JPH0822328A - 駆動モータ制御装置 - Google Patents

駆動モータ制御装置

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JPH0822328A
JPH0822328A JP6155705A JP15570594A JPH0822328A JP H0822328 A JPH0822328 A JP H0822328A JP 6155705 A JP6155705 A JP 6155705A JP 15570594 A JP15570594 A JP 15570594A JP H0822328 A JPH0822328 A JP H0822328A
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gear
load
time
rotational speed
drive motor
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JP6155705A
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Noriyuki Jinbo
典幸 神保
Akira Takasu
亮 高須
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Minolta Co Ltd
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Publication date
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    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
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    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/416Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by control of velocity, acceleration or deceleration
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    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
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    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/43Speed, acceleration, deceleration control ADC
    • G05B2219/43008Deceleration and stopping
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 負荷装置の回転を減少または停止させる際
に、歯車同士の衝突によって生じる発生音を極力低下さ
せ、かつ短時間で負荷装置の回転を減少または停止させ
る駆動モータ制御装置を提供する。 【構成】 負荷装置の回転速度の減速が指示されると、
駆動歯車の回転速度は、v1 からv2 に減速される。こ
の状態で、負荷歯車は、回転速度v1 からその回転慣性
力によって回転速度v3 は徐々に低下する。そして、時
刻G1において、駆動歯車の回転速度v2 と負荷歯車の
回転速度v3 とが一致して、互いの歯同士が緩やかに接
触し、負荷歯車の回転速度は、v2 となる。そして、こ
の状態で時刻G2まで保持された後、駆動歯車の回転速
度は、v2 から急激に低下させられ、それに伴って、負
荷歯車の回転速度も同様に急激に低下し、時刻Hにおい
て、駆動歯車および負荷歯車ともに停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は駆動モータ制御装置に
関し、特に負荷装置を歯車連結で駆動する駆動モータの
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は一般の負荷装置を駆動する駆動装
置の概略構成を示す概念図であり、図8は図7のVII
I−VIIIラインの断面図である。
【0003】駆動装置57によって制御される駆動モー
タ51の駆動軸53の先端に平歯車である駆動歯車55
が連結されている。一方、負荷装置59の負荷軸61の
先端には、平歯車である負荷歯車63が連結されてい
る。そして駆動歯車55と、負荷歯車63とは互いに係
合しており、駆動モータ51の駆動力が、負荷装置59
に伝達される。図8に示されているように、駆動歯車5
5の歯65aと負荷歯車63の歯67aとは接触してい
るが、歯65bと歯67aとはバックラッシュによって
接触していない。バックラッシュとは、このように歯車
の回転をスムーズにするために設けられた歯面間の遊び
である。
【0004】図9は、図7における駆動モータ51の制
御装置57による停止制御の種々のパターンを示した図
である。
【0005】図9の(1)は、負荷装置の停止指令が出
された時刻tにおいて、駆動モータの回転数を定常回転
数から直ちに停止する場合の制御パターンを示してい
る。
【0006】図9の(2)は、時刻tから、駆動モータ
の回転数を、定常回転数からリニアに減速させる場合の
制御パターンを示している。
【0007】図9の(3)は、時刻tにおいて、駆動モ
ータの電流をオフとして、駆動歯車および負荷歯車の回
転慣性力に従って自然にそのモータ回転数を減少させる
場合の制御パターンを示している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような駆動モー
タの停止制御には種々の問題点がある。
【0009】すなわち図9の(1)のような制御では、
短時間に負荷装置を停止させられるものの、停止時に大
きな衝突音を生じてしまう。図10はこの衝突減少を説
明するための図であって、図8の歯車の係合状態に対応
するものである。
【0010】図8の状態から、図9の(1)の制御パタ
ーンによって時刻tにおいて駆動モータの回転数は0と
なり、駆動歯車55は急激に停止する。すると、それま
で回転駆動されていた負荷歯車63は回転の慣性力によ
って直ちに停止せず、また歯同士にはバックラッシュが
設けられているため、図10に示されているように、負
荷歯車63の歯67aが、停止している駆動歯車55の
歯65bに接触するまで反時計方向回りに回転を続け
る。そして、この歯67aおよび歯65bの衝突によっ
て大きな音が生じるのである。さらに、衝突した歯67
aは、歯65bへの衝突の反動で時計方向回りに反転し
て再び歯65aに当たり、さらに歯65bへと当たるよ
うな歯車63の回転振動が繰返されることにもなり、騒
音源となりやすい。歯の遊び、すなわちバックラッシュ
をなくせば上述の問題は回避できるが、バックラッシュ
は歯車にとって機能的に必要なものであるため設けざる
を得ない。
【0011】一方、図9の(2)のようなモータの回転
数をリニアに減速させる制御や、図9の(3)のような
回転慣性力に任せた自然な停止制御では、図9の(1)
のような停止制御と比較すると、歯車55の急激な停止
がない。そのため、負荷歯車63の衝突による発生音が
低下するという利点はあるものの、負荷装置を完全に停
止させるまでの時間が長くなるという問題が発生する。
【0012】また、負荷装置の停止までに許容された制
約された時間内に負荷装置を停止させようとして、図1
1に示されているように駆動モータの回転数を急激に落
として停止制御の加速度を高めるような制御を行なう
と、結局図9の(1)の制御パターンで生じたような問
題、すなわち大きな騒音が発生してしまう。近年OA機
器における騒音の問題や、停止制御の煩雑な繰返し等の
制御において、上記のような負荷装置の駆動制御では十
分とはいえない。
【0013】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、負荷装置の回転を減少または停止
させる際に、歯車同士の衝突によって生じる発生音を極
力低下させ、かつ短時間で負荷装置の回転を減少または
停止させることができる駆動モータの制御装置を提供す
ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係る駆動モー
タ制御装置は、所定の回転速度で回転する駆動モータ
と、駆動モータに連結される第1の歯車と、第1の歯車
にバックラッシュをもって係合し、負荷装置が連結され
る第2の歯車と、負荷装置の回転速度の減速を指示する
指示手段と、指示手段の指示出力に応答して、第1の歯
車の歯と第2の歯車の歯との係合による接触を一旦解除
させ、第2の歯車の回転慣性力によってその回転方向で
第2の歯車の歯を第1の歯車の歯に緩やかに接触させた
後、第1の歯車の回転を急速に低下させるように、駆動
モータの回転速度を変化させる制御手段とを備えたもの
である。
【0015】
【作用】この発明においては、負荷装置の回転速度の減
速が指示されると、第1の歯車と、第2の歯車との係合
による接触が一旦解除させられ、第2の歯車の回転慣性
力によってその回転方向で、第2の歯車の歯を第1の歯
車の歯に緩やかに接触させた後、第1の歯車の回転を急
速に低下させるように駆動モータの回転速度が変化す
る。
【0016】
【実施例】図1はこの発明の一実施例による複写機、フ
ァクシミリ等に用いられる用紙搬送装置の概略構成を示
す図である。
【0017】図を参照して、収容カセット1に積層状態
で収容された用紙は収容カセット1の上方に設けられた
給紙ローラ2によって順次1枚ずつ給送される。給紙ロ
ーラ2によって給送された用紙はガイド板11によって
案内され、給紙ローラ対3a,3bおよび4a,4bの
ニップ部に挟持されてタイミングローラ対5のニップ部
へと搬送される。タイミングローラ対5は上ローラ5a
と下ローラ5bによって構成されており、回転数の制御
可能な駆動モータ(図示せず)によって下ローラ5bが
駆動される。
【0018】タイミングローラ対5は、用紙を受入れる
際には、停止状態にあり、搬送ローラ対4a,4bによ
って搬送される用紙の先端は、タイミングローラ対5の
ニップ部に当接してループを形成する。その後、タイミ
ングローラ対5は図示しない次の搬送装置と同期を取っ
た適当なタイミングで回転駆動され、用紙を次の搬送装
置へ搬送する。
【0019】図2は図1の搬送ローラ対5a,5bの具
体的な駆動構成を示した図であって、従来例として示し
た図7の構成に対応する。
【0020】図を参照して、制御装置57によって制御
される駆動モータ51には、駆動歯車55が連結され
る。一方、ローラ対5を構成するローラ5aおよび5b
とが対向するように設置され、ローラ5bは負荷ローラ
としてその先端に駆動歯車55と係合する負荷歯車63
が連結される。
【0021】ここでタイミングローラ対5は次々に搬送
されて来る用紙を順次次の搬送装置へ送るために制御装
置57の制御によって停止と回転とを繰返すが、搬送途
中の用紙を完全に送出し、次の用紙のタイミングを取る
ために次の用紙が搬送ローラ対4a,4bによって搬送
されて来るまで停止している必要がある。
【0022】図3は図2のステッピングモータである駆
動モータ51の制御回路の概略構成を示すブロック図で
ある。
【0023】図を参照して、ステッピングモータ51の
固定側コイルは4極あり、A相、B相、C相、D相と称
する。各極にはCPUを中心としたマイクロコンピュー
タ15の出力ポートより、ドライバ回路13を介して信
号が出力される。マイクロコンピュータ15の入力ポー
トにはSCP17からREM信号が入力される。なお、
SCPとは、スキャナ等の光学系を制御するCPUを意
味し、REM信号はスキャナ等の読取りに搬送系を同期
させるために出力される信号である。また、マイクロコ
ンピュータ15には、ステッピングモータ51を駆動す
るためのデータが記憶されており、マイクロコンピュー
タ15は記憶されたプログラムに従い、記憶されたデー
タを用いてステッピングモータ51を駆動する。
【0024】図4は図3の駆動モータ51の1−2相励
磁方式における定速制御での電流波形図である。
【0025】図を参照して、横軸は時間軸であり、各相
への入力電流の変化が示されている。ここでハイレベル
の信号を“1”、ロウレベルの信号を“0”としたと
き、1−2相励磁においては、8つの入力パターンがマ
イクロコンピュータ15のCPUに記憶されており、マ
イクロコンピュータ15は、この信号を繰返してステッ
ピングモータ51に与える。なお、ここでは定速制御で
の様子を示したが、後述するスローダウン制御において
もマイクロコンピュータ15はステッピングモータ51
に所定の信号を与える。なおスローダウン制御はパルス
レートをlogカーブで変化させて行なう。パルスレー
トとは、1秒間におけるパルス数をいい、たとえば1秒
間において、パルスが200発生する場合には、パルス
レートは200PPSと表されることになる。
【0026】図5は図2における駆動モータ51の減速
制御における駆動歯車55と負荷歯車63の回転数の変
化を示したものであり、図6は駆動モータの具体的な停
止制御の内容を示した表である。
【0027】図において、まず破線について説明する。
この破線は、従来例として示した図9の(3)の制御パ
ターンに対応するものであり、具体的には、減速開始点
Fで駆動モータの駆動電流をオフとして、慣性力で駆動
モータが回転しつつ、負荷歯車が減速して停止するまで
の状態を示している。この場合先に説明したように、停
止制御における騒音は減少させることができるが、減速
開始から停止までの所要時間が長く、仮にE点で次の駆
動開始指令が発せられた場合はその指令に間に合わない
ことになる。
【0028】そこで、本願発明に基づいた実施例によ
る、減速制御を行なう。図において、1点鎖線が駆動歯
車の回転速度の時間変化を表わし、実線が負荷歯車の回
転速度の時間変化を表している。
【0029】駆動歯車は停止指令を受けると、定速時の
駆動速度v1 (パルスレート2173.91のとき)か
ら、時刻Fで、駆動モータの駆動速度をv1 より4%程
度低めの駆動速度v2 (パルスレート2083.33)
に切換えられる。一方、負荷歯車はその慣性力でほぼ破
線に沿うように回転速度v3 は徐々に減少する。回転速
度v3 がさらに下がり、負荷歯車の回転速度v2 に一致
する時刻G1まで、駆動歯車55と負荷歯車63の歯同
士は互いに接触しない状態で回転することになる。図8
でいえば、この状態から、駆動歯車55の回転速度は負
荷歯車63の回転速度より小さくなるため、歯65aと
歯67aとの接触は解除されることになる。そして、時
刻G1の時点で図10のごとく、回転速度v2 で回転し
ている駆動歯車55の歯65bに対して慣性で減速回転
する負荷歯車63の歯67aが緩やかに衝突し、若干シ
ョック、騒音および振動が発生した後、駆動歯車55と
負荷歯車63は同速の回転速度v2 となる。この衝突は
歯車の噛み合いにバックラッシュがある限り避けられな
く、騒音、振動を発生するが、回転速度v3 と回転速度
2 との差が小さいので、両歯車の時刻G1の時点での
衝突は弱くなり、かなり騒音、振動を低減することとな
る。
【0030】ここで、回転速度v3 が回転速度v1 にほ
ぼ等しい場合、回転速度v2 が回転速度v1 より10%
以下に低いのであれば、騒音および振動低減に効果があ
り、回転速度v2 が、回転速度v1 より7%以下低めな
ら、騒音および振動の低減により効果がある。
【0031】このように駆動モータは減速開始時刻Fか
らは低速時の駆動速度v1 より若干低め(10%以下な
ら十分であり、7%以下ならより望ましい)の速度v2
で所定時間t1(F→G2)駆動した後、急激に減速す
るようなブレーキ制御(G2→H)をする。
【0032】原理的には、時刻t1を、減速開始から回
転速度v2 で減速している駆動歯車と慣性で回転する負
荷歯車とが衝突するまでに要する時間t2(F→G1)
と同じにすれば、両歯車の衝突は弱くすることができ、
時刻G1の時点および時刻G1から停止時刻Hまでの騒
音および振動を低減することができる。しかしながら、
実際には、駆動モータの駆動特性/応答のばらつき(ス
テッピングモータのばらつきは少ないが、直流(DC)
モータでは、PWM(パルス幅変調)制御を粗い間隔で
行なうとばらつきやすい)、負荷歯車側で回転するロー
ラの慣性での回転特性のばらつきや、使用環境のばらつ
き等がある。そして、負荷装置の回転特性のばらつきは
15%程度あるため、他のばらつきも加味しても、歯車
同士の衝突までに要する時間も多い場合は10%程度に
ばらつくこともある。したがって、ある機種における時
間t2に基づいて別の機種の時間t1をこのt2に設定
した場合、この別の機種においては、歯車同士の衝突が
生じる前に、時刻G2→Hのごとく、急激なブレーキ制
御を行なってしまうおそれもある。これでは、実際の衝
突の衝撃が大きくなり、衝突時およびそれ以降の振動騒
音も大きくなってしまう。したがって、回転速度v2
保持する時間t1を実際には減速開始から歯車同士の衝
突までに要する時間t2と同程度またはそれより長い時
間とする必要がある。
【0033】そこで、この実施例においては、この点を
考慮し、ある機種における回転速度v2 の保持時間t2
(F→G1)を実験より求め、実際に減速開始から駆動
歯車を回転速度v2 で駆動する時間t1を t1=t2×1.1 にしていることで、この問題を解消している。このよう
に、この実施例では、時間t1を時間t2に対して10
%のマージンを取っているが、回転速度のばらつきが少
ない場合は、このマージンは少なくともよく、また回転
速度のばらつきがほとんどない場合は、t1をt2とほ
ぼ同じとしてもよい。結局、このマージンは5%以上を
取ることが装置の信頼性を高めるために望ましく、10
%以上のマージンを取るなら、信頼性の面でより望まし
い。
【0034】上述のように、時刻F→G2における駆動
モータの制御により、衝突における衝撃が弱くなること
で、時刻G1の時点、および時刻G2→Hの騒音振動を
低減するとともに、時刻G2でブレーキ制御をかけるこ
とで、単に振動、騒音を減らすために破線のように自然
減速したものや、図9の(2)のようにリニアに減速さ
せたものより、全体的な減速時間F→Hを短縮できる。
したがって、減速→駆動停止→駆動開始の制御間隔が短
い場合や、定常回転速度v1 が大きい駆動装置の場合に
は特に有用なものとなる。
【0035】なお、図6の減速制御データ例において
は、各時点におけるPPS(駆動速度)が示されてお
り、定速v1 (2173.91PPS)の駆動後、減速
開始時刻Fから時刻F→G2においては回転速度v
2 (2080.33PPS)で駆動し、時刻G2以降の
時点で減速制御がされている。
【0036】なお、この例では、時刻F→G2では、駆
動速度、すなわちパルスレートを一定にしているが、前
述のごとく、 v1 >v2 ≧v1 ×(1−0.10) であれば、速度v2 を可変にしてもよい。
【0037】時刻G2→Hでの制御では、時刻G2→G
3までは滑らかに減速するようにlog補間カーブで減
速するようにパルスレートを設定しており、時刻G3→
Hにおいては、急激に減速するようにパルスレートが制
御されている。
【0038】なお、上記実施例では、ステッピングモー
タの例を示しているが、直流モータにも同様に適用でき
る。具体的には、従来例の制御パターンで示したような
減速開始で即回生ブレーキ、電磁ブレーキをかけるので
はなく、上述のように回転速度v2 となるようにPWM
の負荷を設定し、時刻G2でブレーキをオンとするよう
に制御すればよい。なお時刻F→G2で弱めのブレーキ
を特別に装備させ、これを作動させることも考えられる
が、ブレーキ特性自体安定したものではなく、また別途
のブレーキを準備することによるコストアップとなるた
め、上記実施例のようにモータの駆動自体を制御するほ
うが望ましい。
【0039】また、上記実施例では、駆動モータの駆動
軸に取付けられた駆動歯車が直接負荷装置の負荷歯車と
連結されているが、この駆動歯車と負荷歯車の間に中間
歯車が設けられたものであっても、各歯車間のバックラ
ッシュの合計を上記実施例の駆動歯車と負荷歯車との間
のバックラッシュとみなすことでこの発明を適用でき
る。
【0040】
【発明の効果】この発明は以上説明したとおり、駆動モ
ータの回転速度を第2の歯車の回転慣性力を考慮して変
化させるので、負荷装置の減速に伴なう歯車同士の衝突
によって生じる発生音を極力低下させ、かつ短時間で負
荷装置の回転を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による複写機等に用いられ
る用紙搬送装置の概略構成を示した図である。
【図2】図1の搬送ローラ対の具体的な駆動構成を示し
た図である。
【図3】図2のステッピングモータである駆動モータの
制御回路の概略構成を示すブロック図である。
【図4】図3のステッピングモータ51の1−2相励磁
方式における定速制御での電流波形図である。
【図5】図2における駆動モータの減速制御における駆
動歯車と負荷歯車との回転数の変化を示した図である。
【図6】図5の減速制御内容に対して駆動モータの具体
的な停止制御の内容を示した表である。
【図7】一般の負荷装置を駆動する駆動装置の概略構成
を示す概念図である。
【図8】図7のVIII−VIIIラインの断面図であ
る。
【図9】図7における駆動モータの制御装置による停止
制御の種々のパターンを示した図である。
【図10】図8の図に対応したものであって、歯車の減
速制御における歯車の状態を示した図である。
【図11】図7の駆動モータ制御装置の停止制御の制御
パターンの他の例を示した図である。
【符号の説明】
51 駆動モータ 53 駆動軸 55 駆動歯車 57 制御装置 59 負荷装置 61 負荷軸 63 負荷歯車 65a,65b 歯 67a 歯 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の回転速度で回転する駆動モータ
    と、 前記駆動モータに連結される第1の歯車と、 前記第1の歯車にバックラッシュをもって係合し、負荷
    装置が連結される第2の歯車と、 前記負荷装置の回転速度の減速を指示する指示手段と、 前記指示手段の指示出力に応答して、前記第1の歯車の
    歯と前記第2の歯車の歯との係合による接触を一旦解除
    させ、前記第2の歯車の回転慣性力によってその回転方
    向で前記第2の歯車の歯を前記第1の歯車の歯に緩やか
    に接触させた後、前記第1の歯車の回転を急速に低下さ
    せるように、前記駆動モータの回転速度を変化させる制
    御手段とを備えた、駆動モータ制御装置。
JP6155705A 1994-07-07 1994-07-07 駆動モータ制御装置 Withdrawn JPH0822328A (ja)

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JP6155705A JPH0822328A (ja) 1994-07-07 1994-07-07 駆動モータ制御装置
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