JPH08222338A - 回転部間の電気的接続装置 - Google Patents

回転部間の電気的接続装置

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JPH08222338A
JPH08222338A JP7024374A JP2437495A JPH08222338A JP H08222338 A JPH08222338 A JP H08222338A JP 7024374 A JP7024374 A JP 7024374A JP 2437495 A JP2437495 A JP 2437495A JP H08222338 A JPH08222338 A JP H08222338A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating
rotary
fixed
flat cable
ring
Prior art date
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Pending
Application number
JP7024374A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Takato
哲哉 高藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP7024374A priority Critical patent/JPH08222338A/ja
Publication of JPH08222338A publication Critical patent/JPH08222338A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転部材と固定部材との間をケーブルで接続
するのに、ケーブルの弛みや切断の問題なくスムーズに
作動し、かつ小型化できる接続装置を提供する。 【構成】 回転部材1と、固定部材2と、固定部材の回
りを空間を開けて取り囲み回転可能に設けられた回転環
3とを備えて成り、フラットケーブル4の一端を回転部
材に係合固定し、回転部材に所定数回巻回した後、回転
環に所定数回巻回し、中間部において回転環の開口部7
に係合固定した後、回転環と固定部材の間の空間に所定
数回ゆとりを持って巻回し、他端を固定部材に係合固定
し、さらに回転部材の回転により、回転環を、回転部材
および回転環のそれぞれフラットケーブルが巻回されて
いる外周部分の回転移動長さが実質的に等しくなるよう
に、回転駆動する回転駆動手段6、9a、9b、10を
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一方の部材に対して
他方の部材が相対的に回転する場合における両者部材間
の電気的接続装置に関するもので、より詳しくは、例え
ば自動車におけるステアリング装置部分の固定側と回転
側の間を電気的に接続する場合などに有用な接続装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】種々の機器において回転する部分と固定
した部分の間を電気的に接続する必要が多々あるが、回
転が一方向に多数回または無限に行われる場合は、スリ
ップリングや無線式カップリングが利用されるが、回転
が所定角度(回数)内である場合は、接続の確実性や経
済性の面で回転範囲分のゆとりを持たせた電線でそのま
ま接続することが多い。その場合、接続している電線が
回転に対して縺れたり疲労破断したりしないように、普
段種々の工夫がなされている。例えば、自動車のステア
リング装置において、クラクションスイッチなどのハン
ドル内電気機器やエアバッグとその回りの固定部分との
電気接続のため、ステアリング軸側の回動部とステアリ
ング軸受側の固定側とをフラットケーブルで接続するに
際し、固定側に設けた固定軸にフラットケーブルの一端
を係合固定し、固定軸の回りに数回ゆるく巻回した後、
ステアリング軸側に他端を係合固定する構造が考えられ
ている(例えば、実開平4−19980)。
【0003】しかしながら、従来のタイプのものでは、
フラットケーブルの引き出し(巻き締め)および押し戻
し(巻き弛め)を固定軸の回りに緩く巻回したフラット
ケーブル自体の弾性を利用して行っていたので、特に巻
き弛めがスムーズにいかない嫌いがあった。そこで、出
願人は、先に特願平5−180099により、固定軸の
回りに回転環を回転可能に設けるとともに、フラットケ
ーブルの途中箇所を回転環の開口部に係合固定し、回転
部材(ステアリング軸)への巻き締めまたは巻き弛めに
より出入りするフラットケーブルの分量を回転環の外周
への巻き付けまたは巻き解きにより吸収し、回転環の内
部空間において固定軸の回りで小径に多数回巻くか大径
に少数回巻くかにより回転環の回転移動分のフラットケ
ーブルの移動量を吸収する構造のものを案出した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ただ、その構造のもの
では、回転環への巻き付けをバネ部材による付勢により
行ったので、バネ材を併存させる分だけ大型とならざる
を得なかった。
【0005】この発明は、バネ材によらずに回転環を必
要分量確実に回転させるように工夫することにより、接
続装置の作動をスムーズにするとともに、小型化できる
ようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明による回転部間
の電気的接続装置は、回転部材と、固定部材と、固定部
材の回りを空間を開けて取り囲み回転可能に設けられた
回転環とを備えて成り、フラットケーブルの一端を回転
部材に係合固定し、回転部材に所定数回巻回した後、回
転環に所定数回巻回し、中間部において回転環の開口部
に係合固定した後、回転環と固定部材の間の空間に所定
数回ゆとりを持って巻回し、他端を固定部材に係合固定
し、さらに回転部材の回転により、回転環を、回転部材
および回転環のそれぞれフラットケーブルが巻回されて
いる外周部分の回転移動長さが実質的に等しくなるよう
に、回転駆動する回転駆動手段を設けたことを特徴とす
るものである。
【0007】
【実施例】この発明の第1の実施例は、図1の平面図に
示す内部構造をしたものである。図1は、回転部材1と
固定部材3の間をフラットケーブル4で電気的に接続す
る装置であって、フラットケーブル4の一端が回転部材
1に係合固定され、他端が固定部材3に係合固定されて
いる。固定部材3の回りには、空間を開けて固定部材3
を取り囲んで回転環2が回転可能に配置されている。フ
ラットケーブル4は、回転環2の内部で固定部材3の回
りに所定の複数回弛めに巻回された後、回転環2の開口
部7を通って回転環2の外に出て回転環2の外周面に所
定の複数回巻回されている。さらに、フラットケーブル
4は、回転部材1の方に渡り、回転部材1の外周に所定
の複数回巻回されている。また、フラットケーブル4
は、その途中部分(例えば、開口部7の箇所)において
回転環2に係合固定されている。
【0008】5は、この発明が特徴とする回転駆動手段
の一例としてのベルトであり、回転部材1と回転環2に
またがって掛かっており、回転部材1の回転により回転
環2を回転駆動するものである。以上の各部材1、2、
3、4、5がケース6内に収納されている。
【0009】図1において、回転部材1を右回転(時計
方向)させると、フラットケーブル4が回転部材1に巻
き取られていく。その場合、フラットケーブル4自体も
引っ張られて出てくるのであるが、ベルト5が回転部材
1の回転を回転環2に伝達するため、回転環2を右向き
に回転駆動して回転環2の外周に巻かれていたフラット
ケーブル4を送り出すとともに、回転環2の右回転(す
なわち、開口部7の右方向への回転移動)により回転環
2の内部に巻回収納されているフラットケーブル4が固
定部材3の回りにおいて巻き締められる。つまり、それ
までよりも小径で多数回巻かれる。
【0010】逆に、回転部材1を左回転(反時計方向)
させると、フラットケーブル4が回転部材1から送り出
されるが、ベルト5によって回転環2が左向きに回転駆
動されるので、その送り出されたフラットケーブル4は
回転環2の外周に巻き取られる。それとともに、回転環
2の左回転(すなわち、開口部7の左方向への回転移
動)により回転環2の内部に巻回収納されているフラッ
トケーブル4が固定部材3の回りにおいて巻き弛められ
る。
【0011】同じ回転部材1の回転数(角度)N1 に対
して、回転環2の回転数(角度)N2 は、回転部材1の
ベルトが掛かっている部分の外径φ1 と回転環2のベル
トが掛かっている部分の外径φ2 との比φ1 /φ2 にほ
ぼ(滑りの分だけずれる)比例する。すなわち、N2
(φ1 /φ2 )×N1 である。したがって、フラットケ
ーブル4を巻き取る部分の外径(回転部材1のをD1
回転環2のをD2 とすると)についても、N2 =(D1
/D2 )×N1 とすれば、回転部材および回転環のそれ
ぞれフラットケーブルが巻回されている外周部分の回転
移動長さが実質的に等しくなるので、フラットケーブル
4が大きく弛むことなく、送り出しおよび巻き取りが行
われる。すなわち、φ1 /φ2 =D1 /D2 とすればよ
い。これは、ベルト5とフラットケーブル4を同じ外周
上に掛ければ、満足される。しかし、フラットケーブル
4が順次上に巻き取られる構造であると、フラットケー
ブル4の厚さ分だけD1 /D2 が変化するため、その分
ケーブルの弛みが生じる。そこで、φ1 /φ2 をD1
2 と同じに変化させればこのことは解決されるので、
図1に示すように、ベルト5をフラットケーブル4の上
から掛けて、フラットケーブル4を回転部材1および回
転環2のそれぞれの外周とベルト5との間で挟むように
すれば、ケーブルの弛みが発生しない。
【0012】しかし、ベルト駆動の安定性の面では、ベ
ルトの掛かるプリー部が独立している方が好ましく、図
2に示す第2の実施例のように、フラットケーブル4を
巻き取る部分とベルト5を掛ける部分とを分離する構造
とすることもでき、その場合図示のようにフランジ8を
設けて上下に両者の分離を確実にするのが好ましい。こ
の場合、巻き径の変化によるフラットケーブル4の弛み
が若干生じるが、巻き回数がさほど大きくない範囲で
は、その弛みは対して問題とならない。
【0013】ベルトに代えて、歯車駆動を採用すること
もでき、第3の実施例を図3に示す。この実施例では、
回転部材1および回転環2にそれぞれフラットケーブル
4を巻く部分から上下方向にずれたところに歯車部9
a、9bを設け、互いに噛み合わせてあり、フラットケ
ーブル4は両者で逆向きのS字形に巻き取られる。な
お、両歯車部の一周の歯数の比は、両者のフラットケー
ブル4が巻かれる部分の外径の比に合わせて設定し、両
者の周移動長さを実質的に一致させる。
【0014】さらに、図4に示す第4の実施例では、上
記第3の実施例の変形として、歯車部9aおよび9bの
間に遊び歯車10を設けて、回転部材1と回転環2の回
転方向を同じにし、フラットケーブル4の巻き癖の向き
を合わせることにより、フラットケーブル4の屈曲疲労
の低減を図っている。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、回転側と固定側との間を接続するフラットケーブル
の巻き取りと送り出しが安定して行われる接続装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による回転部間の電気的接続装置の
第1の実施例の内部構造を示す平面図である。
【図2】 この発明の第2の実施例の内部の断面図であ
る。
【図3】 この発明の第3の実施例の内部の平面図であ
る。
【図4】 この発明の第4の実施例の内部の平面図であ
る。
【符号の説明】
1…回転部材、2…回転環、3…固定部材、4…フラッ
トケーブル、5…ベルト、6…ケース、7…開口部、8
…フランジ、9a、9b…歯車部、10…遊び歯車

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転部材と、固定部材と、固定部材を空
    間を開けて取り囲み回転可能に設けられた回転環と、 一端が回転部材に係合固定され、回転部材に所定数回巻
    回され、回転環に所定数回巻回され、中間部において回
    転環に係合固定され、回転環と固定部材の間の空間に所
    定数回ゆとりを持って巻回され、固定部材に他端が係合
    固定されたフラットケーブルと、を備えて成る回転部間
    の電気的接続装置において、 回転部材の回転により、回転環を、回転部材および回転
    環のそれぞれフラットケーブルが巻回されている外周部
    分の回転移動長さが実質的に等しくなるように、回転駆
    動する回転駆動手段を設けたことを特徴とする接続装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の回転部間の電気的接続
    装置であって、 前記回転駆動手段が、回転部材と回転環に渡って掛けら
    れたベルトであることを特徴とする接続装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の回転部間の電気的接続
    装置であって、 前記ベルトが、フラットケーブルの上から回転部材およ
    び回転環に掛けられていて、フラットケーブルを回転部
    材および回転環のそれぞれの外周とベルトとの間で挟む
    ようにしたことを特徴とする接続装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の回転部間の電気的接続
    装置であって、 前記回転部材および回転環のそれぞれを、フラットケー
    ブルを巻回する部分とベルトを掛ける部分とが上下に分
    離された構造としたことを特徴とする接続装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の回転部間の電気的接続
    装置であって、 前記回転駆動手段が、回転部材に設けられた第1の歯車
    部と回転環に設けられた第2の歯車部を有し、歯車によ
    る回転伝達を行うものであることを特徴とする接続装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の回転部間の電気的接続
    装置であって、 前記回転駆動手段が、前記第1の歯車部と前記第2の歯
    車部との間に遊び歯車を設け、回転部材と回転環とを同
    じ向きに回転させるようにしたものであることを特徴と
    する接続装置。
JP7024374A 1995-02-13 1995-02-13 回転部間の電気的接続装置 Pending JPH08222338A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7024374A JPH08222338A (ja) 1995-02-13 1995-02-13 回転部間の電気的接続装置

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JP7024374A JPH08222338A (ja) 1995-02-13 1995-02-13 回転部間の電気的接続装置

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JPH08222338A true JPH08222338A (ja) 1996-08-30

Family

ID=12136426

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7024374A Pending JPH08222338A (ja) 1995-02-13 1995-02-13 回転部間の電気的接続装置

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JP (1) JPH08222338A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006032301B3 (de) * 2006-07-11 2008-02-07 Tyco Electronics Amp Gmbh Drehverbinder mit Wickelvorrichtung

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006032301B3 (de) * 2006-07-11 2008-02-07 Tyco Electronics Amp Gmbh Drehverbinder mit Wickelvorrichtung

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