JPH0822318A - 保全情報処理装置 - Google Patents

保全情報処理装置

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JPH0822318A
JPH0822318A JP15395994A JP15395994A JPH0822318A JP H0822318 A JPH0822318 A JP H0822318A JP 15395994 A JP15395994 A JP 15395994A JP 15395994 A JP15395994 A JP 15395994A JP H0822318 A JPH0822318 A JP H0822318A
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JP
Japan
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computer main
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JP15395994A
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Mitsuhiko Uchida
光彦 内田
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 保全情報を容易に入力できるようにする。 【構成】 保全情報処理装置10を構成するコンピュー
タ本体1に音声入力用のヘッドセット6,9を接続し、
ここからの音声信号を照合して、保全情報として入力で
きるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば自動車の生産
工場において収集された保全情報を処理する保全情報処
理装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から用いられている保全情報処理装
置の一例としては、図6に示されているように、コンピ
ュータ本体1と、このコンピュータ本体1によって演算
された結果を表示するCRT2と、コンピュータ本体1
にデータを入力するキーボード3と、コンピュータ本体
1によって演算された結果をハードコピーするプリンタ
4とから構成されるものが例示できる。
【0003】この保全情報処理装置には、入力データと
して、設備工事データ、予備品データ、点検,整備デー
タ、故障データなどが入力される。これらの入力データ
は、保全情報処理装置に記憶されている工場管理、在庫
管理、点検管理、故障管理などのプログラムに基づいて
処理され、工事計画書、在庫機器図、点検記録、故障報
告書などがCRT2に表示あるいはプリンタ4によって
打ち出される。なお、これらの出力のいずれを要求する
かは、操作者のキーボード操作によって指定し得るよう
になっており、情報処理装置は、入力データとして記憶
されているこれらのデータから指定された出力に必要な
ものを選択して処理するようになっている。
【0004】CRT2に表示あるいはプリンタ4によっ
て打ち出された出力は、内容が検討され、この出力デー
タに基づいて保全予知の体制や工事日程の検討を行うよ
うにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに万全な設備管理体制を引いてはいるものの、従来の
保全情報処理装置にあっては、この装置に必要なデータ
の入力は、オペレータが手作業で行う必要があったこと
から、必要なデータの入力に10分程度の時間を要する
こともあり、突発的な故障には迅速に対応することがで
きないような場合もあるという問題があった。
【0006】具体的には、データの入力に手間を要する
ことから、突発保全を行うことが多い保全員が保全情報
処理装置の使用を敬遠しがちになるので、時間を掛けて
入力したデータが充分に活用できず、使用が敬遠される
ことで新たなデータの入力の機会も少なくなり、予防保
全などに必要なデータ収集、たとえば、突発時の詳しい
状況や対応の内容、原因などのデータの収集量が減り、
保全のノウハウが蓄積されなくなってしまって、保全情
報処理装置の有効利用が図れないという問題がある。
【0007】本発明は、このような従来の問題を解消す
るためになされたものであり、データの入力を容易に行
えるようにした保全情報処理装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、保全情報を音声信号あるいは画像信号とし
て出力する保全情報入力手段と、当該保全情報入力手段
から入力された保全情報を蓄積すると共に、当該蓄積さ
れている保全情報を検索指示手段からの指示に基づいて
表示手段に表示させるコンピュータ本体とを有すること
を特徴とする。そして、前記コンピュータ本体には、前
記保全情報入力手段から入力される音声信号を文字信号
に変換するためのマッチング機能が含まれている。
【0009】また、前記音声信号を文字信号に変換する
ためのマッチングは、予め定められた順番で出力される
保全情報の内容について一定時間以上の無声音区間毎に
行うことを特徴とする。
【0010】さらに、前記コンピュータ本体には、一定
期間蓄積された保全情報を表示手段によって一定時間ご
とにプリントアウトさせる機能を有している。
【0011】
【作用】このように構成した本発明の保全情報処理装置
は、それぞれの構成毎に次のように作用する。
【0012】まず、請求項1に記載の構成にあって、保
全情報入力手段は保全情報を音声信号あるいは画像信号
として入力する。コンピュータ本体は、この保全情報入
力手段から入力された保全情報を、音声によって入力さ
れた場合には音声認識を行ってデジタルデータとして、
また、画像による場合には画像処理を行ってデジタルデ
ータとしてそれぞれ蓄積し、検索指示手段からの指示に
基づいてこのように蓄積している保全情報を表示手段に
表示する。
【0013】請求項2に記載の構成にあっては、コンピ
ュータ本体は、備えているマッチング機能によって保全
情報入力手段から入力される音声信号を文字信号に変換
し、表示手段に表示できるようにしている。
【0014】請求項3に記載の構成にあって、マッチン
グは、予め定められた順番で出力される保全情報の内容
について一定時間以上の無声音区間毎に行なっている。
したがって、無声音と無声音との間に存在する音声信号
が1つの単語であると判断してそのマッチングが行われ
る。
【0015】請求項4に記載の構成にあっては、コンピ
ュータ本体には、一定期間蓄積された保全情報を表示手
段によって一定時間ごとにプリントアウトさせる機能を
有しているので、たとえば、日報、週報、年報などを自
動的にプリントアウトすることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、本発明にかかる保全情報処理装置の概
略構成を示した図である。この図に示すように、各種の
保全情報を蓄積するコンピュータ本体1には、このコン
ピュータ本体1によって演算された結果を表示する表示
手段としてのCRT2と、コンピュータ本体1にデータ
を入力する検索指示手段としてのキーボード3と、コン
ピュータ本体1によって演算された結果をハードコピー
する表示手段としてのプリンタ4とが接続される。
【0017】さらに本発明の保全情報処理装置10に
は、画像を入力するためのカメラ5、データの入力を行
うヘッドセット6、携帯型情報端末8と送受信を行う送
受信装置7が接続される。この送受信装置7と送受信を
行う携帯型端末8には、この端末8に対してデータの入
力を行うヘッドセット9が接続される。なお、カメラ
5、ヘッドセット6、携帯型情報端末8、送受信装置
7、ヘッドセット9は、保全情報入力手段として機能す
る。また、ヘッドセット6、携帯型情報端末8、送受信
装置7、ヘッドセット9は、検索指示手段としても機能
する。
【0018】本発明の保全情報処理装置には、音声入力
装置であるヘッドセット6と携帯型情報端末8に接続さ
れるこれもやはり音声入力装置としてのヘッドセット9
とからの音声データを入力できるようになっているの
で、コンピュータ本体1内には、音声認識として機能す
る部分を設けている。
【0019】コンピュータ本体1に接続されているヘッ
ドセット6からの音声データは、そのままコンピュータ
本体1に入力されることになり、一方、携帯型情報端末
8に接続されているヘッドセット9からの音声データ
は、一旦携帯型情報端末8に入力され、ここからコンピ
ュータ本体1に接続されている送受信装置7に送信され
て、この送受信装置7からコンピュータ本体1に入力さ
れることになる。
【0020】以上のように構成されている本発明の保全
情報処理装置10では、データの入力を主として音声に
よって行わせることにしており、また、常に有効に入力
されたデータを活用することができるように、出力機器
の1つとして携帯用情報端末8を加えている。このため
に、最もデータの迅速な活用が必要とされる突発故障に
対応するための情報を即座に、かつ、容易な操作で入出
力できるようにしている。
【0021】本発明の保全情報処理装置10では、上記
のように音声認識の処理が重要なウエイトを占めるが、
この音声認識に関しては、次のようにして処理するよう
になっている。
【0022】本発明の情報処理装置10は、通常は工場
の作業現場に設置されることになるので、常時50Hz
〜10KHzの周波数帯の騒音内での使用が余儀無くさ
れる。この周波数帯は、人間の発生する声(100Hz
〜8KHz)が含まれてしまう周波数帯であって、通常
の認識方法によったのでは誤認識の発生が懸念される。
このために本発明にかかる保全情報処理装置10ではこ
の音声認識方法に工夫を凝らしている。
【0023】保全情報処理装置10を取り囲む周囲の騒
音レベルは、約80〜90db程度であり、まず、この
騒音を減衰させてしまう必要があるので、ヘッドセット
6,9のマイクロフォンには、吸音効果の高いフエルト
を取り付けてある。さらに、使用するマイクロフォンの
指向性は単一指向性のものを用いている。また、音声処
理を行う段階では、男性の音声帯域は100Hz程度
で、女性の音声帯域は200〜300Hz程度であるの
で、操作者の音声帯域を予め登録してあり、この登録さ
れた音声帯域以外の周波数の音声はカットするような処
理を行うようにしてある。さらに、指向性のあるマイク
ロフォンを用いているために、音圧レベルの高い信号が
入力される恐れが有り、これによって音声認識が正確に
行われなくなってしまうことがあるので、ある程度の音
圧レベルの信号が入力されてしまった場合には、一定レ
ベル以下の信号にピークカットするリミッターの処理も
行われるようにしている。このようにピックカットする
処理をすると、ピーククリッピング現象により音声認識
が正確に行われるようになる。
【0024】保全情報処理装置10のコンピュータ本体
1には、過去の突発故障の発生の際に記録されたデータ
が「日付」,「曜日」,「勤務時間帯」,「作業班」,
「作業者」,「異常発生ライン名」,「異常発生工程
名」,「異常発生部位」,「異常発生装置」,「異常発
生時間」,「復旧時間」,「異常名」,「発生状況」,
「観察箇所」,「対応」,「使用部品名」「対策」,
「故障修理過程」の項目順に記憶されている。したがっ
て、新たな故障箇所のデータを入力する場合にもこの項
目を入力することになる。
【0025】本発明の保全情報処理装置10では、この
ようなデータの入力を主としてヘッドセット6,9によ
って行うようにしているので、コンピュータ本体1に
は、これらの項目を認識し得る単語を予め登録してあ
る。具体的には、「日付」,「曜日」,「勤務時間
帯」,「作業班」,「作業者」,「異常発生ライン
名」,「異常発生工程名」,「異常発生部位」,「異常
発生装置」,「異常発生時間」,「復旧時間」,「異常
名」,「発生状況」,「観察箇所」,「対応」,「使用
部品名」「対策」,「故障修理過程」などに用いられる
であろう単語を予め登録しておく。また、「発生状
況」,「観察箇所」,「対応」,「使用部品名」「対
策」,「故障修理過程」などの異常記録で使用されてい
る状況説明語を単語、単文節に分解した形態で予め登録
しておく。
【0026】コンピュータ本体1は、このように登録さ
れている用語を順番に呼び出して照合する処理を行うた
めに、ヘッドセット6,9を用いての音声入力の順番
は、この照合の順番にとらわれずに行うことができる。
【0027】コンピュータ本体1の音声認識を行う部分
は、言葉と言葉の無声音の部分で言葉の区切りを判断
し、夫々の区切りの間に存在する言葉を音声認識する。
たとえば、自動化ラインの20番工程で、G3ボルトが
締結異常で停止したような場合には、「自動化ラインの
20番工程」+「で」、+0.5秒の無音状態+「G3
ボルト」+「が」0.5秒の無音状態+「締結異常で停
止」という順で入力する。
【0028】まず、上記の様に入力された音声信号は、
音声から文字に変換されることになる。これが「場
所」,「対象」,「状況」の順にマッチングされ、文字
に変換される。
【0029】上記のように、「自動化ラインの20番工
程でG3ボルトが締結異常で停止」と、音声入力した場
合には、まず、「場所」:「ジドウカライン」ノ「ニジ
ュウバンコウテイ」デ 「対象」:「ジイサンボルト」ガ 「状況」:「シメツケイジョウ」デ「テイシ」 の順番でマッチングの処理が行なわれることになる。
【0030】たとえば、コンピュータ本体1には、キー
ワードとして「場所」,「対象」,「状況」毎につぎの
ように記憶されている。
【0031】 「場所」−ライン名 データ保存用 マッチング用 1.自動化ライン (ジドウカライン) 2.トリムライン (トリムライン) 3.ファイナルライン (ファイナルライン) −工程名 1.10番 (ジュウバン) 2.20番 (ニジュウバン) 3.30番 (サンジュウバン) 「対象」−部位,装置,使用部品名 1.G1ボルト (ジイイチボルト) 2.G2ボルト (ジイニボルト) 3.G3ボルト (ジイサンボルト) 4.パワーメイト (パワーメイト) 5.NSD (エヌエスディー) 「状況」−異常名 1.締付異常 (シメツケイジョウ) 2.リトライ異常 (リトライイッジョウ) 3.ボルトなし (ボルトナシ) 4.暴走 (ボウソウ) 5.停止 (テイシ) このようなデータによって音声データがマッチングさ
れ、 「自動化ライン」ノ「20番工程」デ「G3ボルト」ガ
「締付異常」デ「停止」 という認識後のデータが得られることになる。
【0032】このように音声認識されたデータは、コン
ピュータ本体1に備えられている音声−文字変換ボード
によって文字信号に変換され、その結果がCRT2に表
示され、また、プリンタ4によって出力されることにな
る。図2及び図3には、このデータの表示の一例が示し
てある。
【0033】このデータの入力は、「1994年3月1
5日」,「火曜日」,「昼勤」,「A班」,「組立自動
化」,「20」,「ロボットS700−1」,「10:
52」,「11:03」,「G3ボルト締め付け不
良」,「ウェルドナットに車体塗装用塗料付着のためボ
ルトくいつかず」,「ロボット制御盤,ナットランナ
ー、G3ボルト」,「バックアップにて人手で締め付
け」,「塗装時にマスキングし塗料の侵入を防ぐ」とい
う順番で行っている。
【0034】このような入力データの文字信号への変換
とその保存は次の様にして行われる。
【0035】コンピュータ本体1では、音声入力にした
がって取り出したキーワードから図2の入力画面に示さ
れているような入力項目に適合した形態でデータの作成
が行われる。
【0036】また、音声入力で入力された,たとえば
「10:52」,「11:03」等の時刻に関するデー
タとその時刻に対する状況や変化の音声入力に基づいて
図3に示したような、時刻と故障修理過程とが対応づけ
られた形態で故障修理過程に関するデータの作成が行な
われる。
【0037】このようにして作成されたデータは、作成
されたデータの内のキーワードをインデックスとしてコ
ンピュータ本体1が有している記憶装置あるいは図示さ
れていない外部の記憶装置に保存される。また、この際
には、発生箇所の画像信号をカメラ5から取り込み、こ
の発生箇所に関するデータのキーワードインデックスと
共に保存される。また、このようにして取り込んだ画像
データは、観察点、異常発生部などを指示するために加
筆や編集を行なうことができるようになっている。
【0038】また、上記のようにして入力された保全に
関する情報は、時系列に3層に分けて記憶されるように
なっている。各層の分類期間は、次のように設定してあ
る。 第1層:現在から3か月前までのデータ 第2層:3か月前から12か月前までのデータ 第3層:12か月前から設備設置時までのデータ なお、この各層のデータは、検索必要条件によって自由
に並べかえができるようになっている。
【0039】本発明にかかる保全情報処理装置10は、
以上のように構成されているが、以下に、この装置の使
用態様を図4及び図5に示したフローチャートに基づい
て説明する。
【0040】故障が発生した場合には、保全員は、携帯
用情報端末8を持って現場に向かい、機械の故障状態を
見て、未経験の故障であると判断した場合には、保全情
報処理装置10に故障発生のライン名、工程、部位に関
するデータを入力する。この入力は、前述のように、ヘ
ッドセット6または9を用いて行なっても良いし、従来
通りキーボード3を用いて行なっても良い(S1)。こ
のデータが入力されると、コンピュータ本体1は、ヘッ
ドセット6,9からの入力であれば音声認識を行なって
入力データの照合をし、キーボード3からの入力であれ
ばその入力データに基づいて、上記の第1層に該当する
データを検索アクセスして該当するデータの抽出を行な
う。つまり、現在から3か月前までに同一の故障データ
が存在しないかを検索する処理を行なう(S2)。
【0041】この検索において該当データがあれば、最
近の1か月間に異常発生の回数の多い順に検索されたデ
ータを並び変える処理を行ない、端末であるCRT2に
図2に示したような態様で、異常名や状況などをメニュ
ー方式で表示する。この表示は同一階層内で頻度の多い
順番に行なうようにしてある(S3)。
【0042】上記の検索において、類似のデータが存在
すれば(S4)、そのデータを選択して、CRT2の表
示内容にしたがって作業を行ない、またこの作業がどの
ようにして行われたかを、ヘッドセット6,9あるいは
キーボード3によって入力する。この入力が終了すれ
ば、故障の復旧作業は終了する(S5〜S7)。
【0043】一方、S4のステップにおいて、第1層の
データの中に類似のデータが存在しなかった場合には、
次に、上記の第2層に該当するデータを検索アクセスし
て該当するデータの抽出を行なう。つまり、3か月前か
ら12か月前までに同一の故障データが存在しないかを
検索する処理を行なう(S8)。上記の検索において、
類似のデータが存在すれば(S9)、そのデータを選択
して、CRT2の表示内容にしたがって作業を行ない、
またこの作業がどのようにして行われたかを、ヘッドセ
ット6,9あるいはキーボード3によって入力する。こ
の入力が終了すれば、故障の復旧作業は終了する(S5
〜S7)。
【0044】さらに、S9のステップにおいて、第2層
のデータの中に類似のデータが存在しなかった場合に
は、次に、上記の第3層に該当するデータを検索アクセ
スして該当するデータの抽出を行なう。つまり、12か
月前から設備設置時までに同一の故障データが存在しな
いかを検索する処理を行なう(S10)。上記の検索に
おいて、類似のデータが存在すれば(S11)、そのデ
ータを選択して、CRT2の表示内容にしたがって作業
を行ない、またこの作業がどのようにして行われたか
を、ヘッドセット6,9あるいはキーボード3によって
入力する。この入力が終了すれば、故障の復旧作業は終
了する(S5〜S7)。
【0045】そして、以上のような全てのデータについ
ての検索を行ったにもかかわらずに類似のデータを見付
けることができなければ、この故障は過去に起ったこと
のない全く初めての故障であると考えられるから、保全
員は応援の保全員を呼んで(S12)、今度は「状況」
に関する事項をキーワードとして保全情報処理装置10
に入力し、データの検索を行わせる(S13)。この検
索の結果、類似のデータが見付かれば(S14)、その
データを選択して、CRT2の表示内容にしたがって作
業を行ない、またこの作業がどのようにして行われたか
を、ヘッドセット6,9あるいはキーボード3によって
入力する。この入力が終了すれば、故障の復旧作業は終
了する(S5〜S7)。S14のステップにおいて類似
のデータが見付からなければ応援と共に原因を究明し
(S15)、この作業がどのようにして行われたかを、
ヘッドセット6,9あるいはキーボード3によって入力
する。この入力が終了すれば、故障の復旧作業は終了す
る(S7)。
【0046】なお、このフローチャートには記載してい
ないが、上記のようにして故障発生の度に逐次入力され
るデータは、ラインの故障状況や異常件数、停止時間な
どを日、週、月などの単位で見れるように、日報、週
報、月報として、一定期間毎に自動集計され、プリンタ
4から自動的にプリントアウトされるようになってい
る。
【0047】以上のように、本発明の保全情報処理装置
では、保全情報の入力を、主として音声によって行える
ようにしたために、保全作業において繁雑であった従来
の保全データの入力を極めて容易な操作で行うことがで
きるようになる。
【0048】このため、保全データの入力が保全員によ
って積極的に行われるようになることから、保全データ
の蓄積ができるようになり、結果的に保全作業の効率化
を図ることができるようになる。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、それ
ぞれの請求項毎に次のような効果を生じる。
【0050】請求項1に記載の発明では、コンピュータ
本体は、この保全情報入力手段から入力された保全情報
を、音声によって入力された場合には音声認識を行って
デジタルデータとして、また、画像による場合には画像
処理を行ってデジタルデータとしてそれぞれ蓄積できる
ようにしているので、保全情報の入力が繁雑でなく、容
易に行うことができるようになる。この結果、保全情報
の蓄積が確実に行えるようになって、保全作業の向上が
図られるようになる。
【0051】請求項2に記載の発明にあっては、コンピ
ュータ本体は、備えているマッチング機能によって保全
情報入力手段から入力される音声信号を文字信号に変換
するようにしているので、音声信号に基づいて、文字情
報を表示手段に表示できるようになり、現場での保全作
業が迅速に行えるようになる。
【0052】請求項3に記載の発明にあって、マッチン
グは、予め定められた順番で出力される保全情報の内容
について一定時間以上の無声音区間毎に行なっているの
で、無声音と無声音との間に存在する音声信号が1つの
単語であると判断してそのマッチングが行われることに
なり、保全データの入力は、単語間に一定時間の無声期
間を設けるのみで良くなり、保全データの入力が非常に
簡単になる。
【0053】請求項4に記載の発明にあって、コンピュ
ータ本体には、一定期間蓄積された保全情報を表示手段
によって一定時間ごとにプリントアウトさせる機能を設
けたので、日報、週報、年報などが自動的にプリントア
ウトされるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる保全情報処理装置の概略構成
図である。
【図2】 本発明にかかる保全情報処理装置のデータ入
力画面の一例を示す図である。
【図3】 本発明にかかる保全情報処理装置のデータ入
力画面の一例を示す図である。
【図4】 本発明にかかる保全情報処理装置の使用態様
を示すフローチャートである。
【図5】 本発明にかかる保全情報処理装置の使用態様
を示すフローチャートである。
【図6】 従来の保全情報処理装置の概略構成図であ
る。
【符号の説明】
1…コンピュータ本体、 2…CRT、 3…キーボード、 4…プリンタ、 5…カメラ、 6,9…ヘッドセット、 7…送受信機、 8…携帯型情報端末、 10…保全情報処理装置。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G10L 3/00 551 Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保全情報を音声信号あるいは画像信号と
    して入力する保全情報入力手段(5,6,8,9)と、 当該保全情報入力手段から入力された保全情報を蓄積す
    ると共に、当該蓄積されている保全情報を検索指示手段
    (3,6,8,9)からの指示に基づいて表示手段
    (2,4,8)に表示させるコンピュータ本体(1)と
    を有することを特徴とする保全情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記コンピュータ本体には、前記保全情
    報入力手段から入力される音声信号を文字信号に変換す
    るためのマッチング機能が含まれていることを特徴とす
    る請求項1に記載の保全情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記音声信号を文字信号に変換するため
    のマッチングは、予め定められた順番で出力される保全
    情報の内容について一定時間以上の無声音区間毎に行う
    ことを特徴とする請求項2に記載の保全情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記コンピュータ本体には、一定期間蓄
    積された保全情報を表示手段(4)によって一定時間ご
    とにプリントアウトさせる機能を有していることを特徴
    とする請求項1乃至請求項3に記載の保全情報処理装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005237017A (ja) * 2005-03-07 2005-09-02 Toshiba Corp コミュニケーション記録システム
JP2014139724A (ja) * 2013-01-21 2014-07-31 Hitachi Ltd 点検支援用処理サーバ及び点検支援システム
JP2015109041A (ja) * 2013-12-05 2015-06-11 株式会社東芝 製造検査支援装置、製造検査支援方法、及び製造検査支援プログラム

Cited By (3)

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