JPH08225819A - 電気炉溶製溶鋼の脱窒方法 - Google Patents
電気炉溶製溶鋼の脱窒方法Info
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- JPH08225819A JPH08225819A JP3338695A JP3338695A JPH08225819A JP H08225819 A JPH08225819 A JP H08225819A JP 3338695 A JP3338695 A JP 3338695A JP 3338695 A JP3338695 A JP 3338695A JP H08225819 A JPH08225819 A JP H08225819A
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- Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
- Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電気炉出鋼溶鋼の真空処理を実施して、効率
的に脱窒処理を実施する方法を提供する。 【構成】 スクラップを用いて電気炉で溶解した窒素濃
度[N]を0.0050(mass%)以上含有する溶
鋼の脱窒処理を実施するにあたり、大気圧下あるいは減
圧下で予め所定の成分になるように合金を添加する第1
工程と、かかる後、脱酸剤を投入して溶鋼の溶解酸素濃
度[O]を、該溶鋼の硫黄濃度[S]に応じて、次式で
示される範囲以下に脱酸する第2工程と、減圧下で溶鋼
にAr吹込みを実施する第3工程とからなる電気炉溶製
溶鋼の脱窒方法。 【数1】
的に脱窒処理を実施する方法を提供する。 【構成】 スクラップを用いて電気炉で溶解した窒素濃
度[N]を0.0050(mass%)以上含有する溶
鋼の脱窒処理を実施するにあたり、大気圧下あるいは減
圧下で予め所定の成分になるように合金を添加する第1
工程と、かかる後、脱酸剤を投入して溶鋼の溶解酸素濃
度[O]を、該溶鋼の硫黄濃度[S]に応じて、次式で
示される範囲以下に脱酸する第2工程と、減圧下で溶鋼
にAr吹込みを実施する第3工程とからなる電気炉溶製
溶鋼の脱窒方法。 【数1】
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気炉で溶解した溶鋼
の効率的な脱窒処理法に関するものである。
の効率的な脱窒処理法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鋼や合金に含まれる窒素は、自動車用薄
板、棒鋼等では加工性向上、時効防止および材質特性向
上のために極微量である事が要求される。一般に、スク
ラップを用いて電気炉で溶製された溶鋼の窒素濃度
[N]は0.0080(mass%)以上であり、高級
材料として使用するためには脱窒処理によって、[N]
を0.0030(mass%)以下にする必要がある。
板、棒鋼等では加工性向上、時効防止および材質特性向
上のために極微量である事が要求される。一般に、スク
ラップを用いて電気炉で溶製された溶鋼の窒素濃度
[N]は0.0080(mass%)以上であり、高級
材料として使用するためには脱窒処理によって、[N]
を0.0030(mass%)以下にする必要がある。
【0003】製鉄業においては、溶鋼あるいは溶融合金
(以下単に溶鋼と記述する)の脱窒処理を、例えば、第
3版鉄鋼便覧II製銑鉄製鋼編671〜685ページに示
されているような、各種の真空精錬設備を用いて実施し
ている。更に、特開昭61−223121号公報記載の
ごとく、溶鋼中の水素濃度[H]を規定値以上に高めた
後に、真空脱ガス処理を実施する方法が提示されてい
る。しかし、水素を規定値以上の濃度に保持するために
溶鋼の正確な分析が必要で、その手間・経費も大きく実
操業上好ましくない。さらに、本発明者らが『鉄と鋼、
vol.73(1987),p.1559』で明らかに
したように、脱窒速度が酸素濃度[O]と硫黄濃度
[S]に強く依存するにもかかわらず、[O]に関する
記載はなく、実用上、改善すべき課題は大きい。一方、
特開平4−214817号公報では極低炭素・極低窒素
鋼の溶製方法で、脱炭処理終了後、引続き、溶鋼を強脱
酸(トータル酸素≦0.0020(mass%)、溶存
酸素≦数ppm)して、水素ガスを吹込みつつ脱窒処理
する内容が開示されている。一般に、溶鋼中の溶存酸素
を数ppm以下に脱酸するには溶鋼のアルミニウム濃度
[Al]を高濃度に保持する必要があり、経済的ではな
く、加えて、一般的には、溶鋼中には[S]が0.00
5〜0.020(mass%)程度含有されている事か
ら、[O]を極低濃度に保持することも得策ではない。
(以下単に溶鋼と記述する)の脱窒処理を、例えば、第
3版鉄鋼便覧II製銑鉄製鋼編671〜685ページに示
されているような、各種の真空精錬設備を用いて実施し
ている。更に、特開昭61−223121号公報記載の
ごとく、溶鋼中の水素濃度[H]を規定値以上に高めた
後に、真空脱ガス処理を実施する方法が提示されてい
る。しかし、水素を規定値以上の濃度に保持するために
溶鋼の正確な分析が必要で、その手間・経費も大きく実
操業上好ましくない。さらに、本発明者らが『鉄と鋼、
vol.73(1987),p.1559』で明らかに
したように、脱窒速度が酸素濃度[O]と硫黄濃度
[S]に強く依存するにもかかわらず、[O]に関する
記載はなく、実用上、改善すべき課題は大きい。一方、
特開平4−214817号公報では極低炭素・極低窒素
鋼の溶製方法で、脱炭処理終了後、引続き、溶鋼を強脱
酸(トータル酸素≦0.0020(mass%)、溶存
酸素≦数ppm)して、水素ガスを吹込みつつ脱窒処理
する内容が開示されている。一般に、溶鋼中の溶存酸素
を数ppm以下に脱酸するには溶鋼のアルミニウム濃度
[Al]を高濃度に保持する必要があり、経済的ではな
く、加えて、一般的には、溶鋼中には[S]が0.00
5〜0.020(mass%)程度含有されている事か
ら、[O]を極低濃度に保持することも得策ではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は電気炉で溶製
された溶鋼を減圧・真空処理を実施して、効率良く経済
的に脱窒処理する方法を提供することを目的とするもの
である。
された溶鋼を減圧・真空処理を実施して、効率良く経済
的に脱窒処理する方法を提供することを目的とするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決したものであり、その要旨は次の通りである。
決したものであり、その要旨は次の通りである。
【0006】スクラップを用いて電気炉で溶解した窒素
濃度[N]を0.0050(mass%)以上含有する
溶鋼の脱窒処理を実施するにあたり、大気圧下あるいは
減圧下で予め所定の成分になるように合金を添加する第
1工程と、かかる後、脱酸剤を投入して溶鋼の溶解酸素
濃度[O]を、該溶鋼の硫黄濃度[S]に応じて、次式
で示される範囲以下に脱酸する第2工程と、減圧下で溶
鋼にAr吹込みを実施する第3工程とからなる電気炉溶
製溶鋼の脱窒方法
濃度[N]を0.0050(mass%)以上含有する
溶鋼の脱窒処理を実施するにあたり、大気圧下あるいは
減圧下で予め所定の成分になるように合金を添加する第
1工程と、かかる後、脱酸剤を投入して溶鋼の溶解酸素
濃度[O]を、該溶鋼の硫黄濃度[S]に応じて、次式
で示される範囲以下に脱酸する第2工程と、減圧下で溶
鋼にAr吹込みを実施する第3工程とからなる電気炉溶
製溶鋼の脱窒方法
【0007】
【数2】
【0008】
【作用】本発明の技術的思想の根源は、脱窒反応に最適
な処理条件を付与する事で脱窒反応を速やかに進行させ
るものである。
な処理条件を付与する事で脱窒反応を速やかに進行させ
るものである。
【0009】本発明者の一人は、脱窒速度定数kovが
[O]と[S]濃度に強く依存し(鉄と鋼、vol.7
3(1987),p.1559)、さらに、脱炭速度を
大きくすることでkovが大きくなることも良く知られて
いる。ただし、脱窒速度定数kovは次式で評価する。こ
こで、[N]e は見掛けの平衡[N]濃度である。
[O]と[S]濃度に強く依存し(鉄と鋼、vol.7
3(1987),p.1559)、さらに、脱炭速度を
大きくすることでkovが大きくなることも良く知られて
いる。ただし、脱窒速度定数kovは次式で評価する。こ
こで、[N]e は見掛けの平衡[N]濃度である。
【0010】
【数3】
【0011】スクラップを原料とする電気炉製鋼では、
電気炉出鋼時に有価元素を含有している場合が多く、こ
の有価元素の酸化損失を防止するため、脱窒処理を実施
するにあたり、脱炭反応を利用することができない場合
もある。かかる場合には、脱窒反応を促進させるために
は、[O]と[S]の濃度を低減する必要がある。
電気炉出鋼時に有価元素を含有している場合が多く、こ
の有価元素の酸化損失を防止するため、脱窒処理を実施
するにあたり、脱炭反応を利用することができない場合
もある。かかる場合には、脱窒反応を促進させるために
は、[O]と[S]の濃度を低減する必要がある。
【0012】以下、実施例に基づき、本発明の技術要件
を説明する。
を説明する。
【0013】本発明者は実施例1の図1に示すごとく、
(1)式で記述した時の脱窒速度定数kovは[O]の値
の[S]の値の増加で減少し、統計的な処理により、k
ovは以下の関係で示される事を見出した。
(1)式で記述した時の脱窒速度定数kovは[O]の値
の[S]の値の増加で減少し、統計的な処理により、k
ovは以下の関係で示される事を見出した。
【0014】
【数4】
【0015】つまり、図1に示すように、脱窒速度定数
kovの値は165・[O]+65・[S]の値が2.0
以下であるときに極端に増加する。脱窒処理時間が一定
であれば、kovの増加は、到達[N]濃度の低減効果が
大きくなることを示し、効率的な脱窒処理ができる事を
意味する。しかし、[S]を低減するには特別な方法で
溶鋼を精錬する必要があるが、[O]の低減はAlやT
i等の脱酸剤の添加で容易に実行できる。さらに、
[S]の毒作用は[O]の毒作用の1/3であるから、
[S]を低減するより[O]を低減した方がより効果的
である。したがって、効率的な脱窒を実行するために
は、脱窒処理に先立ち、脱酸剤を投入して溶鋼の[O]
を、該溶鋼の[S]に応じて、(2)式で示される範囲
以下に脱酸する。かかる工程が第2工程である。
kovの値は165・[O]+65・[S]の値が2.0
以下であるときに極端に増加する。脱窒処理時間が一定
であれば、kovの増加は、到達[N]濃度の低減効果が
大きくなることを示し、効率的な脱窒処理ができる事を
意味する。しかし、[S]を低減するには特別な方法で
溶鋼を精錬する必要があるが、[O]の低減はAlやT
i等の脱酸剤の添加で容易に実行できる。さらに、
[S]の毒作用は[O]の毒作用の1/3であるから、
[S]を低減するより[O]を低減した方がより効果的
である。したがって、効率的な脱窒を実行するために
は、脱窒処理に先立ち、脱酸剤を投入して溶鋼の[O]
を、該溶鋼の[S]に応じて、(2)式で示される範囲
以下に脱酸する。かかる工程が第2工程である。
【0016】
【数5】
【0017】第3工程は、[S]濃度に応じて[O]濃
度を調整した溶鋼の真空脱ガス処理であり、既存のRH
ガス設備やタンクデガッサー型設備がそのまま活用でき
る。第2工程に先立って実施される第1工程は、電気炉
出鋼溶鋼を、目的とする溶鋼の成分に荒調整する工程で
あり、MnやSi等の合金成分を投入する。一般的に
は、投入する合金鉄は窒素を高濃度に含有するので、脱
窒処理する前に合金調整するのがよい。脱窒処理後に投
入すると、窒素の増加をもたらし不経済である。
度を調整した溶鋼の真空脱ガス処理であり、既存のRH
ガス設備やタンクデガッサー型設備がそのまま活用でき
る。第2工程に先立って実施される第1工程は、電気炉
出鋼溶鋼を、目的とする溶鋼の成分に荒調整する工程で
あり、MnやSi等の合金成分を投入する。一般的に
は、投入する合金鉄は窒素を高濃度に含有するので、脱
窒処理する前に合金調整するのがよい。脱窒処理後に投
入すると、窒素の増加をもたらし不経済である。
【0018】ただし、合金鉄からの窒素汚染の心配がな
いときには、合金製の添加は脱窒処理後に実施しても良
い。
いときには、合金製の添加は脱窒処理後に実施しても良
い。
【0019】
【実施例】 実施例1 [O]と[S]濃度の異なる電気炉出鋼溶鋼100トン
を、予め表1に示す成分に調整後、RH脱ガス設備を用
いて脱窒処理を実施した。ただし、脱窒処理前の[N]
の濃度範囲は0.008〜0.010(mass%)で
あり、溶鋼環流用のArは、1000〜1500(Nl
/min)の割合で溶鋼に吹込んだ。脱窒速度定数kov
と165・[O]+65・[S]との関係を図1に示
す。kovの値は165・[O]+65・[S]の値が
2.0以下であるときに極端に増加した。ただし、kov
の値は次式で算定した値である。
を、予め表1に示す成分に調整後、RH脱ガス設備を用
いて脱窒処理を実施した。ただし、脱窒処理前の[N]
の濃度範囲は0.008〜0.010(mass%)で
あり、溶鋼環流用のArは、1000〜1500(Nl
/min)の割合で溶鋼に吹込んだ。脱窒速度定数kov
と165・[O]+65・[S]との関係を図1に示
す。kovの値は165・[O]+65・[S]の値が
2.0以下であるときに極端に増加した。ただし、kov
の値は次式で算定した値である。
【0020】
【数6】
【0021】
【表1】
【0022】実施例2 [O]と[S]濃度の異なる電気炉出鋼100トンを、
予め表1に示す成分に調整後、RH脱ガス設備を用いて
脱窒処理を25min間実施した。ただし、脱窒処理前
の[N]の濃度範囲は0.008〜0.0120(ma
ss%)であり、溶鋼環流用のArは、1000〜15
00(Nl/min)の割合で溶鋼に吹込んだ。図2
に、脱窒率η[N] と、165・[O]+65・[S]と
の関係を示す。η[N] の値は165・[O]+65・
[S]の値の減少と共に大きくなる。実行的には165
・[O]+65・[S]の値が2.0以下であるときに
脱窒率η[N] が40%以上になり、効率的な脱窒処理が
実行できる。但し 脱窒η[N]は次式で算定した値であ
る。
予め表1に示す成分に調整後、RH脱ガス設備を用いて
脱窒処理を25min間実施した。ただし、脱窒処理前
の[N]の濃度範囲は0.008〜0.0120(ma
ss%)であり、溶鋼環流用のArは、1000〜15
00(Nl/min)の割合で溶鋼に吹込んだ。図2
に、脱窒率η[N] と、165・[O]+65・[S]と
の関係を示す。η[N] の値は165・[O]+65・
[S]の値の減少と共に大きくなる。実行的には165
・[O]+65・[S]の値が2.0以下であるときに
脱窒率η[N] が40%以上になり、効率的な脱窒処理が
実行できる。但し 脱窒η[N]は次式で算定した値であ
る。
【0023】
【数7】
【0024】実施例3 スクラップを用いて溶解した[O]と[S]濃度の異な
る電気炉出鋼溶鋼100トンを、第1工程で合金鉄を投
入して表2に示す範囲に成分調整後、第2工程で[S]
に応じ(2)式で示される値以下に[O]を制御した。
[O]濃度の制御は金属アルミニュウム単独かもしくは
金属アルミニュウムとチタンを順次投入添加する事で実
施した。かかる後、第3工程では、RH脱ガス処理を2
5min間実施した。溶鋼環流用のArは、1000〜
1500(Nl/min)の割合で溶鋼に吹込んだ。た
だし、電気炉出鋼後から脱窒処理前までの[N]濃度の
変化は極めて少なかった。
る電気炉出鋼溶鋼100トンを、第1工程で合金鉄を投
入して表2に示す範囲に成分調整後、第2工程で[S]
に応じ(2)式で示される値以下に[O]を制御した。
[O]濃度の制御は金属アルミニュウム単独かもしくは
金属アルミニュウムとチタンを順次投入添加する事で実
施した。かかる後、第3工程では、RH脱ガス処理を2
5min間実施した。溶鋼環流用のArは、1000〜
1500(Nl/min)の割合で溶鋼に吹込んだ。た
だし、電気炉出鋼後から脱窒処理前までの[N]濃度の
変化は極めて少なかった。
【0025】第3工程での、脱ガス処理前の[N]の濃
度範囲は0.008〜0.120(mass%)であ
る。脱ガス処理後の[N]濃度は0.0030(mas
s%)以下で、得られた脱窒率η[N] は72〜80%で
あり、従来法のη[N] の値20〜30%(処理後の到達
[N]濃度0.0060〜0.0080(mass
%))に比較して脱窒率が大きく、効率的な脱窒処理が
実行でき、ただし、従来法での[O]と[S]濃度は1
65・[O]+65・[S]の関数で算定すると4以上
である。
度範囲は0.008〜0.120(mass%)であ
る。脱ガス処理後の[N]濃度は0.0030(mas
s%)以下で、得られた脱窒率η[N] は72〜80%で
あり、従来法のη[N] の値20〜30%(処理後の到達
[N]濃度0.0060〜0.0080(mass
%))に比較して脱窒率が大きく、効率的な脱窒処理が
実行でき、ただし、従来法での[O]と[S]濃度は1
65・[O]+65・[S]の関数で算定すると4以上
である。
【0026】
【数8】
【0027】
【表2】
【0028】
【発明の効果】本発明の方法により、脱窒率が増加し電
気炉出鋼溶鋼の脱窒処理が効率良くできるようになっ
た。
気炉出鋼溶鋼の脱窒処理が効率良くできるようになっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】脱窒速度定数と165・[O]+65・[S]
との関係を示す図面。
との関係を示す図面。
【図2】脱窒率と165・[O]+65・[S]との関
係を示す図面。
係を示す図面。
Claims (1)
- 【請求項1】 スクラップを用いて電気炉で溶解した窒
素濃度[N]を0.0050(mass%)以上含有す
る溶鋼の脱窒処理を実施するにあたり、大気圧下あるい
は減圧下で予め所定の成分になるように合金を添加する
第1工程と、かかる後、脱酸剤を投入して溶鋼の溶解酸
素濃度[O]を、該溶鋼の硫黄濃度[S]に応じて、次
式で示される範囲以下に脱酸する第2工程と、減圧下で
溶鋼にAr吹込みを実施する第3工程とからなる電気炉
溶製溶鋼の脱窒方法 【数1】
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3338695A JPH08225819A (ja) | 1995-02-22 | 1995-02-22 | 電気炉溶製溶鋼の脱窒方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3338695A JPH08225819A (ja) | 1995-02-22 | 1995-02-22 | 電気炉溶製溶鋼の脱窒方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08225819A true JPH08225819A (ja) | 1996-09-03 |
Family
ID=12385163
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3338695A Withdrawn JPH08225819A (ja) | 1995-02-22 | 1995-02-22 | 電気炉溶製溶鋼の脱窒方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08225819A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100925598B1 (ko) * | 2002-12-21 | 2009-11-06 | 주식회사 포스코 | 회송용강의 정련방법 |
US7901482B2 (en) | 2006-02-09 | 2011-03-08 | Jfe Steel Corporation | Removal method of nitrogen in molten steel |
KR20160043182A (ko) * | 2014-10-10 | 2016-04-21 | 주식회사 포스코 | 코너 크랙 방지를 위한 중고탄소강 정련 방법 |
-
1995
- 1995-02-22 JP JP3338695A patent/JPH08225819A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100925598B1 (ko) * | 2002-12-21 | 2009-11-06 | 주식회사 포스코 | 회송용강의 정련방법 |
US7901482B2 (en) | 2006-02-09 | 2011-03-08 | Jfe Steel Corporation | Removal method of nitrogen in molten steel |
KR20160043182A (ko) * | 2014-10-10 | 2016-04-21 | 주식회사 포스코 | 코너 크랙 방지를 위한 중고탄소강 정련 방법 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020507 |