JPH082235Y2 - トンネル掘削機のずり除去装置 - Google Patents
トンネル掘削機のずり除去装置Info
- Publication number
- JPH082235Y2 JPH082235Y2 JP229390U JP229390U JPH082235Y2 JP H082235 Y2 JPH082235 Y2 JP H082235Y2 JP 229390 U JP229390 U JP 229390U JP 229390 U JP229390 U JP 229390U JP H082235 Y2 JPH082235 Y2 JP H082235Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shear
- conveyor
- chain
- excavator
- work
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、トンネル掘削工事に使用する掘削機のずり
除去装置に係り、とくに、トンネル掘削機の前方下方に
装備されたチェーン駆動式コンベアにおいて、その後半
部に、粘質性または軟弱性の土砂が堆積、固化するのを
清掃、除去して、コンベアへの継送を円滑にするための
トンネル掘削機のずり除去装置に関するものである。
除去装置に係り、とくに、トンネル掘削機の前方下方に
装備されたチェーン駆動式コンベアにおいて、その後半
部に、粘質性または軟弱性の土砂が堆積、固化するのを
清掃、除去して、コンベアへの継送を円滑にするための
トンネル掘削機のずり除去装置に関するものである。
[従来の技術] 最近では、トンネル掘削工事の大型化に伴い、トンネ
ル掘削の坑内で、多機能の大型掘削機が使用されるよう
になり、前方上部に本体部に支持されて掘削用の切削装
置を有し、前方下部から本体部の上面で斜行するチェー
ン駆動のコンベアと、それに接続する後方のベルト式コ
ンベアとを有する走行式トンネル掘削機が知られてい
る。その一例を第4図、第5図に示せば、トンネル掘削
機1は、本体部2の下方にクローラー3を装備して、ト
ンネル坑内で走行可能であり、本体部2の前方上部に掘
削用の切削装置4を有し、前方下部にはコンベア5を本
体部2の上面に向けて斜設し、それに接続する後方に
は、さらに後送用コンベア6が装備されている。
ル掘削の坑内で、多機能の大型掘削機が使用されるよう
になり、前方上部に本体部に支持されて掘削用の切削装
置を有し、前方下部から本体部の上面で斜行するチェー
ン駆動のコンベアと、それに接続する後方のベルト式コ
ンベアとを有する走行式トンネル掘削機が知られてい
る。その一例を第4図、第5図に示せば、トンネル掘削
機1は、本体部2の下方にクローラー3を装備して、ト
ンネル坑内で走行可能であり、本体部2の前方上部に掘
削用の切削装置4を有し、前方下部にはコンベア5を本
体部2の上面に向けて斜設し、それに接続する後方に
は、さらに後送用コンベア6が装備されている。
コンベア5は、本体部2の上面に形成した走行路21を
含んで構成したフレーム51と、その中心軸線上に巻回し
た無端チェーン52とからなり、チェーン52の走行方向側
方両側には、適当間隔に選定したチェーン素子53にずり
送り杆54の基端を固着して、ずり送りの作動部材として
ある。従って、コンベア5の先端部55側でずり7を掻寄
せ装置8によって掻寄せ、循環移動するチェーン52のす
り送り杆54の間隔内にずり7を投入すれば、連続するず
り送り杆54が走行路21上で移動し、ずりを後方へ搬送す
る。
含んで構成したフレーム51と、その中心軸線上に巻回し
た無端チェーン52とからなり、チェーン52の走行方向側
方両側には、適当間隔に選定したチェーン素子53にずり
送り杆54の基端を固着して、ずり送りの作動部材として
ある。従って、コンベア5の先端部55側でずり7を掻寄
せ装置8によって掻寄せ、循環移動するチェーン52のす
り送り杆54の間隔内にずり7を投入すれば、連続するず
り送り杆54が走行路21上で移動し、ずりを後方へ搬送す
る。
コンベア5の後端部56の下方には、これと接続してず
り7をさらに後方に搬送するコンベア6が、上下俯仰、
左右揺動可能に設置してあり、その前端部61がコンベア
5の後端部56から投下されるずり7を受けるように臨ま
せてある。コンベア6はベルトコンベアを形成してお
り、図示しない運搬車両に積み込むようになっている。
図中の22は運転席、23は走行用の駆動装置である。
り7をさらに後方に搬送するコンベア6が、上下俯仰、
左右揺動可能に設置してあり、その前端部61がコンベア
5の後端部56から投下されるずり7を受けるように臨ま
せてある。コンベア6はベルトコンベアを形成してお
り、図示しない運搬車両に積み込むようになっている。
図中の22は運転席、23は走行用の駆動装置である。
ここで、ずり7が比較的粘性が大きいか、または軟弱
であるときには、ずり7がチェーン52はもちろん、コン
ベア5の走行路21を形成する本体部2の上面に付着し易
く、連続作業に伴って堆積することが避けられず、こと
に、チェーン52ならびにずり送り杆54と走行路21との間
に堆積する分量が多くて、移動の後半部ほど甚だしい。
しかし、従来の掘削機ではこの堆積ずりの処理が考慮さ
れておらず、この堆積ずりが固化するため、連続したず
りの円滑な搬送が妨げられて能率が低下するばかりでな
く、チェーン52の過負荷を受け、従って、駆動装置23の
油圧系の温度が上昇し過ぎてずりの乾燥固化を早めて堆
積を促進したり、チェーン52の破断を起こしたりする欠
点があった。そこで、随時作業員の労力をかけて、この
ようなずり7を破砕して清掃し、その堆積を防止するこ
とが必要である。
であるときには、ずり7がチェーン52はもちろん、コン
ベア5の走行路21を形成する本体部2の上面に付着し易
く、連続作業に伴って堆積することが避けられず、こと
に、チェーン52ならびにずり送り杆54と走行路21との間
に堆積する分量が多くて、移動の後半部ほど甚だしい。
しかし、従来の掘削機ではこの堆積ずりの処理が考慮さ
れておらず、この堆積ずりが固化するため、連続したず
りの円滑な搬送が妨げられて能率が低下するばかりでな
く、チェーン52の過負荷を受け、従って、駆動装置23の
油圧系の温度が上昇し過ぎてずりの乾燥固化を早めて堆
積を促進したり、チェーン52の破断を起こしたりする欠
点があった。そこで、随時作業員の労力をかけて、この
ようなずり7を破砕して清掃し、その堆積を防止するこ
とが必要である。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記のようなずりの除去作業は、コン
ベア5が掘削機1の本体部2の間に組み込まれているた
め、第6図に示すように、先端部55や後端部56側から
は、圧搾空気を使用するエアーピック等の工具を使用す
る破砕作業によるとしても、中間部においては、循環す
るチェーン52の間に潜り込まねばならず、のみとハンマ
ーを使用する作業に限られ、しかも、作業領域が1mの範
囲に限られ、極端に狭くてその作業姿勢が悪く、破砕や
清掃の粉塵によって健康上問題となるばかりでなく危険
でもあり、この除去作業に要する時間の方が、掘削機の
実作業時間よりも長くなるのが実情である。これらの問
題に対処するために、本考案が目的とする従来の人力に
よる作業の排除が課題になっている。
ベア5が掘削機1の本体部2の間に組み込まれているた
め、第6図に示すように、先端部55や後端部56側から
は、圧搾空気を使用するエアーピック等の工具を使用す
る破砕作業によるとしても、中間部においては、循環す
るチェーン52の間に潜り込まねばならず、のみとハンマ
ーを使用する作業に限られ、しかも、作業領域が1mの範
囲に限られ、極端に狭くてその作業姿勢が悪く、破砕や
清掃の粉塵によって健康上問題となるばかりでなく危険
でもあり、この除去作業に要する時間の方が、掘削機の
実作業時間よりも長くなるのが実情である。これらの問
題に対処するために、本考案が目的とする従来の人力に
よる作業の排除が課題になっている。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記のような実情に鑑み、従来技術の問題
点を一掃することに着目点を置いて創案されたものであ
って、前方上部に本体部に支持されて掘削用の切削装置
を有し、前方上部に本体部に支持されて掘削用の切削装
置を有し、前方下部から本体部の上面で斜行するチェー
ン駆動のコンベアを有する走行式トンネル掘削機におい
て、コンベアの後方部には、ずり除去装置を設けてあ
り、該装置は、その装着部が、コンベアの駆動チェーン
の両側方に腕状に突出するずり送り杆に着脱自在であ
り、該装着部に基端を固着し、後方に向けて下向きに配
置された作動部材の先端において、チェーンの往復駆動
によって、その下方に堆積したずりを掻き落すように構
成してあることを特徴とするトンネル掘削機のずり除去
装置を提供するものである。これによって、ずり除去の
作業が簡単に機械化され、トンネル掘削に不可欠のずり
除去作業における作業能率に格段の改善をもたらすこと
ができるようになったものである。
点を一掃することに着目点を置いて創案されたものであ
って、前方上部に本体部に支持されて掘削用の切削装置
を有し、前方上部に本体部に支持されて掘削用の切削装
置を有し、前方下部から本体部の上面で斜行するチェー
ン駆動のコンベアを有する走行式トンネル掘削機におい
て、コンベアの後方部には、ずり除去装置を設けてあ
り、該装置は、その装着部が、コンベアの駆動チェーン
の両側方に腕状に突出するずり送り杆に着脱自在であ
り、該装着部に基端を固着し、後方に向けて下向きに配
置された作動部材の先端において、チェーンの往復駆動
によって、その下方に堆積したずりを掻き落すように構
成してあることを特徴とするトンネル掘削機のずり除去
装置を提供するものである。これによって、ずり除去の
作業が簡単に機械化され、トンネル掘削に不可欠のずり
除去作業における作業能率に格段の改善をもたらすこと
ができるようになったものである。
[実施例] 本考案のトンネル掘削機のずり除去装置を、好適な実
施例を示す図面に基づいて詳細に説明する。まず第4
図、第5図に示すように、本考案を採用するトンネル掘
削機1の基本構成は従来技術の説明によって明らかであ
る。これらの図面中の参照番号は該当部分について共通
にしてある。
施例を示す図面に基づいて詳細に説明する。まず第4
図、第5図に示すように、本考案を採用するトンネル掘
削機1の基本構成は従来技術の説明によって明らかであ
る。これらの図面中の参照番号は該当部分について共通
にしてある。
第1図は、本考案のずり除去装置10を斜視図で示し、
第2図は、除去装置10をトンネル掘削機1のコンベア5
に装着した状態の平面図、第3図はその側面図である。
ずり除去装置10は、装着部11と、その両側に設けた作動
部材12と、作動部材12を連結し、上部中央部において把
手を形成する鋼板製の連結部材13と、両作動部材12の先
端側の鋼板製補強部材14、14とからなっている。装着部
11は、溝型鋼または曲成した鋼板を主体とし、その中央
部はチェーン52を跨ぐように切欠き15を設けてあり、溝
型鋼の弾性によってチェーン52のずり送り杆54に着脱自
在に装着する。装着部11のウェブ部分16はコンベア5の
走行方向に向い、その下方には、作動部材12を形成する
直径13ないし16mmの鋼棒17の基端18を、ずりの小塊に見
合う間隔に並列させて固着してあり、中間の連結部材13
の取付位置を過ぎた部分から小角度だけ下方に屈曲して
「へ」字状に形成し、全長は隣接するずり送り杆54の下
方に到達して、先端19を鋭角に切断し、走行路21の上面
に臨ませてある。その基端寄りの上面または下面では、
補強部材14によって鋼棒17を支持し、先端部19を補強し
てある。ずり除去装置10の上記の構成は溶接によって構
成されるのがよく、各部材用の鋼材は任意に入手可能の
ものを使用すればよい。
第2図は、除去装置10をトンネル掘削機1のコンベア5
に装着した状態の平面図、第3図はその側面図である。
ずり除去装置10は、装着部11と、その両側に設けた作動
部材12と、作動部材12を連結し、上部中央部において把
手を形成する鋼板製の連結部材13と、両作動部材12の先
端側の鋼板製補強部材14、14とからなっている。装着部
11は、溝型鋼または曲成した鋼板を主体とし、その中央
部はチェーン52を跨ぐように切欠き15を設けてあり、溝
型鋼の弾性によってチェーン52のずり送り杆54に着脱自
在に装着する。装着部11のウェブ部分16はコンベア5の
走行方向に向い、その下方には、作動部材12を形成する
直径13ないし16mmの鋼棒17の基端18を、ずりの小塊に見
合う間隔に並列させて固着してあり、中間の連結部材13
の取付位置を過ぎた部分から小角度だけ下方に屈曲して
「へ」字状に形成し、全長は隣接するずり送り杆54の下
方に到達して、先端19を鋭角に切断し、走行路21の上面
に臨ませてある。その基端寄りの上面または下面では、
補強部材14によって鋼棒17を支持し、先端部19を補強し
てある。ずり除去装置10の上記の構成は溶接によって構
成されるのがよく、各部材用の鋼材は任意に入手可能の
ものを使用すればよい。
本考案のトンネル掘削機のずり除去装置10は、上記の
実施例に限定されないことはもちろんであり、例えば、
作動部材12の長さは、トンネル地質に対応して構成され
る掘削機1のコンベア5の機械により、チェーン素子53
の選定長さに従って変更可能であり、その屈曲角度も対
応して決定することができる。
実施例に限定されないことはもちろんであり、例えば、
作動部材12の長さは、トンネル地質に対応して構成され
る掘削機1のコンベア5の機械により、チェーン素子53
の選定長さに従って変更可能であり、その屈曲角度も対
応して決定することができる。
[作用] 本考案のトンネル掘削機のずり除去装置の作用を、そ
の使用方法に基づいて説明する。第4図において、掘削
機1の運転席22からずりの堆積が認められるようになっ
たならば、運転手はまず、ずり除去装置10の連結部13を
保持しながら、運転席22に近い位置のずり送り杆54か
ら、後方のベルトコンベア6の方向に、掘削機1の本体
部2の上方から、その装着部11の溝型をずり送り杆54の
後方から嵌着させて装着する。従って、ずり除去装置10
の装着部11はチェーン52の走行方向に向いて脱落の惧れ
なく、チェーン52を跨いで装着され、作動部材12はチェ
ーン52の両側でずり送り杆54の間に位置して、先端部19
を走行路21の上面に堆積したずりに臨ませて配置され
る。
の使用方法に基づいて説明する。第4図において、掘削
機1の運転席22からずりの堆積が認められるようになっ
たならば、運転手はまず、ずり除去装置10の連結部13を
保持しながら、運転席22に近い位置のずり送り杆54か
ら、後方のベルトコンベア6の方向に、掘削機1の本体
部2の上方から、その装着部11の溝型をずり送り杆54の
後方から嵌着させて装着する。従って、ずり除去装置10
の装着部11はチェーン52の走行方向に向いて脱落の惧れ
なく、チェーン52を跨いで装着され、作動部材12はチェ
ーン52の両側でずり送り杆54の間に位置して、先端部19
を走行路21の上面に堆積したずりに臨ませて配置され
る。
ここで、運転手はコンベア5を駆動させ、チェーン52
を後方に向けて走行させる操作と、作業開始位置に戻す
操作とを数回繰り返す。この操作によって、作動部材12
は、後方への進行時に、先端部19によって固着したずり
を掻き落とす。戻りの過程ではとくに作業はしないでよ
い。
を後方に向けて走行させる操作と、作業開始位置に戻す
操作とを数回繰り返す。この操作によって、作動部材12
は、後方への進行時に、先端部19によって固着したずり
を掻き落とす。戻りの過程ではとくに作業はしないでよ
い。
ずり7の掻き落しが一通り終了した段階で、運転手は
運転席22の近くでコンベア5を停止させ、連結部材13の
中央部を把手にしてずり除去装置10をコンベア5から取
り外す。以後は、コンベア5の通常の運転により、解離
されたずりをずり送り杆54によって後続するコンベア6
の方に移送することになり、掘削機1の掘削作業が続行
される。
運転席22の近くでコンベア5を停止させ、連結部材13の
中央部を把手にしてずり除去装置10をコンベア5から取
り外す。以後は、コンベア5の通常の運転により、解離
されたずりをずり送り杆54によって後続するコンベア6
の方に移送することになり、掘削機1の掘削作業が続行
される。
[考案の効果] 本考案のトンネル掘削機のずり除去装置は、前方上部
に本体部に支持されて掘削用の切削装置を有し、前方下
部から本体部の上面で斜行するチェーン駆動のコンベア
を有する走行式トンネル掘削機において、コンベアの後
方部には、ずり除去装置を設けてあり、該装置は、その
装着部が、コンベアの駆動チェーンの両側方に腕状に突
出するずり送り杆に着脱自在であり、該装着部に基端を
固着し、後方に向けて下向きに配置された作動部材の先
端において、チェーンの往復駆動によって、その下方に
堆積したずりを掻き落すように構成したものであるか
ら、その装着と取外しとが運転席の側方で、コンベアの
後方部の上方からの作業だけで行われ、ずりの掻き落し
作業そのものは、コンベアの駆動力を利用して、機械的
操作だけで行われ、この間に、作業員の作業が一切不要
であり、所要の作業時間も著しく短縮される。もちろ
ん、作業員の作業姿勢、作業工具の問題や、作業の危険
性等は一挙に解決されており、その分だけ掘削機本来の
作業能率が阻害されることがなくなるから、トンネル掘
削の工期、工費の削減に寄与することができる。しか
も、その構成は、ごく簡単な削り取りの原理に基づくも
のであるから、ずり除去装置の構成が簡単であり、製作
費用が工費に影響することがなく、それ以外には特別な
技術を必要とせずに容易に実施可能である。さらに、本
考案は、トンネル工事に限定されることなく、同種の建
設工事において、土の付着問題に対処できる有利性を有
し、建設工事の全般において極めて画期的な効果を奏す
る。
に本体部に支持されて掘削用の切削装置を有し、前方下
部から本体部の上面で斜行するチェーン駆動のコンベア
を有する走行式トンネル掘削機において、コンベアの後
方部には、ずり除去装置を設けてあり、該装置は、その
装着部が、コンベアの駆動チェーンの両側方に腕状に突
出するずり送り杆に着脱自在であり、該装着部に基端を
固着し、後方に向けて下向きに配置された作動部材の先
端において、チェーンの往復駆動によって、その下方に
堆積したずりを掻き落すように構成したものであるか
ら、その装着と取外しとが運転席の側方で、コンベアの
後方部の上方からの作業だけで行われ、ずりの掻き落し
作業そのものは、コンベアの駆動力を利用して、機械的
操作だけで行われ、この間に、作業員の作業が一切不要
であり、所要の作業時間も著しく短縮される。もちろ
ん、作業員の作業姿勢、作業工具の問題や、作業の危険
性等は一挙に解決されており、その分だけ掘削機本来の
作業能率が阻害されることがなくなるから、トンネル掘
削の工期、工費の削減に寄与することができる。しか
も、その構成は、ごく簡単な削り取りの原理に基づくも
のであるから、ずり除去装置の構成が簡単であり、製作
費用が工費に影響することがなく、それ以外には特別な
技術を必要とせずに容易に実施可能である。さらに、本
考案は、トンネル工事に限定されることなく、同種の建
設工事において、土の付着問題に対処できる有利性を有
し、建設工事の全般において極めて画期的な効果を奏す
る。
図面は本考案のトンネル掘削機のずり除去装置を説明す
るものであり、第1図は、ずり除去装置の全体の斜視
図、第2図は、トンネル掘削機のコンベアに装着した状
態の平面図、第3図はその側面図であり、第4図は本考
案のずり除去装置を採用する掘削機の基本構成を説明す
る正面図、第5図はその平面図、第6図は従来技術の作
業を説明する側面図である。 1…掘削機、2…本体部、3…クローラー、4…切削装
置、5…コンベア、6…ベルトコンベア、7…ずり、8
…掻き寄せ装置、10…ずり除去装置、11…装着部、12…
作動部材、13…連結部材、14…補強部材、15…切欠き、
16…ウェブ部分、17…鋼棒、18…基端、19…先端部、21
…走行路、22…運転席、23…駆動装置、51…フレーム、
52…無端チェーン、53…チェーン素子、54…ずり送り
杆、55…先端部、56…後端部、61…前端部。
るものであり、第1図は、ずり除去装置の全体の斜視
図、第2図は、トンネル掘削機のコンベアに装着した状
態の平面図、第3図はその側面図であり、第4図は本考
案のずり除去装置を採用する掘削機の基本構成を説明す
る正面図、第5図はその平面図、第6図は従来技術の作
業を説明する側面図である。 1…掘削機、2…本体部、3…クローラー、4…切削装
置、5…コンベア、6…ベルトコンベア、7…ずり、8
…掻き寄せ装置、10…ずり除去装置、11…装着部、12…
作動部材、13…連結部材、14…補強部材、15…切欠き、
16…ウェブ部分、17…鋼棒、18…基端、19…先端部、21
…走行路、22…運転席、23…駆動装置、51…フレーム、
52…無端チェーン、53…チェーン素子、54…ずり送り
杆、55…先端部、56…後端部、61…前端部。
Claims (1)
- 【請求項1】前方上部に本体部に支持されて掘削用の切
削装置を有し、前方下部から本体部の上面で斜行するチ
ェーン駆動のコンベアを有する走行式トンネル掘削機に
おいて、コンベアの後方部には、ずり除去装置を設けて
あり、該装置は、その装着部が、コンベアの駆動チェー
ンの両側方に腕状に突出するずり送り杆に着脱自在であ
り、該装着部に基端を固着し、後方に向けて下向きに配
置された作動部材の先端において、チェーンの往復駆動
によって、その下方に堆積したずりを掻き落すように構
成してあることを特徴とするトンネル掘削機のずり除去
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP229390U JPH082235Y2 (ja) | 1990-01-11 | 1990-01-11 | トンネル掘削機のずり除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP229390U JPH082235Y2 (ja) | 1990-01-11 | 1990-01-11 | トンネル掘削機のずり除去装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0393897U JPH0393897U (ja) | 1991-09-25 |
JPH082235Y2 true JPH082235Y2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=31506173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP229390U Expired - Lifetime JPH082235Y2 (ja) | 1990-01-11 | 1990-01-11 | トンネル掘削機のずり除去装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH082235Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4630048B2 (ja) * | 2004-12-08 | 2011-02-09 | 帝国チャック株式会社 | スクロールチャック |
-
1990
- 1990-01-11 JP JP229390U patent/JPH082235Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0393897U (ja) | 1991-09-25 |
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