JPH08224751A - 樹脂注入方法及び樹脂注入装置 - Google Patents

樹脂注入方法及び樹脂注入装置

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JPH08224751A
JPH08224751A JP5517795A JP5517795A JPH08224751A JP H08224751 A JPH08224751 A JP H08224751A JP 5517795 A JP5517795 A JP 5517795A JP 5517795 A JP5517795 A JP 5517795A JP H08224751 A JPH08224751 A JP H08224751A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
runner
sub
plunger
gate
resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP5517795A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuzo Kishimoto
達三 岸本
Takashi Mitsugi
敬 三次
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Y K C KK
Original Assignee
Y K C KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Y K C KK filed Critical Y K C KK
Priority to JP5517795A priority Critical patent/JPH08224751A/ja
Publication of JPH08224751A publication Critical patent/JPH08224751A/ja
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 市場で入手容易な適宜形状のペレットを利用
して、歩留り良好な樹脂注入方法及び装置を提供するこ
と。 【構成】 樹脂注入装置10は相互に離反可能な金型1
2,14を有する。金型12には円筒状のポット16が
形成されている。ポット16内に装填された樹脂ペレッ
ト20は加熱されて溶融し、メインプランジャ18によ
り押し出される。金型12内には、長孔状サブランナー
22が形成されている。サブランナー22はポット16
と連通しており、メインプランジャ18によって押し出
された溶融樹脂がサブランナー22内に充填される。金
型14内には、長孔状メインランナー28と、このメイ
ンランナー28と直交する方向に延びる複数のゲート3
4が形成されている。ゲートプランジャ30はメインラ
ンナー28内を進退動する。ゲート34はゲートプラン
ジャ30により開閉される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体等の電子部品を
樹脂で封止するための樹脂注入方法及び樹脂注入装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】複数のキャビティに一時に樹脂を注入す
る装置として、いわゆるマルチプランジャ方式の樹脂注
入装置がある。この装置は、1つのポットから2又は4
のキャビティに樹脂を注入する装置であるが、ポット毎
にカルが残り、ランナーも比較的長くなる。そのため、
樹脂材料の歩留りが悪い。
【0003】特開平6−71686号公報記載の発明
は、長孔円筒状ポットを採用し、そのポットから多数の
キャビティに樹脂を注入するものである。この発明によ
ればカルを1つにすることができるとともにランナーも
短くすることができ、確かに樹脂材料の歩留りは向上す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ポットの形状
が長孔円筒状であるため、その形状にあったペレットを
特別に用意しなければならない。製造物品の種類によっ
て金型を変更する場合、キャビティの数を増減する場合
にも、ペレットを特注し直さなければならない。上記公
報記載の発明によれば確かに樹脂材料の歩留りは向上す
るが、ペレットの汎用性がなく非実用的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、メインプラン
ジャが進退動するポットと、前記ポットと連通しサブプ
ランジャが進退動する長孔状サブランナーと、前記サブ
ランナーと実質的にその全長に亘って連通しゲートプラ
ンジャが進退動する長孔状メインランナーと、前記メイ
ンランナーに開口する複数のゲートと、それぞれのゲー
トを介して前記メインランナーと連通するキャビティと
を有し、前記ゲートプランジャが前記ゲートを開閉する
樹脂注入装置により前記課題を解決した。
【0006】
【作用】ポットはどのような形状でもよいが、入手容易
な円筒状ペレットに利用することが好ましい。ペレット
はポット内で加熱され溶融樹脂となる。メインプランジ
ャが作動すると、溶融樹脂はポットから全て押し出され
る。ポット内に溶融樹脂を残す必要はない。もっとも、
樹脂ペレットではなく液体樹脂を利用する場合は、加熱
を必要としない。ポットから押し出された溶融樹脂は長
孔状サブランナーに充填される。このとき、サブランナ
ーは密閉されている。すなわち、サブランナーとメイン
ランナーの連通は断たれている。サブランナーに溶融樹
脂を充填することにより、円筒状ペレットはその形状を
長孔状に変化させる。次いで、ゲートプランジャが作動
するとともにサブプランジャが作動する。ゲートプラン
ジャが作動すると、サブランナーとメインランナーが連
通する。ゲートプランジャはゲートを開口させ、メイン
ランナーとゲートが連通する。サブプランジャが作動す
るとサブランナー及びメインランナーに圧力が作用す
る。溶融樹脂はゲートを介してキャビティに注入され
る。溶融樹脂の硬化後、キャビティから製品が取出され
る。メインプランジャ、サブランナー及びゲートプラン
ジャは元の位置に復帰する。そして、ゲートはゲートプ
ランジャにより閉鎖される。
【0007】本発明において、前記サブランナーを上型
内に形成して前記サブプランジャが後退し且つ前記ゲー
トプランジャが前進したとき前記上型と前記サブプラン
ジャと前記ゲートプランジャによってサブランナーを区
画し、前記メインランナーを下型内に形成して前記サブ
プランジャが前進し且つ前記ゲートプランジャが後退し
たとき前記下型と前記サブプランジャと前記ゲートプラ
ンジャによってメインランナーを区画し、前記ゲートの
断面積を前記キャビティ開口側で最小とすることが望ま
しい。溶融樹脂の硬化後にゲートプランジャを前進させ
ると、メインランナー内の硬化樹脂及びゲート内の硬化
樹脂がメインランナーから押し出される。ゲートの断面
積はキャビティ側で最小であるため、キャビティ内の製
品をイジェクタピン等で固定しておけば、ゲート内の硬
化樹脂はその最先端で製品と分離される。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明による樹脂注入装置の概念図であ
る。図2は一部断面を含む正面図、図3は図2の3−3
線断面図である。
【0009】樹脂注入装置10は相互に離反可能な上型
12と下型14を有する。上型12には円筒状のポット
16が形成されている。メインプランジャ18はポット
内を摺動可能である。ポット16内に装填されたペレッ
ト20は加熱されて溶融し、メインプランジャ18によ
り押し出される。メインプランジャ18はポット16内
の溶融樹脂全てを押し出す。下型14内には、ポットが
設けられていない。
【0010】上型12内には、長孔状サブランナー22
が形成されている。サブプランジャ24は上部シリンダ
26によって作動し、サブランナー22内を下型14に
向って進退動する。サブランナー22はポット16と連
通しており、メインプランジャ18によって押し出され
た溶融樹脂がサブランナー22内に充填される。溶融樹
脂の充填時、上部シリンダ26には圧力が作用しておら
ず、溶融樹脂の流入圧によって後退する。このようにし
て、円筒状ペレットは長孔状の溶融樹脂にその形状・性
状を変化させる。なお、エアベント(図示せず)が適宜
箇所に設けられている。
【0011】下型14内には、長孔状メインランナー2
8が形成されている。ゲートプランジャ30は下部シリ
ンダ32によって作動し、メインランナー28内を上型
12に向って進退動する。メインランナー28はサブラ
ンナー22より僅かに長く、またその幅も僅かに広い。
【0012】従って、サブランナー22は、上型12と
サブプランジャ24とゲートプランジャ30によって区
画される。また、メインランナー28は、下型14とサ
ブプランジャ24とゲートプランジャ30によって区画
される。
【0013】下型14内には、さらに、メインランナー
28と直交する方向に延びる複数のゲート34が形成さ
れている。ゲート34は上型12と下型14で区画され
る。ゲート34は、メインランナー28から離れるほど
断面積を減少させている。そして、先端においてキャビ
ティ36と連通している。キャビティ36は上型12と
下型14で区画される。その上下にはイジェクタピン3
8が延びている。
【0014】図4に示す如く、サブランナー22への溶
融樹脂の充填時には、ゲートプランジャ30が上限位置
にあり、サブランナー22とメインランナー28との連
通を断っている。このとき、ゲート34はゲートプラン
ジャ30によって閉じられている。次いで、図5のよう
に、下部シリンダ32によりゲートプランジャ30が後
退するとともに上部シリンダ26によりサブプランジャ
24が前進する。ゲートプランジャ30が後退すると、
サブランナー22とメインランナー28が連通するとと
もに、ゲート34が開く。そして、溶融樹脂がメインラ
ンナー28内に押し出される。溶融樹脂はゲート34を
介してキャビティ36内に注入される。キャビティ36
の内の圧力はサブプランジャ24によって調節される。
【0015】67に示す如く、溶融樹脂の硬化後、上型
12と下型14が開かれる。イジェクタピン38は製品
を下型14に保持する。ゲートプランジャ30が元の位
置に復帰すべく前進すると、メインランナー28内及び
ゲート34内の余剰硬化樹脂はゲート34の先端の最も
断面積の小さい部分で折り切られる。イジェクタピン3
8により製品を下型14から押し出すと、装置10内か
ら製品と余剰硬化樹脂を別々に取り出すことができ
る。。
【0016】図7は、メインランナー形状を断面台形の
ものから断面長方形のものに改変し且つサブプランジャ
の進退動の前進限位置を改変した実施例である。余剰硬
化樹脂は、断面台形にして抜き勾配を付けなくともゲー
トプランジャ40によって押し出し可能である。また、
ゲートプランジャ40がサブランナー42とゲート44
とを分離させるためにサブプランジャ46より幅広であ
るので、サブプランジャ46をメインランナー48内に
進入させることができる。このように構成することによ
り、メインランナー48の余剰硬化樹脂量を少なくする
ことができ、樹脂材料の歩留りを改善することができ
る。
【0017】
【発明の効果】請求項1又は3の発明によると、キャビ
ティ内に溶融樹脂を注入する前に、その溶融樹脂を一旦
長孔状サブランナーに充填したので、市場で入手容易な
例えば円筒状のペレットを使用して、多数のキャビティ
に樹脂材料の歩留りよく注入することができる。また、
キャビティ内の圧力をサブランナーによって加えること
としたので、ポット内に溶融樹脂を残すことなく全量押
し出すことができ、ポット内のカルを可及的に少なくし
て樹脂材料の歩留りが向上する。なお、サブランナーか
らキャビティに溶融樹脂を注入する際、サブランナーと
キャビティが連通していると、ポットからサブランナー
に溶融樹脂が充填される際にキャビティへの溶融樹脂の
注入が不均一になって早期硬化やゲル化を生じやすい
が、本発明によると、サブランナーへの溶融樹脂の充填
中はサブランナーとメインランナーの連通を断つことに
したので、かかる欠点も解決され、各キャビティに溶融
樹脂を均一に注入でき、品質良好な樹脂製品を得ること
ができる。
【0018】請求項2の樹脂注入方法によると、サブプ
ランジャがメインランナー内に進入するので、メインラ
ンナー内の余剰硬化樹脂量を削減して樹脂材料の歩留り
を向上させる効果がある。
【0019】請求項4の樹脂注入装置によると、ゲート
プランジャの復帰動作時にそのゲートプランジャがメイ
ンランナー及びゲート内の余剰硬化樹脂を押し上げて、
その余剰硬化樹脂の最小断面積の部位でキャビティ内の
製品と余剰硬化樹脂を分離させるので、樹脂成形製品の
生産効率向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による樹脂注入装置の概念図である。
【図2】 本発明による樹脂注入装置の一部断面を含む
正面図である。
【図3】 図2の3−3線断面図である。
【図4】 サブランナーへの溶融樹脂充填時における装
置の断面図である。
【図5】 キャビティへの溶融樹脂充填時における装置
の断面図である。
【図6】 余剰硬化樹脂への取出時における装置の断面
図である。
【図7】 樹脂注入装置の他の実施例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
10 樹脂注入装置 12 上型 14 下型 16 ポット 18 メインプランジャ 20 ペレット 22 サブランナー 24 サブプランジャ 28 メインランナー 30 ゲートプランジャ 34 ゲート 36 キャビティ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポット内の溶融樹脂を押し出して密閉さ
    れた長孔状サブランナー内に充填した後、 前記サブランナーの全長をメインランナーに連通させて
    前記サブランナー内の溶融樹脂を前記メインランナー内
    に押し出し、 前記メインランナーに圧力を加えて溶融樹脂をキャビテ
    ィに注入することからなる、 樹脂注入方法。
  2. 【請求項2】 メインプランジャを前進させてポット内
    の溶融樹脂を押し出して密閉された長孔状サブランナー
    内に充填した後、 前記サブランナーの全長をメインランナーに連通させて
    サブプランジャを前進させて前記サブランナー内の溶融
    樹脂を前記メインランナー内に押し出し、 前記サブプランジャを前記メインランナー内に進入させ
    て溶融樹脂をキャビティに注入することからなる、 樹脂注入方法。
  3. 【請求項3】 メインプランジャが進退動するポット
    と、前記ポットと連通しサブプランジャが進退動する長
    孔状サブランナーと、前記サブランナーと実質的にその
    全長に亘って連通しゲートプランジャが進退動する長孔
    状メインランナーと、前記メインランナーに開口する複
    数のゲートと、それぞれのゲートを介して前記メインラ
    ンナーと連通するキャビティとを有し、前記ゲートプラ
    ンジャが前記ゲートを開閉することを特徴とする、樹脂
    注入装置。
  4. 【請求項4】 前記ゲートプランジャが前記ゲートを閉
    鎖する復帰動作時に前記キャビティ内の硬化樹脂と前記
    ゲート内の余剰硬化樹脂が分離するように、前記ゲート
    の形状を前記キャビティ開口側で最小断面とした、第3
    項の樹脂注入装置。
JP5517795A 1995-02-21 1995-02-21 樹脂注入方法及び樹脂注入装置 Pending JPH08224751A (ja)

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