JPH08106491A

JPH08106491A - 商品購入支援装置

Info

Publication number: JPH08106491A
Application number: JP23980494A
Authority: JP
Inventors: Makoto Nakamura; 誠中村
Original assignee: Fuji Electric Co Ltd; Fuji Facom Corp
Current assignee: Fuji Electric Co Ltd; Fuji Facom Corp
Priority date: 1994-10-04
Filing date: 1994-10-04
Publication date: 1996-04-23

Abstract

(57)【要約】【目的】顧客に対し真に有効なサービス向上が図れる商
品購入支援装置を提供する。【構成】中央処理装置１と、これとそれぞれ無線回線を
介して接続された会計・配送指示装置２と、端末装置10
とからなる。中央処理装置１はデータ処理をするコンピ
ュータ装置である。会計・配送指示装置２は、顧客ごと
に各購入商品の持ち帰りと宅配との区別をして会計処理
と配送処理の指示をする。端末装置10は、顧客に携帯さ
れ商品購入の過程で各種データが入力・表示され、デー
タ入力部として、顧客コード入力部11と、商品コード入
力部12と、配送入力部13と、購入限度設定部14とがあ
り、またデータ表示部として、購入超過表示部15と、購
入商品表示部16とがある。端末装置10の各入力部，設定
部からのデータは、処理部19と送信部17を介して無線回
線をへて中央処理装置１に送られ、演算処理された後
に、端末装置10と会計・配送指示装置２に送られる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、主に量販店用にて好
適な、携帯形の端末装置と会計・配送指示装置と中央処
理装置とからなる商品購入支援装置であって、たとえば
顧客が端末装置を携帯して商品購入時にデータを入力
し、この端末装置には、これと無線回線で接続された中
央処理装置を介し、購入商品の内容や設定購入限度に対
する購入超過などを表示させ、また、中央処理装置と無
線回線で接続された会計・配送指示装置には、顧客の購
入商品を持ち帰り・宅配別に金額集計した伝票を発行さ
せる等、会計処理や配送処理の指示をさせ、もって顧客
に対するサービス向上を図る商品購入支援装置に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、客が量販店などで商品を購入する
ときには、次のような行動をとる。店内を歩き回って、
購入したい商品をバスケットに入れながら集め、最終的
に会計係（レジカウンタ）に持ち込む。ここで、会計を
すませるとともに、袋詰めされた商品を受け取る。も
し、宅配希望の商品があれば、その商品は別の配送係の
ところで宅配手続きをする。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の商品購入方法に
は、直接的に商品に触れることができショッピングの
楽しさが味わえる、商品の比較・選択が容易である、
商品の品質確認ができる等の捨てがたい利点も多いが
反面、次のような主にサービス面での欠点または改善要
望点がある。 (1) 運搬車があるとはいえ、購入商品を客自身が運搬し
なければならない。 (2) 購入商品の概略合計金額が必要なら、客が計算しな
ければならないという面倒さがある。 (3) 予算（持ち合わせ）に対して、つい超過購入する恐
れがある。最終的にレジカウンタで超過購入がわかるか
ら、それからの後処理が面倒である。 (4) 宅配希望のときは、会計係とは別の配送係のところ
で宅配手続きをしなければならない面倒さがある。

【０００４】この発明が解決すべき課題は、従来の技術
がもつ以上の問題点を解消し、顧客に対する、真に有効
なサービス向上が図れる商品購入支援装置を提供するこ
とにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】この発明は、顧客携帯形
の端末装置と、顧客ごとに購入商品の会計処理をする会
計装置と、端末装置および会計装置とそれぞれ無線回線
によって接続される中央処理装置とからなり、端末装置
が、顧客に設定されたコードを入力する顧客コード入力
部と；商品に設定されたコードを入力する商品コード入
力部と；各購入商品の名称と金額、および、その合計金
額を表示する購入商品表示部と；を備える。そして、中
央処理装置が、端末装置の顧客コード入力部と、商品コ
ード入力部との各出力に基づき、端末装置の購入商品表
示部に表示データを送出し、会計装置に会計処理用デー
タを送出する制御部を備える。

【０００６】また、この発明は、端末装置が、購入商品
の合計金額の許容限度を定める購入限度設定部と；中央
処理装置の制御部を介して、購入商品の合計金額が許容
限度を超えたことを表示する超過購入表示部と；を備え
たり、または、会計装置に代えて、顧客ごとに購入商品
について、持ち帰りと宅配とを区別して会計処理と配送
処理のための指示をする会計・配送指示装置を備え、端
末装置が、購入商品ごとに持ち帰りと宅配との区別を入
力する配送入力部を備え、中央処理装置が、端末装置の
顧客コード入力部と、商品コード入力部と、配送入力部
との各出力に基づき、会計・配送指示装置に会計処理用
データおよび配送指示用データを送出する制御部を備え
るようにするのが好ましい。

【０００７】さらに、この発明は、超過購入表示部が、
購入商品表示部に近接して設けられる警報色表示灯であ
ったり、または、会計・配送指示装置が、各顧客の購入
商品を持ち帰りと宅配との各組に分け、各組の購入商品
の名称と金額と合計金額、および、総合計金額を記載し
た伝票を発行する印刷部を備えるようにするのが好まし
い。

【０００８】

【作用】この発明では、端末装置において、顧客コード
入力部によって、顧客に設定されたコードが入力され、
商品コード入力部によって、商品に設定されたコードが
入力され、購入商品表示部によって、各購入商品の名称
と金額、および、その合計金額が表示される。央処理装
置において、制御部によって、端末装置の顧客コード入
力部と、商品コード入力部との各出力に基づき、端末装
置の購入商品表示部に表示データが送出され、会計装置
に会計処理用データが送出される。

【０００９】また、この発明では、端末装置において、
購入限度設定部によって、購入商品の合計金額の許容限
度が定められ、中央処理装置の制御部を介して、超過購
入表示部たとえば購入商品表示部に近接して設けられる
警報色表示灯によって、購入商品の合計金額が許容限度
を超えたことが表示される。さらに、この発明では、端
末装置の配送入力部によって、顧客ごとに各購入商品の
持ち帰りと宅配との区別が入力され、中央処理装置の制
御部によって、端末装置の顧客コード入力部と、商品コ
ード入力部と、配送入力部との各出力に基づき、会計装
置に代えて設けられた会計・配送指示装置に会計処理用
データおよび配送指示用データが送出され、たとえば会
計・配送指示装置の印刷部によって、各顧客について持
ち帰りと宅配との各組に分けられた購入商品の名称と金
額と合計金額、および、総合計金額を記載した伝票が発
行される。

【００１０】

【実施例】この発明に係る商品購入支援装置の実施例に
ついて、以下に図を参照しながら説明する。図１はこの
発明の構成を示すブロック図である。図において、この
発明は、中央処理装置１、これとそれぞれ符号を付けて
ない無線回線を介して接続された会計・配送指示装置２
および端末装置10とからなる。中央処理装置１はデータ
処理をするコンピュータ装置である。会計・配送指示装
置２は、顧客ごとに各購入商品の持ち帰りと宅配との区
別をして会計処理と配送処理の指示をする装置である。

【００１１】端末装置10は、顧客に携帯されて商品購入
の過程で各種データが入力・表示され、データ入力部と
して、固有な顧客コードを入力する顧客コード入力部11
と、商品20に設定された商品情報を表す商品コード21た
とえばバーコードを入力する商品コード入力部12と、配
送する商品の別を入力する配送入力部13と、必要に応じ
顧客が予め購入限度金額を設定する購入限度設定部14と
がある。また、データ表示部として、実際の購入金額が
購入限度金額を超えたときその旨を表示する購入超過表
示部15と、購入商品の名称、金額および合計金額を表示
する購入商品表示部16とがある。

【００１２】端末装置10の各入力部，設定部からのデー
タは、処理部19と送信部17を介して無線回線をへて中央
処理装置１に送られ、ここで演算処理された後に、一方
では端末装置10の各表示部へのデータが、中央処理装置
１から無線回線をへて端末装置10の受信部18に送られ、
他方では同じく無線回線をへて会計・配送指示装置２
に、会計処理と配送処理の指示をするのに必要なデータ
が送られる。

【００１３】この発明の実施例における、端末装置とし
てのデータ・ターミナル、とくに正面の各種キーと表示
器の配置について、その正面図である図２を参照しなが
ら説明する。図において、データ・ターミナル30は電卓
状に構成され、キーとして、下側から順に、顧客コード
入力部11（図１参照、以下同じ））としての客コード登
録キー31と、購入限度設定部14としての購入限度設定キ
ー34と、配送入力部13としての宅配キー33と、購入を確
定する購入キー35と、商品個数を表す×キー36とが配置
される。また、商品コード入力部12としてのバーコード
・リーダ32が、データ・ターミナル30の本体に接続され
る。その他の入力キーとしてテンキー37がある（０〜９
キーおよび千，万キー）。表示部38には、各種表示器が
群配置され、商品コード、単価、個数、合計金
額、超過表示、購入限度金額からなる。なお、超
過表示は赤色の発光ダイオードによる。

【００１４】実施例の動作について、図３および図４の
フローチャートを参照しながら説明する。図３は動作の
前段階を、図４は動作の後段階をそれぞれ示す。図３に
おいて、ステップＳ1 で顧客コード入力をおこなう（具
体的には、図２のテンキー37と客コード登録キー31とに
よる、以下同じ) 。ステップＳ2 で、購入限度を設定す
るかどうかを決め、設定しないときには、ステップＳ3
をスキップしてステップＳ4 に移り、設定するときに
は、ステップＳ3 でキー操作( テンキー37と購入限度設
定キー34とによる) をおこなうと、同時に表示部38の
購入限度金額の設定表示がおこなわれる。ステップＳ4
で、購入すべき商品の商品コードを入力し( バーコード
・リーダ32と購入キー35とによる) 、ステップＳ5 で、
その商品を宅配するときには、宅配キー33を押し、持ち
帰りのときには無操作でよい。次のステップＳ6 で、こ
こまでの購入内容が中央処理装置１からのデータに基づ
いて表示される( 表示部38の〜) 。

【００１５】図４において、動作の後段階として最初の
ステップＳ7 で、購入限度設定の有無が判断され、設定
ありのときは、ステップＳ8 で、実際の購入金額が購入
限度を超えたかどうかが判断され、もしＮＯならステッ
プＳ8 をスキップしステップＳ9 で、商品の購入終了か
どうかが判断され、まだ商品購入を継続するならステッ
プＳ4 の前に戻って同様の手順を繰り返し、終了ならス
テップＳ11に移る。ここでステップＳ8 に戻って、もし
ＹＥＳならステップＳ10で、超過表示がおこなわれる(
表示部38の超過表示が点灯する) 。ステップＳ11で
は、会計・配送伝票を受け取る( 会計・配送指示装置２
の印刷部で発行）。この会計・配送伝票には、各顧客に
ついて持ち帰りと宅配との各組に分けられた購入商品の
名称と金額と合計金額、および、総合計金額が印刷され
ている。この会計・配送伝票に基づき、次のステップＳ
12で、購入商品に対する支払いをし、ステップＳ13で、
袋詰めされた持ち帰り商品を受け取り、ステップＳ14
で、宅配処理たとえば配送伝票への住所・氏名などの記
載をおこない、梱包された宅配商品を店側に委託した時
点で、一連の購入処理を終了する。

【００１６】

【発明の効果】この発明によれば、以下のような効果が
期待できる。 (1) 購入商品を客自身が運搬する必要がなく、肉体的，
精神的に楽である。 (2) 購入商品の内容とともに合計金額が端末装置に常に
表示されるから、客が計算する必要がなく、しかも計画
的な購入が支援される。 (3) 予め設定した購入許容限度を実際の合計金額が超過
したら、超過購入表示たとえば赤色の警報色表示灯の点
灯がなされるから、とくに注意を払っていなくても、衝
動買いの未然防止が図れ、予算（持ち合わせ）以内での
購入ができ、また従来と違って超過購入がわかったとき
の面倒な後処理がまったく不要になる。 (4) 購入商品の内に宅配希望があったら、端末装置にそ
の旨の入力さえしておけば、会計・配送指示装置におい
て、予め持ち帰り分と宅配分とに分けて会計や配送処理
の指示がなされているから、客にとっては手続が一つの
箇所で簡単かつ迅速にすみ、店にとっては従来からのレ
ジカウンタの混雑が緩和される。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の構成を示すブロック図

【図２】この発明の実施例におけるデータ・ターミナル
の正面図

【図３】実施例の動作の前段階を示すフローチャート

【図４】実施例の動作の後段階を示すフローチャート

【符号の説明】

１中央処理装置２会計・配送指示装置１０端末装置１１顧客コード入力部１２商品コード入力部１３配送入力部１４購入限度設定部１５購入超過表示部１６購入商品表示部１７送信部１８受信部１９処理部２０商品２１商品コード３０データ・ターミナル３１客コード登録キー３２バーコード・リーダ３３宅配キー３４購入限度設定キー３５購入キー３６ ×キー３７テンキー３８表示部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】顧客携帯形の端末装置と、顧客ごとに購入
商品の会計処理をする会計装置と、端末装置および会計
装置とそれぞれ無線回線によって接続される中央処理装
置とからなり、端末装置は、顧客に設定されたコードを
入力する顧客コード入力部と；商品に設定されたコード
を入力する商品コード入力部と；各購入商品の名称と金
額、および、その合計金額を表示する購入商品表示部
と；を備え、中央処理装置は、端末装置の顧客コード入
力部と、商品コード入力部との各出力に基づき、端末装
置の購入商品表示部に表示データを送出し、会計装置に
会計処理用データを送出する制御部を備えることを特徴
とする商品購入支援装置。
【請求項２】請求項１に記載の支援装置において、端末
装置は、購入商品の合計金額の許容限度を定める購入限
度設定部と；中央処理装置の制御部を介して、購入商品
の合計金額が許容限度を超えたことを表示する超過購入
表示部と；を備えることを特徴とする商品購入支援装
置。
【請求項３】請求項１または２に記載の支援装置におい
て、会計装置に代えて、顧客ごとに購入商品について、
持ち帰りと宅配とを区別して会計処理と配送処理のため
の指示をする会計・配送指示装置を備え、端末装置は、
購入商品ごとに持ち帰りと宅配との区別を入力する配送
入力部を備え、中央処理装置は、端末装置の顧客コード
入力部と、商品コード入力部と、配送入力部との各出力
に基づき、会計・配送指示装置に会計処理用データおよ
び配送指示用データを送出する制御部を備えることを特
徴とする商品購入支援装置。
【請求項４】請求項２または３に記載の支援装置におい
て、超過購入表示部は、購入商品表示部に近接して設け
られる警報色表示灯であることを特徴とする商品購入支
援装置。
【請求項５】請求項３または４に記載の支援装置におい
て、会計・配送指示装置は、各顧客の購入商品を持ち帰
りと宅配との各組に分け、各組の購入商品の名称と金額
と合計金額、および、総合計金額を記載した伝票を発行
する印刷部を備えることを特徴とする商品購入支援装
置。