JPH0822401B2 - 吹付け塗装用具の洗浄装置 - Google Patents
吹付け塗装用具の洗浄装置Info
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- JPH0822401B2 JPH0822401B2 JP1302098A JP30209889A JPH0822401B2 JP H0822401 B2 JPH0822401 B2 JP H0822401B2 JP 1302098 A JP1302098 A JP 1302098A JP 30209889 A JP30209889 A JP 30209889A JP H0822401 B2 JPH0822401 B2 JP H0822401B2
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- liquid
- nozzle
- cleaning tank
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B15/00—Details of spraying plant or spraying apparatus not otherwise provided for; Accessories
- B05B15/50—Arrangements for cleaning; Arrangements for preventing deposits, drying-out or blockage; Arrangements for detecting improper discharge caused by the presence of foreign matter
- B05B15/55—Arrangements for cleaning; Arrangements for preventing deposits, drying-out or blockage; Arrangements for detecting improper discharge caused by the presence of foreign matter using cleaning fluids
- B05B15/555—Arrangements for cleaning; Arrangements for preventing deposits, drying-out or blockage; Arrangements for detecting improper discharge caused by the presence of foreign matter using cleaning fluids discharged by cleaning nozzles
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- Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
- Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、スプレーガン形式の塗料吹付け塗装用具を
洗浄するための装置に関するものである。
洗浄するための装置に関するものである。
[従来の技術] 自動車その他各種機器の製造工程や修理作業等におい
て塗料の吹付け塗装が行なわれるが、この吹付け塗装器
としては一般的にスプレーガン形式のものが使用され
る。
て塗料の吹付け塗装が行なわれるが、この吹付け塗装器
としては一般的にスプレーガン形式のものが使用され
る。
このスプレーガン形式の吹付け塗装を大別すると、ス
プレーガンに塗料圧送ホースを接続した圧送型のもの、
スプレーガンに塗料缶や塗料収容カップを取り付けて引
き金の操作によって塗料を吸い上げる吸い上げ式のも
の、スプレーガンの上部側に塗料缶や上記カップを取り
付けて塗料をその重力でスプレーガンに供給する重力式
のもの等がある。
プレーガンに塗料圧送ホースを接続した圧送型のもの、
スプレーガンに塗料缶や塗料収容カップを取り付けて引
き金の操作によって塗料を吸い上げる吸い上げ式のも
の、スプレーガンの上部側に塗料缶や上記カップを取り
付けて塗料をその重力でスプレーガンに供給する重力式
のもの等がある。
このようなスプレーガン式塗装器は使用後に放置して
おくとスプレーガンのバルブやノズル等が塗料で目詰ま
りして再使用時に確実な塗装作業ができないから使用後
の比較的早い時期に洗浄しておく必要がある。
おくとスプレーガンのバルブやノズル等が塗料で目詰ま
りして再使用時に確実な塗装作業ができないから使用後
の比較的早い時期に洗浄しておく必要がある。
本発明者は上記したペイントスプレーガンやカップそ
の他の付属部品等を洗浄槽内にセットすることにより洗
浄液で自動的に洗浄するようにした吹付け塗装用具の洗
浄装置を開発し、アメリカ特許第4,785,836号(以下
「従来例1」という)を取得した。また、これに類する
スプレーガン等の洗浄装置がアメリカ特許第4,793,369
号(以下「従来例2」という)として提案されている。
の他の付属部品等を洗浄槽内にセットすることにより洗
浄液で自動的に洗浄するようにした吹付け塗装用具の洗
浄装置を開発し、アメリカ特許第4,785,836号(以下
「従来例1」という)を取得した。また、これに類する
スプレーガン等の洗浄装置がアメリカ特許第4,793,369
号(以下「従来例2」という)として提案されている。
これら従来例1及び2の洗浄装置の基本的な構成は、
洗浄槽の下部に塗料洗浄液(一般には揮発性溶剤)を収
容する貯留室を設けると共にその上部に網目スクリーン
板を介して洗浄槽を形成し、洗浄槽内には、スプレーガ
ンの内部を洗浄するためのピンノズル、カップ内部洗浄
用の広角スプレーノズル、スプレーガンやカップ等の外
部を洗浄する広角シャワーノズル等を配置し、空気圧に
より駆動する液送ポンプで貯留室から吸引した洗浄液を
配管を介して各ノズルから噴出させるように構成したも
のであり、使用に際してはスプレーガンはクサビ状の治
具で引金を引いた状態にして上記ピンノズルに塗料供給
口を挿入してセットすると共にカップは上記広角スプレ
ーノズルに被せるように伏せた状態で上記網目スクリー
ン板上にセットし、上記液送ポンプを所要時間稼動させ
てスプレーガンやカップの内外部を自動洗浄するもので
あり、洗浄後の液は上記網目スクリーン板から貯留室に
落下して再使用される。
洗浄槽の下部に塗料洗浄液(一般には揮発性溶剤)を収
容する貯留室を設けると共にその上部に網目スクリーン
板を介して洗浄槽を形成し、洗浄槽内には、スプレーガ
ンの内部を洗浄するためのピンノズル、カップ内部洗浄
用の広角スプレーノズル、スプレーガンやカップ等の外
部を洗浄する広角シャワーノズル等を配置し、空気圧に
より駆動する液送ポンプで貯留室から吸引した洗浄液を
配管を介して各ノズルから噴出させるように構成したも
のであり、使用に際してはスプレーガンはクサビ状の治
具で引金を引いた状態にして上記ピンノズルに塗料供給
口を挿入してセットすると共にカップは上記広角スプレ
ーノズルに被せるように伏せた状態で上記網目スクリー
ン板上にセットし、上記液送ポンプを所要時間稼動させ
てスプレーガンやカップの内外部を自動洗浄するもので
あり、洗浄後の液は上記網目スクリーン板から貯留室に
落下して再使用される。
なお、洗浄すべきスプレーガンの形式により上記ピン
ノズルにアダプターが接続されることがあり、また、洗
浄液が揮発性であることから装置の駆動源としては空気
圧が使用され、装置から離れた場所に設置されるエアー
コンプレッサーからホースを介して圧力空気が導かれる
ようになっている。
ノズルにアダプターが接続されることがあり、また、洗
浄液が揮発性であることから装置の駆動源としては空気
圧が使用され、装置から離れた場所に設置されるエアー
コンプレッサーからホースを介して圧力空気が導かれる
ようになっている。
従来例2には記載されていないが、従来例1において
は洗浄槽の開閉蓋を開けると外部からの圧力空気の導入
が閉止されると共に開閉蓋を閉じると装置内に導入され
るようにしたリッドバルブが配置されており、また、装
置に設けた起動操作部を操作すると液送ポンプが駆動す
ると共にエアーによって制御されるタイマー機構が作動
して所定の時間駆動するようになっている。なお、貯留
室の代りに洗浄槽の下方に洗浄液入りの容器を配置する
ようにした実施例も示されている。
は洗浄槽の開閉蓋を開けると外部からの圧力空気の導入
が閉止されると共に開閉蓋を閉じると装置内に導入され
るようにしたリッドバルブが配置されており、また、装
置に設けた起動操作部を操作すると液送ポンプが駆動す
ると共にエアーによって制御されるタイマー機構が作動
して所定の時間駆動するようになっている。なお、貯留
室の代りに洗浄槽の下方に洗浄液入りの容器を配置する
ようにした実施例も示されている。
[発明が解決しようとする課題] 従来より上記のようなペイントスプレーガン等の自動
洗浄装置がなかったことから、本発明者による従来例1
の吹付け塗装用具洗浄装置は優れた効果を発揮している
が、未だ幾つかの解決すべき課題がある。また、この解
決すべき課題を従来例2の装置においても妥当する点が
ある。
洗浄装置がなかったことから、本発明者による従来例1
の吹付け塗装用具洗浄装置は優れた効果を発揮している
が、未だ幾つかの解決すべき課題がある。また、この解
決すべき課題を従来例2の装置においても妥当する点が
ある。
解決すべき課題の第1点はタイマー機構についてであ
る。
る。
即ち、従来例1においては液送ポンプを駆動すべき空
気流路中に空気圧利用によるタイマーバルブが設けら
れ、弁室内に少量づつのエアーを供給して所定時間に至
ると上記エアー流路を閉止するようになっている。
気流路中に空気圧利用によるタイマーバルブが設けら
れ、弁室内に少量づつのエアーを供給して所定時間に至
ると上記エアー流路を閉止するようになっている。
しかしこのエアーによるタイマー機構では、供給空気
圧の変動で作動時間が変化すること、エアーの微細な供
給量の設定が面倒であるばかりでなく変動する空気圧に
対応して正確な調整ができないこと、供給ノズルの口径
が小さいために目詰まりが発生し易いこと、エアー漏れ
ノイズが生じたり、配管が複雑で大きなスペースをと
り、また、高価なものとなると共にタイマーバルブ内の
構成部品も多く、故障の発生率が高い、等の問題点があ
った。
圧の変動で作動時間が変化すること、エアーの微細な供
給量の設定が面倒であるばかりでなく変動する空気圧に
対応して正確な調整ができないこと、供給ノズルの口径
が小さいために目詰まりが発生し易いこと、エアー漏れ
ノイズが生じたり、配管が複雑で大きなスペースをと
り、また、高価なものとなると共にタイマーバルブ内の
構成部品も多く、故障の発生率が高い、等の問題点があ
った。
また、従来例1においては洗浄運転中に洗浄槽の開閉
蓋を開けると空気流路中の空気弁が閉じて給液ポンプの
運転が停止し、洗浄液が外部に噴出するのを防止するよ
うになっているが、空気圧が高い場合には装置内の空気
流路内における残留空気のために給液ポンプが直ちに停
止せずに洗浄液の噴出を続けることがあり、作業者にと
って危険であった。
蓋を開けると空気流路中の空気弁が閉じて給液ポンプの
運転が停止し、洗浄液が外部に噴出するのを防止するよ
うになっているが、空気圧が高い場合には装置内の空気
流路内における残留空気のために給液ポンプが直ちに停
止せずに洗浄液の噴出を続けることがあり、作業者にと
って危険であった。
解決すべき課題の第2点は、洗浄後に洗浄槽の開閉蓋
を開けると槽内に洗浄液の蒸気が充満しているため操作
者が吸引する虞があることである。
を開けると槽内に洗浄液の蒸気が充満しているため操作
者が吸引する虞があることである。
解決すべき課題の第3点は、繰り返し使用される洗浄
液の汚れ具合が明確に判明しないばかりでなく、繰り返
し洗浄することにより被洗浄物に汚れが付着してすすぎ
ができないこと、洗浄槽が比較的密閉されていることか
ら被洗浄物が容易に乾燥しないことであった。
液の汚れ具合が明確に判明しないばかりでなく、繰り返
し洗浄することにより被洗浄物に汚れが付着してすすぎ
ができないこと、洗浄槽が比較的密閉されていることか
ら被洗浄物が容易に乾燥しないことであった。
その他の解決すべき課題としては、例えば、網目スク
リーン板に付着した汚れが該スクリーン板上にセットし
たカップの開口縁等に付着してしまうことや火災の発生
に対処する手段を備えていないこと等を挙げることがで
きる。
リーン板に付着した汚れが該スクリーン板上にセットし
たカップの開口縁等に付着してしまうことや火災の発生
に対処する手段を備えていないこと等を挙げることがで
きる。
なお、スプレーガンの引金を引いた状態に保持するた
めの治具としては、従来例1及び2に記載されているよ
うに、主としてクサビが使用されているが、スプレーガ
ンによってはクサビを打ち込んで引金を引いた状態に保
持できない構造のものも広く使用されているからこれに
対応できないこと、また、従来例1では鎖の一端に設け
たクサビのフック部を鎖の輪に係止して縛るように構成
したものであるため、操作が面倒であると共にすぐに緩
んでずり落ちる等機能が不十分であった。
めの治具としては、従来例1及び2に記載されているよ
うに、主としてクサビが使用されているが、スプレーガ
ンによってはクサビを打ち込んで引金を引いた状態に保
持できない構造のものも広く使用されているからこれに
対応できないこと、また、従来例1では鎖の一端に設け
たクサビのフック部を鎖の輪に係止して縛るように構成
したものであるため、操作が面倒であると共にすぐに緩
んでずり落ちる等機能が不十分であった。
本発明の第1の目的は、上記したような吹付け塗装用
具の洗浄装置において、タイマー機構を改良して作動が
供給空気圧の変動に影響されないような確実性と低廉化
を図り、また、装置の運転中に作業者が誤って洗浄槽の
開閉蓋を開くことによる危険を防止することである。
具の洗浄装置において、タイマー機構を改良して作動が
供給空気圧の変動に影響されないような確実性と低廉化
を図り、また、装置の運転中に作業者が誤って洗浄槽の
開閉蓋を開くことによる危険を防止することである。
本発明の第2の目的は、人体に対する危険防止のため
洗浄槽内に充満することのある蒸気を確実に排出する排
気手段を装備せしめることであり、本発明の第3の目的
は、洗浄液の汚れを容易に確認することができるように
することである。
洗浄槽内に充満することのある蒸気を確実に排出する排
気手段を装備せしめることであり、本発明の第3の目的
は、洗浄液の汚れを容易に確認することができるように
することである。
本発明のその他の目的は、洗浄液の汚れが著しい場合
には洗浄後にすすぎができるようにすること、洗浄後又
はすすぎ後の被洗浄物を乾燥させることができるように
すること、洗浄されたカップの開口縁等に汚れが付着し
ないようにすること、火災の発生に対処する手段を設け
ること、等である。
には洗浄後にすすぎができるようにすること、洗浄後又
はすすぎ後の被洗浄物を乾燥させることができるように
すること、洗浄されたカップの開口縁等に汚れが付着し
ないようにすること、火災の発生に対処する手段を設け
ること、等である。
[課題を解決するための手段] 本発明が対象とする吹付け塗装用具の洗浄装置は、洗
浄槽内に流体供給管と少なくともスプレーガンの内部を
洗浄するためのノズルとが配置されると共に洗浄槽の下
方の貯留部から洗浄液をエアーポンプで吸い上げて流体
供給管を介して上記ノズルから噴出させ、洗浄後の液は
洗浄槽底部の排液管から貯留部に還流させるように構成
した吹付け塗装用具の洗浄装置である。
浄槽内に流体供給管と少なくともスプレーガンの内部を
洗浄するためのノズルとが配置されると共に洗浄槽の下
方の貯留部から洗浄液をエアーポンプで吸い上げて流体
供給管を介して上記ノズルから噴出させ、洗浄後の液は
洗浄槽底部の排液管から貯留部に還流させるように構成
した吹付け塗装用具の洗浄装置である。
そして、第1の発明は、液送ポンプに圧力空気を給送
する空気流路中にはプッシュ式自己復帰型の開閉弁を配
置すると共に該開閉弁を開閉操作するためのゼンマイ式
タイマーを配置し、該タイマーには上記開閉弁における
プッシュロッドを操作するためのカム機構を設けたもの
である。
する空気流路中にはプッシュ式自己復帰型の開閉弁を配
置すると共に該開閉弁を開閉操作するためのゼンマイ式
タイマーを配置し、該タイマーには上記開閉弁における
プッシュロッドを操作するためのカム機構を設けたもの
である。
この場合、タイマーのゼンマイ巻き上げ軸を従来から
あるようなタイマーノブで巻き上げるようにすることも
できるのは勿論であるが、装置の前面等に配置した足踏
みペダルで巻き上げるように構成することもできる。
あるようなタイマーノブで巻き上げるようにすることも
できるのは勿論であるが、装置の前面等に配置した足踏
みペダルで巻き上げるように構成することもできる。
タイマーの時計部分の構成は従来から使用されている
ゼンマイ式のものであるが、これに駆動カムやアームカ
ム等のカム機構を組み込んで構成される。また、ゼンマ
イ巻き上げ軸を足踏みペダルの踏み込み操作によって巻
き上げるように構成する場合には、一回の踏み込みで所
定の時間が設定されるように構成される。
ゼンマイ式のものであるが、これに駆動カムやアームカ
ム等のカム機構を組み込んで構成される。また、ゼンマ
イ巻き上げ軸を足踏みペダルの踏み込み操作によって巻
き上げるように構成する場合には、一回の踏み込みで所
定の時間が設定されるように構成される。
更に、洗浄中に開閉蓋が開けられれないようにロック
するための空気駆動式のロッ機構を洗浄槽に設け、該ロ
ック機構としては、給液ポンプに圧力空気を供給するた
めの空気流路から圧力空気が供給されるようにシリンダ
を配置し、圧力空気によってピストンがバネ力に抗して
移動するとロックピンが突出して閉止状態にある開閉蓋
に係合するように構成する。
するための空気駆動式のロッ機構を洗浄槽に設け、該ロ
ック機構としては、給液ポンプに圧力空気を供給するた
めの空気流路から圧力空気が供給されるようにシリンダ
を配置し、圧力空気によってピストンがバネ力に抗して
移動するとロックピンが突出して閉止状態にある開閉蓋
に係合するように構成する。
第2の発明は、洗浄槽に蒸気を外部に放出するための
排気口を設けると共に該排気口には排気誘導ノズルを設
け、該排気誘導ノズルから外方向に圧力空気を噴出させ
ることにより洗浄槽内の蒸気を上記排気口から誘導排出
するように構成し、排気誘導ノズルに圧力空気を給送す
るための供給回路中には開閉弁を設けると共に洗浄槽の
開口部側には開閉蓋をロックするためのロック機構を設
けて、該ロック機構のロック操作に連動して上記開閉弁
を開閉するように構成したものである。
排気口を設けると共に該排気口には排気誘導ノズルを設
け、該排気誘導ノズルから外方向に圧力空気を噴出させ
ることにより洗浄槽内の蒸気を上記排気口から誘導排出
するように構成し、排気誘導ノズルに圧力空気を給送す
るための供給回路中には開閉弁を設けると共に洗浄槽の
開口部側には開閉蓋をロックするためのロック機構を設
けて、該ロック機構のロック操作に連動して上記開閉弁
を開閉するように構成したものである。
第3の発明は、洗浄槽の下部に排液管を配置すると共
に該排液管の途中に略「U」字状の屈曲部を形成する
か、或は貯留部の底面に排液口を設け、上記屈曲部又は
排液口に透明体からなる粕溜め容器を着脱自在に取り付
け、この粕溜め容器内に沈殿する塗料片等のゴムを観察
することにより洗浄液の汚れ具合を確認すると共に沈殿
したゴミを必要に応じて廃棄できるように構成したもの
である。
に該排液管の途中に略「U」字状の屈曲部を形成する
か、或は貯留部の底面に排液口を設け、上記屈曲部又は
排液口に透明体からなる粕溜め容器を着脱自在に取り付
け、この粕溜め容器内に沈殿する塗料片等のゴムを観察
することにより洗浄液の汚れ具合を確認すると共に沈殿
したゴミを必要に応じて廃棄できるように構成したもの
である。
第4の発明は、洗浄槽の下方又は側方にはすすぎ用の
洗浄液を収容したリンス液溶器を交換自在に配置し、流
体供給路は一方向チェック弁を介して圧力空気を供給す
るための圧力空気供給路を接続して、洗浄後又はすすぎ
後にノズルから空気を噴出させて被洗浄物を乾燥させる
ように構成したものである。
洗浄液を収容したリンス液溶器を交換自在に配置し、流
体供給路は一方向チェック弁を介して圧力空気を供給す
るための圧力空気供給路を接続して、洗浄後又はすすぎ
後にノズルから空気を噴出させて被洗浄物を乾燥させる
ように構成したものである。
第5の発明は、洗浄槽には排気口を設けると共に流体
供給路には気液切換えバルブを介して圧力空気を供給す
るための圧力空気供給路を接続し、該気液切換えバルブ
の切換え作動によってノズルから空気を吹き付けて被洗
浄物を乾燥させるように構成したものであり、乾燥のた
めに噴出する空気は洗浄槽の排気口から外部に排出され
る。
供給路には気液切換えバルブを介して圧力空気を供給す
るための圧力空気供給路を接続し、該気液切換えバルブ
の切換え作動によってノズルから空気を吹き付けて被洗
浄物を乾燥させるように構成したものであり、乾燥のた
めに噴出する空気は洗浄槽の排気口から外部に排出され
る。
第6の発明は、洗浄槽の内部にスプレーガン内部洗浄
用のノズルとは別に塗料カップの内部洗浄用の広角スプ
レーノズルが配置された装置において、従来は洗浄槽の
底部に板状の網目スクリーンを配置してこの上に塗料カ
ップを伏せた状態で載置するようにしていたが、この網
目スクリーン板を取り払い、広角スプレーノズルの近傍
には塗料カップを伏せた状態で保持するための比較的細
い支持バーを配置し、排液口には濾過機能と火炎遮断機
能とをもたせるためのメッシュの細かい金属網フィルタ
ーを配置したものである。
用のノズルとは別に塗料カップの内部洗浄用の広角スプ
レーノズルが配置された装置において、従来は洗浄槽の
底部に板状の網目スクリーンを配置してこの上に塗料カ
ップを伏せた状態で載置するようにしていたが、この網
目スクリーン板を取り払い、広角スプレーノズルの近傍
には塗料カップを伏せた状態で保持するための比較的細
い支持バーを配置し、排液口には濾過機能と火炎遮断機
能とをもたせるためのメッシュの細かい金属網フィルタ
ーを配置したものである。
第7の発明は、従来の洗浄装置にも適用できる形態で
はあるが、液送ポンプに送気するための空気流路の少な
くとも一部に融点の低い材質からなるパイプを配置して
該パイプにヒューズ機能をもたせ、装置の内外部で火災
が発生した際にはその熱でパイプを溶解させることによ
り液送ポンプへの送気を遮断し、液送ポンプによる洗浄
液の汲み上げやノズルからの噴出を停止させるように構
成したものである。
はあるが、液送ポンプに送気するための空気流路の少な
くとも一部に融点の低い材質からなるパイプを配置して
該パイプにヒューズ機能をもたせ、装置の内外部で火災
が発生した際にはその熱でパイプを溶解させることによ
り液送ポンプへの送気を遮断し、液送ポンプによる洗浄
液の汲み上げやノズルからの噴出を停止させるように構
成したものである。
[作用] 装置の外部から装置内に導入される圧力空気は洗浄槽
の開閉蓋の開閉に伴って開閉するリッドバルブによりオ
ン・オフされて装置内部の所定の空気流路に導入される
ことは従来例1の装置と同様である。
の開閉蓋の開閉に伴って開閉するリッドバルブによりオ
ン・オフされて装置内部の所定の空気流路に導入される
ことは従来例1の装置と同様である。
また、洗浄すべきスプレーガンを洗浄槽内にセットす
るに際しては、治具により引金を引いた状態に保持し、
スプレーガンの塗料供給口を洗浄槽内に配置したピンノ
ズルに被せるようにしてセットすることも従来と同様で
あるが、この場合、治具の湾曲部をスプレーガンのグリ
ップ部に嵌合するだけでホルダー部が引き金を係合して
該引金は引かれた状態を保持する。
るに際しては、治具により引金を引いた状態に保持し、
スプレーガンの塗料供給口を洗浄槽内に配置したピンノ
ズルに被せるようにしてセットすることも従来と同様で
あるが、この場合、治具の湾曲部をスプレーガンのグリ
ップ部に嵌合するだけでホルダー部が引き金を係合して
該引金は引かれた状態を保持する。
吸い上げ式スプレーガンの場合にはガンと塗料カップ
とを分離し、塗料カップを伏せた状態で広角スプレーノ
ズルに被せるようにして支持バーに保持させる。洗浄槽
の開閉蓋を閉じるとリッドバルブが開放されて外部から
のエアーはタイマーによってオン・オフされるプッシュ
式自己復帰型の開閉弁に至る。タイマーを所定の時間、
例えば、30秒等にセットすると液送ポンプの駆動部に給
気されて該エアーポンプが駆動し、洗浄槽下方の容器か
ら洗浄液を汲み上げると共に流体供給管を通じてノズル
から噴出させる。通常、洗浄槽内には被洗浄物の外部を
洗浄するための広角シャワーノズルも配置されているか
ら、各ノズルから洗浄液が噴出することにより被洗浄物
の内外が確実に洗浄される。
とを分離し、塗料カップを伏せた状態で広角スプレーノ
ズルに被せるようにして支持バーに保持させる。洗浄槽
の開閉蓋を閉じるとリッドバルブが開放されて外部から
のエアーはタイマーによってオン・オフされるプッシュ
式自己復帰型の開閉弁に至る。タイマーを所定の時間、
例えば、30秒等にセットすると液送ポンプの駆動部に給
気されて該エアーポンプが駆動し、洗浄槽下方の容器か
ら洗浄液を汲み上げると共に流体供給管を通じてノズル
から噴出させる。通常、洗浄槽内には被洗浄物の外部を
洗浄するための広角シャワーノズルも配置されているか
ら、各ノズルから洗浄液が噴出することにより被洗浄物
の内外が確実に洗浄される。
タイマーで設定した所定の時間が到来すると開閉弁が
閉じられ、洗浄工程が終了する。すすぎ機構付きのもの
においては、すすぎ用ボタンを押すとリンス用液送ポン
プが作動して洗浄槽の下方又は側方のすすぎ用の洗浄液
容器からリンス液が供給されて被洗浄物をすすぐことが
できる。この場合、すすぎ時間をタイマーで設定するよ
うな構成にすることもできる。
閉じられ、洗浄工程が終了する。すすぎ機構付きのもの
においては、すすぎ用ボタンを押すとリンス用液送ポン
プが作動して洗浄槽の下方又は側方のすすぎ用の洗浄液
容器からリンス液が供給されて被洗浄物をすすぐことが
できる。この場合、すすぎ時間をタイマーで設定するよ
うな構成にすることもできる。
上記した洗浄中又はリンス中は洗浄槽の開閉蓋はロッ
ク機構によりロックされているから、誤って開閉蓋が開
けられる虞はなく、従来のように、液送ポンプが残存空
気圧で駆動したり慣性駆動することによってノズルから
洗浄液が噴出する、という危険はない。
ク機構によりロックされているから、誤って開閉蓋が開
けられる虞はなく、従来のように、液送ポンプが残存空
気圧で駆動したり慣性駆動することによってノズルから
洗浄液が噴出する、という危険はない。
乾燥機構付きのものにおいては洗浄後又はすすぎ後に
タイマーにより、或は乾燥ボタンの操作により一方向チ
ェック弁を介して流体供給路に圧力空気が供給されて被
洗浄物を乾燥させることができ、各ノズルから噴出する
空気は洗浄槽に設けた排気口から排気され、洗浄槽内が
過度に昇圧することはない。
タイマーにより、或は乾燥ボタンの操作により一方向チ
ェック弁を介して流体供給路に圧力空気が供給されて被
洗浄物を乾燥させることができ、各ノズルから噴出する
空気は洗浄槽に設けた排気口から排気され、洗浄槽内が
過度に昇圧することはない。
洗浄槽内の揮発性蒸気を排出する排気装置を設けると
共に開閉蓋のロック機構を設けた装置においては、被洗
浄物の取り出しに際して洗浄槽の開閉蓋のロックが解除
されると開閉弁が開かれて排気誘導ノズルに圧力空気が
供給され、該ノズルからの圧力空気の噴出により洗浄槽
内の蒸気が誘導されて排気口から排出される。従って、
開閉蓋のロックが解除された後に少許の時間をおいてを
開閉蓋を開けることにより蒸気を吸い込んだりすること
はない。
共に開閉蓋のロック機構を設けた装置においては、被洗
浄物の取り出しに際して洗浄槽の開閉蓋のロックが解除
されると開閉弁が開かれて排気誘導ノズルに圧力空気が
供給され、該ノズルからの圧力空気の噴出により洗浄槽
内の蒸気が誘導されて排気口から排出される。従って、
開閉蓋のロックが解除された後に少許の時間をおいてを
開閉蓋を開けることにより蒸気を吸い込んだりすること
はない。
万が一、装置の外部で発生した火災により洗浄槽が加
熱した場合や装置内で火災が発生した場合には、液送ポ
ンプに送気するための送気流路に配置された融点の低い
材質によるパイプが溶解し、これがヒューズ機能を果た
すから液送ポンプへの送気が遮断され、液送ポンプによ
る洗浄液の汲み上げやノズルからの噴出が停止する。
熱した場合や装置内で火災が発生した場合には、液送ポ
ンプに送気するための送気流路に配置された融点の低い
材質によるパイプが溶解し、これがヒューズ機能を果た
すから液送ポンプへの送気が遮断され、液送ポンプによ
る洗浄液の汲み上げやノズルからの噴出が停止する。
また、洗浄槽内で火災が発生した場合には洗浄槽底面
の排液口に配置されている金属網フィルターがフレーム
アレスタとなって火災を遮断し、容器側に引火すること
はない。
の排液口に配置されている金属網フィルターがフレーム
アレスタとなって火災を遮断し、容器側に引火すること
はない。
[実施例] 本発明に係る吹付け塗装用具の洗浄装置の実施例を図
面に基づいて説明する。
面に基づいて説明する。
図中、1は洗浄装置全体を示し、基本的な構成は前述
の従来例1と同様であって、全面パネル10aに扉10bを設
けたキャビネット10の上部に洗浄槽11が配置され、該洗
浄槽11内には略「X」字形を成すように流体供給路12が
設けられると共にスプレーガン100Aの内部を洗浄するた
めのピンノズル110、塗料カップ100Cの内部を洗浄する
ための広角スプレーノズル111、スプレーガンやカップ
等の外部を洗浄する広角シャワーノズル112が2か所に
対向的に配置されていて同時に2個の被洗浄物を洗浄で
きるようになっている。
の従来例1と同様であって、全面パネル10aに扉10bを設
けたキャビネット10の上部に洗浄槽11が配置され、該洗
浄槽11内には略「X」字形を成すように流体供給路12が
設けられると共にスプレーガン100Aの内部を洗浄するた
めのピンノズル110、塗料カップ100Cの内部を洗浄する
ための広角スプレーノズル111、スプレーガンやカップ
等の外部を洗浄する広角シャワーノズル112が2か所に
対向的に配置されていて同時に2個の被洗浄物を洗浄で
きるようになっている。
洗浄槽11の下方に形成された容器設置スペース13には
洗浄液140を収容した洗浄液容器14が交換自在に設置さ
れ、エアー駆動式の液送ポンプ15で洗浄液140を吸い上
げて流体供給路12を介して上記各ノズルから噴出させる
ことにより上記洗浄槽11内にセットした被洗浄物を洗浄
し、洗浄後の液を上記洗浄液容器14に還流させるように
なっている。また、洗浄槽11の開閉蓋16を閉じると舌片
部材160で開閉バー161を押圧してリッドバルブ17が開か
れ、インレット19から圧力空気が装置内に導入されると
共に開閉蓋を開けるとリッドバルブが閉じられて圧力空
気の導入が閉止されるようになっている。なお、重力式
のスプレーガン100Bを洗浄する場合には上記ピンノズル
110にアダプターノズル110aを嵌合する。
洗浄液140を収容した洗浄液容器14が交換自在に設置さ
れ、エアー駆動式の液送ポンプ15で洗浄液140を吸い上
げて流体供給路12を介して上記各ノズルから噴出させる
ことにより上記洗浄槽11内にセットした被洗浄物を洗浄
し、洗浄後の液を上記洗浄液容器14に還流させるように
なっている。また、洗浄槽11の開閉蓋16を閉じると舌片
部材160で開閉バー161を押圧してリッドバルブ17が開か
れ、インレット19から圧力空気が装置内に導入されると
共に開閉蓋を開けるとリッドバルブが閉じられて圧力空
気の導入が閉止されるようになっている。なお、重力式
のスプレーガン100Bを洗浄する場合には上記ピンノズル
110にアダプターノズル110aを嵌合する。
洗浄槽11の底部に設けた排液口11aには洗浄液排出用
のコック弁131が取り付けられており、これに内外二重
パイプからなる給排パイプ132をクイックカップリング1
33を介して挿脱自在に接続するようになっている。この
給排パイプ132は内側パイプと外側パイプとの間の吸入
路が吸入ホース120を介して液送ポンプ15のインレット
側に接続されるようになっており、内側パイプが洗浄槽
11からの液を容器14に還流する排出路となっている。こ
の給排パイプ132は洗浄液容器14内に挿入した状態でコ
ック弁131に接続される。第4図中、134はテーパープラ
グである。
のコック弁131が取り付けられており、これに内外二重
パイプからなる給排パイプ132をクイックカップリング1
33を介して挿脱自在に接続するようになっている。この
給排パイプ132は内側パイプと外側パイプとの間の吸入
路が吸入ホース120を介して液送ポンプ15のインレット
側に接続されるようになっており、内側パイプが洗浄槽
11からの液を容器14に還流する排出路となっている。こ
の給排パイプ132は洗浄液容器14内に挿入した状態でコ
ック弁131に接続される。第4図中、134はテーパープラ
グである。
本発明においては、上記液送ポンプ15に圧力空気を給
送する空気流路2中に、第5図及び第6図(A),
(B)に示すようなプッシュ式自己復帰型の開閉弁3が
配置されると共に該開閉弁3を開閉操作するためのゼン
マイ式のタイマー4が配置され、該タイマーには上記開
閉弁3におけるプッシュロッド31を操作するためのカム
機構40が配置されている。そして上記開閉弁3は弁筐30
の内部バネ(図示しない)に抗してプッシュロッド31を
押し込むと流路が開かれると共に押し込みを解除すると
プッシュロッド31がバネ力で突出して流路が閉止される
自己復帰型のものである。
送する空気流路2中に、第5図及び第6図(A),
(B)に示すようなプッシュ式自己復帰型の開閉弁3が
配置されると共に該開閉弁3を開閉操作するためのゼン
マイ式のタイマー4が配置され、該タイマーには上記開
閉弁3におけるプッシュロッド31を操作するためのカム
機構40が配置されている。そして上記開閉弁3は弁筐30
の内部バネ(図示しない)に抗してプッシュロッド31を
押し込むと流路が開かれると共に押し込みを解除すると
プッシュロッド31がバネ力で突出して流路が閉止される
自己復帰型のものである。
タイマー4はハウジング410内に収容されているが、
このタイマー4の時計部分は上下のプレート411,412間
に多数の減速歯車413,414などが配置されると共に巻き
上げ軸41を時計方向に巻き上げることによりゼンマイが
巻き上げられる形式の従来から使用されているゼンマイ
式のものであり、巻き上げ軸41は強制的に巻き戻すこと
ができるスリップ機構(図示しない)を備えている。
このタイマー4の時計部分は上下のプレート411,412間
に多数の減速歯車413,414などが配置されると共に巻き
上げ軸41を時計方向に巻き上げることによりゼンマイが
巻き上げられる形式の従来から使用されているゼンマイ
式のものであり、巻き上げ軸41は強制的に巻き戻すこと
ができるスリップ機構(図示しない)を備えている。
カム機構40は、上記上下のプレート411,412間に回転
自在に配置されていて弱いバネ45で反時計方向に回転付
勢されている略「T」字形の駆動カム42と、上プレート
411上において巻き上げ軸41に同軸に配置されたアーム
カム43と、このアームカム43と上プレート411との間に
おいて巻き上げ軸41に同軸的に配置されていて弱いバネ
46で時計方向に回転付勢されている制御カム44とからな
っている。そして巻き上げ軸41の巻き上げ方向(時計方
向)への回転によってアームカム43が回転するとその先
端が上記駆動カム42の一端側に上向きに突成した係合突
部42aに係合して該駆動カムが時計方向に回転し、駆動
カム42に当接係合している上記プッシュロッド31が上記
内部バネに抗して押し込まれるようになっており、これ
に同期して制御カム44の突起部44aとアームカム43との
係合が解かれて制御カム44が時計方向に回転し、その外
周部44bが上記係合突部42aに係合して駆動カム42の逆回
転を規制することでプッシュロッド31に対する押込み状
態を保持する。
自在に配置されていて弱いバネ45で反時計方向に回転付
勢されている略「T」字形の駆動カム42と、上プレート
411上において巻き上げ軸41に同軸に配置されたアーム
カム43と、このアームカム43と上プレート411との間に
おいて巻き上げ軸41に同軸的に配置されていて弱いバネ
46で時計方向に回転付勢されている制御カム44とからな
っている。そして巻き上げ軸41の巻き上げ方向(時計方
向)への回転によってアームカム43が回転するとその先
端が上記駆動カム42の一端側に上向きに突成した係合突
部42aに係合して該駆動カムが時計方向に回転し、駆動
カム42に当接係合している上記プッシュロッド31が上記
内部バネに抗して押し込まれるようになっており、これ
に同期して制御カム44の突起部44aとアームカム43との
係合が解かれて制御カム44が時計方向に回転し、その外
周部44bが上記係合突部42aに係合して駆動カム42の逆回
転を規制することでプッシュロッド31に対する押込み状
態を保持する。
タイマー4をセットするとアームカム43は経時的に反
時計方向に回転するが、その過程において制御カム44の
突起部44aを引っ掛けて制御カムを強制的に回転させ、
設定された時間の到来により駆動カム42の係合突部42a
が制御カム44の段部44cに落ち込んで駆動カム42は反時
計方向に回転し、プッシュロッド31が自己復帰すること
により流路が閉止される。
時計方向に回転するが、その過程において制御カム44の
突起部44aを引っ掛けて制御カムを強制的に回転させ、
設定された時間の到来により駆動カム42の係合突部42a
が制御カム44の段部44cに落ち込んで駆動カム42は反時
計方向に回転し、プッシュロッド31が自己復帰すること
により流路が閉止される。
上記開閉弁3は接続ネジ部32を上記ハウジング410の
接続穴416にねじ込んで取り付けられ、このハウジング
を機箱10の前面パネル10aの裏面側に取り付けると共に
巻き上げ軸41を前面パネル10aの表側に突出させ、これ
にタイマーノブ415を嵌合する。
接続穴416にねじ込んで取り付けられ、このハウジング
を機箱10の前面パネル10aの裏面側に取り付けると共に
巻き上げ軸41を前面パネル10aの表側に突出させ、これ
にタイマーノブ415を嵌合する。
第7図(A),(B)は、上記前面パネル10aの下部
に足踏みペダル18を配置すると共にタイマー4を足踏み
ペダル18に対応するように前面パネル10aの裏面側に配
置して該足踏みペダルの踏み込み操作によってクランク
機構5を介してタイマー4の巻き上げ軸41を巻き上げる
ように構成したものであり、一回の踏み込みで所定の時
間が設定されるように構成されている。即ち、タイマー
4のハウジング410を断面略「L」字形の取付プレート5
0に取り付けると共にこの取付プレート50から突出させ
た巻き上げ軸41に回転盤51を取り付け、取付プレート50
の折曲げ端部を前面プレート10aに取り付ける。そして
足踏みペダル18の踏み込み操作によって押し込まれるク
ランク軸53と上記回転盤51との連結は、回転盤51に偏芯
して突設した係合ピン52をクランク軸53の先端側に形成
した長穴54に係合させてあり、クランク軸53がバネ55に
抗して押し込まれると回転盤51が回転して巻き上げ軸41
を巻き上げ、クランク軸53はバネ55によって元位置に戻
る。なお、図中、18aは足踏みペダル18のヒンジ部、56
はバネ座である。
に足踏みペダル18を配置すると共にタイマー4を足踏み
ペダル18に対応するように前面パネル10aの裏面側に配
置して該足踏みペダルの踏み込み操作によってクランク
機構5を介してタイマー4の巻き上げ軸41を巻き上げる
ように構成したものであり、一回の踏み込みで所定の時
間が設定されるように構成されている。即ち、タイマー
4のハウジング410を断面略「L」字形の取付プレート5
0に取り付けると共にこの取付プレート50から突出させ
た巻き上げ軸41に回転盤51を取り付け、取付プレート50
の折曲げ端部を前面プレート10aに取り付ける。そして
足踏みペダル18の踏み込み操作によって押し込まれるク
ランク軸53と上記回転盤51との連結は、回転盤51に偏芯
して突設した係合ピン52をクランク軸53の先端側に形成
した長穴54に係合させてあり、クランク軸53がバネ55に
抗して押し込まれると回転盤51が回転して巻き上げ軸41
を巻き上げ、クランク軸53はバネ55によって元位置に戻
る。なお、図中、18aは足踏みペダル18のヒンジ部、56
はバネ座である。
第8図は足踏みペダル式の他の構成例であり、上記ク
ランク軸53に長孔54を設けないで先端部を係合ピン52で
枢着し、後端側にはブッシュ53aを設け、上記バネ55と
して板バネ55aを使用したものである。
ランク軸53に長孔54を設けないで先端部を係合ピン52で
枢着し、後端側にはブッシュ53aを設け、上記バネ55と
して板バネ55aを使用したものである。
第9図及び第10図に示すように、洗浄槽11の開口縁に
は洗浄中に開閉蓋16が開けられないようにロックするた
めの空気駆動式のロック機構60が設けられている。この
ロック機構60しては、上記開閉弁3から給液ポンプ15に
圧力空気を供給するための空気流路21中に空気流路22が
接続され、この空気流路22から圧力空気が供給されるよ
うにシリンダ61を配置し、圧力空気によってピストン62
が内部バネ63の弾発力に抗して移動するとロックピン64
が突出して閉止状態にある開閉蓋16に係合するようにな
っている。第9図中、16aはヒンジ部、16bは把手であ
る。なお、実施例ではピストン62とロックピン64とが一
体になっているが、ロックピンを別部材にしてもよいこ
とは勿論である。
は洗浄中に開閉蓋16が開けられないようにロックするた
めの空気駆動式のロック機構60が設けられている。この
ロック機構60しては、上記開閉弁3から給液ポンプ15に
圧力空気を供給するための空気流路21中に空気流路22が
接続され、この空気流路22から圧力空気が供給されるよ
うにシリンダ61を配置し、圧力空気によってピストン62
が内部バネ63の弾発力に抗して移動するとロックピン64
が突出して閉止状態にある開閉蓋16に係合するようにな
っている。第9図中、16aはヒンジ部、16bは把手であ
る。なお、実施例ではピストン62とロックピン64とが一
体になっているが、ロックピンを別部材にしてもよいこ
とは勿論である。
洗浄槽11に残存することのある蒸気を外部に放出する
ための蒸気排出機構65は、第3図に示すように、洗浄槽
11に設けられた排気口66に排気誘導ノズル67を設けてこ
の排気誘導ノズル67から外方向に圧力空気を噴出させる
ことにより洗浄槽11内の蒸気を排気口から誘導排出する
ように構成し、上記リッドバルブ17から排気誘導ノズル
67に圧力空気を給送するための供給回路23中には開閉弁
68を設けると共に洗浄槽11の開口部側には開閉蓋16をロ
ックするためのロック機構69を設けて、該ロック機構69
のロック動作に連動して上記開閉弁68を開閉するように
なっており、ロックが解除されると開閉弁68が開いて排
気誘導ノズル67から圧力空気が排出されるようになって
いる。従って、ロックが解除された後に少許の時間をお
いて開閉蓋を開けることにより残留蒸気を吸い込んだり
する虞はない。なお、上記ロック機構69としは手動式の
ロック機構でも上記空気駆動式のロック機構60でもよ
い。
ための蒸気排出機構65は、第3図に示すように、洗浄槽
11に設けられた排気口66に排気誘導ノズル67を設けてこ
の排気誘導ノズル67から外方向に圧力空気を噴出させる
ことにより洗浄槽11内の蒸気を排気口から誘導排出する
ように構成し、上記リッドバルブ17から排気誘導ノズル
67に圧力空気を給送するための供給回路23中には開閉弁
68を設けると共に洗浄槽11の開口部側には開閉蓋16をロ
ックするためのロック機構69を設けて、該ロック機構69
のロック動作に連動して上記開閉弁68を開閉するように
なっており、ロックが解除されると開閉弁68が開いて排
気誘導ノズル67から圧力空気が排出されるようになって
いる。従って、ロックが解除された後に少許の時間をお
いて開閉蓋を開けることにより残留蒸気を吸い込んだり
する虞はない。なお、上記ロック機構69としは手動式の
ロック機構でも上記空気駆動式のロック機構60でもよ
い。
第11図及び第12図は洗浄液の汚れ具合を視認人できる
ように粕溜め容器135を設ける例であり、第11図のよう
な洗浄液容器設置型の洗浄装置にあっては上記コック弁
131に排液管136を接続すると共に該排液管136の途中に
略「U」字状の屈曲部137を形成し、この屈曲部137に透
明体からなる粕溜め容器135を着脱自在に取り付け、こ
の粕溜め容器内に沈殿する塗料片等のゴミを観察するこ
とにより洗浄液の汚れ具合を確認すると共に沈殿したゴ
ミを必要に応じて廃棄できるように構成したものであ
る。また、第12図に示すような洗浄槽11の下部に貯留室
130を設けた形式の装置にあっては貯留室の底面に排液
口11bを設けてこれに透明体からなる粕溜め容器135を直
接着脱自在に取り付ける。
ように粕溜め容器135を設ける例であり、第11図のよう
な洗浄液容器設置型の洗浄装置にあっては上記コック弁
131に排液管136を接続すると共に該排液管136の途中に
略「U」字状の屈曲部137を形成し、この屈曲部137に透
明体からなる粕溜め容器135を着脱自在に取り付け、こ
の粕溜め容器内に沈殿する塗料片等のゴミを観察するこ
とにより洗浄液の汚れ具合を確認すると共に沈殿したゴ
ミを必要に応じて廃棄できるように構成したものであ
る。また、第12図に示すような洗浄槽11の下部に貯留室
130を設けた形式の装置にあっては貯留室の底面に排液
口11bを設けてこれに透明体からなる粕溜め容器135を直
接着脱自在に取り付ける。
被洗浄物を洗浄工程で洗浄した後にリンスするリンス
システム7及び乾燥システム8を備えた装置は第13図の
外観図及び第14図の配管図で示すように構成されてい
る。リンスシステム7においては、洗浄槽11の下方又は
側方にはすすぎ用の洗浄液70を収容したリンス液容器71
を交換自在に配置し、上記液送ポンプ15と同様のリンス
用液送ポンプ72ですすぎ用の洗浄液70を汲み上げ、リン
ス液供給路73及び自動切換バルブ74を介して上記流体供
給路12に供給するようになっている。上記リンス用液送
ポンプ72はリッドバルブ17から空気流路24で供給される
圧力空気によって駆動され、該空気流路24中にはプッシ
ュボタン76でオン・オフする開閉弁75が設けられてる。
また、開閉弁75とリンス用液送ポンプ72との間の空気流
路25はロック機構60のシリンダ61への空気流路22に接続
されており、すすぎ運転中は開閉蓋16がロックされるよ
うになっている。なお、実際の装置では、還流される洗
浄液で洗浄液容器14が一杯になる頃にはリンス液容器71
が減量しているから、両容器を交換するようにしてい
る。
システム7及び乾燥システム8を備えた装置は第13図の
外観図及び第14図の配管図で示すように構成されてい
る。リンスシステム7においては、洗浄槽11の下方又は
側方にはすすぎ用の洗浄液70を収容したリンス液容器71
を交換自在に配置し、上記液送ポンプ15と同様のリンス
用液送ポンプ72ですすぎ用の洗浄液70を汲み上げ、リン
ス液供給路73及び自動切換バルブ74を介して上記流体供
給路12に供給するようになっている。上記リンス用液送
ポンプ72はリッドバルブ17から空気流路24で供給される
圧力空気によって駆動され、該空気流路24中にはプッシ
ュボタン76でオン・オフする開閉弁75が設けられてる。
また、開閉弁75とリンス用液送ポンプ72との間の空気流
路25はロック機構60のシリンダ61への空気流路22に接続
されており、すすぎ運転中は開閉蓋16がロックされるよ
うになっている。なお、実際の装置では、還流される洗
浄液で洗浄液容器14が一杯になる頃にはリンス液容器71
が減量しているから、両容器を交換するようにしてい
る。
乾燥システム8においては、洗浄槽11に排気口80を設
けると共に該排気口にフラップ状の弁81が配置され、上
記リッドバルブ17から流体供給路12に空気流路26が設け
られる。この空気流路26中には上記タイマー4と同様の
タイマー82で開閉されるように上記開閉弁3と同様の開
閉弁83が設けられ、該開閉弁83のアウトレットから流体
供給路12への空気流路27中には一方向チェック弁84が配
置されている。従って、洗浄運転中又はすすぎ運転中は
流体供給路12から洗浄液が開閉弁83側に逆流するのが防
止され、洗浄又はすすぎが終了するとリッドバルブ17か
ら圧力空気が流体供給路12に流れて各ノズルから噴出
し、被洗浄物を内外から乾燥する。洗浄槽11内に吹き込
まれた空気は排気口80の弁81を押し開いて外部に排出さ
れるから、洗浄槽11内が過度に昇圧することはない。な
お、上記開閉弁83と一方向チェック弁84との間の空気流
路の途中から上記空気流路22に接続される空気流路28が
設けられ、乾燥運転中は開閉蓋16がロックされるように
なっている。
けると共に該排気口にフラップ状の弁81が配置され、上
記リッドバルブ17から流体供給路12に空気流路26が設け
られる。この空気流路26中には上記タイマー4と同様の
タイマー82で開閉されるように上記開閉弁3と同様の開
閉弁83が設けられ、該開閉弁83のアウトレットから流体
供給路12への空気流路27中には一方向チェック弁84が配
置されている。従って、洗浄運転中又はすすぎ運転中は
流体供給路12から洗浄液が開閉弁83側に逆流するのが防
止され、洗浄又はすすぎが終了するとリッドバルブ17か
ら圧力空気が流体供給路12に流れて各ノズルから噴出
し、被洗浄物を内外から乾燥する。洗浄槽11内に吹き込
まれた空気は排気口80の弁81を押し開いて外部に排出さ
れるから、洗浄槽11内が過度に昇圧することはない。な
お、上記開閉弁83と一方向チェック弁84との間の空気流
路の途中から上記空気流路22に接続される空気流路28が
設けられ、乾燥運転中は開閉蓋16がロックされるように
なっている。
洗浄槽11の内部においては、従来は洗浄槽の底部に板
状の網目スクリーンを配置してこの上に塗料カップを伏
せた状態で載置するようにしていたが、この網目スクリ
ーン板を取り払い、広角スプレーノズル111の近傍には
塗料カップを伏せた状態で保持するための比較的細い支
持バー121(第1図参照)が配置され、また、排液口11a
には濾過機能と火炎遮断機能とをもたせるためのメッシ
ュの細かい金属網フィルター122が配置されている。ま
た、インレット19から液送ポンプ15及び72に送気するた
めの空気流路の少なくとも一部には融点の低い材質、例
えば、塩化ビニール等からなるパイプを配置して該パイ
プにヒューズ機能をもたせ、装置の内外部で火災が発生
した際にはその熱でパイプを溶解させることにより液送
ポンプ15及び72への送気を遮断し、液送ポンプによる洗
浄液の汲み上げやノズルからの噴出を停止させるように
なっている。なお、第2図及び第13図において、図中、
123はインレット19とリッドバルブ17との間に設けたエ
アーフィルタ、124は洗浄液容器14,71と液送ポンプ15,7
2との間に設けた洗浄液フィルタ、125は上記空気流路22
に設けた一方向チェック弁である。
状の網目スクリーンを配置してこの上に塗料カップを伏
せた状態で載置するようにしていたが、この網目スクリ
ーン板を取り払い、広角スプレーノズル111の近傍には
塗料カップを伏せた状態で保持するための比較的細い支
持バー121(第1図参照)が配置され、また、排液口11a
には濾過機能と火炎遮断機能とをもたせるためのメッシ
ュの細かい金属網フィルター122が配置されている。ま
た、インレット19から液送ポンプ15及び72に送気するた
めの空気流路の少なくとも一部には融点の低い材質、例
えば、塩化ビニール等からなるパイプを配置して該パイ
プにヒューズ機能をもたせ、装置の内外部で火災が発生
した際にはその熱でパイプを溶解させることにより液送
ポンプ15及び72への送気を遮断し、液送ポンプによる洗
浄液の汲み上げやノズルからの噴出を停止させるように
なっている。なお、第2図及び第13図において、図中、
123はインレット19とリッドバルブ17との間に設けたエ
アーフィルタ、124は洗浄液容器14,71と液送ポンプ15,7
2との間に設けた洗浄液フィルタ、125は上記空気流路22
に設けた一方向チェック弁である。
第15図及び第16図は、洗浄槽11で洗浄するためにスプ
レーガン100Aや100Bをノズルにセットするに際してスプ
レーガンの引金102を引いた状態ち保持するための治具
9に関するものであり、弾性線材を折り曲げ加工するこ
とにより、スプレーガンのグリップ部101に嵌合される
湾曲部91と、バネ効果を高めるためのコイル部92と、引
かれた状態の引き金102を保持するためのホルダー部93
とが連続して形成されている。そして上記湾曲部91の後
部には鎖96を係止するためのフック部94が折り曲げ形成
され、ホルダー部93の先端にはガイド用折り曲げ部95が
形成されていて引き金102に嵌合し易いようになってい
る。このような2個の治具9を鎖96で連結して逸散しな
いようになっている。
レーガン100Aや100Bをノズルにセットするに際してスプ
レーガンの引金102を引いた状態ち保持するための治具
9に関するものであり、弾性線材を折り曲げ加工するこ
とにより、スプレーガンのグリップ部101に嵌合される
湾曲部91と、バネ効果を高めるためのコイル部92と、引
かれた状態の引き金102を保持するためのホルダー部93
とが連続して形成されている。そして上記湾曲部91の後
部には鎖96を係止するためのフック部94が折り曲げ形成
され、ホルダー部93の先端にはガイド用折り曲げ部95が
形成されていて引き金102に嵌合し易いようになってい
る。このような2個の治具9を鎖96で連結して逸散しな
いようになっている。
[発明の効果] 本発明に係る吹き付け塗装用具の洗浄装置によれば次
のような効果がある。第1に、液送ポンプを駆動する空
気流路中のバルブが機械式のタイマーで開閉され、従来
のエアーによるタイマー機構のように、供給空気圧の変
動で作動時間が変化したりエアー供給量の微細な設定を
したりする必要はなく、内部配管も容易であってコスト
ダウンとなる。
のような効果がある。第1に、液送ポンプを駆動する空
気流路中のバルブが機械式のタイマーで開閉され、従来
のエアーによるタイマー機構のように、供給空気圧の変
動で作動時間が変化したりエアー供給量の微細な設定を
したりする必要はなく、内部配管も容易であってコスト
ダウンとなる。
また、洗浄又はすすぎ運転中は洗浄槽の開閉蓋が自動
的にロックされていて誤って開閉蓋が開けられることは
なく、作業者に安全である。
的にロックされていて誤って開閉蓋が開けられることは
なく、作業者に安全である。
第2に、洗浄誤又はすすぎ後に自動的に排気装置が働
いて洗浄槽内の蒸気を排出するから、洗浄後又はすすぎ
後に少許の時間をおいて開閉蓋を開けることにより操作
者が揮発性の蒸気を吸引したりする虞がない。
いて洗浄槽内の蒸気を排出するから、洗浄後又はすすぎ
後に少許の時間をおいて開閉蓋を開けることにより操作
者が揮発性の蒸気を吸引したりする虞がない。
第3に、繰り返し使用される洗浄液の汚れ具合を目視
判断することができ、また、被洗浄物への汚れの付着が
激しい場合にはリンスシステムで簡単にすすぐことがで
きる。この場合、塗料カップを洗浄するに際しては塗料
カップへの汚れの付着を可及的少なくすることができ
る。
判断することができ、また、被洗浄物への汚れの付着が
激しい場合にはリンスシステムで簡単にすすぐことがで
きる。この場合、塗料カップを洗浄するに際しては塗料
カップへの汚れの付着を可及的少なくすることができ
る。
第4に、洗浄後又はすすぎ後に乾燥システムによって
被洗浄物を容易に乾燥させることができる。
被洗浄物を容易に乾燥させることができる。
第5に、万が一、装置の外部で発生した火災により洗
浄槽が加熱した場合や装置内で火災が発生した場合には
液送ポンプへの送気を遮断することができ、液送ポンプ
による洗浄液の汲み上げやノズルからの噴出を停止させ
ることができる。また、洗浄槽内で火災が発生した場合
には洗浄槽底面の排液口に配置されている金属網フィル
ターがフレームアレスタとなって火炎が遮断され、洗浄
液貯留物に引火するのを防止することができる。
浄槽が加熱した場合や装置内で火災が発生した場合には
液送ポンプへの送気を遮断することができ、液送ポンプ
による洗浄液の汲み上げやノズルからの噴出を停止させ
ることができる。また、洗浄槽内で火災が発生した場合
には洗浄槽底面の排液口に配置されている金属網フィル
ターがフレームアレスタとなって火炎が遮断され、洗浄
液貯留物に引火するのを防止することができる。
図面は本発明に係る吹き付け塗装用具の洗浄装置を示
し、第1図は装置の外観を示す一部除去した斜視図、第
2図は洗浄槽の断面図、第3図は配管図、第4図は洗浄
液容器の斜視図、第5図は開閉弁とタイマーを示す斜視
図、第6図(A)はタイマーの内部機構を示す斜視図、
第6図(B)はカム機構を示す斜視図、第7図(A)は
足踏み式タイマーの配置状態を示す平面図、第7図
(B)は同上側面図、第8図は足踏み式テアイマーの配
置状態を示す他の構成例の分解斜視図、第9図は開閉蓋
のロック機構の配置状態を示す概略図、第10図はロック
機構の断面図、第11図は粕溜め容器の取付例を示す側面
図、第12図は従来の洗浄装置に粕溜め容器を取り付けた
状態を示す側面図、第13図はリンス機構及び乾燥機構を
設けた装置の一部切欠した斜視図、第14図は同上配管
図、第15図は治具の平面図、第16図は同上使用例を示す
斜視図である。 1:装置全体、11:洗浄槽、12:流体供給路、16:開閉蓋、1
4:洗浄液容器、15:液送ポンプ、17:リッドバルブ、18:
足踏みペダル、2:空気流路、3:開閉弁、31:プッシュロ
ッド、4:タイマー、40:カム機構、41:巻き上げ軸、60:
ロック機構、7:リンスシステム、8:乾燥システム、9:治
具
し、第1図は装置の外観を示す一部除去した斜視図、第
2図は洗浄槽の断面図、第3図は配管図、第4図は洗浄
液容器の斜視図、第5図は開閉弁とタイマーを示す斜視
図、第6図(A)はタイマーの内部機構を示す斜視図、
第6図(B)はカム機構を示す斜視図、第7図(A)は
足踏み式タイマーの配置状態を示す平面図、第7図
(B)は同上側面図、第8図は足踏み式テアイマーの配
置状態を示す他の構成例の分解斜視図、第9図は開閉蓋
のロック機構の配置状態を示す概略図、第10図はロック
機構の断面図、第11図は粕溜め容器の取付例を示す側面
図、第12図は従来の洗浄装置に粕溜め容器を取り付けた
状態を示す側面図、第13図はリンス機構及び乾燥機構を
設けた装置の一部切欠した斜視図、第14図は同上配管
図、第15図は治具の平面図、第16図は同上使用例を示す
斜視図である。 1:装置全体、11:洗浄槽、12:流体供給路、16:開閉蓋、1
4:洗浄液容器、15:液送ポンプ、17:リッドバルブ、18:
足踏みペダル、2:空気流路、3:開閉弁、31:プッシュロ
ッド、4:タイマー、40:カム機構、41:巻き上げ軸、60:
ロック機構、7:リンスシステム、8:乾燥システム、9:治
具
Claims (10)
- 【請求項1】洗浄槽内に流体供給路を設けると共に少な
くともスプレーガンの内部を洗浄するためのノズルが配
置され、洗浄槽の下方の洗浄液貯留部からエアー駆動式
の液送ポンプで洗浄液を吸い上げて流体供給路を介して
上記ノズルから噴出させることにより洗浄槽内にセット
した被洗浄物を洗浄し、洗浄後の液を上記貯留部に還流
させるように構成した吹付け塗装用具の洗浄装置におい
て、 給液ポンプに圧力空気を供給するための空気流路中には
プッシュ式自己復帰型の開閉弁が配置されると共に該開
閉弁を開閉操作するためのゼンマイ式のタイマーが配置
され、該タイマーには上記開閉弁におけるプッシュロッ
ドを操作するためのカム機構が配置され、洗浄槽には洗
浄中に開閉蓋が開けられないようにロックするための空
気駆動式のロック機構が設けられていることを特徴とす
る吹付け塗装用具の洗浄装置。 - 【請求項2】該ロック機構には、給液ポンプに圧力空気
を供給するための空気流路から圧力空気が供給されるよ
うにシリンダが配置され、圧力空気によってピストンが
バネ力に抗して移動するとロックピンが突出して閉止状
態にある開閉蓋に係合するように構成されていることを
特徴とする請求項1記載の吹付け塗装用具の洗浄装置。 - 【請求項3】カム機構は一方向に回動することによりプ
ッシュロッドを操作する駆動カムとゼンマイの巻き上げ
軸に同軸に配置されたアームカムと該アームカムによっ
て回転する制御カムとを備え、アームカムのゼンマイ巻
き上げ方向への回転によって駆動カムが一方向に回転せ
しめられると共に制御カムでその位置が保持され、アー
ムカムの他方向への回転によって制御カムを回転せしめ
て上記駆動カムの保持状態が解除されるようになってい
ることを特徴とする請求項1記載の吹付け塗装用具の洗
浄装置。 - 【請求項4】タイマーのゼンマイ巻き上げ軸が足踏みペ
ダルで巻き上げられるように構成されていることを特徴
とする請求項1記載の吹付け塗装用具の洗浄装置。 - 【請求項5】洗浄槽内に流体供給路を設けると共に少な
くともスプレーガンの内部を洗浄するためのノズルが配
置され、洗浄槽の下方の洗浄液貯留部からエアー駆動式
の液送ポンプで洗浄液を吸い上げて流体供給路を介して
上記ノズルから噴出させることにより洗浄槽内にセット
した被洗浄物を洗浄し、洗浄後の液を上記貯留部に還流
させるように構成した吹付け塗装用具の洗浄装置におい
て、 洗浄槽には蒸気を外部に放出するための排気口が設けら
れると共に該排気口には排気誘導ノズルが設けられ、該
排気誘導ノズルから外方向に圧力空気を噴出させること
により洗浄槽内の蒸気を上記排気口から誘導排出するよ
うに構成され、排気誘導ノズルに圧力空気を給送するた
めの空気流路中に開閉弁を設けると共に洗浄槽の開口部
側には開閉蓋をロックするためのロック機構が設けら
れ、該ロック機構のロック操作に連動して上記開閉弁を
開閉するように構成されていることを特徴とする吹付け
塗装用具の洗浄装置。 - 【請求項6】洗浄槽内に流体供給路を設けると共に少な
くともスプレーガンの内部を洗浄するためのノズルが配
置され、洗浄槽の下方の洗浄液貯留部からエアー駆動式
の液送ポンプで洗浄液を吸い上げて流体供給路を介して
上記ノズルから噴出させることにより洗浄槽内にセット
した被洗浄物を洗浄し、洗浄後の液を上記貯留部に還流
させるように構成した吹付け塗装用具の洗浄装置におい
て、 洗浄槽の下部に排液管を配置すると共に該排液管の途中
に略「U」字状の屈曲部が形成されるか、或は貯留部の
底面に排液口が設けられており、上記屈曲部又は排液口
には透明体からなる粕溜め容器が着脱自在に取り付けら
れていることを特徴とする吹付け塗装用具の洗浄装置。 - 【請求項7】洗浄槽内に流体供給路を設けると共に少な
くともスプレーガンの内部を洗浄するためのノズルが配
置され、洗浄槽の下方の洗浄液貯留部からエアー駆動式
の液送ポンプで洗浄液を吸い上げて流体供給路を介して
上記ノズルから噴出させることにより洗浄槽内にセット
した被洗浄物を洗浄し、洗浄後の液を上記貯留部に還流
させるように構成した吹付け塗装用具の洗浄装置におい
て、 洗浄槽の下方又は側方にはすすぎようの洗浄液を収容し
たリンス容器が交換自在に配置され、流体供給路には切
換えバルブを介してリンス液容器からリンス液を供給す
るためのリンス液供給路が接続されていることを特徴と
する吹付け塗装用具の洗浄装置。 - 【請求項8】洗浄槽内に流体供給路を設けると共に少な
くともスプレーガンの内部を洗浄するためのノズルが配
置され、洗浄槽の下方の洗浄液貯留部からエアー駆動式
の液送ポンプで洗浄液を吸い上げて流体供給路を介して
上記ノズルから噴出させることにより洗浄槽内にセット
した被洗浄物を洗浄し、洗浄後の液を上記貯留部に還流
させるように構成した吹付け塗装用具の洗浄装置におい
て、 洗浄槽には排気口が設けられると共に流体供給路には一
方向チェック弁を介して圧力空気を供給するための圧力
空気供給路が接続され、洗浄後又はすすぎ後にノズルか
ら空気を噴出させて被洗浄物を乾燥させるように構成さ
れていることを特徴とする吹付け塗装用具の洗浄装置。 - 【請求項9】洗浄槽内に流体供給路を設けると共に少な
くともスプレーガンの内部を洗浄するためのノズルが配
置され、洗浄槽の下方の洗浄液貯留部からエアー駆動式
の液送ポンプで洗浄液を吸い上げて流体供給路を介して
上記ノズルから噴出させることにより洗浄槽内にセット
した被洗浄物を洗浄し、洗浄後の液を上記貯留部に還流
させるように構成した吹付け塗装用具の洗浄装置におい
て、 洗浄槽にはスプレーガン内部洗浄用のノズルとは別にカ
ップ内部洗浄用の広角スプレーノズルが配置され、該広
角スプレーノズルの近傍には塗料カップを伏せた状態で
保持するための比較的細い支持バーが配置され、排液口
には濾過機能と火炎遮断機能とをもたせるためのメッシ
ュの細かい金属網フィルターが配置されていることを特
徴とする吹付け塗装用具の洗浄装置。 - 【請求項10】洗浄槽内に流体供給路を設けると共に少
なくともスプレーガンの内部を洗浄するためのノズルが
配置され、洗浄槽の下方の洗浄液貯留部からエアー駆動
式の液送ポンプで洗浄液を吸い上げて流体供給路を介し
て上記ノズルから噴出させることにより洗浄槽内にセッ
トした被洗浄物を洗浄し、洗浄後の液を上記貯留部に還
流させるように構成した吹付け塗装用具の洗浄装置にお
いて、 液送ポンプに送気するための空気流路の少なくとも一部
に融点の低い材質からなるパイプが配置されていて、該
パイプにヒューズ機能をもたせたことを特徴とする吹付
け塗装用具の洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1302098A JPH0822401B2 (ja) | 1989-11-22 | 1989-11-22 | 吹付け塗装用具の洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1302098A JPH0822401B2 (ja) | 1989-11-22 | 1989-11-22 | 吹付け塗装用具の洗浄装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03169364A JPH03169364A (ja) | 1991-07-23 |
JPH0822401B2 true JPH0822401B2 (ja) | 1996-03-06 |
Family
ID=17904906
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1302098A Expired - Lifetime JPH0822401B2 (ja) | 1989-11-22 | 1989-11-22 | 吹付け塗装用具の洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0822401B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6084376B2 (ja) * | 2012-06-19 | 2017-02-22 | 武蔵エンジニアリング株式会社 | 液体材料吐出装置の洗浄装置および洗浄方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4785836A (en) | 1987-07-17 | 1988-11-22 | Soichiro Yamamoto | Spray washer |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02150067A (ja) * | 1988-11-30 | 1990-06-08 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 薄膜半導体装置 |
-
1989
- 1989-11-22 JP JP1302098A patent/JPH0822401B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4785836A (en) | 1987-07-17 | 1988-11-22 | Soichiro Yamamoto | Spray washer |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03169364A (ja) | 1991-07-23 |
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