力
に優れ、小型化可能であるチューブダイヤフラムポンプ
を提供することにある。
【0012】
【前記課題を解決するための手段】前記課題を解決する
ための前記請求項1に記載の発明は、液圧室と、液圧室
内の液を吸引押圧する吸引押圧手段と、この吸引押圧手
段により吸引押圧された液圧室内の液によって可動する
ダイヤフラムにより、液導入口から流体を吸引し、液導
出口より流体を排出するポンプ室とを備え、前記ダイヤ
フラムは、液圧に応じた収縮膨張により流体の吸引吐出
を行う内部空間を形成する耐薬品性筒体と、その耐薬品
性筒体の外部を囲繞する弾性筒体と、前記耐薬品性筒体
と弾性筒体との間に装填された圧力伝達媒体とを備えて
なることを特徴とするチューブダイヤフラムポンプであ
り、前記請求項2に記載の発明は、前記耐薬品性筒体と
弾性筒体との間に、前記耐薬品性筒体および弾性筒体の
過剰変形を防止する筒状の第1保護部材を介装してなる
前記請求項1に記載のチューブダイヤフラムポンプであ
り、前記請求項3に記載の発明は、前記弾性筒体が、強
化材で強化された弾性筒体である前記請求項1または2
に記載のチューブダイヤフラムポンプであり、前記請求
項4に記載の発明は、前記強化材が編織物または不織布
である前記請求項3に記載のチューブダイヤフラムポン
プであり、請求項5に記載の発明は、前記弾性筒体の外
側に、弾性筒体の過剰変形を防止する筒状の第2保護部
材を介装してなる前記請求項1〜4のいずれかに記載の
チューブダイヤフラムポンプである。
【0013】
【作用】請求項1に記載の発明は、以下のように作用す
る。
【0014】吸引押圧手段により液圧室内の液が押圧さ
れると、それに応じて弾性筒体が収縮する。この弾性筒
体の収縮により、前記弾性筒体と耐薬品性筒体との間に
装填された圧力伝達媒体に圧力が印加される。すなわ
ち、前記弾性筒体が断面円形に近い初期の形状から断面
楕円または断面不定形の形状に変化するように収縮する
ことにより、周長を変化させることなく内面積(弾性筒
体の軸線に直交する方向における弾性筒体の断面積)を
縮小してその内容積を減少させることによって前記圧力
伝達媒体の圧力を上昇させる。圧力の印加された前記圧
力伝達媒体は、前記耐薬品性筒体の外周面を押圧し、こ
れにより前記耐薬品性筒体が同様に変化し、その内部空
間すなわちポンプ室内の容積が減少し、前記ポンプ室内
に存在する流体は、ポンプ室外に押し出される。
【0015】一方、吸引押圧手段により液圧室内の液が
吸引されると、それに応じて弾性筒体が膨張し、弾性筒
体の軸線に直交する方向での断面形状が円形に近くな
る。この弾性筒体の膨張により、前記弾性筒体と耐薬品
性筒体との間に装填された圧力伝達媒体の圧力が減少す
る。圧力伝達媒体の圧力減少に伴い耐薬品性筒体の内部
空間の容積が増大し、これによりポンプ室内に流体が吸
引導入される。
【0016】このような液圧室内の液を吸引押圧手段に
より吸引押圧し、この吸引押圧を交互に繰り返すことに
より、ポンプ室内の流体の排出および流体の吸引が繰り
返され、流体の送液が実現される。
【0017】ダイヤフラムポンプにおいては一般に液補
充手段が通常に付設されていてその液補充手段により液
圧室内の液が補充されるようになっており、また一般に
安全弁が通常に付設されていて液圧室内の液を吸引押圧
手段により吸引押圧している内に発生する気泡を液と共
に液圧室内から除去することができるようになってい
る。
【0018】そこで、前記弾性筒体と前記耐薬品性筒体
との間に筒状の保護部材が介装されていると、液圧室内
への液の過補給等により前記液圧室内の液量が過大にな
っても、前記弾性筒体はある程度収縮したところで前記
筒状の保護部材に接触し、これにより、前記弾性筒体
は、それ以上の変形を起こさない。この時には、液圧室
内の圧力が上昇し、液圧室に通常に付設されている安全
弁より過剰の液が放出されることにより前記弾性筒体の
変形の進行が止む。したがって、圧力伝達媒体を介して
引き起こされる前記耐薬品性筒体の収縮も所定の範囲内
に制限される。また、前記過剰の液が排出されることに
より前記弾性筒体の変形は正規の範囲内で行われ、前記
保護部材への過度の接触は以後起こらない。
【0019】また、前記弾性筒体が強化材たとえば編織
物または不織布で強化されてなると、液圧室内の液量が
過少となった場合であっても、前記弾性筒体は所定の範
囲内でのみ変形し、前記耐薬品性筒体の変形も所定の範
囲内に制限される。
【0020】つまり、強化材で強化された前記弾性筒体
は弾性変形がある程度制限されている。液圧室内の液量
が適切であるときには、そのような弾性筒体は、液圧室
内が減圧になったとしても、過大な引張力を受けること
なく、しかも周長を変えることなく、弾性筒体の形状変
形により、内容積を変えることができる。液圧室内の液
量が過少であるときには、液圧室内は大きく減圧になる
のであるが、そのような大きな減圧による大きな引張力
が前記弾性筒体に負荷するにもかかわらず、前記弾性筒
体は強化材を有する故に、大きな弾性変形が防止され
る。しかも、弾性筒体が大きく弾性変形しないことによ
り、液圧室の内圧が更に下がろうとしても、液圧室に通
常に付設されている油補給手段における油補給弁が開い
て液圧室内に液が補給され、液圧室内の更なる圧力の低
下が防止される。
【0021】このように、前記耐薬品性筒体の変形が所
定の範囲内に制限されることにより、前記耐薬品性筒体
に吸引導入される液量または排出される液量が多過ぎた
り、少な過ぎたりすることなく、安定した送液が実現さ
れる。また、前記耐薬品性筒体に過剰の弾性変形が発生
しないことにより、前記耐薬品性筒体の長寿命化が達成
される。
【0022】
【実施例】以下、この発明について実施例を参照しなが
ら詳細に説明する。なお、この発明は、この実施例によ
り何ら限定されず、この発明の要旨の範囲内で適宜に設
計変更をすることができることは言うまでもない。
【0023】(実施例1)図1は、この発明の一実施例
であるチューブダイヤフラムポンプの概略を示す断面図
である。
【0024】チューブダイヤフラムポンプ1aは、両端
開口部から中央部に向かうに従って拡大する内周面を有
する円筒状のポンプ本体2と、前記ポンプ本体2の中心
軸線を囲繞するように設けられ、内部に液体の吸引吐出
用空間を形成する耐薬品性筒体3と、前記耐薬品性筒体
3の外部を囲繞するように設けられた弾性筒体4と、前
記耐薬品性筒体3および弾性筒体4を前記ポンプ本体2
の両端開口部において固定するための固定部材5とを備
えてなる。
【0025】前記ポンプ本体2は、前記ポンプ本体2の
前記内周面において開口するピストン挿入孔6が内部に
形成されたシリンダー部7を有する。前記ピストン挿入
孔6には、ピストン8が前記ピストン挿入孔6の内周面
に摺動しつつ往復動可能に収容されている。
【0026】前記耐薬品性筒体3は、断面円形の筒体で
あり、内部に液体の吸引吐出用空間すなわちポンプ室を
形成するように前記ポンプ本体2に前記固定部材5によ
って装着されている。この耐薬品性筒体3は、耐薬品性
を有する素材で形成され、または内表面に耐薬品性を付
与する処理が施されてなる。この耐薬品性筒体3を形成
する材質としては、PVC、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、EPDM、PTFE等を挙げることができ、これ
らの中でも特にPTFEが好ましい。前記耐薬品性を付
与する処理としては、PTFE等の耐薬品性を有する物
質またはそのような素材により形成されたシート等を筒
体の内表面に塗布ないし貼付する方法等を挙げることが
できる。この耐薬品性筒体3は、前記固定部材5による
固定を解除することにより容易に取り外すことができ、
したがって容易に交換できるようになっている。
【0027】前記弾性筒体4は、前記耐薬品性筒体3の
外径よりも大きい内径を有し、かつ中心軸線を前記耐薬
品性筒体3と共有する断面円形の筒体である。前記弾性
筒体4の両端部は、前記固定部材5により前記ポンプ本
体2の両端開口部に固定されている。この弾性筒体4の
材質としては、液圧室に充填される液体と前記圧力伝達
媒体とを隔離することができ、かつ弾性を有する限り特
に制限はなく、例えば天然ゴムや、ニトリルブタジエン
ゴム(NBR)、イソプレンゴム、スチレンブタジエン
ゴム、クロロプレンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム
等の合成ゴムを好適に使用することができる。
【0028】前記弾性筒体4は、強化材により強化され
ているのが好ましい。強化材としては、弾性筒体4を強
化することができる限りどのような材質が用いられても
良く、また、どのような態様により弾性筒体4を強化す
るものであっても良い。強化材で強化された弾性筒体4
としては、ゴム中に繊維を分散してなる弾性筒体、筒状
に形成された編織物あるいは不織布の内側面あるいは外
側面にゴムをコーティングしてなる弾性筒体、筒状に形
成されたゴムチューブの内部に編織物あるいは不織布を
埋設してなる弾性筒体等を挙げることができる。
【0029】この実施例においては、前記弾性筒体4
は、編織物をゴムと一体成型してなる弾性筒体であり、
編織物がゴムを強化するという点で好適である。また、
前記圧力伝達媒体として油を使用する場合には、前記ゴ
ムの中でも、優れた耐油性を有するNBRが好ましい。
【0030】このチューブダイヤフラムポンプ1aは、
前記固定部材5として、前記ポンプ本体2の導出口側の
開口部において前記弾性筒体4および前記耐薬品性筒体
3を固定する導出側固定部材と、前記ポンプ本体2の導
入口側の開口部において前記弾性筒体4および前記耐薬
品性筒体3を固定する導入側固定部材とを有する。さら
に、前記導出側固定部材は第1固定部材5aと第2固定
部材5bを有し、導入側固定部材は、第1固定部材5c
と第2固定部材5cとを有する。
【0031】これらの固定部材5により、前記弾性筒体
4および前記耐薬品性筒体3は、ポンプ本体2に固定さ
れる。前記弾性筒体4の両側の端部開口部には、その端
部開口部の周縁部を内径とするリング状の装着部9が形
成されている。この装着部9を、前記ポンプ本体2の導
出口側の開口部において、前記ポンプ本体2の端面と前
記第1固定部材5aとで挟持することにより、また、前
記ポンプ本体2の導入口側の開口部においては、前記ホ
ンプ本体2の端面と前記第1固定部材5cとで挟持する
ことにより、前記弾性筒体4はポンプ本体2に固定され
る。
【0032】一方、前記耐薬品性筒体3の両側の端部開
口部にも、その端部開口部の周縁部を内径とするリング
状の装着部10が形成されている。この装着部10を、
前記ポンプ本体2の導出口側の開口部においては、前記
第1固定部材5aと内部に液体導出用孔11を備えた第
2固定部材5bとで挟持することにより、また、前記ポ
ンプ本体2の導入口側の開口部においては、前記第1固
定部材5cと内部に液体導入用孔12を備えた第2固定
部材5dとで挟持することにより、前記耐薬品性筒体3
はポンプ本体2に固定される。
【0033】前記第1固定部材5aは、ポンプ本体2の
端部に接着される。前記第2固定部材5bは、排出路形
成部材13の固定部14と共に、前記第1固定部材5a
と固定用リング15とに挟持されている。前記排出路形
成部材13は、液排出路16を備えると共に、前記第2
固定部材5bの液導出路の開口部を、液体の排出時には
開放し、液体の導入時には覆蓋する球体17を内部に備
えてなる。すなわち、前記第2固定部材5bの液体導出
用孔11の開口部および前記球体17は、液体が導出さ
れるのを許容し、液体がポンプ室内に吸引導入されるの
を阻止する逆止弁を構成している。
【0034】一方、前記第1固定部材5cは、ポンプ本
体2の端部に接着され、前記第2固定部材5dは、導入
路形成部材18の固定部19と共に、前記第1固定部材
5cと固定用リング18とに挟持されている。前記第2
固定部材5dは、液導入路20を備えると共に、前記導
入路形成部材18の液導出路20の開口部を、液体の導
入時には開放し、液体の排出時には覆蓋する球体21を
内部に備えてなる。すなわち、前記導入路形成部材18
の液導入路20の開口部および前記球体21は、液体が
ポンプ室内に導入されるのを許容し、液体がポンプ室外
に導出ないし排出されるのを阻止する逆止弁を構成して
いる。
【0035】この実施例においては、このようにポンプ
本体2に固定された弾性筒体4の外周面と前記ポンプ本
体2の内周面22との間に液圧室が形成される。すなわ
ち、この弾性筒体4の外周面と前記ポンプ本体2の内周
面22との間に形成された空間内には液体が充填され
る。
【0036】吸引押圧手段は前記液圧室内の液体を吸引
押圧する機能を有し、この実施例においては、吸引押圧
手段がピストン挿入孔6、ピストン8を含んで形成され
る。この実施例における液圧室内の液体は、この液圧室
内に開口する前記ピストン挿入孔6内のピストン8を前
後進運動することにより、押圧吸引される。
【0037】液圧室内に充填される液体としては、ギヤ
油、油圧作動油、およびトルクコンバータ油等の油類、
水等を挙げることができる。これらの中でも特に、腐食
性がなく油滑性に富む油圧作動油を好ましく使用するこ
とができる。前記耐薬品性筒体3と弾性筒体4との間に
は、圧力伝達媒体が充填される。この圧力伝達媒体は、
弾性筒体4に印加される圧力を耐薬品性筒体3に印加す
ることのできる非圧縮性媒体であれば良く、具体的に
は、油、水等を使用することができる。通常の場合、こ
の圧力伝達媒体としては、耐薬品性筒体が破損した場合
における送液すべき液体との混合を考慮し、水を用いる
のが良い。
【0038】また、この圧力伝達媒体として水を採用し
た場合には、この水の物理的または化学的性質、例えば
電気伝導度を監視することにより、前記弾性筒体または
耐薬品性筒体の破損を検知することができる。前記弾性
筒体または耐薬品性筒体が破損した場合には、液圧室内
の液および/または送液すべき液体と前記圧力伝達媒体
としての水とが混合することにより、この水の物理的ま
たは化学的性質を変化させるからである。
【0039】この実施例においては、前記耐薬品性筒体
と弾性筒体と圧力伝達媒体とでダイヤフラムとしての機
能が達成される。
【0040】この実施例においては、この前記弾性筒体
4と前記耐薬品性筒体3との間に形成される空間内に、
さらに弾性筒体4および耐薬品性筒体3の過剰変形を防
止する筒状の保護部材23が設けられている。この実施
例における保護部材は、金網を円筒状に巻いてなる保護
部材であるが、この発明における保護部材としては、前
記弾性筒体4が収縮してこれに接触した場合に、前記弾
性筒体4の変形を抑制することができ、かつ前記圧力伝
達媒体の移動を不可能にしない限り、特にその構成、材
質等に制限はない。例えば、周側面に貫通孔を有する金
属または樹脂製の筒体であっても良い。
【0041】なお、この実施例においては、液圧室に
は、液圧室内の液圧が過剰になったときに液圧室内の液
を外部に放出させる安全弁(図示せず。)と、液圧室内
の液量が不足したときに自動的に液圧室内に液が補充さ
れるようにしくまれたところの、液補給弁を有する液補
給手段(図示せず。)が付設されている。
【0042】このチューブダイヤフラムポンプの作用に
ついて説明する。
【0043】前記ピストン挿入孔9内をピストン8が液
圧室に向かって前進すると、液圧室内の液体が押圧さ
れ、その押圧力により前記弾性筒体4が収縮変形する。
この弾性筒体4の収縮変形により、前記弾性筒体4と耐
薬品性筒体3との間に装填された圧力伝達媒体の圧力が
増加し、この前記圧力伝達媒体の圧力増加に伴って耐薬
品性筒体3も収縮する。耐薬品性筒体3が収縮し、耐薬
品性筒体3の内部空間24の容積が減少することによ
り、前記内部空間24内に存在する流体は前記第2固定
部材5bの液体導出用孔11からポンプ本体2の外部へ
と押し出される。
【0044】一方、前記ピストン8が後退すると、液圧
室内の液体が吸引される。液圧室内の液体が吸引される
と、前記弾性筒体4が膨張する。弾性筒体4の膨張によ
り、前記弾性筒体4と耐薬品性筒体3との間に装填され
た圧力伝達媒体の圧力が減少する。これにより前記耐薬
品性筒体3の内部空間24の容積が増加し、前記内部空
間24内に流体が吸引導入される。
【0045】前記ピストン8の前進および後退が繰り返
されることにより、前記耐薬品性筒体3の内部空間24
からの流体の排出および内部空間24への液体の吸引導
入が繰り返され、流体の送液が実現される。
【0046】さらに、液体の過補給等により前記液圧室
内の液体が過剰量となった場合には、前記弾性筒体4
に、これを通常より大きく収縮させようとする力が加わ
ることがある。しかし、この実施例のチューブダイヤフ
ラムポンプ1aには、耐薬品性筒体3と弾性筒体4との
間に保護部材23が設けられており、前記弾性筒体4は
ある程度収縮したところで保護部材23に接触する。こ
れにより、付属の安全弁(図示しない。)が働き、前記
弾性筒体4の更なる収縮は阻止され、前記耐薬品性筒体
4の過剰な収縮は発生しない。
【0047】図2に、耐薬品性筒体3、保護部材23お
よび弾性筒体4の配置関係を断面図で示し、図3に、前
記弾性筒体4が保護部材23により過剰の収縮を阻止し
ている状態を示した。図3に示されるように、液圧室内
の液体が押圧されることにより収縮した弾性筒体4の一
部は保護部材23に密着するが、弾性筒体4の他の一部
は保護部材23から離れた状態にある。そして、圧力伝
達媒体は、弾性筒体4の圧縮変形によってもその容積が
変わらないので、耐薬品性筒体3が収縮する。
【0048】このように前記弾性筒体4の過剰な収縮が
保護部材23により阻止される。この場合、押圧吸引手
段におけるピストン8により液圧室内の液体が更に押圧
されると、液圧室内部の圧力が急上昇する。この圧力の
急上昇により安全弁(図示しない。)が開放され、液圧
室内から液量調整管25を通じて液体の過剰な分が排出
される。
【0049】また、前記液圧室内の液体をピストン8に
より吸引した場合に、前記弾性筒体4に、これを通常よ
り大きく膨張させようとする力が加わることがある。し
かし、前記弾性筒体4は繊維により強化されてなること
から、前記弾性筒体4には、ある程度までは容易に膨張
するが、それ以上は容易に変形しないという所定の変形
量が存在する。前記弾性筒体4は所定の範囲内でのみ膨
張し、したがって前記耐薬品性筒体3の膨張も所定の範
囲内に制限される。そして、液圧室内の液圧が急速に低
下することにより、液体補給弁(図示しない。)が開
き、液量調整管25を通じて液体が液圧室内に補給され
る。これにより、液圧室内の液体量は適正量に調整され
る。
【0050】このように、前記耐薬品性筒体3の変形が
所定の範囲内に制限されることにより、前記耐薬品性筒
体3に吸引導入される液量または排出される液量が多過
ぎたり、少な過ぎたりすることなく、安定した送液が実
現される。また、前記耐薬品性筒体3に過剰変形が発生
しないことにより、前記耐薬品性筒体3の寿命が長期化
する等の利点もある。
【0051】(実施例2)図4は、前記請求項4に記載
の発明の一実施例であるチューブダイヤフラムポンプの
概略を示す一部断面図である。
【0052】チューブダイヤフラムポンプ1bは、両端
開口部から中央部に向かうに従って拡大する内周面22
を有する円筒状のポンプ本体2と、前記ポンプ本体2の
中心軸線を囲繞するように設けられ、内部に液体の吸引
吐出用空間すなわちポンプ室を形成する耐薬品性筒体3
と、前記耐薬品性筒体3の外側を囲繞するように設けら
れた第1保護部材26と、前記耐薬品性筒体3の内側に
設けられた筒状の第2保護部材27と、前記耐薬品性筒
体3、第1保護部材26および第2保護部材27を前記
ポンプ本体2に固定するための固定部材28a,28b
とを備えてなる。
【0053】前記ポンプ本体2は、前記ポンプ本体2の
前記内周面22に開口するピストン挿入孔6が内部に形
成されたシリンダー部7を有する。前記ピストン挿入孔
6には、ピストン8が摺動可能に収容されている。
【0054】前記耐薬品性筒体3は、断面円形の筒体で
あり、内部に液体の吸引吐出用空間を形成するように前
記ポンプ本体2に前記固定部材28a,28bによって
装着されている。この耐薬品性筒体3の材質としては、
上記実施例1における耐薬品性筒体3の材質として示し
たものを採用することができる。この耐薬品性筒体3
は、前記固定部材28a,28bによる固定を解除する
ことにより容易に取り外すことができ、容易に交換でき
るようになっている。
【0055】前記第1保護部材26および第2保護部材
27は、いずれも、その中心軸線を前記耐薬品性筒体3
と共有する断面円形の筒体であり、その両端部は、前記
固定部材28a,28bにより前記ポンプ本体の両端開
口部に固定されている。 第1保護部材26は、前記耐
薬品性筒体3の外径とほぼ等しい内径を有する編織物よ
りなる筒体である。
【0056】前記第2保護部材27は、ステンレス鋼等
の耐食性金属で形成された網を前記耐薬品性筒体3の内
径よりも小さい外径を有する円筒状に巻いてなる筒体で
ある。この第2保護部材27の材質は、この実施例にお
ける耐食製金属に限定されることなく、この発明のチュ
ーブダイヤフラムポンプで送液すべき液体の性質に応じ
て適宜に決定することができる。好ましくは、送液すべ
き液体に応じて、その液体により腐食されず、かつ変質
されない材質を採用する。例えば、ステンレス鋼、ハス
テロイ、チタン、カーペンター、ポリプロピレン、ポリ
塩化ビニル等を好適に採用することができる。
【0057】前記耐薬品性筒体3には、端部開口部の周
縁部を内径とするリング状の装着部10が形成されてい
る。
【0058】前記固定部材の内導出側の固定部材28a
は前記ポンプ本体2の導出側開口部において、前記固定
部材の内導入側の固定部材28bは前記ポンプ本体2の
導入側開口部において、それぞれ前記ポンプ本体2の開
口部端面との間に前記耐薬品性筒体3の装着部10を挟
持することにより、前記耐薬品性筒体3を固定してい
る。
【0059】前記第1保護部材26は、前記耐薬品性筒
体3の外周面に接触しこれを囲繞するように設けられて
いる。前記導出側固定部材28aは、液体の導出される
方向に向かうに従って径が縮小する液体導出路29を有
し、前記導入側固定部材28bは、液体の導入される方
向に向かうに従って径が拡大する液体導入路30を有す
る。そして、前記第2保護部材27は、前記導出側固定
部材28aの液体導出路29および前記導入側固定部材
28bの液体導入路30に挟持される。
【0060】前記ポンプ本体2の導出側開口部には、液
体が導出されるのを許容し、液体が吸引導入されるのを
阻止する図示しない逆止弁が設けられている。一方、ポ
ンプ本体の導入側開口部には、液体が導入されるのを許
容し、液体が導出ないし排出されるのを阻止する逆止弁
31が設けられている。
【0061】この実施例においては、ポンプ本体2に固
定された耐薬品性筒体3の外周面と前記ポンプ本体2の
内周面22との間に液圧室が形成される。この液圧室内
の液体は、上記実施例1におけるのと同様に、ピストン
8の前後進駆動により押圧吸引されるように構成されて
いる。この液圧室内に充填される液体も実施例1におけ
るのと同様である。
【0062】このチューブダイヤフラムポンプ1bの作
用について説明する。
【0063】この実施例における液圧室内の液圧の増減
およびこれによる前記耐薬品性筒体3の収縮膨張は、前
記ピストン8の前後進駆動により行われる。
【0064】液体の過補給等により前記液圧室内の液体
が過剰量となった場合には、前記耐薬品性筒体3に、こ
れを通常より大きく収縮させようとする力が加わること
がある。この実施例においては、前記耐薬品性筒体3は
ある程度収縮したところで前記第2保護部材の外周面に
接触し、これにより、前記耐薬品性筒体3の過剰な収縮
は発生しない。
【0065】前記液圧室内の液体が過少となった場合に
は、前記耐薬品性筒体3に、これを通常より大きく膨張
させようとする力が加わることがある。この実施例にお
いては、前記耐薬品性筒体3の外周面にはこれを囲繞す
るように第1保護部材が設けられており、これが前記耐
薬品性筒体3の膨張を押さえることにより、前記耐薬品
性筒体3の膨張は所定の範囲内に制限される。
【0066】このようにして、前記耐薬品性筒体3の変
形が所定の範囲内に制限されることにより、前記耐薬品
性筒体3に吸引導入される液量または排出される液量が
多過ぎたり、少な過ぎたりすることがない。したがっ
て、液体の送液量で安定する。また、前記耐薬品性筒体
3流体に過剰変形が発生しないことにより、前記耐薬品
性筒体3ひいてはチューブダイヤフラムポンプ1b自体
の寿命が長期化する等の利点もある。
【0067】
【発明の効果】この発明によると、従来の技術と発明が
解決しようとする課題の欄に示した従来の問題点あるい
は不都合を解決することができる。
【0068】この発明によると、構造が簡単で、小型化
も容易なチューブダイヤフラムポンプを提供することが
できる。この発明によると、腐食性の強い液体や、沈降
性の液体やスラリーにも使用することができるチューブ
ダイヤフラムポンプを提供することができる。また、こ
の発明によると、耐久性に優れ、安定して高精度の送液
を達成することができるチューブダイヤフラムポンプを
提供することができる。さらに、この発明によると、送
液能力に優れ、小型化可能であると共に長寿命なチュー
ブダイヤフラムポンプを提供することができる。
【0069】この発明によると、液圧室内の液量に変動
が生じても、安定した送液量を維持することができるチ
ューブダイヤフラムポンプを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の一実施例であるチューブダ
イヤフラムポンプの概略を示す断面図である。
【図2】図2は、実施例1のチューブダイヤフラムポン
プにおける耐薬品性筒体、保護部材および弾性筒体の配
置関係を示す図である。
【図3】図3は、実施例1のチューブダイヤフラムポン
プにおいて、前記弾性筒体が保護部材により収縮を規制
されている状態を示す図である。
【図4】図4は、前記請求項4に記載の発明の一実施例
であるチューブダイヤフラムポンプの概略を示す一部断
面図である。
【図5】図5は、従来のダイヤフラムポンプの一例の概
略を示す概略説明図である。
【符号の説明】
1・・・チューブダイヤフラムポンプ、2・・・ポンプ
本体、3・・・耐薬品性筒体、4・・・弾性筒体、5・
・・固定部材、5a・・・第1固定部材、5b・・・第
2固定部材、5c・・・第1固定部材、5d・・・第2
固定部材、6・・・ピストン挿入孔、7・・・シリンダ
ー部、8・・・ピストン、9・・・弾性部材の装着部、
10・・・耐薬品性筒体の装着部、11・・・液体排出
用孔、12・・・液体導入用孔、13・・・排出路形成
部材、14・・・固定部、15・・・固定用リング、1
6・・・液排出路、17・・・球体、18・・・導入路
形成部材、19・・・固定部、20・・・液導入路、2
1・・・球体、22・・・ポンプ本体の内周面、 23
・・・保護部材、24・・・内部空間、25・・・液量
調整管、26・・・第1保護部材、27・・・第2保護
部材、28a・・・導出側固定部材、28b・・・導入
側固定部材、31・・・逆止弁、53・・・ダイヤフラ
ム。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液圧室と、液圧室内の液を吸引押圧する
    吸引押圧手段と、この吸引押圧手段により吸引押圧され
    た液圧室内の液によって可動するダイヤフラムにより、
    液導入口から流体を吸引し、液導出口より流体を排出す
    るポンプ室とを備え、前記ダイヤフラムは、液圧に応じ
    た収縮膨張により流体の吸引吐出を行う内部空間を形成
    する耐薬品性筒体と、その耐薬品性筒体の外部を囲繞す
    る弾性筒体と、前記耐薬品性筒体と弾性筒体との間に装
    填された圧力伝達媒体とを備えてなることを特徴とする
    チューブダイヤフラムポンプ。
  2. 【請求項2】 前記耐薬品性筒体と弾性筒体との間に、
    前記耐薬品性筒体および弾性筒体の過剰変形を防止する
    筒状の第1保護部材を介装してなる前記請求項1に記載
    のチューブダイヤフラムポンプ。
  3. 【請求項3】 前記弾性筒体が、強化材で強化された弾
    性筒体である前記請求項1または2に記載のチューブダ
    イヤフラムポンプ。
  4. 【請求項4】 前記強化材が編織物または不織布である
    前記請求項3に記載のチューブダイヤフラムポンプ。
  5. 【請求項5】 前記弾性筒体の外側に、弾性筒体の過剰
    変形を防止する筒状の第2保護部材を介装してなる前記
    請求項1〜4のいずれかに記載のチューブダイヤフラム
    ポンプ。
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