JPH08223131A - データ多重分離装置 - Google Patents

データ多重分離装置

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Publication number
JPH08223131A
JPH08223131A JP7025091A JP2509195A JPH08223131A JP H08223131 A JPH08223131 A JP H08223131A JP 7025091 A JP7025091 A JP 7025091A JP 2509195 A JP2509195 A JP 2509195A JP H08223131 A JPH08223131 A JP H08223131A
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JP
Japan
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data
circuit
demultiplexing
channel
signal
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Pending
Application number
JP7025091A
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English (en)
Inventor
Masahiro Kondo
正宏 近藤
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Synchronizing For Television (AREA)
  • Television Systems (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビデオ信号又は音声信号に対して、チャネル
間で遅延補償を行う必要のないLSDやHSDなどを遅
延補償せずに多重・分離出力する。 【構成】 分離回路10は入力CH1受信データHから
プロセッサ1によって設定されたデータの分離仕様情報
Cに従いデータの分離を行いLSD(U2)とMLP
(V2)とを選択回路12に与える。分離回路11は入
力CH2受信データKからプロセッサ1によって設定さ
れた情報Cに従いデータの分離を行いHSD(W2)と
H−MLP(X2)とを選択回路12に与える。選択回
路12はプロセッサ1からの遅延選択制御信号Yが0の
場合には分離回路10、11からのLSD(U2)とM
LP(V2)とHSD(W2)とH−MLP(X2)と
を選択出力する。一方信号Yが1の場合には遅延補償後
LSD(U1)と補償後MLP(V1)と補償後HSD
(W1)と補償後H−MLP(X1)とを選択出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデータ多重分離装置に関
し、例えば、テレビ電話システムやテレビ会議システム
などにおける装置に適用し得るものである。
【0002】
【従来の技術】テレビ電話システムやテレビ会議システ
ムの実現において、マルチメディアの多重・分離に関す
る仕様がITU−T勧告H.221で勧告されている。
このITU−T勧告H.221では、次のようなメディ
アが定義されている。このメディアとしては、例えば、
音声、映像、低速データ(LSD:Low Speed
Data)(300bps〜64kbps、固定速度又
は可変速度)、高速データ(HSD:High Spe
ed Data)(64kps〜384kbps、固定
速度又は可変速度)、低速MLP(Multi Lay
ered Prtocol)データ(4kbps〜6.
4kbps、固定速度又は可変速度)、高速MLP(H
−MLP)データ(62.4kbps〜384kbp
s、固定速度又は可変速度)などが定義されている。
【0003】上記H.221に従い64kbpsのBチ
ャネルをAV(オーディオ・ビジュアル)システムに用
いる場合のフレーム構成には、FAS(Frame A
lignment Signal)、BAS(Bitr
ate AlignmentSignal)などの信号
が含まれている。このFASはフレーム及びマルチフレ
ーム同期をとるための信号である。BASは多重方法を
表す信号である。
【0004】図2はISDN回線からマルチメディアデ
ータを取り込んで多重分離出力する装置の機能構成図で
ある。この図2において、ISDN回線のチャネル1回
線部からのデータと、チャネル2回線部からのデータと
は同期回路100に取り込まれると、フレーム同期が取
られると共に、それぞれのデータからBASとFASと
が抽出すると共に、受信データは遅延補償回路200に
与えられる。この抽出によって得られた信号からチャネ
ル間の遅延量が算出される。一般にはネットワーク上で
はチャネル間の相対遅延時間は0に保たれていないの
で、遅延を補償するために、このような遅延量の算出を
行うものである。
【0005】遅延補償回路200は求めたチャネル間の
遅延量から、チャネル間の遅延をなくすように補償し、
遅延補償したチャネル1のデータとチャネル2のデータ
とを多重・分離回路300に与える。多重・分離回路3
00は遅延補償されたチャネル1のデータとチャネル2
のデータとを多重し、内部の分離回路で音声信号とビデ
オデータと、LSDデータと、MLPデータと、HSD
データと、H−MLPデータとに分離して出力するもの
である。
【0006】この図2のような構成で従来のH.221
を適用したマルチメディア端末装置はマルチメディアデ
ータを多重・分離していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、音声データ
やビデオデータなどはチャネル間の遅延補償を行う必要
がある。これは映像と音声とが同期した状態で視聴する
必要があるからである。しかしながら、チャネル1受信
データやチャネル2受信データに含まれているLSD
や、HSDや、MLPデータや、H−MLPデータなど
は、ビデオデータや音声データに同期させる必要がある
データに対しては、遅延補償をする必要があるが、ビデ
オデータや音声データに同期させる必要がなければ、一
般に遅延補償を行う必要がない。
【0008】つまり、ビデオデータ又は音声データに対
して、LSDや、HSDや、MLPデータや、H−ML
Pデータなどを遅延補償する必要がないにも関わらず、
従来はそのような配慮で処理する装置は実現されていな
かった。
【0009】このため、遅延補償をする必要がないLS
Dや、HSDや、MLPデータや、H−MLPデータな
どに対して、遅延補償を行うことによって最大1280
msec程度の遅延を生じ、受信データの多重・分離出
力が遅れるという問題があった。
【0010】以上のようなことから、ビデオデータ又は
音声データに対して、チャネル間で遅延補償を行う必要
のないLSDや、HSDや、MLPデータや、H−ML
Pデータなどを遅延補償しないように多重・分離出力す
るデータ多重分離装置の提供が要請されていた。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、音声
信号又はビデオ信号と、データ又は制御信号と、データ
多重分離仕様情報とがフレーム化されたフレーム信号を
受信しフレーム同期をとって受信データを出力する同期
回路を複数チャネル分備え、複数の同期回路の出力デー
タに対するチャネル間の遅延補償を行いチャネル間の同
期をとる遅延補償回路と、チャネル間の同期をとった後
のデータに対してチャネル間のデータ多重とデータ分離
とを行って、音声信号又はビデオ信号と、データ又は制
御信号とをパラレル出力する多重・分離回路とを備えた
データ多重分離装置において、以下の特徴的な構成で上
述の課題を解決するものである。
【0012】つまり、本発明は、上記各同期回路の出力
データからデータ又は制御信号を抽出する抽出手段と、
この抽出手段によって抽出されたデータ又は制御信号
と、上記多重・分離回路から出力されるデータ又は制御
信号とのいずれかを選択出力する選択出力手段と、上記
各同期回路で検出されるデータ多重分離仕様情報と、受
信データの内容から判断して、上記音声信号又はビデオ
信号に同期させたデータ又は信号を出力させる場合は、
上記多重・分離回路から出力される遅延補償処理後のデ
ータ又は制御信号を選択出力させる制御を上記選択出力
手段に対して行い、上記音声信号又はビデオ信号には無
関係にデータ又は信号を出力させる場合には、上記抽出
手段から出力される遅延補償処理を行っていないデータ
又は制御信号を選択出力させる制御を上記選択出力手段
に対して行う制御手段とを備えたものである。
【0013】
【作用】本発明の構成によれば、制御手段の判断によっ
て、音声信号又はビデオ信号に同期させた遅延補償処理
後のデータ又は制御信号を選択出力させたい場合は、選
択出力手段を制御して多重・分離回路から出力されるデ
ータ又は制御信号を選択出力することができる。
【0014】また、制御手段の判断によって、音声信号
又はビデオ信号には無関係にデータ又は信号を出力させ
たい場合は、選択出力手段を制御して抽出手段から出力
される遅延補償処理を行っていないデータ又は制御信号
を選択出力させることができるのである。
【0015】このような構成によって、遅延補償を行う
必要のない場合のデータ又は制御信号を短時間に選択出
力することができる。
【0016】
【実施例】次に本発明の好適な実施例を図面を用いて説
明する。図1は本発明の一実施例のマルチメディアデー
タ多重・分離装置の機能構成図である。この図1におい
て、マルチメディアデータ多重・分離装置は、プロセッ
サ1と、チャネル(CH)1同期回路2と、チャネル
(CH)2同期回路3と、チャネル(CH)1メモリコ
ントローラ4と、チャネル(CH)1メモリ回路5と、
チャネル(CH)2メモリコントローラ6と、チャネル
(CH)メモリ回路7と、多重回路8と、分離回路9〜
11と、選択回路12とから構成されている。
【0017】このマルチメディアデータ多重・分離装置
において特徴的な構成は、分離回路10〜11と、選択
回路12とを備えることである。
【0018】プロセッサ1は、通信速度情報Aと、使用
するチャネル数情報Bとをチャネル(CH)1同期回路
2と、チャネル(CH)2同期回路3と、多重回路8と
に与える。更に、プロセッサ1は、受信データに含まれ
るBASとFASとから求めたデータの分離仕様情報C
と、通信速度情報Aと、使用するチャネル数情報Bとを
分離回路9、10、11とに与える。更にまた、プロセ
ッサ1は、チャネル(CH)1書込み/読出し開始信号
Dをチャネル(CH)1メモリコントローラ4に与え、
チャネル(CH)2書込み/読出し開始信号Eをチャネ
ル(CH)2メモリコントローラ6に与える。
【0019】また、プロセッサ1は、LSD、HSD、
MLPデータ、H−MLPデータなどを遅延させる必要
があるものであるか否かを、ビデオデータ、音声データ
などとの関係から判断して、必要に応じて遅延選択制御
信号Yを生成して選択回路12に与える。即ち、ビデオ
データ又は音声データに対して同期させるべきデータで
あるか、それとも同期させる必要のないものであるか否
かを判断して遅延選択制御信号Yを出力するものであ
る。
【0020】チャネル(CH)1同期回路2は、プロセ
ッサ1によって設定された通信速度及びチャネル数に従
って、チャネル(CH)1回線受信データ(RD1)入
力からフレーム同期をとり、チャネル(CH)1のFA
S、BAS(F)とを抽出し、更にチャネル(CH)1
受信割り込み信号Gを生成してプロセッサ1に与えるも
のである。更に、チャネル(CH)1受信データHを抽
出し、チャネル(CH)1メモリコントローラ4と、分
離回路10とに与えるものである。
【0021】チャネル(CH)2同期回路3は、プロセ
ッサ1によって設定された通信速度及びチャネル数に従
って、チャネル(CH)2回線受信データ(RD2)入
力からフレーム同期をとり、チャネル(CH)2のFA
S、BAS(I)とを抽出し、更にチャネル(CH)2
受信割り込み信号Jを生成してプロセッサ2に与えるも
のである。更に、チャネル(CH)2受信データKを抽
出し、チャネル(CH)2メモリコントローラ7と、分
離回路11とに与えるものである。
【0022】チャネル(CH)1メモリコントローラ4
は、プロセッサ1によって設定されたチャネル(CH)
1書込み/読出し開始信号Dがイネーブル状態の場合に
は、チャネル(CH)1受信データHを書き込みデータ
Lとしてチャネル(CH)1メモリ5に書き込む。ま
た、チャネル1とチャネル2とがイネーブル状態の場合
は、チャネル(CH)1メモリ5からデータMを読み出
させて、このデータに対して遅延補償を行い、遅延補償
後チャネル(CH)1受信データNを出力して多重回路
8に与えるものである。
【0023】チャネル(CH)2メモリコントローラ7
は、プロセッサ2によって設定されたチャネル(CH)
書込み/読出し開始信号Eがイネーブル状態の場合に
は、チャネル(CH)2受信データKを書き込みデータ
Oとしてチャネル(CH)2メモリ7に書き込む。ま
た、チャネル1とチャネル2とがイネーブル状態の場合
は、チャネル(CH)2メモリ7からデータPを読み出
させて、このデータに対して遅延補償を行い、遅延補償
後チャネル(CH)2受信データQを出力して多重回路
8に与えるものである。
【0024】多重回路8は、遅延補償後チャネル(C
H)1受信データNと、遅延補償後チャネル(CH)2
受信データQとを多重して、遅延補償後多重データRを
生成して分離回路9に与えるものである。尚、この遅延
補償後多重データRは、プロセッサ1によって設定され
たチャネル数が1の場合には、遅延補償後多重データN
となるが、プロセッサ1によって設定されたチャネル数
が2の場合には、遅延補償後チャネル(CH)1受信デ
ータNと、遅延補償後チャネル(CH)2受信データQ
とを多重したものとなる。
【0025】分離回路9は、遅延補償後多重データRを
与えられると、プロセッサ1によって設定されたデータ
の分離仕様情報Cに従いデータの分離を行い、受信音声
データSと、受信ビデオデータTと、遅延補償後LSD
(U1)と、遅延補償後MLPデータ(V1)、遅延補
償後HSD(W1)と、遅延補償後H−MLPデータ
(X1)とを出力し、しかも遅延補償後LSD(U1)
と、遅延補償後MLPデータ(V1)、遅延補償後HS
D(W1)と、遅延補償後H−MLPデータ(X1)と
は選択回路12に与えるものである。
【0026】分離回路10は、入力チャネル(CH)1
受信データHからプロセッサ1によって設定されたデー
タの分離仕様情報Cに従いデータの分離を行い、LSD
(U2)と、MLPデータ(V2)とを出力して選択回
路12に与えるものである。この点は本発明の特徴的な
ところの一つであり、遅延補償をする必要の無い場合、
即ち、チャネル1又は2だけの受信の場合は遅延補償を
する必要がないので、遅延補償をすることなく、即座に
選択回路12に与えることができるものである。
【0027】分離回路11は、入力チャネル(CH)2
受信データKからプロセッサ1によって設定されたデー
タの分離仕様情報Cに従いデータの分離を行い、HSD
(W2)と、H−MLPデータ(X2)とを出力して選
択回路12に与えるものである。この点も本発明の特徴
的なところの一つであり、遅延補償をする必要の無い場
合、即ち、チャネル1又は2だけの受信の場合は遅延補
償をする必要がないので、遅延補償をすることなく、即
座に選択回路12に与えることができるものである。
【0028】選択回路12は、遅延補償後LSD(U
1)と、遅延補償後MLPデータ(V1)、遅延補償後
HSD(W1)と、遅延補償後H−MLPデータ(X
1)と、LSD(U2)と、MLPデータ(V2)と、
HSD(W2)と、H−MLPデータ(X2)とを与え
られると、プロセッサ1から与えられる遅延選択制御信
号Yが0(遅延補償無し制御)の場合には、分離回路1
0、11からのLSD(U2)と、MLPデータ(V
2)と、HSD(W2)と、H−MLPデータ(X2)
とを選択して出力する。一方、プロセッサ1から与えら
れる遅延選択制御信号Yが1(遅延補償有り制御)の場
合には、遅延補償後LSD(U1)と、遅延補償後ML
Pデータ(V1)、遅延補償後HSD(W1)と、遅延
補償後H−MLPデータ(X1)とを選択出力するもの
である。
【0029】以上のような構成によって、ビデオデータ
又は音声データに対して、チャネル間で遅延補償を行う
必要のないLSDや、HSDや、MLPデータや、H−
MLPデータなどを遅延補償しないように多重・分離出
力するものである。
【0030】(装置の動作): 次に図1の装置の動
作を説明する。先ず最初は1チャネルで受信を開始する
ときの開始動作を説明する。そこで、プロセッサ1は通
信速度情報Aと、使用するチャネル数情報Bと、データ
の分離仕様情報Cと、チャネル(CH)1書込み/読出
し開始信号Dと、チャネル(CH)2書込み/読出し開
始信号Eと、遅延選択制御信号Yとが必要な各回路に与
えられて、初期設定が行われる。これらの設定によっ
て、まもなくチャネル(CH)1回線受信データ(RD
1)入力からチャネル(CH)1同期回路2でフレーム
同期をとられる。
【0031】このフレーム同期が確立されると、チャネ
ル(CH)1受信割り込み信号Gが生成され、プロセッ
サ1に対してチャネル(CH)1のFAS、BAS
(F)が与えられる。この後に順次発生する割り込み信
号Gによって得たFAS、BAS(F)を参照して、プ
ロセッサ1でデータの分離仕様情報Cが生成され、分離
回路9〜11に与えられる。
【0032】チャネル(CH)1受信データHの供給に
よってチャネル(CH)1メモリコントローラ4はチャ
ネル(CH)1書込み/読出し開始信号Dがイネーブル
状態で与えられると、チャネル(CH)1受信データH
はチャネル(CH)1メモリ6に順次書き込まれる。こ
こで、今は1チャネル通信が選択されているのであるか
ら、チャネル(CH)1書込み/読出し開始信号Dのチ
ャネル(CH)1メモリコントローラ4への供給に連動
して、チャネル(CH)1メモリ5からデータMが読み
出されて、遅延補償後チャネル(CH)1受信データN
が出力され、多重回路8に与えられる。
【0033】この多重回路8では遅延補償後チャネル
(CH)1受信データNが遅延補償後多重データRとし
て出力され、分離回路9に与えられると分離仕様情報C
の仕様に従って、音声データS、ビデオデータT、遅延
補償後LSD(U1)と、遅延補償後MLPデータ(V
1)、遅延補償後HSD(W1)と、遅延補償後H−M
LPデータ(X1)とが出力される。遅延補償後LSD
(U1)と、遅延補償後MLPデータ(V1)、遅延補
償後HSD(W1)と、遅延補償後H−MLPデータ
(X1)とは、選択回路12に与えられると、LSD
(U)、MLP(V)、HSD(W)、H−MLP
(X)が出力されるのである。
【0034】(2チャネルによる通信): 次に通信
中に、BASの監視によってプロセッサ1においてチャ
ネル数が1から2チャネルに変更がされることが検出さ
れると、使用するチャネル数情報Bが変更され、この情
報が各回路に与えられる。次いでチャネル(CH)2同
期回路3でチャネル(CH)2回線受信データ(RD
2)入力からフレーム同期がとられ、このフレーム同期
が確立されると、チャネル(CH)2受信割り込み信号
Jが生成され、プロセッサ1に対してチャネル(CH)
2のFAS、BAS(I)が与えられる。この後に順次
発生する割り込み信号Gによって得たFAS、BAS
(F)が参照されて、プロセッサ1でチャネル1、2間
のデータの遅延差が求められる。
【0035】これによってプロセッサ1はチャネル(C
H)1書込み/読出し開始信号Dを解除し、プロセッサ
1は先行するチャネルの書込み/読出し開始信号E又は
Dをイネーブル状態にしてチャネル(CH)2メモリコ
ントローラ6又はチャネル(CH)1メモリコントロー
ラ4に与える。更に、これによって、先行するチャネル
1又は2の回線受信データL又はOはチャネル(CH)
1メモリ5又はチャネル(CH)2メモリ7に書き込ま
れる。
【0036】また、遅れているチャネルのフレーム番号
をFASによって判断し、先行するチャネルの書込み/
読出し開始信号D又はEをイネーブル状態にしたフレー
ム番号と一致したときに、遅れているチャネルの書込み
/読出し開始信号D又はEをイネーブル状態にさせる。
これによって遅れているチャネルのデータL又はOはチ
ャネル(CH)1メモリ又はチャネル(CH)2メモリ
7に書き込まれる。
【0037】次にチャネル1及び2の書込み/読出し開
始信号D及びEがイネーブル状態になると、チャネル
(CH)1メモリコントローラ4及びチャネル(CH)
2メモリコントローラ6はチャネル(CH)1メモリ5
及びチャネル(CH)2メモリ7に対してデータM、P
を読み出させて、これらのデータから遅延補償後チャネ
ル(CH)1受信データNと遅延補償後チャネル(C
H)2受信データQとを多重回路8へ出力するものであ
る。
【0038】遅延補償後チャネル(CH)1受信データ
Nと遅延補償後チャネル(CH)2受信データQとは、
多重回路8で多重され、遅延補償後多重データRが得ら
れ、分離回路9に与えられる。この遅延補償後多重デー
タRは分離回路9でデータの分離仕様情報Cに従いデー
タの分離を行い、音声データSとビデオデータTとを出
力すると共に、LSD(U1)と、MLPデータ(V
1)と、HSD(W1)と、H−MLPデータ(X1)
とも分離出力され、選択回路12に与えられる。
【0039】一方、分離回路10でも入力チャネル(C
H)1受信データHからプロセッサ1によって設定され
たデータの分離仕様情報Cに従ってデータの分離が行わ
れ、LSD(U2)と、MLPデータ(V2)とが出力
され選択回路12に与えられる。これらのLSD(U
2)と、MLPデータ(V2)とは遅延補償されていな
いデータとして選択回路12に与えられるものである。
【0040】更に、分離回路11でも入力チャネル(C
H)2受信データKからプロセッサ1によって設定され
たデータの分離仕様情報Cに従ってデータの分離が行わ
れ、HSD(W2)と、H−MLPデータ(X2)とが
分離出力されて選択回路12に与えられる。これらのH
SD(W2)と、H−MLPデータ(X2)とは遅延補
償されていないデータとして選択回路12に与えられる
ものである。
【0041】選択回路12ではプロセッサ1から与えら
れる遅延選択制御信号Yが0(遅延補償無し制御)の場
合、即ち、ビデオデータや音声データなどに同期させる
必要が無い場合には、分離回路10、11からのLSD
(U2)と、MLPデータ(V2)と、HSD(W2)
と、H−MLPデータ(X2)とが選択されて、LSD
(U)とMLPデータ(V)とHSD(W)とH−ML
Pデータ(X)とが出力される。これによって、遅延補
償処理による遅延無しで出力することができるのであ
る。
【0042】また、プロセッサ1から選択回路12に与
えられる遅延選択制御信号Yが1(遅延補償有り制御)
の場合、ビデオデータや音声データなどに同期したデー
タとして取り出す場合には、遅延補償後LSD(U1)
と、遅延補償後MLPデータ(V1)、遅延補償後HS
D(W1)と、遅延補償後H−MLPデータ(X1)と
が選択出力される。これによって、ビデオデータや音声
データなどに同期したデータを選択出力することができ
るのである。
【0043】(実施例の効果): 以上の実施例によ
れば、ビデオデータや音声データなどに同期し、遅延補
償したLSD、HSD、MLPデータ、H−MLPデー
タなどを得たいときにはプロセッサ1が遅延選択制御信
号Yとして0を選択回路12に与えれば選択出力するこ
とができ、また、ビデオデータや音声データなどに同期
しない、遅延補償を必要としない場合は、プロセッサ1
が遅延選択制御信号Yとして1を選択回路12に与えれ
ば選択出力することができるのである。この場合には、
遅延時間0で出力することができるのである。
【0044】このような構成によって、遅延補償を行う
必要のない場合のデータを短時間に選択出力することが
できる。
【0045】(他の実施例): (1)尚、以上の実
施例においては、ISDN回線から2チャネルの信号を
受信して多重分離する装置において説明したが、このチ
ャネル数は3以上のチャネル数であっても適用すること
ができる。即ち、チャネル信号ごとに同期回路、メモリ
コントローラ、メモリなどを備えることで実現すること
ができる。
【0046】(2)また、ITU−T勧告H.221の
仕様による、LSD、HSD、MLPデータ、H−ML
Pデータなどのデータに限るものではなく、他に受信側
の動作を制御するための制御信号であってもよい。
【0047】(3)更に、マルチメディアデータ多重・
分離装置への適用だけでなく、送信と受信機能を備える
伝送装置へも適用することができる。
【0048】(4)更にまた、プロセッサ1は、具体的
には、CPUや、ROM、RAMなどから構成され、チ
ャネル間の遅延量の算出や、通信速度情報Aの生成・制
御と、使用するチャネル数情報Bの生成・制御と、デー
タの分離仕様情報Cの生成・制御と、書込み/読出し開
始信号D、Eの生成・制御と、遅延選択制御信号Yの生
成・制御などを行うことが、小形化を図り、機能性を高
める上で好ましい。
【0049】(5)また、メモリ5、7は、マルチポー
トメモリを使用することが書き込み、読み出し性能を高
め、遅延補償速度性能を高める上で好ましい。
【0050】
【発明の効果】以上述べた様に本発明は、抽出手段で複
数の同期回路の出力データからデータ又は制御信号を抽
出し、選択出力手段で抽出手段によって抽出されたデー
タ又は制御信号と、上記多重・分離回路から出力される
データ又は制御信号とのいずれかを選択出力するため
に、制御手段で、各同期回路で検出されるデータ多重分
離仕様情報と、受信データの内容から判断して、上記音
声信号又はビデオ信号に同期させたデータ又は信号を出
力させる場合は、上記多重・分離回路から出力される遅
延補償処理後のデータ又は制御信号を選択出力させる制
御を上記選択出力手段に対して行い、上記音声信号又は
ビデオ信号には無関係にデータ又は信号を出力させる場
合には、上記抽出手段から出力される遅延補償処理を行
っていないデータ又は制御信号を選択出力させる制御を
上記選択出力手段に対して行うように構成したのでもの
である。
【0051】このような構成を採ることによって、ビデ
オ信号又は音声信号に対して、チャネル間で遅延補償を
行う必要のないデータ又は制御信号を遅延無しに短時間
で多重分離出力することができるデータ多重分離装置を
実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のマルチメディア多重・分離装
置の機能構成図である。
【図2】従来例のマルチメディア多重・分離装置の機能
構成図である。
【符号の説明】
1…プロセッサ、2…チャネル(CH)1同期回路、3
…チャネル(CH)2同期回路、4…チャネル(CH)
1メモリコントローラ、5…チャネル(CH)1メモ
リ、6…チャネル(CH)2メモリコントローラ、7…
チャネル(CH)2メモリ、8…多重回路、9、10、
11…分離回路、12…選択回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/081

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声信号又はビデオ信号と、データ又は
    制御信号と、データ多重分離仕様情報とがフレーム化さ
    れたフレーム信号を受信しフレーム同期をとって受信デ
    ータを出力する同期回路を複数チャネル分備え、複数の
    同期回路の出力データに対するチャネル間の遅延補償を
    行いチャネル間の同期をとる遅延補償回路と、チャネル
    間の同期をとった後のデータに対してチャネル間のデー
    タ多重とデータ分離とを行って、音声信号又はビデオ信
    号と、データ又は制御信号とをパラレル出力する多重・
    分離回路とを備えたデータ多重分離装置において、 上記各同期回路の出力データからデータ又は制御信号を
    抽出する抽出手段と、 この抽出手段によって抽出されたデータ又は制御信号
    と、上記多重・分離回路から出力されるデータ又は制御
    信号とのいずれかを選択出力する選択出力手段と、 上記各同期回路で検出されるデータ多重分離仕様情報
    と、受信データの内容から判断して、上記音声信号又は
    ビデオ信号に同期させたデータ又は信号を出力させる場
    合は、上記多重・分離回路から出力される遅延補償処理
    後のデータ又は制御信号を選択出力させる制御を上記選
    択出力手段に対して行い、上記音声信号又はビデオ信号
    には無関係にデータ又は信号を出力させる場合には、上
    記抽出手段から出力される遅延補償処理を行っていない
    データ又は制御信号を選択出力させる制御を上記選択出
    力手段に対して行う制御手段とを備えたことを特徴とす
    るデータ多重分離装置。
  2. 【請求項2】 上記データ多重分離仕様情報は、ビット
    レートアロケーション信号であり、上記データは、低速
    データ又は高速データと、マルチレイヤードプロトコル
    データとであり、 上記遅延補償回路は、メモリ回路とメモリコントロール
    回路とから構成されていることを特徴とする請求項1記
    載のデータ多重分離装置。
JP7025091A 1995-02-14 1995-02-14 データ多重分離装置 Pending JPH08223131A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2357674A (en) * 1999-10-26 2001-06-27 Snell & Wilcox Ltd Compressed bitstreams

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2357674A (en) * 1999-10-26 2001-06-27 Snell & Wilcox Ltd Compressed bitstreams
GB2357674B (en) * 1999-10-26 2003-12-10 Snell & Wilcox Ltd Compressed bitstreams

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