JPH08223781A - 非同期受信データの読込方法 - Google Patents

非同期受信データの読込方法

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JPH08223781A
JPH08223781A JP7020001A JP2000195A JPH08223781A JP H08223781 A JPH08223781 A JP H08223781A JP 7020001 A JP7020001 A JP 7020001A JP 2000195 A JP2000195 A JP 2000195A JP H08223781 A JPH08223781 A JP H08223781A
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word
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JP7020001A
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Hideki Ota
英樹 太田
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数局から同期し定周期で発生し共通にフレー
ムNo.nを更新しつつ送出され到来時は位相ズレを持
つ6ワードA(n)〜F(n)で1フレームの局別伝送
データ8−1,8−2をワード単位でメモリ9の領域9
M−1,9M−2に転送後、全局の同No.のフレーム
データを用い演算する保護リレー局で、メモリ9の各チ
ャネルの領域からワードデータを読込む割込線数を減ら
す。 【構成】チャネル#1のメモリ領域9M−1がNo.n
のワードデータA(n)〜F(n)で1フレーム確定し
たタイミング11にメモリ9の全チャネルの各6ワード
のデータをアプリケーション3側に読込む。一括読込処
理13Aはチャネル毎に前回の読込データと合わせフレ
ームNo.の一致する1フレーム分のワードデータを作
り同期データ抽出処理14へ送る。処理14は全チャネ
ルを通じフレームNo.がn−1で確定するデータを抽
出し演算処理15に送る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は互に相関関係がある所定
の複数のワードデータからなり、互に同期したクロック
をもとに共通の所定周期で発生し、その発生の順番を示
し、且つ同時刻には同番号が対応するフレーム番号を特
定するための情報を前記ワードデータの1つが持つよう
なデータフレームを、その発生順に連ねてなり、到来時
間が伝送遅延等のために1データフレーム以内の範囲で
相互に異なり得る、複数の非同期到来のシリアル伝送デ
ータを夫々受信チャネル別に設けられたシリアル/パラ
レル変換器を介してワードデータ単位でパラレルデータ
に変換してアプリケーションインタフェースメモリに一
時記憶したのち、全受信チャネルの各アプリケーション
インタフェースメモリから夫々1データフレーム分の数
のワードデータを読込み、全受信チャネルについての発
生時刻の一致するデータフレームの各ワードデータを用
い、アプリケーション演算処理を行う、例えば送電線保
護用のデジタル形保護リレーのような装置における非同
期受信データの読込方法、特にアプリケーションインタ
フェースメモリに一時記憶したワードデータの1データ
フレーム分が1つの代表の受信チャネルにて同時刻発生
のワードデータで確定した時点に、他の受信チャネルで
はこれが未確定であっても割込信号を発生して、全受信
チャネルのアプリケーションインタフェースメモリの各
1データフレーム分の数のワードデータを読込み、しか
も発生時刻が相互に一致した受信チャネル別のデータフ
レームの各ワードデータを用いた前記の演算処理を可能
とする非同期受信データの読込方法に関する。
【0002】なお、以下各図において同一の符号は同一
もしくは相当部分を示す。
【0003】
【従来の技術】図10は送電線保護用のデジタル形保護
リレーの1つである電流差動保護装置を含むシステムの
原理的な構成例を示す。ここで01は送電線(但し簡単
のため単線で示す)、1(1−0,1−1,1−2)は
この送電線01の所定区間内に設けられたデジタル形保
護リレー局(単に保護リレー局とも略記する)である。
ここで保護リレー局1−0はこの送電線区間内の電流 *
Iα(但し添字*はベクトルを示し、以下も同様とす
る)を計測する地点に設けられ、α局とも呼ぶ。同様に
保護リレー局1−1,1−2は夫々、この送電線区間内
の電流 *Iβ, *Iγの計測地点に設けられ、β局,γ
局とも呼ぶ。
【0004】各保護リレー局1−0,1−1,1−2は
同構成であり、ここではα局1−0を代表例として示し
ている。このα局は保護装置2と、多重化伝送装置4A
を含む通信装置4からなる。ここで計器用変流器02を
介し送電線01から検出された電流 *Iαは、アナログ
/デジタル変換器(A/Dとも略記する)5を介してデ
ジタルデータとなり、このデータを含むα局データDT
αは、保護装置2内で電流差動継電器としてのアプリケ
ーション(プログラム)3に与えられると共に、パラレ
ル/シリアル変換器(P/Sとも略記する)6を介し、
α局シリアルデータ8−0に変換され、さらに通信装置
4内の多重化伝送装置4Aを介し、各局のデータを連ね
た伝送シリアルデータ04(後述)に連結されてγ局1
−2に送信され、さらにγ局からβ局に送信される。
【0005】β局1−1からも同様に電流 *Iβのデジ
タルデータを含むβ局データDTβがβ局シリアルデー
タ8−1に変換されたのち、伝送シリアルデータ04に
連結されてα局に送信され、さらにα局からγ局に送信
される。また、γ局からも同様に電流 *Iγのデジタル
データを含むγ局データDTγがγ局シリアルデータ8
−2に変換されたのち、伝送シリアルデータ04に連結
されてβ局に送信され、さらにβ局からα局に送信され
る。なお、ここで各局データDTα,DTβ,DTγは
各相の電流データを含む後述(図11)のデータ部DT
の内容に相当する。
【0006】このα局データDTα,β局データDT
β,γ局データDTγは互に同期したクロックによって
共通の所定周期で計測されて送信され、この図の一点鎖
線の伝送路03には各局α,β,γ別のシリアルデータ
を局順、且つ時系列順に連ねた伝送シリアルデータ04
が循環している。α局はこの伝送路03上の伝送シリア
ルデータ04から多重化伝送装置4Aを介し、β局,γ
局の送信データを夫々受信チャネル別のβ局シリアルデ
ータ8−1,γ局シリアルデータ8−2として取出し、
夫々各チャネル別のシリアル/パラレル変換器(S/
P)7−1,7−2を介しパラレルデータDTβ,DT
γに変換し、アプリケーション3に与える。
【0007】なお、局1内でのα局シリアルデータ8−
0,β局シリアルデータ8−1,γ局シリアルデータ8
−2の伝送はこの例では54Kbpsで行われ、伝送路03
での伝送は1.544Mbpsで行われる。この電流差動継
電器(アプリケーション処理)15はα,β,γ各局の
パラレルデータとしての、同時刻にサンプリングされた
電流データDTα,DTβ,DTγを用い、例えば次の
ようなリレー演算にて、
【0008】
【数1】*Iα+ *Iβ+ *Iγ≠0 ならばこの区間内の事故と判定する。各局の電流のサン
プリングデータは夫々同期したクロックによって共通の
定周期で発生し続けるが、伝送遅延等により受信時には
時間的なズレを生ずる。このため上記のようなリレー演
算を行うためには、このズレのある受信データから各局
の、全局にわたり同時刻の、発生データを取出す必要が
ある。
【0009】図11は前述した保護リレー局1が受信す
る1受信チャネル(図10では1局)分のシリアルデー
タ8(8−1又は8−2)の原理的な構成を示す。ここ
でDFが1フレームを構成するデータとしてのデータフ
レームであり、このデータフレームDFは先頭にフレー
ム同期ワードSYを持ち、これに続いて相互に相関関係
がある各1ワードのデータ(図10では相別の電流な
ど)を持つワードデータA〜Fからなるデータ部DTを
持つ。なお、各ワードデータA〜Fに付された括弧付き
の添字n−1,n,n+1は当該のワードデータの発生
の順番(後述のフレームNo.)を示す。
【0010】図12は図11のシリアルデータ8の実際
の構成例を示す。ここで図12(A)は各データフレー
ムDFにおけるフレーム同期ワードSYに続くデータ部
DTに、そのデータフレームのフレームNo.を書込ん
だものである。このフレームNo.は#0から#11ま
での12フレーム(この12フレームを1スーパーフレ
ームという)毎に繰返される。そしてこのフレームN
o.は各保護リレー局1について同時刻に発生したデー
タフレームDFについては同番号である。
【0011】次に図12(B)はデータフレームDFの
構成例をフレームNo.(#4)のデータフレームを代
表として示したものである。即ち、ワードデータA,
B,C,Dは夫々送電線の各相a,b,c,0別のサン
プリング電流値を示し、ワードデータEは7ビットの制
御情報と誤りチェック用のCRCデータの1部からな
り、ワードデータFはこのCRCデータの残りからな
る。
【0012】次に図12(C)は前記の制御情報の要部
をフレームNo.の#0〜#11について示したもので
ある。即ち、制御情報内のSA同期フラグ8Fとしては
フレームNo.の#0〜#3のデータフレームに対して
は“0”が設定され、フレームNo.の#4,#8のデ
ータフレームに対しては“1”が設定される。その他の
フレームNo.のデータフレームのSA同期フラグの値
は不定“X”でよい。
【0013】従って受信シリアルデータ8内の各データ
フレームDFの受信順にSA同期フラグ8Fの変化を調
べることによって、各データフレームDFのフレームN
o.を特定することができる。ところでこのように受信
データ1フレームDF中の複数データ(複数ワードのデ
ータA〜F)全てに相関関係があり、1フレームDF分
の全データをまとめて取り込み処理しなければならない
システムで、伝送遅延等のために複数の非同期の受信チ
ャネルが存在する場合は、従来は各チャネル毎に同じフ
レームNo.のデータ取り込みタイミング(後述の1フ
レーム確定タイミング11)をアプリケーション3に伝
え、アプリケーション3は各チャネル毎の1フレーム確
定タイミングでそのチャネルの受信データを読込むよう
にしている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前述した
従来の非同期データの読込方法では、アプリケーション
3の受信処理(受信データの読込み)を各チャネル毎に
行わなければならず、受信チャネルが多い場合、チャネ
ル数相当の割込み(アプリケーション受信処理起動タイ
ミング)をアプリケーションに伝える必要があるため、
チャネル数が割込信号線の数で制限される。また、アプ
リケーションのソフト処理の効率も悪くなるという問題
がある。
【0015】そこで本発明は、このような問題を解消で
きる非同期受信データの読込方法を提供することを課題
とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、所定の複数のワードデータ(A〜Fなど)からな
り、互に同期したクロックをもとに共通の所定周期で発
生し、その発生の順番を示し、且つ同時刻には同番号が
対応するフレーム番号を特定するための情報(SA同期
フラグ8Fなど)を前記ワードデータの1つ(Eなど)
が持つようなデータフレーム(DF)を、その発生順に
連ねてなり、到来時間が伝送遅延等のために1データフ
レーム以内の範囲で相互に異なり得る、複数の非同期到
来のシリアル伝送データ(8−1,8−2など)を夫々
受信チャネル(#1,#2などの)別に設けられたシリ
アル/パラレル変換器(7−1,7−2など)を介して
ワードデータ単位でパラレルデータに変換し、全受信チ
ャネルについての発生時刻の一致するデータフレームの
各ワードデータを用い、所定の演算(アプリケーション
処理(リレー演算等)15)を行う装置(デジタル形保
護リレーなど)における非同期受信データの読込方法に
おいて、請求項1の非同期受信データの読込方法では、
受信チャネル毎に、データフレームの到来のつど
“1”,“0”に切替わり、且つ同時刻に発生したデー
タフレームには全受信チャネルを通じ同値が対応するよ
うなトグル情報(21aなど)を生成するトグル情報生
成手段(トグル信号生成器21など)を設けると共に、
受信チャネル毎に1データフレーム分のワードデータを
夫々その配列順に格納する受信データ領域(受信データ
部22など)、およびこの各ワードデータに対応する前
記トグル情報を格納するトグル情報領域(トグル情報部
23,23Aなど)を持つ第1のメモリ(アプリケーシ
ョンインタフェースメモリ9など)、前記トグル情報の
“1”,“0”に夫々対応するバンク(#1,#2な
ど)からなり、各バンクは受信チャネル別に1データフ
レーム分のワードデータを夫々その配列順に格納する領
域を持つ第2のメモリ(受信データバンク切替用メモリ
31−1,31−2など)、受信チャネル別に同時刻発
生のワードデータの配列で確定した1データフレーム分
づつのデータをその発生時刻順に格納する第3のメモリ
(旧データ保存メモリ32−1,32−2など)を設
け、(受信処理10A,10B,10Cなどにより)前
記シリアル/パラレル変換器を介しパラレルデータに変
換されたワードデータを順次、対応する受信チャネルの
第1のメモリの前記受信データ領域に前回格納の対応す
るワードデータに上書きして格納すると共に、この新た
なワードデータに対応する前記トグル情報を前記トグル
情報領域の該当位置へ格納し、(全受信チャネルデータ
一括読込処理13Aなどにより)所定の代表の受信チャ
ネル(#1など)の第1のメモリの前記トグル情報領域
が1データフレーム分のワードデータの同値のトグル情
報で埋まった時点に割込信号を発生し、全受信チャネル
の第1のメモリの受信データ領域の各ワードデータを、
そのワードデータに対応するトグル情報の別に、第2の
メモリの該当するバンクに配分して該当する受信チャネ
ルの対応するワードデータ領域に先の格納データに上書
きして格納し、第2のメモリの何れか一方又は双方のバ
ンク内で今回データフレームの末尾に位するワードデー
タが上書きされた1データフレーム分のワードデータを
第3のメモリの該当チャネルの最新データの格納位置に
格納し、(全受信チャネル同期データ抽出処理14など
により)第3のメモリから全受信チャネルを通じて存在
する、同時刻発生の最新の各1データフレーム分のワー
ドデータを各受信チャネルから抽出し、前記の所定の演
算に用いるようにする。
【0017】また、請求項2の非同期受信データの読込
方法では、請求項1に記載の非同期受信データの読込方
法において、前記トグル情報領域を前記第1のメモリの
受信データ領域内におけるワードデータ格納後の空きビ
ット領域(トグル情報部23,23−1,23−2な
ど)とする。
【0018】また、請求項3の非同期受信データの読込
方法では、請求項1に記載の非同期受信データの読込方
法において、前記トグル情報領域を持つメモリを第1の
メモリと別個に(トグル情報レジスタ24などに)設け
るようにする。また、請求項4の非同期受信データの読
込方法では、受信チャネル毎に1データフレーム分のワ
ードデータと、データフレームの境界位置を示すヘッダ
情報(26など)とを少なくとも2組格納し得る第1の
メモリ(アプリケーションインタフェースメモリ9な
ど)、受信チャネル別に同時刻発生のワードデータの配
列で確定した1データフレーム分づつのデータをその発
生時刻順に格納する第2のメモリ(旧データ保存メモリ
32−1,32−2など)を設け、(受信処理10Dな
どにより)前記シリアル/パラレル変換器を介しパラレ
ルデータに変換されたワードデータを対応する受信チャ
ネルの第1のメモリに順次到来順に、且つデータフレー
ムの切替り位置には前記ヘッダ情報を挿入し、さらに格
納位置が第1のメモリの末尾に到ったのちは、再びこの
第1のメモリの先頭に戻るように格納し、(全受信チャ
ネルデータ一括読込処理13Bなどにより)所定の代表
の受信チャネル(#1など)の第1のメモリに前記ヘッ
ダ情報が格納された時点に割込信号を発生し、全受信チ
ャネルの夫々の第1のメモリのヘッダ情報を検索してこ
のヘッダ情報を無効化すると共に、このヘッダ情報から
順次到来時点が遡る1データフレーム分のワードデータ
を読出して第2のメモリの該当チャネルの最新データ格
納位置に格納し、(全受信チャネル同期データ抽出処理
14などにより)第2のメモリから全受信チャネルを通
じて存在する、同時刻発生の最新の各1データフレーム
分のワードデータを各受信チャネルから抽出し、前記の
所定の演算に用いるようにする。
【0019】
【作用】複数の受信チャネル別に到来する受信シリアル
データ8を1ワード毎にパラレル変換し、対応するアプ
リケーションインタフェースメモリ9に転送格納する。
ここでアプリケーションインタフェースメモリ9は、受
信チャネル別に1データフレームのデータ部DTを構成
するワードデータ、この例では(A〜F)分の領域を持
ち、各被転送ワードは夫々の対応ワードデータ領域の前
回の格納データに上書き(更新)される。
【0020】ここで受信チャネルの1つ(この例ではチ
ャネル#1とする)を選び、このチャネル#1のアプリ
ケーションインタフェースメモリ9が全て最新のフレー
ムNo.のワードデータA〜Fに上書きされた時点(1
フレーム確定タイミング)に、他受信チャネルのアプリ
ケーションインタフェースメモリ9のワードデータが全
て最新のフレームNo.のワードデータで更新されてい
ない状態であっても、全チャネルのアプリケーションイ
ンタフェースメモリ9のデータを一括して読込む。
【0021】そしてこの今回の一括読込データと、前回
の同様な一括読込データと合わせ、全受信チャネルに存
在する同一のフレームNo.のワードデータで埋まっ
た、各チャネル毎1フレーム分のデータを抽出し、アプ
リケーション処理に用いる。
【0022】
【実施例】図1は本発明に基づくデジタル形保護リレー
局の受信データの読込方法の概要の説明図である。本発
明では複数の他局から自局の多重化伝送装置4Aを介し
て受信したシリアル伝送データ8の読込みを対象とす
る。この受信シリアル伝送データ8はその発信局別に図
11,12で述べた構成で到来し、夫々個別に自局1の
受信チャネルに入力される。
【0023】ここでは簡単のためこの受信チャネルをチ
ャネル#1(ch1),チャネル#2(ch2)の2つ
のチャネルとし、夫々のチャネルへの受信シリアルデー
タを8−1,8−2とする。なお、図7にて7(7−
1,7−2)は夫々このチャネル#1,#2別のシリア
ル/パラレル変換器、10(10−1,10−2)は同
じくこのチャネル別の受信処理、9はアプリケーション
インタフェースメモリ(単にインタフェースメモリとも
略す)、9M(9M−1,9M−2)はこのインタフェ
ースメモリ9内の受信チャネル別のメモリマップであ
る。
【0024】チャネル#1の受信シリアル伝送データ8
−1はシリアル/パラレル変換器7−1により1ワード
毎にパラレルデータに変換され、受信処理10−1によ
って1ワード毎にインタフェースメモリ9のメモリマッ
プ9M−1の領域に転送される。ここで転送される各ワ
ードデータA〜Fはメモリマップ9M−1の夫々のワー
ドデータに対応する領域の前回のデータに上書きされる
(つまりその領域に、前回のデータを更新して格納され
る)。
【0025】同様にチャネル#2の受信シリアル伝送デ
ータ8−2はシリアル/パラレル変換器7−2によりワ
ード単位でパラレルデータに変換され、受信処理10−
2によって1ワード毎にインタフェースメモリ9のメモ
リマップ9M−2の夫々のワードデータA〜Fに対応す
る領域に、前回データを更新して格納される。ここでシ
リアル伝送データ8−1と8−2は伝送遅延量が異なり
同期ズレを持って受信され、受信処理10−1,10−
2も相互に非同期で行われる。従ってこの例ではメモリ
マップ9M−1の領域がフレームNo.n(つまり最新
の番号)の1フレーム分のワードデータA(n)〜F
(n)で埋まった(更新された)時点(1フレーム確定
タイミング)11では、メモリマップ9M−2の領域内
は、フレームNo.nのワードデータはA(n)〜C
(n)までで、残りはフレームNo.(n−1)(つま
り前回の番号)のワードデータD(n−1)〜F(n−
1)である。
【0026】しかし本発明では受信チャネル#1の1フ
レームデータ確定タイミング11に、インタフェースメ
モリ9からアプリケーション3へ、このタイミング11
を伝え、アプリケーション3は全受信チャネルのデータ
としてのメモリマップ9M−1,9M−2領域の内容の
一括読込処理13Aを実行し、さらに全受信チャネルの
同期データを抽出する処理14を実行する。なお、便宜
上この2つの処理13A,14をアプリケーションイン
タフェース処理12と呼ぶ。
【0027】即ち、図外のメモリに前回の全受信チャネ
ルデータ一括読込処理13Aのデータも保存して置くこ
とで、少なくとも今回の一括読込みにより受信チャネル
#1,#2ともフレームNo.(n−1)のデータA
(n−1)〜F(n−1)は確定することになるので、
フレームNo.(n−1)の全受信チャネルの1データ
フレーム分のワードデータを用いアプリケーション処理
15を行う。
【0028】但し本発明では、各受信チャネルのシリア
ル伝送データ8−1,8−2の相互間の同期ズレは1フ
レーム分以下であることを前提としている。図2は本発
明の第1の実施例としてのアプリケーションインタフェ
ースメモリ及びこのメモリへのデータ転送部分の構成例
を示す。同図において21は当該受信チャネルのシリア
ル伝送データ8のフレーム同期ワードSYを検出する毎
に、“1”と“0”交互に切替わるトグル信号21aを
生成するトグル信号生成器で、チャネル#1,#2の各
チャネル毎にシリアル/パラレル変換器7−1,7−2
と並んで設けられる。また、この例ではアプリケーショ
ンインタフェースメモリ9は9−1,9−2として夫々
チャネル#1,#2の別に設けられ、各メモリマップ9
M−1,9M−2の領域は夫々インタフェースメモリ9
−1,9−2内に存在する。この各メモリマップ9M−
1,9M−2の領域は夫々1フレーム分のワードデータ
A〜Fの格納領域としての受信データ部22と、トグル
信号21aのデータ(トグル情報)を格納するトグル情
報部23とから構成されている。
【0029】即ち、図2の例は受信データフレームDF
中の1ワードデータA〜Fのビット数がアプリケーショ
ンインタフェースメモリ9の1ワードのビット数より小
さい場合、このメモリ9に存在する空ビットに、受信デ
ータ8のフレーム同期ワードSYを検出して(1フレー
ム毎に)“1”,“0”の反転を繰り返す、トグル情報
(トグル信号生成器21にて作られる)21aを割りつ
けるものである。各受信チャネル#1,#2の受信処理
10Aは夫々、シリアル/パラレル変換器7−1,7−
2で変換されたパラレルデータ(1ワードデータ)A〜
Fを夫々アプリケーションインタフェースメモリ9のメ
モリマップ9M−1,9M−2領域へ転送する時に、各
ワードデータに対応するトグル情報も同アドレスのトグ
ル情報部23に一緒に書込みアプリケーション側に伝達
する。
【0030】この図2の例では受信チャネル#1のシリ
アル伝送データ8−1に対し受信チャネル#2のシリア
ル伝送データ8−2は3ワード分の遅れ(同期ズレ)が
あり、メモリマップ9M−1の領域が最新のフレームN
o.の#4のワードデータA(#4)〜F(#4)と、
この各ワードデータに対応するトグル情報“1”とで埋
まった時点では、メモリマップ9M−2の領域は先頭側
3つのワードデータA(#4)〜C(#4)はそのトグ
ル情報“1”と共に最新のフレームNo.(#4)のデ
ータに書替わっているが、後尾側3つのワードデータD
(#3)〜F(#3)はそのトグル情報“0”と共に前
回発生のフレームNo.(#3)のデータのままであ
る。
【0031】図3は図2と同様なデータ転送を全受信チ
ャネルに1つ設けられたアプリケーションインタフェー
スメモリ9に対し、その空きビットを利用して行う別の
実施例を示す。但しこの場合、メモリ9内には夫々受信
チャネル#1,#2別のメモリマップ9M−1,9M−
2に示す領域が存在し、同様にトグル情報部も23−
1,23−2と受信チャネル#1,#2別の領域が設け
られている。そして受信処理10Bは各受信チャネル#
1,#2別の各ワードデータA〜Fを夫々の受信チャネ
ルに対応するメモリマップ9M−1,9M−2領域に転
送し、同時に各ワードデータに対応するトグル情報21
aも該当するチャネルのトグル情報部23−1,23−
2の対応するワードデータと同アドレスに格納する。
【0032】図4はアプリケーションインタフェースメ
モリ9に空きビットが無い場合のワードデータ及びトグ
ル情報の転送の実施例を示す。同図では図2に対し受信
チャネル#1,#2にトグル信号21aを一時格納する
トグル情報レジスタ24が追加され、またチャネル#
1,#2の夫々のメモリマップ9M−1,9M−2領域
にはワードデータの格納領域(受信データ部)22と別
のアドレスにトグル情報部23Aが設けられ、この領域
23A内にワードデータA〜Fに対応するトグル情報2
1aが格納される。
【0033】このように受信チャネル#1,#2の別に
トグル情報専用のレジスタ24を設け、受信処理10C
はシリアル/パラレル変換器7−1,7−2で変換され
たパラレルデータ(各1ワードデータ)A〜Fをアプリ
ケーションインタフェースメモリ9−1,9−2のメモ
リマップ9M−1,9M−2領域へ転送する時に、この
トグル情報レジスタ24のトグル情報21aを検索し、
アプリケーションインタフェースメモリ9−1,9−2
に割りつけられた領域としてのトグル情報部23Aに受
信フレームの各ワードデータA〜Fに対応したトグル情
報21aを書込み、アプリケーションインタフェース処
理12へ伝える。
【0034】但し、インタフェース処理12の方法によ
ってはトグル情報部23Aをトグル情報レジスタ24内
に設けてもよい。図5は図2〜図4の構成に対応するア
プリケーションインタフェース処理12の説明図であ
る。この処理12は2バンクの受信データバンク切替用
メモリ31(31−1,31−2)(なお31−1をバ
ンク#1,31−2をバンク#2とも呼ぶ)を用いる全
受信チャネルデータ一括読込処理13Aと、受信チャネ
ル#1,#2別の旧データ保存メモリ32(32−1,
32−2)を用いる全受信チャネル同期データ抽出処理
14からなる。全受信チャネルデータ一括読込処理13
Aでは、受信データバンク切替用メモリ31の各バンク
31−1,31−2内に夫々チャネル#1,#2別のワ
ードデータA〜Fの格納領域を設け、バンク31−1に
はトグル情報“1”のワードデータを格納し、バンク3
1−2にはトグル情報“0”のワードデータを格納する
ようにする。アプリケーションインタフェースメモリ9
内のチャネル#1のメモリマップ9M−1領域における
1フレームデータ確定タイミング11(図1)に全受信
チャネル#1,#2のインタフェースメモリ9のメモリ
マップ9M−1,9M−2領域における受信データ部2
2のデータを読込む時に、この各ワードデータA〜Fに
対応するトグル情報部23(図2,図3)又は23A
(図4)を調べ、その“1”,“0”の別に応じ読込む
バンクを夫々31−1,31−2に切替える。これによ
り、各チャネル#1,#2の受信1フレーム分データは
バンクで31−1,31−2の何れか一方又は双方で新
たに同じフレームNo.のワードデータA〜Fで埋まっ
て確定となり、この新たに確定した1フレーム分データ
をそのチャネル番号に応じて旧データ保存メモリ32−
1又は32−2へ入れる。この例ではバンク31−1で
は受信チャネル#1の1データフレーム分のワードデー
タがフレームNo.(#4)のA(#4)〜F(#4)
で確定したのは当然として、バンク31−2では受信チ
ャネル#2の1データフレーム分のワードデータが前回
(前サイクル)の読込データと合わせ、フレームNo.
(#3)のA(#3)〜F(#3)で新たに確定し、受
信チャネル#1のワードデータA(#4)〜F(#4)
は旧データ保存メモリ32−1の、また受信チャネル#
2のワードデータA(#3)〜F(#3)は旧データ保
存メモリ32−2の、夫々の最新データ位置へ格納され
る。
【0035】次に全受信チャネル同期データ抽出処理1
4では、受信チャネル#1,#2の旧データ保存メモリ
32−1,32−2を通じてフレームNo.の一致する
最新のデータ(各1フレーム分)を抽出し、リレー演算
等のアプリケーション処理15へ送る。この例では旧デ
ータ保存メモリ32のチャネル#1用メモリ32−1,
同じくチャネル#2用メモリ32−2を通じフレームN
o.(#3)の1フレーム分データA(#3)〜F(#
3)が最新データとして揃うこととなり、メモリ32−
1,32−2から夫々このデータA(#3)〜F(#
3)がβ局データDTβ,γ局データDTγとしてアプ
リケーション処理15へ送られる。
【0036】図6はアプリケーション処理15の実施例
を示す。ここではフレームNo.(#3)の1フレーム
分の自局のデータ(α局データ)DTαと、これに相当
する同じフレームNo.の全受信チャネル同期データ抽
出処理14から送られた受信チャネル#1,#2別のデ
ータとしてのβ局データDTβ,γ局データDTγを用
い、各相a,b,c別に電流差動リレー演算を行う。こ
こではa相の演算例を示す。即ち、α,β,γ各局のデ
ータDTα,DTβ,DTγ中の各ワードデータA(#
3)は、a相の電流データに相当するので夫々α局電流
データ *Iaα,β局電流データ *Iaβ,γ局電流デ
ータ *Iaγとする。そして図10で述べた演算に相当
する次式のリレー演算を行い、
【0037】
【数2】*Iaα+ *Iaβ+ *Iaγ≠0 であればこのα,β,γ局区間内の送電線に事故ありと
判定する。図7はアプリケーションインタフェースメモ
リ対するトグル情報を用いないワードデータ転送方法の
実施例を示す。同図において25は受信チャネル#1,
#2の別に設けられたカウンタもしくはレジスタ等から
なるアドレス更新器で、チャネル別の受信処理10Dに
よってインタフェースメモリ9−1,9−2に対するワ
ードデータA〜Fの格納アドレスを更新する。
【0038】即ち受信処理10Dは、受信チャネル#
1,#2に夫々順次到来するシリアル伝送データ8−
1,8−2のシリアル/パラレル変換器7−1,7−2
で変換された1ワード単位のパラレルデータA〜Fをア
プリケーションインタフェースメモリのメモリマップ領
域9M−1,9M−2へ転送する毎に、アドレス更新器
25のアドレスを+2し、アプリケーションインタフェ
ースメモリ9−1,9−2に対するワードデータの格納
アドレスを自動更新させる。ここでアドレスを+2する
理由はワードデータの大きさが2バイトであるためであ
る。
【0039】そしてメモリマップ9M−1,9M−2の
自動更新領域に示すように、1フレーム分のデータ転送
毎に(つまり最終ワードデータFを転送し終える毎に)
受信ワードデータとは異なるパターンの、この例では1
ワードのヘッダ情報26をアプリケーションインタフェ
ースメモリ9−1,9−2へ挿入する。但し、図7中の
ブランクの(26)は後述の一括読込みで消去されたヘ
ッダ情報である。
【0040】この実施例ではアプリケーションインタフ
ェースメモリ9−1,9−2は、夫々少なくとも〔1フ
レーム分のワードデータ(この場合A〜Fの6ワード=
12バイト)+ヘッダ情報(この例では1ワード=2バ
イト)〕の2倍(=28バイト)のデータ領域を持つも
のとし、アドレス更新器25はその指定アドレスがこの
データ領域の末尾に達したのちは、再びこのデータ領域
の先頭に戻るように指定アドレスを更新する。
【0041】図8は図7の構成における全受信チャネル
データ一括読込処理13Bの説明図で、図9はこの一括
読込処理13Bの手順(1チャネル分)を示すフローチ
ャートである。また、図9の符号101〜110は手順
のステップ番号を示す。この一括読込処理13Bは受信
チャネル#1のアプリケーションインタフェースメモリ
9−1の1フレームデータ確定タイミング(この例では
インタフェースメモリ9−1にフレームNo.(#4)
のワードデータA(#4)〜F(#4))及びこれに続
くヘッダ情報26が転送された時点に起動され、全受信
チャネル#1,#2のアプリケーションインタフェース
メモリ9−1,9−2のデータを図9の手順で読込む。
【0042】次に図8を参照しつつ図9を説明する。即
ち、先ずループ回数のパラメータNに、1フレーム中の
ワード数(この例ではA(#n)〜F(#n)のワード
数6)を設定し(101)、ヘッダ情報26を検索し
(102)、検索したヘッダ情報26のアドレスをパラ
メータAの値とし(103)、このヘッダ情報26を書
換え無効化する(なお、この例ではブランクとする。こ
れは最新のヘッダ情報の検索を容易化するためである)
(104)。
【0043】次にAから2を減じ(105)、このAの
値がこのインタフェースメモリ9の先頭アドレスAhead
以上ならば(106,分岐Y)、Aのアドレスのワード
データを読取り(108)、他方、ステップ106でA
の値がインタフェースメモリ9の先頭アドレス未満であ
れば(分岐N)、Aの値をインタフェースメモリ9の末
尾のアドレスAlastとして(107)、このアドレスA
のデータを読取る(108)。そしてNの値を1つ減じ
(109)、Nの値が0以上であれば(110,分岐
Y)、再びステップ105に戻ってステップ105〜1
10の動作を繰返し、Nの値が0となったら(110,
分岐N)、図9の処理を終る。このようにしてインタフ
ェースメモリ9内の最新のヘッダ情報26以前のフレー
ムNo.の一致した1データフレーム分のワードデータ
が各チャネルのインタフェースメモリ9−1,9−2か
ら読取られ、全受信チャネル同期データ抽出処理14へ
送られ旧データ保存メモリ32−1,32−2に格納さ
れる。この例ではインタフェースメモリ9−1からワー
ドデータA(#4)〜F(#4)が、またインタフェー
スメモリ9−2からワードデータA(#3)〜F(#
3)が夫々読取られ旧データ保存メモリ32−1,32
−2に格納される。これにより少なくとも全受信チャネ
ル#1,#2について、フレームNo.が最新番号より
1つ少ないフレームNo.(#3)の1フレーム分のワ
ードデータA(#3)〜F(#3)が確立する。そこで
図5で述べたと同じ全受信チャネル同期データ抽出処理
14を行い、同期データをアプリケーション処理15へ
送る。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、同時刻に発生した所定
の複数ワードのデータを1データフレームとし、複数の
局が夫々同期したクロックをもとに共通の所定周期で発
生するデータフレームを連ねて送信するシリアル伝送デ
ータであって、局別の伝送遅延時間が異なり得る伝送デ
ータをその送信局別のチャネル毎に受信して、ワードデ
ータ単位でチャネル別のアプリケーションインタフェー
スメモリに転送し、全受信チャネルについて同時刻に発
生したデータフレームのワードデータを用いて所定の演
算処理を行う非同期受信データの読込方法において、所
定の代表のチャネルのアプリケーションインタフェース
メモリの最新の1データフレーム分のデータが全て同時
刻発生のワードデータで確立した時点に割込信号を発
し、全チャネル分のアプリケーションインタフェースメ
モリの最新の1データフレーム分の数のワードデータを
一括して読込み、前回の同様な一括読込データと合わ
せ、全受信チャネルについて同一時刻発生の各1データ
フレーム分のワードデータを抽出し、前記演算処理に用
いるようにしたので、前記一括読込みの際、従来のよう
に各受信チャネル別に1データフレーム分のデータが同
時刻発生のワードデータで確立する時点を検出して、そ
の1データフレーム分のワードデータを一括して読込む
ために、受信チャネル別に割込信号を発する必要がな
く、受信チャネル数が増加しても割込信号数の制約を受
けなくなるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるシステム全体の原理的な構
成図
【図2】アプリケーションインタフェースメモリへ受信
データを転送する本発明の第1の実施例としての受信処
理部の構成図
【図3】本発明の第2の実施例としての受信処理部の構
成図
【図4】本発明の第3の実施例としての受信処理部の構
成図
【図5】図2〜図4に対応するアプリケーションインタ
フェース処理の説明図
【図6】本発明の一実施例としてのアプリケーション処
理の説明図
【図7】本発明の第4の実施例としての受信処理部の構
成図
【図8】図7に対応するアプリケーションインタフェー
ス処理の説明図
【図9】図8の全受信チャネルデータ一括読込処理の手
順を示すフローチャート
【図10】電流差動保護装置としてのデジタル形保護リ
レー局を持つ送電線保護システムの構成図
【図11】図10におけるシリアル伝送データの基本的
構成を示す図
【図12】図11のシリアル伝送データの具体的な構成
例を示す図
【符号の説明】
01 送電線 02 計器用変流器 03 伝送路 04 局間伝送データ 1(1−0,〜,1−2) デジタル形保護リレー局 1−0 α局 1−1 β局 1−2 γ局 2 保護装置 3 アプリケーション(プログラム) 4 通信装置 4A 多重化伝送装置 5 アナログ/デジタル変換器(A/D) 6 パラレル/シリアル変換器(P/S) 7(7−1,7−2) シリアル/パラレル変換器(S
/P) 8(8−0,〜,8−2) シリアル伝送データ 8−0 α局シリアルデータ 8−1 β局シリアルデータ(チャネル#1の受信シ
リアルデータ) 8−2 γ局シリアルデータ(チャネル#2の受信シ
リアルデータ) DTα α局データ DTβ β局データ DTγ γ局データ DF データフレーム SY フレーム同期ワード DT データ部 A〜F ワードデータ 8F SA同期フラグ 9(9−1,9−2) アプリケーションインタフェー
スメモリ(インタフェースメモリ) 9M(9M−1,9M−2) メモリマップ 10(10A〜10D) 受信処理 11 1フレームデータ確定タイミング 12 アプリケーションインタフェース処理 13A,13B 全受信チャネルデータ一括読込処理 14 全受信チャネル同期データ抽出処理 15 アプリケーション処理 21 トグル信号生成器 21a トグル信号(トグル情報) 22 受信データ部 23(23−1,23−2),23A トグル情報部 24 トグル情報レジスタ 25 アドレス更新器 26 ヘッダ情報 31(31−1,31−2) 受信データバンク切替用
メモリ 32(32−1,32−2) 旧データ保存メモリ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の複数のワードデータからなり、互に
    同期したクロックをもとに共通の所定周期で発生し、そ
    の発生の順番を示し、且つ同時刻には同番号が対応する
    フレーム番号を特定するための情報を前記ワードデータ
    の1つが持つようなデータフレームを、その発生順に連
    ねてなり、到来時間が伝送遅延等のために1データフレ
    ーム以内の範囲で相互に異なり得る、複数の非同期到来
    のシリアル伝送データを夫々受信チャネル別に設けられ
    たシリアル/パラレル変換器を介してワードデータ単位
    でパラレルデータに変換し、 全受信チャネルについての発生時刻の一致するデータフ
    レームの各ワードデータを用い、所定の演算を行う装置
    における非同期受信データの読込方法において、 受信チャネル毎に、データフレームの到来のつど
    “1”,“0”に切替わり、且つ同時刻に発生したデー
    タフレームには全受信チャネルを通じ同値が対応するよ
    うなトグル情報を生成するトグル情報生成手段を設ける
    と共に、 受信チャネル毎に1データフレーム分のワードデータを
    夫々その配列順に格納する受信データ領域、およびこの
    各ワードデータに対応する前記トグル情報を格納するト
    グル情報領域を持つ第1のメモリ、 前記トグル情報の“1”,“0”に夫々対応するバンク
    からなり、各バンクは受信チャネル別に1データフレー
    ム分のワードデータを夫々その配列順に格納する領域を
    持つ第2のメモリ、 受信チャネル別に同時刻発生のワードデータの配列で確
    定した1データフレーム分づつのデータをその発生時刻
    順に格納する第3のメモリを設け、 前記シリアル/パラレル変換器を介しパラレルデータに
    変換されたワードデータを順次、対応する受信チャネル
    の第1のメモリの前記受信データ領域に前回格納の対応
    するワードデータに上書きして格納すると共に、この新
    たなワードデータに対応する前記トグル情報を前記トグ
    ル情報領域の該当位置へ格納し、 所定の代表の受信チャネルの第1のメモリの前記トグル
    情報領域が1データフレーム分のワードデータの同値の
    トグル情報で埋まった時点に割込信号を発生し、 全受信チャネルの第1のメモリの受信データ領域の各ワ
    ードデータを、そのワードデータに対応するトグル情報
    の別に、第2のメモリの該当するバンクに配分して該当
    する受信チャネルの対応するワードデータ領域に先の格
    納データに上書きして格納し、 第2のメモリの何れか一方又は双方のバンク内で今回デ
    ータフレームの末尾に位するワードデータが上書きされ
    た1データフレーム分のワードデータを第3のメモリの
    該当チャネルの最新データの格納位置に格納し、 第3のメモリから全受信チャネルを通じて存在する、同
    時刻発生の最新の各1データフレーム分のワードデータ
    を各受信チャネルから抽出し、前記の所定の演算に用い
    るようにしたことを特徴とする非同期受信データの読込
    方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の非同期受信データの読込
    方法において、前記トグル情報領域を前記第1のメモリ
    の受信データ領域内におけるワードデータ格納後の空き
    ビット領域としたことを特徴とする非同期受信データの
    読込方法。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の非同期受信データの読込
    方法において、前記トグル情報領域を持つメモリを第1
    のメモリと別個に設けたことを特徴とする非同期受信デ
    ータの読込方法。
  4. 【請求項4】所定の複数のワードデータからなり、互に
    同期したクロックをもとに共通の所定周期で発生し、そ
    の発生の順番を示し、且つ同時刻には同番号が対応する
    フレーム番号が前記ワードデータの1つに付されたデー
    タフレームを、その発生順に連ねてなり、到来時間が伝
    送遅延等のために1データフレーム以内の範囲で相互に
    異なり得る、複数の非同期到来のシリアル伝送データを
    夫々受信チャネル別に設けられたシリアル/パラレル変
    換器を介してワードデータ単位でパラレルデータに変換
    し、 全受信チャネルについての発生時刻の一致するデータフ
    レームの各ワードデータを用い、所定の演算を行う装置
    における非同期受信データの読込方法において、 受信チャネル毎に1データフレーム分のワードデータ
    と、データフレームの境界位置を示すヘッダ情報とを少
    なくとも2組格納し得る第1のメモリ、 受信チャネル別に同時刻発生のワードデータの配列で確
    定した1データフレーム分づつのデータをその発生時刻
    順に格納する第2のメモリを設け、 前記シリアル/パラレル変換器を介しパラレルデータに
    変換されたワードデータを対応する受信チャネルの第1
    のメモリに順次到来順に、且つデータフレームの切替り
    位置には前記ヘッダ情報を挿入し、さらに格納位置が第
    1のメモリの末尾に到ったのちは、再びこの第1のメモ
    リの先頭に戻るように格納し、 所定の代表の受信チャネルの第1のメモリに前記ヘッダ
    情報が格納された時点に割込信号を発生し、 全受信チャネルの夫々の第1のメモリのヘッダ情報を検
    索してこのヘッダ情報を無効化すると共に、このヘッダ
    情報から順次到来時点が遡る1データフレーム分のワー
    ドデータを読出して第2のメモリの該当チャネルの最新
    データ格納位置に格納し、 第2のメモリから全受信チャネルを通じて存在する、同
    時刻発生の最新の各1データフレーム分のワードデータ
    を各受信チャネルから抽出し、前記の所定の演算に用い
    るようにしたことを特徴とする非同期受信データの読込
    方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007124313A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Fuji Electric Systems Co Ltd 伝送システム、そのデータ送信装置、データ受信装置
JP2013513270A (ja) * 2009-12-04 2013-04-18 ナパテック アクティーゼルスカブ タイムスタンプの記録と中央制御装置を用いた多数のアダプタによるデータフレームの分散処理

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