JPH0822475B2 - 二重偏心構造のスライド駆動装置 - Google Patents

二重偏心構造のスライド駆動装置

Info

Publication number
JPH0822475B2
JPH0822475B2 JP3318093A JP31809391A JPH0822475B2 JP H0822475 B2 JPH0822475 B2 JP H0822475B2 JP 3318093 A JP3318093 A JP 3318093A JP 31809391 A JP31809391 A JP 31809391A JP H0822475 B2 JPH0822475 B2 JP H0822475B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eccentric
sheave
fitted
crank pin
crank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3318093A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05154697A (ja
Inventor
明 松井
詔三 今西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aida Engineering Ltd
Original Assignee
Aida Engineering Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aida Engineering Ltd filed Critical Aida Engineering Ltd
Priority to JP3318093A priority Critical patent/JPH0822475B2/ja
Priority to EP19920118820 priority patent/EP0547351B1/en
Priority to DE69210564T priority patent/DE69210564T2/de
Priority to TW81108853A priority patent/TW213428B/zh
Priority to KR1019920022031A priority patent/KR930012284A/ko
Priority to CA 2084175 priority patent/CA2084175A1/en
Priority to US07/982,647 priority patent/US5351576A/en
Publication of JPH05154697A publication Critical patent/JPH05154697A/ja
Publication of JPH0822475B2 publication Critical patent/JPH0822475B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/04Frames; Guides

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二重偏心構造のスライ
ド駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プレス速度(N)とスライドのストロー
ク(S)とは、図4に示す相関関係があり、当該プレス
構造から固有的特性として定められている。この関係を
S/N比といい、加速度で規定するときはS/N2 比と
いわれている。
【0003】ここに、二重偏心構造のスライド駆動装置
を用いてS/N比を切替可能とされたものがある。一般
的には、図5に示す如く、クランク機構10とスライド
1とをコンロッド3を介して連結し、クランク機構10
を形成するクランク軸11の偏心量を見掛上増減するこ
とによって行う。
【0004】すなわち、クランク軸11の偏心部15
(偏心量e1)に、偏心量e2の偏心シーブ20を被嵌
させ、かつこの偏心シーブ20にコンロッド3の上端部
3Uを被嵌させたいわゆる多層偏心構造としている。し
たがって、偏心量e1の第1偏心部15と偏心量e2の
第2偏心部(20)との相対角度を変化させれば、その
合成偏心量を数1に示す範囲内に設定でき、スライド1
のストロークを調整することができる。
【0005】
【数1】
【0006】詳しくは、図6に示す如く、クランク軸1
1に一体の偏心部15を形成したフルエキセン形クラン
ク構造とし、一体の偏心シーブ20をクランク軸11に
軸線方向から挿入して偏心部15に被嵌装着している。
【0007】かかる構造では、クランク軸11の直径d
e,偏心部15の直径De,第1偏心量e1,定数αと
すると、De=2〔(de/2)+e1〕+αとなる。
第2偏心量をe2とすれば、偏心シーブ20の直径はD
1となる。
【0008】このようなフルエキセン形クランク構造1
0を用いた二重偏心構造のスライド駆動装置としては、
例えば特公昭48−004356号,特公昭51−01
2150号,実公昭55−013039号公報,米国特
許第4,033,252号公報等々を挙げることができ
る。
【0009】これに対し、独国特許第2225929
号,第3034009号,第3112382号公報で開
示された片アーム形クランク構造がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、フルエキセ
ン形クランク構造10を用いた二重偏心構造では、上記
の通り偏心シーブ20の直径D1つまり外径が必然的に
大きくなる。このため装置全体が大型化するばかりか益
々の回転高速化要請を満すことが難しい。一方、片アー
ム形クランク構造を用いた二重偏心構造では、一体の偏
心シーブ(20)を組み込むための片ジャーナル外径が
大きくなるので、やはり回転高速化に不利でかつ装置大
型となる。回転運動における機械的バランスも悪くな
る。
【0011】本発明の目的は、所定の合成偏心量を確保
しながら小型化と回転高速化とを図ることのできる二重
偏心構造のスライド駆動装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、アーム形クラ
ンク構造はジャーナル支点距離がアーム厚さに起因して
大きくなるためジャーナル(クランク軸)径はフルエキ
セン形クランク構造に比べて大きくなるが、アーム形ク
ランク構造でもアーム間クランクピン部に所定の偏心シ
ーブを嵌装できるならジャーナル径が大きくなる不利を
越える利益つまり小型化と回転高速化に有利となること
に着目し、アーム形クランク構造と分割型偏心シーブと
リング部材とからなる構成とし、前記目的を達成するも
のである。
【0013】すなわち、本発明にかかる二重偏心構造の
スライド駆動装置は、クランク軸の中心軸線に対して偏
心された第1偏心部と第2偏心部とを有しコンロッドを
介してスライドを昇降駆動可能に形成された二重偏心構
造のスライド駆動装置において、前記第1偏心部を前記
クランク軸と一体のアーム部間に取付けられたクランク
ピン部から形成する、とともに前記第2偏心部を該クラ
ンクピン部に被嵌可能な偏心シーブとこの偏心シーブに
被嵌可能なリング部材とから形成し、かつ該偏心シーブ
を該クランクピン部に径方向から嵌装可能な分割構造と
したことを特徴とする。
【0014】
【作用】上記構成による本発明では、第1偏心部を形成
するクランクピン部と偏心シーブとを、両者の合成偏心
量が一番小さくなるような相対位置に保持しつつ分割構
造の偏心シーブを径方向から接近させてクランクピン部
へ嵌装する。しかる後、リング部材をクランク軸の軸方
向からスライドさせて偏心シーブに被嵌させかつ偏心シ
ーブを一体化固定する。したがって、従来のエキセン形
二重偏心構造と同じ最大合成偏心量を確保しつつ装置全
体の小型化と回転高速化とを達成できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。本二重偏心構造のスライド駆動装置は、図1〜図
3に示す如く、両アーム形クランク構造10(11,1
2,13,14)と分割型偏心シーブ20とリング部材
30とから二重偏心構造を構成し、偏心シーブ20(リ
ング部材30)に被嵌されたコンロッド3を介してスラ
イド(1)を昇降駆動するように形成されている。
【0016】図1において、クランク構造10は、一対
のアーム12,13を有するクランク軸11と両アーム
12,13間に設けられたクランクピン部14とからな
る両アーム形である。クランクピン14の中心軸線Z2
は、クランク軸11の中心軸線Z1よりe1だけ偏心さ
れている。つまり、クランクピン部14が第1偏心部を
形成する。
【0017】また、20は偏心シーブで、その中心軸線
Z3は図1に示す状態つまりクランクピン14に被嵌さ
せた状態においてクランクピン部14の中心軸線Z2よ
りe2だけ偏心され、第2偏心部を形成している。
【0018】すなわち、図1に示す状態では、第1偏心
部の偏心量e1と第2偏心部の偏心量e2との和がクラ
ンク軸11の中心軸線Z1から下方へ最大となるように
組み込まれた状態であるから、二重偏心構造全体として
は合成偏心量が最大の(e1+e2)となる。
【0019】さて、偏心シーブ20は、図2,図3に示
すように2分割構造20S,20Lとされている。した
がって、一方片20Lと他方片20Sとは、図1におい
て、両アーム12,13間にあるクランクピン部14の
径方向から近接させてクランクピン部14に被嵌させる
ことができる。もっとも、偏心シーブ20の分割数は3
以上でもよい。
【0020】このようにして被嵌させた両片20S,2
0Lを一体化させるための手段が、リング部材30であ
る。したがって、リング部材30の内径は、偏心シーブ
20の外径よりも、僅かに小径とされている。
【0021】ここに、第1および第2偏心部14,20
の偏心量e1,e2を、前出図6に示すフルエキセン形
の場合と同じとすれば、リング部材30を含む偏心シー
ブ20の外径D2を、前出図6の場合の従来外径D1よ
りも小さくできる。この実施例では、D1=1.17D
2である。なお、Dc≧dcの関係となる。
【0022】すなわち、本クランク軸(ジャーナル)1
1の外径dcと前出図6の外径deとの関係は、dc=
1.1×deとなるが、本装置全体の小型化,回転高速
化に及ぼす影響つまり不利益は偏心シーブ20の外径D
2を小型化できたことによる利益に比べて非常に軽微で
ある。つまり、偏心シーブ20の外径D2を小さくでき
る利益の方が遥かに大きい。
【0023】なお、偏心シーブ20をクランクピン部1
4に被嵌させた状態において、両者14,20の回転方
向相対位置関係つまりはクランク軸11の中心軸線Z1
に対する合成偏心量E〔=f(e1,e2)〕の調整機
構は、公知方式のいずれを採用してもよいので、図1で
は図示省略している。
【0024】次に、この実施例の作用を説明する。 (組立)図2,図3に示すように、クランク軸11を下
死点位置すなわちクランクピン部14の偏心量e1が中
心軸線Z1よりも下方となるように保持する。次いで、
偏心シーブ20を形成する大型片20Lをクランクピン
部14の径方向の上方側(図2のY1方向)から両アー
ム12,13間を通して接近させ、図3に示す如くクラ
ンクピン部14の上側に被嵌させる。続いて、小型片2
0Sを同様に下方側(図2のY2方向)から接近させ
て、クランクピン部14の下側に被嵌させる。
【0025】かくして、この状態を工具等を用いて保持
しておき、リング部材30を図2に示すX方向から押し
込んで偏心シーブ20(20L,20S)に被嵌させ
る。これにより、偏心シーブ20は一体的に保持され、
クランクピン部14に正規に被嵌装着される。
【0026】しかる後、公知調整機構を用いて第1偏心
部を形成するクランクピン部14と第2偏心部を形成す
る偏心シーブ20との回転方向相対位置を所望の位置に
固定化する。
【0027】(スライド駆動)図1の状態において、偏
心シーブ20(20L,20S)がコンロッド3側に固
定されていれば合成偏心量は最小の(e1)となり、偏
心シーブ20がクランプピン部14側に固定されていれ
ば最大の(e1+e2)となる。つまり、スライド
(1)の昇降運動に関するストローク長を変更できる。
ここで、クランク軸11を所定方向に回転させれば、決
定された合成偏心量に基づくストロークでスライド
(1)を昇降運動できる。
【0028】しかして、この実施例によれば、両アーム
形クランク構造10(11,12,13,14)のクラ
ンクピン部14を第1偏心部とし、この第1偏心部(1
4)に分割構造の偏心シーブ20を径方向から被嵌させ
かつリング部材30で一体的に固定する構成とされてい
るので、前出図6に示す従来構造と同一の最大合成偏心
量(e1+e2)を確保しながら、偏心シーブ20の外
径D2を従来外径D1の例えば85%以下と大幅に小さ
くできる。よって、装置小型化と回転高速化とを同時に
達成できる。
【0029】また、クランクピン部14は、両アーム1
2,13の間に設けられているので、従来片アーム形に
比べて機械的バランスがよく回転運動の円滑化が図られ
る。
【0030】また、偏心シーブ20は、分割構造(20
L,20S)とされているので、径方向から両アーム1
2,13間を通して第1偏心部(14)に被嵌できるの
で、組立容易である。しかも、この実施例では図3に示
す如く一方片20Lを大型,他方片20Sを小型と形成
しているので、一段と組立を簡単に行える。
【0031】さらに、リング部材30を図2のX方向か
らクランク軸11を通して偏心シーブ20(20L,2
0S)に被嵌装着できるので、偏心シーブ20を簡単か
つ迅速に一体化固定できる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、両アーム形クランク構
造のクランクピン部を第1偏心部とし、この第1偏心部
に分割構造の偏心シーブを径方向から被嵌させかつその
状態において偏心シーブをリング部材で一体化する構造
とされているので、アーム間第1偏心部に偏心シーブを
簡単かつ確実に装着できる。よって、偏心シーブの外径
を小さくでき、装置全体の小型化と回転高速化とを同時
に達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す側断面図である。
【図2】同じく、組立方法を説明するための側断面図で
ある。
【図3】同じく、図2の矢視線−に基づく断面図で
ある。
【図4】スライドストロークとプレス速度との関係を説
明するための図である。
【図5】従来例を説明するための全体構成図である。
【図6】従来例を示す側断面図である。
【符号の説明】
1 スライド 3 コンロッド 10 クランク構造 11 クランク軸 12,13 アーム部 14 クランクピン部(第1偏心部) 20(20L,20S) 偏心シーブ(第2偏心部) 30 リング部材(第2偏心部)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランク軸の中心軸線に対して偏心され
    た第1偏心部と第2偏心部とを有し、コンロッドを介し
    てスライドを昇降駆動可能に形成された二重偏心構造の
    スライド駆動装置において、 前記第1偏心部を前記クランク軸と一体のアーム部間に
    取付けられたクランクピン部から形成する、とともに前
    記第2偏心部を該クランクピン部に被嵌可能な偏心シー
    ブとこの偏心シーブに被嵌可能なリング部材とから形成
    し、かつ該偏心シーブを該クランクピン部に径方向から
    嵌装可能な分割構造としたことを特徴とする二重偏心構
    造のスライド駆動装置。
JP3318093A 1991-12-02 1991-12-02 二重偏心構造のスライド駆動装置 Expired - Fee Related JPH0822475B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3318093A JPH0822475B2 (ja) 1991-12-02 1991-12-02 二重偏心構造のスライド駆動装置
EP19920118820 EP0547351B1 (en) 1991-12-02 1992-11-03 Apparatus for adjusting slide stroke of press
DE69210564T DE69210564T2 (de) 1991-12-02 1992-11-03 Vorrichtung zum Einstellen des Stösselhubes an einer Presse
TW81108853A TW213428B (ja) 1991-12-02 1992-11-05
KR1019920022031A KR930012284A (ko) 1991-12-02 1992-11-23 프레스 기계의 슬라이드 스트로우크 길이 조정장치
CA 2084175 CA2084175A1 (en) 1991-12-02 1992-11-30 Apparatus for adjusting slide stroke of press
US07/982,647 US5351576A (en) 1991-12-02 1992-12-01 Apparatus for adjusting slide stroke of press

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3318093A JPH0822475B2 (ja) 1991-12-02 1991-12-02 二重偏心構造のスライド駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05154697A JPH05154697A (ja) 1993-06-22
JPH0822475B2 true JPH0822475B2 (ja) 1996-03-06

Family

ID=18095408

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3318093A Expired - Fee Related JPH0822475B2 (ja) 1991-12-02 1991-12-02 二重偏心構造のスライド駆動装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPH0822475B2 (ja)
KR (1) KR930012284A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05154697A (ja) 1993-06-22
KR930012284A (ko) 1993-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3676812B2 (ja) 機械ケーシング内でクランク軸方向に隣接する複数のシリンダを備えた往復ピストン機械
EP0928897A3 (en) Hinge for a swash plate
US4674357A (en) Balancing device for press
FR2420995A1 (fr) Arbre flexible pour centrifugeuse
JPH0822475B2 (ja) 二重偏心構造のスライド駆動装置
EP1300242A3 (en) Pump for printing press
SE459757B (sv) Saett att montera ett vevaxelaggregat
US5226337A (en) Slide driving apparatus of press machine
TW454069B (en) General-purpose air-cooled four-cycle engine
FR3079281B1 (fr) Dispositif de positionnement
JP2003504260A (ja) 自動車用の折りたたみ式バックミラー
JPH10331940A (ja) クランク装置
JPH08112697A (ja) 機械プレスのスライドストローク可変機構
US4713977A (en) Friction-disk transmission comprising a tiltable disk
JPS5934064B2 (ja) リニアモ−タ
JPS5939500A (ja) プレスのための平衡装置
JP4019205B2 (ja) 密閉型圧縮機
JPH0785839B2 (ja) プレス機械のスライド駆動装置
JPS61192959A (ja) 倍力伝動装置
TW468013B (en) Z-θ independent motion unit
JPH0750079Y2 (ja) C形フレーム構造のプレス機械
JPH07136367A (ja) ミシン
JPH0321833Y2 (ja)
JPH037114Y2 (ja)
JPH07189931A (ja) スクロール圧縮機

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees