JPH08224316A - 特殊導電性シートとこのシートを備えた電位治療器 - Google Patents

特殊導電性シートとこのシートを備えた電位治療器

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JPH08224316A
JPH08224316A JP7249185A JP24918595A JPH08224316A JP H08224316 A JPH08224316 A JP H08224316A JP 7249185 A JP7249185 A JP 7249185A JP 24918595 A JP24918595 A JP 24918595A JP H08224316 A JPH08224316 A JP H08224316A
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JP
Japan
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sheet
conductive
static electricity
resistance value
semiconductor
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JP7249185A
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Inventor
Yasushi Fukuda
康 福田
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Kogen Kizai KK
Original Assignee
Kogen Kizai KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低電圧でマット全体に平均的に静電気を発生さ
せる低コストで安全な特殊導電性シート並びにそれを応
用した電位治療器を提供する。 【解決手段】導電性材料からなる第1のシートと、第1
のシートより大きい電気抵抗値を有する材料からなる第
2のシートとを重ね合わせることにより第2のシートの
表面上に静電気を発生させるようにした治療用マット
と、第1のシートに接続された電源部と、治療時間を設
定するボタンと経過時間を表示する表示器とを持つ操作
部と、静電気を検出するセンサとを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート状に形成さ
れたプレートの表面上に静電気を発生させ、このプレー
トの上に置かれた人体の治療、水や飲食物の水質の改
善、塵埃や水蒸気等の吸着による空気浄化等を行うため
の特殊導電性シートに関するものであり、特に、この特
殊導電性シートとこのシートを使用した電位治療器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、人体内の血液等の体液と健康との
関係や環境汚染と食物との関係等についての一般の関心
の高まりにつれて、水に関する各種研究が盛んに行われ
ている。
【0003】これらの研究によると、水分子の重合(チ
ェーン)からなるクラスターを分断し細分化することに
より水の比重が大きくなり、人体および動植物の細胞に
よく浸透してそれを活性化させることが分かった。
【0004】水のクラスターを細分化するためには、水
に磁気、遠赤外線、静電気等を作用させることが有効で
あることが周知である。
【0005】この原理を利用した各種健康器具が開発さ
れ市販されている。例えば、実公昭64−12523号
公報には、遠赤外線と磁石線とによる治療効果を利用し
た「健康マット」が開示されている。
【0006】又、実公平4−5823号公報には、電位
療法と温熱療法併用の「治療マット」が開示されてい
る。これは、発熱線シートの両側にウレタンシートを積
層し、その上を表面シートで表装したもので、発熱線に
通電することによりマイナスイオン効果と温熱効果との
療法を得るものである。
【0007】又、特開平5−245182号公報には、
発熱体と温泉成分を含む糊状物質とからなる「温泉浴マ
ット」が開示されている。これは、糊状物質を人体に貼
り付けて発熱体の熱により加温された温泉成分を皮膚に
直接作用させるものである。
【0008】最近、静電気の作用が水のクラスターの分
断に非常に効果があることが注目され、人体に静電気を
作用させることにより治療を行う電位治療器が開発され
ている。これは、塩化ビニール等を使用した単層の絶縁
シートに数百ボルト〜数千ボルトの高電圧を印加して静
電気を発生させ、このシートの上に載せられた人体に対
して静電気を作用させることにより、血液等の体液に含
まれる水のクラスターの分断による治療効果を得るもの
である。
【0009】又、上記と同様の静電気シートの上に容器
に入った水を置くことによって水の味や香を改善した
り、農業生産物例えば茶等を置くことによりその色相や
味や香を改善する各種装置が考案されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
上記各種の静電気発生用シートは単層の絶縁シートであ
るため、低電圧によってシート全体に平均的な電位を与
えることができず、従って、シートの面に均等な静電気
を発生させることはできなかった。そのため、シートに
所要の電位の静電気を発生するには、絶縁シートに数百
ボルト〜数千ボルトの高電圧を印加しなければならない
ため、この絶縁シートを上記電位治療器や各種装置に応
用した場合、別途大型のトランス等の設備を必要とし、
装置が大型でコストがかかり、しかも装置の使用時に漏
電や感電等のおそれがあるという問題点があった。
【0011】従って、本発明は、上記問題点を解消した
電位治療器を提供することを目的とし、低い電圧により
均等な電位の静電気をシートの表面に発生することがで
きる特殊導電性シートに課題を有する。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る特殊導電性シートは、導電性又は半導
体材料で形成された第一のシート上に半導体又は絶縁体
材料で形成された第二のシートを積層し、前記第1のシ
ートに所定低電圧を印加して前記第二のシートの表面か
ら静電気を発生させる導電性シートであり、前記第二の
シートの電気抵抗値は、前記第一のシートの電気抵抗値
より大きくした。
【0013】また、前記第一のシートを形成する導電性
又は半導体材料は、シリコンゴム、天然ゴム、または樹
脂の内の一種と炭素との混合材料であること;前記第二
のシートを形成する半導体又は絶縁体材料は、シリコン
ゴム、天然ゴム、または樹脂の内の一種と炭素とセラミ
ックスとの混合材料であること;前記第一のシートに積
層された前記第二のシートの反対側には、絶縁体材料で
形成した第三のシートを積層し、前記第三のシートの電
気抵抗値は、前記第2のシートの電気抵抗値より大きく
したこと;前記第三のシートを形成する絶縁体材料は、
シリコンゴム、天然ゴム、又は樹脂の内の一種であるこ
と;前記第三のシートを形成する絶縁体材料は、シリコ
ンゴム、天然ゴム、又は樹脂の内の一種とセラミックス
との混合材料である特殊導電性シートである。
【0014】また、本発明に係る電位治療器は;上記第
一のシートと上記第二のシートからなる2層の特殊導電
性シートを適当な大きさ及び形状に成形し、かつ、前記
第一のシートの一端部にジャックを設けて形成した治療
用マットと;電源電圧を変圧及び整流して、前記治療用
マットに印加するための直流電圧を発生し、出力ジャッ
クから出力する電源部と;前記治療用マットのジャック
と、前記電源部の出力ジャックとに夫々挿入される2個
のプラグと、これら2個のプラグを接続する単線とから
なる接続部と;前記治療用マットへの通電時間を設定す
るための押しボタンと、経過時間を表示する時計とを有
する操作部とを具備する。
【0015】また、本発明に係る電位治療器は、上記の
他に、手で持って前記治療用マット上部近傍に置くこと
により、ランプの点灯及びブザーの吹鳴により所定の静
電界を検出したことを報知する静電気センサを具備す
る。
【0016】上記構成による特殊導電性シートは、第一
のシートに低い電圧を印加することにより、第二のシー
トの表面全体に平均的な電位の静電気を発生させること
ができる。
【0017】また、上記構成による電位治療器は、上記
特殊導電性シートで形成された治療用マットに、電源部
から直流電圧を印加して静電気を発生させ、この治療用
マット上に横臥又は腰掛ける等して治療を行うものであ
る。
【0018】その結果、静電気による人体内の水分のク
ラスタの細分化による浄化作用により治療効果が得られ
る。また、治療時間を自由に設定することができ、ま
た、治療開始からの経過時間が時計を一目して分かるの
で便利である。
【0019】更に、電位治療器は、手で持てる静電気セ
ンサを別に備えており、これを治療開始前に治療用マッ
トの上またはその近傍に持ってゆくことにより、所定の
静電気が発生していることを確認することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る特殊導電性シ
ートと、この特殊導電性シートを用いた電位治療器の実
施例について、順に、図面を参照して説明する。
【0021】本発明に係る特殊導電性シートの第1の実
施例は、図1に示すように、2層式の構造を有する特殊
導電性シートである。この2層式特殊導電性シートは、
電気抵抗値が104 Ω以下の導電体層または半導体層か
らなる第一のシート1と、電気抵抗値が104 〜1012
Ωの半導体層または絶縁体層からなる第二のシート2と
を重ね合わせて構成した積層シートと、第一のシート1
に電圧を供給する電源部4とから構成されている。
【0022】ここで、第一のシート1の電気抵抗値をR
1、第二のシート2の電気抵抗値をR2とすれば、R1
<R2が必須条件である。
【0023】この条件を満たすために、第一のシート1
は、シリコンゴム、天然ゴム、樹脂(塩化ビニール、ニ
トリル樹脂、ポリウレタン樹脂等)等の内の一つと、炭
素等との混合材料により構成し、第二のシート2は、シ
リコンゴム、天然ゴム、樹脂(塩化ビニール、ニトリル
樹脂、ポリウレタン樹脂等)等の内の一つと、炭素と、
セラミックス等との混合材料により構成する。
【0024】なお、第二のシート2に混合するセラミッ
クスとしては、花こう岩等のような4〜14ミクロンの
波長の遠赤外線を放射する物質を使用する。これは、遠
赤外線が水の分子のクラスターを分断する作用があるた
め、これを静電気の作用に重複させることによりクラス
ター分断効果を更に向上させるためである。
【0025】電源部4は、50または60サイクルのA
C100Vの商用電源電圧をトランスにより25〜80
0Vに調整し、第一のシート1に通電させると、第二の
シート2の表面に均一な静電気が発生する。この場合、
電流は小さくし漏電や感電を防止する。
【0026】このようにして作成された第一のシート1
と第二のシート2とを積層状態にし、所定の電圧を印加
すると下記の表1に示すような測定結果が得られた。
【0027】
【表1】
【0028】この表1の意味するところは、低抵抗層で
ある第一のシート1と高抵抗層である第二のシート2と
の抵抗値の差が104 Ω以上である時に、第二のシート
2上での静電気を多く発生させることができる。
【0029】従って、本実施例においては、低抵抗層で
ある第一のシート1の抵抗値を10 2 〜104 Ωに設定
し、高抵抗層である第二のシート2の抵抗値を106
10 10Ωに設定すればよい。
【0030】本発明に係る特殊導電性シートの第2の実
施例は、図2に示すように、第1の実施例の第一のシー
ト1上に積層した第二のシート2と反対側に、電気抵抗
値が1012Ω以上の絶縁体層からなる第三のシート3を
重ね合わせたものである。
【0031】ここで、第三のシート3の電気抵抗値をR
3とすれば、R1<R2<R3が必須条件である。
【0032】この条件を満たすために、第三のシート3
の材料は、シリコンゴム、天然ゴム、樹脂(塩化ビニー
ル、ニトリル樹脂、ポリウレタン樹脂等)等の内の一種
を使用する。なお、遠赤外線の効果を更に強化するため
第二のシート2のセラミックスと同様のセラミックスを
混合してもよい。また、第三のシート3をアースと同電
位とする構造としてもよい。
【0033】そこで、電源部4から25〜800Vの電
圧を第一のシート1に印加すると、第二のシート2の表
面に均一な静電気が発生する。
【0034】なお、上記2つの実施例の構成において、
使用目的によっては、電源部4の電圧が数V〜数十Vで
も特殊導電性シートに充分な大きさの静電気を均等に発
生させることができる。
【0035】以下、上記説明した特殊導電性シートを応
用した電位治療器の実施例について説明する。
【0036】本電位治療器は、図3に示すように、治療
用マット5と、接続部6と、電源トランス部7と、操作
部8と、静電気センサ9とから構成されている。以下夫
々について、順に説明する。
【0037】治療用マット5は、上記2層式特殊導電性
シート(電気抵抗値が102 〜10 4 Ωの導電体層また
は半導体層からなる第一のシート1と、電気抵抗値が1
4〜1012Ωの半導体層または絶縁体層からなる第二
のシート2とを重ね合わせて構成した積層シート)を、
治療対象である人体の患部の大きさに合わせて、図4に
示すように、長さA、幅B、厚さCの矩形状にに成形し
たものである。例えば、Aは500mm、Bは350m
m、Cは2mmである。
【0038】治療用マット5の表面(第一のシート1
側)の長さ方向の一端部には、図4に示すように、左右
両端に、円筒状のジャック10、11が第一のシート1
と一体成形されている。このジャック10、11の穴の
いずれかに、電源トランス部7から接続部6のプラグを
介して電圧が印加されるようになっている。
【0039】治療用マット5の裏面(第二のシート2
側)は、図6に示すように、平坦であり、上記ジャック
10又は11に電圧が印加された時、この裏面に静電気
が発生するようになっている。
【0040】接続部6は、所要長の単線の被覆電線から
なるハーネス12と、このハーネス12の両端に取り付
けられた同一構造のプラグ13とで構成されている。
【0041】プラグ13は、図8に示すように、ハーネ
ス12の電線の端部である端子14と、この端子14を
保護するように取り囲む端子ケース15とで構成されて
いる。端子14の先端から根元近くまで、幅Dの切り込
み16が設けられている。この切り込み16は、治療用
マット5及び電源トランス部7の各ジャックに挿入し易
くし、かつ、挿入後の接触を良くするためである。
【0042】電源トランス部7は、図3に示すように、
操作部8に5V電源を供給するための変圧器T1と、治
療用マット5に電圧を供給するための変圧器T2とを、
操作部8と一体成形されている蒲鉾形のケース7a(図
11参照)の中に収容したものである。
【0043】ケース7aの表面には、図11に示すよう
に、接続部6の一方のプラグ13を挿入するためのジャ
ックJ1と、スライドスイッチSW1と、電源コード7
bのブッシュBSとが取り付けられている。電源コード
7bの先端には、差し込みプラグP1が取り付けられて
いる。ケース7aの裏面は、図12に示すように、平坦
な板で閉じられている。
【0044】差し込みプラグP1の2つの端子の間に
は、図13に示すように、変圧器T2の一次巻線と、リ
レーRL1の接点と、スライドスイッチSW1と、フュ
ーズF1とが直列に接続されている。
【0045】変圧器T2の二次巻線には、3個のツェナ
ダイオードZNR1、ZNR2、ZNR3の直列回路か
らなるサージアブソーバと抵抗器R26とが直列に接続
されている。このサージアブソーバは、二次電圧の急激
な変化を防止するの機能を有する。
【0046】抵抗器R26の両端に発生した交流電圧
は、3個のダイオードD2、D3、D4の直列回路から
なる整流回路に印加されている。この整流回路の一端は
抵抗器R20を介してジャックJ1と接続されている。
つまり、ジャックJ1には整流回路で発生した直流電圧
が印加されている。
【0047】また、差し込みプラグP1の2つの端子の
間には、スイッチSW1及びフューズF1と直列に、変
圧器T1の一次巻線が接続されている。変圧器T1は、
電源の交流100Vを交流8Vに変圧する。この8Vの
交流電圧は、ダイオード回路D5において+8Vの直流
電圧に変換される。
【0048】この+8Vの直流電圧は、DC−DCコン
バータIC1により+5Vに変換される。この+5Vの
直流電圧は、図13に示すように、操作部8の所要の回
路に供給されている。
【0049】電源トランス部7は、下記のように動作す
る。プラグP1を電源コンセントに差し込み、スライド
スイッチSW1を閉じると、後述のように操作部8を操
作することによりリレーRL1の接点が閉じられた時、
変圧器T2の一次巻線に100Vの交流電圧が印加さ
れ、従って、二次巻線には、所定値の交流電圧が発生す
る。この交流電圧は、上記整流回路で整流され、その結
果、ジャックJIに所定値の直流電圧が印加される。
【0050】操作部8は、電源トランス部7のケース7
aと一体成形された矩形の薄い箱状ケース8aの表面
に、図14に示すように、電源ランプLED1と、作動
ランプLED2と、時計表示器17と、時間設定ボタン
18と、作動ボタン19と、解除ボタン20とを設け、
ケース8aの内部には、図13に示すような回路を形成
している。
【0051】電源ランプLED1は発光ダイオードで構
成され、リレーRL1の接点が閉じ、変圧器T2に電源
電圧が印加された時に点灯する。作動ランプLED2は
発光ダイオードで構成され、本電位治療器が作動時に点
灯する。
【0052】時計17は、発光ダイオードLED3、L
ED4で構成され、本電位治療器の使用開始後の経過時
間を、時間又は分を単位として3桁の数字で表示する。
なお、発光ダイオードLED3は、LED3−1/2と
LED3−2/2とに分けられ、夫々が1桁を表示する
ようになっている。
【0053】各桁の発光ダイオードは、周知のように、
8の字状に配列された7個のセグメントからなり、各セ
グメントの点灯又は消灯の組み合わせにより、図14に
示すように数字を表現する。
【0054】時計17の3桁の数字の一番左の数字の単
位は「時間」であり、右の2つの数字の単位は「分」で
ある。
【0055】時間設定ボタン18は、本電位治療器を使
用する時間を予め設定するためのものであって、8個の
押しボタンからなる。各押しボタンは、時間単位で、1
〜8時間あるいは、分単位で10〜80分を設定するこ
とができるようになっている。
【0056】作動ボタン19は、本電位治療器の作動を
開始させるための押しボタンである。また、解除ボタン
20は、作動を停止させるための押しボタンである。
【0057】上記各発光ダイオード及び各押しボタン
は、図13に示すように、例えば32.768KHzの
発振器を持つマイクロコンピュータ(マイコンという)
IC2により制御されている。以下、マイコンIC2の
制御について説明する。
【0058】発光ダイオードLED1、LED2、LE
D3、LED4は、スライドスイッチSW1をオンにし
た時ダイオードD5から出力される+8V電圧を印加さ
れこれにより動作する。
【0059】LED1は、抵抗器R2を介して接地され
ており、従って、ダイオードD5から+8Vが出力され
た時、即ち、スライドスイッチSW1が押され、電源電
圧が変圧器T1、T2に印加された時に点灯するように
なっている。
【0060】LED2は、抵抗器R3を介して、マイコ
ンIC2の出力端子PA0と接続されている。作動ボタ
ン19が押された時、この出力端子PA0の出力レベル
が0Vとなり、LED2は点灯するようになっている。
【0061】時計17の発光ダイオードLED3−1/
2は、マイコンIC2の出力端子P01〜P04からの
4ビットの数字データを7個のオン/オフ出力に変換す
る変換器IC3と接続されている。この7個のオン/オ
フ出力は7個のセグメントと1対1の対応で接続されて
おり、オン/オフ出力がオンの時セグメントは点灯し、
オフの時消灯する。
【0062】同様に、発光ダイオードLED3−2/2
は、マイコンIC2の出力端子P11〜P14からの4
ビットの数字データを7個のオン/オフ出力に変換する
変換器IC4と接続されており、発光ダイオードLED
4は、マイコンIC2の出力端子P21〜P24からの
4ビットの数字データを7個のオン/オフ出力に変換す
る変換器IC5と接続されている。
【0063】マイコンIC2の上記出力端子P01〜P
04、P11〜P14、P21〜P24からの各出力デ
ータは、マイコンIC2に内蔵されているタイマカウン
タの計数に従って、夫々、分単位、10分単位(0から
6まで)、時間単位(1から8まで)で変化する。これ
により、経過時間が何時間何十何分と表示されることに
なる。
【0064】時間設定ボタン18の8個の押しボタンの
内7個は、夫々、マイコンIC2の7個の入力端子P7
0 0〜P32 の電圧レベルを+5Vから0Vに変化させ
るスイッチとして機能する。なお、8番目の押しボタン
は無接続である。上記押しボタンを押すと、それに対応
するマイコンIC2の入力端子が0Vとなり、これによ
ってマイコンIC2は押された押しボタンに応じた時間
をタイマカウンタに設定する。
【0065】上記の構成による電位治療器(静電気セン
サ9を除く)は、下記のように使用される。図15に示
すように、接続部6の一方のプラグ13を治療用マット
5のジャック10又は11に差し込み、他方のプラグ1
3を電源トランス部7のジャックJ1に差し込むことに
より、治療用印加マット5と電源トランス部7とを接続
する。
【0066】電源トランス部7の差し込みプ1グP1を
電源コンセントに差し込み、治療用マット5の裏(第2
のシート2)を上にして椅子22の上に敷く。そして、
被治療者21は椅子22の上のマット5の上に腰掛け
る。
【0067】この椅子22のように狭いものの場合は、
電源トランス部7と操作部8とを合体したP字状の操作
器を床の上に置く。この時、電源トランス部7を下にす
ると、操作部8は電源トランス部7を枕にして適度の傾
斜を持ち、その表面を被治療者21の方に向けるから見
易い。
【0068】スライドスイッチSW1をオンにすると電
源ランプLED1が点灯する。操作部8の作動ボタン1
9を押すと、マイコンIC2の出力端子PA1からリレ
ーRL1へ信号が送られ、接点が閉じ、変圧器T2への
電圧供給が開始されると同時に作動ランプLED2が点
灯する。
【0069】そこで、所望の時間を時間設定ボタン18
により設定すると、タイマカウンタの計時が開始し、時
計17に経過時間が表示され始める。この時、治療用マ
ット5から、被治療者21の臀部及び股の上方に向かっ
て静電界が発生し、その結果、被治療者21の体内の水
分のクラスタ分断効果による治療が行われることにな
る。
【0070】設定時間が過ぎるか、又は、解除ボタン2
0が押された時、マイコンIC2の出力端子PA1から
リレーRL1へ信号が送られ、その結果、接点が開き、
変圧器T2への電圧供給が停止する。そこで、治療用マ
ット5での静電気の発生は止み、治療行為が終わること
になる。
【0071】上記の他、図16に示すように、寝台23
の上に治療用マット5を敷き、その上に被治療者21が
横臥するようにしてもよい。なお、治療用マット5を被
治療者21に当てる方法は上記2例のみに限らず臨機応
変に行うことができることは勿論である。
【0072】以下、静電気センサ9について説明する。
静電気センサ9は、治療用マット5において所定の静電
界が発生しているかどうかをチェックするための静電気
検出器である。
【0073】静電気センサ9は、図3、図17、並びに
図18に示すように、片手で掴み易い大きさ及び形状に
形成されたほぼ矩形状のケース24の内部に、検電器2
5と、ランプ26と、ブザー27とを設けたものであ
る。
【0074】ケース24は不透明な樹脂から形成された
上ケースと下ケースとからなり、これら上下ケースを合
わせてボルト締めしてある。このケース24の上ケース
の前部には貫通穴28が設けられ、この貫通穴28には
透明な材料からなる栓29が嵌め込まれている。
【0075】検電器25は、周知の構造のもので、静電
気を検出する。ランプ26及びブザー27は、検電器2
5の出力に接続されており、検電器25が静電気を検出
した時、夫々、点灯及び吹鳴するようになっている。
【0076】ランプ26は、栓29の丁度真下に設置さ
れており、点灯した時、光が栓29を通して見えるよう
になっている。ブザー27は、ケース24の一方の側面
の上下ケースの間から突出している。
【0077】上記構成による静電気センサ9は下記のよ
うに使用される。上記のように、電位治療器に電源を供
給し、作動ボタン19を押して治療用マット5に静電気
を発生させる。しかし、電位治療器が正常に動作し、所
定の量の静電気が発生しているかどうかを確認すること
はできない。
【0078】従って、使用前に、図3に示すように、静
電気センサ9を治療用マット5の上部近傍に置き、ラン
プ26が点灯しかつブザー27が吹鳴するかどうかを確
認することにより、安心して電位治療器を使用すること
ができる。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る特殊
導電性シートを応用した電位治療器は、治療用マットに
均等な分布の静電気が得られるから、静電気の水分子ク
ラスタ分断効果による人体の治療に極めて大きな効力を
発揮する。
【0080】また、電圧が低いから漏電や感電の危険も
少なく、従って、安全な電位治療器を作成することがで
きる。
【0081】治療時間を押しボタンで簡単に設定するこ
とができ、また、経過時間を表示器により知ることがで
きるから使用に便利である。
【0082】更に、使用前に、静電気センサにより電位
治療器が静電気を発生していることを確認することがで
きるから、時間の無駄なく使用することができる。
【0083】また、本発明に係る電位治療器は、水や飲
食物の水質の改善、塵埃や水蒸気等の吸着による空気浄
化等の広範な目的に使用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る導電性シート特殊導電性シートの
第1の実施例の構成を示す説明図である。
【図2】本発明に係る特殊導電性シートの第2の実施例
の構成を示す説明図である。
【図3】本発明に係る電位治療器の実施例の全体構成を
示す説明図である。
【図4】同実施例における治療用マットの上面図であ
る。
【図5】同実施例における治療用マットの正面図であ
る。
【図6】同実施例における治療用マットの下面図であ
る。
【図7】同実施例における治療用マットの右側面図であ
る。
【図8】同実施例における接続部のプラグの側面図であ
る。
【図9】同プラグの正面図である。
【図10】同プラグの背面図である。
【図11】同実施例における電源トランス部の正面図で
ある。
【図12】同実施例における電源トランス部の背面図で
ある。
【図13】同実施例における電源トランス部及び操作部
の回路図である。
【図14】同実施例における操作部の表面を示す説明図
である。
【図15】同実施例の使用例を示す説明図である。
【図16】同実施例の使用例を示す説明図である。
【図17】同実施例における静電気センサの上面図であ
る。
【図18】図17のA−A断面図である。
【符号の説明】
1 第一のシート 2 第二のシート 3 第三のシート 4 電源部 5 治療用マット 6 接続部 7 電源トランス部 8 操作部 9 静電気センサ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性又は半導体材料で形成された第一の
    シート上に半導体又は絶縁体材料で形成された第二のシ
    ートを積層し、前記第1のシートに所定低電圧を印加し
    て前記第二のシートの表面から静電気を発生させる導電
    性シートであり、 前記第二のシートの電気抵抗値は、前記第一のシートの
    電気抵抗値より大きくしたことを特徴とする特殊導電性
    シート。
  2. 【請求項2】前記第一のシートを形成する導電性又は半
    導体材料は、シリコンゴム、天然ゴム、または樹脂の内
    の一種と炭素との混合材料であることを特徴とする請求
    項1に記載の特殊導電性シート。
  3. 【請求項3】前記第二のシートを形成する半導体又は絶
    縁体材料は、シリコンゴム、天然ゴム、または樹脂の内
    の一種と炭素とセラミックスとの混合材料であることを
    特徴とする請求項1に記載の特殊導電性シート。
  4. 【請求項4】前記第一のシートに積層された前記第二の
    シートの反対側には、絶縁体材料で形成した第三のシー
    トを積層し、前記第三のシートの電気抵抗値は、前記第
    2のシートの電気抵抗値より大きくしたことを特徴とす
    る請求項1に記載の特殊導電性シート。
  5. 【請求項5】前記第三のシートを形成する絶縁体材料
    は、シリコンゴム、天然ゴム、又は樹脂の内の一種であ
    ることを特徴とする請求項4に記載の特殊導電性シー
    ト。
  6. 【請求項6】前記第三のシートを形成する絶縁体材料
    は、シリコンゴム、天然ゴム、又は樹脂の内の一種とセ
    ラミックスとの混合材料であることを特徴とする請求項
    4に記載の特殊導電性シート。
  7. 【請求項7】導電性又は半導体材料で形成された第一の
    シート上に、前記第一のシートの電気抵抗値より大きい
    半導体又は絶縁体材料で形成された第二のシートを積層
    した特殊導電性シートを適当な大きさ及び形状に成形
    し、かつ、前記第一のシートの一端部にジャックを設け
    て形成した治療用マットと、 電源電圧を変圧及び整流して、前記治療用マットに印加
    するための直流電圧を発生し、出力ジャックから出力す
    る電源部と、 前記治療用マットのジャックと、前記電源部の出力ジャ
    ックとに夫々挿入される2個のプラグと、これら2個の
    プラグを接続する単線とからなる接続部と、 前記治療用マットへの通電時間を設定するための押しボ
    タンと、経過時間を表示する時計とを有する操作部とを
    具備することを特徴とする電位治療器。
  8. 【請求項8】手で持って前記治療用マットの上部近傍に
    置くことにより、ランプの点灯及びブザーの吹鳴により
    所定の静電界を検出したことを報知する静電気センサを
    具備することを特徴とする請求項7に記載の電位治療
    器。
JP7249185A 1994-12-22 1995-09-27 特殊導電性シートとこのシートを備えた電位治療器 Pending JPH08224316A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6501985B1 (en) 1998-10-14 2002-12-31 Kohgen Kizai Kabushiki Kaisha System for recovering motor function after spinal cord injury
JP2008000344A (ja) * 2006-06-22 2008-01-10 Kyoto Nishikawa:Kk 電位・温熱組合せ電気治療器
JP2009024749A (ja) * 2007-07-18 2009-02-05 Ckd Corp ダイアフラム式流体機器
JP2011198529A (ja) * 2010-03-18 2011-10-06 Kyoritsu Co Ltd 発光表示板用照明器具
KR101875409B1 (ko) * 2016-10-24 2018-07-06 주식회사 코맥스 머리 착용형 장치

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