JPH08225130A - ベルトコンベヤのスカートシール装置 - Google Patents
ベルトコンベヤのスカートシール装置Info
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- JPH08225130A JPH08225130A JP3040195A JP3040195A JPH08225130A JP H08225130 A JPH08225130 A JP H08225130A JP 3040195 A JP3040195 A JP 3040195A JP 3040195 A JP3040195 A JP 3040195A JP H08225130 A JPH08225130 A JP H08225130A
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- Japan
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- skirt
- belt
- ring
- sealing material
- shaped sealing
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65G—TRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
- B65G21/00—Supporting or protective framework or housings for endless load-carriers or traction elements of belt or chain conveyors
- B65G21/20—Means incorporated in, or attached to, framework or housings for guiding load-carriers, traction elements or loads supported on moving surfaces
- B65G21/2045—Mechanical means for guiding or retaining the load on the load-carrying surface
- B65G21/2063—Mechanical means for guiding or retaining the load on the load-carrying surface comprising elements not movable in the direction of load-transport
- B65G21/2072—Laterial guidance means
- B65G21/2081—Laterial guidance means for bulk material, e.g. skirts
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Framework For Endless Conveyors (AREA)
- Auxiliary Methods And Devices For Loading And Unloading (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スカートとベルト上面との間隙から小塊やそ
の粉末が飛散するのを防止する。 【構成】 スカート8の下部の壁面8aとベルト2との
間隙に回転シール装置20を設ける。回転シール装置2
0は輪状シール材21と、この両端を回転支持するプー
リ22と、プーリ22間に設けられ輪状シール材21を
スカート8の壁面8aに接触させる案内ローラ28と、
プーリ22を回転自在に支持し、輪状シール材21のス
カート側の下端をベルト2の上面に押圧するプーリ支持
部23、24、26、27と、案内ローラ28を回転自
在に支持し、輪状シール材21のスカート側の下端をベ
ルト2の上面に押圧する案内ローラ支持部29、30、
32、33を備える。
の粉末が飛散するのを防止する。 【構成】 スカート8の下部の壁面8aとベルト2との
間隙に回転シール装置20を設ける。回転シール装置2
0は輪状シール材21と、この両端を回転支持するプー
リ22と、プーリ22間に設けられ輪状シール材21を
スカート8の壁面8aに接触させる案内ローラ28と、
プーリ22を回転自在に支持し、輪状シール材21のス
カート側の下端をベルト2の上面に押圧するプーリ支持
部23、24、26、27と、案内ローラ28を回転自
在に支持し、輪状シール材21のスカート側の下端をベ
ルト2の上面に押圧する案内ローラ支持部29、30、
32、33を備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベルトコンベヤの上面
に設けられ搬送物の飛散を防止するスカートとベルト上
面との間隙をシールするベルトコンベヤのスカートシー
ル装置に関する。
に設けられ搬送物の飛散を防止するスカートとベルト上
面との間隙をシールするベルトコンベヤのスカートシー
ル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】石炭、鉄鉱石などのバルクは、船からの
積み降ろしや、ストックヤード内の移動、処理装置への
搬入などベルトコンベヤで行われる。ベルトコンベヤの
経路には、1つの経路から2つの経路に分岐するところ
や上下方向に大きな段差のついたところがある。このよ
うなところでは上側のベルトコンベヤから下側のベルト
コンベヤにシュートを設け、かつシュート下部と下側ベ
ルトコンベヤを囲む囲壁を設け、シュートから落下する
石炭や鉄鉱石の塊や粉末が飛散しないようにしている。
積み降ろしや、ストックヤード内の移動、処理装置への
搬入などベルトコンベヤで行われる。ベルトコンベヤの
経路には、1つの経路から2つの経路に分岐するところ
や上下方向に大きな段差のついたところがある。このよ
うなところでは上側のベルトコンベヤから下側のベルト
コンベヤにシュートを設け、かつシュート下部と下側ベ
ルトコンベヤを囲む囲壁を設け、シュートから落下する
石炭や鉄鉱石の塊や粉末が飛散しないようにしている。
【0003】図4は上段のベルトコンベヤから下段のベ
ルトコンベヤに設けられたシュートとこのシュート覆い
を示す図であり、図5は図4のX−X断面図を示す。ベ
ルトコンベヤ1は輪状のゴムなどよりなるベルト2と、
このベルト2の両端を支持し、ベルト2を移動させるプ
ーリ3と、ベルト2の下面に設けられ、ベルト2を支持
するローラ4から構成される。ローラ4は図5に示すよ
うに水平な中央ローラ4aと、この左右に設けられ、外
側に向かって昇り傾斜となっている端部ローラ4bから
なり、ベルト2はこのローラ4上を移動する。端部ロー
ラ4bを傾斜させることによりバルクがベルト2から落
下するのを防止する。上段のベルトコンベヤ1と下段の
ベルトコンベヤ1間にシュート5が設けられ、落下する
バルクを案内する。シュート5の下部で下側のベルトコ
ンベヤ1のベルト2上面にはシュート覆い6が設けら
れ、シュート5と共に落下するバルクの飛散を防止す
る。
ルトコンベヤに設けられたシュートとこのシュート覆い
を示す図であり、図5は図4のX−X断面図を示す。ベ
ルトコンベヤ1は輪状のゴムなどよりなるベルト2と、
このベルト2の両端を支持し、ベルト2を移動させるプ
ーリ3と、ベルト2の下面に設けられ、ベルト2を支持
するローラ4から構成される。ローラ4は図5に示すよ
うに水平な中央ローラ4aと、この左右に設けられ、外
側に向かって昇り傾斜となっている端部ローラ4bから
なり、ベルト2はこのローラ4上を移動する。端部ロー
ラ4bを傾斜させることによりバルクがベルト2から落
下するのを防止する。上段のベルトコンベヤ1と下段の
ベルトコンベヤ1間にシュート5が設けられ、落下する
バルクを案内する。シュート5の下部で下側のベルトコ
ンベヤ1のベルト2上面にはシュート覆い6が設けら
れ、シュート5と共に落下するバルクの飛散を防止す
る。
【0004】シュート覆い6には吸引装置7が設けら
れ、内部を負圧にし粉塵を吸引して図示しないフィルタ
に導き、粉塵の外側への飛散を防止している。シュート
覆い6は、ベルトコンベヤ1の両側に前後方向に沿って
設けられたスカート8と、後端で両スカート8を結合す
る後端板10と、前端で両スカート8間をスダレ状に結
ぶ前端スダレ9と、両スカート8の上端を結ぶ頂板11
から構成され、頂板11を貫通してシュート下端がシュ
ート覆い6の中に突き出されている。
れ、内部を負圧にし粉塵を吸引して図示しないフィルタ
に導き、粉塵の外側への飛散を防止している。シュート
覆い6は、ベルトコンベヤ1の両側に前後方向に沿って
設けられたスカート8と、後端で両スカート8を結合す
る後端板10と、前端で両スカート8間をスダレ状に結
ぶ前端スダレ9と、両スカート8の上端を結ぶ頂板11
から構成され、頂板11を貫通してシュート下端がシュ
ート覆い6の中に突き出されている。
【0005】スカート8はシュート5の前後にある程度
延びた長さとなっている。スカート下端にはスカートゴ
ム12が取り付けられ、ベルト上面と接触したり、多少
の間隙を有する状態となっており、シュート覆い6の内
部からバルクの小さな塊や粉が飛散するのを防止してい
る。スカートゴム12はスカート8の外側面に一方の面
が接し、その背面に金物13が取り付けられ、この金物
13をL字形の押さえ金物14で押さえる。L字形金物
14はスカート8に溶接されたL字形金物14を貫通す
るボルト15をナット16で締め付けることによりスカ
ートゴム12の金物13を押さえ、スカートゴム12を
スカート8に押さえ付ける。図5の左半分は、スカート
ゴム12とベルト上面の間隙から飛散する小さな塊や粉
末を防止するため、2重シールを設けた場合を示し、型
鋼17によりシールゴム18をベルト上面に十分接触さ
せて設ける。
延びた長さとなっている。スカート下端にはスカートゴ
ム12が取り付けられ、ベルト上面と接触したり、多少
の間隙を有する状態となっており、シュート覆い6の内
部からバルクの小さな塊や粉が飛散するのを防止してい
る。スカートゴム12はスカート8の外側面に一方の面
が接し、その背面に金物13が取り付けられ、この金物
13をL字形の押さえ金物14で押さえる。L字形金物
14はスカート8に溶接されたL字形金物14を貫通す
るボルト15をナット16で締め付けることによりスカ
ートゴム12の金物13を押さえ、スカートゴム12を
スカート8に押さえ付ける。図5の左半分は、スカート
ゴム12とベルト上面の間隙から飛散する小さな塊や粉
末を防止するため、2重シールを設けた場合を示し、型
鋼17によりシールゴム18をベルト上面に十分接触さ
せて設ける。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】スカートゴム12とベ
ルト上面との間隙は粉末等の飛散を防止するためには零
とした方がよい。しかし零にしてもベルト上面との接触
により摩耗するので、間隙は大きくなってゆき、そこか
ら小さな塊や粉末がシュート近傍に飛散し、環境を悪化
させる上、この清掃が必要となる。このため間隙を零に
する調整を頻繁に行う必要がある。間隙が大きくなって
も粉末等が飛散しないように二重シールを設けた場合、
間隙調整頻度は少なくなるが、二重シールの間に粉末や
小さな塊が蓄積し、これを除去するのに手間がかかる。
なお、間隙が零になるよう調整した場合、部分的に摩耗
が進むことが多く、このような部分的摩耗が進むと、ス
カートゴム12の交換頻度も高くなるという問題点もあ
る。
ルト上面との間隙は粉末等の飛散を防止するためには零
とした方がよい。しかし零にしてもベルト上面との接触
により摩耗するので、間隙は大きくなってゆき、そこか
ら小さな塊や粉末がシュート近傍に飛散し、環境を悪化
させる上、この清掃が必要となる。このため間隙を零に
する調整を頻繁に行う必要がある。間隙が大きくなって
も粉末等が飛散しないように二重シールを設けた場合、
間隙調整頻度は少なくなるが、二重シールの間に粉末や
小さな塊が蓄積し、これを除去するのに手間がかかる。
なお、間隙が零になるよう調整した場合、部分的に摩耗
が進むことが多く、このような部分的摩耗が進むと、ス
カートゴム12の交換頻度も高くなるという問題点もあ
る。
【0007】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
もので、スカートとベルト上面との間隙に輪状シール材
を設け、スカートの内側から小塊やその粉末が外側へ飛
散するのを防止することを目的とする。また輪状シール
材をベルトの移動に追従して回転させ、摩耗を少なくす
ることを目的とする。
もので、スカートとベルト上面との間隙に輪状シール材
を設け、スカートの内側から小塊やその粉末が外側へ飛
散するのを防止することを目的とする。また輪状シール
材をベルトの移動に追従して回転させ、摩耗を少なくす
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1の発明では、ベルトコンベヤの両側でベルト上
面に前後方向に沿って設けられたスカートの外側面に輪
状シール材の外側面を接し、該輪状シール材のスカート
側の下端をベルト上面に押圧する回転シール装置が設け
られ、前記スカートはベルト上面と間隙を有し、かつベ
ルト上面にほぼ垂直な壁部を備え、この壁部の外側面で
前記輪状シール材に接しており、前記回転シール装置
は、前記輪状シール材と、該輪状シール材の両端内側を
支持するプーリと、該プーリ間に設けられた輪状シール
材の外面をスカートの前記壁部外側面に接するように案
内する案内ローラと、前記プーリを回転自在にスカート
から支持し、かつ輪状シール材のスカート側下端がベル
ト上面に接するよう押圧するプーリ支持部と、前記案内
ローラを回転自在にスカートから支持し、かつ輪状シー
ル材のスカート側下端がベルト上面に接するように押圧
する案内ローラ支持部とを備える。
請求項1の発明では、ベルトコンベヤの両側でベルト上
面に前後方向に沿って設けられたスカートの外側面に輪
状シール材の外側面を接し、該輪状シール材のスカート
側の下端をベルト上面に押圧する回転シール装置が設け
られ、前記スカートはベルト上面と間隙を有し、かつベ
ルト上面にほぼ垂直な壁部を備え、この壁部の外側面で
前記輪状シール材に接しており、前記回転シール装置
は、前記輪状シール材と、該輪状シール材の両端内側を
支持するプーリと、該プーリ間に設けられた輪状シール
材の外面をスカートの前記壁部外側面に接するように案
内する案内ローラと、前記プーリを回転自在にスカート
から支持し、かつ輪状シール材のスカート側下端がベル
ト上面に接するよう押圧するプーリ支持部と、前記案内
ローラを回転自在にスカートから支持し、かつ輪状シー
ル材のスカート側下端がベルト上面に接するように押圧
する案内ローラ支持部とを備える。
【0009】請求項2の発明では、前記プーリ支持部
は、プーリを回転自在に支持し、かつプーリを軸方向に
移動可能に支持する第1回転軸と、該第1回転軸が中心
を通りプーリ上面に設けられ、外周で輪状シール材の上
端を押さえる第1押さえ板と、前記第1回転軸をスカー
トから支持する第1軸支持部と、該第1軸支持部に一端
が取り付けられ、他端が第1押さえ板を押圧する第1ば
ねとを備える。
は、プーリを回転自在に支持し、かつプーリを軸方向に
移動可能に支持する第1回転軸と、該第1回転軸が中心
を通りプーリ上面に設けられ、外周で輪状シール材の上
端を押さえる第1押さえ板と、前記第1回転軸をスカー
トから支持する第1軸支持部と、該第1軸支持部に一端
が取り付けられ、他端が第1押さえ板を押圧する第1ば
ねとを備える。
【0010】請求項3の発明では、前記案内ローラ支持
部は、案内ローラを回転自在に支持し、かつ案内ローラ
を軸方向に移動可能に支持する第2回転軸と、該第2回
転軸が中心を通り案内ローラ上面に設けられ、外周で輪
状シール材の上端を押さえる第2押さえ板と、前記第2
回転軸をスカートから支持する第2軸支持部と、該第2
軸支持部に一端が取り付けられ、他端が第2押さえ板を
押圧する第2ばねとを備える。
部は、案内ローラを回転自在に支持し、かつ案内ローラ
を軸方向に移動可能に支持する第2回転軸と、該第2回
転軸が中心を通り案内ローラ上面に設けられ、外周で輪
状シール材の上端を押さえる第2押さえ板と、前記第2
回転軸をスカートから支持する第2軸支持部と、該第2
軸支持部に一端が取り付けられ、他端が第2押さえ板を
押圧する第2ばねとを備える。
【0011】
【作用】請求項1の発明では、 スカートのベルト上面
にほぼ垂直な壁部とベルト上面との間隙を、輪状シール
材を有する回転シール装置を設けて閉塞し、間隙より石
炭、鉄鉱石等のバルクやその粉末が飛散するのを防止す
る。輪状シール材はスカートの壁部外側面に接し、かつ
下端をベルト上面に押圧されているので間隙を閉塞でき
る。回転シール装置は、輪状シール材の両端内側をプー
リで支持し、プーリ間の輪状シール材の外面をスカート
の壁部外側面に案内ローラで接するようにし、プーリ支
持部でプーリを回転自在に、かつ輪状シール材のスカー
ト側下端がベルト上面に接するよう押圧して支持する。
さらに各案内ローラにおいても案内ローラ支持部が案内
ローラを回転自在に、かつ輪状シール材のスカート側下
端がベルト上面に接するように押圧して支持する。これ
により、スカートの壁部とベルト上面の間隙は閉塞さ
れ、バルクやその粉末が間隙を通過するのが阻止され
る。さらに輪状シール材の下端はスカート側がベルト上
面に押圧されているので、摩擦力により輪状シール材の
スカート側はベルトの移動と共に、またはベルトと多少
ずれながら移動する。輪状シール材のスカート側と反対
側はベルト上面とは接していないので、ベルト上面から
摩擦力は受けない。これにより輪状シール材はプーリの
回りを回転する。このように輪状シール材はベルトの移
動につれて回転するので、ベルトとの相対変位が少なく
なり、摩耗量が回転せず静止した場合に比べ少なくな
る。
にほぼ垂直な壁部とベルト上面との間隙を、輪状シール
材を有する回転シール装置を設けて閉塞し、間隙より石
炭、鉄鉱石等のバルクやその粉末が飛散するのを防止す
る。輪状シール材はスカートの壁部外側面に接し、かつ
下端をベルト上面に押圧されているので間隙を閉塞でき
る。回転シール装置は、輪状シール材の両端内側をプー
リで支持し、プーリ間の輪状シール材の外面をスカート
の壁部外側面に案内ローラで接するようにし、プーリ支
持部でプーリを回転自在に、かつ輪状シール材のスカー
ト側下端がベルト上面に接するよう押圧して支持する。
さらに各案内ローラにおいても案内ローラ支持部が案内
ローラを回転自在に、かつ輪状シール材のスカート側下
端がベルト上面に接するように押圧して支持する。これ
により、スカートの壁部とベルト上面の間隙は閉塞さ
れ、バルクやその粉末が間隙を通過するのが阻止され
る。さらに輪状シール材の下端はスカート側がベルト上
面に押圧されているので、摩擦力により輪状シール材の
スカート側はベルトの移動と共に、またはベルトと多少
ずれながら移動する。輪状シール材のスカート側と反対
側はベルト上面とは接していないので、ベルト上面から
摩擦力は受けない。これにより輪状シール材はプーリの
回りを回転する。このように輪状シール材はベルトの移
動につれて回転するので、ベルトとの相対変位が少なく
なり、摩耗量が回転せず静止した場合に比べ少なくな
る。
【0012】請求項2の発明では、プーリは第1回転軸
のまわりを自由に回転し、かつ軸方向に自由に移動す
る。また、第1押さえ板は中心を第1回転軸が貫通し、
外周が輪状シール材の上端を押さえるようになってお
り、第1ばねにより押圧力を受ける。これにより第1押
さえ板はプーリおよびプーリに掛けられた輪状シール材
と共に回転しながらスカート側の輪状シール材の下端を
ベルト上面に押し付けるので、この接触による摩擦力に
より、輪状シール材はベルトと共に移動し、プーリを回
転させる。
のまわりを自由に回転し、かつ軸方向に自由に移動す
る。また、第1押さえ板は中心を第1回転軸が貫通し、
外周が輪状シール材の上端を押さえるようになってお
り、第1ばねにより押圧力を受ける。これにより第1押
さえ板はプーリおよびプーリに掛けられた輪状シール材
と共に回転しながらスカート側の輪状シール材の下端を
ベルト上面に押し付けるので、この接触による摩擦力に
より、輪状シール材はベルトと共に移動し、プーリを回
転させる。
【0013】請求項3の発明では、案内ローラは第2回
転軸のまわりを自由に回転し、かつ軸方向に自由に移動
する。第2押さえ板は中心を第2回転軸が貫通し、外周
が輪状シール材の上端を押さえるようになっており、第
2ばねにより押圧力を受ける。これにより第2押さえ板
はスカート側の輪状シール材の下端をベルト上面に押し
付けるので輪状シール材はベルトと共にまたは少しすべ
りながら移動し、これと接する第2押さえ板と案内ロー
ラは回転する。
転軸のまわりを自由に回転し、かつ軸方向に自由に移動
する。第2押さえ板は中心を第2回転軸が貫通し、外周
が輪状シール材の上端を押さえるようになっており、第
2ばねにより押圧力を受ける。これにより第2押さえ板
はスカート側の輪状シール材の下端をベルト上面に押し
付けるので輪状シール材はベルトと共にまたは少しすべ
りながら移動し、これと接する第2押さえ板と案内ロー
ラは回転する。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の構成を示し、図4に示すX−X断
面図である。図2は図1のY−Y矢視図、図3は図1の
Z−Z矢視図である。なお、図4、図5と同一符号は同
一機能を有する部材を表す。スカート8は下部がベルト
2に対してほぼ垂直な壁部8aを有している。回転シー
ル装置20は、ゴム製の輪状シール材21と、輪状シー
ル材21を両端で回転しながら支持するプーリ22と、
プーリ22間の輪状シール材21の一方をたるまないよ
うに支持する案内ローラ28より構成される。回転シー
ル装置20は、スカート8の壁部8aの外側面に輪状シ
ール材21の外面を接触させ、スカート側の輪状シール
材21の下端をベルト2の上面に押圧するように、スカ
ート8に取り付けられている。これによりスカート8の
壁部8aとベルト上面のとの間隙は閉塞され、スカート
内側からバルクやその粉末が飛散するのを防止できる。
する。図1は本発明の構成を示し、図4に示すX−X断
面図である。図2は図1のY−Y矢視図、図3は図1の
Z−Z矢視図である。なお、図4、図5と同一符号は同
一機能を有する部材を表す。スカート8は下部がベルト
2に対してほぼ垂直な壁部8aを有している。回転シー
ル装置20は、ゴム製の輪状シール材21と、輪状シー
ル材21を両端で回転しながら支持するプーリ22と、
プーリ22間の輪状シール材21の一方をたるまないよ
うに支持する案内ローラ28より構成される。回転シー
ル装置20は、スカート8の壁部8aの外側面に輪状シ
ール材21の外面を接触させ、スカート側の輪状シール
材21の下端をベルト2の上面に押圧するように、スカ
ート8に取り付けられている。これによりスカート8の
壁部8aとベルト上面のとの間隙は閉塞され、スカート
内側からバルクやその粉末が飛散するのを防止できる。
【0015】回転シール装置20はベルトコンベヤ1と
同じ構成となっているが、プーリ22には回転駆動装置
はなく、ベルトコンベヤ1のベルト2に輪状シール材2
2が押圧されることによりベルト2に追従してプーリ2
2まわりを回転する。プーリ22は第1回転軸23のま
わりを回転すると共に、軸方向にも移動可能となってい
る。プーリ22の上面には、中心が第1回転軸を貫通
し、外周がプーリ22に掛けられた輪状シール材21の
上端を押さえる第1押さえ板24が設けられている。第
1回転軸23の上端はねじ切りされており、スカート8
に取り付けられた第1支持材26にナット25により螺
着されている。第1支持材26と第1押さえ板24との
間には、第1ばね27が第1回転軸23のまわりに螺旋
状に設けられ、第1押さえ板24を押圧する。これによ
りスカート側の輪状シール材21の下端はベルト2の上
面に常に押圧され、ベルト2との摩擦力により、ベルト
2の移動に追従して移動し、プーリ22が回転する。
同じ構成となっているが、プーリ22には回転駆動装置
はなく、ベルトコンベヤ1のベルト2に輪状シール材2
2が押圧されることによりベルト2に追従してプーリ2
2まわりを回転する。プーリ22は第1回転軸23のま
わりを回転すると共に、軸方向にも移動可能となってい
る。プーリ22の上面には、中心が第1回転軸を貫通
し、外周がプーリ22に掛けられた輪状シール材21の
上端を押さえる第1押さえ板24が設けられている。第
1回転軸23の上端はねじ切りされており、スカート8
に取り付けられた第1支持材26にナット25により螺
着されている。第1支持材26と第1押さえ板24との
間には、第1ばね27が第1回転軸23のまわりに螺旋
状に設けられ、第1押さえ板24を押圧する。これによ
りスカート側の輪状シール材21の下端はベルト2の上
面に常に押圧され、ベルト2との摩擦力により、ベルト
2の移動に追従して移動し、プーリ22が回転する。
【0016】案内ローラ28もプーリ22と同様な構造
となっている。案内ローラ28は第2回転軸29のまわ
りを回転すると共に、軸方向にも移動可能となってい
る。案内ローラ28の上面には、中心が第2回転軸29
を貫通し、外周が案内ローラ28に掛けられた輪状シー
ル材21の上端を押さえる第2押さえ板30が設けら
れ、輪状シール材21の移動により案内ローラ28と共
に回転する。第2回転軸29の上端はねじ切りされてお
り、スカート8の壁部8aに取り付けられた第2支持材
32にナット31により螺着されている。第2支持材3
2と第2押さえ板30との間には、第2ばね33が第2
回転軸29のまわりに螺旋状に設けられ第2押さえ板3
0を押圧する。これによりスカート側の輪状シール材2
1の下端は、ベルト2の上面に常に押圧され、ベルト2
との摩擦力によりベルト2の移動に追従して移動する。
となっている。案内ローラ28は第2回転軸29のまわ
りを回転すると共に、軸方向にも移動可能となってい
る。案内ローラ28の上面には、中心が第2回転軸29
を貫通し、外周が案内ローラ28に掛けられた輪状シー
ル材21の上端を押さえる第2押さえ板30が設けら
れ、輪状シール材21の移動により案内ローラ28と共
に回転する。第2回転軸29の上端はねじ切りされてお
り、スカート8の壁部8aに取り付けられた第2支持材
32にナット31により螺着されている。第2支持材3
2と第2押さえ板30との間には、第2ばね33が第2
回転軸29のまわりに螺旋状に設けられ第2押さえ板3
0を押圧する。これによりスカート側の輪状シール材2
1の下端は、ベルト2の上面に常に押圧され、ベルト2
との摩擦力によりベルト2の移動に追従して移動する。
【0017】回転シール装置20の長さはスカート8の
長さとほぼ同じ長さとする。スカート8が長い場合は回
転シール装置20を2個とするが、両者の継ぎ目位置で
は間隙のシールができないので、その間は図5の右側に
示す1重シール又は左側に示す2重シールなどを用い
る。なお、輪状シール材21としてはゴムを用いたが可
撓性があり、耐摩耗性のあるプラスチックスなどを用い
てもよい。
長さとほぼ同じ長さとする。スカート8が長い場合は回
転シール装置20を2個とするが、両者の継ぎ目位置で
は間隙のシールができないので、その間は図5の右側に
示す1重シール又は左側に示す2重シールなどを用い
る。なお、輪状シール材21としてはゴムを用いたが可
撓性があり、耐摩耗性のあるプラスチックスなどを用い
てもよい。
【0018】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
は、スカートとベルトコンベヤとの間隙に回転シール装
置を設けて閉塞することにより次の効果を奏する。 輪状シール材はプーリ、案内ローラの位置でベルトに
押圧されているので、ほぼ均一にコンベヤのベルト接触
することになり、偏摩耗が少なく、偏摩耗による間隙が
生じないので、石炭や鉄鉱石などのバルクやその粉末が
間隙を通して飛散するのを防止できる。 偏摩耗が少ないこと、さらに輪状シール材がベルトと
共に、または多少のすべりを生じながら移動するため、
摩耗が少ないことにより、輪状シール材の交換期間が大
幅に延びる。 輪状シール材はプーリ、案内ローラの位置でベルトに
常に押圧されているので摩耗しても間隙が生じないた
め、従来のように間隙の調整が不要となる。
は、スカートとベルトコンベヤとの間隙に回転シール装
置を設けて閉塞することにより次の効果を奏する。 輪状シール材はプーリ、案内ローラの位置でベルトに
押圧されているので、ほぼ均一にコンベヤのベルト接触
することになり、偏摩耗が少なく、偏摩耗による間隙が
生じないので、石炭や鉄鉱石などのバルクやその粉末が
間隙を通して飛散するのを防止できる。 偏摩耗が少ないこと、さらに輪状シール材がベルトと
共に、または多少のすべりを生じながら移動するため、
摩耗が少ないことにより、輪状シール材の交換期間が大
幅に延びる。 輪状シール材はプーリ、案内ローラの位置でベルトに
常に押圧されているので摩耗しても間隙が生じないた
め、従来のように間隙の調整が不要となる。
【図1】本発明の実施例を示す断面図である。
【図2】図1のY−Y矢視図である。
【図3】図1のZ−Z矢視図である。
【図4】段差のあるベルトコンベヤ間をシュートとシュ
ート覆いで接続した状態を示す図である。
ート覆いで接続した状態を示す図である。
【図5】図4のX−X断面図である。
1 ベルトコンベヤ 2 ベルト 3 プーリ 4 ローラ 4a 中央ローラ 4b 端部ローラ 5 シュート 6 シュート覆い 7 吸引装置 8 スカート 8a 壁部 20 回転シール装置 21 輪状シール材 22 プーリ 23 第1回転軸 24 第1押さえ板 25,31 ナット 26 第1支持材 27 第1ばね 28 案内ローラ 29 第2回転軸 30 第2押さえ板 32 第2支持材 33 第2ばね
Claims (3)
- 【請求項1】 ベルトコンベヤの両側でベルト上面に前
後方向に沿って設けられたスカートの外側面に輪状シー
ル材の外側面を接し、該輪状シール材のスカート側の下
端をベルト上面に押圧する回転シール装置が設けられ、 前記スカートはベルト上面と間隙を有し、かつベルト上
面にほぼ垂直な壁部を備え、この壁部の外側面で前記輪
状シール材に接しており、 前記回転シール装置は、前記輪状シール材と、該輪状シ
ール材の両端内側を支持するプーリと、該プーリ間に設
けられた輪状シール材の外面をスカートの前記壁部外側
面に接するように案内する案内ローラと、前記プーリを
回転自在にスカートから支持し、かつ輪状シール材のス
カート側下端がベルト上面に接するよう押圧するプーリ
支持部と、前記案内ローラを回転自在にスカートから支
持し、かつ輪状シール材のスカート側下端がベルト上面
に接するように押圧する案内ローラ支持部とを備えたこ
とを特徴とするベルトコンベヤのスカートシール装置。 - 【請求項2】 前記プーリ支持部は、プーリを回転自在
に支持し、かつプーリを軸方向に移動可能に支持する第
1回転軸と、該第1回転軸が中心を通りプーリ上面に設
けられ、外周で輪状シール材の上端を押さえる第1押さ
え板と、前記第1回転軸をスカートから支持する第1軸
支持部と、該第1軸支持部に一端が取り付けられ、他端
が第1押さえ板を押圧する第1ばねとを備えたことを特
徴とする請求項1記載のベルトコンベヤのスカートシー
ル装置。 - 【請求項3】 前記案内ローラ支持部は、案内ローラを
回転自在に支持し、かつ案内ローラを軸方向に移動可能
に支持する第2回転軸と、該第2回転軸が中心を通り案
内ローラ上面に設けられ、外周で輪状シール材の上端を
押さえる第2押さえ板と、前記第2回転軸をスカートか
ら支持する第2軸支持部と、該第2軸支持部に一端が取
り付けられ、他端が第2押さえ板を押圧する第2ばねと
を備えたことを特徴とする請求項1記載のベルトコンベ
ヤのスカートシール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3040195A JPH08225130A (ja) | 1995-02-20 | 1995-02-20 | ベルトコンベヤのスカートシール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3040195A JPH08225130A (ja) | 1995-02-20 | 1995-02-20 | ベルトコンベヤのスカートシール装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08225130A true JPH08225130A (ja) | 1996-09-03 |
Family
ID=12302924
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3040195A Pending JPH08225130A (ja) | 1995-02-20 | 1995-02-20 | ベルトコンベヤのスカートシール装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08225130A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101477102B1 (ko) * | 2013-08-28 | 2014-12-30 | 현대제철 주식회사 | 슈트장치 |
JP2017149517A (ja) * | 2016-02-23 | 2017-08-31 | 中国電力株式会社 | 搬送物供給構造 |
CN111717647A (zh) * | 2020-05-09 | 2020-09-29 | 大唐黑龙江发电有限公司哈尔滨第一热电厂 | 弹簧调整式集煤器 |
CN113788302A (zh) * | 2021-09-26 | 2021-12-14 | 安徽攀登重工股份有限公司 | 一种基于带式输送机的密封导料装置 |
-
1995
- 1995-02-20 JP JP3040195A patent/JPH08225130A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101477102B1 (ko) * | 2013-08-28 | 2014-12-30 | 현대제철 주식회사 | 슈트장치 |
JP2017149517A (ja) * | 2016-02-23 | 2017-08-31 | 中国電力株式会社 | 搬送物供給構造 |
CN111717647A (zh) * | 2020-05-09 | 2020-09-29 | 大唐黑龙江发电有限公司哈尔滨第一热电厂 | 弹簧调整式集煤器 |
CN113788302A (zh) * | 2021-09-26 | 2021-12-14 | 安徽攀登重工股份有限公司 | 一种基于带式输送机的密封导料装置 |
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