JPH0822419A - 誤書込防止方式 - Google Patents

誤書込防止方式

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JPH0822419A
JPH0822419A JP6157227A JP15722794A JPH0822419A JP H0822419 A JPH0822419 A JP H0822419A JP 6157227 A JP6157227 A JP 6157227A JP 15722794 A JP15722794 A JP 15722794A JP H0822419 A JPH0822419 A JP H0822419A
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JP
Japan
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memory
signal
data
processing unit
central processing
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JP6157227A
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English (en)
Inventor
Masanobu Tamura
匡伸 田村
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 中央処理装置が情報処理の動作において、異
常状態を起こし、誤って書込要求信号が出力し、接続さ
れるメモリへデータを誤書込むことを防止する。 【構成】 中央処理装置が書込要求信号を出したとき
に、中央処理装置の情報処理の動作が正常か否かを判断
する手段を構成し、中央処理装置の動作が正常と判断さ
れた場合のみメモリへデータ信号を書込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中央処理装置からメモ
リへのデータの誤書込を防止する方式に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、中央処理装置で所定のプログラ
ムにもとづく情報処理を行ったとき、その処理結果のデ
ータ信号を、アドレス信号とともに電気的消去及び書込
可能な不揮発性のEEPROMあるいは外部メモリ等の
メモリに出力して記憶する。中央処理装置は上記メモリ
記憶されたデータ信号をアドレス信号とともに読出して
つぎの処理を実行する。このように、メモリに記憶され
ているデータ信号にもとづき次の処理が実行されたり、
あるいはディスプレー等の端末が制御される。従って、
メモリに送出されるデータ信号及びアドレス信号は正確
である必要があり、そのため通常、データ処理用の電子
装置には、誤書込防止回路が具備されている。図11は
データ処理用の電子装置に組込まれるべき例えば特開平
4−274539に示された従来の誤書込防止回路を示
す。該図において2は中央処理装置(以下CPUとい
う)、3は電気的消去及び書込可能な不揮発性のメモ
リ、4はCPU2が指示するメモリ3のアドレスを示す
アドレス信号、5は上記アドレス信号4を加工処理する
アドレスデコーダ、6はCPU2からメモリ3に書込ま
れるデータのデータ信号、7はインバートナンドゲート
43,44及びラッチ回路15を有する誤書込防止回
路、31はCPU2,誤書込防止回路7をリセットする
リセット回路である。
【0003】次に動作について説明する。CPU2より
書込要求信号S4が出力されるとともに、CPU2より
あらかじめ設定された所定アドレス(9438)H及び
所定アドレス(9438)Hに対応する所定データD0
=論理「L」が出力された場合のみ、誤書込防止回路7
を書込許可状態に制御し、当該書込許可状態において書
込要求信号S4がCPU2から出力されたときのみ、電
気的消去及び書込可能なメモリ3に書込信号S5を出力
するようにしたことにより、CPU2が誤って電気的消
去及び書込可能なメモリ3に書込要求信号S4を出力す
ることが生じたとしても、書込信号S5が出力されない
ことにより、上記メモリ3へのデータ信号6の誤書込を
防止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の誤書込防止回路
は以上のように構成されているので、中央処理装置(以
下CPUという)2が書込要求信号S4を誤出力するC
PU2の異常状態や、アドレスデコーダ5の誤動作等に
よるメモリ3へのデータ信号の誤書込が起こる問題点が
あった。
【0005】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、書込要求信号の誤出力による
メモリへのデータ信号の誤書込みを防止することを目的
とする。また、CPUが異常状態となった場合にメモリ
へのデータ信号の誤書込みを防止することを目的とす
る。また、データバッファの異常によるデータ信号の誤
書込みを防止することを目的とする。また、パリティ信
号を利用することにより、簡単なハードウェアの追加
で、CPU及びデータバッファの異常によるデータ信号
の誤書込みを防止することを目的とする。また、データ
バッファ,アドレスバッファの異常によるデータ信号の
誤書込みを防止することを目的とする。また、データバ
ッファ,アドレスバッファ,CPU及びアドレスデコー
ダの誤動作によるデータ信号の誤書込みを防止すること
を目的とする。また、ラッチ回路を利用することによ
り、1回のデータ信号の書込みで誤書込みを防止するこ
とを目的とする。また、アドレスメモリ,データメモリ
を備えることにより、CPUが正常な動作状態であれ
ば、1度メモリへデータ信号,アドレス信号を書込むだ
けでも誤書込みを防止することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る誤
書込防止方式は、中央処理装置(以下CPUという)2
より出力される書込要求信号S4の誤出力によるメモリ
3へのデータ信号6の誤書込を防止する誤書込防止回路
7において、上記CPU2より上記書込要求信号S4が
出されたときに、上記CPU2の情報処理の動作が正常
か否かを判断するようにし、正常と判断された場合のみ
メモリ3へのデータ信号6の書込みを実行可能とするも
のである。
【0007】請求項2の発明に係る誤書込防止方式は、
CPU2からメモリ3へ書込むデータ信号6を一時保存
するためのバッファメモリ8とデータ比較器9を有し、
CPU2より出力される書込要求信号S4の誤出力によ
るメモリ3へのデータ信号6の誤書込を防止する誤書込
防止回路7において、上記CPU2より上記書込要求信
号S4が出されたときに、上記CPU2が上記バッファ
メモリ8へ書込まれたデータS7とデータ比較器9で比
較した同一データ信号6をメモリ3へ書込む時に、CP
U2の動作が正常であると判断しメモリ3へのデータ信
号6の書込みを可能とするものである。
【0008】請求項3の発明に係る誤書込防止方式は、
CPU2からメモリ3へ書込むデータ信号6の反転値を
一時保存するためのバッファメモリ8とデータ比較器9
を有し、CPU2より出力される書込要求信号S4の誤
出力によるメモリ3へのデータ信号6の誤書込を防止す
る誤書込防止回路7において、上記CPU2より上記書
込要求信号S4が出されたときに、上記CPU2からの
1回目に書き込むデータ信号6の反転値を上記バッファ
メモリ8へ記憶し、該バッファメモリ8の内容と2回目
に書込むデータ信号6をデータ比較器9で比較し、一致
した場合にのみメモリ3へのデータ信号6の書込みを可
能とするものである。
【0009】請求項4の発明に係る誤書込防止方式は、
CPU2からメモリ3へ書込むデータ信号6のパリティ
信号S8を生成するパリティ信号生成器16,上記パリ
ティ信号S8を一時保存するためのバッファメモリ8,
該バッファメモリ8に書込まれたデータS7とパリティ
信号S8を比較するパリティ比較器17を有し、CPU
2より出力される書込要求信号S4の誤出力によるメモ
リ3へのデータ信号6の誤書込を防止する誤書込防止回
路7において、上記CPU2より上記書込要求信号S4
が出されたときに、上記CPU2からの1回目に書込む
データ信号6のパリティ信号であるバッファメモリ8に
書込まれたデータS7と2回目に書込むデータ信号6の
パリティ信号S8をパリティ比較器17で比較し、一致
した場合にのみメモリ3へのデータ信号6の書込みを可
能とするものである。
【0010】請求項5の発明に係る誤書込防止方式は、
CPU2からメモリ3へ書込むデータ信号6,アドレス
信号4のパリティ信号S8を生成するパリティ信号生成
器16,上記パリティ信号S8を一時保存するためのバ
ッファメモリ8とパリティ信号S7とバッファメモリ8
に書込まれたデータS7を比較するパリティ比較器17
を有し、CPU2より出力される書込要求信号S4の誤
出力によるメモリ3へのデータ信号6の誤書込を防止す
る誤書込防止回路7において、上記CPU2より上記書
込要求信号S4が出されたときに、上記CPU2からの
1回目にバッファメモリ8に書込まれたデータ信号6,
アドレス信号4のパリティ信号S8のバッファメモリ8
に書込まれたデータS7と2回目に書込むデータ信号
6,アドレス信号4のパリティ信号S8が一致した場合
のみメモリ3へ上記データ信号6,アドレス信号4の書
込みを可能とするものである。
【0011】請求項6の発明に係る誤書込防止方式は、
CPU2からメモリ3へ書込むデータ信号6のパリティ
信号S8を生成するパリティ信号生成器16,上記パリ
ティ信号S8を一時保存するためのバッファメモリ8と
パリティ信号S8,バッファメモリ8に書込まれたデー
タS7を比較するパリティ比較器17及びメモリアクセ
ス毎にメモリアドレス選択信号S20の選択するアドレ
スを変化させるアドレスデコーダ5を有し、CPU2よ
り出力される書込要求信号S4の誤出力によるメモリ3
へのデータ信号6の誤書込を防止する誤書込防止回路7
において、上記CPU2より上記書込要求信号S4が出
されたときに、上記CPU2が1回目にバッファメモリ
8に書込むデータ信号6のパリティ信号S8のバッファ
メモリ8に書込まれたデータS7と1回目とは異なるメ
モリアドレスへ2回目に書込むデータ信号6のパリティ
信号S8が一致した場合にのみメモリ3への書込みを可
能とするものである。
【0012】請求項7の発明に係る誤書込防止方式は、
CPU2からメモリ3への書込要求信号S4の出力を禁
止するためのラッチ回路15,メモリ3へのアクセス毎
に、CPU2からメモリ3への書込要求信号S4の出力
を禁止する信号の論理を反転させるラッチ回路19とを
有し、CPU2より出力される書込要求信号S4の誤出
力によるメモリ3へのデータ信号6の誤書込を防止する
誤書込防止回路7において、上記CPU2より上記書込
要求信号S4が出されたときに、上記CPU2がメモリ
3への書込要求を行なう毎に、上記メモリ3への書込を
禁止するラッチ回路15へ前回メモリ3に書込まれたデ
ータ信号6とは異なることを示す信号が発せられないと
メモリ3へのデータ信号6の書込みを禁止するものであ
る。
【0013】請求項8の発明に係る誤書込防止方式は、
CPU2からメモリ3へ書込むデータ信号6を一時保存
するためのデータメモリ25,メモリ3へ書込むアドレ
ス信号4を一時保有するためのアドレスメモリ24,上
記データメモリ25,アドレスメモリ24の出力である
メモリデータ28,メモリアドレス27をメモリ3に書
込むデータ書込コントローラ26,該データ書込コント
ローラ26を起動するための起動信号S12を出力する
アドレスデコーダ5を有し、CPU2より出力される書
込要求信号S4の誤出力によるメモリ3へのデータ信号
6の誤書込を防止する誤書込防止回路7において、上記
CPU2より上記書込要求信号S4が出されたときに、
上記CPU2は、メモリ3へ書込むデータ信号6,アド
レス信号4をデータメモリ25,アドレスメモリ24に
一度書込んだのち、ポートアドレスをアクセスさせるこ
とにより上記データ書込コントローラ26を起動させ、
データメモリ25の内容をメモリ3に書込むものであ
る。
【0014】請求項9の発明に係る誤書込防止方式は、
CPU2の実行する情報処理の動作が通常アクセスしな
いアドレスをCPU2が指定した時に有意となる不正ア
ドレス信号S14を生成するアドレスデコーダ5とメモ
リ3へのデータ信号6の書込要求を禁止するためのラッ
チ回路15を有し、CPU2より出力される書込要求信
号S4の誤出力によるメモリ3へのデータ信号6の誤書
込を防止する誤書込防止回路7において、上記CPU2
より上記書込要求信号S4が出されたときに、上記CP
U2の通常の情報処理の動作でアクセスしないアドレス
エリアへCPU2がアクセスした時、メモリ3へデータ
信号6の書込を禁止するラッチ回路15を起動すること
によりメモリ3へのデータ信号6の書込みを禁止するも
のである。
【0015】請求項10の発明に係る誤書込防止方式
は、CPU2が実行する情報処理の動作の実行時間を測
定する実行時間測定タイマ32,該タイマ32の時限設
定器33,メモリ3へのデータ信号6の書込要求を禁止
する為のラッチ回路15を有し、CPU2より出力され
る書込要求信号S4の誤出力によるメモリ3へのデータ
信号6の誤書込を防止する誤書込防止回路7において、
上記CPU2より上記書込要求信号S4が出されたとき
に、上記CPU2が実行する情報処理の動作の実行時間
が設定値を超えた時にメモリ3へのデータ信号6の書込
を禁止するラッチ回路15を起動することによりメモリ
3へのデータ信号6の書込みを禁止するものである。
【0016】請求項11の発明に係る誤書込防止方式
は、CPU2が出力するアクセス信号4を受信し、CP
U2の実行状態遷移番号S17を出力するアドレスメモ
リ31,現在の実行状態遷移番号S21と次にCPU2
から発せられるアドレス信号4によりCPU2の動作状
態遷移が妥当かを監視する状態遷移監視器35,メモリ
3への書込要求を禁止するためのラッチ回路15を有
し、CPU2より出力される書込要求信号S4の誤出力
によるメモリ3へのデータ信号6の誤書込を防止する誤
書込防止回路7において、上記CPU2より上記書込要
求信号S4が出されたときに、上記CPU2が正常に動
作している場合は絶対に発生しないアドレスの遷移を状
態遷移監視器35により検出した場合、メモリ3への書
込みを禁止するラッチ回路29を起動することによりC
PU2の異常を高速で検知し、メモリ3へのデータ信号
6の書込みを禁止し、誤書込みを防止するものである。
【0017】
【作用】請求項1の発明において、 中央処理装置(以
下CPUという)2より書込要求信号S4が出されたと
きに、上記CPU2の情報処理の動作が正常か否かを判
断するようにし、正常と判断された場合のみメモリ3へ
のデータ信号6を書込む。
【0018】請求項2の発明において、CPU2がバッ
ファメモリ8へ先に書込んだデータ信号6のバッファメ
モリ8の出力S7とデータ比較器9で比較した後発で同
一のデータ信号6をメモリ3に書込む時に、CPU2の
動作が正常であると判断しメモリ3へデータ信号6を書
込む。
【0019】請求項3の発明において、CPU2からの
1回目に書き込むデータ信号6の反転値をバッファメモ
リ8へ記憶し、該バッファメモリ8に書込んだデータS
7と2回目に書込むデータ信号6をデータ比較器9で比
較し、一致した場合にのみメモリ3へデータ信号6を書
込む。
【0020】請求項4の発明において、CPU2からの
1回目に書込むデータ信号6のパリティ信号S8をバッ
ファメモリ8へ記憶し、該バッファメモリ8に書込んだ
データS7と2回目に書込むデータ信号6のパリティ信
号S8をパリティ比較器17で比較し、一致した場合に
のみメモリ3へデータ信号6を書込む。
【0021】請求項5の発明において、CPU2からの
1回目に書込むデータ信号6,アドレス信号4のパリテ
ィ信号S8をバッファメモリ8へ記憶し、該バッファメ
モリ8に書込んだデータS7と2回目に書込むデータ信
号6,アドレス信号4のパリティ信号S8が一致した場
合のみメモリ3へ上記データ信号6,アドレス信号4を
書込む。
【0022】請求項6の発明において、CPU2からの
1回目に書込むデータ信号6のパリティ信号S8をバッ
ファメモリ8へ記憶し、該バッファメモリ8に書込んだ
データS7と、1回目とは異なるメモリアドレスへ、2
回目に書込むデータ信号6のパリティ信号S8が一致し
た場合にのみメモリ3へデータ信号6を書込む。
【0023】請求項7の発明において、CPU2がメモ
リ3への書込要求を行なう毎に、上記メモリ3への書込
を禁止するラッチ回路15へ前回メモリ3に書込まれた
データ信号6とは異なることを示す信号が発せられない
とメモリ3へのデータ信号6の書込みが禁止されること
により、1回のデータ信号6の書込みで誤書込みを防止
する。
【0024】請求項8の発明において、CPU2はメモ
リ3へ書込むデータ信号6,アドレス信号4をデータメ
モリ25,アドレスメモリ24に一度書込んだのち、ポ
ートアドレスをアクセスさせることによりデータ書込コ
ントローラ26を起動させ、データメモリ25の内容で
あるメモリデータ信号28をメモリ3に書込む。
【0025】請求項9の発明において、CPU2が通常
の情報処理の動作でアクセスしないアドレスエリアへC
PU2がアクセスした時、メモリ3へデータ信号3の書
込を禁止するラッチ回路29を起動することによりメモ
リ3へのデータ信号6の書込みを禁止する。
【0026】請求項10の発明において、CPU2が実
行する情報処理の動作の実行時間が設定値を超えた時に
メモリ3へのデータ信号6の書込を禁止するラッチ回路
29を起動することによりメモリ3へのデータ信号6の
書込みを禁止する。
【0027】請求項11の発明において、CPU2が正
常に動作している場合は絶対に発生しないアドレスの遷
移を状態遷移監視器35により検出した場合、メモリ3
へのデータ信号6の書込みを禁止するラッチ回路29を
起動することによりCPU2の異常を高速で検知し、メ
モリ3へデータ信号6の書込みを禁止し、誤書込みを防
止する。
【0028】
【実施例】
実施例1(請求項第1項,第2項に対応).以下、この
発明の実施例1を図1に基づいて説明する。図1は中央
処理装置すなわちマイクロプロセッサ(以下CPUとい
う)2を用いた電子装置を示し、CPU2より指定され
るメモリ3のアドレスに制御プログラムやデータを書込
むように構成されている。CPU2のアドレス信号4は
アドレスバッファ11,データ信号6はデータバッファ
10を介してメモリ3に接続される。誤書込防止回路7
はバッファメモリ8,データ比較器9,論理積ゲート1
2により構成される。CPU2から出力される書込要求
信号S4と誤書込防止回路7のデータ比較器9より出力
されるデータ一致信号S6の論理積である論理積ゲート
12の出力がメモリ3への書込信号S5としてメモリ3
に接続される。上記データ比較器9により、判断手段が
構成される。
【0029】次に動作について説明する。CPU2がメ
モリ3へデータ信号6を書き込む場合、書込み要求信号
S4はバッファメモリ8にも接続されている為、メモリ
3へ書込むデータ信号6がそのままバッファメモリ8に
書込まれる。メモリ3への書込信号S5は書込要求信号
S4とデータ比較器9より出力されるデータ一致信号S
6の論理積となっている為、CPU2より書込要求信号
S4が出力されたとしてもバッファメモリ8に書込まれ
たデータS7と書込むデータ信号6がデータ比較器9で
比較された結果一致し、上記データ比較器9が発するデ
ータ一致信号S6が有意とならなければ書込信号S5が
論理積ゲート12から出力されないため、メモリ3への
書込みは禁止される。すなわちCPU2よりメモリ3に
対し、データ信号6の書込みを行なうと、まずバッファ
メモリ8にデータ信号6が書込まれる。さらにCPU2
よりもう一度同一のデータ信号6をメモリ3に対し書き
込みを行なった場合にはじめてメモリ3へデータ信号6
が書込まれることとなる。従ってCPU2が異常状態を
起こしたり、書込要求信号S4にノイズが重畳しても誤
ってデータ信号6が書込まれるのはバッファメモリ8の
みであり、メモリ3への誤書込みが防止される。
【0030】実施例2(請求項第1項,第3項に対
応).以下、この発明の実施例2を図2に基づいて説明
する。図1と同一部分には同じ符号を記している。図2
はCPU2を用いた電子装置を示し、CPU2より指定
されるメモリ3のアドレスに制御プログラムやデータを
書込むように構成されている。CPU2のアドレス信号
4はアドレスバッファ11,データ信号6はデータバッ
ファ10を介してメモリ3に接続される。誤書込防止回
路7はバッファメモリ8,データ反転バッファ13,デ
ータ比較器9,論理積ゲート12により構成される。C
PU2から出力される書込要求信号S4と誤書込防止回
路7のデータ比較器9より出力されるデータ一致信号S
6の論理積である論理積ゲート12の出力がメモリ3へ
の書込信号S5としてメモリ3に接続される。上記デー
タ比較器9により、判断手段が構成される。
【0031】次に動作について説明する。上記実施例1
では同一のデータ信号6を2度書込み、それらが一致し
た場合にのみメモリ3への書込みが行なわれる場合につ
いて述べたが図2に示すように、データ反転バッファ1
3を設け、メモリ3への1回目に書込むデータ信号6を
上記データ反転バッファ13にて反転し、その値をバッ
ファメモリ8に書込み、該バッファメモリ8に書込まれ
たデータS7と2回目に書込むデータ信号6をデータ比
較器9にて比較し、同一データ信号であると判断した場
合にのみメモリ3へデータ信号6の書込みが行なわれる
ようにすれば、上記実施例1で述べたようにCPU2が
異常状態を起こしたり、書込要求信号S4にノイズが重
畳して誤ってデータ信号6が書込まれることを防止し、
さらにデータバッファ10の故障によりデータ信号6が
論理「H」レベルまたは論理「L」レベルに固定化され
る異常が発生した場合、1回目に書込むデータ信号6の
反転値と2回目に書込むデータ信号6は一致しないため
メモリ3へ異常なデータ信号6が書込まれることを防ぐ
ことができる。
【0032】実施例3(請求項第1項,第4項に対
応).以下、この発明の実施例3を図3に基づいて説明
する。図1と同一部分には同じ符号を記している。図3
はCPU2を用いた電子装置を示し、CPU2より指定
されるメモリ3のアドレスに制御プログラムやデータを
書込むように構成されている。CPU2のアドレス信号
4はアドレスバッファ11,データ信号6はデータバッ
ファ10を介してメモリ3に接続される。誤書込防止回
路7はバッファメモリ8,パリティ信号生成器16,パ
リティ比較器17,論理積ゲート12により構成され
る。CPU2から出力される書込要求信号S4と誤書込
防止回路7のパリティ比較器17より出力されるデータ
一致信号S6の論理積である論理積ゲート12の出力が
メモリ3への書込信号S5としてメモリ3に接続され
る。上記パリティ比較器17により、判断手段が構成さ
れる。
【0033】次に動作について説明する。上記実施例1
ではメモリ3へ書込みを行なったのち、さらにもう一度
同一のデータ信号6が書込まれたとき、CPU2が正常
であると判断し、メモリ3への書込みが行なわれる場合
について述べたが図3に示すようにパリティ信号生成器
16,パリティ比較器17を設けることにより、メモリ
3への1回目に書込むデータ信号6のパリティ信号S8
をバッファメモリ8に書込み、2回目に書込むデータ信
号6のパリティ信号S8とバッファメモリ8に書込まれ
たデータS7(上記1回目に書込むデータ信号6のパリ
ティ信号)をパリティ比較器17で比較し、一致した場
合にのみデータ一致信号S6が有意になり、書込要求信
号S4との論理積が成立し、論理積ゲート12は書込信
号S5を出力してメモリ3へのデータ信号6の書込みが
行なわれるようにすれば、データバッファ10の故障及
びCPU2の異常動作によりデータが異常となった場合
に、メモリ3へ異常なデータが書込まれることを防ぐこ
とができる。通常メモリ3にはパリティ生成器16,パ
リティ比較器17及びパリティ信号用バッファメモリ8
を標準的に実装している場合が多い為、追加する回路は
論理積ゲート12のみで良い為、非常に簡単なハードウ
ェアの追加のみで誤書込防止回路を構成することができ
る。
【0034】実施例4(請求項第1項,第5項に対
応).以下、この発明の実施例4を図4に基づいて説明
する。図3と同一部分には同じ符号を記している。図4
はCPU2を用いた電子装置を示し、CPU2より指定
されるメモリ3のアドレスに制御プログラムやデータを
書込むように構成されている。CPU2のアドレス信号
4はアドレスバッファ11,データ信号6はデータバッ
ファ10を介してメモリ3に接続される。誤書込防止回
路7はバッファメモリ8,パリティ信号生成器16,パ
リティ比較器17,論理積ゲート12により構成され
る。CPU2から出力される書込要求信号S4と誤書込
防止回路7のデータ比較器9より出力されるデータ一致
信号S6の論理積である論理積ゲート12の出力がメモ
リ3への書込信号S5としてメモリ3に接続される。上
記パリティ比較器17により、判断手段が構成される。
【0035】次に動作について説明する。上記実施例3
ではデータ信号6のパリティ信号S8とバッファメモリ
に書込まれたデータS7を比較し、チェックを行う場合
について述べたが図4に示すようにアドレス信号4とデ
ータ信号6の両方の信号からパリティ信号S8を生成す
るパリティ信号生成器16を設けることにより、メモリ
3への1回目に書き込むデータ信号6及びアドレス信号
4のパリティ信号S8をバッファメモリ8に書込み、2
回目に書込むデータ信号6及びアドレス信号4のパリテ
ィ信号S8とバッファメモリ8に書込まれたデータS7
(上記1回目のデータ信号6のパリティ信号)をパリテ
ィ比較器17で比較し、一致した場合にのみメモリ3へ
のデータ信号6の書込みが行なわれるように上記実施例
3と同様とすれば、データバッファ10の故障ばかりで
なく、アドレスバッファ11の故障によりアドレス信号
4が異常となった場合についてもメモリ3へのデータ信
号6の誤書込みが防止できる。
【0036】実施例5(請求項第1項,第6項に対
応).以下、この発明の実施例5を図5に基づいて説明
する。図3と同一部分には同じ符号を記している。図5
はCPU2を用いた電子装置を示し、CPU2より指定
されるメモリ3のアドレスに制御プログラムやデータを
書込むように構成されている。CPU2のアドレス信号
4はアドレスバッファ11,データ信号6はデータバッ
ファ10を介してメモリ3に接続される。誤書込防止回
路7はバッファメモリ8,ラッチ回路18,アドレスデ
コーダ5,パリティ信号生成器16,パリティ比較器1
7,論理積ゲート12により構成される。CPU2から
出力される書込要求信号S4と誤書込防止回路7のパリ
ティ比較器17より出力されるデータ一致信号S6の論
理積である論理積ゲート12の出力がメモリ3への書込
信号S5としてメモリ3に接続される。CPU2が発す
るメモリアクセス毎に、メモリアドレス選択信号S20
の選択するアドレスを変化させるアドレスデコーダ5及
びラッチ回路18を設けることにより、メモリ3へデー
タ信号6の1回目の書込みアドレス番地(x番地)と2
回目の書込みアドレス番地(y番地)を変える様に構成
される。
【0037】次に動作について説明する。上記実施例3
ではメモリ3への1回目に書込むデータ信号6のパリテ
ィ信号S8をバッファメモリ8に書込み、2回目に書込
むデータ信号6のパリティ信号S8とバッファメモリ8
に書込まれたデータS7(上記1回目のデータ信号6の
パリティ信号)をパリティ比較器17で比較し、一致し
た場合にのみメモリ3へのデータ信号6の書込みが行な
われる。又、この手段とあわせて1回目に発せられるデ
ータ信号6のアドレスx番地を示すアドレス信号4は、
アドレスデコーダ5へ入力され、該アドレス信号4を入
力したアドレスデコーダ5の出力であるメモリアドレス
選択信号S20は有意となり、メモリ3が動作可能とな
る。同時に該メモリアドレス選択信号S20はラッチ回
路18にも入力され、この入力信号S20が入力する毎
にラッチ回路18の論理出力は反転する。2回目に発せ
られるデータ信号6のアドレスy番地を示すアドレス信
号4が、アドレスデコーダ5に入力し、この時ラッチ回
路18の論理出力が1回目のx番地を示すアドレス信号
の入力時とは、反転している場合にアドレスデコーダ5
の出力であるメモリアドレス選択信号S20が有意とな
りメモリ3が動作可能となる。すなわちCPU2より1
回目にx番地のアドレスへデータ信号6の書込み要求を
行なったのち、2回目はy番地のアドレスに同一のデー
タ信号6を書込む場合にのみメモリ3への書込みが行な
われるようにすれば、CPU2の異常動作或いはアドレ
スデコーダ5の故障により誤ったメモリ3のアドレスが
選択されて不正なデータ信号6が書込まれることを防ぐ
ことが可能となる。
【0038】実施例6(請求項第1項,第7項に対
応).以下、この発明の実施例6を図6に基づいて説明
する。図2と同一部分には同じ符号を記している。図6
はCPU2を用いた電子装置を示し、CPU2より指定
されるメモリ3のアドレスに制御プログラムやデータを
書込むように構成されている。誤書込防止回路7はバッ
ファメモリ8,アドレスデコーダ5,ラッチ回路15,
19,インバートナンドゲート23,データ反転バッフ
ァ13,論理和ゲート22,論理積ゲート12,20,
21により構成される。CPU2から出力される書込要
求信号S4と誤書込防止回路7のデータ比較器9より出
力されるデータ一致信号S6の論理積である論理積ゲー
ト12の出力がメモリ3への書込信号S5としてメモリ
3に接続される。
【0039】次に動作について説明する。上記実施例1
〜5ではメモリ3へデータ信号6の書込要求を行なった
のち、もう一度同一のデータ信号6の書込要求があった
ときCPU2が正常であると判断しメモリ3へデータ信
号6の書込みが行なわれる場合について述べたが、図6
に示すようにラッチ回路15,19を設けることにより
1回目のデータ信号6の書込みに先だちCPU2が発し
たアドレス信号4のポートアドレス(z番地)を入力し
たアドレスデコーダ5は、ポート信号S17を出力し、
該ポート信号S17はCPU2が発する書込要求信号S
4と論理積が成立すると、インバートナンドゲート23
を介してラッチ回路15に入力され、CPU2がデータ
信号6(0001H)を出力することによりラッチ回路
15のD入力を論理「H」,Q出力を論理「H」,イン
バートQ出力を論理「L」とすれば、最初にラッチ回路
19のQ出力信号S9は論理「H」となっているため論
理積ゲート20の出力が論理「H」となって成立し、論
理和ゲート22の出力信号S11が論理「H」となる。
この状態でCPU2よりメモリ3へデータ信号6の書込
みを行なうことによって、書込要求信号S4が出力され
ると、論理積が成立し論理積ゲート12の出力が論理
「H」となり、メモリ3へ書込信号S5が出力され、メ
モリ3へデータ信号6の書込みが行なわれる。メモリ3
へデータ信号6の書込みが行なわれると書込信号S5を
検知したラッチ回路19はQ出力信号S9を論理「L」
とし、論理積ゲート20の論理積は不成立となり、書込
要求信号S4がさらに出力されても論理積ゲート12の
論理積は不成立となる為メモリ3へのデータ信号6の書
込みは禁止される。この状態において上記ポートアドレ
ス(z番地)を入力したアドレスデコーダ5は、ポート
信号S17を出力し、該ポート信号S17はCPU2が
発する書込要求信号S4と論理積が成立すると、インバ
ートナンドゲート23を介してラッチ回路15に入力さ
れ、CPU2がポートアドレス(z番地)へデータ信号
6(0000H)を出力することによりラッチ回路15
のD入力を論理「L」,Q出力を論理「L」,インバー
トQ出力を論理「H」とすれば、ラッチ回路19のイン
バートQ出力信号S10は論理「H」となっている為、
論理和ゲート22の出力信号S11も論理「H」となり
論理積ゲート21の論理積が成立し、CPU2によって
書込要求信号S4が出力されると論理積ゲート12の論
理積が成立し、メモリ3へデータ信号6の書込信号S5
が出力され、メモリ3へデータ信号6の書込みが行なわ
れる。
【0040】以上のようにCPU2からメモリ3へのデ
ータ信号6の書込みを1度行なう毎に上記ポートアドレ
ス(z番地)へ異なったデータの書込みを行なわないと
メモリ3へのデータ信号6の書込みが禁止されることと
なる為、CPU2が異常状態を起こしたり、CPU2が
発する書込要求信号S4にノイズが印加しても誤書込防
止回路7が発する書込信号S5が出力せず、メモリ3へ
のデータ信号6の誤書込みを防止することが可能とな
る。本実施例では実施例1〜5と異なり1回のメモリ3
への書込みによりメモリ書込みが行なわれる為、メモリ
書替時間を短縮することができる。
【0041】実施例7(請求項第1項,第8項に対
応).以下、この発明の実施例7を図7に基づいて説明
する。図1と同一部分には同じ符号を記している。図7
はCPU2を用いた電子装置を示し、CPU2より指定
されるメモリ3のアドレスに制御プログラムやデータを
書込むように構成されている。CPU2のアドレス信号
4はアドレスバッファ11,データ信号6はデータバッ
ファ10を介してメモリ3に接続される。誤書込防止回
路7はアドレスデコーダ5,アドレスメモリ24,デー
タメモリ25,データ書込コントローラ26により構成
される。
【0042】次に動作について説明する。上記実施例1
ではCPU2よりメモリ3に対し2回同一のデータ信号
6を書込むとき、CPU2が正常であると判断し、メモ
リ3への書込みが行なわれる場合について述べたが、図
7に示すようにアドレスメモリ24,データメモリ2
5,データ書込みコントローラ26を設けることにより
CPU2がメモリ3へデータ信号6を書込もうとすると
データ信号6を書込むメモリ3のアドレスを示すアドレ
ス信号4をアドレスメモリ24に,メモリ3へ書込むデ
ータ信号6をデータメモリ25に一旦書込んだのち、C
PU2が発するアドレス信号4を入力するアドレスデコ
ーダ5はポートアドレス(xx番地)をアクセスし、コ
ントローラ起動信号S12を出力する。コントローラ起
動信号S12が出力されるとデータ書込コントローラ2
6が起動し、アドレスメモリ24からデータ信号6を書
込むメモリ3のアドレスを,データメモリ25からメモ
リ3へ書込むデータをそれぞれメモリアドレス信号27
及びメモリデータ信号28として読み出したのちメモリ
3への書込信号S5を出力することにより、メモリ3に
メモリデータ信号28すなわちデータ信号6が書込まれ
る。このようにCPU2が異常状態を起こしてもデータ
信号6の誤書込が起こるのはデータメモリ28のみであ
り、CPU2が正常に動作していれば必らず起動する情
報処理の動作でポートアドレス(xx番地)へのアクセ
スを行なうようにしておけば、メモリ3への誤書込みが
防止できる。本実施例ではCPU2よりメモリ3へ1度
だけデータ信号6を書込む動作をすればよい為、書込時
間を短縮できる。
【0043】実施例8(請求項第1項,第9項に対
応).以下、この発明の実施例8を図8に基づいて説明
する。図6と同一部分には同じ符号を記している。図8
はCPU2を用いた電子装置を示し、CPU2より指定
されるメモリ3のアドレスに制御プログラムやデータを
書込むように構成されている。誤書込防止回路7はアド
レスデコーダ5,ラッチ回路15,29、インバートナ
ンドゲート23,36により構成される。
【0044】次に動作について説明する。上記実施例6
ではメモリ3へのデータ信号6の書込みを1度行なうご
とに毎回ポートアドレス(z番地)へ異なったデータの
書込みを行なわないとメモリ3へのデータ信号6の書込
みが禁止されるように構成したが、図8に示すように情
報処理の動作で通常アクセスしないアドレスがCPU2
より出力された時に有意となる不正アドレス信号S14
を生成するアドレスデコーダ5とラッチ回路29及び3
入力の論理積ゲート36を設けることにより、CPU2
が異常状態を起こし、通常の情報処理の動作でアクセス
しないアドレスエリアへCPU2がアクセスした時、不
正アドレス信号S14がアドレスデコーダ5より出力さ
れるとラッチ回路29のQ出力S13が論理「H」とな
り論理積ゲート36が不成立となる為、書込要求信号S
4がCPU2より出力されても誤書込防止回路7の発す
る書込信号S5は有意とならないためメモリ3への誤書
込みが防止できる。本実施例によればCPU2が異常状
態を起こしたら、ただちにメモリ3への書込みを禁止す
ることが可能となる。
【0045】実施例9(請求項第1項,第10項に対
応).以下、この発明の実施例9を図9に基づいて説明
する。図8と同一部分には同じ符号を記している。図9
はCPU2を用いた電子装置を示し、CPU2より指定
されるメモリ3のアドレスに制御プログラムやデータを
書込むように構成されている。誤書込防止回路7はアド
レスデコーダ5,ラッチ回路15,29,実行時間測定
タイマ32,時限測定器33,インバートナンドゲート
23,36により構成される。
【0046】次に動作について説明する。上記実施例8
ではCPU2が正常動作時は絶対アクセスしないアドレ
スを指定した時にアドレスデコーダ5はラッチ回路29
に不正アドレス信号S14を出力し、ラッチ回路29の
Q出力S13を論理「H」とすることでメモリ3への書
込みを禁止する場合について述べたが図9に示すよう
に、CPU2の情報処理の動作の実行時間測定タイマ3
2,該タイマ32の時限設定器33及びタイマーリセッ
ト信号S15を出力するアドレスデコーダ5を設けるこ
とにより、CPU2が実行する情報処理の動作を次のよ
うに監視する。CPU2がメモリ3のアドレスをアクセ
スするとアドレスデコーダ5はタイマーリセット信号S
15を発して実行時間測定タイマ32を0クリアし、カ
ウントアップを開始する。CPU2の情報処理の動作の
実行時間が時限設定器33にてあらかじめ設定されたカ
ウント値を超えたとき、実行時間測定タイマ32はタイ
ムオーバ信号S16を出力し、ラッチ回路29のQ出力
S13が論理「H」となり論理積が不正立となる為、デ
ータ信号6の書込要求信号S4が出力されても論理積ゲ
ート36の出力である書込信号S5は有意とはならない
のでメモリ3への書込は禁止される。CPU2が正常に
動作しているときは、CPU2は時限設定器33にて設
定された時限以内にアドレスデコーダ5のタイマーリセ
ットポートにアクセスし、実行時間測定タイマ32を0
クリアする為、タイムオーバ信号S16は出力されず、
ラッチ回路29のQ出力S13は論理「L」のままでメ
モリ3へのデータ信号6の書込みが可能となる。本実施
例によればCPU2の動作実行時間のわずかな差異によ
りCPU2の異常を検知でき、ただちにメモリ3へのデ
ータ信号6の書込を禁止する為、メモリ誤書込の可能性
をほとんど0にできる。
【0047】実施例10(請求項第1項,第11項に対
応).以下、この発明の実施例10を図10に基づいて
説明する。図9と同一部分には同じ符号を記している。
図10はCPU2を用いた電子装置を示し、CPU2よ
り指定されるメモリ3のアドレスに制御プログラムやデ
ータを書込むように構成されている。誤書込防止回路7
はアドレスデコーダ5,ラッチ回路15,29,アドレ
スメモリ34,状態遷移監視器35,インバートナンド
ゲート23,36により構成される。
【0048】次に動作について説明する。上記実施例6
ではメモリ3への書込みを1度行なうごとに毎回ポート
アドレス(z番地)へ異なったデータの書込みを行なわ
ないとメモリ3へのデータ信号6の書込みが禁止される
ように構成したが、図10に示すようにCPU2から出
力されるアドレス信号4を入力し、CPU2の実行状態
遷移番号S21を出力するアドレスメモリ34と、CP
U2の現在の実行状態遷移番号S21とCPU2から出
力されるアドレス信号4により、CPU2の動作状態の
遷移が妥当かを監視する状態遷移監視器35を設けるこ
とにより、CPU2が正常な場合には絶対に発生しえな
いアドレスの遷移を状態遷移監視器35により検出した
場合、状態遷移監視器35は異常検出信号S22を出力
し、前記信号S22が入力されたラッチ回路29のQ出
力S13は論理「H」となり、論理積は正立せず、書込
要求信号S4が有意となっても論理積ゲート36の出力
である書込信号S5は有意とならない為、メモリ3への
データ信号6の書込は禁止される。本実施例によればC
PU2の実行状態遷移をハードウェアにて監視している
ためCPU2のプログラム処理でメモリ3への書込みを
禁止する場合より高速にメモリ3への誤書込みを防止す
ることができる。
【0048】
【発明の効果】以上のようにこの請求項1の発明によれ
ば、中央処理装置より書込要求信号が出されたときに、
上記中央処理装置の情報処理の動作が正常か否かを判断
するようにし、正常と判断された場合のみメモリへのデ
ータ信号の書込みを実行可能としたことにより、上記書
込要求信号の誤出力によるメモリへのデータ信号の誤書
込を防止する効果がある。
【0049】請求項2の発明によれば、中央処理装置よ
り書込要求信号が出されたときに、上記中央処理装置が
バッファメモリへ先に書込んだデータ信号とデータ比較
器で比較した同一データ信号をメモリ装置へ書込む時
に、中央処理装置の動作が正常であると判断しメモリへ
のデータ信号の書込みを可能とすることにより、中央処
理装置が異常状態となった場合、メモリへのデータ信号
の誤書込みを防止する効果がある。
【0050】請求項3の発明によれば、中央処理装置よ
り書込要求信号が出されたときに、上記中央処理装置か
らの1回目に書き込むデータ信号の反転値をバッファメ
モリへ記憶し、該バッファメモリの内容と2回目に書込
むデータ信号をデータ比較器で比較し、一致した場合に
のみメモリへのデータ信号の書込みを可能とすることに
より中央処理装置の異常の他にデータバッファの異常に
よるデータ信号の誤書込みを防止する効果がある。
【0051】請求項4の発明によれば、中央処理装置よ
り書込要求信号が出されたときに、上記中央処理装置か
らの1回目に書込むデータ信号のパリティ信号をバッフ
ァメモリへ記憶し、該バッファメモリの内容と2回目に
書込むデータ信号のパリティ信号をパリティ比較器で比
較し、一致した場合にのみメモリへのデータ信号の書込
みを可能とすることにより、簡単なハードウェアの追加
で中央処理装置及びデータバッファの異常によるデータ
信号の誤書込みを防止する効果がある。
【0052】請求項5の発明によれば、中央処理装置よ
り書込要求信号が出されたときに、上記中央処理装置か
らの1回目に書込むデータ信号,アドレス信号のパリテ
ィ信号と2回目に書込むデータ信号,アドレス信号のパ
リティ信号が一致した場合にのみメモリへの上記データ
信号,アドレス信号の書込みを可能とすることにより、
データバッファ,アドレスバッファの異常によるデータ
信号の誤書込みを防止する効果がある。
【0053】請求項6の発明によれば、中央処理装置よ
り書込要求信号が出されたときに、上記中央処理装置が
1回目に書込むデータ信号のパリティ信号と、1回目と
は異なるメモリアドレスへ2回目に書込むデータ信号の
パリティ信号が一致した場合にのみメモリへの書込みを
可能とすることにより、上記データバッファ,アドレス
バッファ,中央処理装置及びアドレスデコーダの誤動作
による誤書込みを防止する効果がある。
【0054】請求項7の発明によれば、中央処理装置よ
り書込要求信号が出されたときに、上記中央処理装置が
メモリへの書込要求を行なう毎に、上記メモリへの書込
を禁止するラッチ回路へ前回メモリに書込まれたデータ
信号とは異なることを示す信号が発せられないとメモリ
へのデータ信号の書込みが禁止されることにより、1回
のデータ信号の書込みで誤書込みを防止する効果があ
る。
【0055】請求項8の発明によれば、中央処理装置よ
り書込要求信号が出されたときに、上記中央処理装置は
メモリへ書込むデータ信号,アドレス信号をデータメモ
リ,アドレスメモリに一度書込んだのち、ポートアドレ
スをアクセスさせることにより上記データ書込コントロ
ーラを起動させ、データメモリの内容をメモリに書込む
ことにより、中央処理装置が正常な動作状態であれば、
1度メモリへデータ信号,アドレス信号を書込むだけで
も誤書込みを防止する効果がある。
【0056】請求項9の発明によれば、中央処理装置よ
り書込要求信号が出されたときに、上記中央処理装置の
通常の情報処理の動作でアクセスしないアドレスエリア
へ中央処理装置がアクセスした時、メモリへデータ信号
の書込を禁止するラッチ回路を起動することによりメモ
リへのデータ信号の書込みを禁止することにより、中央
処理装置の異常による誤書込みを防止する効果がある。
【0057】請求項10の発明によれば、中央処理装置
より書込要求信号が出されたときに、上記中央処理装置
が実行する情報処理の動作の実行時間が設定値を超えた
時にメモリへのデータ信号の書込を禁止するラッチ回路
を起動することによりメモリへのデータ信号の書込みを
禁止することにより、中央処理装置の異常によるメモリ
への誤書込みを防止する効果がある。
【0058】請求項11の発明によれば、中央処理装置
より書込要求信号が出されたときに、上記中央処理装置
が正常に動作している場合は絶対に発生しないアドレス
の遷移を状態遷移監視器により検出した場合、メモリ書
込みを禁止するラッチ回路を起動することにより、中央
処理装置の異常を高速で検知し、メモリへのデータ信号
の書込みを禁止し、データ信号の誤書込みを防止する効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施例2の示す構成図である。
【図3】 この発明の実施例3を示す構成図である。
【図4】 この発明の実施例4を示す構成図である。
【図5】 この発明の実施例5を示す構成図である。
【図6】 この発明の実施例6を示す構成図である。
【図7】 この発明の実施例7を示す構成図である。
【図8】 この発明の実施例8を示す構成図である。
【図9】 この発明の実施例9を示す構成図である。
【図10】 この発明の実施例10を示す構成図であ
る。
【図11】 従来の誤書込防止方式を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
2 CPU、3 メモリ、4 アドレス信号、5 アド
レスデコーダ、6 データ信号、7 誤書込防止回路、
8 バッファメモリ、9 データ比較器、10 データ
バッファ、11 アドレスバッファ、12,20,2
1,23,36 論理積ゲート、13 データ反転バッ
ファ、16 パリティ信号生成器、17 パリティ比較
器、15,18,19,29 ラッチ回路、22 論理
和ゲート、23,43,44 インバートナンドゲー
ト、24,34 アドレスメモリ、25 データメモ
リ、26 データ書込コントローラ、27 メモリアド
レス信号、28 メモリデータ信号、32 実行時間測
定タイマ、33 時限設定器、31 リセット回路、
35 状態遷移監視器、S4 書込要求信号、S5 書
込信号、S6 データ一致信号、S7 バッファメモリ
8に書込まれたデータ、S8 パリティ信号、S9 ラ
ッチ回路19のQ出力信号、S10 ラッチ回路19の
インバートQ出力信号、S11 論理和ゲート22の出
力信号、S12 コントローラ起動信号、S13 ラッ
チ回路29のQ出力、S14 不正アドレス信号、S1
5 タイマーリセット信号、S16 タイムオーバ信
号、S17 ポート信号、S20 メモリアドレス選択
信号、S21 実行状態遷移番号、S22 異常検出信
号。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央処理装置より出力される書込要求信
    号の誤出力によるメモリへのデータ信号の誤書込を防止
    する誤書込防止回路において、上記中央処理装置より上
    記書込要求信号が出されたときに、上記中央処理装置の
    情報処理の動作が正常か否かを判断するようにし、正常
    と判断された場合のみメモリへのデータ信号の書込みを
    実行可能としたことを特徴とする誤書込防止方式。
  2. 【請求項2】 中央処理装置がメモリへ書込むデータ信
    号を一時保存するためのバッファメモリとデータ比較器
    を有し、中央処理装置より出力される書込要求信号の誤
    出力によるメモリへのデータ信号の誤書込を防止する誤
    書込防止回路において、上記中央処理装置より上記書込
    要求信号が出されたときに、上記中央処理装置が上記バ
    ッファメモリへ先に書込んだデータ信号とデータ比較器
    で比較した同一データ信号をメモリへ書込む時に、中央
    処理装置の動作が正常であると判断しメモリへのデータ
    信号の書込みを可能とすることで中央処理装置が異常状
    態となった場合、メモリへのデータ信号の誤書込みを防
    止することを特徴とする請求項第1項記載の誤書込防止
    方式。
  3. 【請求項3】 中央処理装置からメモリへ書込むデータ
    信号の反転値を一時保存するためのバッファメモリとデ
    ータ比較器を有し、中央処理装置より出力される書込要
    求信号の誤出力によるメモリへのデータ信号の誤書込を
    防止する誤書込防止回路において、上記中央処理装置よ
    り上記書込要求信号が出されたときに、上記中央処理装
    置からの1回目に書込むデータ信号の反転値を上記バッ
    ファメモリへ記憶し、該バッファメモリの内容と2回目
    に書込むデータ信号をデータ比較器で比較し、一致した
    場合にのみメモリへのデータ信号の書込みを可能とする
    ことでデータバッファの異常によるデータ信号の誤書込
    みを防止することを特徴とする請求項第1項記載の誤書
    込防止方式。
  4. 【請求項4】 中央処理装置からメモリへ書込むデータ
    信号のパリティ信号を生成するパリティ信号生成器,上
    記パリティ信号を一時保存するためのバッファメモリと
    パリティ信号を比較するパリティ比較器を有し、中央処
    理装置より出力される書込要求信号の誤出力によるメモ
    リへのデータ信号の誤書込を防止する誤書込防止回路に
    おいて、上記中央処理装置より上記書込要求信号が出さ
    れたときに、上記中央処理装置からの1回目に書込むデ
    ータ信号のパリティ信号を上記バッファメモリへ記憶
    し、該バッファメモリの内容と2回目に書込むデータ信
    号のパリティ信号をパリティ比較器で比較し、一致した
    場合にのみメモリへのデータ信号書込みを可能とするこ
    とで簡単なハードウェアの追加でデータバッファの異常
    によるデータの誤書込みを防止することを特徴とする請
    求項第1項記載の誤書込防止方式。
  5. 【請求項5】 中央処理装置からメモリへ書込むデータ
    信号,アドレス信号のパリティ信号を生成するパリティ
    信号生成器,上記パリティ信号を一時保存するためのバ
    ッファメモリとパリティ信号を比較するパリティ比較器
    を有し、中央処理装置より出力される書込要求信号の誤
    出力によるメモリへのデータ信号の誤書込を防止する誤
    書込防止回路において、上記中央処理装置より上記書込
    要求信号が出されたときに、上記中央処理装置からの1
    回目に書込むデータ信号,アドレス信号のパリティ信号
    と2回目に書込むデータ信号,アドレス信号のパリティ
    信号が一致した場合のみメモリへ上記データ信号,アド
    レス信号の書込みを可能とすることでデータバッファ,
    アドレスバッファの異常によるデータ信号誤書込みを防
    止することを特徴とする請求項第1項記載の誤書込防止
    方式。
  6. 【請求項6】 中央処理装置からメモリへ書込むデータ
    信号のパリティ信号を生成するパリティ信号生成器,上
    記パリティ信号を一時保存するためのバッファメモリと
    パリティ信号を比較するパリティ比較器及びメモリアク
    セス毎にメモリアドレス選択信号の選択するアドレスを
    変化させるアドレスデコーダを有し、中央処理装置より
    出力される書込要求信号の誤出力によるメモリへのデー
    タ信号の誤書込を防止する誤書込防止回路において、上
    記中央処理装置より上記書込要求信号が出されたとき
    に、上記中央処理装置が1回目に書込むデータ信号のパ
    リティ信号と、1回目とは異なるメモリアドレスへ2回
    目に書込むデータ信号のパリティ信号が一致した場合に
    のみメモリへの書込みを可能とすることで上記アドレス
    デコーダの誤動作による誤書込みを防止することを特徴
    とする請求項第1項記載の誤書込防止方式。
  7. 【請求項7】 中央処理装置からメモリへの書込要求信
    号の出力を禁止するためのラッチ回路,メモリへのアク
    セス毎に、中央処理装置からメモリへの書込要求信号の
    出力を禁止する信号の論理を反転させるラッチ回路とを
    有し、中央処理装置より出力される書込要求信号の誤出
    力によるメモリへのデータ信号の誤書込を防止する誤書
    込防止回路において、上記中央処理装置より上記書込要
    求信号が出されたときに、上記中央処理装置がメモリへ
    の書込要求を行なう毎に、上記メモリへの書込を禁止す
    るラッチ回路へ前回メモリに書込まれたデータ信号とは
    異なることを示す信号が発せられないとメモリへのデー
    タ信号の書込みが禁止されることにより、1回のデータ
    信号書込みで誤書込みを防止することを特徴とする請求
    項第1項記載の誤書込防止方式。
  8. 【請求項8】 中央処理装置からメモリへ書込むデータ
    信号を一時保有するためのデータメモリ,メモリへ書込
    むアドレス信号を一時保有するためのアドレスメモリ,
    上記データメモリ,アドレスメモリのデータ信号,アド
    レス信号をメモリに書込むデータ書込コントローラ,該
    データ書込コントローラを起動するための起動信号を出
    力するアドレスデコーダを有し、中央処理装置より出力
    される書込要求信号の誤出力によるメモリへのデータ信
    号の誤書込を防止する誤書込防止回路において、上記中
    央処理装置より上記書込要求信号が出されたときに、上
    記中央処理装置はメモリへ書込むデータ信号,アドレス
    信号をデータメモリ,アドレスメモリに一度書込んだの
    ち、ポートアドレス信号をアクセスさせることにより上
    記データ書込コントローラを起動させ、データメモリの
    内容をメモリに書込むことにより、中央処理装置が正常
    な動作状態であれば、1度メモリへデータ信号,アドレ
    ス信号を書込むだけでも誤り書込みを防止できることを
    特徴とする請求項第1項記載の誤書込防止方式。
  9. 【請求項9】 中央処理装置の実行する情報処理の動作
    が通常アクセスしないアドレスエリアを中央処理装置が
    指定した時に有意となる信号を生成するアドレスデコー
    ダとメモリへのデータ信号の書込要求を禁止するための
    ラッチ回路を有し、中央処理装置より出力される書込要
    求信号の誤出力によるメモリへのデータ信号の誤書込を
    防止する誤書込防止回路において、上記中央処理装置よ
    り上記書込要求信号が出されたときに、上記中央処理装
    置が通常の情報処理の動作でアクセスしないアドレスエ
    リアへアクセスした時、メモリへデータ信号の書込を禁
    止するラッチ回路を起動をすることによりメモリへのデ
    ータ信号の書込みを禁止することで中央処理装置の異常
    による誤書込みを防止することを特徴とする請求項第1
    項記載の誤書込防止方式。
  10. 【請求項10】 中央処理装置が実行する情報処理の動
    作の実行時間を測定するタイマ,該タイマの時限設定
    器,メモリへのデータ信号の書込要求を禁止する為のラ
    ッチ回路を有し、中央処理装置より出力される書込要求
    信号の誤出力によるメモリへのデータ信号の誤書込を防
    止する誤書込防止回路において、上記中央処理装置より
    上記書込要求信号がだされたときに、上記中央処理装置
    が実行する情報処理の動作の実行時間が設定値を超えた
    時にメモリへのデータ信号の書込を禁止するラッチ回路
    を起動することによりメモリへのデータ信号の書込みを
    禁止することで中央処理装置の異常によるメモリ装置へ
    の誤書込みを防止することを特徴とする請求項第1項記
    載の誤書込防止方式。
  11. 【請求項11】 中央処理装置が出力するアドレス信号
    を受信し、中央処理装置の実行状態遷移番号を出力する
    アドレスメモリ,現在の実行状態遷移番号と次に中央処
    理装置から発せられるアドレス信号により中央処理装置
    の動作状態遷移が妥当かを監視する状態遷移監視器,メ
    モリへの書込要求を禁止するためのラッチ回路を有し、
    中央処理装置より出力される書込要求信号の誤出力によ
    るメモリへのデータ信号の誤書込を防止する誤書込防止
    回路において、上記中央処理装置より上記書込要求信号
    が出されたときに、上記中央処理装置が正常に動作して
    いる場合は絶対に発生しないアドレスエリアのアドレス
    信号の遷移を状態遷移監視器により検出した場合、メモ
    リ書込を禁止するラッチ回路を起動することにより中央
    処理装置の異常を高速で検知し、メモリへのデータ信号
    の書込みを禁止し、誤書込みを防止することを特徴とす
    る請求項第1項記載の誤書込防止方式。
JP6157227A 1994-07-08 1994-07-08 誤書込防止方式 Pending JPH0822419A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010134967A (ja) * 1998-10-12 2010-06-17 Centre National D'etudes Spatiales 過渡エラー制約を受ける電子システムのためのメモリアクセス監視装置
JP2012174123A (ja) * 2011-02-23 2012-09-10 Fujitsu Semiconductor Ltd 誤書き込み防止回路および半導体装置
US10963344B2 (en) 2019-05-28 2021-03-30 Kabushiki Kaisha Toshiba Information processing circuitry, information processing method, and non-transitory computer readable medium

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