JPH08226258A - 扉鎖錠部材の取り付け構造 - Google Patents

扉鎖錠部材の取り付け構造

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JPH08226258A
JPH08226258A JP3509695A JP3509695A JPH08226258A JP H08226258 A JPH08226258 A JP H08226258A JP 3509695 A JP3509695 A JP 3509695A JP 3509695 A JP3509695 A JP 3509695A JP H08226258 A JPH08226258 A JP H08226258A
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Akinori Uchimura
昭紀 内村
Yuji Hirai
雄二 平井
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 扉鎖錠部材をワンタッチで扉に簡単に取り付
ける。 【構成】 本体ケース1と鎖錠板2とハンドル3とで扉
鎖錠部材Aを形成し、扉4に設けた取り付け用開口5に
扉鎖錠部材Aの本体ケース1を挿通し、本体ケース1の
外周から外方に突設した鍔部6を取り付け用開口5の開
口縁7の表面側に当接し、鍔部6より裏面側で本体ケー
ス1の両端に設けた係止部8を上記開口縁7の裏面側に
係止し、鍔部6と係止部8とで開口縁7を挟持して扉鎖
錠部材Aを扉4に取り付ける。これにおいて、上記両端
の係止部8の少なくとも一方を、内外方向にスライド自
在に移動する移動係止体9で構成すると共に移動係止体
9が外方に移動するようにばね付勢する。そして移動係
止体9の内外方向への移動にて扉鎖錠部材Aを取り付け
用開口5の表面側から挿入するだけで取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分電盤等でキャビネッ
トの前面開口に開閉自在に設けた扉に扉鎖錠部材を取り
付けるのに用いる構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、扉に扉鎖錠部材を取り付けるもの
としては実開平3−109382号公報、実開平4−1
35431号公報等に開示されるものがある、これらの
ものは扉に設けた取り付け用開口に扉鎖錠部材を挿通
し、表面側のプレートと裏面側のプレートとで取り付け
用開口の開口縁を挟み、表面側のプレートと裏面側のプ
レートとに複数本のねじを締結して扉鎖錠部材を取り付
けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例にあって
は、扉鎖錠部材を取り付けるために扉の取り付け用開口
に挿通したとき仮止めできないために扉鎖錠部材を所定
位置に保持しながらねじを締め付けて扉鎖錠部材を取り
付けなければならなく、扉鎖錠部材の取り付けの作業性
が悪いという問題がある。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であって、本発明の目的とするところは扉鎖錠部材をワ
ンタッチで扉に簡単に取り付けることができる扉鎖錠部
材の取り付け構造を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明扉鎖錠部材の取り付け構造は、本体ケース1と、
本体ケース1の裏面側に配置されて回動にて鎖錠する鎖
錠板2と、本体ケース1の表面側に配置されて鎖錠板2
の回動を操作するハンドル3とで扉鎖錠部材Aを形成
し、扉4に設けた取り付け用開口5に扉鎖錠部材Aの本
体ケース1を挿通し、本体ケース1の外周から外方に突
設した鍔部6を取り付け用開口5の開口縁7の表面側に
当接し、鍔部6より裏面側で本体ケース1の両端に設け
た係止部8を上記開口縁7の裏面側に係止し、鍔部6と
係止部8とで開口縁7を挟持して扉鎖錠部材Aを扉4に
取り付ける扉鎖錠部材の取り付け構造において、上記両
端の係止部8の少なくとも一方を、内外方向にスライド
自在に移動する移動係止体9で構成すると共に移動係止
体9が外方に移動するようにばね付勢して成ることを特
徴とする。
【0006】また移動係止体9の外側の面を裏面側から
表面側に向けて徐々に外側に突出するように傾斜した案
内面10として成ることを特徴とすることも好ましい。
また扉4の取り付け用開口5に扉鎖錠部材Aを係止にて
取り付けた状態で、移動係止体9の移動を固定する固定
部材11を設けて成ることを特徴とすることも好まし
い。
【0007】また移動係止体9が扉4の面と略平行な平
面に沿ってスライド自在に移動するようにして成ること
を特徴とすることも好ましい。さらに移動係止体9が外
側にスライドしたとき鍔部6に近づく方向に移動し且つ
移動係止体9が内側にスライドしたとき鍔部6から離れ
方向に移動するように移動係止体9を傾斜方向にスライ
ド自在にして成ることを特徴とすることも好ましい。
【0008】さらに移動係止体9を内部に空洞を有する
断面略コ字状にすると共に本体ケース1の裏面側に一対
のレール溝12を設け、移動係止体9の両側片9aの縁
部9cをレール溝12に沿って移動するようにして成る
ことを特徴とすることも好ましい。
【0009】
【作用】上記構成によれば、両端の係止部8の少なくと
も一方を、内外方向にスライド自在に移動する移動係止
体9で構成すると共に移動係止体9が外方に移動するよ
うにばね付勢したことにより、扉4の表面側から扉鎖錠
部材Aの本体ケース1を取り付け用開口5に挿通する
と、移動係止体9の移動にて移動係止体9が裏側へ越え
て開口縁7の裏側に係止することで扉鎖錠部材Aが取り
付けられるものであって、扉鎖錠部材Aを表面側から扉
4の取り付け用開口5に挿入するだけでワンタッチで簡
単に取り付けることができる。
【0010】また移動係止体9の外側の面を裏面側から
表面側に向けて徐々に外側に突出するように傾斜した案
内面10としてあると、扉鎖錠部材Aの本体ケース1を
取り付け用開口5に挿入すると、案内面10に開口縁7
が当たって移動係止体9が移動し、扉鎖錠部材Aを一層
簡単に取り付けることができる。また扉4の取り付け用
開口5に扉鎖錠部材Aを係止にて取り付けた状態で、移
動係止体9の移動を固定する固定部材11を設けてある
と、移動係止体9を係止して取り付けた後に移動係止体
9が移動しないように固定部材11で固定できて扉鎖錠
部材Aを確実に固定できる。
【0011】また移動係止体9が扉4の面と略平行な平
面に沿ってスライド自在に移動するようにしてあると、
移動係止体の移動をスムーズにできる。さらに移動係止
体9が外側にスライドしたとき鍔部6に近づく方向に移
動し且つ移動係止体9が内側にスライドしたとき鍔部6
から離れ方向に移動するように移動係止体9を傾斜方向
にスライド自在にしてあると、移動係止体9がばねにて
開口縁7の裏面側に押し付けるように係止されて扉鎖錠
部材Aが確実に取り付けられる。
【0012】さらに移動係止体9を内部に空洞を有する
断面略コ字状にすると共に本体ケース1の裏面側に一対
のレール溝12を設け、移動係止体9の両側片9aの縁
部9cをレール溝12に沿って移動するようにしてある
と、移動係止体9がガイドされてスムーズに移動する。
【0013】
【実施例】まず図1乃至図16に示す実施例から述べ
る。扉鎖錠部材Aは本体ケース1と鎖錠板2とハンドル
3と連結軸13にて主体が構成されている。本体ケース
1は上下に長い矩形状に形成されており、表面側に開口
せる上下に長い収納凹所14を有している。この収納凹
所14には上下に長いハンドル3を収納してあり、収納
凹所14の下部には押釦15を収納してある。収納凹所
14の上部には収納凹所14から裏面側に貫通するよう
に貫通孔を穿孔してあり、この貫通孔に貫通するように
連結軸13を回転自在に挿通してある。連結軸13の収
納凹所14側には連結軸13と軸方向が直交する枢支軸
16を装着してあり、ハンドル3の上部を枢支軸16に
回動自在に連結してあり、ハンドル3が収納凹所14に
対して出入りする方向に回動自在にしてある。またハン
ドル3を収納凹所14から出してハンドル3を連結軸1
3回りに回動することでハンドル3と一緒に連結軸13
が回動するようになっている。ハンドル3の上部と連結
軸13の端面との間にはコイルばねのようなばね17を
介在してあり、ハンドル3が収納凹所14から突出する
ように付勢してある。
【0014】本体ケース1の収納凹所14の下部に設け
た押釦15の奥には押釦15の押圧にて回動する係止板
18を回動自在に装着してあり、係止板18の係止突起
19がハンドル3の下端の係止切り欠き20に係脱自在
になっている。この係止板19はコイルばねのようなば
ね21にて係止突起19が係止切り欠き20に係止する
方向に回動するように付勢されており、押釦15はコイ
ルばねのようなばね22にて表面側に付勢されている。
しかして押釦15を押圧すると、係止突起19と係止切
り欠き20の係止が外れてハンドル3が表面側に突出す
るように回動し、ハンドル3を押してハンドル3を収納
凹所14に収納すると、係止突起19が係止切り欠き2
0に係止してハンドル3が収納凹所14内に収納保持さ
れるようになっている。ハンドル3の下部には錠23を
設けてあり、鍵24にて施錠したり解錠したりできるよ
うになっている。
【0015】本体ケース1の背面側に鎖錠板2を上記ハ
ンドル3と直交するように配置してあり、鎖錠板2の一
端を連結軸13の背面側に配置して鎖錠板2の角孔26
を連結軸13の角軸27に嵌合し、ビスのような固着具
25を連結軸13に螺合することで固着してある。鎖錠
板2の他端にはゴム、合成樹脂等のキャップ28を装着
してある。また鎖錠板2にはビスのようなねじ具よりな
るストッパー29を着脱自在に装着してあり、ストッパ
ー29は本体ケース1の回動規制溝30の範囲だけ鎖錠
板2と一緒に回動移動できるようになっている。しかし
てハンドル3を収納凹所14から突出させてハンドル3
を連結軸13の回りに回動するとハンドル3と一緒に連
結軸13が回動し、連結軸13と一緒に鎖錠板2が回動
して鎖錠板2が側方に突出した施錠状態や鎖錠板2が本
体ケース1に重なる解錠状態になるようになっている。
ハンドル3を本体ケース1の長手方向と平行な方向に向
けたとき鎖錠板2が側方に突出して鎖錠状態となり、ハ
ンドル2を側方に回動したとき鎖錠板2が本体ケース1
の裏面側に重なって解錠状態になる。また鎖錠板2の角
孔26の縁部には一対の円弧状の支点突起31を設けて
あり、支点突起31を固着具25の鍔部25aに当接し
てあり、鎖錠板2が支点突起31を支点として少しの角
度だけシーソー運動し得るようにしてある。また鎖錠板
2のストッパー29の近傍にはゴム、樹脂等よりなる摺
動突起32を設けてあり、本体ケース1の裏面側の連結
軸13の回りには傾斜せる摺動面33を設けてあり、鎖
錠板2が回動するとき摺動面33に沿って摺動突起32
が摺動するようになっている。この摺動突起32の摺動
面33に対する摺動にて鎖錠板2が支点突起31を支点
とし多少揺動し、鎖錠板2が側方に突出するに従って鎖
錠板2が表面側に傾くようになっている。
【0016】本体ケース1の外周の表面側には全周に亙
って外方に突出するように鍔部6を設けてあり、本体ケ
ース1の上端及び下端には鍔部6に対して少し間隔を隔
てて係止部8を設けてある。本実施例の場合、上端の係
止部8は固定係止体34にて形成され、下端の係止部8
は移動係止体9にて形成されている。固定係止体34は
ビスのような固着具35にて固定されており、鍔部6と
固定係止体34との間に挿入隙間36を形成してある。
固定係止体34の鍔部6と対向する面には傾斜せる挿入
ガイド面37を設けてある。移動係止体9は図10に示
すように本体ケース1の裏面側に設けた傾斜取り付け面
38に取り付けられるものであって、移動係止体9が内
外方向に移動自在に取り付けられる。移動係止体9の底
面は傾斜面39となっており、傾斜取り付け面38に傾
斜面39を当接するように移動係止体9を取り付けたと
き移動係止体9の移動に伴って表裏方向に移動するもの
であって、移動係止体9を外側に移動させるに従って移
動係止体9が鍔部6に近接するようになっている。また
移動係止体9は内部に空洞を有する断面略コ字状に形成
してあり、本体ケース1の裏面には一対のレール溝12
を穿設してあり、移動係止体9の両側片9aの縁部9b
をレール溝12に摺動自在に挿入し、移動係止体9を案
内して移動させるようになっている。固定部材11とし
てのビスのようなねじ具11aは移動係止体9の長孔4
0に挿通され、ねじ具11aの先端をねじ孔41に螺合
してある。このねじ具11aを装着するときねじ具11
aの鍔部と移動係止体9との間にコイルばねのようなば
ね42を介装してあり、移動係止体9が外側に突出する
ように付勢してある。ばね42の外周にはスペーサ筒4
3を被嵌してある。また移動係止体9の外側の面には表
面側に向かうほど外方に向けて突出する案内面10を設
けてある。
【0017】分電盤のような機器において、キャビネッ
ト45の前面開口には扉4が開閉自在に取り付けられて
おり、扉4の一側寄りの位置には上下に長い矩形状の取
り付け用開口5が設けられている。この取り付け用開口
5は扉鎖錠部材Aの鍔部6の外形よりやや小さい寸法に
形成されている。そして扉鎖錠部材Aを扉4に取り付け
るにあたっては次のように行う。ハンドル3を表面側に
突出させてハンドル3を横向きに回動させて鎖錠板2を
本体ケース1の裏面側に重ねた状態にすると共に固定部
材11としてのねじ具11aを緩めた状態で、扉4の表
面側から取り付け用開口5に扉鎖錠部材Aを挿入する。
このとき図13に示すように扉鎖錠部材Aの上部を先に
取り付け用開口5を入れ、取り付け用開口5の開口縁7
の上部を挿入隙間36に挿入して開口縁7の裏面に固定
係止体34を係止する。この状態から扉鎖錠部材Aの下
部を裏面側に押し込むと、図14に示すように移動係止
体9の案内面10が下部の開口縁7に当たり、ばね42
に抗して移動係止体9が内側に移動する。この状態から
さらに押し込むと、移動係止体9が開口縁7を越え、図
15に示すように移動係止体9がばね42の付勢力で外
側に移動して移動係止体9が開口縁7の裏面側に係止す
る。この状態で固定部材11としてのねじ具11aを図
16に示すように締め付けることで移動係止体9が移動
しないように固定され、扉鎖錠部材Aが扉4に取り付け
られる。本実施例の場合、移動係止体9が外に移動する
とき、移動係止体9が表面側にも移動して移動係止体9
が開口縁7の裏面側に強く係止する。
【0018】上記のようにして扉鎖錠部材Aが扉4に取
り付けられ、ハンドル3を表面側に突出した状態でハン
ドル3を連結軸13の回りに回動することにより連結軸
13と一緒に鎖錠板2が回動して施錠したり解錠したり
できる。ハンドル3を横方向に向けるように回動すると
解錠され、ハンドル3を本体ケース1の表面側に重ねる
ように回動すると、鎖錠板2が側方に突出して鎖錠板2
の端部が図3に示すようにキャビネット45の縁部45
aに係止して施錠される。鎖錠板2を施錠する方向に回
動したとき、鎖錠板2の先端が徐々に表面側に近づくよ
うに揺動し、施錠状態で鎖錠板2の先端が縁部45aに
密着するように当接され、扉4ががたついたりしないよ
うに施錠される。施錠状態でハンドル3を裏面側に押す
ことでハンドル3は本体ケース1の収納凹所14に収納
され、係止板18に係止されてハンドル3が収納保持さ
れる。
【0019】次に図17乃至図19の実施例について述
べる。本実施例の場合、移動係止体9を本体ケース1の
表面の面と平行な平面に沿って移動自在にしてある。移
動係止体9の底面は本体ケース1の表面と平行な面とな
っており、本体ケース1の裏面側に本体ケース1の表面
と平行な平面取り付け面46を設けてあり、移動係止体
9の底面を平面取り付け面46に載置して移動係止体9
を内外方向に移動自在にしてある。固定部材11として
のねじ具11aは移動係止体9の長孔40を介してねじ
孔41に螺合してある。また移動係止体9内にはばね収
納部48を設けてあり、このばね収納部48にコイルば
ねのようなばね47を収納してあり、ばね47にて移動
係止体9を外側に移動するように付勢してある。
【0020】このように構成せる扉鎖錠部材Aを扉4に
取り付けるにあたっては次のように行う。扉4の表面側
から取り付け用開口5に扉鎖錠部材Aを挿入するが、扉
鎖錠部材Aの上部を先に取り付け用開口5を入れ、取り
付け用開口5の開口縁7の上部を挿入隙間36に挿入し
て開口縁7の裏面に固定係止体34を係止する。この状
態から扉鎖錠部材Aの下部を裏面側に押し込むと、図1
9(a)に示すように移動係止体9の案内面10が下部
の開口縁7に当たり、ばね47に抗して移動係止体9が
内側に移動する。この状態からさらに押し込むと、移動
係止体9が開口縁7を越え、図19(b)に示すように
移動係止体9がばね47の付勢力で外側に移動して移動
係止体9が開口縁7の裏面側に係止する。この状態で固
定部材11としてのねじ具11aを図19(c)に示す
ように締め付けることで移動係止体9が移動しないよう
に固定する。
【0021】
【発明の効果】本発明は叙述のように両端の係止部の少
なくとも一方を、内外方向にスライド自在に移動する移
動係止体で構成すると共に移動係止体が外方に移動する
ようにばね付勢したので、扉の表面側から扉鎖錠部材の
本体ケースを取り付け用開口に挿通すると、移動係止体
の移動にて移動係止体が裏側へ越えて開口縁の裏側に係
止することで扉鎖錠部材が取り付けられるものであっ
て、扉鎖錠部材を表面側から扉の取り付け用開口に挿入
するだけでワンタッチで簡単に取り付けることができ
て、扉への扉鎖錠部材の取り付けが簡単になるものであ
る。
【0022】また本発明の請求項2記載の発明にあって
は、移動係止体の外側の面を裏面側から表面側に向けて
徐々に外側に突出するように傾斜した案内面としてある
ので、扉鎖錠部材の本体ケースを取り付け用開口に挿入
すると、案内面に開口縁が当たって移動係止体が移動す
るものであって、扉鎖錠部材の取り付け用開口への挿入
だけで移動係止体を移動させて扉鎖錠部材を一層簡単に
取り付けることができるものである。
【0023】また本発明の請求項3記載の発明にあって
は、扉の取り付け用開口に扉鎖錠部材を係止にて取り付
けた状態で、移動係止体の移動を固定する固定部材を設
けてあるので、移動係止体を係止して取り付けた後に移
動係止体が移動しないように固定部材で固定できて扉鎖
錠部材を確実に固定できるものである。また本発明の請
求項4記載の発明にあっては、移動係止体が扉の面と略
平行な平面に沿ってスライド自在に移動するようにして
あるので、移動係止体の移動をスムーズにできるもので
ある。
【0024】さらに本発明の請求項5記載の発明にあっ
ては、移動係止体が外側にスライドしたとき鍔部に近づ
く方向に移動し且つ移動係止体が内側にスライドしたと
き鍔部から離れ方向に移動するように移動係止体を傾斜
方向にスライド自在にしてあるので、移動係止体がばね
にて開口縁の裏面側に押し付けるように係止されて扉鎖
錠部材が確実に取り付けられるものである。
【0025】さらに本発明の請求項6記載の発明にあっ
ては、移動係止体を内部に空洞を有する断面略コ字状に
すると共に本体ケースの裏面側に一対のレール溝を設
け、移動係止体の両側片の縁部をレール溝に沿って移動
するようにしてあるので、移動係止体がガイドされてス
ムーズに移動するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の縦断面図である。
【図2】同上の一部切欠正面図である。
【図3】同上の横断面図である。
【図4】同上の正面図である。
【図5】同上の側面図である。
【図6】同上の扉鎖錠部材と扉を示す一部切欠斜視図で
ある。
【図7】同上の扉鎖錠部材の分解斜視図である
【図8】同上の施錠状態の扉鎖錠部材の背面図である。
【図9】同上の解錠状態の扉鎖錠部材の背面図である。
【図10】同上の移動係止体を有する係止部の分解斜視
図である。
【図11】同上のハンドルと連結軸を示す分解斜視図で
ある。
【図12】同上のハンドルと連結軸との連結部分を示
し、(a)はハンドルを収納した状態の断面図、(b)
はハンドルを突出させた状態の断面図である。
【図13】同上の扉鎖錠部材を取り付ける状態を説明す
る断面図である。
【図14】同上の扉鎖錠部材を取り付ける状態を説明す
る断面図である。
【図15】同上の扉鎖錠部材を取り付ける状態を説明す
る断面図である。
【図16】同上の扉鎖錠部材を取り付ける状態を説明す
る断面図である。
【図17】同上の他の実施例の移動係止体を有する係止
部の分解斜視図である。
【図18】同上の移動係止体部分の斜視図である。
【図19】(a)(b)(c)は同上の扉鎖錠部材を取
り付ける状態を説明する断面図である。
【符号の説明】
A 扉鎖錠部材 1 本体ケース 2 鎖錠板 3 ハンドル 4 扉 5 取り付け用開口 6 鍔部 7 開口縁 8 係止部 9 移動係止体 9a 側片 9b 縁部 10 案内面 11 固定部材 10 レール溝

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケースと、本体ケースの裏面側に配
    置されて回動にて鎖錠する鎖錠板と、本体ケースの表面
    側に配置されて鎖錠板の回動を操作するハンドルとで扉
    鎖錠部材を形成し、扉に設けた取り付け用開口に扉鎖錠
    部材の本体ケースを挿通し、本体ケースの外周から外方
    に突設した鍔部を取り付け用開口の開口縁の表面側に当
    接し、鍔部より裏面側で本体ケースの両端に設けた係止
    部を上記開口縁の裏面側に係止し、鍔部と係止部とで開
    口縁を挟持して扉鎖錠部材を扉に取り付ける扉鎖錠部材
    の取り付け構造において、上記両端の係止部の少なくと
    も一方を、内外方向にスライド自在に移動する移動係止
    体で構成すると共に移動係止体が外方に移動するように
    ばね付勢して成ることを特徴とする扉鎖錠部材の取り付
    け構造。
  2. 【請求項2】 移動係止体の外側の面を裏面側から表面
    側に向けて徐々に外側に突出するように傾斜した案内面
    として成ることを特徴とする請求項1記載の扉鎖錠部材
    の取り付け構造。
  3. 【請求項3】 扉の取り付け用開口に扉鎖錠部材を係止
    にて取り付けた状態で、移動係止体の移動を固定する固
    定部材を設けて成ることを特徴とする請求項1または請
    求項2記載の扉鎖錠部材の取り付け構造。
  4. 【請求項4】 移動係止体が扉の面と略平行な平面に沿
    ってスライド自在に移動するようにして成ることを特徴
    とする請求項1または請求項2または請求項3記載の扉
    鎖錠部材の取り付け構造。
  5. 【請求項5】 移動係止体が外側にスライドしたとき鍔
    部に近づく方向に移動し且つ移動係止体が内側にスライ
    ドしたとき鍔部から離れ方向に移動するように移動係止
    体を傾斜方向にスライド自在にして成ることを特徴とす
    る請求項1または請求項2または請求項3記載の扉鎖錠
    部材の取り付け構造。
  6. 【請求項6】 移動係止体を内部に空洞を有する断面略
    コ字状にすると共に本体ケースの裏面側に一対のレール
    溝を設け、移動係止体の両側片の縁部をレール溝に沿っ
    て移動するようにして成ることを特徴とする請求項5記
    載の扉鎖錠部材の取り付け構造。
JP03509695A 1995-02-23 1995-02-23 扉鎖錠部材の取り付け構造 Expired - Lifetime JP3329978B2 (ja)

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EP1382780A3 (en) * 2002-07-18 2004-01-28 Takigen Manufacturing Co., Ltd. Door locking handle assembly with built-in combination lock
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