JPH0822492A

JPH0822492A - 飲食店の座席使用状況表示装置

Info

Publication number: JPH0822492A
Application number: JP18041094A
Authority: JP
Inventors: Kenji Sudo; 賢志須藤
Original assignee: Nitsuko Corp
Current assignee: NEC Platforms Ltd
Priority date: 1994-07-11
Filing date: 1994-07-11
Publication date: 1996-01-23

Abstract

(57)【要約】【目的】客の効率的な回転を、より向上させる飲食店
の座席使用状況表示装置を提供する。【構成】ハンディターミナル（２）から入力されたテ
ーブル番号のテーブルについて、この入力されたテーブ
ル番号の信号を通信手段（６）が受けた時点からの経過
時間を、そのテーブルの使用時間として出力手段（４）
のディスプレイにテーブルの配置図とともに表示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、飲食店における座席
の使用状況を表示する座席使用状況表示装置に関するも
のである。

【０００２】

【従来の技術】従来から、レストランなどの飲食店にお
いては、限られたスペースの中でより多くの売上を得る
ために、客の回転率を少しでも上げるべく、いわゆるオ
ーダーエントリーＰＯＳシステムを導入し、注文処理、
調理指示、会計処理などの業務の効率化を図っている。

【０００３】例えば、特開平３−９１０７０号公報で
は、客が注文するオーダー品目に対応して、オーダー時
刻、その調理終了時刻および配膳終了時刻を入力して記
憶することにより、正確な待ち時間をオーダー品目に対
応して客に連絡し、サービスの向上を図っている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】従来では、上記したよ
うに、店舗側でできる範囲の効率化によって、客の回転
率が向上されてはいるものの、これをさらに上げるため
には、客の効率的な座席への案内、食事後の滞在時間の
低減などが考えられる。これを達成するためには、座席
の使用状況を正確に管理する必要がある。

【０００５】しかしながら、現状では、座席の管理につ
いて、空席かどうかは目視により、また滞在時間は個々
の店員の記憶に頼っており、座席の使用状況を正確に管
理できず、客の効率的な回転をより向上させることがで
きないなどの問題点があった。この発明は上記のような
問題点を解消するためになされたもので、客の効率的な
回転をより向上させる飲食店の座席使用状況表示装置を
提供することを目的としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】この発明に係わる飲食店
の座席使用状況表示装置は、店舗内に配置された複数の
テーブルの番号およびこの各テーブルの配置位置が記憶
された記憶手段と、この記憶手段に記憶された前記各テ
ーブルの配置図をテーブル番号とともに表示可能な表示
手段と、前記テーブル番号をそのテーブルの使用開始時
に入力可能かつ送信手段を備えたハンディターミナル
と、このハンディターミナルから送信されるテーブル番
号信号の入力を受ける受信手段と、この受信手段にテー
ブル番号信号が入力された時点からの経過時間を計測す
る時間計測手段と、この時間計測手段が計測した時間
を、前記表示手段に表示されるテーブル配置図の前記入
力されたテーブル番号のテーブルに対応させて表示させ
る制御手段とを有する構成としたものである。

【０００７】

【作用】この発明における飲食店の座席使用状況表示装
置は、ハンディターミナルにて入力されたテーブル番号
のテーブルについて、前記入力されたテーブル番号の信
号を受信手段が受けた時点からの経過時間を、使用時間
として表示手段にテーブルの配置図とともに表示するよ
うにしたので、座席の使用状況を正確に管理し、客の効
率的な回転をより向上させる。

【０００８】

【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図１は、この発明の一実施例に係わる飲食店の座
席使用状況表示装置の全体構成を示すブロック図であ
る。図において、（１）はＰＯＳ端末機、（２）はハン
ディターミナルである。ハンディターミナル（２）は、
テンキーなどからなる入力部、表示部、制御部、および
送信手段としての通信部を備えた通信用ターミナルで、
店員により入力部から入力されるデータを表示部に表示
するとともに、通信部を介してＰＯＳ端末機（１）に送
信する。

【０００９】ＰＯＳ端末機（１）は、入力手段（３）、
出力手段（４）、制御手段（５）、通信手段（６）、記
憶手段（７）、時間カウント手段（８）を備えている。

【００１０】入力手段（３）は、キーボードで構成さ
れ、テーブル番号や注文品、個数、金額などの入力に使
用され、座席使用状況表示用の表示キーも収容してい
る。また、入力手段（３）は、入力された信号を制御手
段（５）で扱える信号に変換する。出力手段（４）は、
ディスプレイやプリンタで構成され、制御手段（５）か
ら送られてくる座席の使用状況、注文品、個数、金額な
どを表示手段であるディスプレイやプリンタに出力でき
る信号に変換する。通信手段（６）は、通信用ＩＣなど
で構成され、ハンディターミナル（２）から送られてく
るデータを制御手段（５）で扱える信号に変換し、制御
手段（５）に転送する。

【００１１】記憶手段（７）は、固定ディスクやＲＡＭ
などで構成され、ＰＯＳシステム全体を制御するプログ
ラムや、店舗内の複数のテーブルの番号およびテーブル
配置図、テーブル別管理テーブルなどを収容している。
テーブル別管理テーブルは、図２に示すように、店舗内
に設置されている複数のテーブルの番号に対し、使用フ
ラグおよび使用開始時刻が設定される構成となってい
る。各テーブルの使用フラグは、初期値がＯＦＦであ
り、ハンディターミナル（２）から使用テーブルの番号
がＰＯＳ端末機（１）に送られてきた時点で、ＯＮとな
る。このＯＮとなった時点がテーブルの使用開始時刻で
ある。上記図２において、テーブル番号２のテーブル
は、１０時３０分に使用が開始され、同３のテーブルは
１１時に使用が開始されていることを示し、使用フラグ
がＯＦＦとなっている他のテーブルは空席であることを
示している。

【００１２】時間カウント手段（８）は、ＲＴＣなどの
タイマＩＣからなり、時・分・秒をカウントするリアル
タイムクロックであり、各テーブルでの客の滞在時間を
カウントするのに使用する。

【００１３】制御手段（５）は、マイクロプロセッサな
どで構成され、入力手段（３）から入力されるデータ、
または通信手段（６）から入力されるデータに基づき、
記憶手段（７）におけるテーブル別管理テーブルの参照
と更新を行う。オペレータから要求があれば、制御手段
（５）は、出力手段（４）に記憶手段（７）からのデー
タおよび入力手段（３）からのデータを出力する。ま
た、制御手段（５）は、入力手段（３）で押されたキー
をスキャンして取り込み、出力手段（４）への出力タイ
ミングを決定し、記憶手段（７）へのアクセスのタイミ
ングを決定するなど、ＰＯＳ端末機（１）全体を制御す
る。

【００１４】上記のように構成された飲食店の座席使用
状況表示装置において、まずテーブルの使用状況データ
（使用フラグ、使用開始時刻）の更新タイミングを説明
する。店員は、客を空いているテーブルに案内したとき
に、ハンディターミナル（２）からそのテーブルの番号
を入力する。ハンディターミナル（２）は、店員から入
力されたテーブル番号をＰＯＳ端末機（１）に伝送す
る。ＰＯＳ端末機（１）の通信手段（６）は、ハンディ
ターミナル（２）から送られてきたテーブル番号をシリ
アルからパラレルのデータに変換して制御手段（５）に
送る。

【００１５】制御手段（５）は、送られてきたテーブル
番号により、記憶手段（７）に記憶されている、そのテ
ーブルの使用フラグをＯＮにするとともに、時間カウン
ト手段（８）を参照し、そのときのそのテーブルの使用
開始時刻を記憶手段（７）に記憶させる。客が食事を終
了し、会計を行う際には、ＰＯＳ端末機（１）の入力手
段（３）から入力されるテーブル番号から、制御手段
（５）が記憶手段（７）に記憶されているそのテーブル
の使用フラグをＯＦＦにする。

【００１６】次に、上記のような使用状況にある各テー
ブルの表示処理について説明する。まず、入力手段
（３）で、ある特定のキー（例えば表示キー）が入力さ
れると、ＰＯＳ端末機（１）の制御手段（５）は、記憶
手段（７）にあらかじめ登録されている店舗内のテーブ
ル配置図を、図３に示すように、テーブル番号とともに
出力手段（４）のディスプレイに表示させる。ここで、
制御手段（５）は、記憶手段（７）の各テーブルの使用
フラグを参照し、使用フラグがＯＦＦのときは、図４に
示すように、そのテーブル（テーブル番号３，７，８，
９，１０）を黒く塗りつぶして表示する。一方、使用フ
ラグがＯＮのときには、時間カウント手段（８）を参照
し、そのテーブルの使用開始時刻との差を滞在時間
（分）としてテーブル中央に表示する。

【００１７】このように、店舗内の各テーブルの配置図
とともに、各テーブルの使用状況が表示されるので、ど
この席が空席かが一目で判断でき、客を案内する際に
は、店員はどこの席に通せばよいかまごつくこともな
く、速やかに最適の席に客を案内することができ、客の
回転率をより向上させることができる。また、現在使用
中の席でも、どこの席の客が長時間滞在しているかをチ
ェックして、退席を促すような対策を取ることもでき
る。さらに、全体の使用状況を見渡して、順番待ちして
いる客の待ち時間を判断する材料にも使用できる。

【００１８】

【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ハン
ディターミナルから入力されたテーブル番号のテーブル
について、この入力されたテーブル番号の信号を受信手
段が受けた時点からの経過時間を、そのテーブルの使用
時間として表示手段にテーブルの配置図とともに表示す
るように構成したので、座席の使用状況を正確に管理で
き、客の効率的な回転をより向上させた飲食店の座席使
用状況表示装置が提供できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施例の飲食店の座席使用状況表
示装置の全体構成を示すブロック図である。

【図２】図１の座席使用状況表示装置の記憶手段に記憶
されているテーブル別管理テーブルの説明図である。

【図３】図１の座席使用状況表示装置の表示手段へのテ
ーブル配置の表示例を示す説明図である。

【図４】図１の表示例に対し各テーブルの使用状況を示
す説明図である。

【符号の説明】

１ＰＯＳ端末機２ハンディターミナル３入力手段４出力手段５制御手段６通信手段７記憶手段８時間カウント手段

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】店舗内に配置された複数のテーブルの番
号およびこの各テーブルの配置位置が記憶された記憶手
段と、この記憶手段に記憶された前記各テーブルの配置
図をテーブル番号とともに表示可能な表示手段と、前記
テーブル番号をそのテーブルの使用開始時に入力可能か
つ送信手段を備えたハンディターミナルと、このハンデ
ィターミナルから送信されるテーブル番号信号の入力を
受ける受信手段と、この受信手段にテーブル番号信号が
入力された時点からの経過時間を計測する時間計測手段
と、この時間計測手段が計測した時間を、前記表示手段
に表示されるテーブル配置図の前記入力されたテーブル
番号のテーブルに対応させて表示させる制御手段とを有
することを特徴とする飲食店の座席使用状況表示装置。